JPH1060841A - 非常誘導装置 - Google Patents

非常誘導装置

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Publication number
JPH1060841A
JPH1060841A JP8241051A JP24105196A JPH1060841A JP H1060841 A JPH1060841 A JP H1060841A JP 8241051 A JP8241051 A JP 8241051A JP 24105196 A JP24105196 A JP 24105196A JP H1060841 A JPH1060841 A JP H1060841A
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JP
Japan
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sign
solar cell
sign board
night
guidance device
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Application number
JP8241051A
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English (en)
Inventor
Shinobu Yamamura
忍 山村
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SUJIYAKU KK
Original Assignee
SUJIYAKU KK
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Filing date
Publication date
Application filed by SUJIYAKU KK filed Critical SUJIYAKU KK
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Publication of JPH1060841A publication Critical patent/JPH1060841A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S9/00Lighting devices with a built-in power supply; Systems employing lighting devices with a built-in power supply
    • F21S9/02Lighting devices with a built-in power supply; Systems employing lighting devices with a built-in power supply the power supply being a battery or accumulator
    • F21S9/03Lighting devices with a built-in power supply; Systems employing lighting devices with a built-in power supply the power supply being a battery or accumulator rechargeable by exposure to light
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21VFUNCTIONAL FEATURES OR DETAILS OF LIGHTING DEVICES OR SYSTEMS THEREOF; STRUCTURAL COMBINATIONS OF LIGHTING DEVICES WITH OTHER ARTICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F21V23/00Arrangement of electric circuit elements in or on lighting devices
    • F21V23/04Arrangement of electric circuit elements in or on lighting devices the elements being switches
