JPH1058824A - インクジェット記録用シート - Google Patents

インクジェット記録用シート

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Publication number
JPH1058824A
JPH1058824A JP8271733A JP27173396A JPH1058824A JP H1058824 A JPH1058824 A JP H1058824A JP 8271733 A JP8271733 A JP 8271733A JP 27173396 A JP27173396 A JP 27173396A JP H1058824 A JPH1058824 A JP H1058824A
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JP
Japan
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recording sheet
ink
jet recording
ink jet
receiving layer
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8271733A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kobayashi
孝史 小林
Tatsuya Nomura
達也 野村
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH1058824A publication Critical patent/JPH1058824A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェット記録により画像を形成するこ
とができ、高い透明性または高い光沢を有し、画像を形
成した場合、得られた画像はインク写りの発生も、高湿
下でのインク滲みの発生も見られず、また受像層(画
像)が脱落することもほとんどないインクジェット記録
用シートを提供すること。 【解決手段】 透明支持体及びその上に設けられた色材
受容層からなる記録用シートであって、該色材受容層が
平均粒子径が200nm以下の架橋されたポリマー微粒
子と水溶性樹脂とからなり、かつ該透明支持体と色材受
容層との間に下塗層が形成されており、さらに該記録用
シートの透過率が80%以上であるインクジェット記録
用シート;及びに透明支持体の代わりに高光沢の不透明
支持体下塗層を用い、70%以上の光沢度を有するイン
クジェット記録用シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録により画像シートを形成するためのインクジェット記
録用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報産業の急速な発展に伴い、種
々の情報処理システムが開発され、また、それぞれの情
報システムに適した記録方法及び装置も開発され、採用
されている。このような記録方法の中で、インキを噴射
して記録するインクジェット記録、及び溶融型色材ある
いは昇華型色材を用いた感熱転写記録においては、使用
する装置が、軽量かつコンパクト化され、騒音もなく、
操作性、保守性にも優れたものとなっている。さらに、
インクジェット記録で使用される装置はカラー化も容易
であることから、最近広く使用されている。
【0003】カラー画像形成用のインクジェット記録方
式は、各種の方式が開発されているが、物性的には大き
く分けて水溶性色素を含む色素溶液(水性インク)を用
いる方法、及び油溶性色素を含む色素溶液(油性イン
ク)を用いる方法、そして色素を含有した低融点固形ワ
ックス(ワックスインク)を熱溶融させて用いる方法の
三種がある。主流は水性インクを使用するタイプであ
る。何れにしてもインクジェット記録用シート上に液状
の微粒滴を吐出させて画像を形成する方法である。
【0004】上記のインクジェット記録による画像の形
成は、通常の紙に行なわれるほか、次のような用途で
は、透明シートを使用する必要があり、多くは表面に色
材受容(吸収)層を設けた透明フィルムを用いて、上記
のように画像形成して画像を有する記録シートを作成す
る。例えば、会議等でスライドに代わり使用される機会
が増えているOHPフィルム、印刷ポスターや表示板の
代わりに使用される機会が増えているバックライトディ
スプレイ用フィルム、及び第二原図用フィルム等を挙げ
ることができる。またインクジェット記録用シートに画
像を形成したハードコピーは、精細な画像を有すると共
に、通常の紙に形成されたもの以上の高い光沢度も要求
される場合がある。即ち、ハードコピーの理想である銀
塩写真を考えた場合、高い光沢度は達成すべき重要な課
題である。
【0005】従って、インクジェット記録においては、
精細な画像を得る上で液状インクを早く吸収し、インク
移行性(印字されたインク画像に紙を押し当てた時に紙
に転写されるインクの濃度の程度)が良好でインク滲み
等が発生しない色材受容層、さらに上記のような透明陽
画あるいは高光沢の画像シートを形成するには、透明性
の高い色材受容層が要求される。従来の樹脂を主成分と
する色材受容層は、透明性に優れているが、インクによ
り膨潤あるいは溶解して粘着性を帯び易いので、インク
移行性が良好とは言えない。
【0006】例えば、インクジェット記録の場合、特開
昭56−80489号公報には溶解性又は膨潤性物質の
使用が提案され、また多数のポリマー系(ポリビニルア
ルコール(PVA)、ポリビニルピロリドン(PV
P)、ポリエチレンオキサイド(PEO)、カルボキシ
メチルセルロース(CMC))が提案されている。しか
しながら、このようなポリマーの色材受容層は透明性に
は優れているが、インク吸収性、インク移行性は満足で
きるものではない。即ち、このような色材受容層は、上
記ポリマーの親水性基あるいは解離性基による水性イン
クの浸透効果を利用したものであり、膜を厚くした場合
でもインク吸収性が充分とは言えず、当然インク移行性
も満足できるものではない。特開平3−104683号
公報には、色材受容層の材料に架橋されたポリビニルピ
ロリドンを使用することが提案されている。このような
色材受容層を用いることによりインク移行性は幾分改善
されるが、満足できるものではない。即ち、架橋が進み
過ぎるとインク吸収性は低下し、インク移行性も悪化す
る。
【0007】上記インク吸収性、インク写り性を改善す
るため、透明支持体とその上に設けられたコロイダルシ
リカと水溶性樹脂の透明層からなる記録用シートが提案
されている。上記透明層は、空隙率が大きくないため、
記録用シートはインク吸収性については改善されている
が充分とは言えず、当然インク写り性も問題がある。ま
た、擬ベーマイト微粒子から形成された細孔を有する色
材受容層を具備した記録用シートが開示されている。こ
の記録用シートはインク吸収性、インク写り性は向上す
