JPH105876A - 折曲げ加工機用ロボットの制御方法 - Google Patents

折曲げ加工機用ロボットの制御方法

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JPH105876A
JPH105876A JP17280596A JP17280596A JPH105876A JP H105876 A JPH105876 A JP H105876A JP 17280596 A JP17280596 A JP 17280596A JP 17280596 A JP17280596 A JP 17280596A JP H105876 A JPH105876 A JP H105876A
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JP
Japan
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robot
data
program
bending machine
mold
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JP17280596A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Omori
森 裕 志 大
Keiji Tsushi
司 圭 二 津
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Nisshinbo Holdings Inc
Original Assignee
Nisshinbo Industries Inc
Nisshin Spinning Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 折曲げられる板材の把持手段として使用され
るロボットの制御方法。 【解決手段】 変位する板材WをロボットRの把持手段
Hに支持させ、把持部を板材の変位に追従動作させる折
曲け加工機PB用ロボットの制御において、複数金型
P,Dの動作条件を制御パラメ−タを変更しつつ調整運
転して各金型ごとの実動作デ−タをサンプリングし、こ
のサンプリングデ−タに基づいて加工機の特性パラメ−
タを得る一方、板材を変える毎に変更される製品形状,
加工形状,使用金型,金型の動作条件等と前記特性パラ
メ−タに基づいて加工機の動作プログラムを作成すると
共に、該動作プログラムに基づいて使用する金型ごとの
動作デ−タを内挿計算して基準デ−タを作成し、この基
準デ−タに基づいてロボットの把持部の追従動作の軌跡
とその速度を計算してそのプログラムを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレスブレ−キを
始めとする板材の折曲げ加工機に対し、折曲げられる板
材の把持手段として使用されるロボットの制御方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近時、プレスブレ−キによる板材の折曲
げ加工において、ロボットの把持部、又は、ハンドに板
材を把持させて曲げ加工を行うことができるように形成
されたロボットが特開昭59-175968号、特開平2-65978号
などとして提案され、実用にも供されるようになった。
【0003】上記のようなロボットによって板材を把持
させたままで折曲げ加工を行うには、当該ロボットの板
材把持部又はハンドに、折曲げ加工によって変位する板
材の把持された部分に精度よく追従する機能を持たせる
必要がある。これは把持部の追従精度が低いと、折曲げ
加工の加工精度の低下をもたらすからである。
【0004】しかし、提案されている上記方法は、ある
曲げ工程における曲げ初めから曲げ終了までの間、ロボ
ットの板材把持部が追従すべき移動軌跡とその軌跡上の
複数の位置を、板材の折曲げ加工機側の制御装置から得
られる折曲げ加工中のデ−タを基にして次々に演算し、
この演算値によってロボットの板材把持部の折曲げ加工
中の移動軌跡と、その軌跡上の複数の位置について次々
