JPH1058276A - 工作機械の防塵カバー装置 - Google Patents

工作機械の防塵カバー装置

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JPH1058276A
JPH1058276A JP22273396A JP22273396A JPH1058276A JP H1058276 A JPH1058276 A JP H1058276A JP 22273396 A JP22273396 A JP 22273396A JP 22273396 A JP22273396 A JP 22273396A JP H1058276 A JPH1058276 A JP H1058276A
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JP
Japan
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cover
turret
end cover
moving body
cover device
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Pending
Application number
JP22273396A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Ito
孝治 伊藤
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Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Machinery Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防塵カバー装置を移動体の移動範囲内にコン
パクトな形態で設置するとともに、切粉の噛み込みを防
止して長期間安定的に動作させる。 【手段】 旋盤の刃物台において、タレット5が移動す
る機枠4の垂直開口面4aに防塵カバー装置11を設け
る。カバー装置11をタレット5に固定した基部カバー
12と、タレット5から最も離れた端部カバー13と、
両者間に位置する5枚の中間カバー14とで構成し、7
枚のカバー12〜14を相互に摺動可能に重ね合わせ
る。端部カバー13及び中間カバー14をタレット5の
上方で移動方向に延びる案内部13a,14aと、垂直
開口面4a内に広がる被覆部13b,14bとからL字
形に形成する。端部カバー13をスプリング16でタレ
ット5側へ付勢し、その被覆部13bを機枠4の内外に
移動可能に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械におい
て、移動体が移動する機枠の垂直開口面を覆う防塵カバ
ー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば旋盤の刃物台においては、
タレットが移動する機枠の垂直開口面を蛇腹式カバーや
ゴムシート又はテレスコープ式板金カバーで覆い、機枠
内部の各種機器を切粉や切削液から保護している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、蛇腹式カバ
ーやゴムシートによると、切粉が付着堆積しやすいう
え、耐久性が不充分であった。テレスコープ式板金カバ
ーの場合は、タレットの移動範囲以上に大きくはみだす
ため、設置スペース上の制約を受けることがあり、ま
た、はみだし量を少なくしようとすると、カバーのガイ
ドが短くなり、カバー相互間に隙間が生じ、切粉の噛み
込みで動作不良が起きやすいという問題点があった。
【0004】そこで、本発明の課題は、移動体の移動範
囲内にコンパクトな形態で設置できるとともに、切粉の
噛み込みを防止して、長期間安定的に動作させることが
できる防塵カバー装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の防塵カバー装置は、工作機械において、
移動体が移動する機枠の垂直開口面を覆う装置であっ
て、移動体に固定された基部カバーと、移動体から最も
離れた位置で垂直開口面の端部を覆う端部カバーと、基
部カバーと端部カバーとの間に位置する少なくとも1枚
の中間カバーとを備え、端部カバー及び中間カバーを、
移動体の上方で移動方向に延びる案内部と、案内部と直
交して垂直開口面内に広がる被覆部とからL字形に形成
し、基部カバー、端部カバー及び中間カバーを相互に摺
動可能に重ね合わせて構成される(請求項1)。
【0006】好ましくは、カバー装置の直進性能を向上
させるために、機枠にガイド部材が設けられ、これによ
って基部カバー、端部カバー及び中間カバーが移動体の
移動方向へ直線案内される(請求項2)。また、移動体
が垂直開口面の端まで移動できるように、端部カバーが
