JPH1059019A - インストルメントパネルおよびその製造方法 - Google Patents

インストルメントパネルおよびその製造方法

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JPH1059019A
JPH1059019A JP8218901A JP21890196A JPH1059019A JP H1059019 A JPH1059019 A JP H1059019A JP 8218901 A JP8218901 A JP 8218901A JP 21890196 A JP21890196 A JP 21890196A JP H1059019 A JPH1059019 A JP H1059019A
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JP
Japan
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skin
instrument panel
materials
foam
engaged
Prior art date
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JP8218901A
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English (en)
Inventor
Yasushi Kawakubo
靖 川久保
Shiro Ozaki
志郎 尾崎
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Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表皮付き発泡体の形成時に発泡体の一部を表
皮の表面にはみ出させることのないシール性を保ちつ
つ、製品毎でのばらつきを生じることなく、外観および
品質面で非常に優れたインストルメントパネルの製造コ
ストを低減できるようにする。 【解決手段】 異色または異種材料より成形されている
複数の表皮材のうち、隣接する表皮材4A,4Bの端部
に互いに係合可能に形成されている係合部5A,5B同
士を係合状態のままで発泡体3の発泡圧により互いに密
着変形させることにより、隣接表皮材4A,4B同士を
接合させて基材1の表面側にツートン化あるいは硬軟二
層化された表皮2を有するインストルメントパネルを構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として自動車用
のインストルメントパネルに代表されるように、基材の
表面側に表皮付き発泡体を形成してなるインストルメン
トパネル及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車用のインストルメントパネ
ルにおいて、その美観の向上のためにツートン化するに
当たって、従来では、図8に示すように、基材11の表
面側に発泡体13と一体成形される表皮12の所要箇所
に凹部(または凸部)などのレリーフ部14を形成して
おき、製品完成後に、そのレリーフ部14を見切り線と
して表皮12の両表面領域AまたはBに異色の塗料を塗
装してツートン化する手段が採用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
ツートン化手段の採用によって形成された従来のインス
トルメントパネルにおいては、レリーフ部14の形成が
必須条件であるために、デザイン面での制約が大きいだ
けでなく、製品完成後の塗装であるために、塗装むらの
発生、塗料の劣化や塗装時におけるゴミなどの付着など
に伴う褪色、さらには塗料の経時的な剥離等々により所
定の美観が早期のうちに損なわれやすい。また、塗装時
には、非塗装側の表面領域をテープなどによってマスキ
ングしておくことが必要であり、このような手間の掛
る、かつ、技能を要するマスキング塗装工程の必要性お
よび耐水性や耐候性、耐熱性などに優れた特性をもつ高
価な塗料を用いる必要性からインストルメントパネル全
体の製造コストが非常に高くなり、その上、塗装時に表
皮12の表面に微妙な凹凸や色むら等が発生して、製品
毎で外観および品質にばらつきを生じやすいという問題
があった。
【0004】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、表皮付き発泡体の形成時に発泡体の一部を表
皮の表面にはみ出させることのないシール性を保ちつ
つ、製品毎でのばらつきを生じることなく、外観および
品質面で非常に優れたインストルメントパネルを提供す
ることを目的とし、また、そのようなインストルメント
