JPH0342111Y2 - - Google Patents

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JPH0342111Y2
JPH0342111Y2 JP5469486U JP5469486U JPH0342111Y2 JP H0342111 Y2 JPH0342111 Y2 JP H0342111Y2 JP 5469486 U JP5469486 U JP 5469486U JP 5469486 U JP5469486 U JP 5469486U JP H0342111 Y2 JPH0342111 Y2 JP H0342111Y2
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JP
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support body
plates
fixed
earth
plate
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JP5469486U
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は土留用包囲形サポート体に関するも
ので、更に詳細には、例えば、ガスあるいは上・
下水道管等の継目溶接作業の際の掘削穴の保持及
び土砂の崩壊を防止して安全な作業を行えるよう
にすることを目的とする土留用包囲形サポート体
の改良に係るものである。
[従来の技術] 従来のこの種のサポート体としては、例えば第
10図に示すように、確保する掘削穴内に矢板に
て形成される山留壁1と、H鋼6にて支持される
側板7とを植設し、そして、上記山留壁1及び側
板7に接触する腹起し梁2の間隙に流体ジヤツキ
5を配設すると共に、対向する山留壁1及び側板
7の腹起し梁2,2間に支持及び保持用工材3,
4をそれぞれ架設して成る構造のものが知られて
いる(特開昭61−21230号公報参照)。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、従来のこの種のサポート体にお
いては、各構成部材が別々であるため、施工及び
撤去に多くの労力、工数及び時間を要すると共
に、作業面における安全性に欠けるなどの問題が
あり、また、多くの部材を要するため、コストが
高いなどの問題があつた。
[問題点を解決するための手段] この考案は上記問題を解決することを企図して
なされたもので、サポート体を伸縮可能な包囲形
に形成することにより、施工及び撤去を迅速にか
つ少ない工数にて行えるようにし、かつ、作業の
安全性の向上を図れるようにしたことを特徴とす
る土留用包囲形サポート体を提供しようとするも
のである。
すなわち、この考案は、導管凹部を下辺に有す
る一対の妻板と、両妻板側に重合するガイド辺を
折曲する一対の側板と、上記妻板又は側板のいず
れかに固着されて両板の重合部を摺動自在に案内
する案内部材と、上記両側板の内面の対向する部
位に固着される複数組の受け部と、これら受け部
間に架設される伸縮可能な水平サポートとで構成
して成ることを特徴とする土留用包囲形サポート
体を提供しようとするものである。
この考案において、上記妻板又は側板は1枚の
板状のものであつてもよいが、補強用の垂直柱
と、この垂直柱の外面に固着される複数の中空パ
ネルとで構成されることが好ましく、またこの場
合、垂直柱の上端部に吊下げ用ロープを繋着する
フツクを突設することが好ましい。
[作用] 上記技術的手段は次のように作用する。
上記のように構成されるこの考案のサポート体
は、方形枠状に枠組みされた状態で吊下げロープ
等の手段にて掘削穴内へ配設され、そして、水平
サポートによつて所定の幅に伸長された状態で作
業者が作業しうるスペースが確保され、また、作
業完了後には上記吊下げ手段により掘削穴から撤
去される。
[実施例] 以下にこの考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図はこの考案のサポート体の斜視図を示
し、第2図ないし第4図はそれぞれその右半分を
断面で示す正面図、側面断面図及び平面図を示す
もので、この考案のサポート体は、コ形状の導管
凹部1を下辺に有する一対の妻板2,2と、両妻
板側に重合するガイド辺3を折曲する一対の側板
4,4と、上記妻板2又は側板4のいずれかに固
着されて両板の重合部(具体的には妻板2とガイ
ド辺3との重合部)を摺動自在に案内する案内部
材5と、上記両側板の内面の対向する部位に固着
される複数組の受け部6と、これら受け部6間に
架設される伸縮可能な水平サポート10とで構成
されている。