    • F21V23/0442Arrangement of electric circuit elements in or on lighting devices the elements being switches activated by means of a sensor, e.g. motion or photodetectors

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  • Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)
  • Road Signs Or Road Markings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大地震や大型台風の場合にもで標識が倒壊す
ることがなく、しかも、夜間においても遠くから容易に
認識することができ、更には一度設置すればメンテナン
スフリーとすること。 【解決手段】 誘導装置本体1の上部の標示板3の下面
に矢印の表示部35を標示し、また避難場所の名前を標
示したプレート37を配設する。標示板3は透光性のプ
ラスチックからなり、標示板3の下方には太陽電池パネ
ルと、太陽電池パネルにて発生する電力を充電する充電
部と、この充電部を電源としてランプを点灯させる点灯
回路制御部とが設けてある。昼間に太陽電池パネルを介
して充電しておき、夜間にランプを点灯させて標示板3
全体を下方から照らし出す。震災が発生して夜間に停電
してもランプが点灯されて矢印の表示部35により避難
場所の方向へ誘導し、またプレート37により避難場所
が容易に分かる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地震、台風などの
震災時に予め定められている避難場所へ人を誘導するた
めの震災時等における非常誘導装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】地震、台風などの震災時において、家
屋、ビルなどから避難しなければならないような大きな
被害が発生した場合、あるいは被害が発生する恐れがあ
る場合などでは、予め定められている近くの学校、公
園、広場などの避難場所に避難するようになっている。
そして、かかる学校、公園、広場などの避難場所の近く
には、その旨を標示している標識が立設されている。上
記の標識や避難場所へ誘導するための誘導標識は一般的
には地面より立設しているポールの上部にプレートが固
定されており、該プレートに学校や公園などが避難場所
であることを標示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
標識は、例えば木陰に隠れて見えにくい状態となってい
たり、あるいは標識が立っている近くの人にはその認識
があっても、それ以外の人にとってはあまり認識してい
ないのが現状である。また、避難場所への誘導標識も通
常時においてはあまり認識している人が少ないのも現状
である。これは、誘導標識自体があまり目立たないこと
も一因となっている。これらの非常時の標識や誘導標識
の最も大きな問題としては、夜間にこれらの標識を認識
することができないことである。仮に街灯の下に標識が
立設されている場合であっても、震災時において夜間で
且つ停電時の場合においては、これらの標識を見つける
ことは完全に不可能となる。
【0004】さらに、震度6や7の大地震の場合、ある
いは大型の台風で強風を伴っている場合に、これらの標
識はほとんど倒壊する可能性が非常に高く、標識が倒壊
してしまうと避難する人が懐中電灯を持っていたとして
も標識を見つけることが不可能となる。したがって、誘
導標識が倒壊しても、あるいは倒壊しなくても夜間にお
いては、標識の機能を果たさなくなり、しかも、大地震
の場合には神戸・淡路大震災の例を挙げるまでもなく長
時間あるいは長期間停電となるため、標識を見つけて避
難することができなくなるという問題が生じる。このよ
うな場合には、人的被害がさらに増加することになる。
【0005】本発明は上述の点に鑑みて提供したもので
あって、大地震や大型台風の場合にもで標識が倒壊する
ことがなく、しかも、夜間においても遠くから容易に認
識することができ、更には一度設置すればメンテナンス
フリーとした非常誘導装置を提供することを目的とした
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の請求項
1記載の非常誘導装置では、震災時における避難場所や
避難場所への誘導標示35が標示されている透光性の標
示板3と、この標示板3を介して受光する太陽電池27
と、この太陽電池27からの起電力を充電するととも
に、この充電電力を電源として発光素子23を点灯させ
る制御部20と、上記太陽電池27、制御部20を納装