パネルの製造コストの低減を図ることができる製造方法
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明に係るインストルメントパネ
ルは、基材の表面側に表皮付き発泡体を形成してなるイ
ンストルメントパネルであって、上記表皮が、異色もし
くは異種材料より成形された複数の表皮材からなり、隣
接する表皮材の端部それぞれには、上記発泡体の肉厚方
向に沿って互いに係合可能な係合部が形成されており、
これら係合部同士を係合状態のままで上記発泡体の発泡
圧により互いに密着変形させて隣接する表皮材同士が接
合されていることを特徴とするものである。
【0006】上記のような構成の請求項1に記載の発明
によれば、表皮が異色もしくは異種材料より成形された
複数の表皮材からなるものであるから、例えば美観向上
のためにツートン化するに当たって、もともとが異色材
料から成形されている表皮材を選択使用して互いに接合
すればよくて、表皮にレリーフ部を形成したり、そのレ
リーフ部を見切り線として製品完成後に異色の塗料をマ
スキング塗装したりする必要が全くない。それゆえに、
デザイン面での自由性の拡大が図れるばかりでなく、塗
装に伴う塗装むら、塗料の劣化や塗装時におけるゴミな
どの付着などに伴う褪色、塗料の経時的な剥離等々の不
具合の発生を回避して、美観(外観)および品質の向上
を図ることが可能である。また、硬度の異なる異種材料
から成形されている表皮材を選択使用して互いに接合す
ることにより、硬質部分と軟質部分とが区画形成された
インストルメントパネルを得ることも可能である。
【0007】その上、複数の表皮材のうち隣接する表皮
材同士は、それらの端部に形成され互いに係合されてい
る係合部同士を係合状態のままで発泡体の発泡圧により
互いに密着変形させて接合されているので、複数の表皮
材を用いて隣接する表皮材の端部を単に突き合わせ接合
する場合のように、表皮付き発泡体の形成時に発泡体の
一部が接合箇所から表皮の表面にはみ出すといった不良
事態の発生がなく、接合部のシール性も良好に保ちなが
ら、上記したとおり美観(外観)および品質の向上を達
成することが可能である。
【0008】上記請求項1に記載の発明に係るインスト
ルメントパネルにおいて、隣接する表皮材の接合部を構
成する係合部の構成としては、請求項2に記載したよう
に、一方をU型、他方をI型に形成したものであって
も、また、請求項3に記載したように、両者を共にU型
に形成したものであってもよいが、特に、両者共にU型
の係合部とする場合は、表皮付き発泡体の形成時に両表
皮材を成形型にセットするときの位置決め性能に優れ、
両表皮材の表面を確実に面一に保持した状態で表皮付き
発泡体を形成することが可能である。
【0009】また、請求項4に記載の発明に係るインス
トルメントパネルの製造方法は、基材の表面側に表皮付
き発泡体を形成してなるインストルメントパネルの製造
方法であって、異色もしくは異種材料より成形されて上
記表皮を構成する複数の表皮材を、隣接する表皮材の端
部にそれぞれ形成されている係合部同士が成形型の下型
内に出退自在に設けられているセット用プレートを介し
て発泡体の肉厚方向に沿って互いに係合支持されるよう
に上記成形型の下型型面に配置し、この状態で、上記表
皮の裏面側に発泡材料を注入して発泡させ、その発泡の
途中で上記プレートを下型内に退入させることにより、
互いに係合状態にある上記係合部同士を発泡圧により互
いに密着変形させて隣接表皮材同士が接合された表皮付
き発泡体を形成することを特徴とするものであり、この
ような製造方法の採用によって、製品完成後に、非常に
多大な手間および技能を要するマスキング塗装を施す必
要が全くなくなることと、耐水性や耐候性、耐熱性など
に優れた特性をもつ高価な塗料を用いる必要がないこと
によって、外観および品質に優れたインストルメントパ
ネル全体の製造コストを大幅に低減することが可能とな
る。
【0010】さらに、上記請求項5に記載の発明に係る
インストルメントパネルの製造方法は、基材の表面側に
表皮付き発泡体を形成してなるインストルメントパネル
の製造方法であって、異色もしくは異種材料より成形さ
れて上記表皮を構成する複数の表皮材のうち隣接する表
皮材の端部にそれぞれ形成されている係合部同士を互い
に係合させ、かつ、その相互係合箇所を部分的に点融着
させて隣接表皮材同士を仮接合しておき、その仮接合さ
れた表皮材を成形型の下型型面に配置し、この状態で、
上記表皮の裏面側に発泡材料を注入して発泡させること
で、互いに係合状態にある上記係合部同士を発泡圧によ
り互いに密着変形させて隣接表皮材同士が接合された表
皮付き発泡体を形成することを特徴とするものであり、
このような製造方法によれば、成形型に配置する前の段
