JP3673921B2 - プレロード式パネル土留 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はパネル土留による土留支保工に関する。
【0002】
従来地山の崩壊を防ぐため、一対のパネル部材に2本以上の切ばりを取り付けた構成のパネル土留を、0.5m程予掘した溝に吊り込み箱状となった内側を掘削しながらパネルを押し込み、この作業を繰り返して、パネル部材を所定の位置まで沈設させ、土留を行う工法がある。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
この工法は、通常、パネル部材の両側面の縦梁材に直接切りばりを取り付けたボックス方式と、縦型のスライドレールを複数の切りばりによって、梯子状になったものを一定の距離を隔てて、2組たて込み、このスライドレール間にパネル部材をはめ込んで箱状となしたスライドレール方式がある。
【0004】
ボックス方式であれ、スライドレール方式であれ、いずれにしても、掘削とパネル部材の押し込みを所定の深さまで繰り返しながら作業を行うため、掘削側面の土壁が崩れ、土壁とパネル部材間に隙間が生じる。
【0005】
これを防止するために、掘削完了後、パネル部材と土壁との間に土砂を入れ(これを裏込めと称す)隙間をつめるのであるが、締め固められないので、長時間放置したり、雨が降ったり、掘削溝の周辺を大型自動車が通行すれば、道路面にクラックが入ったり道路の縁石と側溝との間が開いたり、塀が傾斜したり、何らかの悪影響が発生することがあった。
【0006】
さりとて、従来、一対のパネル部材間を支保している切りばりは、長さを調整できない固定式か、ねじ方式により調整可能なもの、いずれかを使用していたが、ねじ式の場合でも、単に地上で所定の掘削巾にパネル部材間を合わせるための調整機能を有するのみで、土壁を押し返すだけの軸力がなく、前記のような不具合の発生を防止することは不可能であった。
【0007】
さらに、土の密度が大きく、強い土圧がかかる現場においては、パネル部材を介して、切りばりに大きな負荷がかかり、切りばりのねじを回すのが困難となりかねない。
【0008】
又、前記のような現場では、パネル土留の撤去時には、パネル部材面に強力な土圧がかかり、引き抜きが大変困難で、この引き抜き時に、切りばりが曲がってしまうこともあった。
【0009】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、パネル部材を直接又はスライドレールを介して、切りばりによって支保されるパネル土留において、パネル部材をシリンダーが加圧することにより、土壁にプレロードを与え、現場の2次的な悪影響を防止すると共に、作業効率を改善し、しかも、安全性の高い土留支保工を提供することを、目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のプレロード式パネル土留は、作業時に、現場周辺に前記のような悪影響が出ないよう、又、撤去が容易になるように、次のような対策を講じている。
【0011】
即ち、パネル部材を直接又はスライドレールを介して、切りばりによって支保されるパネル土留において、パネル部材を支保する切りばりが、圧縮方向には縮小を止め、伸張方向にのみ伸張が自由であり、最伸張時にストッパーが作用する機能を有し、加えて、液圧又は気圧により伸縮するシリンダーを、適宜、該切りばりと併設し、加圧装置によって、該シリンダー内に液圧又は気圧を注入し、パネル部材を介して、土壁を加圧することにより、土壁にプレロードを与えることを特徴とする。
【作用】
【0012】
本発明のプレロード式パネル土留は、パネル部材及びスライドレールを支保する切りばりに、その接合部の一部又は全部に長孔を設け、ピンにより接合することによって、圧縮方向にはピン又は切りばりの端面が縮小を止め、伸張方向には、長孔の範囲内で伸張が自由となり、抜け落ち防止は長孔の端部とピンにより、伸張をストップする。
【0013】
該パネル土留を、掘削溝に搬入し、液圧又は気圧により伸縮するシリンダーを、適宜、該切りばりと併設し、加圧装置によって、該シリンダー内に液圧又は気圧を注入し、パネル部材を加圧すれば、パネル部材は、長孔の範囲内で、伸張し、土壁にプレロードをかけることができる。
【発明の実施の形態】
【0014】
