JPH1058324A - ブラスト加工方法及び装置 - Google Patents

ブラスト加工方法及び装置

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JPH1058324A
JPH1058324A JP8217474A JP21747496A JPH1058324A JP H1058324 A JPH1058324 A JP H1058324A JP 8217474 A JP8217474 A JP 8217474A JP 21747496 A JP21747496 A JP 21747496A JP H1058324 A JPH1058324 A JP H1058324A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的的簡単な構成によりサクション式のブ
ラスト加工装置において加工パターンを拡大、変形し、
拡大、変形された加工パターン内において安定、連続し
た研磨材の噴射を可能とする。 【解決手段】 サクション式のブラスト装置のブラスト
ガン40のノズル42を、所定間隙を介してノズルカバ
ー49により包囲して、前記ノズル42の外周とノズル
カバー49の内周間に研磨材の噴射方向において開放す
る流路43を圧縮空気供給源に連通する。そして、前記
ブラストガン40の噴射口47に、拡散ノズルとしての
研磨材拡散室52を連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天然の挂砂(サン
ド)、アルミナや炭化珪素の粉末、ガラスビーズ、微小
鋼球等から成る研磨材を空気等の流体と共に高速で噴射
して被加工物を梨地等の模様に加工し、またはガラス、
シリコンウェハー等の精密彫刻加工、プラズマディスプ
レイのリブの彫刻加工、また塗装の彫刻加工、さらには
塗装の前処理などの表面処理、表面加工を行うブラスト
(吹き付け)加工に使用されるブラスト加工装置に関す
るものであり、より詳細には、研磨材の吹き付けにより
被加工物の表面に形成される加工形状(本明細書におい
て「加工パターン」という)を拡大・変形可能であると
共に、加工パターン内での研磨材の噴射密度が均一なブ
ラスト加工方法及び装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来、この種のブラスト加工装置のサクシ
ョン式のブラストガンとしては、例えば図8に示すよう
なブラストガン10を使用していた。
【0003】このブラストガン10は、ガン本体11を
備え、このガン本体11は、ブラスト加工装置の回収タ
ンクから研磨材ホース31を介して研磨材導入口24に
連通して研磨材が吸入される略円筒容器状の研磨材吸入
室12が形成されており、この研磨材吸入室12の前端
部には円錐状に絞られた円錐内面16が形成され、この
円錐内面16に貫通するノズル14が設けられている。
【0004】そして、前記円錐内面16の内側に、後端
を図示せざる圧縮空気供給源に連通されたジェット13
の先端が研磨材の吸入室12の後方から挿入されてお
り、このジェット13の先端噴射孔から図示せざる圧縮
空気供給源より供給された比較的高圧の圧縮空気が噴射
し得るように構成されている。
【0005】15はホルダで、内周面にテーパ部を備え
た円筒形状をなし、ホルダ15の内周のテーパ部でノズ
ル14の外周のテーパ部を外嵌し、ホルダ15の外周に
設けたネジ部でガン本体11に螺着することによりノズ
ル14をガン本体11に固定している。
【0006】以上のように構成されたブラストガン10
において、ホース32を介して圧縮空気供給源に連通さ
れた前記ジェット13の先端から高圧の空気を噴射する
と、研磨材吸入室12内が負圧となるので、この負圧に
より図示せざる回収タンク内の研磨材が研磨材ホース3
1を経て研磨材吸入室12へ吸引される。
【0007】研磨材吸入室12内の研磨材は、前記円錐
内面16とジェット13の外周の環状の間隙部分に吸入
され、ジェット13より噴射された空気流に乗って、ノ
ズル14から外部へ円錐状に拡散しながら噴射され、被
加工物の表面に略円形状の加工パターンが形成される。
【0008】このような従来のサクション式のブラスト
ガン10においては、ジェット13から噴射される空気
流の速度を高めるためにジェット13の噴射孔の内径が
小さく絞られており、そのためこのジェット13より噴
射された断面積の狭い空気流に乗って噴射される研磨材
の均一な加工が得られる有効な噴射範囲もノズル14の
噴射孔内径により、決定され、加工パターンも狭いもの
となる。
【0009】そのため、被加工物を所望形状の範囲でブ
ラストしようとすれば、前記ブラストガン10及び/又
は被加工物を移動させる等して前記ブラストガンにより
形成される加工パターンを連続させて所望形状に加工す