し上記標示板3を上面に配設する筒体11とで誘導装置
本体1を構成し、この誘導装置本体1を地中あるいは建
物の外壁面に埋設するとともに、上記標示板3の表面を
路面あるいは外壁面に露出させていることを特徴として
いる。
【0007】また、請求項2記載の非常誘導装置では、
震災時における避難場所や避難場所への誘導標示35が
標示されている透光性の標示板3と、この標示板3を介
して受光する太陽電池27と、この太陽電池27からの
起電力を充電するとともに、この充電電力を電源として
発光素子23を点灯させる制御部20と、上記太陽電池
27、制御部20を納装し上記標示板3を上面に配設す
る筒体11とで誘導装置本体1を構成し、この誘導装置
本体1を道路51の交差点52の略中心部に埋設すると
ともに、上記標示板3の表面を路面に露出させているこ
とを特徴としている。
【0008】また、請求項3記載の非常誘導装置では、
周囲の明暗を検出する光センサー25を備え、この光セ
ンサー25の出力により夜間にのみ発光素子23を点灯
させるようにしていることを特徴としている。
【0009】さらに、請求項4記載の非常誘導装置で
は、上記誘導装置本体1は円柱状に形成されており、上
記標示板3の上面の全体にはスリップ防止用の凹凸部3
1が連続して形成されていることを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図3は本発明に係る誘導装置本体
1の断面図を示しており、この誘導装置本体1は太陽光
を受光すべく屋外に設置されるものであり、上面を路面
に露出させて地中に埋設されるものである。この誘導装
置本体1は、円筒状で上下面が開口している埋込ボック
ス2と、この埋込ボックス2の上部に螺着して上面を閉
塞し透光性で略円板状の標示板3とで構成されている。
【0011】まず、埋込ボックス2から説明すると、該
埋込ボックス2の外殻を構成する上下面を開口した円筒
状の筒体11は、金属製あるいは合成樹脂で形成されて
おり、金属製の場合には表面に防錆処理が施されてい
る。材料としては例えば、鉄製、ステンレスなどを用い
ている。また、筒体11を合成樹脂で形成した場合に
は、例えば、塩化ビニールを用いる。図3及び図6に示
すように、筒体11の上部の外周面にはネジ部12が螺
刻されており、このネジ部12に上記標示板3が螺着固
定されるようになっている。また、筒体11の略中央部
分の内面には複数の支持片13が内方に向けて突設され
ている。さらに、筒体11の下部には周方向に沿って複
数の穴14が穿孔されている。
【0012】筒体11の内部の上部には発光制御部17
が配設されるようになっており、この発光制御部17は
以下のように構成されている。すなわち、図3及び図6
に示すように、上記支持片13の上面に載置される円板
状の支持板18が設けられており、この支持板18の材
料としては、上記の筒体11の場合と同様である。この
支持板18には図2に示すように周方向に沿って複数の
水抜穴19が穿孔されている。支持板18の中央部分に
は制御ボックス20が配設されており、この制御ボック
ス20は、電気系統の回路ブロック図を示す図7に示す
ように、充電部21と点灯回路制御部22とで構成され
ている。
【0013】上記制御ボックス20の上方には支持体
(図示せず)を介して蛍光灯からなるランプ23が配設
されている。このランプ23は図示例では2本配設され
ているが、1本でも良く、また3本以上でも良い。ま
た、図3に示すように、支持板18上であって制御ボッ
クス20の両側の側方には支持体26が立設されてい
て、この支持体26の上部には、多数の太陽電池セルで
構成した太陽電池パネル27が配設されている。なお、
支持板18は、筒体11の支持片13に単に載置する構
成でも良く、また、ボルトなどにより支持板18を支持
片13に固定する構成でも良い。
【0014】図7において、透光性の標示板3を介して
太陽電池パネル27が太陽光を受光し、該太陽電池パネ
ル27にて太陽エネルギーが電力に変換され、この変換
された電力は制御ボックス20の充電部21にて充電さ
れる。そして、この充電部21から点灯回路制御部22
に電源として供給され、ランプ(蛍光灯)23を高周波
点灯させる。また、図2及び図7に示すように、周囲の
明暗を検出する光センサー25が設けられており、この
光センサー25の出力が点灯回路制御部22へ入力さ
れ、昼間は点灯回路制御部22の動作を停止させ、夜間
のみ点灯回路制御部22を駆動してランプ23を点灯さ
せるようになっている。なお、上記光センサー25の出
力を受ける点灯回路制御部22では、夜間に行き来する
自動車のヘッドライトにより誤動作しないように、例え
ば、10分間の間、同じ明るさ、暗さが連続して維持さ
