JPH1060825A - 橋の支承部のはつり方法および装置 - Google Patents

橋の支承部のはつり方法および装置

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JPH1060825A
JPH1060825A JP8222943A JP22294396A JPH1060825A JP H1060825 A JPH1060825 A JP H1060825A JP 8222943 A JP8222943 A JP 8222943A JP 22294396 A JP22294396 A JP 22294396A JP H1060825 A JPH1060825 A JP H1060825A
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JP
Japan
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nozzle
bearing
bridge
axis
water jet
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JP8222943A
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English (en)
Inventor
Takeshi Yamada
猛 山田
Kiwa Ikemoto
喜和 池本
Takeshi Kimura
剛 木村
Chikafumi Tsujita
京史 辻田
Takaaki Yokoyama
隆章 横山
Masatoshi Yamada
正年 山田
Kiyokazu Nakajima
清和 中島
Minoru Kumagai
稔 熊谷
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KAWAJU KOJI KK
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
KAWAJU KOJI KK
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 橋脚上部の支承部を取外すためのモルタルお
よびコンクリートはつり作業を自動化すること。 【解決手段】 高圧力ウォータージェットを、支承部の
下沓の下部から橋脚の最上部の鉄筋付近までの間に噴射
し、このウォータージェットは、下沓、鉄筋およびアン
カープレート付近を覆うカバーには吸引手段を接続して
水ならびにモルタルおよびコンクリート破片を吸引除去
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する分野】本発明は、道路橋および鉄道橋な
どの支承部をメンテナンスのために、取り外す際に橋脚
をはつるための方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】支承部のはつり作業は、大震災に対する
免振支承部への転換のために、および既設支承部の老朽
化による取替工事のために必要になる。
【0003】典型的な先行技術は図19に示されてい
る。橋桁1(主桁)は、支承部2を介して橋脚3に取り
付けられる。支承部2の取り外しの際には、主桁1を、
橋脚3上に支承部2近傍で支持部材を介して、支持した
状態で、作業者が参照符4で示されるエアーハンマーま
たは電動ピックハンマーなどの振動を利用したはつり工
具を用い、主桁1を含む橋桁下部の狭隘空間において、
主として手はつりで、支承部2付近のモルタルおよびコ
ンクリートを破砕、除去している。
【0004】この先行技術では、はつり工具4が簡易で
あるという利点があるけれども、作業者は狭隘空間での
作業を強いられ、また高所作業であったり作業者にとっ
て危険であり、また粉塵および騒音が発生し、作業者に
とって悪環境であり、また粉塵、振動および騒音は、作
業者だけでなく工区住民への悪環境が大きい。またこの
図19に示される先行技術では、手はつり作業であるの
で、作業能率が悪い。またこの先行技術では、はつり作
業後においては、構造物の品質が低下し、すなわち橋脚
3における残存コンクリートに微細なクラックが発生し
て強度が低下し、また橋脚3内の鉄筋および支承部2を
固定するアンカーボルトがはつり工具4によって損傷す
るという問題がある。
【0005】他の先行技術は、ダイアモンドワイヤソー
を用いて支承部2付近のモルタルおよびコンクリートを
切断する。この先行技術では、ダイアモンドワイヤソー
を橋脚3内に敷設するためには、はつり作業を必要とす
る。またこのダイアモンドワイヤソーを用いると、モル
タルおよびコンクリートだけでなく、橋脚内の既設の鉄
筋およびアンカーボルトも切断されてしまうという問題