る必要がある。
【0010】しかし、前述の加工方法による場合、比較
的加工パターンの小さい前述のブラストガンを使用する
ならば、ブラストガン又は被加工物の移動範囲が広範と
なり、一回の加工作業に比較的長時間を要するばかりで
なく、被加工物に対して均一な加工を施すためにはブラ
ストガンまたは被加工物の移動を一定の速度、一定の間
隔で正確に行う必要があるなど、その加工は困難であ
る。そのため、加工パターンが大きく、しかも該加工パ
ターン内での研磨材の噴射密度が均一なブラストガンの
開発が要望されている。
【0011】しかし、サクション式のブラストガンにあ
っては、加工パターンの拡大をブラストガン10のノズ
ル14の噴射孔の内径(ノズル径)を拡大するなどの簡
易な方法によっては成し得ず、さらに、ジェット13の
内径を拡大することにより加工パターンを拡大した場合
にはジェットからの空気流の噴射速度、噴射圧力が低下
し、この噴射速度、噴射圧力を一定に保とうとすれば、
圧縮空気供給源として容量の大きい大型のコンプレッサ
等を採用する必要があり装置が大型化するばかりでなく
高価となる。さらに、ノズルの内径、ジェットの内径等
の拡大により加工パターンを拡大した場合には、加工パ
ターン内における研磨材の噴射密度にムラができ、均一
な研削を行うことができない。
【0012】このような従来技術の欠点に鑑み、出願人
は、ブラストガンより噴射された研磨材と圧縮空気の混
合流体の噴射流の中心に対して、前記混合流体の噴射流
を挟み込むように略同位置に向けて二の空気流を噴射す
ること等により、加工パターンの幅を拡大する方法およ
び装置について既に出願している(特願平7−7916
3号)。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前記特願平7−791
63号記載の方法及び装置によれば、従来のブラストガ
ンの加工パターンに比較してその加工パターンの幅を大
幅に拡大することができ、しかも加工パターン内におけ
る研磨材の噴射密度も一様のものとすることができる。
【0014】しかし、前記方法により形成される加工パ
ターンは円形又は楕円形に限定され、被加工物の材質、
加工条件、加工形状等に対応して加工パターンを変更す
ることは難しい。従って、加工パタ−ンの拡大にも自ず
から限界があった。
【0015】なお、ブラスト加工装置の種類としては、
前述のサクション式のブラスト加工装置の他に直圧式の
ブラスト加工装置があり、この直圧式のブラスト加工装
置は研磨材タンク内に粉体を封入してタンク内に圧縮空
気を送り込み、タンク底部に連結された排出口から排出
した粉体を圧縮空気と共にノズルから噴射するという構
造から、サクション式のブラスト加工装置のジェットに
相当する部材が存在せず、従って、ノズルの内径を拡大
することにより容易に加工パターンを拡大できる。しか
し、直圧式のブラスト加工装置は、タンク内の研磨材が
無くなれば一旦、ブラスト加工装置自体を停止して研磨
材タンク内に研磨材の補給を行う必要があるなど、連続
した研磨材の噴射による連続加工に適しないという欠点
を有し、また、研磨材タンク内に存在する研磨材量の変
化によって噴射される研磨材量にムラが生じ、そのため
所定時間連続して研磨材を噴射する場合には経時的に加
工精度にばらつきが生ずる等の弊害があり、とくに、プ
ラズマディスプレイのリブないし障壁形成や半導体等の
電子機器の部品となるサファイア、硝子、シリコンウェ
ハー、セラミックス等の精密加工、微細加工の分野での
利用に適しないという欠点を有する。
【0016】そこで、本発明の目的は研磨材の噴射量が
安定しており、かつ連続して作動可能なサクション式の
ブラスト加工装置において、加工パターンの幅を拡大
し、しかも該加工パターンの形状についても適宜の変更
が可能なブラスト加工方法及び装置を提供すると共に、
該拡大された加工パターン内での研磨材の噴射密度が均
一で、高精度のブラスト加工を行うことができるブラス
ト加工方法及び装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のブラスト加工方法は、圧縮空気供給源に連
通するジェット13の空気噴射方向前方にノズル42を
配置し、前記ジェット13より噴射する空気流により、
前記ジェット13とノズル42間に配置された研磨材供
給源に連通する研磨材吸入室12内の研磨材を吸引し
て、前記ノズル42より研磨材と圧縮空気の混合流体を
被加工物Wの表面に噴射するブラスト加工方法におい
て、前記ノズル42の混合流体噴射方向前方において、
圧縮空気供給源より供給された2次圧縮空気を導入し
て、前記混合流体の噴射流と合流すると共に、前記2次
圧縮空気と合流された2次混合流体の噴射流を、2次混
合流体の噴射方向前方において任意の断面形状に形成さ