弾性体により移動体側へ付勢され、その被覆部が機枠の
内外に移動可能に設けられる(請求項3)。さらに、切
粉をスムーズに落下させるために、基部カバー、端部カ
バー及び中間カバーの下端が移動体の下側で開放される
(請求項4)。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を旋盤における刃物
台の防塵カバー装置に具体化した実施形態を図面に基づ
いて説明する。図1は対向主軸型の旋盤を示すものであ
る。この旋盤は相対向する2台の主軸台1,2を備え、
一方の主軸台1の下方に下刃物台3が設置され、他方の
主軸台2の上方に上刃物台6が設置されている。下刃物
台3の機枠4には垂直開口面4aが形成され、ここにタ
レット5が傾斜X軸方向へ移動可能に設けられている。
上刃物台6においては、機枠7の垂直開口面7aにタレ
ット8が傾斜X軸方向へ移動可能に設けられている。
【0008】図2〜図6は下刃物台3の垂直開口面4a
を覆う防塵カバー装置11を示すものである。このカバ
ー装置11は、タレット5の支持部5aに固定された基
部カバー12と、タレット5から主軸軸線1a側へ最も
離れた位置で垂直開口面4aを覆う端部カバー13と、
基部カバー12と端部カバー13との間に位置する5枚
の中間カバー14とを備え、合計7枚のカバーで構成さ
れている。そして、端部カバー13が最も外側(タレッ
ト5側)で基部カバー12が最も内側となるように、7
枚のカバー12〜14が垂直開口面4aの主軸軸線側の
領域において相互に摺動可能に重ね合わされている。な
お、垂直開口面4aの反主軸軸線側の領域は固定カバー
9及び可動カバー10によって覆われている(図3参
照)。
【0009】基部カバー12には、支持部5aの周面に
ビス15で止着される環状部12aと、支持部5aの周
囲で垂直開口面4a内に広がる平板部12bとが設けら
れている。端部カバー13及び中間カバー14は、タレ
ット5の上方で移動方向(Z軸方向)に延びる案内部1
3a,14aと、案内部13a,14aと直交して垂直
開口面4a内に広がる被覆部13b,14bとから正面
L字形に形成されている(図6参照)。端部カバー13
の案内部13aは断面L字形に、被覆部13bは断面コ
字形に折り曲げられるとともに、中間カバー14の案内
部14a及び被覆部14bは断面L字形に折り曲げら
れ、これにより、相互案内機能を備えた4面拘束の滑り
ナローガイドが構成されている。従って、7枚のカバー
12〜14をタレット5の移動範囲内に配置して、防塵
カバー装置11の全体をコンパクトに構成することがで
きる。
【0010】端部カバー13はスプリング16によりタ
レット5側へ付勢され、その被覆部13bが機枠4の内
外に移動可能に設けられている。そして、タレット5の
通常の移動範囲では、被覆部13bが機枠4の側壁と整
合する位置(図3の実線位置)に配置され、タレット5
が主軸軸線側の前進端に達したときには、被覆部13b
がその内側に他のカバー12,14を収容した状態で機
枠4の外側へ突出した位置(図3の鎖線位置)に押し出
されるようになっている。こうすることで、タレット5
はカバー装置11に妨げられることなく、垂直開口面4
aの端まで移動することができる。なお、機枠4の側壁
には被覆部13bの裏面に常時摺接するワイパー17が
縦方向に設けられている。
【0011】基部カバー12及び中間カバー14の後部
には係合部19が設けられ(図4参照)、タレット5の
後退時に、隣接する係合部19が順次係合して、各カバ
ー12,14を拡張するようになっている。また、基部
カバー12、端部カバー13及び中間カバー14の下端
はタレット5の下側で開放され(図5参照)、各カバー
12〜14の隙間から侵入した切削液又は微細な切粉の
逃げ口となっている。従って、カバー12〜14の表面
に付着した切粉、切削液を自重によりスムーズに落下さ
せ、切粉の噛み込みによる動作不良を未然に防止するこ
とができる。
【0012】一方、機枠4の上部前面には庇板21が固
定され、その下縁には端部カバー13を表面側から押え
る表押えバー22とシール23とが設けられている。庇
板21の内側で機枠4の前面には、端部カバー13を上
面側から押える上押えバー24と、最も内側の中間カバ
ー14を下面側から押え、かつ基部カバー12を裏面側
から押える裏押えバー25とが固定されている。また、
機枠4の下部前面には端部カバー13を内面側から押え
る下押え板26が固定されている。そして、これらの押
え部品22〜26は、切粉の直撃を受けない庇板21又
は端部カバー13の内側位置にあって、7枚のカバー1
2〜14を相密接状態に押え、かつタレット5の移動方
向へ直線案内するガイド部材27を構成している。従っ
て、このガイド部材27によりカバー12〜14の浮き
上がりを防止して、防塵カバー装置11の直進性能を向
上させることができる。
【0013】図7及び図8は上刃物台6の垂直開口面7
