JPH1061564A - 螺旋状シールを利用したポンプ - Google Patents

螺旋状シールを利用したポンプ

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JPH1061564A
JPH1061564A JP8237297A JP23729796A JPH1061564A JP H1061564 A JPH1061564 A JP H1061564A JP 8237297 A JP8237297 A JP 8237297A JP 23729796 A JP23729796 A JP 23729796A JP H1061564 A JPH1061564 A JP H1061564A
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shaft
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JP8237297A
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Atsushi Imai
淳 今井
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C2/00Rotary-piston machines or pumps
    • F04C2/08Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing
    • F04C2/10Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of internal-axis type with the outer member having more teeth or tooth-equivalents, e.g. rollers, than the inner member
    • F04C2/107Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of internal-axis type with the outer member having more teeth or tooth-equivalents, e.g. rollers, than the inner member with helical teeth

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)
  • Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 螺旋状シールに軸方向への押し込み力を作用
させるだけでなく、螺旋状シールにより形成される螺旋
状の流体通路の容積を変えることにより流体の圧力を増
加できるようにして、大きな流体圧を得られるポンプを
提供する。 【解決手段】 筒部材4内に軸部材1を偏心させて挿入
し、軸部材1と筒部材4の間に螺旋状シール3を設け、
筒部材4と軸部材1との相対的な回転により、螺旋状シ
ール3の各巻線間の螺旋通路の容積を変化できるように
するとともに、螺旋状シール3で流体を軸方向に押し込
められるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筒部材内に偏心し
て挿入された軸部材の外周と筒部材の内周との間に螺旋
状シールを設け、その螺旋状シールの回転(軸部材と筒
部材の相対的な回転に基づく自転または公転を含む)に
より、螺旋状シールにより形成される螺旋通路の体積が
巻線1段ごとに密封された状態で連続的に変化し、軸方
向の一方側に流体を強制吐出するようにした螺旋状シー
ルを利用したポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】筒部材の内周に軸部材を同心状に嵌合し
て、その接合面部分に螺旋通路を形成することにより流
体エネルギの変換をさせる装置として、(1)螺旋通路
を流れる流体の圧力あるいは流量を制御するもの、
(2)筒部材と軸部材のうち螺旋通路を形成した方の部
材を、回転することにより螺旋通路中の流体を螺旋通路
の進行方向に押出させてポンプ作用をさせるもの、
