JPH1060894A - マンホール用掘削穴の土留め仮設装置 - Google Patents
マンホール用掘削穴の土留め仮設装置Info
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- JPH1060894A JPH1060894A JP23717596A JP23717596A JPH1060894A JP H1060894 A JPH1060894 A JP H1060894A JP 23717596 A JP23717596 A JP 23717596A JP 23717596 A JP23717596 A JP 23717596A JP H1060894 A JPH1060894 A JP H1060894A
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- Japan
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- frame
- frames
- arms
- manhole
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- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 構造を簡単にして確実にパネルの倒壊を防
ぎ、移動を円滑に行うことができ、作業効率を大幅に向
上させさせることができるマンホール用掘削穴の土留め
仮設装置の提供。 【解決手段】 左右に分割された2本のアーム5,5と
これらのアーム5,5間に配置され両アーム間の間隔を
伸縮させるジャッキ部材6とを備えた4本のフレーム7
を、その両端どうしを縦方向連結軸15を介して相対回
動自在に四角枠状に連結させてなる2つの枠体7A,7
Bを所定の間隔を隔てて上下二段に配設し、これら上下
両枠体7A,7B間の四隅に伸縮自在としたジョイント
部材9…を連結して両枠体7A,7B間の相対間隔を伸
縮調整自在とし、上部枠体7Aの四隅の上面に枠体吊り
下げ用部材の連結部14…を配設し、前記アーム5には
前記パネル板4と連結するパネル板連結部13を設けた
もの。
ぎ、移動を円滑に行うことができ、作業効率を大幅に向
上させさせることができるマンホール用掘削穴の土留め
仮設装置の提供。 【解決手段】 左右に分割された2本のアーム5,5と
これらのアーム5,5間に配置され両アーム間の間隔を
伸縮させるジャッキ部材6とを備えた4本のフレーム7
を、その両端どうしを縦方向連結軸15を介して相対回
動自在に四角枠状に連結させてなる2つの枠体7A,7
Bを所定の間隔を隔てて上下二段に配設し、これら上下
両枠体7A,7B間の四隅に伸縮自在としたジョイント
部材9…を連結して両枠体7A,7B間の相対間隔を伸
縮調整自在とし、上部枠体7Aの四隅の上面に枠体吊り
下げ用部材の連結部14…を配設し、前記アーム5には
前記パネル板4と連結するパネル板連結部13を設けた
もの。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマンホールを地中に
埋設するために地面に掘削穴を形成するに当たって、作
業中に掘削穴が崩壊することを防止し、崩壊によって人
身事故が起きることを回避するためのパネル(矢板)を
適正姿勢に保持するマンホール用掘削穴の土留め仮設装
置に関する。
埋設するために地面に掘削穴を形成するに当たって、作
業中に掘削穴が崩壊することを防止し、崩壊によって人
身事故が起きることを回避するためのパネル(矢板)を
適正姿勢に保持するマンホール用掘削穴の土留め仮設装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マンホールを地中に埋設するに
は、先ずマンホール設置箇所をバックホーやショベル機
等の掘削機によって地表面近くの土を掘り起こして浅い
掘削穴を設け、この掘削穴の側壁に沿ってに複数のパネ
ル板によるパネル群を順次埋め込んでその囲みの内部を
更に深く掘り下げて順次深い掘削穴を形成し、この所定
の深さとした掘削穴の左右前後のパネル群壁に対し横木
を通し、この横木間に更に梁を通して連結し、更に深い
掘削穴を形成し、横木と梁とを上下二段に配設し、更に
上下二段の横木と梁との間に縦木を通して掘削穴内の土