るものの、屈折率が高く充分に高い透明度が得られな
い。また、特公昭61−53598号公報には、支持体
と、その上に設けられた合成シリカ、屈折率1.44〜
1.55の微粒子及び水溶性樹脂からなる透明層からな
る記録用シートが開示されている。合成シリカは、通常
10nmを超える一次粒子径を有し、更に二次粒子は数
100nmの粒径となる。このような二次粒子は、光を
散乱し易く、従ってこのような粒子を含む記録用シート
は、充分に高い光線透過率を示さない。
【0008】一方、特公昭62−11678号公報に
は、特定の塩基性ラテックスポリマーを用いた、インク
吸収性が優れ且つインク保持性にも優れたインクジェッ
ト記録用シートが開示されている。この塩基性ラテック
スポリマーは、第3級アミノ基又は第4級アンモニウム
基を有するモノマー、2個以上のエチレン性不飽和基含
むモノマー及びこれら以外のモノマーから得られるもの
である。この塩基性ラテックスポリマーを含む色材受容
層は、上記インク吸収性等は優れているが、粒子径が通
常ラテックスの場合0.5μm前後で大きいため、充分
に高い透明性が得られない。また、実施例では、通常の
紙上に塩基性ラテックスポリマーを含む色材受容層を設
けたシート、透明なフィルム上には塩基性ラテックスポ
リマーと多量の炭酸カルシウムを含む色材受容層を設け
たシートが作製されており、透明性に優れたシートは開
示されていない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本出願人は、上記問題
点を解決した、高い透明性あるいは高い光沢を有し、画
像を形成した場合、インク写りの発生も、高湿下でのイ
ンク滲みの発生も見られないインクジェット記録用シー
トをすでに出願した(特願平7−282496号)。し
かしながら、上記インクジェット記録用シートの受像層
が、衝撃や摩擦により脱落することがあること、また、
受像層上にインクジェットにより画像を形成した場合に
も、その画像部分(印字部分)が、衝撃や摩擦により脱
落することがあることが明らかとなり、受像層と支持体
間の密着性を向上させる必要が生じた。本発明はこのよ
うな問題をさらに解決したものである。本発明はインク
ジェット記録により画像を形成することができ、高い透
明性を有し、画像を形成した場合、得られた画像はイン
ク写りの発生も、高湿下でのインク滲みの発生も見られ
ず、また受像層(画像)が脱落することもほとんどない
インクジェット記録用シートを提供することを目的とす
る。また本発明はインクジェット記録により画像を形成
することができ、高い光沢度を有し、画像を形成した場
合インク移りの発生も、高湿下でのインク滲みの発生も
見られず、また受像層(画像)が脱落することもほとん
どないインクジェット記録用シートを提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、透明支持体及
びその上に設けられた色材受容層からなる記録用シート
であって、該色材受容層が平均粒子径が200nm以下
の架橋されたポリマー微粒子と水溶性樹脂とからなり、
かつ該透明支持体と色材受容層との間に下塗層が形成さ
れており、さらに該記録用シートの透過率が80%以上
であることを特徴とするインクジェット記録用シート;
及び高光沢の表面を有する不透明支持体及びその上に設
けられた色材受容層からなる記録用シートであって、該
色材受容層が平均粒子径が200nm以下の架橋された
ポリマー微粒子と水溶性樹脂とからなり、かつ該不透明
支持体と色材受容層との間に下塗層が形成されており、
さらに該記録用シートの光沢度が70%以上であること
を特徴とするインクジェット記録用シートにある。上記
透過率は、ヘイズメーター(HGM−2DP;スガ試験
機(株)製)を用い可視光の平行光線透過率を測定した
である。用いられる可視光の波長は、380〜800n
mである。上記光沢度は、JIS P−8142(紙及
び板紙の75度鏡面光沢度試験方法)に記載の方法に従
って測定した値である。
【0011】本発明のインクジェット記録用シートの好
ましい態様は下記のとおりである。 1)下塗層が、スチレン・ブタジエン系共重合体、塩化
ビニリデン系重合体、塩化弗化ビニリデン系重合体、弗
化ビニリデン系重合体、ポリエステル樹脂、ポリアミド
樹脂及びアクリル樹脂からなる群より選ばれる少なくと
も一種の樹脂からなる。 2)下塗層が、スチレン・ブタジエン系共重合体、塩化
ビニリデン系重合体、塩化弗化ビニリデン系重合体、弗
化ビニリデン系重合体、ポリエステル樹脂、ポリアミド
樹脂及びアクリル樹脂からなる群より選ばれる少なくと
も一種の樹脂のラテックスから形成されている。 3)下塗層が、スチレン・ブタジエン系ラテックス又は
塩化ビニリデン系ラテックスからなる。 4)下塗層が、架橋剤により硬化されている。 5)上記4)の架橋剤が、トリアジン誘導体である。 6)架橋されたポリマー微粒子が、アニオン性又はカチ
オン性である。 7)架橋されたポリマー微粒子が、アクリル酸アルキル
エステル、メタクリル酸アルキルエステル、スチレン及
びスチレン誘導体からなる群より選ばれる少なくとも一
種のモノマーを、分子中に炭素炭素二重結合を1個又は
2個以上有する乳化剤(好ましくは2個以上有する乳化
剤)を用いて乳化重合することにより得られるミクロゲ
ルである。 8)架橋されたポリマー微粒子が、カチオン性である
(好ましくは、カチオン性を示す基が、4級アンモニウ
ム塩基である)。 9)架橋されたポリマー微粒子の平均粒子径が1〜10
0nmである。 10)色材受容層の水溶性樹脂が、架橋されている。 11)色材受容層の水溶性樹脂が、ポリビニルアルコー
ルである。 12)架橋されたポリマー微粒子及び水溶性樹脂との重
量比が、1:1〜1:10の範囲(ポリマー微粒子:水
溶性樹脂)にある。 13)色材受容層が、さらにマット剤を0.01〜5重
量%含んでいる。 14)透明支持体が、ポリエステルからなる。 15)透過率が83%以上(特に85%以上)である。 16)400nmの光の透過率が80%以上(特に83
%以上)である。 17)光沢度が75%以上(特に80%以上)である。 18)インクジェット記録に使用されるインクが、水性
インク(溶媒の50重量%以上が水のもの)である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のインクジェット記録用シ
ートは、支持体およびその一方の表面に設けられた下塗
層、そして下塗層上に設けられた色材受容層からなる基
本構成を有する。図1に、本発明のインクジェット記録
用シートの基本構成の断面図を示す。支持体11、その
一方の表面に設けられた下塗層12、そして下塗層上に
設けられた色材受容層13からなる。支持体11は、透
明支持体または高光沢の不透明支持体であり、色材受容
層13も透明性の高い層である。下塗層12は、支持体
と色材受容層との接着力(密着力)が向上するように設
けられている。下塗層及び/又は色材受容層を支持体の
もう一方の面にも設けても良い。