本発明のプレロード式パネル土留を図面1に基いて説明すれば以下の通りであるが、もちろん本発明は本実施例の具体的な構成に限定されるものではない。
【0015】
図面1の設置正面図に示すように、本発明の一実施例に係るプレロード式パネル土留は、一対のパネル部材1と、パネル部材1と、切りばり3との連結用ブラケット2、パネル部材1間を支保する上下各2本の切りばり3、及び水圧ジャッキ4で構成される。
【0016】
そして、切りばり3に、その接合部2箇所の全部に長孔5を設け、ブラケット2に、ブラケットピン孔6を設け、ブラケット2を介して、パネル部材1と切りばり3の両端部とを接合する。
【0017】
パネル部材1とブラケット2とは、切りばり取付ピン9で固定し、ブラケット2と切りばり3とは、ピン7を上部より挿入し、ロックリング8でピン7の抜け防止を行い、パネル土留の組み立ては完成する。
【0018】
前記の通り組み立てられたパネル土留9を掘削現場に搬入し、クレーンやバックホー等で、約0.5m予掘りを行った掘削溝に落とし込む。
【0019】
該パネル土留9の切りばり3は、圧縮方向には、切りばり3の端面が縮小を止め、伸張方向には、長孔5のそれぞれ範囲内で伸張が自由となり、抜け落ち防止は長孔5の端部とピン7により、伸張をストップする。
【0020】
本掘削作業において、掘削とパネル部材1の押し込みを所定の深さまで繰り返しながら作業を行うため、掘削側面の土壁が崩れ、パネル部材1と土壁間に隙間が生じる。
【0021】
従って、掘削完了後、パネル部材1と土壁との間に土砂を入れ、裏込めを施すことになるが、これを締め固めるため、適宜、水圧ジャッキ4を既設切りばり3の設置付近に所定の方法で設置し、加圧装置であるハンドポンプによって、ジャッキ4の加圧を行う。
【0022】
この際、既設の切りばり3も、長孔5のそれぞれ範囲内で伸張するので、この範囲内で、パネル土留15のパネル部材1間の巾を拡大することができる。
【0023】
前記作業により、土壁にプレロードがかかり、掘削溝周辺の構築物への悪影響の危惧は解消する。
【0024】
掘削溝内に配管などの所要の工事を行った後は、水圧ジャッキ4の圧力を抜き、水圧ジャッキ4を縮小させると、切りばり3も同様に縮小し、パネル土留9のパネル部材1間の巾も縮小する。
【0025】
土圧がかからない、パネル土留15を掘削溝から引き上げながら、順次掘削溝を埋め戻し、土砂を転圧し、作業は終了する。
【0026】
また前記述べた実施例とは異なる使用方法として、大口径パイプを敷設する場合がある。
【0027】
図1の通り、大口径パイプ12を敷設する場合は、最下段の切りばり3が、邪魔になり、撤去しなければならない。
【0028】
このような現場には、水圧ジャッキ4を、最下段切りばり3の設置位置より上方の所定の高さに設置した上に、掘削底面には捨てばり13を設置し、前記と同様、加圧装置であるハンドポンプによって、水圧ジャッキ4を加圧し、切りばり取付ピン9を引き抜いて、最下段切りばり3を取り外す。
【0029】
前記の方法によれば、最下段位置を上回る大口径パイプ12も容易に敷設することができる。
【発明の効果】
【0030】
本発明においては、一対のパネル間を数本の液圧ジャッキ(水圧であれ油圧であれ)又は、気体シリンダー(エアシリンダー)により、強力な軸力を有するもので押圧するので、裏込め材がしっかりと押され、長時間放置したり、雨が降ったり、掘削溝の周辺を大型自動車が通行しても、道路面にクラックが入ったり、道路の縁石と側溝との間が開いたり、塀が傾斜したりという、二次的な悪影響が生じない。
【0031】
又、当工法では、既設の切りばりの各接合部に長孔が設けられているので、圧縮された状態で掘削巾を確保しておけば、その寸法より短くはならない。
【0032】
土壁にプレロードをかける時、パネル間を拡張するが、切りばりの長孔寸法の分だけ、拡張し、裏込めを加圧する。
【0033】
ねじ式による切りばりの拡張作業は、掘削溝の中に立ち入って行わなければならないが本発明によれば、ジャッキの拡張操作はポンプと水圧ジャッキ間をホースで連結するため、ポンプの操作を地上で行え、安全である。
【0034】
しかも、パネル土留を撤去する時は、水圧ジャッキの圧力を抜くため、パネル部材間が縮小し、パネル土留を容易に地上に引き上げることができる。
【0035】