砂の崩壊を防ぐ方法がとられていた。
は、先ずマンホール設置箇所をバックホーやショベル機
等の掘削機によって地表面近くの土を掘り起こして浅い
掘削穴を設け、この掘削穴の側壁に沿ってに複数のパネ
ル板によるパネル群を順次埋め込んでその囲みの内部を
更に深く掘り下げて順次深い掘削穴を形成し、この所定
の深さとした掘削穴の左右前後のパネル群壁に対し横木
を通し、この横木間に更に梁を通して連結し、更に深い
掘削穴を形成し、横木と梁とを上下二段に配設し、更に
上下二段の横木と梁との間に縦木を通して掘削穴内の土
砂の崩壊を防ぐ方法がとられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のマン
ホール埋設工事では、マンホールを埋設するに必要な大
きさと深さの深い掘削穴を形成するためには、左右方向
のパネル群間及び前後方向のパネル群間を確実に突っ張
り保護する横木や梁や縦木をこの掘削穴内において組み
立て取り付けなければならないため、この安全策として
のパネルの倒壊防止作業が手数を要し作業効率を大幅に
ダウンさせるという課題を有するものであった。
ホール埋設工事では、マンホールを埋設するに必要な大
きさと深さの深い掘削穴を形成するためには、左右方向
のパネル群間及び前後方向のパネル群間を確実に突っ張
り保護する横木や梁や縦木をこの掘削穴内において組み
立て取り付けなければならないため、この安全策として
のパネルの倒壊防止作業が手数を要し作業効率を大幅に
ダウンさせるという課題を有するものであった。
【0004】本発明は、このような従来の課題を解決す
ることを目的としてなされたものであって、構造を簡単
にして確実にパネルの倒壊を防ぎ、移動を円滑に行うこ
とができ、作業効率を大幅に向上させさせることができ
るマンホール用掘削穴の土留め仮設装置を提供するにあ
る。
ることを目的としてなされたものであって、構造を簡単
にして確実にパネルの倒壊を防ぎ、移動を円滑に行うこ
とができ、作業効率を大幅に向上させさせることができ
るマンホール用掘削穴の土留め仮設装置を提供するにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に講じた本発明に係るマンホール用掘削穴の土留め仮設
装置1は、マンホール2を埋設すめための掘削穴3の四
周に打ち込むパネル板4に囲まれた内部掘削穴の崩壊を
防止するために使用するマンホール用掘削穴の土留め仮
設装置1であって、左右に分割された2本のアーム5,
5とこれらのアーム5,5間に配置され両アーム間の間
隔を伸縮させるジャッキ部材6とを備えた4本のフレー
ム7を、その両端どうしを縦方向連結軸15を介して相
対回動自在に四角枠状に連結させてなる2つの枠体7
A,7Bを所定の間隔を隔てて上下二段に配設し、これ
ら上下両枠体7A,7B間の四隅に伸縮自在としたジョ
イント部材9…を連結して両枠体7A,7B間の相対間
隔を伸縮調整自在とし、上部枠体7Aの四隅の上面に枠
体吊り下げ用部材の連結部14…を配設し、前記アーム
5には前記パネル板4と連結するパネル板連結部13を
設けた構成としたものである。
に講じた本発明に係るマンホール用掘削穴の土留め仮設
装置1は、マンホール2を埋設すめための掘削穴3の四
周に打ち込むパネル板4に囲まれた内部掘削穴の崩壊を
防止するために使用するマンホール用掘削穴の土留め仮
設装置1であって、左右に分割された2本のアーム5,
5とこれらのアーム5,5間に配置され両アーム間の間
隔を伸縮させるジャッキ部材6とを備えた4本のフレー
ム7を、その両端どうしを縦方向連結軸15を介して相
対回動自在に四角枠状に連結させてなる2つの枠体7
A,7Bを所定の間隔を隔てて上下二段に配設し、これ
ら上下両枠体7A,7B間の四隅に伸縮自在としたジョ
イント部材9…を連結して両枠体7A,7B間の相対間
隔を伸縮調整自在とし、上部枠体7Aの四隅の上面に枠
体吊り下げ用部材の連結部14…を配設し、前記アーム
5には前記パネル板4と連結するパネル板連結部13を
設けた構成としたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】また、この発明装置を実施するに
当たっては、前記各ジョイント部材9…における上下の
連結部25,26が上下の枠体7A,7Bに対して互い
に異なる方向に倒伏自在に連結されている構成とするこ