(3)螺旋通路に圧力流体を流すことにより螺旋通路を
形成した方の部材を回転させてハイドロリックタービン
等の作用をさせるものがある。さらに本願発明者が先に
提案した流体エネルギの変換構造として、筒部材の内周
に軸部材を同心状に挿入して両者の接合面部分に、螺旋
溝を設けてその中に螺旋状シールを挿入させて、ポンプ
作用をさせたものが知られている。その場合、筒部材又
は軸部材を回転することにより螺旋状シールを回転さ
せ、螺旋状シールに沿って流れる流体に軸方向の押す力
を作用させて流体の圧力を増加させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術において螺旋
状シールを筒部材と軸部材との接合面間に設けて、螺旋
状シールを回転させることにより、それに沿って流れる
流体の圧力を増加させるものは、軸部材が筒部材の内周
に同心状に挿入されている。そのため流体には、螺旋状
シールの回転による軸方向への押し込み力だけが流体の
圧力増加に作用するだけであり、流体の圧力増加をより
大きくすることが困難であった。そこで本発明は、螺旋
状シールに軸方向への押し込み力を作用させるだけでな
く、螺旋状シールにより形成される螺旋状の流体通路
(螺旋溝)の容積を変えることにより流体の圧力を増加
できるようにして、大きな流体圧を得られる様にしたポ
ンプを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成した本発
明の螺旋状シールを利用したポンプは、軸方向両端が蓋
材で閉じられた円筒状の筒部材の内周内に、筒部材の内
径より少し小径の円柱状の軸部材を筒部材の中心軸に対
して偏心させて挿入するとともに、軸部材の外周に、螺
旋溝を設けてその中に螺旋状シールを挿入して、螺旋状
シールの各巻線部間に螺旋通路を形成した。そして、軸
部材を筒部材の中心軸から偏心した軸の回りに自転させ
るか、軸部材を筒部材の内周面に沿って偏心公転させる
か、筒部材を軸部材の外周面に沿って偏心公転させるこ
とにより、筒部材内に流入された流体(液体または気
体)を加圧できるようになっている。
【0005】本発明のもう1つの螺旋状シールを利用し
たポンプでは、軸方向両端が蓋材で閉じられた円筒状の
筒部材の内周内に、筒部材の内径より少し小径の円柱状
の軸部材を筒部材の中心軸に対して偏心させて挿入する
とともに、筒部材の内周に、螺旋溝を設けてその中に螺
旋状シールを挿入して、螺旋状シールの各巻き線部間に
螺旋通路を形成した。そして、筒部材をその回転軸心を
軸部材の中心と偏心させて回転させるか、軸部材を筒部
材の内周面に沿って偏心公転させるか、筒部材を軸部材
の外周面に沿って偏心公転させることにより、筒部材に
流入された流体を加圧できるようになっている。
【0006】上記の螺旋状シールを利用したポンプで
は、筒部材内に、軸部材を偏心して挿入して両者間に螺
旋状シールを設けて、螺旋状シールにより軸部材を筒部
材の内周で相対的に回転したり、軸部材または筒部材を
偏心回転(自転または公転)させることができる。この
ため、相対的に回転(自転または公転)する螺旋状シー
ルは、本願発明者が先に提案した特許第2515992
号の原理を利用して周方向の各巻線間の密封性を保持
し、また軸方向には各巻線間に発生する圧力差、または
周方向での摺動による軸方向分力により螺旋状シールが
その螺旋溝に摺接されて保持される。このように作用す
る螺旋状シールにより、流体を軸方向に押して圧力を増
加させるとともに、軸部材と筒部材管の相対的な偏心回
転(自転または公転)により、軸部材と筒部材との間に
形成される螺旋通路の容積が連続的に変化させられ、流
体の圧力をより大きく増加させることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の螺旋状シールを利用した
ポンプの第1実施例を図1により説明する。円柱状の軸
部材1の外周に螺旋溝2が設けられて、その螺旋溝2内
に弾性変形可能な螺旋状シール3が設けられる。なお、
螺旋状シール3は硬質ゴム、プラスチック、金属などで
弾性変形可能に形成され、螺旋溝2の深さは、螺旋状シ
ール3の全体が入りこめる様にし、後記するように螺旋
状シール3が偏心回転される時にその半径方向の螺旋溝
