JPH1058409A - ベニヤレース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 原木を折損或は損壊させずに細くまで旋削す
ることができ、単板品質の劣化を予防乃至は素早く解消
することが可能なベニヤレースを提供する。 【構成】 単板切削用刃物の刃先寸前の原木外周面に係
合する駆動軸と、先端部が原木と単板との境界付近を押
圧する分割状のプレッシャーバーとを具備し、前記駆動
軸を介して、原木の旋削に要する動力の大部分乃至は全
部を、単板切削用刃物の刃先寸前の原木外周面へ供給す
るベニヤレースであって、原木の軸芯を中心として前記
プレッシャーバーの先端部と略対称的な位置に、遊転自
在な原木保持ロールを、また原木の軸芯の略真下位置
に、遊転自在な原木支持ロールを夫々配設すると共に、
所望時期に前記原木保持ロール及び原木支持ロールが単
板切削用刃物の移動に同調して原木求芯方向ヘ移動し得
るべく構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ベニヤレースに関する
ものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、単板切削用刃物の刃先寸前の原木
外周面に係合する位置に適宜形状の駆動部材を備え、該
駆動部材を介して、原木の旋削に要する動力の一部を、
単板切削用刃物の刃先寸前の原木外周面へ供給する形
式、所謂外周駆動併用形式のベニヤレースは、スピンド
ルを介して原木の端面から全動力を供給する形式、所謂
センター駆動形式のベニヤレースに比べて、より細くま
で原木を旋削することが可能であるが、原木の太さが徐
々に細くなり、原木に撓みが生じると、削成する単板の
厚さが不揃いになる不都合が生じる。

【０００３】一方、プレッシャーバーの圧接抵抗等に起
因する原木の撓みを抑制する手段としては、原木を挟ん
でプレッシャーバーの先端部と対向する位置に、遊転自
在なバックアップロールを備え、所望時期に、該バック
アップロールを原木外周面に当接させると共に、単板切
削用刃物の移動に同調させて原木求芯方向ヘ移動させる
手段が公知であるが、既知のバックアップロールの構成
は、必ずしも良好であるとは言えなかった。

【０００４】即ち、原木を挟んでプレッシャーバーの先
端部と直接的に対向する位置、つまり、原木の軸芯を中
心としてプレッシャーバーの先端部と対称的な位置に、
バックアップロールを一本のみ備えた場合には、原木の
太さが一定限度以下に細くなると、原木が突発的に上方
又は下方へずれ出して（逃げ出して）折損或は損壊し易
く、悪くするとベニヤレースの部品にまで悪影響を及ぼ
す虞が生じる。

【０００５】そこで、センター駆動形式のベニヤレース
に於ては、原木に作用する力の向きが総じて上向きであ
ることから、原木の軸芯に対して斜め前上方に、また前
記外周駆動併用形式のベニヤレースに於ては、原木に作
用する力の向きが必ずしも一定化しないので、原木の軸
芯に対して斜め前上方と斜め前下方とに、夫々バックア
ップロールを備え、原木の撓み（及びずれ出し）を抑制
する構成が採られているのが通例であるが、それらの構
成では、原木の軸芯に対して斜め前上方に位置するバッ
クアップロールの存在が、ベニヤレースへの原木の搬入
を阻害して、作業性の低下を招いたり、或は作業者によ
る旋削終期の原木外周面の確認（目視）を阻害して、単
板品質の劣化を招いたりする欠陥があった。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、外周駆動を
採用する形式のベニヤレースの内でも、一段と細くまで
原木を旋削するのに適した態様のものと、該態様に都合
良く適合する位置にバックアップ機能を有する二本のロ
ールを配設する新たな組合せを提案することにより、ベ
ニヤレースの性能の向上を図らんとするものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】具体的には、外周に多数
の突刺体を有する適数個の回転部材を軸芯方向の適宜間
隔毎に具備して成る駆動軸が、単板切削用刃物の刃先寸
前の原木外周面に係合する位置に、また原木と単板との
境界付近を押圧する先端部を有する分割状のプレッシャ
ーバーの適数個が、前記駆動軸の回転部材の間隔に介入
する位置に夫々備えられており、前記駆動軸を介して、
原木の旋削に要する動力の大部分乃至は全部を、単板切
削用刃物の刃先寸前の原木外周面へ供給するベニヤレー
スであって、原木の軸芯を中心としてプレッシャーバー
の先端部と略対称的な位置に、遊転自在な原木保持ロー
ルを、また原木の軸芯の略真下位置に、遊転自在な原木
支持ロールを夫々配設すると共に、所望時期に前記原木
保持ロール及び原木支持ロールが単板切削用刃物の移動
に同調して原木求芯方向ヘ移動し得るべく構成したこと
を特徴とするベニヤレース。

