JPH0529248Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0529248Y2
JPH0529248Y2 JP1988159726U JP15972688U JPH0529248Y2 JP H0529248 Y2 JPH0529248 Y2 JP H0529248Y2 JP 1988159726 U JP1988159726 U JP 1988159726U JP 15972688 U JP15972688 U JP 15972688U JP H0529248 Y2 JPH0529248 Y2 JP H0529248Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strut
horizontal part
groove
trench
earth retaining
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988159726U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0280154U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1988159726U priority Critical patent/JPH0529248Y2/ja
Publication of JPH0280154U publication Critical patent/JPH0280154U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0529248Y2 publication Critical patent/JPH0529248Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は、下水道、ガス、電気等の配管埋設工
事における掘削溝の土留用切梁に関する。
(2) 従来の技術 電話、下水道、ガス、電気等の各種配管埋設工
事において、掘削溝の掘削作業中、および、それ
らの配管埋設工事中に、周縁の土壁倒壊等を防止
するために、溝の土留を施すことが通常である。
そして、出願人は、特願昭55−97970号(特公昭
59−11016号)において、各種配管工事の高作業
性を確保し、工事の安全性を向上させた腹起し構
造を提案した。
この腹起し構造を用いた土留施行方法では、予
備掘削溝tの掘削後、現実には、第8図に示すご
とく、腹起し支持用の足場板pを溝上面に橋架さ
せ、ついで、この足場板pに間隔設定板sを組み
込んだ腹起し本体Ssを掘削溝tの両縁に沿つて
かつ両端が足場板p上に支持されるように配設さ
せ、その後、足場板p上にて腹起し本体Ss間に
切梁bを介設して、打ち込み矢板の腹起し作用を
行うものであつた。
上述した従来の切梁で足場板が用いられるのは
次の理由であつた。即ち、掘削された溝の対向上
縁部内側は掘削用として重機を用いるため通常は
土の上面に対して直角に掘り込まれた状態で掘削
溝が形成されるわけではなく、対向上縁部は実際
には水平状態の足場がないほどに崩壊しているの
が実情である。このため、2個の足場板を溝の上
面に交差方向に渡して溝の両上縁部の足場替わり
の土台を作り、この足場板に腹起しを溝に沿つた
方向に載置して使用するため、作業現場では必ず
足場板が必要とされたものである。
(3) 考案が解決しようとする問題点 上記従来の土留施工方法によれば、 a 足場板を橋架させるため、この足場板が路上
からの作業スペースを狭小にし、具体的には長
尺管部材やその他の長尺作業機等の溝内への搬
出入が困難であつた。
b 従来の作業手順では、始めに腹起しを、崩落
して足場の悪い掘削溝の上縁側上面に溝に沿つ
て載置し、この後に切梁を溝と交差方向にまた
がるように渡して腹起しと嵌合させるものであ
るため、溝上面の両縁側の足場状態が悪いこと
や、切梁の全長ともあいまつて、切梁を対岸側
に渡す作業やこれと腹起しとの嵌合取扱い作業
に不慣れな者には作業が手間取つて、作業時間
がかかり、作業効率も悪いものであつた。
c 上記a),b)の不具合のため、長尺物等の
溝内搬入等に際しては、現場作業者が切梁およ
び足場板を取り外して搬入作業等を行なう場合
があり、安全性および労働管理面において問題
があつた。
本考案は、かかる上記従来の問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的は、足場板を不要と
