JPS627936Y2 - - Google Patents

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JPS627936Y2
JPS627936Y2 JP1981187472U JP18747281U JPS627936Y2 JP S627936 Y2 JPS627936 Y2 JP S627936Y2 JP 1981187472 U JP1981187472 U JP 1981187472U JP 18747281 U JP18747281 U JP 18747281U JP S627936 Y2 JPS627936 Y2 JP S627936Y2
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impeller
fan
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suction
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JP1981187472U
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  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、省エネルギー、省スペース型の空気
調和装置に関するものである。
近時、店舗向エアコン等の床置形または天井吊
形空気調和装置は、省スペース化からスリム形お
よび薄形化が要望され、又、社会的背景から省エ
ネルギー化が要求されている。
従来、このような要望のもとに第1図および第
2図に図示するような構造の省スペース形の空気
調和装置が開発されている。(実開昭56−152227
号)即ち、ケーシング1′前面の吸込グリル1
1′内面に細長形の熱交換器2′を配設し、その背
後に吸込口3′,4′をそれぞれ有する渦巻ケーシ
ング5′,6′内に遠心羽根車7′,8′を配設して
なるフアン9′,10′を上下2個空気流に対して
並列的に配置して構成されている。この場合、ケ
ーシング1′が薄形のため、熱交換器2′とフアン
9′,10′とが近接することとなり、熱交換器
2′における風速分布の均一化を計るために、渦
巻ケーシング5′,6′の吸込口3′,4′を大径に
しなければならず、必然的に羽根車7′,8′の外
径D′が大きくなつて相対的にスクロールが小さ
くなつて、フアン内部損失が増加して所要動力も
大きくなり、省エネルギーの観点から好ましくな
い。又、ケーシング1′をスリム形としているた
め、その横巾B′が小さくなり、必然的に渦巻ケー
シング5′,6′の大きさも制約を受ける。
即ち、渦巻を対数螺線として表わした次式 γ=γ0en〓 ここに、γ:巻き始めの渦巻ケーシングの内
径寸法 γ:適宣位置の渦巻ケーシングの内径
寸法 n:拡大率 θ:巻き始めからの角度(ラジアン) で表わした拡大率nが1.05〜1.1となつて標準の
ものに比べて小さくなる。
第1図および第2図図示の従来例の空気調和装
置においては、吸込グリル11′および熱交換器
2′を通過した比較的上部の空気流f′1は上部のフ
アン9′の吸込口3′を通つて羽根車7′で圧力上
昇を受け、渦巻ケーシング5′を通つてプレナム
室12′に入り、90°曲がつて正面の吹出グリル
13′から室内に吹出される。一方、比較的下部
の空気流f′2は下部のフアン10′を通過して前記
と同様にプレナム室12′を経て吹出グリル1
3′から室内に吹出される。この時、渦巻ケーシ
ング5′6′の拡大率nが小さいため、通過風速が
10m/s程度と遅くなり、フアン内部流路抵抗が
大きく、フアン効率が20〜25%程度を著しく悪く
なり、しかも騒音発生も大きくなるという欠陥が
あつた。
又、フアン9′,10′の前面が熱交換器2′お
よび吸込グリル11′で構成されているため、フ
アンの騒音が熱交換器または吸込グリルを通つて
室内へ出るので、遮音効果を望むべくもなく、室
内騒音が高くなるという欠点があつた。更に、熱
交換器2′がフアン9′,10′の前面にあるた
め、羽根車7′,8′あるいはフアン電動機1
4′,15′の故障時における修理等のサービス時
に、ケーシング1′の裏板16′が普通壁面密着で
設置されていることもあつて、非常な固難を伴な
うという問題もあつた。更にまた、上下2個の羽
根車7,8′およびフアン電動機14′,15′が
必要であり、その上複雑な形状の渦巻ケーシング
5′,6′のため、コストアツプの原因となるとい
う問題もあつた。
本考案は、上記問題点に鑑み、ケーシング内に
略直線流れを呈する横流フアンを組込むことによ
り、フアン内部の曲り損失等の流路損失を低減
し、スリム薄形にマツチした省スペース、省エネ
ルギータイプの空気調和装置を提供することを目
的とするものであり、かかる目的達成のため、両
端部に吸込グリルと吹出グリルとを備えたケーシ
ング内に前記吸込グリルあるいは吹出グリルの内
方に、熱交換器を配置し且つ前記吸込グリルと吹
出グリルとの中間部位のケーシング内方にフアン
を配置して、該フアンを略直線流れを呈すべき羽
根車と、該羽根車の吐出側からみて回転方向前方
となる側面を被包して羽根車によつて形成される
渦を安定させる作用をなすフアンケーシング前板
および前記羽根車の吐出側からみて回転方向後方
となる側面を批包して羽根車から吐出される空気