上記妻板2及び側板4は、それぞれ一対の垂直
柱7,7と、これら垂直柱の外面に積層状に溶接
等の手段により固着される複数の中空パネル8,
8…とで構成されている。この場合、垂直柱7は
断面が方形状の中空形状にて形成され、その上端
には吊下げ用ロープ20を繋着するフツク21が
固着されている。また、中空パネル8は、第7図
に示すように、両表面板8a,8a間を連結する
複数の平行な連結壁8a,8b…にて区画される
複数の中空室8c,8c…を有するアルミニウム
製押出し形材にて形成されている。なおこの場
合、各中空パネル8の接合辺のうちの一方(具体
的には上端)には接合用凸条8dを設け、他方
(具体的には下端)には接合用凸条8dと係合す
る接合用凹溝8eを設けることが好ましい。ま
た、上記側板4の両側すなわち妻板側辺には妻板
2と重合するガイド辺3が溶接等の手段にて固着
されている。このガイド辺3は上記中空パネル8
と同様に複数の中空室8c,8c…を有するアル
ミニウム製押出し形材等にて形成されている。
上記妻板2と側板4のガイド辺3との重合部に
おける一方には重合部を摺動自在に案内するコ字
状の上記案内部材5が固着されるのであるが、こ
の場合、サポート体の上部においては重合部の内
側に位置するガイド辺3に案内部材5の内方側の
脚5aが溶接等の手段にて固着され(第5図a,
b参照)、サポート体の下部においては重合部の
外側に位置する妻板2に案内部材5の外方側の脚
5bが溶接等の手段にて固着されている(第6図
a,b参照)。このように構成することにより、
側板4は妻板2に対して外方へ伸縮移動すること
ができるようになつている。勿論、案内部材5は
サポート体の上・下部共重合部のガイド辺3の
み、または、妻板2のみに固着してもよい。
一方、上記両側板4の垂直柱7の対向する複数
の部位には上方が開口するコ字状の上記受け部
6,6…が適宜間隔をおいて溶接等の手段にて固
着されており、これら対向する受け部6,6には
上記水平サポート10の基端部が載置されると共
に、水平サポート10の基端部に設けられた取付
孔11と各受け部6に設けられた取付孔6aを貫
通するピン12によつて架設されている。この場
合、水平サポート10は、第8図に示すように、
互いに伸縮可能に嵌合されるシリンダ13とピス
トンロツド14及びアウターパイプ14′とで構
成されると共に、シリンダの基端部側にカプラ1
5を装着して成り、カプラ15を介して注入され
る圧力流体の加圧により伸長する流体圧力式のも
のの他に、第9図に示すように、基端部16にそ
れぞれ取付孔11を有するねじ筒17とこのねじ
筒17にねじ結合するねじ軸18とで構成される
と共に、ねじ軸18に固着されたハンドル19の
回転操作によつて伸長するねじ式のもの等が使用
される。
なお、上記側板4とガイド辺3との接合部の入
隅部には適宜間隔をおいて三角状の補強板22が
溶接等の手段によつて固着されている。また、側
板4の内方側面の一方の垂直柱7付近には梯子2
3が取付けられている。この場合、梯子23は、
一端が側板4に、他端が垂直柱7に固着されるL
字状の複数の足掛り部材24,24…にて構成さ
れている。
上記のように構成されたこの考案のサポート体
を使用するには、先ず、掘削されたガス管、上・
下水道管等の導管Pを埋設する埋設溝の所定の箇
所、例えば継目溶接を必要とする箇所の周辺部分
の土砂を更に掘削して拡げ、そこに作業者が入つ
て作業できるだけの大きさを有する四角い作業用
掘削穴を形成する。
次に、クレーン等の吊り下げ手段(図示せず)
のフツクをサポート体に設けたロープ20に引つ
掛けてこのサポート体を吊り上げ、上記作業用掘
削穴内にこのサポート体を挿入し、妻板2の導管
凹部1内に埋設溝内に施設された導管Pが納まる
ようにこのサポート体を置き、次いで受け部6間
に水平サポート10を架設してこの水平サポート
10を伸長させ、これによつて左右の側板4がそ
れぞれ拡開された作業用掘削穴の左右両側壁に
略々当接するようにし、これによつてこのサポー
ト体の設置を完了する。
作業者は、このように設置されたサポート体の
中に入つて所定の作業、例えば導管Pの継目溶接
作業を行うが、この際にサポート体の左右の側板
4はそれぞれ作業用掘削穴の左右両側壁から土砂
が崩れ落ちるのを防止し、また、導管Pに沿つて
前後に位置する妻板2はそれぞれ導管Pの埋設溝
から作業用掘削穴が拡開する部分、すなわち作業
用掘削穴のコーナー部分で土砂が崩れ落ちるのを
防止する。そして、この際、作業用掘削穴の左右
両側壁から崩れ落ちる土砂の圧力に対しては水平
サポート10により支えられた左右の側板4で支
え、また、作業用掘削穴のコーナー部分から崩れ
落ちる土砂の圧力に対しては、側板4側に比べて
埋設溝がある分だけ崩れ落ちる土砂の量が少な