の深さ以内で、螺旋溝2から出たり入り込んだりできる
ようになっている。軸部材1は、円筒状の筒部材4の内
周にその中心軸と小間隔偏心させて挿入され、筒部材4
と軸部材1との間で螺旋状シール3の各巻線間に螺旋通
路が形成されるようになっている。筒部材4の軸方向両
端は蓋材6で閉じられており、かつ筒部材4の軸方向の
両端部に流入口7と流出口8が設けられ、軸部材1が回
転されると、流入口7から筒部材4内に流体が流入さ
れ、軸部材1の自転により流体が螺旋状シールにより軸
方向に押されるとともに、螺旋通路の容積変化により流
体が加圧されて流出口8の側に送られ、さらに流出口8
から外部に流出されるようになっている。
【0008】軸部材1の両端にそれぞれ回転軸9が取付
けられ、各回転軸9は、蓋材6の中央孔10に軸受11
a、11bを介して保持され、各回転軸9は筒部材4の
中心軸から偏心されているので、軸部材1はその偏心軸
を中心に自転される。軸部材の回転駆動装置としてはモ
ーター12が使用され、軸部材の片側に設けた回転軸9
が軸受11aを貫通してモーター12に連結されてい
る。本実施例では、一方の回転軸9のみが蓋材6から外
側に突出されるので、その突出側の軸受11aのみが密
封性を有するように構成され、他方の回転軸9は蓋材6
の内周部に設けた軸受11bにより保持されている。そ
して、軸部材が回転されたときに、一体に回転される螺
旋状シールが螺旋通路内の流体を軸方向に移動させると
ともに、螺旋通路内の容積が変化されることにより流入
口7から流出口8に移動される流体が加圧される。
【0009】次に、第2実施例の螺旋状シールを利用し
たポンプについて図2により説明する。この実施例も、
図1の場合と同様に、軸方向両端が蓋材6で閉じられた
円筒状の筒部材4の中に、円柱状の軸部材1が筒部材4
の中心軸に偏心させて挿入されている。また、軸部材1
の外周に螺旋溝2が形成され、その中に螺旋状シール3
が設けられ、その各巻線間に螺旋通路が形成されてい
る。さらに筒部材4の軸方向の両端部に、流体の流入口
7と流出口8が設けられて、流入口7から螺旋通路を介
して流出口に流体が流れるようになっている。
【0010】そして、軸部材1の軸方向両端に偏心カム
継手21が取付けられ、その偏心カム継手21に回転軸
9が挿入され、一方の回転軸9は筒部材4の蓋材6を貫
通してモーター12に連結され、他方の回転軸9は蓋材
6の孔に軸受11bを介して支持されている。偏心カム
継手21は、図2(b)に示すように筒体21aに設け
た偏心孔内に軸受21bが設けられ、その軸受内に回転
軸9が挿入され、回転軸9が回転されたときに偏心カム
を取付けた軸部材1が自転することなく筒部材4の内周
面に沿って公転するようになっている。なお、モーター
12に連結される回転軸9は、密封性を有する軸受23
を介して蓋材6に保持されている。上記のように構成さ
れたポンプでは、モーター12により回転軸9が回転さ
れると、偏心カム継手21により軸部材1が偏心回転
(公転)され、それにより一体に回転される螺旋状シー
ル3に流体が軸方向に押されるとともに、螺旋通路の容
積変化により流体が加圧される。
【0011】次に、第3実施例の螺旋状シールを利用し
たポンプについて図3により説明する。この実施例も、
図1の場合と同様に、軸方向両端が蓋材6で閉じられた
円筒状の筒部材4の中に、円柱状の軸部材1が筒部材4
の中心軸と偏心させて挿入されている。また、軸部材1
の外周に螺旋溝2が形成され、その中に螺旋状シール3
が設けられ、その各巻線間に螺旋通路が形成されてい
る。
【0012】そして、軸部材1の軸方向両端に支軸31
が取付けられ、各支軸31は筒部材4の蓋材6を貫通し
て外側に突出され固定支持されるようになっている。支
軸31が蓋材6を貫通する孔部分には、図3(b)に示
す偏心カム軸受32が設けられ、その偏心カム軸受32
は筒体32aの偏心孔内に軸受32bを設けてその軸受
を支軸31が貫通させられ、その偏心カム軸受32の部
分は密封状に構成されている。
【0013】また筒部材4の外周に偏心カム34軸受が
設けられ、その偏心カム軸受34は前記の支軸31を保
持する偏心カム軸受32と同一の偏心状態に形成されて
いる。そして、偏心カム軸受34の外周リング34aの
外周に歯溝35が設けられ、その歯溝35にモーター1