れている場合には、昼間、あるいは夜間と判断する手段
(図示せず)を備えている。また、街灯やネオンの明る
さの程度に対しては光を検出しないようにレベル調整を
図っている。
【0015】なお、太陽電池パネル27及び充電部21
の容量が大きくて、ランプ23の消費電力が少ない場所
には、光センサー25を用いずに、常時ランプ23を点
灯させるようにしても良い。しかし、夜間のみランプ2
3を点灯させる方が、太陽電池パネル27及び充電部2
1の容量を小さくでき、低コスト化を図ることができる
ので、光センサー25を用いて夜間のみランプ23を点
灯させる方が好適例である。
【0016】次に筒体11の上部に装着される標示板3
について説明する。この標示板3は透光性で強化プラス
チックからなり、例えば、カーボン繊維やガラス繊維を
混入したり、あるいはセラミック、カーボン、ガラスな
どの粉末を混入して強度を上げている。また、ポリカー
ボネイトを用いても良い。この誘導装置本体1は図4に
示すように、道路に埋設されて標示板3の上面が路面よ
り露出し、標示板3の上に自動車が乗っても破損しない
程度の強度と、太陽電池パネル27への光とランプ23
の発光の透光性の兼ね合いで標示板3の強度を決定して
いる。
【0017】図3に示すように、標示板3の上面にはス
リップ防止の観点からローレット加工のような凹凸部3
1が全面にわたって形成されている。なお、図1にはこ
の凹凸部31の記載は省略している。標示板3の下面の
外周部には突部32が周設されており、この突部32に
下面を開口した溝33が全周にわたって凹設されてい
る。そして、この溝33の外側の内面には筒体11のネ
ジ部12と螺合するネジ部34が螺刻してある。また、
標示板3の上部の外周面には全周にわたってローレット
加工部38が形成されており、このローレット加工部3
8の凹凸面を利用して標示板3を回転させて筒体11へ
螺合するようになっている。なお、図3の場合では、ネ
ジ部34を溝33の内部に形成しているが、突部32の
厚みを図示例より薄くして、突部32の内周面にネジ部
34を形成するようにしても良い。
【0018】また、標示板3の下面には図1に示すよう
に、避難場所への方向を示す矢印の標示部35がシルク
印刷などにより描かれている。この矢印の標示部35は
矢印の外周に線を描いて大きな矢印を形成している。上
記矢印の標示部35の基部側の標示板3の下面には図5
に示す蟻溝状のスリット36が凹設されており、このス
リット36に避難場所名を示すプレート37が着脱自在
にスライド挿入されるようになっている。このプレート
37の表面には具体的な避難場所として、「○○○こう
えん」が記載してある。なお、このプレート37は透光
性のプラスチックで構成されている。
【0019】上記矢印の標示部35の上下に位置する箇
所には長方形の採光窓40が形成されており、この採光
窓40の大きさは、上記太陽電池パネル27の大きさに
対応しているものであり、また、採光窓40の下部に
は、集光レンズ部41が形成されている。そして、この
集光レンズ部41の下方に太陽電池パネル27がそれぞ
れ近接して配設されており、採光窓40及び集光レンズ
部41を介して太陽電池パネル27へ光が効率良く当て
られるようになっている。なお、標示板3自体が透光性
を有しているので、採光窓40は特に形成しなくても良
い。
【0020】また、図1に示すように、標示板3の上面
の縁部には後述する凹部42、43が凹設されている。
【0021】次に、上記のようにして構成される誘導装
置本体1の設置方法について説明する。まず、本誘導装
置本体1を埋設する道路の箇所に丸い穴を所定の深さま
で堀り、その掘った穴に図6に示すように筒体11のみ
を入れる。そして、筒体11の外周側に土砂、あるいは
コンクリートなどを入れた後に、図3に示すように、筒
体11の内部から穴14に楔形状の支持棒15を挿入す
る。したがって、複数の支持棒15が筒体11の表面が
突出した状態となり、この支持棒15が地中に突き刺さ
ることで、筒体11自体の上下方向及び周方向の移動を
規制することになる。
【0022】次に、筒体11の内部に土砂などを支持片
13近くまで流し込む。そして発光制御部17を納入
し、支持板18を支持片13に載置、あるいはボルト止
めによる固定を行なう。次に、図3に示すように、溝3
3内に防水用のゴム製のパッキン29を装着し、標示板
3のネジ部34と筒体11のネジ部12とを螺合してい
き、標示板3を筒体11の上部に螺着固定する。ここ
で、例えば、標示板3を5回まわすことで、矢印の標示
部35の方向及び採光窓40と太陽電池パネル27等の
位置決めが行なえるようになっている。したがって、誘
導装置本体1を埋設する前に避難場所の方向を確認した