とによって、各々のフレーム7…を何れから伸長し縮小
させても、それぞれのジョイント部材9…が上下の連結
部25,26から任意の角度に傾斜することとなり、自
由に抵抗感の少ない状態で伸縮操作をおこなうことがで
きる利点がある。
当たっては、前記各ジョイント部材9…における上下の
連結部25,26が上下の枠体7A,7Bに対して互い
に異なる方向に倒伏自在に連結されている構成とするこ
とによって、各々のフレーム7…を何れから伸長し縮小
させても、それぞれのジョイント部材9…が上下の連結
部25,26から任意の角度に傾斜することとなり、自
由に抵抗感の少ない状態で伸縮操作をおこなうことがで
きる利点がある。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基づい
て説明する。図1乃至図10は本発明の第1実施例につ
いて示したものである。図1は上部枠体7Aの平面形状
を示したものであり、図2は土留め仮設装置1の側面形
状を示したものである。図3及び図4はこの装置の使用
状態を示したものであり、図5乃至図9はこの装置の各
部の構造を説明する部品若しくは部分図であり、図10
はパネルとアームとの連結状態を説明する図である。
て説明する。図1乃至図10は本発明の第1実施例につ
いて示したものである。図1は上部枠体7Aの平面形状
を示したものであり、図2は土留め仮設装置1の側面形
状を示したものである。図3及び図4はこの装置の使用
状態を示したものであり、図5乃至図9はこの装置の各
部の構造を説明する部品若しくは部分図であり、図10
はパネルとアームとの連結状態を説明する図である。
【0008】而して、該実施例に示したマンホール用掘
削穴の土留め仮設装置1は、マンホール2用の掘削穴3
の左右前後側壁に立設したパネル板4、4の並設壁間に
沿って上下動する枠体であって、左右に分割された2本
のアーム5、5とこれを連結するジャッキ部材6とを備
えた4本のフレーム7、7、7、7を、その両端どうし
を縦方向連結軸15によって相対回動できるように四角
枠状に組立てた2つの枠体7A,7Bを形成し、これら
上下2つの枠体7A,7Bを適宜の間隔を隔てて上下に
配置し、この上下二段の枠体7A,7B間を伸縮自在に
結合する左右、前後4カ所に配置した4本のジョイント
部材9、9、9、9によって上下方向に伸縮できるよう
に連結し、これらの上下枠体7A,7Bの内、上部枠体
7Aの四隅近く部分の上面には、チエン・ワイヤー・ポ
ール等の吊り下げ用部材の下端を連結するための連結用
突起、ここでは短尺のパイプ14を突出形成してあり、
また、前記の各アーム5…には、後述するように、前記
の各パネル板4…と連結するためのパネル板連結部13
を設けたものとしてある。
削穴の土留め仮設装置1は、マンホール2用の掘削穴3
の左右前後側壁に立設したパネル板4、4の並設壁間に
沿って上下動する枠体であって、左右に分割された2本
のアーム5、5とこれを連結するジャッキ部材6とを備
えた4本のフレーム7、7、7、7を、その両端どうし
を縦方向連結軸15によって相対回動できるように四角
枠状に組立てた2つの枠体7A,7Bを形成し、これら
上下2つの枠体7A,7Bを適宜の間隔を隔てて上下に
配置し、この上下二段の枠体7A,7B間を伸縮自在に
結合する左右、前後4カ所に配置した4本のジョイント
部材9、9、9、9によって上下方向に伸縮できるよう
に連結し、これらの上下枠体7A,7Bの内、上部枠体
7Aの四隅近く部分の上面には、チエン・ワイヤー・ポ
ール等の吊り下げ用部材の下端を連結するための連結用
突起、ここでは短尺のパイプ14を突出形成してあり、
また、前記の各アーム5…には、後述するように、前記
の各パネル板4…と連結するためのパネル板連結部13
を設けたものとしてある。
【0009】前記チエン等の吊り下げ用部材の連結用突
起としての短尺パイプ14には、図2,図3に示したよ
うに、チエン等の下端を引っ掛けて、または、連結ピン
等によって連結するための小孔を形成してある。該実施
例では、図3に仮想線で例示したように、該短尺パイプ
14に、仮設装置全体を吊り持ち支持するための支柱1
0aの下端をピン連結し、その上端側に各パネル4の上
端を通って横外方において荷重を支持する支持脚10、
10を連結して支持する構成としてある。
起としての短尺パイプ14には、図2,図3に示したよ