aを覆う防塵カバー装置31を示すものである。このカ
バー装置31は、タレット8の支持部8aに固定された
基部カバー32と、タレット8から主軸軸線2a側へ最
も離れた位置で垂直開口面7aを覆う端部カバー33
と、基部カバー32と端部カバー33との間に位置する
5枚の中間カバー34とを備え、下刃物台3のカバー装
置11と同様、合計7枚のカバーで構成されている。た
だし、各カバーの重合形態は下刃物台3の場合とは逆
で、基部カバー32が最も外側(タレット8側)に配置
され、端部カバー33が最も内側に配置されている。
【0014】これは、上刃物台6が主軸台2に対し下向
きの傾斜状態で設置されている点を考慮したもので、外
側のカバーほどタレット8側となるように配列すること
で、切粉をカバー32〜34の移動に伴いそれらの主軸
軸線側の端縁で扱いて容易に落下させることができる。
また、端部カバー33は下向きに傾斜し、切粉が逃げ勝
手となるため、このカバー33を断面コ字形に形成する
必要はない。その他の構成並びに作用は下刃物台3のカ
バー装置11と同様である。
【0015】なお、上記実施形態では、本発明をタレッ
トが傾斜方向に移動する刃物台に適用したが、タレット
が水平方向に移動する刃物台において本発明を実施して
もよい。また、本発明を旋盤以外の各種工作機械におけ
る各部垂直開口面の防塵カバー装置として実施すること
もできる。その他、中間カバーの枚数を適宜に増減する
など、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の形状並び
に構成を任意に変更して具体化することも可能である。
【0016】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
基部カバーと端部カバーと中間カバーとを摺動可能に重
ね合わせ、端部カバー及び中間カバーをL字形に形成し
て、相互案内機能を発揮するように構成したので、防塵
カバー装置を移動体の移動範囲内にコンパクトな形態で
設置できるとともに、切粉の噛み込みを防止して長期間
安定的に動作させることができるという優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防塵カバー装置が装備される旋盤の斜
視図である。
【図2】図1の旋盤における下刃物台の防塵カバー装置
を示す正面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】図2のC−C線断面図である。
【図6】図2のカバー装置の端部カバー及び中間カバー
を示す斜視図である。
【図7】図1の旋盤における上刃物台の防塵カバー装置
を示す正面図である。
【図8】図7のD−D線断面図である。
【符号の説明】
1,2・・主軸台、3・・下刃物台、4,7・・機枠、
4a,7a・・垂直開口面、5,8・・タレット、6・
・上刃物台、11,31・・防塵カバー装置、12,3
2・・基部カバー、13,33・・端部カバー、14,
34・・中間カバー、16・・スプリング、27・・ガ
イド部材。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械において、移動体が移動する機
    枠の垂直開口面を覆う防塵カバー装置であって、移動体
    に固定された基部カバーと、移動体から最も離れた位置
    で垂直開口面の端部を覆う端部カバーと、基部カバーと
    端部カバーとの間に位置する少なくとも1枚の中間カバ
    ーとを備え、端部カバー及び中間カバーを、移動体の上
    方で移動方向に延びる案内部と、案内部と直交して垂直
    開口面内に広がる被覆部とからL字形に形成し、基部カ
    バー、端部カバー及び中間カバーを相互に摺動可能に重
    ね合わせてなる防塵カバー装置。
  2. 【請求項2】 基部カバー、端部カバー及び中間カバー
    を移動体の移動方向へ直線案内するガイド部材を機枠に
    設けた請求項1記載の防塵カバー装置。
  3. 【請求項3】 端部カバーを弾性体により移動体側へ付
    勢し、その被覆部を機枠の内外に移動可能に設けた請求
    項1記載の防塵カバー装置。
  4. 【請求項4】 基部カバー、端部カバー及び中間カバー
    の下端を移動体の下側で開放した請求項1記載の防塵カ
    バー装置。
JP22273396A 1996-08-23 1996-08-23 工作機械の防塵カバー装置 Pending JPH1058276A (ja)

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A521 Written amendment

Effective date: 20031205

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040106