上で標示板3の矢印の標示部35の方向が避難場所の方
向と一致するように、筒体11を地中に埋め込む。
【0023】なお、標示板3を埋込ボックス2に螺着さ
せる場合に、工具あるいは治具などで標示板3を挟持で
きないくらいの大きさの場合、標示板3を締めていった
最後に、一方の凹部42の内側面に工具を当ててハンマ
ーなどで該工具を打つことで、標示板3を確実に螺着す
ることができる。また、逆に標示板3を緩める場合に
は、他方の凹部43の内側面を打つことで、標示板3を
埋込ボックス2から緩めることができる。
【0024】そして、最後に標示板3の上面が路面より
露出するように、誘導装置本体1の外周部分に土砂、あ
るいはコンクリートなどを流し込む。この状態で、標示
板3の採光窓40から太陽の光が太陽電池パネル27に
照射されて太陽電池パネル27からの起電力が充電部2
1にて充電される。この充電部21で充電された電力が
上述したように夜間の場合には光センサー25からの信
号にてランプ23を点灯(発光)させる。標示板3の下
方でランプ23が点灯すると、ランプ23の光により標
示板3全体を下方から照らし出し、標示板3の矢印の標
示部35とプレート37の避難場所の文字を認識するこ
とができる。これにより夜間、遠くからでも誘導装置本
体1の位置と避難場所への誘導と避難場所の名前を知る
ことができる。
【0025】ここで、ランプ23の点灯出力は、それほ
ど高くする必要はなく、夜間に遠くからほのかに認識で
きる明るさであれば良い。これは、標示板3の面があま
り明るいと交通の妨げになるからであり、また、充電部
21の蓄電池の放電を遅らせて充電容量を長時間維持さ
せるためである。また、充電部21の内部の蓄電池の容
量であるが、昼間の充電により夜間における放電が十分
に維持される容量であり、また、蓄電池が満充電になる
と、自動的に充電が遮断される制御回路(図示せず)が
充電部21内に設けられている。これにより、周囲が暗
くなってから、明け方までランプ23を点灯させること
ができるようになっている。
【0026】また、夜間においてランプ23を点灯させ
ている場合、遠くからでも本誘導装置本体1を認識する
ことができるとともに、標示板3のスリップ防止を兼ね
た凹凸部31により光が屈折することで、斜め上方から
でも、標示板3の矢印の標示部35及びプレート37に
記載されている避難場所を容易に視認することができ
る。したがって、震災時に夜間に停電となっても、本誘
導装置本体1を遠くから容易に認識でき、標示板3のプ
レート37に記載されている避難場所を視認でき、避難
場所への誘導が容易にできるものである。
【0027】図8は本誘導装置本体1の設置例を示して
おり、道路51の交差点52の中央や、歩道53の角部
や、幅が狭い道路54が広い道路51と交差する箇所の
中央部分、更には幅狭の道路54と交差している広い道
路51の中央線55の箇所などである。これらの誘導装
置本体1にはそれぞれ避難場所へ誘導すべく矢印の標示
部35の方向性を持たせてそれぞれ設置してある。特
に、交差点52の中央部分に誘導装置本体1を設置すれ
ば、その誘導装置本体1が交差点52の中央であること
が認識できるので、夜間の事故防止にもつながる。ま
た、この場合、大地震などで、家屋や樹木が倒れても、
交差点52の中央までは届かないので、誘導装置本体1
が破損することもほとんどなく、また、倒壊した家屋や
樹木で誘導装置本体1が隠れることもなく、誘導装置本
体1の誘導の点灯を維持することができて、遠くからで
も誘導装置本体1を容易に認識することができる。
【0028】また、誘導装置本体1を地中に埋設してい
るので、大地震や強風を伴う台風の場所であっても従来
のように標識が倒壊することがなく、かかる場合であっ
ても誘導装置本体1が破損する恐れはほとんどないもの
である。したがって、震災発生時が昼間でも誘導装置本
体1により避難場所へ誘導機能が発揮できるのはもちろ
ん、特に夜間において誘導装置本体1の標示板3が面発
光しているので、避難場所への方向が容易に分かるもの
である。しかも、夜間の停電時において、誰もが避難場
所を容易に確認することができるため、人的被害を最小
限に抑えることができる。また、夜間では常時標示板3
が避難場所へ誘導する方向に矢印が発光しているので、
子供、老人でも避難場所が直ぐに分かる。さらに、誘導
装置本体1の電源を太陽電池としているので、外部から
の誘導装置本体1への配線が不要であり、しかも、太陽
電池により長期に使用でき、また、設置後はメンテナン
スが不要となる。つまり、誘導装置本体1の設置後は管
理費等が不要である。
【0029】また、誘導装置本体1を円筒形に形成して
いるので、掘削作業が容易であり、且つ埋設作業が容易
となる。さらに、昼間に充電しておき、夜間に路面で点