も有る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、支承
部を橋脚から取り外すために行うはつり作業を自動化す
ることができるようにして作業者の作業環境を向上し、
その作業能率を向上し、さらには、はつり作業による構
造物の品質の低下等を防ぐことができるようにした橋の
支承部のはつり方法および装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、支承部の橋脚
上部に固定された支承下部から橋脚の最上部の鉄筋付近
までの間および支承周辺に存在するモルタルおよびコン
クリートを、アンカーボルトおよび鉄筋等が損傷しない
高圧力ウォータージェットを噴射して、はつり取ること
を特徴とする橋の支承部のはつり方法である。また本発
明は、支承に関して、橋軸直角方向両側方から、または
橋軸方向両側方から、ウォータージェットを用いてはつ
ることを特徴とする。また本発明は、支承に関して、橋
軸直角方向一側方から、または橋軸方向一側方から、ウ
ォータージェットを用いてはつることを特徴とする。ま
た本発明は、ウォータージェットノズルを、橋軸方向ま
たは橋軸直角方向の少なくとも一方に沿って駆動し、支
承下部および支承周辺に存在するモルタルおよびコンク
リートをはつるとともに、特に、支承下部に対しては、
ノズル軸線がトラバース方向に対して傾斜角を有するよ
うにして、ノズルの駆動あるいは反復駆動によって、該
被加工部に交錯したジェット流による投射を施し、さら
に、少なくとも支承入り口から中央部の最下部の範囲に
該ジェット流を直接投射することを特徴とする。また本
発明は、少なくとも支承下部はつり時に、ウォータージ
ェットノズルの駆動あるいは反復駆動の両端点におい
て、該ノズル軸線の傾斜角の方向転換を行なうこと、お
よびまたはウォータージェットノズルの駆動に際して、
該ノズルの旋回、揺動を伴うことを特徴とする。また本
発明は、ウォータージェットを噴射するノズルと、橋の
支承部に近接して配置され、先端部にノズルが装着さ
れ、旋回、揺動軸を含めて少なくとも3軸以上の自由度
を有するノズル駆動系と、ノズルに高圧力水を供給する
高圧力水源とを含むことを特徴とする。また本発明は、
ウォータージェットノズルが橋軸方向または橋軸直角方
向の少なくとも一方に駆動され、該ノズル軸線がトラバ
ース方向に対して傾斜可能に設定され、ノズルの駆動あ
るいは反復駆動によって、支承下部の該被加工部に対し
て交錯したジェット流による投射を施すことが可能であ
り、さらに、少なくとも支承入り口から中央部の最下部
の範囲に該ジェット流を直接投射させることが可能であ
ることを特徴とする。また本発明は、少なくとも支承下
部のはつりにおける、ウォータージェットノズルの駆動
あるいは反復駆動の両端点において、該ノズル軸線の傾
斜角の方向転換を行なうこと、およびまたはウォーター
ジェットノズルの駆動に際して、該ノズルの旋回、揺動
を伴うことを特徴とする。また本発明は、橋脚の天端上
方でベースプレート付近を覆い、ノズルの駆動方向に平
行に細長く伸びるノズルの挿入口を有するカバーを備
え、ノズル駆動系は、ノズルを駆動方向に移動可能であ
って、かつ、ノズル挿入軸線を挿入口内に有る支点まわ
りに往復角変位駆動(揺動)する機構およびまたはノズ
ル挿入軸線まわりの旋回機構を必要に応じて備えている
ことを特徴とする。また本発明は、橋脚の天端上方でベ
ースプレート付近を覆い、ノズルの挿入穴と、ノズルの
挿入方向と直交する方向に伸縮可能なジャバラ等の部材
とを有するカバーとを備え、ノズル先端部はノズルの挿
入方向ならびにこれと直角方向に移動自在であることを
特徴とする。また本発明は、カバー内に一端部が接続さ
れる管路と、管路の他端部に接続され、水ならびにモル
タルおよびコンクリートの破片を吸引する吸引手段とを
含むことを特徴とする。またさらに本発明は、カバー内
に設けられ、カバー内のノズル付近を撮影する撮影手段
と、撮影手段の出力を少なくとも目視表示する手段とを
含むことを特徴とする。
【0008】本発明に従えば、橋脚上部に固定された支
承部の下沓を、橋脚から取り外すにあたり、その支承部
の下沓の下部から橋脚内に設けられている鉄筋のうち、
最上部の鉄筋付近までの間に存在するモルタルおよびコ
ンクリートを、高圧力ウォータージェットを投射するこ
とによって破砕して除去する。このウォータージェット
は、下沓および鉄筋、さらにはアンカーボルト等を損傷
しない水圧を有し、また例えば、研磨材を混入しない水
のみから成る。こうして支承部付近のモルタルおよびコ
ンクリートだけを自動的にはつりとり、効率良く支承部
の除去、交換が可能になる。
【0009】本発明に従えば、ウォータージェットは、
下沓に関して橋軸直角方向両側方から、また一側方から
はつり、さらに橋軸方向両側方から、または一側方から