うに、チエン等の下端を引っ掛けて、または、連結ピン
等によって連結するための小孔を形成してある。該実施
例では、図3に仮想線で例示したように、該短尺パイプ
14に、仮設装置全体を吊り持ち支持するための支柱1
0aの下端をピン連結し、その上端側に各パネル4の上
端を通って横外方において荷重を支持する支持脚10、
10を連結して支持する構成としてある。
【0010】マンホール2を埋設する掘削穴3の周りに
打込み立設する各パネル板4は、鉄・アルミニウム等の
金属材料にて成形されており、図12に示したように、
内面側の中央部に長手方向に沿って開口した連結金具摺
動用のスライド溝12を備えた構造としてある。この各
パネル板4は一側端を次の同一形状のパネル板4の他側
端と側縁を重ね合わせて順次並列状に打込み、パネル板
群を構成する。
打込み立設する各パネル板4は、鉄・アルミニウム等の
金属材料にて成形されており、図12に示したように、
内面側の中央部に長手方向に沿って開口した連結金具摺
動用のスライド溝12を備えた構造としてある。この各
パネル板4は一側端を次の同一形状のパネル板4の他側
端と側縁を重ね合わせて順次並列状に打込み、パネル板
群を構成する。
【0011】前記枠体7A,7Bを形成する各フレーム
7を形成する各々のアーム5…は、図5乃至図8に示し
たように、略四角形筒体の2本のアーム5を左右対称に
設け、この左右アーム間にこの間隔を広狭調節する後述
するジャッキ部材6を備えていて、その上面の外側に偏
った位置に所定の間隔を隔てて上下二段に長板を固定し
て形成したパネル板連結部13を有している。この間隔
空間を利用して、図10に示したように、各パネル板4
の前記スライド溝12内を上下動するスライド用ロック
ボルト17を外側から貫通させてその頭部にナット18
を締め付け、パネル板4とフレーム7とを結合するよう
にしてある。各フレーム7は、パネル板4に対してスラ
イド用ロックボルト17を介してナット18を締め付け
ることによって強固に連結され、ナット18を緩めるこ
とによって各フレーム7はパネル板4の内面側に沿って
上下動することができる。
7を形成する各々のアーム5…は、図5乃至図8に示し
たように、略四角形筒体の2本のアーム5を左右対称に
設け、この左右アーム間にこの間隔を広狭調節する後述
するジャッキ部材6を備えていて、その上面の外側に偏
った位置に所定の間隔を隔てて上下二段に長板を固定し
て形成したパネル板連結部13を有している。この間隔
空間を利用して、図10に示したように、各パネル板4
の前記スライド溝12内を上下動するスライド用ロック
ボルト17を外側から貫通させてその頭部にナット18
を締め付け、パネル板4とフレーム7とを結合するよう
にしてある。各フレーム7は、パネル板4に対してスラ
イド用ロックボルト17を介してナット18を締め付け
ることによって強固に連結され、ナット18を緩めるこ
とによって各フレーム7はパネル板4の内面側に沿って
上下動することができる。
【0012】上下の枠体7A,7Bを形成するフレーム
7は、連結コーナーを形成する先端部分を図5,図6に
示すように、互いに2分の1厚さに切り欠いて縦方向の
連結軸15によって、この軸周りに相対回動できるよう
に連結してあり、枠体7A,7Bが正方形状から菱形形
状へ又菱形形状から正方形状へと変化することができる
ようにしてある。
7は、連結コーナーを形成する先端部分を図5,図6に
示すように、互いに2分の1厚さに切り欠いて縦方向の
連結軸15によって、この軸周りに相対回動できるよう
に連結してあり、枠体7A,7Bが正方形状から菱形形
状へ又菱形形状から正方形状へと変化することができる
ようにしてある。
【0013】各フレーム7は、図7乃至図9に示したよ
うに、前記四角中空形状の2本のアーム5,5と、この
アーム5,5に摺動自在で密着状に内嵌させてある四角
中空形状の2本のスリーブ体22,22と、これらのス
リーブ体22,22をアーム5,5に対して引き出しま
たは押し込み作用をさせるジャッキ部材6とによって形
成されている。このジャッキ部材6は、中央に回転操作
用の棒を差し込むための穴19を形成してある大径の回
転操作部6aと、その両端に一体成形された円形溝20
と、この先端面の中央部分から両側に向けて突出したネ
ジ軸21,21と、円形溝20の外周端に形成したこの