に制御するため、次のような難点がある。
【0005】即ち、上記方法は、複数枚の板材に同一の
折曲げ加工を行う場合、板材一枚ごとに、追従制御のた
めの演算を、追従軌跡とその軌跡上の複数点について、
板材一枚ごとの折曲げ加工中に次々に行なわなければな
らず、また、その演算には時間を要するため、折曲げ速
度を早くした折曲げ加工が実現し難いという問題があ
る。加えて、前記演算を行うためにその演算部を含む制
御装置全体の容量を大きなものとする必要があって、こ
の点で制御装置のコストが大きくなるという難点があ
る。
【0006】上記のような点に鑑み、本発明の発明者ら
は、複数枚の板材に対して同じ折曲げを行う場合、折曲
げ加工機とロボットの動作速度を速くでき、また、動作
速度が速くても制御装置は容量面で小形のもので済む折
曲げ加工機用ロボットの制御方法を、先に特願平6−8
5674号として提案した。
【0007】上記の提案方法は、先の問題点を解決でき
るものであったが、ロボットの追従速度を制御するため
に、そのプログラムの作成段階で折曲げ加工機を空運転
させ、このときの金型の動作デ−タから前記ロボットが
板材を把持する点の移動軌跡と速度を演算して求め、こ
れをロボット制御のプログラムデ−タとして形成し、ま
た、運転中は、金型の実動作デ−タをサンプリングし、
これに基づいてロボットの移動速度を演算し、次の板材
を把持したときの移動速度を修正する手法を採ったた
め、別の問題があることが判った。
【0008】即ち、上記の提案方法では、ロボットのプ
ログラムの作成毎に、折曲げ加工機の空運転を行うた
め、運転条件が同じ場合でも各プログラム毎に空運転を
実施する必要があり、従って、折曲げ加工機の運転中、
つまり、実加工稼動時には、空運転できないため別のワ
−ク用のプログラムを作成することができなかった。こ
のことは、オフラインで別ワ−ク用のプログラムを予め
作成しておくといった態様での前段取りが出来ないた
め、別ワ−ク用のプログラム作成のために折曲げ加工機
の運転休止時間をとったり、そのために作業員の待ち時
間が発生し、多品種少量生産においてはそのような休止
時間や待ち時間が無視できない割合を占めることとなっ
て、合理的な生産態勢に欠けることを意味する。
【0009】また、先に提案した方法では実加工の運転
中に、曲げ工程ごとにロボットの移動速度の修正値を演
算して更新していくため、システムコントロ−ラとロボ
ットコントロ−ラの間の通信に時間を要し、これがより
速やかなタクト内容、並びに、短かいタクトタイムでの
折曲げ加工を行う上でネックとなることが判った。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
問題点に鑑み、ロボットのプログラム作成に当って折曲
げ加工機の空運転をしないでプログラム作成時間の短縮
を図り、また、運転中におけるロボットの速度修正を、
動作ごとに演算した数値に更新することを止め、速度修
正が必要であると判断されたときのみ修正するようにし
て、システムコントロ−ラとロボットコントロ−ラの間
の通信時間を少なくし、加工タクトタイムの短縮を図る
ことができる折曲げ加工機用のロボットの制御方法を提
供することを、その課題とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
を目的としてなされた本発明制御方法の構成は、板材を
折曲げ加工機により加工するに際し、変位する板材をロ
ボットの把持部に支持させ該ロボットの把持部を板材の
変位に追従動作させる折曲げ加工機用ロボットの制御に
おいて、前記折曲げ加工機を、複数金型の動作条件を制
御パラメ−タを変更しつつ調整運転して各金型ごとの実
動作デ−タをサンプリングし、このサンプリングデ−タ
に基づいて前記加工機の特性パラメ−タを得る一方、板
材を変える毎に変更される製品形状,加工形状,使用金
型,その金型の動作条件等と前記特性パラメ−タに基づ
いて前記加工機の動作プログラムを作成すると共に、該
動作プログラムに基づいて使用する金型ごとの動作デ−
タを内挿計算して基準デ−タを作成し、この基準デ−タ
に基づいて前記ロボットの把持部の追従動作の軌跡とそ