2に駆動される歯車36が噛み合わされて、筒部材4が
その内周を軸部材の外周面に沿わせて偏心公転できるよ
うになっている。また外周リング34a内の偏心孔部に
軸受34bを設け、その内周部を筒部材4の外周に連結
させて筒部材4を偏心公転できるようにしている。この
実施例では、筒部材4が偏心公転するので、各支軸31
に蓋材6を挟んだ両側を連通する流入路7aと流出路8
aが設けられ、流入路7aから螺旋通路を介して流出路
8aに流体が流れるようになっている。上記のように構
成されたポンプでは、モーター12により筒部材4が軸
部材1の外周を偏心公転し、その偏心公転により相対的
に軸部材1が公転されることになるので、前記実施例と
同様に螺旋状シール3により流体が軸方向に押されると
ともに、螺旋通路の容積変化により流体が加圧される。
【0014】次に、第4実施例の螺旋状シールを利用し
たポンプについ図4により説明するる。この実施例で
は、軸方向両端が蓋材6で閉じられた円筒状の筒部材4
の内周に、円柱状の軸部材1が筒部材4の中心軸に対し
て偏心させて挿入されている。そして筒部材4の内周に
螺旋溝2が設けられ、その中に螺旋状シール3が設けら
れて、螺旋状シール3の各巻線間に螺旋通路が形成され
ている。
【0015】軸部材1の軸方向両端に軸部材1の中心軸
から偏心させて支軸31が設けられ、各支軸31は筒部
材4の蓋材6の中心孔41を貫通して外側部分が固定さ
れるようになっている。なお、蓋材6の中心孔41内に
は密封性を有する軸受42が設けられ筒部材4が回転可
能に保持されており、筒部材4が支軸31を中心に回転
されるようになっている。また筒部材4を回転させるた
め、筒部材4の外周に歯溝43が設けられ、歯溝43
に、モーター12に駆動される歯車44が噛み合わされ
ている。さらに各支軸31に、蓋材6を挟んだ両側を連
通する流入路7aと流出路8aが設けられ、流入路7a
から螺旋通路を介して流出路8aに流体が流れるように
なっている。上記のように構成されたポンプでは、モー
ター12により筒部材4が支軸31の回りに回転され、
その回転により螺旋状シールが軸部材1の回りを偏心自
転されることになるので、前記実施例と同様に螺旋状シ
ール3に流体が軸方向に押されるとともに、螺旋通路の
容積変化により流体が加圧される。
【0016】次に、第5実施例の螺旋状シールを利用し
たポンプについて図5により説明する。この実施例も図
4と同様に、軸方向両端が蓋材6で閉じられた円筒状の
筒部材4の内周に、円柱状の軸部材1が筒部材4の中心
軸に対して偏心させて挿入されている。そして筒部材4
の内周に螺旋溝2が設けられ、その中に螺旋状シール3
が設けられて、螺旋状シール3の各巻線間に螺旋通路が
形成されている。軸部材1の軸方向両端に図2と同様の
偏心カム継手21が取付けられ、偏心カム継手21を構
成する筒体21aの偏心孔内に軸受21bを介して回転
軸9が挿入され、一方の回転軸9は筒部材4の蓋材6を
貫通してモーター12に連結され、他方の回転軸9は蓋
材6に設けた孔に軸受11bを介して保持され、回転軸
9が回転されるときに偏心カム継手21により軸部材1
は自転することなく筒部材4の内周面に沿う様に偏心公
転する。なお、モーター12への連結側の回転軸9は蓋
材6に密封性を有する軸受23を介して保持される。ま
た筒部材4の軸方向両端に、流入口7と流出口8とが設
けられ、流入口7から螺旋通路を介して流出口8に流体
が流れるようになっている。上記のように構成されたポ
ンプでは、モーター12により回転軸9が回転される
と、偏心カム継手21により軸部材1が偏心公転され、
それにより相対的に回転される螺旋状シール3に流体が
軸方向に押されるとともに、螺旋通路の容積変化により
流体が加圧される。
【0017】次に、第6実施例の螺旋状シールを利用し
たポンプについて図6により説明する。この実施例も、
軸方向両端が蓋材6で閉じられた円筒状の筒部材4の内
周に、円柱状の軸部材1が筒部材4の中心軸に対して偏
心させて挿入されている。そして筒部材4の内周に螺旋
溝2が設けられ、その中に螺旋状シール3が設けられ
て、螺旋状シールの各巻線間に螺旋通路が形成されてい
る。軸部材1の軸方向両端に支軸31が設けられ、各支
軸31は筒部材4の蓋材6の中心孔61を貫通して外側