はつることができる。
【0010】本発明に従えば、支承下部および支承周辺
に存在するモルタルおよびコンクリートをはつるにあた
り、ウォータージェットノズルを、橋軸方向または橋軸
直角方向の少なくとも一方に沿って駆動し、特に、支承
下部に対して、ノズル軸線がトラバース方向に対して傾
斜角を有するようにして、ノズルの駆動あるいは反復駆
動によって、該被加工部に交錯したジェット流による投
射を施し(例えば、ジェットを若干進行方向に向け、前
進角を与えて両端点で方向転換しつつ反復駆動する
等)、アンカーボルトや支承下部に存在するリブ等の障
害物の裏面や周辺もはつり取れるようにし、さらに、で
きるだけ低角度の噴射によって、少なくとも支承入り口
から中央部の最下部の範囲に該ジェット流を直接投射で
きるようにすることにより、支承下部が奥まで橋脚のモ
ルタルおよびコンクリートから完全に露出した状態にす
ることが可能となり、その後下沓を橋脚に固定している
アンカーボルトをできるだけ長く橋脚に残した状態で、
そのアンカーボルトを切断することによって、支承部を
橋脚から除去することができる。
【0011】なお、ノズル移動に際して、前進角を与え
て反復駆動の代わりに、ノズル先端の揺動、旋回あるい
はこれらの組み合わせによっても、同様に、該被加工部
に交錯したジェット流による投射を施すことができる。
また、ノズル揺動や旋回を必要に応じて加えることによ
って、支承の目的とする領域のモルタルおよびコンクリ
ートをより少ない往復ではつるとともに、装置の構造や
制御を簡略化することができる。
【0012】本発明に従えば、カバーには、ノズル挿入
口およびまたはジャバラ等が設けられる。ノズルの駆動
方向に平行に細長く伸びるノズルの挿入口の場合は、ノ
ズル駆動系は、ノズルを駆動方向に移動可能であって、
かつ、ノズル挿入軸線を挿入口内に有る支点まわりに往
復角変位駆動(揺動)する機構およびまたはノズル挿入
軸線まわりの旋回を必要に応じて重畳させることができ
る。また、ノズル挿入口とジャバラ等を有する場合は、
ノズル挿入口を通じてのノズルの出入りと、これと直交
する方向に付設されたジャバラ等との協調動作により、
カバー内でのノズルの2次元的な動きが可能となる。こ
のようにして、ノズル先端部はカバー内をその動きを妨
げられることなく所定の往復移動等が可能であり、これ
によってカバーの隙間をできるだけ小さくして、騒音の
抑制、モルタルおよびコンクリート破片の飛散を防止す
るというカバー本来の目的を十分に達成することが可能
になる。
【0013】また、本発明に従えば、カバーに管路を介
して吸引手段を接続し、カバー内の水ならびにモルタル
およびコンクリートの破片を容易に除去することを可能
にし、周辺の汚損を防ぐ。
【0014】さらに、本発明に従えば、カバー内にテレ
ビカメラ等のセンサである撮像手段を設け、ウォーター
ジェットによるはつり作業の例えば前または後に、カバ
ー内でノズル近傍の撮像を行って目視表示手段等で表示
し、ウォータージェットの作業状態を確認することがで
きる。カバー内には、撮像手段とともに、そのカバー内
を照明するための光源が設けられる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一形態のはつり
作業の状態とその原理を示す断面図である。橋桁の主桁
6は、支承部7を介して橋脚8に支持される。支承部7
の除去、取り替えのために、本発明に従うロボット9を
用いてはつり作業を行う。
【0016】図2は、ロボット9を用いて橋脚8のはつ
り作業を行っている状態を示す側面図である。橋脚8上
には、ばん桁10が前述のように支承部7によって支持
されている。道路等である地表面11には、高所作業車
12によって、または足場によって、ロボット9が取り
付けられた碁台13が設けられる。碁台13は、橋脚8
に着脱可能に固定される。
【0017】図3は、支承部7の構成を示す分解斜視図
である。支承部7は、ベースプレート14と一体になっ
た下沓16を有し、さらにその上に支承版17とシール
リング18とが乗せられ、上沓19が乗せられる。下沓
と上沓とを連結するためにサイ15が用いられる。上沓
19には、主桁6の下フランジ21の下部に固定された
ソールプレート22が乗載される。下フランジには、支
点上補剛材23が連なる。こうして直線I桁が支承部7
を介して橋脚8に取り付けられる。図4は、下沓部16
の平面図であり、図5はその正面図である。下沓部は基
本的には、矩形平板状ベースプレート14と、下沓本体
16およびベースプレート14の下部で橋軸直角方向に
延びる一対のリブ25と、橋軸方向に延びる突設された
リブ26とを含み、さらにベースプレートのうえに立設
された取り付け部24を含む。ベースプレート14の下
部と、リブ25、26とは、モルタル29内に埋められ
て橋脚3に固定される。