れた研磨材拡散空間に噴射し、前記研磨材拡散空間内に
導入された2次混合流体の噴射流を、研磨材拡散空間の
断面形状に整流して被加工物の表面に噴射することを特
徴とする。
【0018】前記研磨材拡散空間52の断面形状は、短
辺又は短径に対して10倍以上の長辺又は長径から形成
され、且つ、前記研磨材拡散空間を前記断面形状の短辺
又は短径に対して10倍以上の長さとすることができ、
より詳細には、前記研磨材拡散空間の断面形状が短辺又
は短径が0.1〜3mmで、長辺又は長径が25〜500
mmの幅狭で細長にすることもできる。
【0019】なお、前記研磨材拡散空間は、混合流体と
しての研磨材の噴射方向に向けて幅方向断面が徐々に狭
くなる逆三角形状、あるいは、逆台形状に形成された研
磨材拡散部52aたる空間と、この研磨材拡散部52a
の前方に形成される断面長方形状の研磨材整流部52b
たる空間とで構成することもできる。
【0020】さらに、被加工物Wに対する研磨材の吹き
付けに際しては、前記研磨材拡散空間の断面形状の長辺
又は長径をブラストガン又は被加工物の移動方向に対し
て直交する方向に位置せしめ、且つ、前記移動方向が、
被加工物に形成されるべき凹部ないし溝条の長手方向に
平行とすれば、好適である。
【0021】また、本発明のブラスト加工装置は、圧縮
空気供給源から供給される空気流により研磨材供給源か
ら供給された研磨材を吸引して噴射するブラストガンを
備えたブラスト加工装置において、前記ブラストガン4
0は、圧縮空気供給源に連通するジェット13の空気噴
射方向にノズル42を備え、前記ジェット13とノズル
42間に研磨材供給源に連通する研磨材吸入室12を備
えると共に、前記ノズル42を所定間隙を介して包囲す
るノズルカバー49を備えて成り、前記ノズル42の外
面とノズルカバー49の内面間で圧縮空気供給源に連通
する圧縮空気の流路43を形成し、この流路43を前記
ノズル42の噴射方向において開放して、前記流路43
を前記ノズル42の混合流体の噴射方向前方おいて合流
させて成ることを特徴とする。
【0022】前記ブラスト加工装置のブラストガン40
には、任意の形状に形成された断面形状の研磨材拡散空
間を備え、前記ブラストガン40より噴射された2次混
合流体の噴射流を導入し、前記研磨材拡散空間の断面形
状に整流して噴射する研磨材拡散室52を連結すれば好
適である。
【0023】また、本発明の別のブラスト加工装置は、
圧縮空気供給源に連通するジェット13の空気噴射方向
前方にノズル42を備え、ジェット13とノズル42間
に研磨材供給源に連通する研磨材吸入室12を備えて成
るサクション式のブラストガン40を備えるブラスト加
工装置において、前記ブラストガン40のノズル42
を、前記ノズルの噴射方向前方において圧縮空気供給源
に連通する合流室48に臨ませ、前記合流室48を、任
意の形状に形成された断面形状の研磨材拡散空間を備
え、且つ、前記合流室48より噴射された2次混合流体
の噴射流を導入し、前記研磨材拡散空間の断面形状に整
流して噴射する研磨材拡散室52に連通したことを特徴
とする。
【0024】なお、前記ブラスト加工装置における研磨
材拡散室52は、短辺又は短径に対する長辺又は長径が
10倍以上の幅狭で細長形状の断面形状で、この断面形
状が前記短辺又は短径に対して10倍以上の長さまで一
定に成す研磨材拡散室52を確定し、且つ前方端に研磨
材を噴射する研磨材噴射口54を備え、より詳細には前
記研磨材拡散室52の断面形状が短辺又は短径が0.1
〜3mmで、長辺又は長径が25〜500mmの幅狭で細長
とする。
【0025】さらに、前記研磨材拡散室52は、2次混
合流体としての研磨材噴射方向に向けて断面が徐々に狭
くなる逆三角形状、逆台形状等に形成された研磨材拡散
部52aと、この研磨材拡散部52aの前方に形成され
る断面長方形状の研磨材整流部52bとで構成すること
もできる。
【0026】
【発明の実施の形態】
〔ブラスト加工装置の全体構成〕本発明のブラスト加工
装置の全体的な構成の一例を以下に示す。
【0027】本実施例においては、ブラスト加工装置と
して図6及び図7に示すようなエア式の吸引式ブラスト
加工装置を使用している。以下、ブラスト加工装置の全
体構成について説明すると、図6及び図7において、6
1はキャビネットで、被加工物Wを出し入れする投入口
63を備え、キャビネット61内に前記投入口63から
投入した被加工物Wに研磨材を噴射する研磨材拡散室5
2の連結されたブラストガン40を設ける。
【0028】また、前記キャビネット61の下部にはホ
ッパ68が設けられ、ホッパ68の最下端は導管65を
介してキャビネット61の上部に設置された研磨材回収
用の回収タンク70の上部に連通する。
【0029】回収タンク70はいわゆるサイクロンで、
粉塵を研磨材から分離する装置であり、図6に示すよう