して広い作業スペースを確保でき、腹起しとの連
結作業も簡単に行なえ、かつ、組立後は簡単に取
り外すことができないようにしてセーフテイボツ
クスとして機能することのできる実用性に優れた
土留用切梁を提供することにある。
考案の構成 (1) 問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために本考案は、掘削溝1
2の上部両縁にまたがる様に載置され、溝の両内
壁に立設される矢板の腹起し作用を行う土留用切
梁であつて、腹起し作用を行うべき腹起し14を
挟持する2個の挟持部20と、この2個の挟持部
を互いに縮閉、拡開自在に調整可能な縮開機構2
2と、を有し、前記挟持部20は、側面視略コ字
形状を成し、上部水平部18と共に、その上部水
平部に略平行な下部水平部19を有し、この下部
水平部は少なくとも上部水平部よりも長く延設さ
れた延設部34を備えて成る土留用切梁10から
構成される。
(2) 作用 床付位置まで垂直に機械掘削を行なつた後、切
梁を掘削溝上部両縁にまたがるように載置する。
この後、腹起しを延設盤上に沿わせてスライド移
動させる。そして、この腹起こしの両端隅部を切
梁の挟持部の凹部に嵌合させた後、締着部材で締
着させて、腹起しと切梁とを枠状に形成する。こ
の後、腹起しの内側に固定した間隔設定板の案内
溝内に上方から矢板を打ち込んで、所望の土留工
程を終了することとなる。
切梁挟持部の下部水平部には上部水平部よりも
長く形成された延設部が設けられているので、本
考案では、先ず切梁を溝の両側に渡し掛ける作業
を行い、その後、この切梁に腹起しをセツトする
ものであるから、腹起しの扱い作業が極めて簡単
なものとなる。切梁は腹起しを撤去しなければ取
り外せず、かつ、腹起こしは、矢板を外さなけれ
ば撤去できないので、セーフテイボツクスの機能
をも有することとなる。
(3) 実施例 以下、添付図面により、本考案の好適な実施例
について説明する。
第1図は、土留用切梁10の全体斜視図であ
り、本実施例において、この切梁10は、第2図
に示す様に、掘削溝12の上部両縁にまたがる様
に載置され、また、掘削溝12の両縁に沿つて地
面上に載置された腹起し14の両端に介装される
ように設けられている。後述のように、実際には
切梁10を先にセツトして後に腹起し14をこれ
に嵌合させるものであり、この腹起し14の間隔
設定板の案内溝内に矢板をセツトした後には、容
易に切梁を脱着できないようになつている。
第1図において、土留用切梁10は、腹起し1
4を挟持する2個の挟持部20と、この挟持部2
0を縮閉、拡開自在に調整可能な縮開機構22を
備えている。
後述するように、挟持部20は、側面視略コ字
状を成して上部水平部18、下部水平部19及び
これらに縦方向に接続される対向板16を有して
いる。そして、コ字状の開口側を互いに離反する
方向に配置し、縮閉機構22をそれぞれの対向板
16に固定することにより、腹起し14と嵌合す
る挟持部20の間隔調整を行うものである。
2個の対向板のうちの1の対向板16には周面
に螺子溝を螺設したボルトロツド26が対向方向
に固定されるとともに、他の対向板16にはこの
ボルトロツド26の端部を遊挿させ得る穴を備え
た遊挿管28が対向方向に延設されている。ま
た、この遊挿管28の先端には、ハンドル30を
周縁に固定した進退ナツト32が周方向に回動自
在に遊支されており、かつ、この進退ナツト32
は、前記ボルトロツド26の螺子溝に螺合して、
進退移動する。これによつて、進退ナツト32の
進退移動調整により、挟持部20を伸縮方向また
は、拡開方向に移動させることとなる。これら、
ボルトロツド26、遊挿管28、進退ナツト32
等により、縮開機構22を構成するものである。
第1図ないし第3図において、挟持部20は、
例えば、金属製からなり、掘削溝12の上部両縁
にそれぞれの側に各1個づつ配置され、これら両
挟持部20を縮開機構22が連結接続して使用さ
れる。
挟持部20は、帯状の板体を折曲するようにし
て形成され、側面視略コ字状を成して上部水平部
18、下部水平部19及びこれらに縦方向に接続
される対向板16を含む。そして、コ字状の開口
側を掘削溝12を間に隔てて互いに離反する方向
に向けられて配置され、この開口に腹起し14が
嵌合する。即ち、上部水平部18にはビス等の締
着部材24が上下方向に螺合貫通しており、これ
によつて、後述の腹起し14の両端部14aを挟
