JP2003287027A - シール構造 - Google Patents
シール構造Info
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- JP2003287027A JP2003287027A JP2002090174A JP2002090174A JP2003287027A JP 2003287027 A JP2003287027 A JP 2003287027A JP 2002090174 A JP2002090174 A JP 2002090174A JP 2002090174 A JP2002090174 A JP 2002090174A JP 2003287027 A JP2003287027 A JP 2003287027A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23Q—DETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
- B23Q11/00—Accessories fitted to machine tools for keeping tools or parts of the machine in good working condition or for cooling work; Safety devices specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools
- B23Q11/08—Protective coverings for parts of machine tools; Splash guards
- B23Q11/085—Flexible coverings, e.g. coiled-up belts
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23Q—DETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
- B23Q11/00—Accessories fitted to machine tools for keeping tools or parts of the machine in good working condition or for cooling work; Safety devices specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools
- B23Q11/08—Protective coverings for parts of machine tools; Splash guards
- B23Q11/0825—Relatively slidable coverings, e.g. telescopic
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T409/00—Gear cutting, milling, or planing
- Y10T409/30—Milling
- Y10T409/30392—Milling with means to protect operative or machine [e.g., guard, safety device, etc.]
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
- Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】物体の表面と、物体の表面に沿って移動する移
動体との間に形成される隙間を、物体の表面を摺動する
ように移動体に取り付けたシール材によって塞ぐように
したシール構造において、物体の表面に細溝が形成され
ている場合であっても、その細溝にシール材が入り込み
にくいシール構造を提供する。 【解決手段】立形マシニングセンタのサドルには、コラ
ムの両側に側面カバー２２が立設されており、この側面
カバー２２の表面には、長辺が傾斜した平行四辺形の点
検口２２ａと開閉扉２２ｂとによって嵌め合わせ溝が形
成されている。コラムには、前面カバー２５が取り付け
られており、その両側縁と側面カバー２２の表面との間
に形成された僅かな隙間を塞ぐように、前面カバー２５
の両側縁には、側面カバー２２の表面を摺動する長尺の
シール材２７が垂直に取り付けられている。
動体との間に形成される隙間を、物体の表面を摺動する
ように移動体に取り付けたシール材によって塞ぐように
したシール構造において、物体の表面に細溝が形成され
ている場合であっても、その細溝にシール材が入り込み
にくいシール構造を提供する。 【解決手段】立形マシニングセンタのサドルには、コラ
ムの両側に側面カバー２２が立設されており、この側面
カバー２２の表面には、長辺が傾斜した平行四辺形の点
検口２２ａと開閉扉２２ｂとによって嵌め合わせ溝が形
成されている。コラムには、前面カバー２５が取り付け
られており、その両側縁と側面カバー２２の表面との間
に形成された僅かな隙間を塞ぐように、前面カバー２５
の両側縁には、側面カバー２２の表面を摺動する長尺の
シール材２７が垂直に取り付けられている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、物体の表面と、
物体の表面に沿って移動する移動体との間に形成される
隙間を、物体の表面を摺動するように移動体に取り付け
たシール材によって塞ぐようにしたシール構造に関す
る。
物体の表面に沿って移動する移動体との間に形成される
隙間を、物体の表面を摺動するように移動体に取り付け