に上部に円筒状を成す円筒部と、下部に下方に向けて徐
々に狭くなる円錐状を成す円錐部とから成り、回収タン
ク70の円筒部の上部の側壁に流入口73を設け、この
流入口73に連通管75を介して前記導管65の先端を
連結する。
【0030】前記連通管75の軸線方向は円筒部の横断
面円形を成す内壁面の接線方向に位置しているので、連
通管75から回収タンク70内へ流入した気流は円筒部
の内壁に沿って回りながら降下してゆく。
【0031】回収タンク70の円錐部の下端はブラスト
ガン10を介して研磨材拡散室52から噴射される研磨
材の噴射量を調整する研磨材調整器78を備え、この研
磨材調整器78に研磨材拡散室52が連結されたブラス
トガン40を連通している。
【0032】一方、回収タンク70の上端壁面の略中央
には連結管74が設けられ、この連結管74は排出管6
7を介してダストコレクタ66に連通している。
【0033】ダストコレクタ66は排風機69を回転し
ダストコレクタ66内の空気を外気へ放出している。こ
の排風機69によりブラスト加工装置60のキャビネッ
ト61、導管65、回収タンク70内の空気を吸引し、
各部がそれぞれ負圧になり、また図示せざる圧縮空気供
給源から供給された空気が研磨材と共にブラストガン4
0を介して研磨材拡散室52から噴射されるので、キャ
ビネット61から順に導管65、回収タンク70、ダス
トコレクタ66へ気流が流れる。
【0034】〔ブラストガン〕本発明のブラスト加工方
法は、研磨材と圧縮空気の混合流体の噴射流に2次圧縮
空気の噴射流を合流させることにより、加圧された2次
混合流体の噴射流を発生させるものである。
【0035】一例として、ブラストガンとして、図8に
示すブラストガン10を使用し、このブラストガン及び
図3(B)に示すジェット13’の形状が後述のよう
に、既知のものとは異なるブラストガンを用意し、これ
らのブラストガン10,10’を図3(A)、図3
(B)に示すように混合流体としての研磨材噴射方向前
方に配置したブラストガン10’の研磨材吸入室12’
またはジェット13’に、後方のブラストガン10から
混合流体をノズル14を介して導入する。一方、前記ブ
ラストガン10’のジェット13’(同図(A))また
は研磨材導入口12’(同図(B))に2次圧縮空気を
それぞれ導入することにより、それぞれジェット13’
前方とノズル14’間(同図(A))、そして、ジェッ
ト13’前方にノズル本体11内壁間の間隙43を介し
てノズル14’後方(同図(B))に合流室48,48
を形成させるという比較的簡単な方法により、既知のブ
ラストガン10より噴射された混合流体の噴射流に対し
て2次圧縮空気を合流し、または圧縮空気の噴射流に対
して既知のブラストガンより噴射された混合流体の噴射
流を合流して、加圧された2次混合流体の噴射流を発生
させることもできる。好適には後述のブラストガン40
を使用することにより装置全体の小型化を図ることがで
きる。尚、図3(B)において、詳細な図示は、省略す
るが、ブラストガン10’の前出ジェット状の部材1
3’先端外周とガン本体11内壁間には間隙を有し、2
次圧縮空気の流路43を形成している。
【0036】図1中、ブラストガン40は、ガン本体1
1を備え、このガン本体11内には、ブラスト加工装置
の回収タンクから研磨材ホース31を介して研磨材導入
口24に連通して研磨材が吸入される略円筒容器状の研
磨材吸入室12が形成されている。そして、この研磨材
吸入室12の前端部には円錐状に絞られた円錐内面46
が形成されている。
【0037】さらに、前記研磨材吸入室12内には、研
磨材吸入室12の後方から挿入されたジェット13の先
端部が配置され、このジェット13の噴射孔は、ブラス
トガン40のガン本体11先端から挿入されたノズル1
4の中心線の延長上に配置されている。
【0038】さらに、このジェット13は、図示せざる
圧縮空気供給源にホース32を介して連通されており、
このホース32を介して比較的高圧の圧縮空気が前記ジ
ェット13に送られる点では、従来のブラストガン10
と略同様の構成である。
【0039】しかし、本発明のブラストガン40にあっ
ては、前記ブラストガン40のノズル42を所定間隙を
介して、前出ホルダ15ないし、ガン本体11に相当す
る円筒状のノズルカバー49により包囲し、ノズル42
の外周とノズルカバー49の内周面間に2次圧縮空気と
して研磨材圧送用の圧縮空気を通過させる流路43を形
成している。
【0040】より具体的には、本実施例のブラストガン
40のノズル42は、円錐状のテーパ面を外周に備えガ
ン本体11に挿入される基部42aと、前記基部42a
よりも細い円筒状に形成された先端円筒部42bを備
え、このノズル42を、先端部においてノズル42の先
端円筒部42bの外径よりも若干大きめの内径を有し、