の速度を演算してそのプログラムを形成することを特徴
とするものである。
【0012】本発明では、折曲げ加工機の調整運転時
に、この加工機で使用される複数の金型について、動作
デ−タに影響するこの加工機の制御パラメ−タ,動作条
件を変更して調整運転を行い、前記複数の金型について
の動作デ−タをサンプリングをし、このサンプリングデ
−タから前記各金型ごとの特性パラメ−タを求めてお
き、プログラム作成は、製品形状,加工形状,ハンドリ
ング条件等から前記加工機の動作プログラムを作成し、
板材ごとに変更される使用金型の動作デ−タを、前記特
性パラメ−タに基づいて内挿計算し前記金型を使用する
加工における基準デ−タとし、この基準デ−タによって
ロボットの追従動作を含む動作プログラムを作成するの
で、プログラムを作成する都度に折曲げ加工機を空運転
する必要がない。
【0013】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態例を図に
拠り説明する。図1は本発明制御方法を適用する折曲げ
加工機の一例のプレスブレ−キPB及びロボットRと、
両者の制御部となる夫々のコントロ−ラと、これらを統
合的に制御するシステムコントロ−ラを、一つの制御系
として例示した機能ブロック図、図2は図1の制御系に
おける金型動作の特性パラメ−タを形成する手順を例示
したフロ−チャ−ト図、図3は図1の制御系において、
ロボットのプログラムの作成手順を例示したフロ−チャ
−ト図、図4は図1の制御系において、加工中のロボッ
トの移動速度を修正する処理例を示したフロ−チャ−ト
図、図5は加工中の金型と板材との関係の一例を示す側
面図、図6は把持部の軌跡の例を示す側面図である。
【0014】図1に於て、PBは折曲げ加工機の一例と
して挙げたプレスブレ−キ、Rは、折曲げ加工を施すべ
き板材W(以下、ワ−クWという)を、その把持部H、
ここでは吸着パッドにより把持した状態で、前記プレス
ブレ−キPBにおける上,下の金型P,Dに対して位置
決めしつつ供給するとともに、加工中においては前記ワ
−クWの変位にロボットRの把持部Hを追従させ、加工
終了後は、加工を終えたワ−クWを所要位置に移すため
のロボットである。
【0015】図1に示したプレスブレ−キPBとロボッ
トRは、それぞれの制御部としてプレスブレ−キコント
ロ−ラ1(以下、PBコントロ−ラ1という)と、ロボ
ットコントロ−ラ2(以下、Rbtコントロ−ラ2とい
う)を具備している。この両コントロ−ラ1,2は、そ
れらに接続されていて、前記プレスブレ−キPBとロボ
ットRの動作プログラムの作成すると共に、ロボットR
の制御のための追従デ−タの作成する一方、曲げ加工
時、金型Pの実動作デ−タを直接、又は、PBコントロ
−ラ1を経由してサンプリングして処理し、前記ロボッ
トRの追従デ−タを修正する必要があるか否かを判断
し、修正の必要があると判断したときのみ追従速度の再
計算をして、前記域両コントロ−ラ1,2の連繋動作の
制御をするシステムコントロ−ラ3が結合接続されてい
る。
【0016】システムコントロ−ラ3には、プレスブレ
−キPBの調整運転に必要なデ−タ、例えば、図5に例
示するモデルを基準にした調整運転では、板材Wの厚
さ,曲げ角度θ,金型Pの移動量、下金型Dの溝巾V、
△y(加工前から加工完了までの移動量)等の調整運転
に必要なデ−タが、使用する金型ごとに入力設定され
る。なお、このコントロ−ラ3は、製品形状,加工形
状,ハンドリング条件等の入力によってプレスブレ−キ
PBの動作プログラムを作成し、これをPBコントロ−
ラ1に供給して、プレスブレ−キPBをそのプログラム
によって動作制御する機能も具備している。また、プレ
スブレ−キPBには、調整運転時、及び、曲げ加工時に
おける上金型PのY軸上での位置を検出するための測長
器4が設けられており、このプレスブレ−キPBが動作
すると、PBコントロ−ラ1に測長器4の検出信号が供
給されるように接続されている。
【0017】一方、このシステムコントロ−ラ3は、前
記動作プログラムにより作動させられるプレスブレ−キ
PBによって折曲げられ変位する板材Wの把持点Hpに