たシール材によって塞ぐようにしたシール構造に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】例えば、Ｘ軸方向、Ｙ軸方向及びＺ軸方
向にそれぞれ移動するサドル、コラム及び主軸ヘッドを
備えたマシニングセンタ等のように、異なる方向に移動
する複数の移動体から構成される工作機械では、各移動
体の案内面や各移動体を駆動するためのボールねじ等を
切り屑等から保護するために、これらを加工領域から区
画する、種々のカバーが設置されているが、こういった
カバーには、他のカバーに対して相対移動するものがあ
り、このような関係にある複数のカバー間には隙間が形
成されることになるので、一方のカバー等に、他方のカ
バー等の表面を摺動するリップシール等のシール材を取
り付けることによって、両者間の隙間を塞ぐようなシー
ル構造が採用されている。
向にそれぞれ移動するサドル、コラム及び主軸ヘッドを
備えたマシニングセンタ等のように、異なる方向に移動
する複数の移動体から構成される工作機械では、各移動
体の案内面や各移動体を駆動するためのボールねじ等を
切り屑等から保護するために、これらを加工領域から区
画する、種々のカバーが設置されているが、こういった
カバーには、他のカバーに対して相対移動するものがあ
り、このような関係にある複数のカバー間には隙間が形
成されることになるので、一方のカバー等に、他方のカ
バー等の表面を摺動するリップシール等のシール材を取
り付けることによって、両者間の隙間を塞ぐようなシー
ル構造が採用されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、こういった
カバーは、上述したように、機械内部と加工領域とを区
画するためのものであるので、機械内部を点検するため
の点検口をカバーに形成しなければならない場合があ
り、このようなカバーに形成される点検口は、点検時に
開口することができるように、通常、点検口より一回り
小さい開閉扉を点検口に着脱自在に嵌め込むことによっ
て閉塞されているので、カバー表面には、点検口の周縁
に僅かではあるが開閉扉の嵌め合わせ溝が形成されるこ
とになる。
カバーは、上述したように、機械内部と加工領域とを区
画するためのものであるので、機械内部を点検するため
の点検口をカバーに形成しなければならない場合があ
り、このようなカバーに形成される点検口は、点検時に
開口することができるように、通常、点検口より一回り
小さい開閉扉を点検口に着脱自在に嵌め込むことによっ
て閉塞されているので、カバー表面には、点検口の周縁
に僅かではあるが開閉扉の嵌め合わせ溝が形成されるこ
とになる。
【０００４】また、１枚の鋼板等によって形成すること
ができないような大きなカバー等については、複数の鋼
板を突き合わせるようにして接続していくことになる
が、鋼板同士の突き合せ部分には、僅かではあるが突き
合わせ溝が形成されることになる。
ができないような大きなカバー等については、複数の鋼
板を突き合わせるようにして接続していくことになる
が、鋼板同士の突き合せ部分には、僅かではあるが突き
合わせ溝が形成されることになる。
【０００５】従って、上述したような嵌め合わせ溝や突
き合せ溝等の細溝が形成されたカバー表面をリップシー
ル等のシール材が摺動すると、図９に示すように、シー
ル材６０がカバー５０の表面に形成された細溝５１部分
を通過する際、押し付けるようにしてカバー表面に接触
しているシール材６０の柔軟な先端縁６１が細溝５１に
入り込む場合があり、シール材６０が細溝５１に対して
出退を繰り替えすことによって、シール材６０の柔軟な
先端縁６１が破損したり、変形したりすることで、シー
ル材６０がカバー表面に接触しなくなり、シール性能が
低下するといった問題がある。
き合せ溝等の細溝が形成されたカバー表面をリップシー
ル等のシール材が摺動すると、図９に示すように、シー
ル材６０がカバー５０の表面に形成された細溝５１部分
を通過する際、押し付けるようにしてカバー表面に接触
しているシール材６０の柔軟な先端縁６１が細溝５１に
入り込む場合があり、シール材６０が細溝５１に対して
出退を繰り替えすことによって、シール材６０の柔軟な
先端縁６１が破損したり、変形したりすることで、シー
ル材６０がカバー表面に接触しなくなり、シール性能が
低下するといった問題がある。
【０００６】そこで、この発明の課題は、物体の表面
と、物体の表面に沿って移動する移動体との間に形成さ
れる隙間を、物体の表面を摺動するように移動体に取り
付けたシール材によって塞ぐようにしたシール構造にお
いて、物体の表面に細溝が形成されている場合であって
も、その細溝にシール材が入り込みにくいシール構造を
提供することにある。
と、物体の表面に沿って移動する移動体との間に形成さ
れる隙間を、物体の表面を摺動するように移動体に取り
付けたシール材によって塞ぐようにしたシール構造にお
いて、物体の表面に細溝が形成されている場合であって
も、その細溝にシール材が入り込みにくいシール構造を
提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記の課題
を解決するため、請求項１にかかる発明は、表面に細溝
が形成された物体と、前記物体の表面との間に隙間が形
成されるように、前記物体の表面に沿って移動する移動
体と、柔軟性を有する先端縁が前記物体の表面に接触し
た状態で前記隙間を塞ぐように、前記移動体に取り付け
られたシール材とを備え、前記移動体の移動に伴って、
前記物体の表面を摺動する前記シール材と、前記物体に
形成された前記細溝とが、相互に交差するように配置さ
れていることを特徴とするシール構造を提供するもので
ある。
を解決するため、請求項１にかかる発明は、表面に細溝
が形成された物体と、前記物体の表面との間に隙間が形
