JPH1061119A - 温室の屋根などの取付構造および取付方法 - Google Patents

温室の屋根などの取付構造および取付方法

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JPH1061119A
JPH1061119A JP8231523A JP23152396A JPH1061119A JP H1061119 A JPH1061119 A JP H1061119A JP 8231523 A JP8231523 A JP 8231523A JP 23152396 A JP23152396 A JP 23152396A JP H1061119 A JPH1061119 A JP H1061119A
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の透光板取り付け構造の利点を損なうこ
となく、大型のガラス板を用いる温室の屋根などの施工
現場で要する作業時間を短縮する。 【解決手段】 互いに平行に配置される長尺材からなる
一対の垂木7と、その一対の垂木7同士を所定の間隔を
あけて連結する複数本の母屋材8とからなる枠体6と、
その枠体6におけるそれぞれの格子部分に取り付けられ
る透光板9と、隣接する枠体6の垂木7同士を締結する
手段と、隣接する枠体6の垂木同士の隙間を覆うよう
に、2本の垂木7に跨って締結され、同時にそれぞれの
枠体6のガラス板9を枠体6の上面に挟み付ける垂木キ
ャップ11とからなる温室Aなどの屋根構造4。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は温室の屋根などの取
付構造および取付方法に関する。さらに詳しくは、温室
の屋根や壁の構造材に、ガラスなどの透光板を取り付け
る構造および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の温室の屋根のガラス板は、瓦と同
じように、下側のガラス板の上端の上に上側のガラス板
の下端を重ねるようにしている。しかし風が強い場合に
ガラス板が煽られるので、ガラス一枚の大きさを大きく
することができない。そこで本出願人は、上下のガラス
板同士を重ねずに、母屋材と垂木とでガラス板の周囲を
囲んで固定する屋根構造によりガラス板を大型化するこ
とを提案している(特開平7−99843号公報など参
照)。
【0003】その構造では、たとえば図7に示すよう
に、H形鋼などからなる柱101や傾斜梁102で基本
的な骨組みを組み立て、それらの複数本の傾斜梁102
の上に水平方向に母屋材(継ぎ材)103を渡し掛け
る。さらに母屋材103を押さえるように垂木104を
傾斜梁102に固定する。ガラス板105は母屋材10
3や垂木104の上に乗せて垂木キャップで押さえた
り、母屋材103に形成した溝に嵌合させることによ
り、母屋材103と垂木104で構成される矩形状の枠
に取り付ける。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記本出願人が提案し
た構造は、ガラス板105の周囲を囲むように固定する
ので、ガラス板105の保持強度が高く、そのため1枚
のガラス板を大きくすることができる。それによって施
工工事の期間を従来のものに比してかなり短縮すること
ができる。しかしその場合でも、母屋材103や垂木1
04を1本ずつ傾斜梁102などの上に順次固定してい
くので、現場での作業時間がかなりかかり、雨が降った
場合の工事の遅れが問題になる。
【0005】本発明は、前記の構造の利点を損なうこと
なく、あらかじめ工場などで製作しておく部分をできる
だけ多くし、それにより施工現場での組み立て作業に要
する時間を短縮することができる、大型のガラス板を用
いる温室の屋根などの取付構造および取付方法を提供す
ることを技術課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の温室の屋根など
の取付構造の基本構成は、(a)互いに平行に配置され
る長尺材からなる一対の垂木と、その一対の垂木同士を
所定の間隔をあけて連結する複数本の母屋材とから、枠
状ないし梯子状に形成される枠体と、(b)上記の枠体
における垂木と母屋材からなるそれぞれの区画に取り付
けられる透光板と、(c)隣接する垂木同士を締結する