後端において前記ノズルの基部42aの外形と合致する
挿孔の形成された円筒状のノズルカバー49に嵌挿し、
このノズルカバー49の後端をガン本体11に螺合等さ
せて前記ノズル42及びノズルカバー49をガン本体1
1に固定している。
【0041】そして、前記ノズル14の先端円筒部42
bの外周と前記ノズルカバー49の内周面間に形成され
た間隙によりノズルカバー49の外周に形成された後述
の開孔44を介して研磨材圧送用の2次圧縮空気が通過
する流路43が形成される。
【0042】前記ノズルカバー49の外周面に形成され
た開孔44には、連結具46を介して前述の研磨材圧送
用の2次圧縮空気を導入するためのホース34が連結さ
れ、このホース34の他端は図示せざる圧縮空気供給源
に連通している。
【0043】さらに、前記ノズルカバー49の先端部分
には、略円筒状の合流ノズル45が、その一端外周をノ
ズルカバー49の先端内周に螺着等されて固定されてお
り、この円筒状合流ノズル45がノズル42の先端より
も噴射方向に突出して、該合流ノズル45内に、混合流
体の噴射流が研磨材圧送用の2次圧縮空気と合流する合
流室48が形成される。
【0044】以上のように構成されたブラストガン40
のジェット13の後端に連結されたホース32を介して
比較的高圧の圧縮空気を供給すると、ジェット13の先
端よりガン本体11内に形成された研磨材吸入室12内
に圧縮空気が噴射される。すると、このジェット13の
先端より噴射された圧縮空気により生じた負圧により、
図示せざる研磨材タンクから研磨材吸入室12内に研磨
材が吸引されて、この吸引された研磨材がジェット13
より噴射された空気流に乗ってブラストガン10のノズ
ル42より噴射される。
【0045】このノズル42より噴射された時点では、
研磨材の噴射範囲は前記ノズル42の先端噴射孔18の
大きさと比例するものであるが、前記ジェット13に対
する圧縮空気の供給と同時に、ノズルカバー49に設け
られた開孔44を介して、ノズルカバー49の内周とノ
ズル42の外周間に形成された流路43に研磨材圧送用
の2次圧縮空気が供給され、ノズル42の噴射孔18方
向において開放された2次圧縮空気は、ノズル42より
噴射された混合流体の噴射流を包み込むようにしてこれ
と合流する。
【0046】このようにノズル42より噴射された混合
流体の噴射流に対して、前記ノズルカバー49の開孔4
4より導入された研磨材圧送用の2次圧縮空気を噴射し
て、合流した2次混合流体とすることにより2次混合流
体の噴射流が高圧となって拡散する。したがって、前記
ブラストガン40により噴射された2次混合流体の噴射
流により形成される加工パターンは、合流室48の先端
の噴射口47の形状まで拡大され、しかも該加工パター
ン内での研磨材の噴射圧力、噴射密度は一定の高さを維
持し、均一となる。
【0047】〔研磨材拡散室〕前記ブラストガン40の
噴射口47には、ブラストガン40により噴射された研
磨材と2次圧縮空気の2次混合流体を導入し、所望断面
形状の噴射流として噴射する研磨材拡散室52を連結す
ることにより、加工パターンを研磨材拡散室52の断面
形状に整流して噴射することができる。
【0048】この研磨材拡散室52は、ブラストガン4
0の先端に直接連結することも可能であるが、本実施例
においては、前記ブラストガン40のノズルカバー49
の内周に固定され、研磨材の噴射方向に向かって突出す
る円筒状の合流ノズル45に連結されたホース33を介
して連通している。
【0049】前記研磨材拡散室52は、前記ブラストガ
ン40より噴射された研磨材と2次圧縮空気の合流した
2次混合流体の噴射流を内部に導入し、この噴射流を研
磨材拡散室52の断面形状に整流して噴射し、加工パタ
ーンの幅を拡大するためのものであり、その内部に前記
ブラストガン40より導入された研磨材と2次圧縮空気
の2次混合流体を拡散、整流するための研磨材拡散空間
を備える。
【0050】この研磨材拡散空間は、連通孔55側にお
いて広く、研磨材噴射口54側において狭く形成されて
おり、より具体的には、本実施例の研磨材拡散室52に
おいては、連通孔55部分から研磨材噴射口54に向か
っての100mmを断面30mm×100mmの矩形状の一定
幅に形成し、その後30mmを徐々に狭く断面変化させた
研磨材拡散部52aと、前記研磨材拡散部52aと連続
し、0.7mm×100mmの研磨材噴射口54と同形状に
形成された連続する矩形状の断面を有する研磨材整流部
52bを50mmの長さで設けている。
【0051】なお、本実施例においては、前述の通り研
磨材噴射口54及び研磨材整流部52bの断面形状は短
辺において0.7mmに形成しているが、被加工物の材質
や加工条件、加工精度等にあわせてこれを0.05mm〜
5mmの範囲で変更可能であり、使用する研磨材が♯24
0〜♯3000(平均粒径の平均:5〜80μ;JIS600