円形溝20よりも大径のスリーブ22の抜け止め用ボス
部23とからなっている。
うに、前記四角中空形状の2本のアーム5,5と、この
アーム5,5に摺動自在で密着状に内嵌させてある四角
中空形状の2本のスリーブ体22,22と、これらのス
リーブ体22,22をアーム5,5に対して引き出しま
たは押し込み作用をさせるジャッキ部材6とによって形
成されている。このジャッキ部材6は、中央に回転操作
用の棒を差し込むための穴19を形成してある大径の回
転操作部6aと、その両端に一体成形された円形溝20
と、この先端面の中央部分から両側に向けて突出したネ
ジ軸21,21と、円形溝20の外周端に形成したこの
円形溝20よりも大径のスリーブ22の抜け止め用ボス
部23とからなっている。
【0014】前記の中空状のスリーブ22は、その大半
がアーム5内に挿入嵌合されていて外端が内側に折り曲
げ形成されていて、この折り曲げ部分の内周壁が前記ジ
ャッキ部材6の円形溝20と嵌合し、ジャッキ部材6の
回転と同調することなく、前記抜け止め用ボス部23と
係合して軸方向の移動が規制されている。前記アーム5
内には、ネジ軸21を受ける軸受け部24が内装され一
体的に固着されており、この軸受け部24から回転操作
部6a側が開口されていて、この内部に前記スリーブ2
2が摺動自在に嵌合されている。
がアーム5内に挿入嵌合されていて外端が内側に折り曲
げ形成されていて、この折り曲げ部分の内周壁が前記ジ
ャッキ部材6の円形溝20と嵌合し、ジャッキ部材6の
回転と同調することなく、前記抜け止め用ボス部23と
係合して軸方向の移動が規制されている。前記アーム5
内には、ネジ軸21を受ける軸受け部24が内装され一
体的に固着されており、この軸受け部24から回転操作
部6a側が開口されていて、この内部に前記スリーブ2
2が摺動自在に嵌合されている。
【0015】このジャッキ部材6の回転操作部6aの外
周面に穿設形成した回転操作用の棒穴19に棒または棒
状工具の先端を差し込んで回転操作部6aを回転させる
とネジ軸21が回転し、このネジ軸21に螺嵌されてい
る軸受け部24が左右方向に移動変化することによっ
て、アーム5,5を中央側に近づけまたは押し離すこと
となり左右のアーム5,5の長さが長短に変化する。
周面に穿設形成した回転操作用の棒穴19に棒または棒
状工具の先端を差し込んで回転操作部6aを回転させる
とネジ軸21が回転し、このネジ軸21に螺嵌されてい
る軸受け部24が左右方向に移動変化することによっ
て、アーム5,5を中央側に近づけまたは押し離すこと
となり左右のアーム5,5の長さが長短に変化する。
【0016】アーム5はスリーブ22の外周とスライド
摺動し、さらにスリーブの側壁は短筒状部20の外周壁
を覆っているので、アームの筒内及びスリーブの筒内に
土砂が入ることがないため、アームの軸受け部24及び
ネジ軸21は長期使用に際しても、操作部の回転を十分
伝達することができる。
摺動し、さらにスリーブの側壁は短筒状部20の外周壁
を覆っているので、アームの筒内及びスリーブの筒内に
土砂が入ることがないため、アームの軸受け部24及び
ネジ軸21は長期使用に際しても、操作部の回転を十分
伝達することができる。
【0017】上下の枠体7A,7Bを形成する各フレー
ム7は、各ジャッキ部材6の操作によりそれぞれ個別に
伸縮され、掘削穴3の左右間幅または前後間幅に伴って
左右方向または前後方向のフレームの長さを調整するこ
とができる。
ム7は、各ジャッキ部材6の操作によりそれぞれ個別に
伸縮され、掘削穴3の左右間幅または前後間幅に伴って
左右方向または前後方向のフレームの長さを調整するこ
とができる。
【0018】上下の枠体7A,7Bの間を連結する各ジ
ョイント部材9は、全て同一形状である。各ジョイント
部材9は、下端を下部のフレーム7にヒンジ部材26に
よってヒンジ連結されている下部ジョイント部材9b
と、この下部ジョイント部材9bと相対嵌合し上下伸縮
自在とされていて、上端を上部のフレーム7に上部ヒン
ジ部材25によってヒンジ連結されている上部ジョイン
ト部材9aとからなっている。
ョイント部材9は、全て同一形状である。各ジョイント
部材9は、下端を下部のフレーム7にヒンジ部材26に
よってヒンジ連結されている下部ジョイント部材9b
と、この下部ジョイント部材9bと相対嵌合し上下伸縮