【0013】本発明のインクジェット記録用シートは、
例えば下記のようにして製造することができる。本発明
では、支持体としては、透明支持体または高光沢の不透
明支持体が使用される。透明支持体として使用できる材
料としては、透明でOHPあるいはバックライトディス
プレイで使用される時の輻射熱に耐える性質を有する材
料が好ましい。このような材料としては、ポリエチレン
テレフタレート等のポリエステル類;ニトロセルロー
ス、セルロースアセテート、セルロースアセテートブチ
レート等のセルロースエステル類、更にポリスルホン、
ポリフェニレンオキサイド、ポリイミド、ポリカーボネ
ート、ポリアミド等を挙げることができる。これらの中
で、ポリエステル類が好ましく、特にポリエチレンフタ
レートが好ましい。透明支持体の厚さは、特に制限はな
いが、50〜200μmのものが取り扱い易く好まし
い。高光沢の不透明支持体としては、色材受容層の設け
られる側の表面が40%以上の光沢度を有するものが好
ましい。上記光沢度は、JIS P−8142(紙及び
板紙の75度鏡面光沢度試験方法)に記載の方法に従っ
て測定することにより求められる値である。高光沢の不
透明支持体の例としては、アート紙、コート紙、キャス
トコート紙、銀塩写真用支持体等に使用されるバライタ
紙等の高光沢の紙;ポリエチレンテレフタレート(PE
T)等のポリエステル類、ニトロセルロース、セルロー
スアセテート及びセルロースアセテートブチレート等の
セルロースエステル類、更にポリスルホン、ポリフェニ
レンオキサイド、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリ
アミド等のプラスチックフィルムで、このフィルムに白
色顔料等を含有させて不透明にした高光沢の(表面カレ
ンダー処理等を行なって)フィルム、あるいは上記各種
紙、上記透明プラスチックフィルムまたは白色顔料等含
有プラスチックの表面に、白色顔料を含有するあるいは
含有しないポリオレフィンの被覆層が設けられたフィル
ム等を挙げることができる。更に、白色顔料含有発泡ポ
リエステルフィルム(例、ポリオレフィン微粒子を含有
させ、延伸により空隙を形成した炭酸カルシウム含有発
泡PET)も挙げることができる。また銀塩写真用支持
体として使用されているポリオレフィンコート紙(表面
に白色顔料含有ポリオレフィン層が設けられた紙支持体
等のポリオレフィンの被覆層が設けられた支持体の一
種)、あるいは金属蒸着層等が設けられた特種紙等を、
好適に使用することができる。特に白色顔料含有ポリオ
レフィン層が設けられた紙支持体、白色顔料含有ポリオ
レフィン層が設けられたポリエステル(好ましくはPE
T)フィルム、白色顔料含有ポリエステルフィルムある
いは白色顔料含有発泡ポリエステルフィルムが好まし
い。支持体の厚さは、特に制限はないが、50〜200
μmのものが取り扱い易く好ましい。
【0014】支持体上に設けられる下塗層は、ポリマー
からなる層である。ポリマーの例としては、スチレン・
ブタジエン系共重合体、塩化ビニリデン系重合体、塩化
ビニル系重合体、酢酸ビニル系重合体、ポリビニルホル
マール、ポリビニルブチラール、弗化ビニリデン系重合
体、弗化ビニリデン系重合体、ポリエステル樹脂、ポリ
アミド樹脂及びアクリル樹脂を挙げることができる。ス
チレン・ブタジエン系共重合体、塩化ビニリデン系重合
体、弗化ビニリデン系重合体、弗化ビニリデン系重合
体、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂及びアクリル樹
脂が好ましく、特に、スチレン・ブタジエン系共重合体
及び塩化ビニリデン系重合体が好ましい。上記ポリマー
は、共重合成分を導入する等により、水酸基、カルボキ
シル基、アミノ基、カルボニルジオキシ基を有すること
が好ましい。また下塗層は、上記ポリマーのラテックス
から形成されることが好ましい。特に、スチレン・ブタ
ジエン系ラテックス又は塩化ビニリデン系ラテックスか
ら形成されることが好ましい。スチレン・ブタジエン系
ラテックスおよび塩化ビニリデン系ラテックスは、他の
共重合成分として、水酸基を有する(メタ)アクリルモ
ノマー(例、ヒドロキシエチルアクリレート)、(メ
タ)アクリル酸エステルモノマー(例、メチルアクリレ
ート、メチルメタクリレート)、アクリロニトリル、カ
ルボキシル基を有する(メタ)アクリルモノマー(例、
アクリル酸)、多官能モノマー(例、ジビニルベンゼ
ン)等を20モル%以下の量で一般に含んでいる。
【0015】本発明の下塗層は、架橋剤(接着力付与剤
としても機能する)を含んでいることが好ましい。上記
架橋剤としては、例えば、アルデヒド類(例、ホルムア
ルデヒド、グリオキザール及びグルタルアルデヒド)、
N−メチロール化合物(例、ジメチロール尿素及びメチ
ロールジメチルヒダントイン)、ジオキサン誘導体
(例、2,3−ジヒドロキシジオキサン)、カルボキシ
ル基を活性化することにより作用する化合物(例、カル
ベニウム、2−ナフタレンスルホナート、1,1−ビス
ピロリジノ−1−クロロピリジニウム及び1−モルホリ
ノカルボニル−3−(スルホナトアミノメチル))、活
性ビニル化合物(例、1、3、5−トリアクロイル−ヘ
キサヒドロ−s−トリアジン、ビス(ビニルスルホン)
メタン及びN,N’−メチレンビス−[βー(ビニルス
ルホニル)プロピオンアミド])、トリアジン誘導体
(例、2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−S−トリア
ジン)、エポキシ基を有する化合物(例、ビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂、バーサティック酸グリシジルエス
テル、フェニルグリシジルエーテル)、イソオキサゾー
ル類、メラミン樹脂、イソシアネート化合物及びジアル
デヒド澱粉、などを挙げることができる。これらは、単
独または組み合せて用いることができる。これらの中
で、トリアジン誘導体が好ましい。架橋剤の添加量は、
ポリマーに対して、0.1〜20重量%が好ましく、特
に0.5〜15重量%が好ましい。
【0016】この下塗層を主として構成するポリマー
は、それぞれ単一素材でも良いし複数の素材の混合系で
もよい。また下塗層は、主として上記ポリマー以外に上
記架橋剤、さらに塗布適性や表面品質を高める目的で各
種の界面活性剤を使用してもよい。上記下塗層の形成
は、例えば、上記ポリマーラテックス、所望により架橋
剤を含む水分散液(塗布液)を、支持体上に塗布、加熱
乾燥することにより実施することができる。塗布は、例
えば、エアードクターコーター、ブレッドコーター、ロ
ッドコーター、ナイフコーター、スクイズコーター、リ
バースロールコーター、ワイヤーバーコーター、バーコ
ーター等の公知の塗布方法で行なうことができる。乾燥
は、熱風乾燥機により通常50〜180℃で、1〜20
分間乾燥するが、90〜150℃で2〜15分間乾燥す
ることが好ましい。このように形成される下塗層の層厚