【0018】再び図1を参照して、はつり作業の原理を
示すと、支承部7を除去するにあたっては、ウォーター
ジェット28を用いて下沓部ベースプレートの周辺とそ
の下方にあるモルタル29を破砕するとともに、更にそ
の下方のコンクリート30を破砕する。投射角度θ2を
小さくして、少なくとも支承入り口から中央部の最下部
の範囲にウォータージェット28を直接投射して、橋脚
8に内蔵される鉄筋のうち、最上部の鉄筋31まで、モ
ルタル29およびコンクリート30の破砕を行い、支承
下部が橋脚のモルタルおよびコンクリートから完全に露
出した状態にする。鉄筋31は、ウォータージェット2
8によって露出されてもよいけれども、露出されなくて
もよい。橋脚8にはアンカーボルト32が埋め込まれて
おり、このアンカーボルト32はベースプレート14の
挿通孔33を挿通し、ナット34によってベースプレー
ト14が橋脚8に固定されている。このアンカーボルト
をできるだけ長く橋脚に残した状態で、そのアンカーボ
ルトを切断することによって、支承部を橋脚から除去す
ることができる。
【0019】このような目的に沿うノズル駆動装置とし
ては、下沓ベースプレートの何れか一辺にそってある幅
のモルタルあるいはコンクリートを除去する機能を満足
するものとして、最も単純なケースとして、ノズル旋回
装置と1軸の送り装置の組み合わせ(合計2軸)で対応
できないケースもなくはないが、ノズルの動きに対する
制限が大きく、支承の大きさや構造によって、はつり不
足とか取り扱い困難等の不都合を生じることが多い等、
現実的でない。最低限、合計3軸の自由度が必要であ
り、実用的には4軸あるいはそれ以上が望ましい。
【0020】図6ウォータージェット28によってはつ
り作業を行っている状態を示す簡略化した水平断面図で
あり、図7は橋軸直角方向から見た縦断面図である。橋
脚8の橋軸方向一側方には、ロボット9が配置される。
橋脚8の天端42上には、カバー43が設けられる。カ
バー43は主桁6の橋軸直角方向(図7の左右方向)に
分割された一対のカバー部分44を含む。カバー部分4
4は、天版45と、橋軸方向両側の側板46と、橋軸直
角方向の端板47とを含む。カバー部分44は、主桁6
の下フランジ21を橋軸直角方向で部分的に覆い、突起
48によって位置決めされ、連結部材によって取り外し
可能に相互の近接方向に連結される。カバー部分44の
一端板には、ノズル35の挿入口49が形成される。挿
入口49は、橋軸方向に細長く延び、スリット状であ
り、ベースプレート14の橋軸方向よりもさらに長く延
びる。これらの挿入口49は、ベースプレート14の橋
軸直角方向寄りもさらに外方に有る。
【0021】挿入口49には、その幅方向の中央位置5
0の両側でゴム板等の弾力性を有するシール部材51が
上下に重ねられその挿入口49の周辺で固定される。こ
のシール部材51の中央位置50付近では、ロボット9
によるノズル35が挿入される。ノズル35はこのスリ
ット状挿入口に沿って、往復移動可能であり、この際旋
回を伴うこともできる。また、挿入口49の中央位置5
0上で橋軸方向に延びる仮想一直線上を支点として、ノ
ズルに角変位(揺動)を与えながらの往復移動が可能で
ある。
【0022】カバー部分44の両側壁には、取付部材5
3が橋軸方向に延びる。この取付部材53の遊端部には
ボルト54が固定され、このボルト54は、図7に示さ
れるように、橋脚8の橋軸方向両側方に天端42よりも
下方に配置される。ナット54には、ハンドル55によ
って操作されるボルト56が蝶合し、このボルト56の
端部は、橋脚8の橋軸方向両側部に当接する。こうして
カバー部分44を橋脚8の天端42上に着脱可能によっ
て取り付けることができる。
【0023】支承部7の取り外しに先立ち、主桁6は、
橋脚8の天端42上の作業位置57に配置た支持部材5
8によって支持される。カバー部分44の側板46には
可撓管59の一端部が接続され、その他端部が吸引手段
60に接続される。吸引手段60は、カバー43内にお
ける水ならびにモルタルおよびコンクリートの破片等を
真空吸引して除去し、周囲の汚損を防ぐとともに、ウォ
ータージェット28を効率良くモルタルおよびコンクリ
ートに衝突させて破砕を行わせることを可能にする。
【0024】図8はノズル35の一態様を示す平面図で
ある。ノズル35は、手首アーム39の軸線61に対し
て傾斜した軸線62を有する。ノズル35には、約10
00kgf/cm2 以上の高圧力水が高圧力水源から供
給される。この高圧力水の水は、好ましくは2000〜
3000kgf/cm2 である。これによって高圧力ウ
ォータージェットは、鋼製下沓のベースプレート14、
鉄筋31およびアンカーボルト32を損傷することはな
く、しかもモルタルおよびコンクリートを破砕すること
ができる。ノズルの軸線62は、手首アーム39の軸線