【０００８】

【作用】前記ベニヤレースは、駆動軸を介して、原木の
旋削に要する動力の大部分乃至は全部を、単板切削用刃
物の刃先寸前の原木外周面へ供給するので、外周駆動を
採用する形式のベニヤレースの内でも、一段と細くまで
原木を旋削することができ、必要に応じては、スピンド
ルで把持した原木を旋削する途上の適当な時期から、或
はスピンドル自体を備えずに稼動初期から、原木とスピ
ンドルとの係合を除外して単板を削成する、所謂、可セ
ンターレス式ベニヤレースとして用いることも可能であ
るが、いずれにしても、原木の軸芯を中心としてプレッ
シャーバーの先端部と略対称的な位置に原木保持ロール
を備えたので、プレッシャーバーの圧接抵抗等に起因す
る原木の撓みを抑制することができるのは勿論のこと、
原木の旋削に要する動力の大部分乃至は全部を、駆動軸
を介して単板切削用刃物の刃先寸前の原木外周面へ供給
することにより、原木に作用する力の向きを総じて下向
きとしたので、たとえ原木の太さが一定限度以下に細く
なっても、原木が上方にずれ出すことはなく、而も原木
の軸芯の略真下位置に原木支持ロールを備えたので、原
木の下方へのずれ出しも抑制することができ、更には原
木保持ロール及び原木支持ロールを前記各位置へ限定的
に備えたので、原木の上方の空間を全面的に解放するこ
とができた。

【０００９】

【実施例】以下、本発明を図面に例示した実施の一例と
共に詳述すると、図１に於て、１は、ボールネジ等から
成る鉋台歩送りネジ１ａ、ロータリエンコーダ等から成
る位置検出器１ｂ、サーボモータ等から成る可変速駆動
源１ｃ等によって構成した早送り機構兼用の歩送り機構
であって、後述する制御機構１０の制御に基き、任意速
さ又は所定速さを以って鉋台９を図示矢印方向へ往復移
動させる。

【００１０】２は、外周に多数の突刺体２ａを有する適
数個の回転部材２ｂを軸芯方向の適宜間隔毎に具備し、
単板切削用刃物１３の刃先寸前の原木外周部に係合させ
て図示矢印方向へ弾性変位可能に備えて成る駆動軸２
ｃ、三相誘導電動機等から成る定速駆動源２ｄ等によっ
て構成した外周駆動機構であって、後述する制御機構１
０の制御に基き、一定速度を以って単板切削用刃物１３
の刃先寸前の原木外周部へ、原木１１の旋削に要する動
力の大部分乃至は全部を供給する。

【００１１】３は、前記駆動軸２ｃの各回転部材２ｂの
各間隔に介入させて取付台３ａに具備した分割状のプレ
ッシャーバーであって、先端部が原木１１と単板１２と
の境界付近を押圧する。