は、一般に0.05〜10μmの範囲であり、0.1〜
5μmの範囲が好ましい。また、下塗層が形成される側
の支持体表面は、支持体と下塗層の接着性を更に向上さ
せるために、コロナ放電処理、プラズマ処理、火炎処
理、紫外線照射処理等の表面処理を行なうことが好まし
い。
【0017】上記下塗層の上には、本発明の色材受容層
が形成される。例えば、平均粒子径が200nm以下の
架橋されたポリマー微粒子を水溶性樹脂溶液に分散した
塗布液を、支持体上に設けられた下塗層の表面に塗布、
乾燥することにより、色材受容層を形成することができ
る。水溶性樹脂の例としては、親水性構造単位としてヒ
ドロキシル基を有する樹脂として、ポリビニルアルコー
ル(PVA)、エチレン変性ポリビニルアルコール、セ
ルロース系樹脂(メチルセルロース(MC)、エチルセ
ルロース(EC)、ヒドロキシエチルセルロース(HE
C)、カルボキシメチルセルロース(CMC)等)、キ
チン類及びデンプンを;エーテル結合を有する樹脂とし
てポリエチレンオキサイド(PEO)、ポリプロピレン
オキサイド(PPO)、ポリエチレングリコール(PE
G)及びポリビニルエーテル(PVE)を;そしてアミ
ド基またはアミド結合を有する樹脂としてポリアクリル
アミド(PAAM)およびポリビニルピロリドン(PV
P)を挙げることができる。また、解離性基としてカル
ボキシル基を有するポリアクリル酸塩、マレイン酸樹
脂、アルギン酸塩及びゼラチン類を;スルホン基を有す
るポリスチレンスルホン酸塩、アミノ基、イミノ基、第
3アミン及び第4アンモニウム塩を有するポリアリルア
ミン(PAA)、ポリエチレンイミン(PEI)、エポ
キシ化ポリアミド(EPAm)、ポリビニルピリジン及
びゼラチン類を挙げることができる。
【0018】上記水溶性樹脂は、色材受容層の耐水性を
改善するために、架橋剤により架橋されることが好まし
い。すなわち、水溶性樹脂と架橋されたポリマー微粒子
を含有する塗布液に架橋剤を添加して、支持体に塗布
し、加熱乾燥する(架橋させる)ことにより、色材受容
層を形成することが好ましい。上記架橋剤としては、例
えば、アルデヒド類(例、ホルムアルデヒド、グリオキ
ザール及びグルタルアルデヒド)、N−メチロール化合
物(例、ジメチロール尿素及びメチロールジメチルヒダ
ントイン)、ジオキサン誘導体(例、2,3−ジヒドロ
キシジオキサン)、カルボキシル基を活性化することに
より作用する化合物(例、カルベニウム、2−ナフタレ
ンスルホナート、1,1−ビスピロリジノ−1−クロロ
ピリジニウム及び1−モルホリノカルボニル−3−(ス
ルホナトアミノメチル))、活性ビニル化合物(例、
1、3、5−トリアクロイル−ヘキサヒドロ−s−トリ
アジン、ビス(ビニルスルホン)メタン及びN,N’−
メチレンビス−[βー(ビニルスルホニル)プロピオン
アミド])、活性ハロゲン化合物(例、2,4−ジクロ
ロ−6−ヒドロキシ−S−トリアジン)、エポキシ基を
有する化合物(例、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、
バーサティック酸グリシジルエステル、フェニルグリシ
ジルエーテル)、イソオキサゾール類、メラミン樹脂、
イソシアネート化合物及びジアルデヒド澱粉、などを挙
げることができる。これらは、単独または組み合せて用
いることができる。生産性を考慮した場合、反応活性の
高いグルタルアルデヒド等のアルデヒド類またはメラミ
ン樹脂の使用が好ましい。上記架橋剤と組み合わせて用
いられる好ましい水溶性樹脂としては、ポリビニルアル
コールを挙げることができる。架橋剤の添加量は、水溶
性樹脂に対して、0.1〜20重量%が好ましく、特に
0.5〜15重量%が好ましい。
【0019】上記平均粒子径200nm以下の架橋され
たポリマー微粒子は、アニオン性又はカチオン性である
ことが好ましい。このようなポリマー微粒子は、通常ア
クリル酸アルキルエステル、メタクリル酸アルキルエス
テル、スチレン及びスチレン誘導体からなる群より選ば
れる少なくとも一種のモノマーを、分子中に炭素炭素二
重結合を1個又は2個以上(好ましくは2個以上)有す
る乳化剤を用いて乳化重合することにより得ることがで
きる。このようなポリマー微粒子としては、特開平5−
254251号公報に記載されているミクロゲルを好適
に使用することができる。なお、この公報には、ミクロ
ゲルを感熱記録紙に使用することが記載されているが、
感熱記録は、本発明のようにインクを記録シートに噴射
することにより印字するのではなく、加熱により印字す
るものであり、異なる技術分野に属する。
【0020】アクリル酸アルキルエステルおよびメタク
リル酸アルキルエステルの例としては、アルキルの炭素
原子数が1〜18の(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ルが好ましく、例えば(メタ)アクリル酸メチル、(メ
タ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−プロピ
ル、(メタ)アクリル酸iso−プロピル、(メタ)ア
クリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸iso−ブチ
ル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)
アクリル酸ステアリルを挙げることができる。スチレン
及びスチレン誘導体の例としては、スチレン、α−メチ
ルスチレン及びビニルトルエンを挙げることができる。
【0021】上記モノマー以外に、上記モノマーと共重
合可能なモノマーを全モノマー量の50重量%以下の量
で使用しても良い。例えば、アクリル酸、メタクリル
酸、無水マレイン、スチレンスルホン酸、2−アクリル
アミド−2−メチルプロパンスルホン酸のアニオン性ビ
ニルモノマー;ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレ
ート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレートおよ
び第4級アンモニウム塩を有するビニルモノマー等のカ
チオン性ビニルモノマー;及び(メタ)アクリル酸2−
ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシ
プロピルおよび(メタ)アクリロイルオキシフォスフェ
ート等のノニオン性ビニルモノマーを挙げることができ
る。
【0022】上記モノマーに加えて更に、架橋性ビニル
モノマーを全モノマー量の5重量%以下の量で使用して
も良い。例えば、エチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ヘキサメチレンビス(メタ)アクリルアミド、ジビ
ニルベンゼン等の二官能性モノマー;1,3,5−トリ
アクリロイルヘキサヒドロ−S−トリアジン及びトリア
リルイソシアヌレート等の三官能性モノマー;テトラメ
チロールメタンテトラアクリレート及びN,N,N’,