階で表皮材の端部の相互係合箇所が部分的に点融着され
て隣接表皮材同士が仮接合されているので、非常に薄肉
で保形性が悪く、取扱いにくい表皮材の取扱い性を改善
して成形型へのセットが容易になるとともに、成形型の
下型に係合部を支持させるための出退自在なセット用プ
レートを設けることが不要となり、成形型の構成の簡略
化を図ることが可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にもとづいて説明する。図1は本発明に係るインストル
メントパネルとして適用した自動車用のツートン化イン
ストルメントパネル完成品の要部の断面図であり、同図
において、1はABS樹脂等の硬質プラスチックあるい
は繊維強化プラスチック(FRP)等のような保形製の
高いプラスチック製コア(図示省略する)への取り付け
用基材で、この基材1の表面側の全域または一部に表皮
2付き発泡体3が形成されてなる。
【0012】上記表皮2は、異色材料より成形された2
色の表皮材4A,4Bからなり、これら表皮材4A,4
Bの端部にはそれぞれ、図2に明示するように、上記発
泡体3の肉厚方向に沿って互いに係合可能な係合部5
A,5Bが形成されている。そのうち、一方の係合部5
AはU型に、かつ、他方の係合部5BはI型に形成され
ているとともに、両者の寸法関係は、図3に示すよう
に、U型係合部5Aの高さをh1、I型の係合部5Bの
高さをh2、両表皮材4A,4Bの厚みをtとしたと
き、 h1=h2+t+α ……(1) ここで、αは1〜3mm程度に設定されている。
【0013】そして、上記2色の表皮材4A,4Bの端
部に形成されたU型およびI型係合部5A,5B同士の
係合状態のままで上記発泡体3を注入し発泡させること
で、その発泡圧により係合部5A,5Bが互いに密着変
形されて隣接する2色の表皮材4A,4B同士が接合さ
れ所定のインストルメントパネルに構成されている。こ
こで、上記両係合部5A,5Bの寸法関係が上記(1)
式のように設定されていることから、それらの変形に伴
って両表皮材4A,4Bの表面に段差が発生するような
ことがなく、両表面を面一に保ったままで表面がツート
ン化される。
【0014】次に、上記のような完成品となる自動車用
のツートン化インストルメントパネルの具体的な製造方
法について説明する。まず、基材1と、2色の表皮材4
A,4Bからなる表皮2を、上型6と下型7よりなる成
形型8内に配置する。このとき、図4に示すように、上
記下型7内にシリンダ10を介して出退自在に設けられ
ているセット用プレート9を下型型面7aより突出させ
ておき、この突出したプレート9に、両表皮材4A,4
Bの端部にそれぞれ形成され互いに係合された上記U型
およびI型係合部5A,5Bを支持させることにより、
両表皮材4A,4Bを下型型面7aに所定の位置決め状
態に配置しセットする。
【0015】続いて、上記両表皮材4A,4Bからなる
表皮2内にポリウレタン原料等の発泡原料Pの所定量を
注入した後、図5に示すように、上型6と下型7を閉じ
る。この状態で、上記発泡原料Pを発泡させることによ
り、基材1と表皮2との間の空間を満たして発泡体3を
形成させる。その際、上記の発泡原料Pの発泡途中にお
いて、図6に示すように、上記シリンダ10を介して上
記プレート9を下型7内に退入させることにより、互い
に係合されている係合部5A,5Bが発泡圧を受けて変
形し互いに密着し、これによって、2色の表皮材4A,
4B同士がそれらの表面を面一に保ったままで端部接合
されて表皮2付き発泡体3が基材1の表面側に形成さ
れ、所定のツートン化インストルメントパネルが得られ
る。
【0016】上記のようにして製造されるツートン化イ
ンストルメントパネルは、もともとが2色の表皮材4
A,4Bを用い、それらの端部に形成の係合部5A,5
B同士を係合状態で発泡圧により互いに密着変形させて
隣接する両表皮材4A,4B同士を接合することによっ
て表皮2をツートン化したものであるから、表皮にレリ
ーフ部を形成し、そのレリーフ部を見切り線として製品
完成後の表皮表面に異色の塗料をマスキング塗装すると
いった手間および技能を要する工程が不要となり、製造
工程の削減と相俟って製造コストの低減が図れる。その
上、塗装に伴う塗装むら、塗料の劣化や塗装時における
ゴミなどの付着などに伴う褪色、塗料の経時的な剥離等
々の不具合の発生がなく、美観(外観)および品質共に
非常に優れたツートン化インストルメントパネルを得る
ことができる。
【0017】また、隣接する2色の表皮材4A,4Bの
端部を単に突き合わせ接合する場合のように、表皮2付
き発泡体3の形成時に発泡体の一部が接合箇所から表皮
の表面にはみ出すといった不良事態の発生もなく、接合
部のシール性も良好に保つことが可能で、このことが製