手段と、(d)隣接する枠体の垂木同士の隙間を覆うよ
うに、2本の垂木に跨って締結され、同時にそれぞれの
枠体の透光板を枠体の上面に挟み付ける垂木キャップと
からなることを特徴としている。
【0007】上記の取り付け構造においては、前記一対
の垂木を互いに開口部同士が向き合うように配置される
溝形鋼とし、前記母屋材を開口部が上側を向くように配
置される溝形鋼とし、さらに母屋材および垂木の内部空
間同士が樋を形成するように互いに連続させるのが好ま
しい。また垂木および母屋材を軽量リップ付き溝型鋼と
する場合は、垂木のリップ部を、母屋材との接続部で内
部空間同士が連続するように切り欠くのが好ましい。
【0008】さらに前記枠体は、屋根の左右の勾配部分
を一体にした、屋根型の枠体とするのが一層好ましい。
なお枠体の垂木は、傾斜梁を兼ねるものとするのが好ま
しい。しかしあらかじめ柱材の上に設けたH型鋼などの
梁材の上に重ねて取り付けるものであってもよく、その
場合はたとえば軽量溝型鋼などで構成することができ
る。
【0009】本発明の温室の屋根などの取り付け方法
は、(a)あらかじめ、互いに平行に配置される長尺材
からなる一対の垂木と、その一対の垂木同士を所定の間
隔をあけて連結する複数本の母屋材とから、所望個数の
枠状ないし梯子状の枠体を形成し、さらにそれぞれの枠
体における垂木と母屋材からなるそれぞれの区画に透光
板を取り付けておき、(b)地面に複数本の柱材を立設
し、(c)それらの柱材の上に、前記透光板を取り付け
た枠体を乗せて柱材に締結し、(d)つぎの枠体を柱材
の上に載せて締結すると共に、隣接する枠体と締結し、
(e)さらに垂木キャップを、隣接する枠体の垂木同士
および透光板同士の隙間を覆うように配置し、枠体の上
面に透光板を挟み付けた状態で締結する、ことを特徴と
している。
【0010】このような取り付け方法においても、前記
枠体は、屋根の左右の勾配部分を一体にした、屋根型の
枠体とするのが一層好ましい。また枠体の垂木は、傾斜
梁を兼ねるものとするのが好ましいが、梁材の上に重ね
て取り付けるものであってもよい。その場合はたとえば
柱材の上にH形鋼などからなる梁材を柱材の上に設けて
おき、その上に軽量溝型鋼などで構成した枠体を取り付
ける。
【0011】
【作用】本発明の構造は、従来の垂木の縦半分に相当す
る一対の垂木と、それらを連結する母屋材とからあらか
じめ枠状に形成した枠体を用いる。そのため柱(あるい
は梁)を組み立てた後は、あらかじめ工場などで形成し
た枠体をクレーンなどで順次柱材の上に配列し、枠体を
柱に対して締結し、枠体同士を締結するだけで格子状の
骨組みが得られる。なおガラス板はあらかじめ取り付け
ておくことができるが、場合により後で取り付けるよう
にしてもよい。このように本発明の構造は、従来の構造
に比して施工現場での工事に要する時間を大幅に短縮す
ることができる。
【0012】上記の溝形鋼から構成した枠体を用いる構
造は、軽量になるので、施工工事が容易で、しかも施工
後の全体の強度が高い。さらに母屋材と垂木でいわば樋
を形成することができるので、温室内の水蒸気が凝結し
て透光板に付着しても、母屋材および垂木の内部空間を
伝わって下方に流れる。それにより、作物などに水滴が
かからない。また垂木および母屋材を軽量リップ付き溝
型鋼とする場合は、垂木のリップ部を母屋材との接続部
で、内部空間同士が連続するように切り欠くことによ
り、同様の樋の作用を得ることができる。
【0013】また枠体として屋根の左右の勾配部分を一
体にした屋根型の枠体を用いる場合は、一層施工工事時
間を短縮化することができ、しかもクレーンで吊るとき
に安定しやすい。本発明の温室の屋根などの取付方法に
よれば、施工工事の期間を大幅に短縮することができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】つぎに図面を参照しながら本発明
の構造および方法の好ましい実施の形態を説明する。図
1は本発明の構造の一実施形態を示す組み立て途中の概
略斜視図、図2は図1の構造の要部拡大斜視図、図3は
図1の構造における枠体を示す拡大横断面図、図4は図
3のIV-IV 線断面図、図5は本発明の構造の他の実施形
態を示す組み立て途中の要部拡大斜視図、図6は図5の
構造の組み立て後の状態を示す断面図である。