1 )の微粉研磨材である場合には、0.1〜3mmである
ことが望ましい。理由は、0.1mm以下であると、研磨
材整流部52bの内部の壁面抵抗が大きくなるためであ
り、3mmより大きいと研磨材整流部52bから噴射され
た微粉研磨材が被加工物に衝突して反射するときに以下
の問題が生ずるためである。
【0052】つまり、研磨材整流部52bの奥行き方向
の中央部から噴射された研磨材は被加工物に衝突して反
射するときに略垂直方向に跳ね返るものがあるので、こ
の跳ね返った研磨材は後続して噴射される研磨材に衝突
し、研磨材が加工すべき微細な溝などの底に堆積した
り、後続する研磨材のエネルギーが消耗されたり、研磨
材の反射方向がランダムになるために加工すべき微細な
溝などの側壁面に衝突して前記側壁面を削り取るなど、
種々の悪影響を及ぼすためである。
【0053】また、研磨材整流部52bの断面における
長辺は、短辺の10倍以上であることが望ましく、短辺
の寸法が0.1〜3mmである場合には、長辺が25〜5
00mmであることが望ましい。
【0054】さらに、研磨材整流部52bの長さは、噴
射後の研磨材に直進性を付与するために前記断面短辺の
10倍以上であることが好ましい。
【0055】なお、前記研磨材拡散部52aの形状は、
前述の断面台形状に限定されず、逆三角形状等とするこ
とも可能であり、また、研磨材噴射口54の形状も細長
矩形状に限定されず、楕円等の円弧の一部や波形等他の
曲線、直線等の組合せでなる形状で幅狭で細長の断面形
状を成す断面形状を確定するものであっても良い。
【0056】なお、研磨材拡散室52の研磨材噴射口5
4の形状を細長の矩形状とした場合には、加工パターン
の幅を拡大できると共に、例えば平行に配置された複数
本の微細な溝を研削するプラズマディスプレイ(PD
P)のリブ成形の場合のような加工を行う場合には、研
磨材噴射口54の長辺をブラストガン又は被加工物の移
動方向に対して直交する方向に位置せしめ、且つ、前記
移動方向が、被加工物に形成されるべき凹部ないし溝条
の長手方向に平行とすれば、多数の溝を同時に研削する
ことができると共に、同時に研削された溝の研削深さ等
が略一定となり、加工精度を向上させることができる。
【0057】以上のように構成された研磨材拡散室52
の連通孔55に、前記ブラストガン40の先端に連結さ
れたホース33、又は圧縮空気供給源と連通された合流
室48を介してブラストガン40(10)を連通して研
磨材拡散室52内に2次混合流体の噴射流を導入する
と、前記2次圧縮空気との合流により圧力上昇した2次
混合流体の噴射流は、研磨材拡散部52aにおいて拡散
すると共に、2次混合流体中の研磨材は研磨材拡散室5
2の研磨材拡散部52aの断面長方形の長辺を成す両側
壁58,58に衝突して変向し拡散する。
【0058】ついで、2次混合流体が前記研磨材拡散部
52aと連続する研磨材整流部52bに押し出され、2
次混合流体の断面が幅狭で細長の断面形状に変形され、
研磨材拡散部52a内の内圧を更に高めて2次混合流体
の拡散を促すと共に、研磨材整流部52bに導入された
2次混合流体は研磨材整流部52b内で整流されて直進
性が付与されて研磨材噴射口54から噴射される。
【0059】なお、実施例では長辺に相当する研磨材噴
射口54は、水平方向に直線であるが、一方の短辺に向
かって角度を要するものであっても良く、この場合には
それぞれ異なる噴射距離に対応して、切削(深さ)効果
を変えることができる。
【0060】なお、研磨材整流部52bの研磨材噴射口
54から被加工物までの距離は、特に微粉研磨材の場
合、殆ど切削深さに影響のない200mm程度以下である
ことが望ましい。その理由は、噴射距離が大きくなる
と、研磨材の直進性が失われるためである。
【0061】このように、前記ブラストガン40により
噴射された2次混合流体の噴射流は、研磨材整流部52
bの断面形状に容易に拡大することができ、また、研磨
材流の断面中における研磨材の噴射密度も一定であるた
め、該加工パターン内での被加工物の均一な加工を行う
ことができる。
【0062】〔実施例〕以上のように構成されたブラス
トガン40及び研磨材拡散室52を組み込んだブラスト
加工装置により、被加工物を加工した結果を以下に示
す。
【0063】加工例1
【0064】
【表1】
【0065】以上の加工条件でノズルを固定して研磨材
を1分間噴射した。その結果、拡散ノズル51の研磨材
噴射口54の形状と略同様の大きさの孔が被加工物上に
切削された。
【0066】前記切削された孔の深さは380μであ
り、底面の平坦な深さにおいて略均一な断面矩形孔を形
成することができた。この結果から、本発明のブラスト
加工装置によれば、加工パターンの幅をブラストガンの
ジェットの噴射孔内径の約31倍、ノズル噴射孔の内径