持部20の隅部と嵌着させて、腹起し14と固定
させるものである。
本考案において、特徴的なことは、前記下部水
平部19には延設部34が設けられたことであ
る。即ち、図に示すように、上部水平部18に対
し、略平行に形成された下部水平部19の上部水
平部18の長さを越えた部分に延設部34が設け
られている。この延設部34は少なくとも上部水
平部18より長く突設されておればよいが、掘削
溝の崩落部分が存在していても、なおその先の水
平な地面部分に一方側から対岸側に切梁を渡しか
ける作業の利便性を向上させるものであることか
ら、長い程溝上縁の地面上への載着支持力が確実
なものとなるが、運搬性、取扱性の点から任意に
適度の長さを設定できる。
また、図のように、長板上に形成することな
く、接地面積を広く取るように、円形や台形、そ
の他の任意立体形状等から構成しても良いもので
ある。
ここにおいて、切梁10は掘削溝の上縁部に安
定的に載着されて溝上縁の倒壊を防止しつつ、腹
起し14の地中埋没を防止し、その結果足場板を
下部に敷設する必要がない。そして、溝の開口面
を遮蔽するものは切梁10の縮開機構22のみと
なり、路上からの有効作業スペースを広く取れ
て、長尺物の管部材や作業機器等をも楽に搬出入
が可能となるものである。
第2図ないし第7図を参照しつつ、本考案に係
る土留用切梁10を使用して土留作業を行なう場
合の作業手順を説明すると、先ず、第4図におい
て、床付位置まで垂直に機械掘削を行なう(この
場合、図示された様に溝の両上縁部は直角に掘削
されることはなく、多少の崩落状態或は凹凸状態
が形成されているのが実情である)。
その後、第5図に示すように、例えば2本の切
梁10を掘削溝12の上部両縁にまたがるように
載置する。この場合、縮閉機構22により両挟持
部20を連結状態として切梁10全体を棒状体と
しておき、一方側の挟持部20側を把持して他端
部を溝の対岸側に渡し掛ける作業を行うことによ
り、簡単に切梁10が溝の両縁に跨がる様に載置
される。そして、この時、挟持部20の下部水平
部19における延設部34が十分に長く形成され
ているので溝の両上縁部分が崩落していたとして
も対岸の水平地盤面部分にこの下部水平部19が
届き、かつ安定的に切梁全体を溝に跨がつた状態
で支持することとなる。
このように、切梁は延設部34を介して溝の両
側に土台を確保しているのでこの後は、第6図に
おいて、腹起し14を下部水平部19上に沿わせ
て単にスライド移動させる。
そして、この腹起こしの両端隅部14aを第7
図のごとく、挟持部20の上部水平部18及び下
部水平部19との間の略コ字状部分の凹部に嵌合
させた後、締着部材24で締着させて、腹起し1
4と切梁10とを枠状に形成する。
この後、第2図に示すように、腹起しの内側に
固定した間隔設定板sの案内溝内に上方から矢板
を打ち込んで、所望の土留工程を終了することと
なる。
このように、腹起こしに切梁をセツトする従来
の作業手順と異なり、本考案では、先ず切梁を地
面上に載置して、この切梁に腹起しをセツトする
ものであるから、腹起しの扱い作業が簡単とな
り、かつ、切梁は腹起しを撤去しなければ取り外
せず、また、腹起こしは、矢板を外さなければ撤
去できないので、セーフテイボツクスの機能をも
有することとなる。
考案の効果 以上説明したように、本考案に係る土留用切梁
によれば、挟持部の下部水平部に、少なくとも上
部水平部よりも長く延設された延設部を備えたの
で、足場板そのものが切梁を用いた土留施工作業
において必要ではなく、かつ、それによつて広い
作業スペースを確保でき、腹起しとの連結作業も
簡単に行なえ、かつ、組立後は簡単に取り外すこ
とができないようにしてセーフテイボツクスとし
て機能することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は、本考案の一実施例を示
しており、第1図は、土留用切梁の概略斜視図、
第2図は、土留作業手順説明のうちの矢板を打ち
込んだ状態の斜視説明図、第3図ないし第7図
は、土留作業手順説明図、第8図は、従来の切梁
の使用状態斜視説明図、第9図は、同切梁の使用
状態平面図である。 10……土留用切梁、12……掘削溝、14…
…腹起し、14a……腹起し端部、16……対向
板、18……上部水平部、19……下部水平部、
20……挟持部、22……縮開機構、34……延
設部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 掘削溝の上部両縁にまたがる様に載置され、溝