【００１２】４は、ボールネジ等から成る支持枠移送ネ
ジ４ａ、ロータリエンコーダ等から成る位置検出器４
ｂ、サーボモータ等から成る可変速駆動源４ｃ等によっ
て構成した移送機構であって、後述する制御機構１０の
制御に基き、任意速さ又は所定速さを以って、原木１１
の軸芯の下方に配設された支持枠１４を図示矢印方向へ
往復移動させる。

【００１３】５は、原木１１の軸芯の真下位置に配設さ
れた遊転可能な分割状の原木支持ロールであって、軸受
箱５ａを介して前記支持枠１４に具備されており、後述
する制御機構１０の制御に基き、所定時期に原木外周部
へ当接し、原木１１が下方へずれ出すのを抑制する。

【００１４】６は、ボールネジ等から成る保持枠移動ネ
ジ６ａ、ロータリエンコーダ等から成る位置検出器６
ｂ、サーボモータ等から成る可変速駆動源６ｃ等によっ
て構成した移動機構であって、後述する制御機構１０の
制御に基き、任意速さ又は所定速さを以って、鉋台９の
反対側の位置に配設された保持枠１５を図示矢印方向へ
往復移動させる。

【００１５】７は、軸受箱７ａ、原木１１の軸芯を中心
としてプレッシャーバー３の先端部と対称的な位置に配
設され、軸受箱７ａを介して前記保持枠１５に具備され
た遊転可能な周速計測ロール兼用の原木保持ロール７
ｂ、ロータリエンコーダ等から成る周速計測器７ｃ等に
よって構成した周速計測機構兼用のバックアップ機構で
あって、後述する制御機構１０の制御に基き、所定時期
に原木保持ロール７ｂが原木外周部へ当接し、プレッシ
ャーバー３の圧接抵抗等に起因する原木１１の撓みを抑
制すると共に、周速計測器７ｃが計測した原木１１の実
周速を後述する制御機構１０へ伝達する。

【００１６】８は、原木１１の軸芯方向へ進退自在に備
えた左右一対のスピンドル８ａ、ロータリエンコーダ等
から成る回転計測器８ｂ、直流電動機等から成る可変速
駆動源８ｃ等によって構成したセンター駆動機構であっ
て、後述する制御機構１０の制御に基き、任意速度又は
前記外周駆動機構２の原木駆動速度に追従する駆動速度
を以って原木軸芯部へ、原木１１の旋削（旋削準備中の
空転を含む）に要する動力の一部を供給する。

【００１７】１０は、前記各機器類の作動を制御する制
御機構であって、旋削準備中或は旋削完了後等に於て、
各機器類を個別に制御することも可能ではあるが、原木
旋削時には、以下の如く各機器類を関連づけて制御す
る。

【００１８】即ち、当初、外形が不定形な原木１１をセ
ンター駆動機構８によって空転させつつ、鉋台９を歩送
り機構１によって原木近傍へ接近させる際には、センタ
ー駆動機構８の駆動速度及び歩送り機構１の早送り速さ
を任意に制御して差支えないが、少なくとも原木１１と
単板削成用刃物１３とが当接する時点に於ては、センタ
ー駆動機構８の駆動速度が、外周駆動機構２の原木駆動
速度に追従するよう制御し、併せて歩送り機構１の歩送
り速さが、回転計測器８ｂによって計測されるスピンド
ル８ａの回転数に追従するよう制御する。

【００１９】次いで、所望時期に、例えば原木１１のの
外周が略円柱状に旋削された直後、或は原木１１の太さ
が相当に細くなった時期に、移送機構４と移動機構６と
が、支持枠１４と保持枠１５とを介して原木支持ロール
５と原木保持ロール７ｂを、夫々任意速さを以って原木
外周部に当接する位置まで移動させるよう制御し、更に
その後は、歩送り機構１の歩送り速さに追従する移動速
さを以って継続的に原木求芯方向へ移動させるよう制御
する。