部分が固定されるようになっている。なお、各支軸31
は、蓋材6の中心孔61内に密封性を有する図3と同様
の偏心カム軸受32を介して筒部材の蓋材6を保持して
いる。
【0018】また筒部材4を回転させるため、筒部材4
の外周に図3と同様の偏心カム軸受34が設けられると
ともに、偏心カム軸受34の筒体34aの外周に歯溝3
5が設けられ、その歯溝35に、モーター12に駆動さ
れる歯車36が噛み合わされている。なお、偏心カム軸
受34は支軸31を保持する偏心カム軸受32と同一の
偏心状態とされ、筒部材4が軸部材1の外周に沿って偏
心回転されるようになっている。さらに各支軸31に、
蓋材6を挟んだ両側を連通する流入路7aと流出路8a
が設けられ、流入路7aから螺旋通路を介して流出路8
aに流体が流れるようになっている。上記のように構成
されたポンプでは、モーター12により筒部材4が軸部
材1の回りに偏心公転され、その回転により螺旋状シー
ル3が偏心公転されることになるので、それと一体に回
転される螺旋状シール3に流体が軸方向に押されるとと
もに、螺旋通路の容積変化により流体が加圧される。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、筒部材の内周に軸部材
を偏心させて挿入し、それらの内外周の間に螺旋状シー
ルを設けて、螺旋状シールを相対的に偏心回転(自転ま
たは公転)させるので、螺旋状シールに沿って流れる流
体を軸方向に押すとともに、螺旋状シールの各巻き線部
間で形成される流体通路の容積を連続的に変化させるの
で、流体をより大きく加圧することができる。また、軸
部材や筒部材は偏心回転(自転または公転)されるだけ
であるので、ピストンポンプ、ベーンポンプ、ギアポン
プ等の断続的加圧方式と比べ、その駆動時の騒音はほと
んどなく静かなものとなる。前記の実施例1、2、5で
は、軸部材の片側の回転軸をモーターで回転させたが、
両側の回転軸を同期して回転させることも可能である。
また偏心カム継手や偏心カム軸受の代わりに、同様の機
能を有する遊星歯車機構の継手や軸受を適用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の横断面図である。
【図2】本発明の第2実施例の横断面図(a)と、偏心
カムの断面図(b)である。
【図3】本発明の第3実施例の横断面図(a)と、偏心
カムの断面図(b)である。
【図4】本発明の第4実施例の横断面図である。
【図5】本発明の第5実施例の横断面図である。
【図6】本発明の第6実施例の横断面図である。
【符号の説明】
1 軸部材 2 螺旋溝 3 螺旋状シール 4 筒部材 21 偏心カム継手 32 偏心カム軸受 34 偏心カム軸受
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 596169439 越智 雅文 埼玉県鴻巣市大間2丁目11番105号 (74)上記4名の代理人 弁理士 筒井 大和 (72)発明者 今井 淳 埼玉県朝霞市宮戸1丁目1番24号

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向両端が蓋材で閉じられた円筒状の
    筒部材の内周内に、筒部材の内径より少し小径の円柱状
    の軸部材を筒部材の中心軸に対して偏心させて挿入する
    とともに、軸部材の外周に、螺旋溝を設けてその中に螺
    旋状シールを挿入して、螺旋状シールの各巻き線部間に
    螺旋通路を形成し、軸部材の軸方向端部に回転軸を連結
    して筒部材の蓋材に回転可能に保持し、少なくとも一方
    の回転軸を筒部材の蓋材を密封状に貫通させて回転駆動
    装置に連結できるように構成し、筒部材の軸方向両端に
    流体の流入口と流出口とを設けて、筒部材内に流入され
    た流体が、軸部材の自転による螺旋状シールの自転によ
    り加圧されることを特徴とする螺旋状シールを利用した
    ポンプ。
  2. 【請求項2】 軸方向両端が蓋材で閉じられた円筒状の
    筒部材の内周内に、筒部材の内径より少し小径の円柱状
    の軸部材を筒部材の中心軸に対して偏心させて挿入する
    とともに、軸部材の外周に、螺旋溝を設けてその中に螺