自在とされていて、上端を上部のフレーム7に上部ヒン
ジ部材25によってヒンジ連結されている上部ジョイン
ト部材9aとからなっている。
【0019】而して、これらの上部ヒンジ部材25と下
部ヒンジ部材26とは、図3にみられるように、それぞ
れ横軸状態のピンによってピン連結されていて、上下の
ピンの方向が互いに直交する方向としてある。このこと
によって、上下の枠体7A,7Bを構成する各フレーム
7が、他のフレーム7に拘束されることなく自由になが
さを伸長・縮小させることができるようになっている。
換言すると、各ジョイント部材9がフレーム7の伸縮操
作によって自由に任意の方向に倒伏することができるよ
うになっているのである。
部ヒンジ部材26とは、図3にみられるように、それぞ
れ横軸状態のピンによってピン連結されていて、上下の
ピンの方向が互いに直交する方向としてある。このこと
によって、上下の枠体7A,7Bを構成する各フレーム
7が、他のフレーム7に拘束されることなく自由になが
さを伸長・縮小させることができるようになっている。
換言すると、各ジョイント部材9がフレーム7の伸縮操
作によって自由に任意の方向に倒伏することができるよ
うになっているのである。
【0020】土留め用仮設装置1は、この各ジョイント
部材9によって上部枠体7Aと下部枠体7Bとの間隔を
広狭調整することができると共に、前記各ジャツキ部材
6の伸縮調整により各フレーム7をパネル板4側に押圧
させたり、パネル板4から引き離したりすることができ
る。
部材9によって上部枠体7Aと下部枠体7Bとの間隔を
広狭調整することができると共に、前記各ジャツキ部材
6の伸縮調整により各フレーム7をパネル板4側に押圧
させたり、パネル板4から引き離したりすることができ
る。
【0021】この土留め用仮設装置1によるマンホール
2の埋設施工は、先に掘削した掘削穴3内の左右、前後
にパネル板4群をそれぞれ打ち込んだ後、この土留め用
仮設装置を掘削穴3内に入れ、スライド用ロックボルト
17とナット18にてパネル板4と枠体7A,7Bの各
フレーム7とを結合する。次に各ジャッキ部材6を張っ
てパネル板4群とフレーム7とが離れないようにし、順
次穴を深く掘り下げてマンホール2を埋設するに足る深
さ以上に掘り下げ、穴3の底に安定砂Sを所要厚さ敷き
詰めた後マンホール2を掘削穴3内に納め、土留め用仮
設装置1及びパネル板4を掘削穴内より取り出し、マン
ホール2の周りの残余穴に掘削土を押し詰めて完了す
る。
2の埋設施工は、先に掘削した掘削穴3内の左右、前後
にパネル板4群をそれぞれ打ち込んだ後、この土留め用
仮設装置を掘削穴3内に入れ、スライド用ロックボルト
17とナット18にてパネル板4と枠体7A,7Bの各
フレーム7とを結合する。次に各ジャッキ部材6を張っ
てパネル板4群とフレーム7とが離れないようにし、順
次穴を深く掘り下げてマンホール2を埋設するに足る深
さ以上に掘り下げ、穴3の底に安定砂Sを所要厚さ敷き
詰めた後マンホール2を掘削穴3内に納め、土留め用仮
設装置1及びパネル板4を掘削穴内より取り出し、マン
ホール2の周りの残余穴に掘削土を押し詰めて完了す
る。
【0022】以上本発明の実施例について説明したが、
この実施例に示した構造のみに限定されるものではな
く、前記本発明にいう目的を達成し、前記の構成要件を
備え、以下にいう効果を備えている範囲において、適宜
に変更実施することができるものである。
この実施例に示した構造のみに限定されるものではな
く、前記本発明にいう目的を達成し、前記の構成要件を
備え、以下にいう効果を備えている範囲において、適宜
に変更実施することができるものである。
【0023】
【発明の効果】以上のごとく、本発明のマンホール用掘
削穴の土留め仮設装置は、上面にパネル板連結部を備え
たアームの長さを伸縮させるジャッキ部材を備えた4本
のフレームによって四角枠状に組立ててなる折り曲げ可
能な2組の枠体を上下二段に配設し、これら上下の枠体
間を伸縮自在とするジョイント部材によって連結し立方
体状の枠組み体を形成し、上部枠体のアームに枠体全体
を吊り持ちする吊り持ち用の連結部を備えている構成と
したので、構造簡単にして、組み立ても容易であり、し
かも掘削穴を囲んだ四角形状のパネル板群間を十分な押
圧力によって突っ張り、土砂の崩壊を確実に防止し、安
全な作業状態下において容易にマンホールの埋設工事を