【0015】図1は本発明の構造を温室の屋根に適用し
た実施形態を示している。図1に示す温室Aは、地面に
立てられた複数本の柱材1および筋交い2からなる壁構
造3と、その壁構造3の上端に被せられる屋根構造4と
から構成されている。柱材1同士は筋交い2で互いに連
結するほか、柱材1の上端同士を想像線で示す水平の梁
5などで連結してもよい。
【0016】前記屋根構造4は、柱材1のスパンSを1
区画とする枠体6を順に柱材1の上端に固定したもので
あり、図1ではもっとも手前の枠体6を取り付ける前の
状態で示している。枠体6はそれぞれ両側に勾配を有す
るように中央で折れ曲がる前後一対の垂木7と、それら
の垂木7同士を連結する複数本の母屋材8とからなる。
したがって片方の勾配部で見れば、垂木7と母屋材8と
が格子状ないし梯子状に構成されている。
【0017】なおこの実施形態では垂木7は傾斜梁を兼
ねた大型のものを採用している。垂木7の上端の合掌部
は溶接またはボルトなどで結合されており、左右の下端
は、たとえば柱材1に設けたガセット(図示していな
い)などで柱材1に連結され、全体としてラーメン構造
になるようにしている。そして垂木7および母屋材8に
より区画されるそれぞれの格子には、1枚ずつガラス板
9が取り付けられる。上下のガラス板9、9の間および
左右のガラス板9、9の間には、それぞれガラス取り付
け部材10および 垂木キャップ11が介在される。図
1の符号12は合掌部を覆う棟覆いである。
【0018】図2は枠体6の垂木7と母屋材8の連結部
および垂木キャップ11を拡大して示している。なお垂
木7は隣接する枠体の垂木7aと、ボルト13とナット
14とで締結した状態で示している。この実施形態で
は、垂木7は内側に開口部を向けた溝形鋼によって構成
しており、母屋材8は開口部を上側に向けたリップ付き
の軽量溝形鋼から構成している。それによりガラス板9
の裏面に凝結して付着した水分が母屋材8の内部を伝わ
り落ちるので、作物に水分がかからない。すなわち母屋
材8は樋の役割を果たす。ただし垂木7や母屋材8は、
図1の溝形鋼のほか、角パイプ、アングル材、アルミの
異形押し出し品など、種々のものを採用することができ
る。
【0019】本実施形態では、垂木7の内側には、アン
グル材から形成した支持部材15を溶接により固着して
おり、それにより母屋材8の端部を支持し、ボルト16
およびナット(図4の符号17)で固定している。母屋
材8の端部の上面側は、垂木7の上板との干渉を避ける
ように切り欠き18を形成しており、それにより母屋材
8の上面と垂木7の上面とを同じ高さに合わせている。
【0020】図3に詳細に示すように、左右の垂木7の
上面にはゴムシート19を敷いており、その上にガラス
板9の端縁を乗せている。ガラス板9の上にはパッキン
20を乗せ、その上から垂木キャップ11で押さえてい
る。ゴムシート19およびパッキン20は、ガラス板9
を保護すると共に、雨水などをシールするためのもので
ある。前記垂木キャップ11は互いに隣接する枠体の垂
木7、7aを跨ぐように取り付け、両方のガラス板9を
押さえている。それにより垂木7、7aの隙間に雨水な
どが入り込まないようにしている。
【0021】垂木キャップ11は天板21と、その下面
から突出する2本の脚部22とを備え、各脚部22には
ボルト23またはナット24を通して係合する係合溝な
いしTスロット25が形成されている。なお図3の垂木
の下板の上には、ガラス板9の内面に凝結し、母屋材8
などを伝って流れてくる水を下方に流し通すための樋2
6が設けられている。左右に隣接する枠体6、6aのガ
ラス板9同士は、垂木キャップ11の2本の脚部22の
外側の面で左右方向の動きをある程度遊びがあるように
拘束している。
【0022】図4は上下のガラス板9の間に介在するガ
ラス取り付け部材10を詳細に示している。ガラス取り
付け部材10は、母屋材8の上面に取り付けられるベー
ス部31と、そのベース部31の端部から立ち上がる立
ち上がり部32と、その立ち上がり部32の上端からベ
ース部31とは反対の側に延びるガラス押さえ部33と
から構成されている。さらにこの実施形態では、ベース
部31の先端近辺に、母屋材8と係合する樋部34が一
体に設けられている。樋部34はベース部31の自由端
からいくらか離れた位置から下向きに延び、さらに先端
側に延び、その先端からいくらか立ち上がる略コ字状の