灯(発光)させる今までに存在しない本誘導装置本体1
を、小学校や老人ホームなどで避難場所への誘導案内を
説明することで、地震、台風に対する防災意識を高める
ことができる。
【0030】ここで、本誘導装置本体1の大きさは特に
限定されるものではなく、蓄電池の充電容量や、ある程
度遠くから認識できる大きさから決定することができ
る。また、誘導装置本体1の構成も図示したのに限定さ
れるものではない。例えば、太陽電池パネル27を使用
しているので、配線が不要であることから、標示板3と
埋込ボックス2とを予め一体に形成しておき、そのまま
誘導装置本体1を地中に埋設するようにしても良い。ま
た、標示板3の上面をやや球面状に形成しておくこと
で、標示板3自体の強度を上げることもできる。また、
標示板3は埋込ボックス2にねじ止めする構成としてい
るが、標示板3と埋込ボックス2との結合を凹凸嵌合に
より一体化する構成にしても良い。この場合には、標示
板3の矢印の標示部35の方向性を決めるのが容易とな
る。また、この場合には、少なくとも45度間隔で凹凸
嵌合するようにしておけば、矢印の方向性の位置決めは
100%カバーすることができる。
【0031】また、誘導装置本体1の標示板3を金属製
で形成しても良い。太陽電池パネル27に対応した箇所
だけ採光窓を形成しておき、避難場所へ誘導する矢印や
避難場所の標示は、発光ダイオードなどで配列してお
き、夜間にこれらの発光ダイオードを点灯させるように
する。この場合、もちろん蓄電池の容量も夜間中発光ダ
イオードを点灯させることができる容量である。さら
に、標示用の発光ダイオードは標示板3の上面より少し
低く埋設することで、破損を防止することができる。
【0032】更に、本誘導装置本体1は基本的には路面
に埋設して使用するものであるが、路面だけでなく、ビ
ルの壁面にも配設、あるいは埋設するようにしても良
い。すなわち、上述した構成の誘導装置本体1を種々の
大きさに形成し、避難場所へ誘導するために、建物の外
壁に多数埋設しておく。また、誘導装置本体1の高さ
は、人の目の位置でも良く、また、人の高さより少し高
い位置にしておくことで、遠くからでも容易に誘導装置
本体1を認識でき、上述したのと同様の効果を得ること
ができる。なお、誘導装置本体1を建物の外壁面に設置
する場合には、標示板3の上面(前面)の凹凸部31は
特に設けなくても良い。また、本誘導装置本体1を路面
に設置せずに建物の外壁に設置あるいは埋設する場合に
は、標示板3には人や自動車が乗らないので、標示板3
自体の強度はそれほど要求されないので、コストの面で
有利となる。
【0033】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の非常誘導装置に
よれば、昼間に太陽電池にて充電し、夜間に発光素子を
点灯(発光)させているので、夜間に震災が発生して停
電した場合でも、標示板が照らし出され、そのため、誘
導装置本体の場所を遠くからでも容易に認識でき、しか
も、点灯しているために避難場所への方向と避難場所と
を容易に視認することができる。したがって、震災が夜
間に発生して停電となった場合でも、子供や老人の場合
でも避難場所が容易に分かり、人的被害を最小限に抑え
ることができる。また、点灯させるための電源を太陽電
池としているので、誘導装置本体への電線の配線が不要
となり、しかも太陽電池により長期間使用ができ、誘導
装置本体の設置後はメンテナンスフリーとなり、管理費
等が不要となる。また、誘導装置本体を路面あるいは建
物の壁面に埋設していることで、従来とは異なり大地震
や強風を伴う台風などの震災の場合でも、誘導装置本体
自体が倒壊することがなく、常に避難場所への誘導標示
を行なうことができる。
【0034】また、請求項2記載の非常誘導装置によれ
ば、昼間に太陽電池にて充電し、夜間に発光素子を点灯
(発光)させているので、夜間に震災が発生して停電し
た場合でも、標示板が照らし出され、そのため、誘導装
置本体の場所を遠くからでも容易に認識でき、しかも、
点灯しているために避難場所への方向と避難場所とを容
易に視認することができる。したがって、震災が夜間に
発生して停電となった場合でも、子供や老人の場合でも
避難場所が容易に分かり、人的被害を最小限に抑えるこ
とができる。また、点灯させるための電源を太陽電池と
しているので、誘導装置本体への電線の配線が不要とな
り、しかも太陽電池により長期間使用ができ、誘導装置
本体の設置後はメンテナンスフリーとなり、管理費等が
不要となる。また、誘導装置本体を路面に埋設している
ことで、従来とは異なり大地震や強風を伴う台風などの
震災の場合でも、誘導装置本体自体が倒壊することがな
く、常に避難場所への誘導標示を行なうことができる。