流を導き且つ渦を制御する作用をなすフアンケー
シング後板とからなる横流フアンに形成した構成
を特徴とする。
以下第3図ないし第8図を参照して、本考案の
実施例にかかる空気調和装置を説明する。
第3図および第4図には、本考案の第1実施例
である床置形の空気調和装置が示されている。
この空気調和装置のケーシング1は、縦長薄形
の省スペースタイプとされており、その下部正面
および両端面の3面に吸込グリル11,11,1
1が形成される一方、上部正面に吹出グリル13
が形成されている。
前記ケーシング1内には、前記吸込グリル1
1,11,11の内方である下部に各吸込グリル
11,11,11に対面する如く“コ”の字形に
折曲げて成形した熱交換器2が配置され、且つ該
熱交換器2の上方であつて前記吹出グリル13内
方のプレナム室12下方の中間部位ケーシング内
には、ケーシング1内を下方から上方に向かう直
線流れを呈する横流フアン9が配設されている。
該横流フアン9は、ケーシング1の裏板16内
面に固着したフアン電動機14によつて駆動され
る羽根車7と、吐出側からみて該羽根車7の回転
方向前方および後方となる側面を被包するフアン
ケーシング前板17およびフアンケーシング後板
18とによつて構成されている。
前記フアンケーシング前板17および後板18
は、吸込口3および吐出口4側において共にラツ
パ状の拡がりを形成するように構成されている。
又、フアンケーシング前板17において羽根車
7外周に沿う部分における羽根車7との間の隙間
l1は、吸込口3側および吐出口4側の狭隘部位
Y1,Y2と中間の拡大部とからなるポケツト状に
形成されており、羽根車7によつて形成される渦
を安定させる作用をなす。
一方フアンケーシング後板18において羽根車
7外周に沿う部分における羽根車7との間の隙間
l2は、吸込口3側の狭隘部位Y2から吐出口4側に
かけて順次拡大するように形成されており、羽根
車7から吐出される空気流Fを導き且つ渦を制御
する作用をなす。
フアンケーシング前板17と後板18との間の
最大距離Lは羽根車7の外径Dよりも若干大きい
だけとされている。
しかして、羽根車7の径方向のケーシング1の
巾をB、羽根車7の軸心0から吐出側へ延びる中
心線gからフアンケーシング前板17および後板
18と羽根車7との間の隙間l1およびl2における
狭隘部位Y1,Y2,Y3までの角度をそれぞれθ
,θ,θとすると、第9図ないし第12図
に示すように、 0.65B<D<0.85B 0゜<θ<60゜ 90゜<θ<140゜ 90゜<θ<140゜ の範囲内に決定するのが好適である。なお、図面
中符号15は横流フアン9の前面を覆うケーシン
グ前板で、着脱自在とされている。
次に図示の空気調和装置の作用を説明する。
3面からなる吸込グリル11,11,11から
の空気流Fは、熱交換器2の正面2aおよび側面
2b,2bの3面を低速で通り、横流フアン9の
吸込口3から吸込まれて、羽根車7の吸込側翼列
7aおよび吐出側翼列7bで圧力上昇を受け、プ
レナム室12を経て90°曲がり、正面の吹出グリ
ル13から室内に吹出される。
実験によれば、ケーシング1の横巾B=500
mm、奥行d=250mmとし、外径D=400mm、軸方向
長さx=200mmの大きさの羽根車7をもつ横流フ
アン9を用いて、風量Q=19m2/min、全圧P=
4mmAgで運転した結果、フアン回転数N=600γ
pmで済み、運転音S=50dBA、フアン効率η=
40%、軸動力M=31Wであり、従来例(第1図お
よび第2図図示)のものに比べ大巾に改善され
た。
第5図および第6図には、本考案の第2実施例
が示されており、この場合、大外径、薄形の横流
フアン9を採用した天吊形の空気調和装置が示さ
れている。このケーシング1には、前後両端に吸
込グリル11および吹出グリル13が形成されて
おり、熱交換器2は吸込グリル11内方に設けら
れ、伝熱面積をかせぐため、またフアン入口部の
流れを良好にするため〕状にしており、フアン電
動機は薄形のものを横流フアンと流通空気流と平
行になる如く設置されている。
第7図および第8図には、本考案の第3実施例
が示されており、この場合、小外径の細長い円筒
状の横流フアン9を組込んだ天吊形空気調和装置
としている。
上記各実施例においては、吸込グリル11の内
方に熱交換器2を配置したものが示されている
が、吹出グリル13の内方に熱交換器2を配置す
るようにしてもよいことは勿論である。
続いて本考案の空気調和装置の効果を以下に列
記する。
即ち、本考案によれば、 (1) ケーシング1内において吸込グリル11と吹
出グリル13との中間部位のケーシング内方
に、略直線流れを呈すべき羽根車7と該羽根車
7の吐出側からみて回転方向前方となる側面を
被包して羽根車7によつて形成される渦を安定
させる作用をなすフアンケーシング前板17お
よび前記羽根車7の吐出側からみて回転方向後
方となる側面を被包して羽根車7から吐出され
る空気流を導き且つ渦を制御する作用をなすフ
アンケーシング後板18とからなる横流フアン
9を配置したので、従来例のように渦巻ケーシ
ングが必要でなくなり、フアン内部流路抵抗が
小さくなつて、フアン効率を35〜40%程度にま
で改善でき、フアン動力の低減化をも計り得
る、 (2) 横流フアン9の前面に吸込グリルが位置しな
くなり、ケーシング前板で覆われるので、遮音
効果が5dBA程度期待できることとなり、室内