く、また、崩れ落ちる土砂の一部が埋設溝側に逃
げるので、その際の土砂の圧力はそれほど大きく
ならないので、この実施例においては、妻板2自
体の強度や側板4の両側に設けたガイド辺3や補
強板22の強度で支える。
従つて、作業者は、このサポート体の中で導管
Pの継目溶接等の作業を安全に行うことができ
る。
また、このようにしてサポート体の中での所定
の作業が終了した後には、水平サポート10を短
縮させて受け部6間から取外し、次いで左右の側
板4間の間隔を縮小させ、この状態で再度吊り上
げ手段によりこのサポート体を吊り上げて作業用
掘削穴内から撤去する。
なお、上記実施例では妻板2の内方に側板4の
ガイド辺3が摺動自在に重合される状態を示した
が、妻板2の外方に側板4のガイド辺3を摺動自
在に重合させた状態としてもよい。
[考案の効果] 以上に説明したように、この考案のサポート体
によれば、一対の妻板及び側板とから成る伸縮可
能な方形枠における両側板間に伸縮自在に水平サ
ポートを架設して成るため、以下のような効果が
得られる。
1 妻板と側板とで構成される方形枠のまま掘削
穴内へ施工することができると共に、撤去でき
るので、施工及び撤去作業の工数を低減するこ
とができると共に、工事の短縮化及びコストの
低廉化が図れる。
2 掘削穴の土圧が加わつたとしても水平サポー
トにより支持されるので、サポート体内の作業
者の安全性を図ることができる。
3 施工、撤去作業を地表から行うことができる
ので、作業の安全性を図ることができる。
4 従来のサポート体に比べて少ない構成部材に
て構成することができると共に、軽量にするこ
とができるので、施工及び撤去の作業性の向上
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の土留用包囲形サポート体の
斜視図、第2図ないし第4図はそれぞれサポート
体の右半分を断面で示す正面図、側面断面図及び
平面図、第5図a,bは第4図のA部拡大平面図
及びその側面図、第6図a,bは第3図のB部拡
大平面図及びその側面図、第7図はこの考案にお
ける中空パネルの断面斜視図、第8図はこの考案
における水平サポートの側面図、第9図は水平サ
ポートの別の形態を示す側面図、第10図は従来
のサポート体の斜視図である。 符号説明、1……導管凹部、2……妻板、3…
…ガイド辺、4……側板、5……案内部材、6…
…受け部、7……垂直柱、8……中空パネル、1
0……水平サポート、11……取付孔、12……
ピン、13……シリンダ、14……ピストンロツ
ド、15……カプラ、16……基端部、17……
ねじ筒、18……ねじ軸、19……ハンドル、2
0……吊下げ用ロープ、21……フツク。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 導管凹部を下辺に有する一対の妻板と、両妻
    板側に重合するガイド辺を折曲する一対の側板
    と、上記妻板又は側板のいずれかに固着されて
    両板の重合部を摺動自在に案内する案内部材
    と、上記両側板の内面の対向する部位に固着さ
    れる複数組の受け部と、これら受け部間に架設
    される伸縮可能な水平サポートとで構成して成
    ることを特徴とする土留用包囲形サポート体。 (2) 妻板又は側板の少なくとも一方を、補強用の
    垂直柱と、この垂直柱の外面に固着される複数
    の中空パネルとで構成して成ることを含む実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の土留用包囲形
    サポート体。 (3) 垂直柱の上端部に吊下げ用ロープを繋着する
    フツクを突設して成ることを含む実用新案登録
    請求の範囲第2項記載の土留用包囲形サポート
    体。
JP5469486U 1986-04-14 1986-04-14 Expired JPH0342111Y2 (ja)

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JP5469486U JPH0342111Y2 (ja) 1986-04-14 1986-04-14

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JPS62169038U JPS62169038U (ja) 1987-10-27
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JP5729712B1 (ja) * 2014-10-27 2015-06-03 株式会社早瀬工業 土留工法及び土留ユニット

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