    の両内壁に立設される矢板の腹起し作用を行う土
    留用切梁であつて、 腹起し作用を行うべき腹起しを挟持する2個の
    挟持部と、この2個の挟持部を互いに縮閉、拡開
    自在に調整可能な縮開機構と、を有し、 前記挟持部は、側面視略コ字形状を成し、上部
    水平部と共に、その上部水平部に略平行な下部水
    平部を有し、この下部水平部は少なくとも上部水
    平部よりも長く延設された延設部を備えて成る土
    留用切梁。
JP1988159726U 1988-12-07 1988-12-07 Expired - Lifetime JPH0529248Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988159726U JPH0529248Y2 (ja) 1988-12-07 1988-12-07

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988159726U JPH0529248Y2 (ja) 1988-12-07 1988-12-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0280154U JPH0280154U (ja) 1990-06-20
JPH0529248Y2 true JPH0529248Y2 (ja) 1993-07-27

Family

ID=31441178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988159726U Expired - Lifetime JPH0529248Y2 (ja) 1988-12-07 1988-12-07

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0529248Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7309026B1 (ja) * 2022-08-25 2023-07-14 日本スピードショア株式会社 浅堀掘削溝用土留め装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61193145U (ja) * 1985-05-20 1986-12-01

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0280154U (ja) 1990-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101474515B1 (ko) 버팀대와 흙막이패널을 이용한 흙막이 벽체 및 이 시공 공법
JP2012162848A (ja) 山留め支保工の構造およびその施工方法
CN110541966B (zh) 一种狭小空间下管节顶进辅助设备及其使用方法
US3212270A (en) Safety device for excavations
JPH0529248Y2 (ja)
JP2969151B2 (ja) 土留め用仮設枠型
JPH07103563B2 (ja) 杭圧入機
CN211873031U (zh) 一种可调整的支护连接件
JPH0342111Y2 (ja)
JP2835571B2 (ja) 土留め矢板の支持方法
JP6170408B2 (ja) Cd機およびcd機設置架台
JP3673921B2 (ja) プレロード式パネル土留
JPS5840609B2 (ja) 土留の埋設工法
JP4346029B2 (ja) 土止め工法用保護装置及び土止め工法
JPS5847091Y2 (ja) 掘削溝用土留支保装置
JPS5847092Y2 (ja) 掘削溝用土留支保装置
CN212742572U (zh) 一种有限空间顶管管线施工临时支护结构
JP2579584B2 (ja) 土留工法及び土留用ボックス
JPH0240094Y2 (ja)
JPH08109634A (ja) 土留工法および土留支保装置
JPS5911016B2 (ja) 土留施工方法及び同施工方法に用いる腹起し構造
JPH0444674Y2 (ja)
KR200244690Y1 (ko) 강관 매설 작업용 작업자 보호장치
JPH0230509Y2 (ja)
JPH10266209A (ja) 土留支保用切梁の係止構造