形態を備えている。
【0023】前記の垂木キャップ11およびガラス取り
付け部材10は、それぞれ外表面に出るので、耐候性お
よび耐久性を備えた材料から形成するのが好ましく、た
とえばアルミニウムの押し出し成型品により一体に成形
したものが好ましい。なお養豚などの畜舎に用いる場合
は、ステンレス板などの耐腐食性が高い材料から形成す
るのが好ましい。その場合はたとえばステンレス板を折
り曲げて溶接するなどにより製造することができる。た
だし本発明における垂木キャップ11やガラス取り付け
部材10はそれらに限定されるものではない。
【0024】図4に示すように、ガラス取り付け部材1
0はネジ35によって母屋材8に締結する。ネジ35は
先端に錐を備え、下穴をあけながらネジを切っていくこ
とができるいわゆるテックスビスないしタッピングスク
リューなどが好ましい。ネジ35の頭部はゴムブロック
36などで覆っており、そのゴムブロック36で上側の
ガラス板9の下端を受けとめている。さらにガラス板9
と立ち上がり部32の間の空所は、シリコーン樹脂系の
シーラント37を充填してゴムブロック36を埋設し、
水漏れを防ぐと共に、ガラス板9を保護するのが好まし
い。なお上側のガラス板9の下面とベース部31との間
には、スポンジ状の発泡樹脂シート38を介在させるの
が好ましい。またガラス押さえ部33の先端部と下側の
ガラス板9との間にもシリコーン樹脂系のシーラント3
9が充填されている。
【0025】上記の枠体にガラス板9を取り付けるの
は、通常は枠体6を柱材1の上端に乗せる前である。す
なわち枠体6に対し、下端の母屋材8にガラス取り付け
部材10を取り付け、その上に最も下側のガラス板9を
乗せる。ついでそのガラス板9の上端をつぎのガラス取
り付け部材10で一段上の母屋材8に止める。このよう
にして各格子の部分に下側からガラス板9を順次乗せ、
つぎつぎとガラス取り付け部材10で止めていく。そし
て最上端のガラス板9の上端をガラス取り付け部材10
で母屋材8に取り付ける。
【0026】この状態ではガラス板9の側縁は押さえら
れていないが、シーラント37などで固定することによ
り、安定させることができ、それにより一時的に枠体6
を搬送したりクレーンで持ち上げても問題はない。そし
てこの状態で図1のように屋根の上側から枠体の4隅を
柱材1の上に取り付け、固定する。ついで隣接する垂木
7同士の上面に垂木キャップ11を被せ、ガラス板9の
側縁を垂木7の上面に止めながら枠体6同士を連結すれ
ばよい。
【0027】枠体6を組み立てたり、それにガラス板9
を取り付けたりするのは、通常は工場で行う。しかし施
工現場の地上で組み立て、その後、クレーンでつり上げ
るようにしても、施工工事がかなり簡単になる。なお通
常は、ガラス板9は枠体6を屋根に組み込む前に枠体6
に取り付けるが、場合により、枠体6を柱材1の上に載
せてからガラス板9を取り付けるようにしてもよい。
【0028】前記実施形態では垂木7として傾斜梁を兼
ねる大型のものを用いているが、図5および図6に示す
屋根構造Bのように、屋根の基本骨格となる傾斜梁40
は従来と同じものを採用し、その上に母屋材8と同じ軽
量溝形鋼からなる垂木7を重ねてボルト41およびナッ
ト42で締結するようにしてもよい。このものは枠体6
の全体が軽量になる。母屋材8はたとえばL字状の接続
プレート43などで垂木7の側面に連結すればよく、他
の部分は図2の構造と実質的に同じである。
【0029】垂木7としてリップ付きの軽量溝形鋼を採
用する場合は、母屋材8の接続部において垂木7のリッ
プ部に切り欠き部44を形成し、母屋材8内部空間と垂
木7の内部空間とを連続させるのが好ましい。それによ
り母屋材8の内部を伝わって流れる水がスムーズに垂木
内に流れ込み、樋の作用が奏される。
【0030】図1の実施形態では、左右の屋根勾配の部
分をあらかじめ連結したものを採用しているが、たとえ
ば片側の勾配部分の枠体をユニット化してあらかじめ生
産しておき、クレーンで吊り上げる前に左右の勾配部分
をボルトないしガセットなどで連結してもよい。また左
右の勾配部分をそれぞれ別個にクレーンで吊って屋根に
組み込むようにしてもよい。図5〜6に示す実施形態の
場合は、あらかじめ傾斜梁40が組まれているので、上
記のいずれの工法を用いるばあいでも容易に施工でき
る。