従って、本発明により作業効率の向上と省力化並びに作業員の安全が確保されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の設置正面図
【図2】ボックス方式パネル土留
【図3】スライドレール方式パネル土留
【符号の説明】
1…パネル部材
2…ブラケット
3…切りばり
(下段切りばりは上段切りばりと同じ構造につき、カット図は省略)
4…水圧ジャッキ
5…長孔
6…ブラケットピン孔
7…ピン
8…ロックリング
9…切りばり取付ピン
10…ジャッキ取付ブラケット
11…ジャッキ取付ピン
12…大口径パイプ
13…捨てばり
14…ガイドレール
15…パネル土留
16…裏込め
17…土壁
【発明の属する技術分野】
本発明はパネル土留による土留支保工に関する。
【0002】
従来地山の崩壊を防ぐため、一対のパネル部材に2本以上の切ばりを取り付けた構成のパネル土留を、0.5m程予掘した溝に吊り込み箱状となった内側を掘削しながらパネルを押し込み、この作業を繰り返して、パネル部材を所定の位置まで沈設させ、土留を行う工法がある。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
この工法は、通常、パネル部材の両側面の縦梁材に直接切りばりを取り付けたボックス方式と、縦型のスライドレールを複数の切りばりによって、梯子状になったものを一定の距離を隔てて、2組たて込み、このスライドレール間にパネル部材をはめ込んで箱状となしたスライドレール方式がある。
【0004】
ボックス方式であれ、スライドレール方式であれ、いずれにしても、掘削とパネル部材の押し込みを所定の深さまで繰り返しながら作業を行うため、掘削側面の土壁が崩れ、土壁とパネル部材間に隙間が生じる。
【0005】
これを防止するために、掘削完了後、パネル部材と土壁との間に土砂を入れ(これを裏込めと称す)隙間をつめるのであるが、締め固められないので、長時間放置したり、雨が降ったり、掘削溝の周辺を大型自動車が通行すれば、道路面にクラックが入ったり道路の縁石と側溝との間が開いたり、塀が傾斜したり、何らかの悪影響が発生することがあった。
【0006】
さりとて、従来、一対のパネル部材間を支保している切りばりは、長さを調整できない固定式か、ねじ方式により調整可能なもの、いずれかを使用していたが、ねじ式の場合でも、単に地上で所定の掘削巾にパネル部材間を合わせるための調整機能を有するのみで、土壁を押し返すだけの軸力がなく、前記のような不具合の発生を防止することは不可能であった。
【0007】
さらに、土の密度が大きく、強い土圧がかかる現場においては、パネル部材を介して、切りばりに大きな負荷がかかり、切りばりのねじを回すのが困難となりかねない。
【0008】
又、前記のような現場では、パネル土留の撤去時には、パネル部材面に強力な土圧がかかり、引き抜きが大変困難で、この引き抜き時に、切りばりが曲がってしまうこともあった。
【0009】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、パネル部材を直接又はスライドレールを介して、切りばりによって支保されるパネル土留において、パネル部材をシリンダーが加圧することにより、土壁にプレロードを与え、現場の2次的な悪影響を防止すると共に、作業効率を改善し、しかも、安全性の高い土留支保工を提供することを、目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のプレロード式パネル土留は、作業時に、現場周辺に前記のような悪影響が出ないよう、又、撤去が容易になるように、次のような対策を講じている。
【0011】
即ち、パネル部材を直接又はスライドレールを介して、切りばりによって支保されるパネル土留において、パネル部材を支保する切りばりが、圧縮方向には縮小を止め、伸張方向にのみ伸張が自由であり、最伸張時にストッパーが作用する機能を有し、加えて、液圧又は気圧により伸縮するシリンダーを、適宜、該切りばりと併設し、加圧装置によって、該シリンダー内に液圧又は気圧を注入し、パネル部材を介して、土壁を加圧することにより、土壁にプレロードを与えることを特徴とする。
【作用】
【0012】