関し、ロボットRの把持部Hをこの把持点Hpに追従さ
せて板材Wを把持するため、図6に示すように、プレス
ブレ−キPBが前記動作プログラムに基づいて折曲げ加
工動作をするとき、前記把持点Hpの曲げ始点Hpoから
曲げ終点Hprまでの間の複数の位置(x0,y0)〜(x
r,yr)とその各位置での速度を、ロボットRの動作プ
ログラムとして作成し、ロボットコントロ−ラ2に供給
する機能を持つ。
【0018】上記のように本発明方法を適用するプレス
ブレ−キPBとロボットRは、それらの制御部であるP
Bコントロ−ラ1とロボットコントロ−ラ2とが、シス
テムコントロ−ラ3を介して結合され、このシステムコ
ントロ−ラ3においてプレスブレ−キPBによる折曲げ
加工とロボットRの把持部Hの追従動作に必要な動作プ
ログラムが作成されると共に、該動作プログラムを修正
するためのデ−タ交換が行われるようにされている。
【0019】一方、システムコントロ−ラ3は、調整運
転時に、前記プレスブレ−キPBが使用する複数の金型
P,Dに関して、各ワ−クWごとに変更される各金型P
の移動距離(曲げ始め点,下死点),入力された最大速
度,駆動油圧などの動作条件を、それらの使用範囲内に
ある適宜の数値条件を選択,組合せて入力,設定し、プ
レスブレ−キPBの調整運転の準備をする。
【0020】本発明では、プレスブレ−キPBが、実稼
動に入る前に必らず調整運転が実行される点に着目し、
この調整運転を利用して、図2に例示したように、この
プレスブレ−キPBに使用する複数の金型Pの動作につ
いて、上記でコントロ−ラ3に設定した制御パラメ−タ
及び前記の動作条件を各金型Pごとに変更しつつ、各金
型Pについて加工時と同じ動作をさせることにより、複
数回の調整運転を行い、各運転時における各金型Pの動
作デ−タのサンプリングをする(図2のステップS1)。
【0021】上記の調整運転において、前記システムコ
ントロ−ラ3では、ステップS1で得られたサンプリング
デ−タから、特性パラメ−タの演算を行い、それを記憶
する(ステップS2)。即ち、調整運転段階では、プログ
ラム作成時に各ワ−ク毎に変更される金型の動作条件、
例えば、曲げ加工時の移動距離,最大速度,油圧などの
条件について、この条件が実際に折曲げ加工機に適用で
きる範囲内にある数値であって、所定の基準となる数値
(以下、基準値という)と組み合わせた条件で調整運転
を行い、その際の金型の位置,速度,加速度などの実動
作デ−タをサンプリングして特性パラメ−タの演算を行
い、演算して得られた特性パラメ−タを記憶する。ここ
で、調整運転でサンプリングされた動作デ−タ、つまり
金型位置は、変更要因との間に未知なパラメ−タによる
関数で表現されるものとし、このパラメ−タを特性パラ
メ−タとする。このパラメ−タは、プレスブレ−キPB
個々のクセを含む機械固有のものである。例えば、変更
要因X0,X1,X2・・・に対し、ある時間での金型位
置XがX=f(X0,X1,X2・・・)の関数と、この
関数の直交多項式で、X=a00+a100+a200 2
・・・+a01+a111+a211 2+・・・+a02+a
122+a222 2・・・と表わされるとするとき、
00,a10,a20,a11,a21,a02,a12,a22など
がパラメ−タであるので、これを演算して決定し記憶す
る。
【0022】また、前記の基準値は、プログラムするこ
とができる動作条件の範囲内にある最大値と最小値を含
み、常にプログラム作成時に入力または計算される特性
パラメ−タと動作条件の数値が、前記サンプリング時の
基準値の間に入っているようにする。サンプリングされ
た動作デ−タと基準値の関係は、上記のように未知なパ
ラメ−タによる関数で表現できるので、基準値の間にあ
るデ−タを入力すると、金型の動作デ−タがその関数か
ら内挿計算して算出され、これが基準デ−タとなる。
【0023】プログラム作成にあたっては、図3のステ
ップS3でシステムコントロ−ラ3に製品形状,加工形
状,ハンドリング条件などを入力して、プレスブレ−キ
PBの動作プログラムを作成する(ステップS4)。一
方、使用する金型Pについての動作デ−タを内挿計算し
て基準デ−タを作成し(ステップS5)、ロボットRにお