【0031】以上、本発明の構造を屋根構造に適用した
場合を示したが、図1の壁構造3などについても同じよ
うに採用することができる。その場合もあらかじめ工場
などで枠体を生産しておき、施工現場ではパネル状の枠
体を柱材1に組み付けるだけでよいので、作業効率が著
しく向上する。また温室のほか、前述のように畜舎、そ
の他の建造物にも適用することができる。本発明におけ
る透光板は通常はガラスであるが、透明ないし半透明の
合成樹脂板なども採用することができ、同じ作用効果を
奏する。
【0032】
【発明の効果】本発明の温室の屋根などの取り付け構造
は、あらかじめ垂木および母屋材を枠体に組み立ててい
るので、クレーンなどで全体を吊り上げるだけで大型の
ガラス板を用いる温室の屋根などを容易に組み立てるこ
とができる。それにより施工現場での組み立て作業に要
する時間を短縮することができる。本発明の温室の屋根
などの取り付け方法は、枠体にあらかじめガラス板を取
り付けておくので、一層現場での施工工事が容易にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構造の一実施形態を示す組み立て途
中の概略斜視図である。
【図2】 図1の構造の要部拡大斜視図である。
【図3】 図1の構造における枠体を示す拡大横断面図
である。
【図4】 図3のIV-IV 線断面図である。
【図5】 本発明の構造の他の実施形態を示す組み立て
途中の要部拡大斜視図である。
【図6】 図5の構造の組み立て後の状態を示す断面図
である。
【図7】 従来の構造の一例を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
A 温室 1 柱材 3 壁構造 4 屋根構造 6 枠体 7 垂木 8 母屋材 9 ガラス板 10 ガラス取り付け部材 11 垂木キャップ B 屋根構造 40 傾斜梁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温室の屋根や壁にガラスなどの透光板を
    取り付ける構造であって、(a)互いに平行に配置され
    る長尺材からなる一対の垂木と、その一対の垂木同士を
    所定の間隔をあけて連結する複数本の母屋材とから、枠
    状ないし梯子状に形成される枠体と、(b)上記の枠体
    における垂木と母屋材からなるそれぞれの区画に取り付
    けられる透光板と、(c)隣接する垂木同士を締結する
    手段と、(d)隣接する枠体の垂木同士の隙間を覆うよ
    うに、2本の垂木に跨って締結され、同時にそれぞれの
    枠体の透光板を枠体の上面に挟み付ける垂木キャップと
    からなる温室の屋根などの取付構造。
  2. 【請求項2】 前記枠体が、屋根の左右の勾配部分を一
    体にしたものである請求項1記載の温室の屋根などの取
    り付け構造。
  3. 【請求項3】 温室の屋根にガラスなどの透光板を取り
    付ける方法であって、(a)あらかじめ、互いに平行に
    配置される長尺材からなる一対の垂木と、その一対の垂
    木同士を所定の間隔をあけて連結する複数本の母屋材と
    から、所望個数の枠状ないし梯子状の枠体を形成し、さ
    らにそれぞれの枠体における垂木と母屋材からなるそれ
    ぞれの区画に透光板を取り付けておき、(b)地面に複
    数本の柱材を立設し、(c)それらの柱材の上に、前記
    透光板を取り付けた枠体を乗せて柱材に締結し、(d)
    つぎの枠体を柱材の上に載せて締結すると共に、隣接す
    る枠体と締結し、(e)さらに垂木キャップを、隣接す
    る枠体の垂木同士および透光板同士の隙間を覆うように
    配置し、枠体の上面に透光板を挟み付けた状態で締結す
    る、温室の屋根などの取付方法。
  4. 【請求項4】 前記枠体が、屋根の左右の勾配部分を一
    体にしたものである請求項3記載の温室の屋根などの取
    付方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101010457B1 (ko) * 2008-04-29 2011-01-21 서우원 한옥 및 목조주택의 지붕구조

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