品品質の一層の向上に寄与する。
【0018】なお、上記した実施の形態では、異色材料
より成形された2色の表皮材4A,4Bの端部に形成さ
れる係合部5A,5Bの形状として、U型とI型を組み
合わせたもので説明したが、これ以外に、図7に示すよ
うに、両者が共にU型で、高さ寸法h1とh2の関係
が、 h1=h2+t ……(2) に設定されたものであってもよい。ここで、上記(2)
式で示すような高さ寸法の関係に設定した理由は、互い
に係合状態のままで密着変形されたとき、隣接する表皮
材4A,4Bの表面を面一に保つためである。このよう
なU型係合部5A,5Bの組み合わせによる場合は、表
皮2付き発泡体3の形成時に両表皮材4A,4Bを成形
型8の下型7にセットするときの位置決め性能に優れて
いる。
【0019】また、上記の実施の形態では、表皮2が異
色材料より成形された複数(2色)の表皮材4A,4B
を用いてインストルメントパネルのツートン化を図った
ものについて説明したが、例えば硬度の異なる異種材料
より成形された複数の表皮材を選択使用して隣接する表
皮材同士を互いに係合状態で接合してもよく、この場合
は、硬質部分と軟質部分とが区画形成されたインストル
メントパネルを得ることが可能である。
【0020】さらに、上記実施の形態で説明したツート
ン化インストルメントパネルの製造方法では、2色の表
皮材4A,4Bの端部に各別に形成された係合部5A,
5Bを成形型8における下型7に設けられているセット
用プレート9に支持させることによって、両表皮材4
A,4Bを下型型面7aに所定の位置決め状態にセット
させたが、成形型8の下型7に配置する前の段階で、両
表皮材4A,4Bの端部の相互係合箇所を部分的に点融
着して両表皮材4A,4B同士を仮接合し、この仮接合
された表皮2を成形型8の下型7に配置し、その後、上
記実施の形態と同様に発泡原料の注入、発泡によって表
皮材4A,4B同士を接合するといった方法を採用して
もよく、この場合は、表皮材4A,4Bの成形型8への
セットが容易になるとともに、成形型8の下型7に係合
部5A,5Bを支持させるための出退自在なセット用プ
レートを設けることが不要となり、成形型8の構成の簡
略化を図ることが可能となる。
【0021】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、表皮を異色もしくは異種材料より成形された複
数の表皮材から構成するものであるから、例えば美観向
上のためにツートン化するに当たって、もともとが異色
材料から成形されている表皮材を選択使用して互いに接
合すればよく、表皮にレリーフ部を形成したり、そのレ
リーフ部を見切り線として製品完成後に異色の塗料をマ
スキング塗装したりする必要がなくなり、したがって、
デザイン面での自由性の拡大を図り得るばかりでなく、
塗装むら、塗料の劣化や塗装時におけるゴミなどの付着
などに伴う褪色、塗料の経時的な剥離等々の不具合の発
生を回避して、美観(外観)および品質の向上を図るこ
とができる。その上、隣接する表皮材の端部に形成され
互いに係合されている係合部同士を係合状態のままで発
泡体の発泡圧により互いに密着変形させることで隣接表
皮材を接合するので、隣接する表皮材の端部を単に突き
合わせ接合する場合にみられるような発泡体の一部が接
合箇所から表皮の表面にはみ出すといった不良事態の発
生もなく、接合部のシール性も良好に保ちながら、上記
の通り美観(外観)および品質の向上を達成することが
できる。また、硬度の異なる異種材料から成形されてい
る表皮材を選択使用して互いに接合することにより、硬
質部分と軟質部分とが区画形成されたインストルメント
パネルを得ることも可能で、インストルメントパネルに
多様性をもたせることができるという効果を奏する。
【0022】また、請求項4に記載の発明によれば、製
品完成後に非常に多大な手間および技能を要するマスキ
ング塗装を施す工程が不要であることと、耐水性や耐候
性、耐熱性などに優れた特性をもつ高価な塗料を用いる
必要がないことによって、外観および品質に優れたイン
ストルメントパネル全体の製造コストを大幅に低減する
ことができるという効果を奏する。
【0023】さらに、請求項5に記載の発明によれば、
成形型に配置する前の段階で表皮材の端部の相互係合箇
所を部分的に点融着して隣接表皮材同士を仮接合してい
るので、非常に薄肉で保形性が悪く、取扱いにくい表皮
材の取扱い性を改善して成形型へのセットを容易にし、
製造能率を向上できるとともに、成形型の下型に出退自
在なセット用プレートを設けることも不要となり、成形
型の構成の簡略化を図り、製造コストの低減を促進する
ことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインストルメントパネルとして適