N’−テトラアリル−1,4−ジアミノブタン等の四官
能性モノマーを挙げることができる。
【0023】上記分子中に炭素炭素二重結合を1個又は
2個以上(好ましくは2個以上)有する乳化剤の、その
炭素炭素二重結合の例としては、(メタ)アリル基、1
−プロペニル基、2−メチル−1−プロペニル基、ビニ
ル基、イソプロペニル基及び(メタ)アクリロイル基を
挙げることができる。これらの中で(メタ)アクリロイ
ル基が好ましい。上記乳化剤の、疎水基と共に乳化作用
を示すためのカチオン性基またはアニオン性基(親水性
基)を有している。カチオン性基は、インクを保持する
機能が大きいため、色材受容層の耐水性が向上するので
好ましい。カチオン性基またはアニオン性基(親水性
基)としては、−COOH、−COOM、−OSO3
M、−N(R1 )(R2 )(R3 )、−OH、−PO
(OM)2 、(−O)3 P、(−O)2 P(OH)−、
−OP(OH)2 、−OPO(OM)2 、(−O)2
O(OM)、(−O)3 PO及び−(0R)−[但し、
MはNaまたはKを表わし、R1 、R2 及びR3 はそれ
ぞれ独立に水素原子、アルキル、アラルキル又はヒドロ
キシアルキルを表わし、そしてRはエチレンまたはプロ
ピレンを表わす]を挙げることができる。これらの中
で、−N(R1 )(R2 )(R3 )[R1 、R2 及びR
3 はそれぞれ独立に水素原子、アルキル又はヒドロキシ
アルキルを表わし、少なくとも1個の基はアルキル又は
ヒドロキシアルキルである]で表されるカチオン性基が
好ましい。上記乳化剤は、通常の乳化剤の役割と重合性
(架橋性)モノマーの役割を担っており、したがって得
られる架橋されたポリマー微粒子の表面は上記のような
カチオン性基またはアニオン性基が存在している。勿論
ポリマー微粒子の内部に存在する場合もある。
【0024】乳化剤の例としては、上記炭素炭素二重結
合を分子中に2個以上有するポリオキシエチレンアルキ
ルエーテルのスルホコハク酸エステル塩、上記炭素炭素
二重結合を分子中に2個以上有するポリオキシエチレン
アルキルエーテルの硫酸エステル塩、上記炭素炭素二重
結合を分子中に2個以上有するポリオキシエチレンアル
キルフェニルエーテルのスルホコハク酸塩、上記炭素炭
素二重結合を分子中に2個以上有するポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテルの硫酸エステル塩、酸性リ
ン酸(メタ)アクリル酸エステル系分散剤、オリゴエス
テル(メタ)アクリレートのリン酸エステルもしくはそ
のアルカリ塩、及び親水性アルキレンオキサイド基を有
するポリアルキレングリコール誘導体のオリゴエステル
ポリ(メタ)アクリレートを挙げることができる。これ
らの市販されている製品としては、KAYAMER P
M−2(日本化薬(株)製)、ニューフロンティアA−
229E(第一工業製薬(株)製)、ニューフロンティ
アN−250Z(第一工業製薬(株)製)等を挙げるこ
とができる。
【0025】上記分子中に炭素炭素二重結合を2個以上
有する乳化剤を使用する場合は、分子中に炭素炭素二重
結合を1個有する乳化剤を全乳化剤の60重量%以下の
割合で含んでいても良い。また、上記分子中に炭素炭素
二重結合を1個又は2個以上有する乳化剤は、通常のア
ニオン性乳化剤、カチオン性乳化剤、ノニオン性乳化剤
を含んでいても良い。上記分子中に炭素炭素二重結合を
1個又は2個以上有する乳化剤の添加量は、前記全モノ
マー量100重量部に対して、通常1〜20重量部であ
り、3〜10重量部が好ましい。
【0026】上記架橋されたポリマー微粒子は、上記材
料を用いて、公知の乳化重合法により得ることができ
る。例えば、反応容器に上記乳化剤及び水を投入し、こ
れに前記モノマーを加えて乳化した後、ラジカル重合開
始剤を加え、攪拌下に加温してモノマーを重合させるこ
とにより上記架橋されたポリマー微粒子を得ることがで
きる。ビニルモノマーの添加は、一括滴下、分割滴下の
いずれでも良い。また、このような材料の濃度は、最終
的に得られる反応液(分散液)中の固形分濃度が、通常
20〜50重量%となるように、好ましくは30〜45
重量%となるように調整される。反応時のpHは3〜9
の範囲が好ましく、反応温度は、重合開始剤が活性化す
る温度であれば良く、通常40〜90℃であり、50〜
80℃が好ましい。反応時間は通常30分〜2時間であ
る。
【0027】上記ラジカル重合開始剤としては、過硫酸
カリウム、過硫酸アンモニウム等の過硫酸塩、過酸化水
素、水溶性のアゾ系の開始剤等の水溶性のラジカル重合
開始剤;あるいは上記過硫酸塩と亜硫酸水素ナトリウ
ム、チオ硫酸ナトリウム等の還元剤とを組み合わせたレ
ドックス系重合開始剤を挙げることができる。レドック
ス系重合開始剤が好ましい。ラジカル重合開始剤の添加
量は、全モノマー量の0.05〜5重量%が好ましく、
特に0.1〜3重量%が好ましい。また得られるポリマ
ー微粒子を透明性の超微粒子にするため、重合促進剤と
して遷移金属イオンの存在下に上記重合を行なうことが
好ましい。このようにして得られる上記乳化剤により架
橋されたポリマー微粒子は、表面に上記乳化剤が存在し
ており、このため、その表面にはアニオン性基、カチオ
ン性基(親水性基)が存在することになる。従って、イ
ンクジェットの水性インクをその表面で容易に吸着する
ことができ、アニオン性基、カチオン性基等が有効に働
くことができる。このような親水性基は、使用する乳化
剤の種類、量、そして反応方法によりポリマー微粒子の
内部にも存在することになる。
【0028】得られる架橋されたポリマー微粒子は、固
形分濃度が、通常20〜50重量%、好ましくは30〜
45重量%の分散物であり、その平均粒子径は、200
nm以下(好ましくは1〜100nmの範囲)である。
またポリマー微粒子の40重量%分散液の粘度は、通常
100〜500cpsである。
【0029】本発明の色材受容層は、主として上記架橋
されたポリマー微粒子及び水溶性樹脂から構成されてい
る。そして、色材受容層中に含まれる架橋されたポリマ
ー微粒子及び水溶性樹脂と比率は、重量比で1:1〜
1:10の範囲(ポリマー微粒子:水溶性樹脂)が好ま
しく、特に1:1〜1:5の範囲が好ましい。
【0030】本発明の色材受容層には、上記水溶性樹脂
と架橋されたポリマー微粒子に加えて、インクジェット
記録用シートの走行性及び耐ブロッキング性を改善する
ため、マット剤として、シリカ、コロイダルシリカ、珪
酸カルシウム、ゼオライト、カオリナイト、ハロイサイ
ト、白雲母、タルク、炭酸カルシウム、硫酸カルシウ
ム、ベーマイト等の無機微粒子、あるいはポリメチルメ
タクリレート微粒子、ポリスチレン微粒子およびポリエ
チレン微粒子等の有機微粒子を含有させても良い。無機
微粒子としては、シリカ、コロイダルシリカが好まし
く、有機微粒子としてはポリメチルメタクリレート微粒
子が好ましい。マット剤の色材受容層中の含有量は、
0.01〜5重量%の範囲が好ましい。
【0031】この色材受容層を主として構成する架橋さ