61に対して角度θ1、例えば15度、傾斜している。
したがって手首アーム39がその軸線61まわりに旋回
軸によって例えば180度角変位することによって、そ
のノズル軸線62が図8の下向きから図8の上向きに変
化し、即ち旋回軸線61の平面視で左右両側に角変位
し、これによって破砕されるモルタルおよびコンクリー
トの位置が反転される。ノズル35には、高圧力水が噴
射されるノズル孔63が開口する。
【0025】図9は、下沓ベースプレート14の付近の
モルタルおよびコンクリートをウォーターエット28に
よってはつりとる作業を示すノズル35の移動軌跡を簡
略化して示す平面図である。ノズル35は、ロボット9
によって橋軸方向に参照符64で示されるように、リブ
25から離間した位置から一方向に移動し、リブ26に
近づく方向に図9の左方にわずかに変位し、次にその位
置66から逆方向65にノズル35を移動する。ノズル
35がベースプレート14の橋軸方向外(図9の下方)
の最端位置67に到達すると、さらにリブ26に近づく
方向にわずかに変位して、前記一方向に再び移動する。
このようにしてノズル35は、ジグザグに往復移動し
て、ベースプレート14の下方におけるモルタルとコン
クリートとをウォータージェットによって破砕する。ノ
ズル35による破砕領域がリブ26近傍に到達した後に
は、ノズル35を、図9のリブ25に関して反対側に配
置し、再び一方向68および逆方向に69にジグザグに
変位して、モルタルおよびコンクリートの破砕を行う。
【0026】図10はノズル35からのウォータージェ
ット28のはつり作業時における向きを説明するための
簡略化した平面図であり、図11はその橋軸直角方向断
面図である。ノズル35のノズル孔63を有する先端部
70は、最端位置67においてベースプレート14外方
(図10の下方)に向けてあり、そのウォータージェッ
トによって、ベースプレート14付近の下方の破砕領域
を広げることができる。ノズル35を、一方向64に移
動するにあたっては、ノズル35を軸線61まわりに約
180度角変位して参照符35bのようにし、ウォータ
ージェット28の向きが一方向64側である図10の上
側に向けられて、モルタルおよびコンクリートを破砕し
ながら移動する。ノズル35がリブ25付近の近傍の最
端位置66に達すると、ノズル35を参照符35cで示
される様に角変位して他方向65に移動する。この様な
動作を繰り返し、アンカーボルトや支承下部のリブ等の
障害物の裏面や周辺もはつり取れるようにして、はつり
作業を行う。
【0027】なお、屈曲したノズル35のかわりに真直
なノズルを使用した場合でも、軸線を所定に傾けること
によって同様効果が得られる。
【0028】ノズル35は、その軸線61まわりに旋回
軸によってはつり作業時に常時旋回されていてもよい。
特にリブ25付近の最端位置66やアンカーボルト32
付近の最端位置67でノズル35をその軸線61まわり
に角変位することによって、リブやアンカーボルト付近
におけるモルタルおよびコンクリートを簡単かつ確実に
除去することができる。
【0029】また、ノズル35が両端点に達した段階
で、ノズル35をリブ26に近づく方向にわずか変位さ
せる前に、まず下向きにわずか変位(I→II等)さ
せ、次にその位置から逆向きにノズル35を移動すると
いう動作を所定の回数繰り返すことにより、必要な深さ
を確実に確保できる。
【0030】さらにまた、支承が格別大型でない限り、
ノズル35の先端部を支承下部にまで進入させる必要は
なく、したがって、リブ25の上下ではつり領域を分割
することなく、一括してはつることもできる。
【0031】図12は、図1〜図11に示される本発明
の実施の一形態の電気的構成を示すブロック図である。
カバー43内には、照明光源とともに、テレビカメラで
ある撮像手段74が設けられる。撮像手段74は、ノズ
ル35およびウォータジェット28の付近を撮像すると
ともに、下沓ぺ一スプレート14付近を撮像することが
できる。この撮像手段74からの出力は、マイクロコン
ヒュータなどによって実現される処理回路75に与えら
れ、目視表示手段76によって表示される。目視表示手
段76は、たとえば陰極線管および液晶などによって実
現される。したがってカバー43内を目視することによ
って、作業能率を効率よく、また完全自動化することが
容易に可能になる。作業者は、表示手段76によるカバ
ー43内の画像を見ることによって、ロボット9を、入
力手段の操作によって制御することができる。処理回路
75はまた、ロポット制御装置77を制御させてロボッ
ト9を動作させる。
【0032】図13は、図1〜図12に示される本発明
の実施の一形態における1僑脚あたりの施工手順を示す
図である。ステップa1において機材を橋脚8に搬入し
て荷卸しを行う。したがってロボット9を配置し、また
僑脚8上にカバー43を取付ける。