の約14倍に拡大することができただけでなく、加工パ
ターン内での研磨材の噴射密度が均一であることがわか
る。
【0067】従って、本発明のブラスト加工装置は、精
密加工や微細加工の分野等の高精度の加工を要求される
ブラスト加工においても適用可能である。
【0068】加工例22次圧縮空気圧力を1.0kg/cm2
とし、被加工物をシリコンウエハ−とし、他を加工例1
と同一の条件で加工した。
【0069】以上の加工条件で研磨材を1分間被加工物
に噴射した結果、拡散ノズル51の噴射口形状と略同様
の大きさの孔が被加工物上に切削された。
【0070】前記孔の深さは350μであり、深さにお
いて略均一な底面の平坦に孔を加工することができ、拡
大された加工パターン内での研磨材の噴射密度が均一で
あることが確認されたた。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のブラスト
加工方法及び装置によれば、サクション式のブラスト加
工装置において容易に加工パターンを拡大又は変形する
ことができ、しかも拡大、変形された加工パターン内で
の研磨材の噴射密度を均一にすることができた。
【0072】また、研磨材拡散室52を使用した本発明
のブラスト加工方法及び装置によれば、加工パターンの
より大幅な拡大、変形を行うことができ、かつ、該拡
大、変形された加工パターン内での研磨材の噴射密度が
均一となるだけでなく、加工パターンの変形形状も適宜
の形状に変形可能である。
【0073】さらに、本発明のブラスト加工装置は、従
来のブラスト加工装置のブラストガンを交換することに
より、又は本発明のブラストガンと共に研磨材拡散室を
取り付けることにより、容易に加工パターンの拡大が可
能であり、既存のブラスト加工装置を有効に利用でき、
安価である。
【0074】さらに、前述の説明通り、本発明に使用す
るブラストガンは、その先端部分に構造上の特徴を有す
るものであり、他の部分(ボディ、ジェット等)につい
ては従来の既知のブラストガンと共用することができ、
安価かつ容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に使用するブラストガンの縦断面図で
ある。
【図2】 図1のII−II線矢視断面図である。
【図3】 本発明の実施例を示す正面図である。
【図4】 本発明の研磨材拡散室(拡散ノズル)の実施
例を示す斜視図である。
【図5】 図4のIV−IV線断面図である。
【図6】 本発明のブラスト加工装置の全体概略図であ
る。
【図7】 本発明のブラスト加工装置の全体概略図であ
る。
【図8】 既知のブラストガンを示す断面図である。
【符号の説明】
10 ブラストガン 11 ガン本体 12 研磨材吸入室 13 ジェット 14 ノズル(ブラストガン10の) 15 ホルダ 16 円錐内面 18 ノズル(42)先端(噴射孔) 24 研磨材導入口 31 研磨材ホース 32 ホース(圧縮空気用) 33 ホース 34 ホース 40 ブラストガン 42 ノズル 43 流路(研磨材圧送用空気の) 44 開孔(ノズルカバー25の) 45 合流ノズル 46 連結具(ホース34の) 47 噴射口 48 合流室 49 ノズルカバー 46 円錐内面 51 拡散ノズル 52 研磨材拡散室 54 研磨材噴射口 55 連通孔 58 側壁 60 ブラスト加工装置 61 キャビネット 63 投入口 65 導管 66 ダストコレクタ 67 排出管 68 ホッパ 69 排風機 70 回収タンク 73 流入口 74 連結管 75 連通管 78 研磨材調整器 W 被加工物
【手続補正書】
【提出日】平成8年8月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正内容】
【0064】
【表1】

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮空気供給源に連通するジェットの空
    気噴射方向前方にノズルを配置し、前記ジェットより噴
    射する空気流により、前記ジェットとノズル間の研磨材
    供給源に連通する研磨材吸入室から研磨材を吸引して前
    記ノズルより研磨材と圧縮空気の混合流体を被加工物の
    表面に噴射するブラスト加工方法において、 前記ノズルの混合流体噴射方向前方において、圧縮空気
    供給源より供給された2次圧縮空気を前記混合流体に合
    流すると共に、 前記2次圧縮空気と合流した2次混合流体を、任意の断
    面形状に形成された研磨材拡散空間に導入し、前記2次
    混合流体の断面形状を前記研磨材拡散空間の断面形状に
    整流して被加工物の表面に噴射することを特徴とするブ
    ラスト加工方法。
  2. 【請求項2】 前記ノズルの混合流体噴射方向前方に配