しかも、交差点の略中心部に誘導装置本体を埋設してい
るため、樹木や建物が倒壊したとしても、誘導装置本体
までは達しない場合が多いので、誘導装置本体が隠れる
ことはなく、かかる場合でも常時誘導装置本体により夜
間において標示することができる。また、交差点の略中
心部に埋設しているので、震災が発生しない場合でも、
誘導装置本体の点灯により夜間において、交差点が中心
が分かり易くなり、夜間の事故防止にも貢献するもので
ある。
【0035】さらに、請求項3記載の非常誘導装置によ
れば、光センサーにより昼間は発光素子を点灯させず、
夜間のみ点灯させることで、省電力化となり、充電部分
である蓄電池の容量を小さいものにすることができ、低
コスト化を図ることができる。また、昼間に無駄な電力
を消費しないので、夜間に十分に発光素子の点灯維持を
図ることができる。
【0036】請求項4記載の非常誘導装置によれば、誘
導装置本体を円柱状に形成しているため、路面等の堀削
作業と設置作業が容易となり、設置費のアップを抑える
ことができ、また、標示板の上面には凹凸部を全面にわ
たって形成しているので、人や自動車のスリップが防止
でき、さらに、この透光性の標示板の凹凸部により光が
屈折することで、斜め上方からも誘導の標示や避難場所
の名前も容易に視認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の誘導装置本体の平面図で
ある。
【図2】本発明の実施の形態の標示板を除いた埋込ボッ
クスの平面図である。
【図3】本発明の実施の形態の誘導装置本体の断面図で
ある。
【図4】本発明の実施の形態の誘導装置本体を地中に埋
設した状態を示す断面図である。
【図5】本発明の実施の形態の標示板の要部拡大断面図
である。
【図6】本発明の実施の形態の誘導装置本体を埋設する
場合の説明図である。
【図7】本発明の実施の形態の電気系統のブロック回路
図である。
【図8】本発明の実施の形態の誘導装置本体の設置例を
示す図である。
【符号の説明】
1 誘導装置本体 2 埋込ボックス 3 標示板 11 筒体 20 制御ボックス 23 ランプ 25 光センサー 27 太陽電池パネル 31 凹凸部 35 標示部 51 道路 52 交差点

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 震災時における避難場所や避難場所への
    誘導標示(35)が標示されている透光性の標示板
    (3)と、この標示板(3)を介して受光する太陽電池
    (27)と、この太陽電池(27)からの起電力を充電
    するとともに、この充電電力を電源として発光素子(2
    3)を点灯させる制御部(20)と、上記太陽電池(2
    7)、制御部(20)を納装し上記標示板(3)を上面
    に配設する筒体(11)とで誘導装置本体(1)を構成
    し、この誘導装置本体(1)を地中あるいは建物の外壁
    面に埋設するとともに、上記標示板(3)の表面を路面
    あるいは外壁面に露出させていることを特徴とする非常
    誘導装置。
  2. 【請求項2】 震災時における避難場所や避難場所への
    誘導標示(35)が標示されている透光性の標示板
    (3)と、この標示板(3)を介して受光する太陽電池
    (27)と、この太陽電池(27)からの起電力を充電
    するとともに、この充電電力を電源として発光素子(2
    3)を点灯させる制御部(20)と、上記太陽電池(2
    7)、制御部(20)を納装し上記標示板(3)を上面
    に配設する筒体(11)とで誘導装置本体(1)を構成
    し、この誘導装置本体(1)を道路(51)の交差点
    (52)の略中心部に埋設するとともに、上記標示板
    (3)の表面を路面に露出させていることを特徴とする
    非常誘導装置。
  3. 【請求項3】 周囲の明暗を検出する光センサー(2
    5)を備え、この光センサー(25)の出力により夜間
    にのみ発光素子(23)を点灯させるようにしているこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載の非常誘導
    装置。
  4. 【請求項4】 上記誘導装置本体(1)は円柱状に形成
    されており、上記標示板(3)の上面の全体にはスリッ
    プ防止用の凹凸部(31)が連続して形成されているこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の
    非常誘導装置。
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