【００２０】尚、必要に応じて、所望時期に原木１１と
スピンドル８ａとの係合を除外する場合には、周速計測
機構７によって計測される原木１１の実周速に歩送り機
構１の歩送り速さを追従させるよう制御する。より詳細
には、周速計測機構７によって計測した原木１１の実周
速を当該周速計測機構７が現に係合している原木１１の
周長（原木支持ロールを原木外周部に当接・追従させる
制御に用いる原木径のデーターから、その周長は簡単に
算出できる）で除する計算にて算定される、原木１１の
実際の回転数の一回転毎に、予め規定した単板１２の厚
さに相当する距離づつ、歩送り機構１によって鉋台９を
歩送りするよう制御する。

【００２１】本発明に係るベニヤレースは、例えば前記
の如く構成するものであって、制御機構１０の制御に基
づき、当初、外形が不定形な原木１１をセンター駆動機
構８によって空転させつつ、任意の早送り早さを以っ
て、鉋台９を歩送り機構１によって原木近傍へ接近させ
た後に、センター駆動機構８の駆動速度を、外周駆動機
構２の原木駆動速度に追従させ、併せて歩送り機構１の
歩送り速さを、回転計測器８ｂによって計測されるスピ
ンドル８ａの回転数に追従させれば、やがて単板削成用
刃物１３が原木１１に当接するので、所望厚さの単板１
２を削成することができ、次いで、所望時期に、任意速
さを以って、原木支持ロール５と原木保持ロール７ｂを
移送機構４と移動機構６とによって原木外周部に当接す
る位置まで移動させ、更にその後は、歩送り機構１の歩
送り速さに追従する移動速さを以って継続的に原木求芯
方向へ移動させれば、極めて細くまで原木１１を旋削す
ることができる

【００２２】その際、原木保持ロールによって、原木の
撓みを抑制するので、削成する単板の厚さが不揃いにな
る不都合が生じる虞がなく、また原木に作用する力の向
きを総じて下向きとして、原木の上方へのずれ出しを無
くし、併せて原木支持ロールによって、原木の下方への
ずれ出しをも抑制するので、たとえ原木の太さが一定限
度以下に細くなっても、原木が突発的にいずれかの方向
へずれ出して折損或は損壊する虞がなく、更に原木の上
方の空間を全面的に解放したので、上方からの原木の搬
入が容易化すると共に、作業者による原木外周面の確認
が終始一貫容易化し、単板品質の劣化を、予防乃至は素
早く解消することが可能となる。

【００２３】また更に、必要に応じては、制御機構の制
御に基づいて、適当な時期に、原木とスピンドルとの係
合を除外し、外周駆動機構から全動力を供給して単板を
削成する、所謂、可センターレス式ベニヤレースとして
用いることも可能である。但し、この場合には、回転計
測器によって計測されるスピンドルの回転数に歩送り機
構の歩送り速さを追従させることができなくなる不都合
が生じる。

【００２４】前記不都合を解消する手段としては、既知
の可センターレス式ベニヤレースの如く、外周駆動機構
による原木の理論的回転数に歩送り機構の歩送り速さを
追従させる歩送り方法、より詳細には、外周駆動機構に
よる原木の理論的な駆動速度を当該外周駆動機構が現に
係合している原木の周長（例えば鉋台の位置等から外周
駆動機構が現に係合している原木径が間接的に測定でき
るので、その周長は簡単に算出できる）で除する計算式
にて算定される、原木の理論的回転数の一回転毎に、予
め規定した単板の厚さに相当する距離づつ、歩送り機構
によって鉋台を歩送りする方法が挙げられるが、外周駆
動機構による原木の理論的回転数と実際の回転数とが厳
密に一致していないと、歩送り速さが不正確になって、
単板の厚さ誤差を惹起する不具合が生じる。

【００２５】斯様な不具合を回避するには、前記実施例
の如く、原木の外周と係合する周速計測機構（実施例
は、バックアップ機構を兼用）を備え、原木とスピンド
ルとの係合を除外した時期には、前記周速計測機構によ
って計測される原木の実周速に歩送り機構の歩送り速さ
を追従させる歩送り方法を採用するのが好ましい。