本発明のプレロード式パネル土留は、パネル部材及びスライドレールを支保する切りばりに、その接合部の一部又は全部に長孔を設け、ピンにより接合することによって、圧縮方向にはピン又は切りばりの端面が縮小を止め、伸張方向には、長孔の範囲内で伸張が自由となり、抜け落ち防止は長孔の端部とピンにより、伸張をストップする。
【0013】
該パネル土留を、掘削溝に搬入し、液圧又は気圧により伸縮するシリンダーを、適宜、該切りばりと併設し、加圧装置によって、該シリンダー内に液圧又は気圧を注入し、パネル部材を加圧すれば、パネル部材は、長孔の範囲内で、伸張し、土壁にプレロードをかけることができる。
【発明の実施の形態】
【0014】
本発明のプレロード式パネル土留を図面1に基いて説明すれば以下の通りであるが、もちろん本発明は本実施例の具体的な構成に限定されるものではない。
【0015】
図面1の設置正面図に示すように、本発明の一実施例に係るプレロード式パネル土留は、一対のパネル部材1と、パネル部材1と、切りばり3との連結用ブラケット2、パネル部材1間を支保する上下各2本の切りばり3、及び水圧ジャッキ4で構成される。
【0016】
そして、切りばり3に、その接合部2箇所の全部に長孔5を設け、ブラケット2に、ブラケットピン孔6を設け、ブラケット2を介して、パネル部材1と切りばり3の両端部とを接合する。
【0017】
パネル部材1とブラケット2とは、切りばり取付ピン9で固定し、ブラケット2と切りばり3とは、ピン7を上部より挿入し、ロックリング8でピン7の抜け防止を行い、パネル土留の組み立ては完成する。
【0018】
前記の通り組み立てられたパネル土留9を掘削現場に搬入し、クレーンやバックホー等で、約0.5m予掘りを行った掘削溝に落とし込む。
【0019】
該パネル土留9の切りばり3は、圧縮方向には、切りばり3の端面が縮小を止め、伸張方向には、長孔5のそれぞれ範囲内で伸張が自由となり、抜け落ち防止は長孔5の端部とピン7により、伸張をストップする。
【0020】
本掘削作業において、掘削とパネル部材1の押し込みを所定の深さまで繰り返しながら作業を行うため、掘削側面の土壁が崩れ、パネル部材1と土壁間に隙間が生じる。
【0021】
従って、掘削完了後、パネル部材1と土壁との間に土砂を入れ、裏込めを施すことになるが、これを締め固めるため、適宜、水圧ジャッキ4を既設切りばり3の設置付近に所定の方法で設置し、加圧装置であるハンドポンプによって、ジャッキ4の加圧を行う。
【0022】
この際、既設の切りばり3も、長孔5のそれぞれ範囲内で伸張するので、この範囲内で、パネル土留15のパネル部材1間の巾を拡大することができる。
【0023】
前記作業により、土壁にプレロードがかかり、掘削溝周辺の構築物への悪影響の危惧は解消する。
【0024】
掘削溝内に配管などの所要の工事を行った後は、水圧ジャッキ4の圧力を抜き、水圧ジャッキ4を縮小させると、切りばり3も同様に縮小し、パネル土留9のパネル部材1間の巾も縮小する。
【0025】
土圧がかからない、パネル土留15を掘削溝から引き上げながら、順次掘削溝を埋め戻し、土砂を転圧し、作業は終了する。
【0026】
また前記述べた実施例とは異なる使用方法として、大口径パイプを敷設する場合がある。
【0027】
図1の通り、大口径パイプ12を敷設する場合は、最下段の切りばり3が、邪魔になり、撤去しなければならない。
【0028】
このような現場には、水圧ジャッキ4を、最下段切りばり3の設置位置より上方の所定の高さに設置した上に、掘削底面には捨てばり13を設置し、前記と同様、加圧装置であるハンドポンプによって、水圧ジャッキ4を加圧し、切りばり取付ピン9を引き抜いて、最下段切りばり3を取り外す。
【0029】
前記の方法によれば、最下段位置を上回る大口径パイプ12も容易に敷設することができる。
【発明の効果】
【0030】
本発明においては、一対のパネル間を数本の液圧ジャッキ(水圧であれ油圧であれ)又は、気体シリンダー(エアシリンダー)により、強力な軸力を有するもので押圧するので、裏込め材がしっかりと押され、長時間放置したり、雨が降ったり、掘削溝の周辺を大型自動車が通行しても、道路面にクラックが入ったり、道路の縁石と側溝との間が開いたり、塀が傾斜したりという、二次的な悪影響が生じない。
【0031】
又、当工法では、既設の切りばりの各接合部に長孔が設けられているので、圧縮された状態で掘削巾を確保しておけば、その寸法より短くはならない。
【0032】