行うことができる利点がある。
削穴の土留め仮設装置は、上面にパネル板連結部を備え
たアームの長さを伸縮させるジャッキ部材を備えた4本
のフレームによって四角枠状に組立ててなる折り曲げ可
能な2組の枠体を上下二段に配設し、これら上下の枠体
間を伸縮自在とするジョイント部材によって連結し立方
体状の枠組み体を形成し、上部枠体のアームに枠体全体
を吊り持ちする吊り持ち用の連結部を備えている構成と
したので、構造簡単にして、組み立ても容易であり、し
かも掘削穴を囲んだ四角形状のパネル板群間を十分な押
圧力によって突っ張り、土砂の崩壊を確実に防止し、安
全な作業状態下において容易にマンホールの埋設工事を
行うことができる利点がある。
【0024】また、該仮設装置は、各フレーム間の上下
間隔調整、左右・前後長さ調整が容易にできるため、埋
設マンホールの大きさに合わせた適切な大きさの掘削穴
を掘削するに際して、掘削穴の大きさに合わせて任意に
調整することができる利点があり、更に、仮設装置とパ
ネル群とを一体的に移動させることや、仮設装置を固定
してパネル板のみを地中に打ち込み、地中より引き抜く
作業が容易にでき、掘削穴内へのマンホールの効率のよ
い埋設作業行うことができる利点がある。
間隔調整、左右・前後長さ調整が容易にできるため、埋
設マンホールの大きさに合わせた適切な大きさの掘削穴
を掘削するに際して、掘削穴の大きさに合わせて任意に
調整することができる利点があり、更に、仮設装置とパ
ネル群とを一体的に移動させることや、仮設装置を固定
してパネル板のみを地中に打ち込み、地中より引き抜く
作業が容易にでき、掘削穴内へのマンホールの効率のよ
い埋設作業行うことができる利点がある。
【図1】本発明の土留め用仮設装置の平面図。
【図2】同土留め用仮設装置の正面図。
【図3】同装置を掘削穴内に納めた状態を示す正面図。
【図4】土留め用仮設装置とパネル板とを示した斜視
図。
図。
【図5】フレームの組み立て前の状態を示す斜視図。
【図6】フレームの一部組み立て状態を示す斜視図。
【図7】フレームの伸長状態を示す縦断面図。
【図8】フレームの縮小状態を示す縦断面図。
【図9】ジャッキ部材部分の拡大縦断面図。
【図10】フレームとパネル板との結合状態を示す部分
斜視図。
斜視図。
1 土留め用仮設装置 2 マンホール 3 掘削穴 4 パネル板 5 アーム 6 ジャッキ部材 7 フレーム 7A 上部枠体 7B 下部枠体 9 ジョイント部材 13 パネル板連結部 14 吊り下げ部材連結部 25 上部連結部 27 下部連結部
Claims (2)
- 【請求項1】 マンホール(2)を埋設すめための掘削穴
(3)の四周に打ち込むパネル板(4)に囲まれた内部掘削穴
の崩壊を防止するために使用するマンホール用掘削穴の
土留め仮設装置(1)であって、左右に分割された2本の
アーム(5),(5)とこれらのアーム(5),(5)間に配置され
両アーム間の間隔を伸縮させるジャッキ部材(6)とを備
えた4本のフレーム(7)を、その両端どうしを縦方向連
結軸(15)を介して相対回動自在に四角枠状に連結させて
なる2つの枠体(7A),(7B)を所定の間隔を隔てて上下二
段に配設し、これら上下両枠体(7A),(7B)間の四隅に伸
縮自在としたジョイント部材(9)…を連結して両枠体(7
A),(7B)間の相対間隔を伸縮調整自在とし、上部枠体(7
A)の四隅の上面に枠体吊り下げ用部材の連結部(14)…を
配設し、前記アーム(5)には前記パネル板(4)と連結する
パネル板連結部(13)を設けてなるマンホール用掘削穴の
土留め仮設装置。 - 【請求項2】 マンホール(2)を埋設すめための掘削穴
(3)の四周に打ち込むパネル板(4)に囲まれた内部掘削穴
の崩壊を防止するために使用するマンホール用掘削穴の
土留め仮設装置(1)であって、左右に分割された2本の
アーム(5),(5)とこれらのアーム(5),(5)間に配置され
両アーム間の間隔を伸縮させるジャッキ部材(6)とを備
えた4本のフレーム(7)を、その両端どうしを縦方向連
結軸(15)を介して相対回動自在に四角枠状に連結させて
なる2つの枠体(7A),(7B)を所定の間隔を隔てて上下二
段に配設し、これら上下両枠体(7A),(7B)間の四隅に伸
縮自在としたジョイント部材(9)…を連結して両枠体(7
A),(7B)間の相対間隔を伸縮調整自在とし、上部枠体(7