【００２６】また、前記実施例の如く、周速計測機構を
備える構成によれば、必要に応じては、原木とスピンド
ルとの係合を除外する以前から、周速計測機構によって
計測される原木の実周速に歩送り機構の歩送り速さを追
従させることも可能であり、実用的に格別支障ない。

【００２７】尚、周速計測機構の形態としては、前記実
施例に例示した形態に限らず、種々設計変更して差支え
なく、例えば周速計測ロールを原木保持ロールとは別途
に備えた形態であっても、要は原木保持ロール又は原木
支持ロールの位置に準ずる位置に於て、原木の実周速が
計測できる形態であれば足りるが、必要に応じては、原
木の外周と係合する周速計測ロールの外周に、溝加工・
ローレット加工・ゴム被覆・研磨布紙被覆等の摩擦係数
増大処理を施すか、或は原木の硬度差等に起因して食込
み深さが変化する虞のない高さの小突起体を多数突設す
るなどの処理を施して、原木と緊密に係合させ、計測の
安定化を図るのが好ましい。

【００２８】また、原木保持ロールは、要するに原木の
上方の空間を閉塞することなく、原木の撓みを抑制し得
れば足りるのであるから、その配設位置は、前記実施例
の位置に限定するものではなく、少々位置が異なって
も、その機能が損なわれる虞はないので、プレッシャー
バーの先端部と略対称的な位置にあれば差し支えなく、
同様に、原木支持ロールも、原木の軸芯の略真下位置に
あれば差し支えない。

【００２９】

【発明の効果】以上明らかな如く、本発明に係るベニヤ
レースによれば、外周駆動を採用する形式のベニヤレー
スの内でも、一段と細くまで原木を旋削することができ
るが、原木保持ロールによって、原木の撓みを抑制する
ので、削成する単板の厚さが不揃いになる不都合が生じ
る虞がなく、また原木に作用する力の向きを総じて下向
きとして、原木の上方へのずれ出しを無くし、併せて原
木支持ロールによって、原木の下方へのずれ出しをも抑
制するので、たとえ原木の太さが一定限度以下に細くな
っても、原木が突発的にいずれかの方向へずれ出して折
損或は損壊する虞がなく、更に原木の上方の空間を全面
的に解放したので、上方からの原木の搬入が容易化する
と共に、作業者による原木外周面の確認が終始一貫容易
化し、単板品質の劣化を、予防乃至は素早く解消するこ
とが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るベニヤレースの側面説明図であ
る。

【符号の説明】 １・・・歩送り機構 ２・・・外周駆動機構 ７・・・周速計測機構 ８・・・センター駆動機構 ９・・・鉋台 １０・・・制御機構 １１・・・原木

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 外周に多数の突刺体を有する適数個の回
   転部材を軸芯方向の適宜間隔毎に具備して成る駆動軸
   が、単板切削用刃物の刃先寸前の原木外周面に係合する
   位置に、また原木と単板との境界付近を押圧する先端部
   を有する分割状のプレッシャーバーの適数個が、前記駆
   動軸の回転部材の間隔に介入する位置に夫々備えられて
   おり、前記駆動軸を介して、原木の旋削に要する動力の
   大部分乃至は全部を、単板切削用刃物の刃先寸前の原木
   外周面へ供給するベニヤレースであって、原木の軸芯を
   中心として前記プレッシャーバーの先端部と略対称的な
   位置に、遊転自在な原木保持ロールを、また原木の軸芯
   の略真下位置に、遊転自在な原木支持ロールを夫々配設
   すると共に、所望時期に前記原木保持ロール及び原木支
   持ロールが単板切削用刃物の移動に同調して原木求芯方
   向ヘ移動し得るべく構成したことを特徴とするベニヤレ
   ース。