騒音の低減化を計り得る、 (3) ケーシング前板を取外し自在とすることがで
き且つ横流フアン9前面に熱交換器がないの
で、正面側から、羽根車7、フアン電動機14
の故障時におけるサービスを容易に行なえる、 (4) 羽根車7およびフアン電動機14が一個です
みしかも、フアンケーシング前板17および後
板18が2次元の簡略構造となつているため、
コストダウンをも計り得る、 (5) 実施態様項2のように、羽根車7の外径Dと
羽根車7の径方向のケーシング巾Bとの関係を 0.6B<D<0.85B とし且つ前記羽根車7の軸心0から吐出側へ延
びる中心線gから、羽根車7外周とフアンケー
シング前板17および後板18との間の隙間
l1,l2において吐出側および吸込側の狭隘部位
Y1,Y2,Y3迄のそれぞれの角度θ,θ
θを、 0゜<θ<60゜ 90゜<θ<140゜ 90゜<θ<140゜ の範囲内に決定すると、第9図および第12図
のグラフに示すように運転音Sを低減せしめる
のに好適となる、 等の実用的な効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の空気調和装置の縦断面図、第2
図は第1図のG−G断面図、第3図、第5図およ
び第7図はそれぞれ本考案の第1、第2および第
3実施例の縦断面図、第4図は第3図のH−H断
面図、第6図は第5図のI−I断面図、第8図は
第7図のJ−J断面図、第9図ないし第12図は
それぞれ横流フアンにおける諸元D,θ,θ
,θの各元の変化に対する運転者Sの変化を
示すグラフである。 1……ケーシング、2……熱交換器、7……羽
根車、9……横流フアン、11……吸込グリル、
13……吹出グリル、17……フアンケーシング
前板、18……フアンケーシング後板、B……ケ
ーシング巾、D……羽根車外径、F………空気
流、g……中心線、(l1,l2)……隙間、O……軸
心、(Y1,Y2,Y3)……狭隘部位、(θ,θ
θ)……角度。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 両端部に吸込グリル11と吹出グリル13と
    を備えたケーシング1内に、前記吸込グリル1
    1あるいは吹出グリル13の内方に熱交換器2
    を配置し、且つ前記吸込グリル11と吹出グリ
    ル13との中間部位のケーシング1内方にフア
    ンを配置した空気調和装置において、前記フア
    ンを、略直線流れを呈すべき羽根車7と、該羽
    根車7の吐出側からみて回転方向前方となる側
    面を被包して羽根車7によつて形成される渦を
    安定させる作用をなすフアンケーシング前板1
    7および前記羽根車7の吐出側からみて回転方
    向後方となる側面を被包して羽根車7から吐出
    される空気流を導き且つ渦を制御する作用をな
    すフアンケーシング後板18とからなる横流フ
    アン9に形成し、該横流フアン9の羽根車7軸
    を流通空気に略直交させたことを特徴とする空
    気調和装置。 2 前記羽根車7の外径Dと羽根車7の径方向の
    ケーシング1の巾Bとの関係を 0.65B<D<0.85B とし且つ前記羽根車7の軸心0から吐出側へ延
    びる中心線gから、羽根車7外周とフアンケー
    シング前板17および後板18との間の隙間
    l1,l2において吐出側および吸込側の狭隘部位
    Y1,Y2,Y3迄のそれぞれの角度θ,θ
    θを 0゜<θ<60゜ 90゜<θ<140゜ 90゜<θ<140゜ の範囲内に決定したことを特徴とする前記実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の空気調和装
    置。
JP18747281U 1981-12-14 1981-12-14 空気調和装置 Granted JPS5891624U (ja)

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JP18747281U JPS5891624U (ja) 1981-12-14 1981-12-14 空気調和装置

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JPS5891624U JPS5891624U (ja) 1983-06-21
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JP18747281U Granted JPS5891624U (ja) 1981-12-14 1981-12-14 空気調和装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5493841A (en) * 1978-01-06 1979-07-25 Hitachi Ltd Indoor unit of room air conditiner

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JPS5493841A (en) * 1978-01-06 1979-07-25 Hitachi Ltd Indoor unit of room air conditiner

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