れたポリマー微粒子や水溶性樹脂は、それぞれ単一素材
でも良いし複数の素材の混合系でもよい。また色材受容
層は主として上記架橋されたポリマー微粒子と水溶性樹
脂からなるがそれ以外に粒子の分散性を高める為に各種
の無機塩類、PH調整剤として酸アルカリを含んでいて
もよい。また塗布適性や表面品質を高める目的で各種の
界面活性剤を使用してもよい。またインクジェット記録
に於いて色素を固定し耐水性を高める目的で媒染剤を使
用してもよい。また表面の摩擦特性を低減する目的で各
種のマット剤を含んでいてもよい。また色材の劣化を抑
制する目的で各種の酸化防止剤、紫外線吸収剤を含んで
いてもよい。さらに、蛍光増白剤を含んでいても良い。
【0032】上記色材受容層の形成は、例えば、上記樹
脂、ポリマー微粒子等を含む水分散液(塗布液)を透明
支持体上に塗布、加熱乾燥することにより実施すること
ができる。塗布は、例えばエアードクターコーター、ブ
レッドコーター、ロッドコーター、ナイフコーター、ス
クイズコーター、リバースロールコーター、バーコータ
ー等の公知の塗布方法で行なうことができる。乾燥は、
熱風乾燥機により通常50〜180℃で1〜20分間乾
燥するが、90〜150℃で2〜15分間乾燥すること
が好ましくい。また、塗布、乾燥後、例えばスーパーカ
レンダー、グロスカレンダー等で加熱、加圧下にロール
ニップ間を通すことにより、表面平滑性、透明性及び塗
膜強度を向上させることが可能である。
【0033】このようにして得られる色材受容層は、平
均粒子径が200nm以下の架橋されたポリマー微粒子
が水溶性樹脂中に均一に分散されている。このため、イ
ンクジェット記録により噴射されたインク、特に水溶性
インクは、水溶性樹脂及びポリマー微粒子そして水溶性
樹脂とポリマー微粒子の間隙に吸収されると推定され
る。従って、水溶性樹脂のみによるインクの吸収の場合
は、水溶性樹脂の色材受容層が、膨潤又は軟化するため
紙へのインク写りが大きいが、本発明の色材受容層では
水溶性樹脂が吸収するインクの量は少なくインク写りが
ほとんど発生しない。特にポリマー微粒子がカチオン性
またはアニオン性(特にカチオン性)である場合はイン
クとの親和性が良好でインク写り性等が向上する。更
に、本発明では、このような色材受容層が、下塗層を介
して支持体上に設けられているので、得られた画像が容
易に脱落することがなく良好な画像を長期に保持するこ
とができる。また画像を形成する前に色材記録層の一部
が剥離するようなこともない。また、本発明の色材受容
層は通常インク写り性の改善に用いられる無機微粒子も
使用する必要がないので、色材受容層の透明性も高く、
OHP用シートの作成に好適に使用することができる。
あるいは高い光沢度を有する支持体上に、本発明の透明
性の高い色材受容層を設けた場合も、支持体の高光沢を
損なうことなく、高い画質のインク画像を形成すること
ができる。更に、本発明の色材受容層に含まれる架橋さ
れたポリマー微粒子の平均粒子径は、200nm以下と
極めて小さい為、特に可視光の低波長領域(400nm
程度)の光を散乱させることがほとんどないことから、
得られる画像の透明性が向上し画質も優れたものであ
る。上記色材受容層が下塗層を介して透明支持体上に設
けられた本発明のインクジェット記録用シートは、色材
受容層の透過率が高いので、シート自身も80%以上の
透過率を有する。83%以上が好ましく、特に85%以
上が好ましい。また400nmの光の透過率の80%以
上が一般的で、83%以上が好ましい。また上記色材受
容層が下塗層を介して高光沢の不透明支持体上に設けら
れた本発明のインクジェット記録用シートは、シート表
面の光沢率が70%以上であり、75%以上が好まし
く、特に80%以上が好ましい。
【0034】
【実施例】
【0035】[実施例1] (1)下塗層形成用塗布液の組成 スチレン・ブタジエン共重合体ラテックス 192重量部 (スチレン:ブタジエン:ヒドロキシエチルアクリレート: ジビニルベンゼン:アクリル酸=63:33:3: 0.5:0.5(モル%)、固形分:43重量%) スチレン・ブタジエン共重合体ラテックス 54重量部 (スチレン:ブタジエン:ヒドロキシエチルアクリレート: アクリル酸=58:40:1:1(モル%)、 固形分:43重量%) 2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−S−トリアジン 73重量部 のナトリウム塩(4重量%水溶液) 水 681重量部 上記組成の材料を混合して下塗層形成用塗布液を得た。
【0036】この塗布液を、表面がコロナ放電処理され
た100μmの厚みの二軸延伸したポリエチレンテレフ
タレートフィルムの表面に、#3.2ワイヤーバーコー
ターを用いて塗布し、熱風乾燥機により120℃で5分
間乾燥した。これにより乾燥膜厚が0.6μmの下塗層
を形成した。
【0037】 (2)色材受容層形成用塗布液の組成 ポリビニルアルコール10重量%水溶液 35重量部 (PVA210、クラレ(株)製) カチオン性の架橋されたポリマー微粒子10重量%水分散液 15重量部 (平均粒子径:73nm、炭素炭素二重結合を2個と 4級アンモニウム塩基を有する乳化剤により架橋さ れたポリスチレン微粒子、商品名「ミストパールC−100」、 荒川化学工業(株)製) マット剤 1重量部 (サイロイド#620の4重量%水分散液、 富士デヴィソン化学(株)製) 界面活性剤 1重量部 (メガファックF−144Dの10重量%水分散液、 大日本インキ化学工業(株)製) メラミン樹脂 4.5重量部 (スミレーズ#613の10重量%水分散液、 住友化学工業(株)製) アミン塩酸塩 0.45重量部 (ACX−Pの5重量%水分散液、 住友化学工業(株)製) 上記組成の材料を混合して色材受容層形成用塗布液を得
た。
【0038】この塗布液を、ポリエチレンテレフタレー
トフィルム上に形成された下塗層の表面に、バーコータ
ーを用いて塗布し、熱風乾燥機により120℃で10分
間乾燥した。これにより乾燥膜厚が8μmの色材受容層
を形成した。こうしてポリエチレンテレフタレート上
に、下塗層及び色材受容層が設けられたインクジェット
記録用シートを得た。
【0039】[実施例2]実施例1において、下塗層を
下記のように形成した以外は実施例1と同様にしてイン
クジェット記録用シートを作成した。 (1)下塗層形成用塗布液の組成 塩化ビニリデン系重合体ラテックス 389重量部 (塩化ビニリデン:メチルメタクリレート:メチルアクリレート :アクリロニトリル:アクリル酸=90:4:4:1:1 (モル%)、固形分:48重量%) 2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−S−トリアジン 70重量部 のナトリウム塩(4重量%水溶液) 水 541重量部 上記組成の材料を混合して下塗層形成用塗布液を得た。
この塗布液を、表面がコロナ放電処理された100μm
の厚みの二軸延伸したポリエチレンテレフタレートフィ
ルムの表面に、#4.8ワイヤーバーコーターを用いて
塗布し、熱風乾燥機により120℃で5分間乾燥した。