    旋状シールを挿入して、螺旋状シールの各巻き線部間に
    螺旋通路を形成し、軸部材の軸方向両端に偏心継手を介
    して回転軸を連結して両回転軸を筒部材の蓋材に保持
    し、少なくとも一方の回転軸を筒部材の蓋材を密封状に
    貫通させて回転駆動装置に連結することにより軸部材が
    筒部材内周に沿って偏心公転できるように構成し、筒部
    材の軸方向両端に流体の流入口と流出口を設けて、筒部
    材内に流入された流体が、軸部材の偏心公転による螺旋
    状シールの公転により加圧されることを特徴とする螺旋
    状シールを利用したポンプ。
  3. 【請求項3】 軸方向両端が蓋材で閉じられた円筒状の
    筒部材の内周内に、筒部材の内径より少し小径の円柱状
    の軸部材を筒部材の中心軸に対して偏心させて挿入する
    とともに、軸部材の外周に、螺旋溝を設けてその中に螺
    旋状シールを挿入して、螺旋状シールの各巻き線部間に
    螺旋通路を形成し、軸部材の軸方向両端に支軸を連結す
    るとともに、各支軸を偏心軸受を介して筒部材の蓋材の
    貫通孔に密封状に保持させ、筒部材を偏心軸受を介して
    回転駆動装置により偏心回転できるように構成し、軸部
    材両端の支軸にそれぞれ筒部材の蓋材を挟んだ両側を連
    通させる流体の流入路と流出路を設けて、筒部材内に流
    入された流体が、筒部材の偏心公転により加圧されるこ
    とを特徴とする螺旋状シールを利用したポンプ。
  4. 【請求項4】 軸方向両端が蓋材で閉じられた円筒状の
    筒部材の内周内に、筒部材の内径より少し小径の円柱状
    の軸部材を筒部材の中心軸に対して偏心させて挿入する
    とともに、筒部材の内周に、螺旋溝を設けてその中に螺
    旋状シールを挿入して、螺旋状シールの各巻き線部間に
    螺旋通路を形成し、軸部材の軸方向両端に支軸を連結す
    るとともに、各支軸を筒部材の蓋材に回転可能に保持す
    るとともにその蓋材から密封状に突出させ、筒部材を回
    転駆動装置により前記支軸を中心に回転できるように構
    成し、軸部材両端の支軸にそれぞれ筒部材の蓋材を挟ん
    だ両側を連通させる流体の流入路と流出路を設けて、筒
    部材内に流入された流体が、筒部材の回転により加圧さ
    れることを特徴とする螺旋状シールを利用したポンプ。
  5. 【請求項5】 軸方向両端が蓋材で閉じられた円筒状の
    筒部材の内周内に、筒部材の内径より少し小径の円柱状
    の軸部材を筒部材の中心軸に対して偏心させて挿入する
    とともに、筒部材の内周に、螺旋溝を設けてその中に螺
    旋状シールを挿入して、螺旋状シールの各巻き線部間に
    螺旋通路を形成し、軸部材の軸方向両端を偏心継手を介
    して回転軸に連結するとともに、各回転軸を筒部材の蓋
    材に回転可能に保持し、少なくとも一方の回転軸を蓋材
    から密封状に突出させて回転駆動装置により軸部材を偏
    心公転できるように構成し、筒部材の軸方向両端に流体
    の流入口と流出口を設けて、筒部材内に流入された流体
    が、軸部材の偏心公転により加圧されることを特徴とす
    る螺旋状シールを利用したポンプ。
  6. 【請求項6】 軸方向両端が蓋材で閉じられた円筒状の
    筒部材の内周内に、筒部材の内径より少し小径の円柱状
    の軸部材を筒部材の中心軸に対して偏心させて挿入する
    とともに、筒部材の内周に、螺旋溝を設けてその中に螺
    旋状シールを挿入して、螺旋状シールの各巻き線部間に
    螺旋通路を形成し、軸部材の両端に支軸を連結して各支
    軸により偏心軸受を介して筒部材の蓋材を保持し、筒部
    材を偏心軸受を介して回転駆動装置により偏心公転でき
    るように構成し、軸部材両端の支軸にそれぞれ筒部材の
    蓋材を挟んだ両側を連通させる流体の流入路と流出路と
    を設け、筒部材内に流入された流体が、筒部材の偏心公
    転により加圧されることを特徴とする螺旋状シールを利
    用したポンプ。
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