【0033】ステップa2では、ノズル35に高圧力水
を供袷する可撓性ホースを接続するなどの配管を行い、
また電気的配線を行う。
【0034】ステップa3では、カバー43に接続され
る可撓管59を含む排水受け装置を据え付ける。ステッ
プa4では、はつりのためのロボット9を据え付けて位
置の調整を行う。ステップa5では、ロボット9のノズ
ル35のティーチング作業を行う。このティーチング作
業には、ウォータージェット28によるはつり長および
アンーカボルト32の位置などを入力し、また前述の図
12に関連する往復移動経路などを入力する。ステップ
a6では、カバー43をハンドル55の操作によって橋
脚8の天端42に取付ける。ステップa7においてロボ
ット9の再生動作によってはつり施工を行う。はつり施
工が完了すると、ステップa8では、カバー43を取外
し、ロボット9を移動し、次の支承部7のはつり作業を
行うために、ステップa4に戻り、このようにして1橋
脚に備えている複数Nの支承部7のはつり作業を行う。
【0035】ステップa10においてはつり作業を終了
したときには、ロボット9を橋脚8の上部付近から降下
して撤去し、次のステップa11では高圧力水を倍給す
るホースなどの配管および配線の取外し作業を行い、ス
テップa12では、すべての機材を搬出してトラックに
積み込み、ステップa13で後片付けを行う。
【0036】図14は、本発明の実施のさらに他の形態
の斜視図である。4軸の自由度を有する専用はつりロボ
ット78を用いて、ウォータージェットによって橋脚8
の天端42付近における支承部7おモルタルおよびコン
クリートを破砕して、はつり作業を行う。はつりロボッ
ト78は高所作業車等により、橋脚8上部の支承近傍
に、細長く延びるアーム82を橋軸方向にして、ほぼ水
平状態に設置させる。
【0037】はつりロボット78は、アーム82がX軸
方向(橋軸方向)81およびX軸方向(橋軸直角方向)
83に対して水平変位可能である。アーム82先端に備
えられた基体84は、X方向と平行なA軸85まわりに
角変位可能である。基体84側面にはL型に曲がったノ
ズル35′が備えられており、A軸85方向に対し直角
な、C軸87方向に角変位可能である。
【0038】図15は、橋脚8の天端42における支承
部7付近のモルタルおよびコンクリートのはつり作業を
示す拡大した平面図であり、図16は、同上断面図であ
る。図のようにA軸85、C軸87の動作によりノズル
35′先端を下に向けジェットを噴射し、アーム82を
橋軸方向のX方向81に往復運動させ、両端点の折り返
し部でY方向83に、支承に近づく向きに若干変位さ
せ、橋脚8の天端42付近の図に示す範囲92のはつり
を行う。
【0039】図17は、支承部7の下沓ベースプレート
14下部のモルタルおよびコンクリートのはつり作業の
平面図であり、図18は、同上断面図である。図のよう
にA軸85、C軸87の動作により、即ち、C軸87を
180度反転させ、A軸85を時計方向に約90度角変
位させ、ノズル先端を支承部7のベースプレート14下
方に向ける。ノズル35′は、A軸85の動作により、
ベースプレート14下部に対して略水平方向(方向 )
と斜め下向き(位置 )位置の往復運動を繰り返しなが
ら、X軸81の動作によりアーム82は往復移動を行
い、両端折り返し部でY方向83に若干変位させるとい
う動作を繰り返しながらはつり作業を行う。さらにノズ
ル35′先端は、進行方向に前進角θ1だけ傾斜し、C
軸87の動作により、端点66および67においてそれ
ぞれIV→III、III→IVへの方向転換を行う。
【0040】ノズル駆動の他の態様として、A軸85に
よる往復運動を行わないで、A軸85を一定角度に保持
したまま、X軸81の動作によりアーム82の変位を先
に行い、両端点においてA軸をわずか下方に角変位させ
るとともにC軸87によるノズル35′の先端の方向転
換を行い、その後、X軸81の動作によりアーム82を
逆方向に変位させる動作を繰り返し、A軸が位置 に達
した段階でY軸方向にわずか変位させるとともにA軸8
5を逆向きにわずか角変位させて上記一連の動作を繰り
返し行うことも可能で、効果もほぼ同様である。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、橋脚への支承部のベー
スプレート近傍およびそのベースプレートの下部にある
モルタルおよびコンクリートを高圧力ウォータージェッ
トによってはつりとることができるようにしたので、そ
のはつり作業を自動化することができ、これによって前
述の先行技術に関連して述べた作業者の狭隘空間での高
所での危険な作業を回避することができ、また粉塵、振
動および騒音の発生をできるだけ抑制し、作業者と工区
周辺住民への悪影響を防ぐことができる。
【0042】また、本発明によれば、ウォータージェッ