これにより乾燥膜厚が1.5μmの下塗層を形成した。
【0040】[実施例3]実施例1において、色材受容
層形成用塗布液組成中のマット剤を、サイロイド#62
0からMX−1000(綜研化学(株)製)に変更して
同量使用した以外は実施例1と同様にしてインクジェッ
ト記録用シートを作成した。
【0041】[実施例4]実施例1において、色材受容
層形成用塗布液組成中の架橋されたポリマー微粒子を
「ミストパールC−100」(荒川化学工業(株)製)
から「ミストパールC−150、荒川化学工業(株)製
(平均粒子径:52nm、炭素炭素二重結合を2個と4
級アンモニウム塩基を有する乳化剤により架橋されたポ
リスチレン微粒子)に変更して同量使用した以外は実施
例1と同様にしてインクジェット記録用シートを作成し
た。
【0042】[実施例5]実施例1において、下塗層を
下記のように形成した以外は実施例1と同様にしてイン
クジェット記録用シートを作成した。 (1)下塗層形成用塗布液の組成 水溶性共重合ポリエステル 90重量部 (WDサイズ;イーストマンコダック社製) メラミン 10重量部 (スミテックレジンM−3、住友化学工業(株)製) 上記に水を加えて混合し、5重量%水溶液として下塗層
形成用塗布液を得た。この塗布液を、表面がコロナ放電
処理された100μmの厚みの二軸延伸したポリエチレ
ンテレフタレートフィルムの表面に、バーコーターを用
いて塗布し、熱風乾燥機により120℃で5分間乾燥し
た。これにより乾燥膜厚が1μmの下塗層を形成した。
【0043】[比較例1]実施例1において、下塗層を
形成しなかった以外は実施例1と同様にしてインクジェ
ット記録用シートを作成した。
【0044】上記で得られた透明支持体に下塗層及び色
材受容層が設けられたインクジェット記録用シートにつ
いて、以下の測定方法によってそのインクジェット適性
を評価した。 (1)色材受容層の接着性(密着性) 得られたインクジェット記録用シートの表面に2mm幅
の碁盤目状にカットし(碁盤目を100個形成)、その
表面にセロファンテープを貼り付け、表面と平行に引張
って剥離し、下記のように色材受容層の接着性を評価し
た。 AA:碁盤目100個中全て残存 BB:碁盤目100個中70〜99残存 CC:碁盤目100個中30〜69残存 DD:碁盤目100個中30未満残存 (2)インク写り性 インクジェットカラープリンター(BJC−600J;
キャノン(株)製)により、記録用シートへの青のベタ
印画し、10秒後にコピー用紙(PPC(電子写真複写
機)用紙WR、富士ゼロックス(株)製)をゴムローラ
で接触押圧(条件:0.6kg/cmの線圧)した。そ
して、コピー用紙に転写されたインキ量を反射濃度計
(X−rite、X−rite Incorporat
ed社製)を用いてそのインキ画像部の反射濃度を測定
することにより評価した。反射濃度の高い程、インキの
転写量は多いことを示す。 (3)平行光線透過率 ヘイズメーター(HGM−2DP;スガ試験機(株)
製)を用い平行光線透過率を測定した。 (4)400nmの光の透過率 分光光度計(瞬間マルチ測光システムMCPD−100
0;大塚電子(株)製)を用い波長400nmの光の透
過率を測定した。 (5)高湿下での画像の滲み (2)と同一のプリンターを用いて、記録用シートに、
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック、ブルー、グリ
ーン、レッドのベタ印画を行ない、印画した記録用シー
トを28℃、85%RHの環境下に3日間放置した。ベ
タ画像部の滲みの程度を下記のように評価した。 AA:ベタ画像部に滲みが見られない BB:ベタ画像部の一部に滲み見られる CC:ベタ画像部の相当部分で滲み見られる
【0045】上記評価結果を下記の表1に示す。
【0046】
【表1】 表1 ──────────────────────────────────── 接着性 インク 透明性 400nm 透過 高湿下滲み 写り性 (%) 率(%) ──────────────────────────────────── 実施例1 AA 0.15 87 85 AA 実施例2 AA 0.15 87 84 AA 実施例3 AA 0.15 87 85 AA 実施例4 AA 0.17 86 84 AA 実施例5 BB 0.15 87 85 AA ──────────────────────────────────── 比較例1 CC 0.15 87 −− AA ────────────────────────────────────
【0047】[実施例6]実施例1において、支持体と
して下記の高光沢の不透明支持体を用いた以外は実施例
1と同様にしてインクジェット記録用シート作成した。
【0048】<高光沢の不透明支持体>LBPK70重
量部とNBSP30重量部の混合パルプをダブルディス
クリファイナーによりカナディアンフリーネス300m
lに叩解し、このパルプスラリーに下記の材料を添加し
た後、抄紙して乾燥し、坪量180g/m2 の原紙を得
た。
【0049】 パルプ 100 重量部 エポキシ化ベヘン酸アミド 0.3重量部 アルキルケテンダイマー 0.4重量部 カチオンスターチ 1.0重量部 ポリアミドポリアミンエピクロルヒドリン 0.2重量部 カチオン性ポリアクリルアミド 0.5重量部
【0050】得られた原紙に、下記の組成のサイズ剤
(水溶液)をサイジングプレス処理により、30g/m
2 含浸付着させた。 ポリビニルアルコール 4 重量部 γ−アミノプロピルトリエトキシシラン 0.05重量部 蛍光増白剤 0.6 重量部 消泡剤 0.005重量部
【0051】次いで、得られたサイズ剤付着紙を、ソフ
トカレンダーにより厚さ200μmとなるようにカレン
ダー処理し、次いでマシンカレンダーによりカレンダ処
理して厚さを175μmに調整した。その後原紙の裏面
(ワイヤー面)にコロナ放電処理し、密度0.98g/
cm3 のポリエチレンを25μmの厚さにコーティング
し、おもて面(フェルト面)にはコロナ放電処理した
後、10重量%の酸化チタンを含有する密度0.94g
/cm3 のポリエチレンを30μmの厚さにコーティン
グして、不透明支持体を得た。
【0052】[実施例7]実施例5において、支持体と
して下記の高光沢の不透明支持体を用いた以外は実施例
5と同様にしてインクジェット記録用シート作成した。
【0053】<高光沢の不透明支持体>平均粒径0.9
μmの炭酸カルシウムを15重量%含有したポリエステ
ル樹脂(PET)を二軸延伸し、密度0.9g/cm
3 、SRa0.17μmの白色ポリエステルフィルムに
得た。この白色ポリエステルフィルムの両面に、酸化錫
を50重量%混練したポリエステル樹脂の溶剤溶液を固
形分で0.3g/m2 塗布、乾燥した後、表面電気抵抗
を5×108 〜5×109 Ωの帯電防止層を形成した。
【0054】このフィルムの両面にコロナ放電処理を行
なった後、溶融押出機を用いて高密度ポリエチレン(密
度0.960g/cm3 、MI=13g/10分)を樹