A)の四隅の上面に枠体吊り下げ用部材の連結部(14)…を
配設し、前記アーム(5)には前記パネル板(4)と連結する
パネル板連結部(13)を設けてなり、更に、前記各ジョイ
ント部材(9)…における上下の連結部(25),(26)が上下
の枠体(7A),(7B)に対して互いに異なる方向に倒伏自在
に連結されているマンホール用掘削穴の土留め仮設装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23717596A JP2863914B2 (ja) | 1996-08-19 | 1996-08-19 | マンホール用掘削穴の土留め仮設装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23717596A JP2863914B2 (ja) | 1996-08-19 | 1996-08-19 | マンホール用掘削穴の土留め仮設装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1060894A true JPH1060894A (ja) | 1998-03-03 |
JP2863914B2 JP2863914B2 (ja) | 1999-03-03 |
Family
ID=17011495
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23717596A Expired - Fee Related JP2863914B2 (ja) | 1996-08-19 | 1996-08-19 | マンホール用掘削穴の土留め仮設装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2863914B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU2004240226B1 (en) * | 2003-12-31 | 2005-06-02 | Joseph Len Glamuzina | Earth Retaining Safety Framework and System |
JP2007092496A (ja) * | 2005-09-28 | 2007-04-12 | Nippon Supiide Shiyoa Kk | 掘削溝用多辺枠体土留 |
CN107620482A (zh) * | 2017-05-06 | 2018-01-23 | 山东中迈建筑工程有限公司合肥分公司 | 一种人工挖孔桩防护挡板 |
CN118498393A (zh) * | 2024-07-19 | 2024-08-16 | 中建八局第四建设有限公司 | 一种倾斜桩锚杆基坑的支护结构 |
-
1996
- 1996-08-19 JP JP23717596A patent/JP2863914B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU2004240226B1 (en) * | 2003-12-31 | 2005-06-02 | Joseph Len Glamuzina | Earth Retaining Safety Framework and System |
JP2007092496A (ja) * | 2005-09-28 | 2007-04-12 | Nippon Supiide Shiyoa Kk | 掘削溝用多辺枠体土留 |
CN107620482A (zh) * | 2017-05-06 | 2018-01-23 | 山东中迈建筑工程有限公司合肥分公司 | 一种人工挖孔桩防护挡板 |
CN107620482B (zh) * | 2017-05-06 | 2020-01-07 | 重庆市巴岳建筑安装工程有限公司 | 一种人工挖孔桩防护挡板 |
CN118498393A (zh) * | 2024-07-19 | 2024-08-16 | 中建八局第四建设有限公司 | 一种倾斜桩锚杆基坑的支护结构 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2863914B2 (ja) | 1999-03-03 |
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