土壁にプレロードをかける時、パネル間を拡張するが、切りばりの長孔寸法の分だけ、拡張し、裏込めを加圧する。
【0033】
ねじ式による切りばりの拡張作業は、掘削溝の中に立ち入って行わなければならないが本発明によれば、ジャッキの拡張操作はポンプと水圧ジャッキ間をホースで連結するため、ポンプの操作を地上で行え、安全である。
【0034】
しかも、パネル土留を撤去する時は、水圧ジャッキの圧力を抜くため、パネル部材間が縮小し、パネル土留を容易に地上に引き上げることができる。
【0035】
従って、本発明により作業効率の向上と省力化並びに作業員の安全が確保されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の設置正面図
【図2】ボックス方式パネル土留
【図3】スライドレール方式パネル土留
【符号の説明】
1…パネル部材
2…ブラケット
3…切りばり
(下段切りばりは上段切りばりと同じ構造につき、カット図は省略)
4…水圧ジャッキ
5…長孔
6…ブラケットピン孔
7…ピン
8…ロックリング
9…切りばり取付ピン
10…ジャッキ取付ブラケット
11…ジャッキ取付ピン
12…大口径パイプ
13…捨てばり
14…ガイドレール
15…パネル土留
16…裏込め
17…土壁
Claims (1)
- パネル部材を直接又は縦型のスライドレールを介して、切りばりによって支保されるパネル土留において、パネル部材を支保する切りばりが、圧縮方向には縮小を止め、伸張方向にのみ伸張が自由であり、最伸張時にストッパーが作用する機能を有し、加えて、液圧又は気圧により伸縮するシリンダーを、適宜、該切りばりに併設し、加圧装置によって、該シリンダー内に液圧又は気圧を注入し、パネル部材を介して、土壁を加圧することにより、土壁にプレロードを与えることを特徴とするパネル土留。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002326099A JP3673921B2 (ja) | 2002-10-02 | 2002-10-02 | プレロード式パネル土留 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002326099A JP3673921B2 (ja) | 2002-10-02 | 2002-10-02 | プレロード式パネル土留 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004124670A JP2004124670A (ja) | 2004-04-22 |
JP3673921B2 true JP3673921B2 (ja) | 2005-07-20 |
Family
ID=32289900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002326099A Expired - Fee Related JP3673921B2 (ja) | 2002-10-02 | 2002-10-02 | プレロード式パネル土留 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3673921B2 (ja) |
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CN106703046B (zh) * | 2017-03-17 | 2019-03-01 | 上海同禾土木工程科技有限公司 | 一种支撑轴力伺服系统的并联双机械锁支撑头总成 |
CN109339056B (zh) * | 2018-11-21 | 2024-04-12 | 云南建投基础工程有限责任公司 | 基坑装配式型钢支撑体系中可调支撑结构及其使用方法 |
JP7285880B2 (ja) * | 2021-05-27 | 2023-06-02 | 日本スピードショア株式会社 | 仮締切り工 |
-
2002
- 2002-10-02 JP JP2002326099A patent/JP3673921B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2004124670A (ja) | 2004-04-22 |
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