トを用いて効率よくはつり作業を行うことができる。
【0043】しかも本発明によれば、はつり作業後にお
ける橋脚の残存モルタルおよびコンクリートに作用する
衝撃力が前述の先行技術に比べてわずかであるので、微
細なクラックが発生することが防がれ、強度が保たれ、
さらに橋脚内の鉄筋およびアンカーボルトなどの損傷を
防ぐことができ、新たな支承部を高い強度で橋脚に取り
付けることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のはつり作業の状態と原
理を示す断面図である。
【図2】ロボット9を用いて橋脚8のはつり作業を行っ
ている状態を示す側面図である。
【図3】支承部7の構成を示す分解斜視図である。
【図4】下沓の平面図である。
【図5】下沓の側面図である。
【図6】ウォータージェット28によってはつり作業を
行っている状態を示す簡略化した水平図面である。
【図7】橋軸直角方向(図6右方向)から見た同断面図
である。
【図8】ノズル35の平面図である。
【図9】ベースプレート14の付近をウォータージェッ
ト28によってはつりとる作業を示すノズル35の移動
軌跡を簡略化して示す平面図である。
【図10】ノズル35からのウォータージェット28の
はつり作業時における向きを説明するための簡略化した
平面図である。
【図11】ノズル35からのウォータージェット28の
はつり作業時における向きを説明するための簡略化した
断面図である。
【図12】図1〜図11に示される本発明の実施の一形
態の電気的構成を示すブロック図である。
【図13】図1〜図12に示される本発明の実施の一形
態における一橋脚あたりの施工手順を示す図である。
【図14】本発明の実施の他の形態の簡略化した斜視図
である。
【図15】ロボット78による橋脚8の天端42におけ
る支承部7付近のモルタルおよびコンクリートのはつり
作時におけるノズル35の移動軌跡を簡略化して示す平
面図である。
【図16】ロボット78による橋脚8の天端42におけ
る支承部7付近のモルタルおよびコンクリートのはつり
作時におけるノズル35の移動軌跡を簡略化して示す断
面図である。
【図17】ロボット78による橋脚8の支承部7下部の
モルタルおよびコンクリートのはつり作時におけるノズ
ル35の移動軌跡を簡略化して示す平面図である。
【図18】ロボット78による橋脚8の支承部7下部の
モルタルおよびコンクリートのはつり作時におけるノズ
ル35の移動軌跡を簡略化して示す断面図である。
【図19】典型的な先行技術を示す断面図である。
【符号の説明】
7 支承部 8 橋脚 9 ロボット 10 橋桁 11 地表面 12 高所作業車 13 基台 14 ベースプレート 20 橋桁 24 ベースプレート本体 25、26 リブ 27 取付部 28 ウォータージェット 29 モルタル 30 コンクリート 31 鉄筋 32 アンカーボルト 33 挿通孔 34 ボルト 35 ノズル 36 ベース 41 旋回軸 42 天端 43 カバー 44 カバー部分 45 天板 46 側板 47 端板 48 突起 49 挿入口 50 中央位置 52 支点 54、56 ボルト 57 作業位置 58 支持部材 59 可撓管 60 吸引手段 61、62 軸線 63 ノズル孔 64 一方向 65 逆方向 66、67 最端位置 70 先端部 74 撮像手段 75 処理回路 76 目視表示手段 77 ロボット制御回路 78 専用はつりロボット 81 X軸 82 アーム 83 Y軸 85 A軸 87 C軸 91 ジャバラ 92 はつり領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池本 喜和 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重工業株式会社神戸工場内 (72)発明者 木村 剛 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重工業株式会社神戸工場内 (72)発明者 辻田 京史 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重工業株式会社神戸工場内 (72)発明者 横山 隆章 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重工業株式会社神戸工場内 (72)発明者 山田 正年 兵庫県加古郡播磨町新島8番地 川重工事 株式会社内 (72)発明者 中島 清和 兵庫県加古郡播磨町新島8番地 川重工事 株式会社内 (72)発明者 熊谷 稔 兵庫県加古郡播磨町新島8番地 川重工事 株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 橋脚上部に固定された支承下部から橋脚