用した自動車用のツートン化インストルメントパネル完
成品の要部の断面図である。
【図2】同上インストルメントパネルの構成要素である
2色の表皮材の端部形状を示す要部の拡大側面図であ
る。
【図3】図2に示す2色の表皮材における係合部の寸法
関係を説明する要部の拡大側面図である。
【図4】自動車用のツートン化インストルメントパネル
の製造工程のうち、基材および表皮材の成形型への配置
状態を示す要部の断面図である。
【図5】同上製造工程のうち、表皮材を成形型の下型に
セットした状態を示す要部の断面図である。
【図6】同上製造工程のうち、発泡途中の状態を示す要
部の断面図である。
【図7】同上インストルメントパネルの構成要素である
2色の表皮材の端部形状の別例を示す要部の拡大側面図
である。
【図8】従来の自動車用ツートン化インストルメントパ
ネル完成品の要部の断面図である。
【符号の説明】
1 基材 2 表皮 3 発泡体 4A,4B 異色表皮材 5A,5B 係合部 7 下型 8 成形型 9 セット用プレート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の表面側に表皮付き発泡体を形成し
    てなるインストルメントパネルであって、 上記表皮が、異色もしくは異種材料より成形された複数
    の表皮材からなり、 隣接する表皮材の端部それぞれには、上記発泡体の肉厚
    方向に沿って互いに係合可能な係合部が形成されてお
    り、 これら係合部同士を係合状態のままで上記発泡体の発泡
    圧により互いに密着変形させて隣接する表皮材同士が接
    合されていることを特徴とするインストルメントパネ
    ル。
  2. 【請求項2】 上記隣接する表皮材の接合部を構成する
    係合部の一方がU型であり、他方が両表皮材の表面を面
    一に保ったままでそのU型係合部内に係合可能なI型に
    形成されている請求項1に記載のインストルメントパネ
    ル。
  3. 【請求項3】 上記隣接する表皮材の接合部を構成する
    係合部の両者が、両表皮材の表面を面一に保ったままで
    互いに係合可能なU型に形成されている請求項1に記載
    のインストルメントパネル。
  4. 【請求項4】 基材の表面側に表皮付き発泡体を形成し
    てなるインストルメントパネルの製造方法であって、 異色もしくは異種材料より成形されて上記表皮を構成す
    る複数の表皮材を、隣接する表皮材の端部にそれぞれ形
    成されている係合部同士が成形型の下型内に出退自在に
    設けられているセット用プレートを介して発泡体の肉厚
    方向に沿って互いに係合支持されるように上記成形型の
    下型型面に配置し、 この状態で、上記表皮の裏面側に発泡材料を注入して発
    泡させ、 その発泡の途中で上記プレートを下型内に退入させるこ
    とにより、互いに係合状態にある上記係合部同士を発泡
    圧により互いに密着変形させて隣接表皮材同士が接合さ
    れた表皮付き発泡体を形成することを特徴とするインス
    トルメントパネルの製造方法。
  5. 【請求項5】 基材の表面側に表皮付き発泡体を形成し
    てなるインストルメントパネルの製造方法であって、 異色もしくは異種材料より成形されて上記表皮を構成す
    る複数の表皮材のうち隣接する表皮材の端部にそれぞれ
    形成されている係合部同士を互いに係合させ、かつ、そ
    の相互係合箇所を部分的に点融着させて隣接表皮材同士
    を仮接合しておき、 その仮接合された表皮材を成形型の下型型面に配置し、 この状態で、上記表皮の裏面側に発泡材料を注入して発
    泡させることで、互いに係合状態にある上記係合部同士
    を発泡圧により互いに密着変形させて隣接表皮材同士が
    接合された表皮付き発泡体を形成することを特徴とする
    インストルメントパネルの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1309589C (zh) * 2003-07-16 2007-04-11 丰田自动车株式会社 车辆仪表板构造
JP2007216529A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Inoac Corp 溝状模様を有する表皮一体発泡品の製造方法
JP2007237651A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Inoac Corp 表皮一体発泡品

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