    置された合流室内に前記混合流体の噴射流を導入すると
    共に、圧縮空気供給源より供給された2次圧縮空気を前
    記合流室内に導入して、前記混合流体の噴射流と2次圧
    縮空気を合流すると共に、 前記混合流体が2次圧縮空気と合流した2次混合流体
    を、該2次混合流体の噴射方向前方において任意の断面
    形状に形成された研磨材拡散空間に導入する請求項1記
    載のブラスト加工方法。
  3. 【請求項3】 前記研磨材拡散空間は、2次混合流体噴
    射方向に向けて幅方向断面が徐々に狭くなる研磨材拡散
    空間と、この研磨材拡散部の前方に形成される断面長方
    形状の研磨材整流空間とで成る請求項1又は2記載のブ
    ラスト加工方法。
  4. 【請求項4】 前記研磨材整流空間の断面形状は、短辺
    又は短径に対して10倍以上の長辺又は長径から形成さ
    れ、且つ、短辺又は短径に対して10倍以上の高さとし
    た請求項3記載のブラスト加工方法。
  5. 【請求項5】 前記研磨材整流部の断面形状が短辺又は
    短径が0.1〜3mmで、長辺又は長径が25〜500mm
    の幅狭で細長であることを特徴とする請求項3記載のブ
    ラスト加工方法。
  6. 【請求項6】 前記研磨材拡散空間の断面形状の長辺又
    は長径をブラストガン又は被加工物の移動方向に対して
    直交する方向に位置せしめ、且つ、前記移動方向が、被
    加工物に形成されるべき凹部ないし溝条の長手方向に平
    行であることを特徴とする請求項1又は2記載のブラス
    ト加工方法。
  7. 【請求項7】 圧縮空気供給源から供給される空気流に
    より研磨材供給源から供給された研磨材を吸引し、混合
    流体として噴射するブラストガンを備えたブラスト加工
    装置において、 前記ブラストガンは、圧縮空気供給源に連通するジェッ
    トの空気噴射方向にノズルを備え、前記ジェットとノズ
    ル間に研磨材供給源に連通する研磨材吸入室を備えると
    共に、前記ノズルの混合流体噴射方向前方において、前
    記混合流体の噴射流に合流するよう圧縮空気供給源に連
    通する圧縮空気の流路を有することを特徴とするブラス
    ト加工装置。
  8. 【請求項8】 前記ブラストガンは、前記ノズルの混合
    流体噴射方向前方において、前記混合流体の噴射流に合
    流するよう前記ノズルの外面とこのノズルを所定間隙を
    介して包囲するノズルカバー又はガン本体等、前記ノズ
    ル先端外周に位置する部材の内面間で圧縮空気供給源に
    連通する圧縮空気の流路を形成した請求項7記載のブラ
    スト加工装置。
  9. 【請求項9】 前記ブラストガンの噴射孔に、任意の断
    面形状に形成された研磨材拡散室を連通し、前記ブラス
    トガンより噴射された2次混合流体の噴射流を前記研磨
    材拡散室の断面形状に整流して噴射する請求項8記載の
    ブラスト加工装置。
  10. 【請求項10】 圧縮空気供給源に連通するジェットの
    空気噴射方向前方にノズルを備え、ジェットとノズル間
    に研磨材供給源に連通する研磨材吸入室を備えて成るサ
    クション式のブラストガンを備えるブラスト加工装置に
    おいて、 前記ブラストガンのノズルを、前記ノズルの混合流体噴
    射方向前方において圧縮空気供給源に連通する合流室に
    臨ませ、前記合流室を、任意の断面形状に形成された研
    磨材拡散室に連通し、前記合流室より噴射された2次混
    合流体の噴射流を前記研磨材拡散室の断面形状に整流し
    て噴射することを特徴とするブラスト加工装置。
  11. 【請求項11】 前記研磨材拡散室は、短辺又は短径に
    対する長辺又は長径が10倍以上の幅狭で細長形状の断
    面形状で、この断面形状が前記短辺又は短径に対して1
    0倍以上の長さまで一定に成す研磨材拡散室を画定し、
    且つ前方端に研磨材を噴射する研磨材噴射口を備えたこ
    とを特徴とする請求項9又は10記載のブラスト加工装
    置。
  12. 【請求項12】 前記研磨材拡散室の断面形状が短辺又
    は短径が0.1〜3mmで、長辺又は長径が25〜500
    mmの幅狭で細長であることを特徴とする請求項9又は1
    0記載のブラスト加工装置。
  13. 【請求項13】 前記研磨材拡散室は、2次混合流体噴
    射方向に向けて幅方向断面が徐々に狭くなる研磨材拡散
    部と、この研磨材拡散部の前方に形成される断面長方形
    状の研磨材整流部とで成る請求項9又は10記載のブラ
    スト加工装置。
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