    の最上部の鉄筋付近までの間および支承周辺に存在する
    モルタルおよびコンクリートを、アンカーボルトおよび
    鉄筋等が損傷しない高圧力ウォータージェットを噴射し
    て、はつり取ることを特徴とする橋の支承部のはつり方
    法。
  2. 【請求項2】 支承に関して、橋軸直角方向両側方か
    ら、または橋軸方向両側方から、ウォータージェットを
    用いてはつることを特徴とする請求項1記載の橋の支承
    部のはつり方法。
  3. 【請求項3】 支承に関して、橋軸直角方向一側方か
    ら、または橋軸方向一側方から、ウォータージェットを
    用いてはつることを特徴とする請求項1記載の橋の支承
    部のはつり方法。
  4. 【請求項4】 ウォータージェットノズルを、橋軸方向
    または橋軸直角方向の少なくとも一方に沿って駆動し、
    支承下部および支承周辺に存在するモルタルおよびコン
    クリートをはつるとともに、特に、支承下部に対して
    は、ノズル軸線がトラバース方向に対して傾斜角を有す
    るようにして、ノズルの駆動あるいは反復駆動によっ
    て、該被加工部に交錯したジェット流による投射を施
    し、さらに、少なくとも支承入り口から中央部の最下部
    の範囲に該ジェット流を直接投射することを特徴とする
    請求項2または3記載の橋の支承部のはつり方法。
  5. 【請求項5】 少なくとも支承下部のはつり時におけ
    る、ウォータージェットノズルの駆動あるいは反復駆動
    の端点において、該ノズル軸線の傾斜角の方向転換を行
    なうこと、およびまたはウォータージェットノズルの駆
    動に際して、該ノズルの旋回、揺動を伴うことを特徴と
    する請求項4記載の橋の支承部のはつり方法。
  6. 【請求項6】 ウォータージェットを噴射するノズル
    と、橋の支承部に近接して配置され、先端部にノズルが
    装着され、旋回、揺動軸を含めて少なくとも3軸以上の
    自由度を有するノズル駆動系と、ノズルに高圧力水を供
    給する高圧力水源とを含むことを特徴とする橋の支承部
    のはつり装置。
  7. 【請求項7】 ウォータージェットノズルが橋軸方向ま
    たは橋軸直角方向の少なくとも一方に駆動され、該ノズ
    ル軸線がトラバース方向に対して傾斜可能に設定され、
    ノズルの駆動あるいは反復駆動によって、支承下部の該
    被加工部に対して交錯したジェット流による投射を施す
    ことが可能であり、さらに、少なくとも支承入り口から
    中央部の最下部の範囲に該ジェット流を直接投射させる
    ことが可能であることを特徴とする請求項6記載の橋の
    支承部のはつり装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも支承下部はつり時において、
    ウォータージェットノズルの駆動あるいは反復駆動の両
    端点において、該ノズル軸線の傾斜角の方向転換を行な
    うこと、およびまたはウォータージェットノズルの駆動
    に際して、該ノズルの旋回、揺動を伴うことを特徴とす
    る請求項7記載の橋の支承部のはつり装置。
  9. 【請求項9】 橋脚の天端上方で支承付近を覆い、ノズ
    ルの駆動方向に平行に細長く伸びるノズルの挿入口を有
    するカバーを備え、ノズル駆動系は、ノズルを駆動方向
    に移動可能であって、かつ、ノズル挿入軸線を挿入口内
    に有る支点まわりに往復角変位駆動(揺動)する機構お
    よびまたはノズル挿入軸線まわりの旋回機構を必要に応
    じて備えていることを特徴とする請求項7または8記載
    の橋の支承部のはつり装置。
  10. 【請求項10】 橋脚の天端上方で支承付近を覆い、ノ
    ズルの挿入穴と、ノズルの挿入方向と直交する方向に伸
    縮可能なジャバラ等の部材とを有するカバーとを備え、
    ノズル先端部はノズルの挿入方向ならびにこれと直角方
    向に移動自在であることを特徴とする請求項7または8
    記載の橋の支承部のはつり装置。
  11. 【請求項11】 カバー内に一端部が接続される管路
    と、管路の他端部に接続され、水ならびにモルタルおよ
    びコンクリートの破片を吸引する吸引手段とを含むこと
    を特徴とする請求項7から10記載の橋の支承部のはつ
    り装置。
  12. 【請求項12】 カバー内に設けられ、カバー内のノズ
    ル付近を撮影する撮影手段と、撮影手段の出力を少なく
    とも目視表示する手段とを含むことを特徴とする請求項
    7から11記載の橋の支承部のはつり装置。
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