ける把持部Hの動作軌跡と速度を算出してロボットRの
追従動作を含む動作プログラムを作成する(ステップS
6)。
【0024】本発明方法では、システムコントロ−ラ3
に予め入力されるプレスブレ−キPBの動作条件,制御
パラメ−タを変更してプレスブレ−キPBを調整運転
し、この運転時に動作デ−タをサンプリングして特性パ
ラメ−タを演算してシステムコントロ−ラに記憶させる
ので、プログラムの作成段階において、プレスブレ−キ
PBを空運転させることなく、ロボットRの動作プログ
ラムがコントロ−ラ3で作成でき、これをPBコントロ
−ラとRbtコントロ−ラ2に送信し(ステップS7)、上
記で内挿計算される金型の動作デ−タに基づく基準デ−
タを、各プログラム毎の基準デ−タとして、システムコ
ントロ−ラに記憶させることにより、プログラムの作成
を終える(ステップS8参照)。
【0025】次に、本発明方法では、プレスブレ−キP
B,ロボットRの実加工のための運転中に、図4の制御
フロ−によって速度修正の処理を行う。即ち、システム
コントロ−ラ3は、使用中の金型Pの実動作デ−タを、
直接、またはプレスブレ−キPBのコントロ−ラ1を経
由してサンプリングしている(図4のステップS9)。こ
のシステムコントロ−ラ3では、上記でサンプリングさ
れる実動作デ−タを、記憶している複数の金型の基準デ
−タの中から対応する基準デ−タを抽出して比較し、サ
ンプリングした実動作デ−タが所定の範囲内に入ってい
るか否かを監視する(ステップS10とステップS11)。サ
ンプリングデ−タが所定の範囲を超えなければ、そのま
まで運転が続行されるが、超えた場合にはその差が異常
であるか否かがステップS11で判別され、異常の場合に
は、異常アラ−ム処理がなされ(ステップS12′)、異
常でない場合には比較する基準デ−タを変更する(ステ
ップS12)。異常アラ−ム処理の内容は、例えば、アラ
−ム表示をした後に、その加工サイクルを停止するなど
である。
【0026】いま、金型動作のサンプリングデ−タが、
変更した基準デ−タの中で突発的な異常値や加工が中断
した際の不良デ−タと同じであるとシステムコントロ−
ラ3で判断されると、アラ−ム表示や運転停止などの異
常信号を発信する。また、プレスブレ−キPB自体が経
年変化し、これにより動作条件自体が変ってしまった結
果、サンプリングデ−タが所定範囲を超えたと判定した
場合、ロボットRの動作速度を再計算して、このロボッ
トRの動作プログラムを修正し、そのデ−タを書き換え
る(ステップS13,S14)。また、ロボットRの速度デ−
タが修正されて書き換えられた場合には、システムコン
トロ−ラ3に記憶させている基準デ−タをどのワ−クに
ついても変更する必要があるか否かがステップS15で判
別され、必要がなければ、そのまま加工は続行され、変
更する必要ありと判別されたときは、ステップS16で特
性パラメ−タを変更する。
【0027】なお、速度修正の方法としては、ロボット
コントロ−ラ3内の追従プログラムの書替えや速度値だ
けの書き換え(ステップS14)があるが、追従プログラ
ムは書き換えずにロボットRの速度制御系で一律の加減
速比を乗ずるような方法その他の方法を採るようにして
もよい。一方、運転されるどのプログラムにおいても基
準デ−タの書き換えが必要であるとステップS15で判断
された場合には、プレスブレ−キPBの特性が変化した
と判定して、ステップS16で、このプレスブレ−キPB
についての特性パラメ−タの補正,変更を行うのであ
る。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上の通りであって、折曲げ加
工機の運転調整段階で、その加工機に使用する複数の金
型について広い範囲の動作条件と制御パラメ−タによる
調整運転を行い、この調整運転によって折曲げ加工機と
ロボットのプログラム作成のためのサンプリングデ−タ
を得るので、異なる複数の金型を使用する折曲げ加工機
ごとの固有の特性パラメ−タを得ることができ、それ故
に、各特性パラメ−タによって金型ごとに異なる折曲げ
加工機の金型動作に対応したロボットの追従動作速度を