脂厚30μmで溶融押出しして、一方の帯電防止層上を
ポリエチレンの樹脂層で被覆した(この面を裏面と呼
ぶ)。次に、樹脂層を設けなかったもう一方の帯電防止
層上に、溶融押出機を用いてアナターゼ型二酸化チタン
15重量%及び微量の群青を含有した低密度ポリエチレ
ン(密度0.923g/cm3 、MI=7g/10分)
を樹脂厚32μmで溶融押出しして、光沢面を有する樹
脂層で被覆した(この面をおもて面と呼ぶ)。
【0055】裏面の高密度ポリエチレン樹脂層面をコロ
ナ放電処理した後、帯電防止剤として酸化アルミニウム
(アルミナゾール−100、日産化学工業(株)製)及
び二酸化珪素(スノーテックス−0、日産化学工業
(株)製)を重量比で1/2(アルミナゾール−100
/スノーテックス−0)で水に分散して、乾燥後の重量
で0.2g/m2 となるように塗布した。上記のように
して、不透明支持体を得た。
【0056】[実施例8]実施例5において、支持体と
して、層厚130μmの炭酸カルシウム含有発泡ポリエ
チレンテレフタレートフィルム(商品名:E−68L;
東レ(株)製)の高光沢の不透明支持体を用いた以外は
実施例5と同様にしてインクジェット記録用シート作成
した。
【0057】[比較例2]比較例1において、透明支持
体の代わりに実施例6の高光沢の不透明支持体を用いた
以外は比較例1と同様に塗布してインクジェット記録用
シートを作製した。
【0058】上記で得られた高光沢の不透明支持体に色
材受容層が設けられたインクジェット記録用シートにつ
いて、以下の測定方法によってそのインクジェット適性
を評価した。 (1)接着性、(2)インク写り性及び(4)高湿下で
の画像の滲みについては、前記と同様にして評価した。 (3)光沢度 上記実施例及び比較例で得られた高光沢の不透明支持体
及び記録用シートについて、JIS P−8142(紙
及び板紙の75度鏡面光沢度試験方法)に記載の方法に
従って、光沢度を測定した。即ち、それぞれ試験片を6
枚作成し、光沢度計(デジタル変角光沢計、スガ試験機
(株)製)を用いて測定した。得られた測定値の平均値
を光沢度とした。
【0059】上記評価結果を下記の表2に示す。
【0060】
【表2】 表2 ──────────────────────────────────── 接着性 インク 光沢度(%) 高湿下滲み 写り性 支持体 記録用シート ──────────────────────────────────── 実施例6 AA 0.13 88 84 AA 実施例7 AA 0.14 93 90 AA 実施例8 AA 0.14 49 92 AA ──────────────────────────────────── 比較例2 CC 0.14 87 84 AA ────────────────────────────────────
【0061】
【発明の効果】本発明のインクジェット記録用シート
は、支持体上に設けられた下塗り層上に平均粒径200
nm以下の架橋されたポリマー微粒子及び水溶性樹脂か
らなる色材受容層が設けられている。この色材受容層
は、下塗層を介して支持体上に形成されているので、接
着性が良好で、衝撃や大きな摩擦を受けた場合でも容易
に脱離するようなことはなく、またこの受容層上に形成
された画像も衝撃や大きな摩擦を受けた場合に容易に脱
離するようなことはない。さらに、上記色材受容層は、
優れたインキ吸収能があるのでインキ写り性が良好であ
り、また、無機微粒子も使用しなくても、良好なインキ
写り性を示すので、この色材受容層、下塗層を有する本
発明のインクジェット記録用シートは透明性も高い。従
って、本発明のインクジェット記録用シートはOHP用
シート等の透明性が要求される画像シートの作成に好適
に使用することができる。また、高い光沢度を有する支
持体上に、本発明の透明性の高い色材受容層を設けた場
合、支持体の高光沢を損なうことなく、高い画質のイン
キ画像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録用シートの基本構
成の断面図である。
【符号の説明】
11 支持体 12 下塗層 13 色材受容層

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明支持体及びその上に設けられた色材
    受容層からなる記録用シートであって、該色材受容層が
    平均粒子径が200nm以下の架橋されたポリマー微粒
    子と水溶性樹脂とからなり、かつ該透明支持体と色材受
    容層との間に下塗層が形成されており、さらに該記録用
    シートの透過率が80%以上であることを特徴とするイ
    ンクジェット記録用シート。
  2. 【請求項2】 該架橋されたポリマー微粒子が、アニオ
    ン性又はカチオン性である請求項1に記載のインクジェ
    ット記録用シート。
  3. 【請求項3】 該下塗層が、スチレン・ブタジエン系ラ
    テックス又は塩化ビニリデン系ラテックスからなる請求
    項1に記載のインクジェット記録用シート。
  4. 【請求項4】 該透明支持体が、ポリエステルからなる
    請求項1に記載のインクジェット記録用シート。
  5. 【請求項5】 高光沢の表面を有する不透明支持体及び
    その上に設けられた色材受容層からなる記録用シートで
    あって、該色材受容層が平均粒子径が200nm以下の
    架橋されたポリマー微粒子と水溶性樹脂とからなり、か
    つ該不透明支持体と色材受容層との間に下塗層が形成さ
    れており、さらに該記録用シートの光沢度が70%以上
    であることを特徴とするインクジェット記録用シート。
  6. 【請求項6】 該架橋されたポリマー微粒子が、アニオ
    ン性又はカチオン性である請求項5に記載のインクジェ
    ット記録用シート。
  7. 【請求項7】 該下塗層が、スチレン・ブタジエン系ラ
    テックス又は塩化ビニリデン系ラテックスからなる請求
    項5に記載のインクジェット記録用シート。
  8. 【請求項8】 該不透明支持体が、表面に白色顔料含有
    ポリオレフィン層が設けられた紙またはポリエステルフ
    ィルムである請求項5に記載のインクジェット記録用シ
    ート。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11301099A (ja) * 1998-04-20 1999-11-02 Oji Paper Co Ltd インクジェット記録シート
JP2001301108A (ja) * 2000-04-20 2001-10-30 Toray Ind Inc 積層ポリエステルフィルム
JP2003510639A (ja) * 1999-09-22 2003-03-18 インデイゴ ナムローゼ フェンノートシャップ 改良されたトナー転写およびトナー付着のための基体被覆物

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