算出できるので、ワ−クごとの折曲げ精度の向上、或
は、動作速度の向上が得られる。
【0029】従って、本発明では、折曲げ加工機とロボ
ットの動作プログラムを作成するときに、金型の動作条
件による空運転を行なう必要がないので、プログラム作
成に要する時間を短縮できる。
【0030】更に、本発明方法により形成したプログラ
ムによって実加工運転をしているとき、金型の実動作デ
−タをサンプリングしてその基準デ−タと比較し、サン
プリングしている実動作デ−タが基準デ−タから大きく
外れ、ロボットの追従速度を変更する必要があると判別
された場合だけ、その速度デ−タの修正を行うので、ロ
ボットコントロ−ラとシステムコントロ−ラ間の通信時
間が少なくなり、従って、加工タクトタイムの短縮を図
ることができるので、生産性が向上する。加えて、加工
中の通信時間が短かくなることにより、通信デ−タ異常
によるシステム停止といったトラブルの発生も減少する
ので、制御系の信頼性も高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明制御方法を適用する折曲げ加工機の一例
のプレスブレ−キ及びロボットRと、両者の制御部と、
これらを統合的に制御するシステム制御部を、一つの制
御系として例示した機能ブロック図。
【図2】図1の制御系における金型動作の特性パラメ−
タを形成する手順を例示したフロ−チャ−ト図。
【図3】図1の制御系において、ロボットRのプログラ
ムの作成手順を例示したフロ−チャ−ト図。
【図4】図1の制御系において、加工中のロボットの移
動速度を修正する処理例を示したフロ−チャ−ト図。
【図5】加工中の金型と板材との関係の一例を示す側面
図。
【図6】図6は把持部の軌跡の例を示す側面図。
【符号の説明】
1 プレスブレ−キコントロ−ラ 2 ロボットコントロ−ラ 3 システムコントロ−ラ 4 測長器 PB プレスブレ−キ H 把持部 P,D 金型 R ロボット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材を折曲げ加工機により加工するに際
    し、変位する板材をロボットの把持部に支持させ該ロボ
    ットの把持部を板材の変位に追従動作させる折曲げ加工
    機用ロボットの制御において、前記折曲げ加工機を、複
    数金型の動作条件を制御パラメ−タを変更しつつ調整運
    転して各金型ごとの実動作デ−タをサンプリングし、こ
    のサンプリングデ−タに基づいて前記加工機の特性パラ
    メ−タを得る一方、板材を変える毎に変更される製品形
    状,加工形状,使用金型,その金型の動作条件等と前記
    特性パラメ−タに基づいて前記加工機の動作プログラム
    を作成すると共に、該動作プログラムに基づいて使用す
    る金型ごとの動作デ−タを内挿計算して基準デ−タを作
    成し、この基準デ−タに基づいて前記ロボットの把持部
    の追従動作の軌跡とその速度を演算してそのプログラム
    を形成することを特徴とする折曲げ加工機用ロボットの
    制御方法。
  2. 【請求項2】 折曲げ加工機の加工運転中、基準デ−タ
    とサンプリングされる金型の実動作デ−タとを比較し、
    両デ−タの偏差が予め設定した許容範囲から外れたと
    き、ロボットの把持部の追従速度を修正する請求項1の
    折曲げ加工機用ロボットの制御方法。
JP17280596A 1996-06-13 1996-06-13 折曲げ加工機用ロボットの制御方法 Pending JPH105876A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021005126A (ja) * 2019-06-25 2021-01-14 ファナック株式会社 プレス加工シミュレーション装置
CN112506378A (zh) * 2020-12-16 2021-03-16 深圳市劲拓自动化设备股份有限公司 折弯轨迹控制方法、装置及计算机可读存储介质

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