成されるように、前記物体の表面に沿って移動する移動
体と、柔軟性を有する先端縁が前記物体の表面に接触し
た状態で前記隙間を塞ぐように、前記移動体に取り付け
られたシール材とを備え、前記移動体の移動に伴って、
前記物体の表面を摺動する前記シール材と、前記物体に
形成された前記細溝とが、相互に交差するように配置さ
れていることを特徴とするシール構造を提供するもので
ある。
【０００８】以上のように、このシール構造では、前記
物体の表面を摺動する前記シール材と、前記物体に形成
された前記細溝とが、相互に交差するように配置されて
いるので、シール材が物体の表面に形成された細溝部分
を通過する際、その細溝にシール材の先端縁が入り込む
ことがない。従って、このシール構造では、シール材の
破損や変形を確実に防止することができ、シール性能の
信頼性を高めることができる。
物体の表面を摺動する前記シール材と、前記物体に形成
された前記細溝とが、相互に交差するように配置されて
いるので、シール材が物体の表面に形成された細溝部分
を通過する際、その細溝にシール材の先端縁が入り込む
ことがない。従って、このシール構造では、シール材の
破損や変形を確実に防止することができ、シール性能の
信頼性を高めることができる。
【０００９】特に、ベッド上を左右方向に移動するサド
ルと、前記サドル上を、前後方向に移動するコラムと、
前記コラムの前面側を覆うように、前記コラムに取り付
けられた前面カバーと、前記前面カバーの側縁との間に
隙間が形成されるように、前記コラムの移動方向に沿っ
て前記サドルに立設された、表面に細溝を有する側面カ
バーと、柔軟性を有する先端縁が前記側面カバーの表面
に接触した状態で前記隙間を塞ぐように、前記前面カバ
ーに取り付けられたシール材とを備えた工作機械のシー
ル構造については、請求項２にかかる発明のように、前
記コラムの移動に伴って、前記側面カバーの表面を摺動
する前記シール材と、前記側面カバーに形成された前記
細溝とを、相互に交差するように配置すればよい。
ルと、前記サドル上を、前後方向に移動するコラムと、
前記コラムの前面側を覆うように、前記コラムに取り付
けられた前面カバーと、前記前面カバーの側縁との間に
隙間が形成されるように、前記コラムの移動方向に沿っ
て前記サドルに立設された、表面に細溝を有する側面カ
バーと、柔軟性を有する先端縁が前記側面カバーの表面
に接触した状態で前記隙間を塞ぐように、前記前面カバ
ーに取り付けられたシール材とを備えた工作機械のシー
ル構造については、請求項２にかかる発明のように、前
記コラムの移動に伴って、前記側面カバーの表面を摺動
する前記シール材と、前記側面カバーに形成された前記
細溝とを、相互に交差するように配置すればよい。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態について図面を
参照して説明する。図１〜図５は、本発明のシール構造
を採用した立形マシニングセンタ１を示している。同図
に示すように、この立形マシニングセンタ１は、ベッド
１１の前方側に固定されたテーブル１２と、ベッド１１
の後方側に形成された案内面１１ａに沿ってテーブル１
２の左右方向（Ｘ軸方向）に移動するサドル１３と、こ
のサドル１３の上面に形成された案内面１３ａに沿って
前後方向（Ｙ軸方向）に移動するコラム１４と、このコ
ラム１４の前面に形成された案内面１４ａに沿って上下
方向（Ｚ軸方向）に移動する主軸ヘッド１５とを備えて
おり、主軸ヘッド１５はヘッドカバー２１によって囲わ
れている。
参照して説明する。図１〜図５は、本発明のシール構造
を採用した立形マシニングセンタ１を示している。同図
に示すように、この立形マシニングセンタ１は、ベッド
１１の前方側に固定されたテーブル１２と、ベッド１１
の後方側に形成された案内面１１ａに沿ってテーブル１
２の左右方向（Ｘ軸方向）に移動するサドル１３と、こ
のサドル１３の上面に形成された案内面１３ａに沿って
前後方向（Ｙ軸方向）に移動するコラム１４と、このコ
ラム１４の前面に形成された案内面１４ａに沿って上下
方向（Ｚ軸方向）に移動する主軸ヘッド１５とを備えて
おり、主軸ヘッド１５はヘッドカバー２１によって囲わ
れている。
【００１１】前記サドル１３には、Ｘ軸方向におけるコ
ラム１４の両側に、Ｙ軸方向に延びる左右一対の鋼板製
の側面カバー２２が立設されており、この側面カバー２
２には、図６及び図８に示すように、長辺が傾斜した平
行四辺形の点検口２２ａが形成されている。この点検口
２２ａには、点検時に開口することができるように、点
検口２２ａより一回り小さい開閉扉２２ｂが着脱自在に
嵌め込まれており、側面カバー２２の表面には、点検口
２２ａの周縁に開閉扉２２ｂの嵌め合わせ溝２２ｃが形
成されている。
ラム１４の両側に、Ｙ軸方向に延びる左右一対の鋼板製
の側面カバー２２が立設されており、この側面カバー２
２には、図６及び図８に示すように、長辺が傾斜した平
行四辺形の点検口２２ａが形成されている。この点検口
２２ａには、点検時に開口することができるように、点
検口２２ａより一回り小さい開閉扉２２ｂが着脱自在に
嵌め込まれており、側面カバー２２の表面には、点検口
２２ａの周縁に開閉扉２２ｂの嵌め合わせ溝２２ｃが形
成されている。
【００１２】また、Ｘ軸方向におけるベッド１１の両端
部には、シート状のカバー２３ａが巻き取り方向に付勢
された状態で引き出し可能に巻き取られたカバーユニッ
ト２３がそれぞれ設置されており、各カバーユニット２
３から引き出されたシート状のカバー２３ａが、鋼板製
の連結カバー２４を介して、一対の側面カバー２２の前
端にそれぞれ連結されている。
部には、シート状のカバー２３ａが巻き取り方向に付勢
された状態で引き出し可能に巻き取られたカバーユニッ
ト２３がそれぞれ設置されており、各カバーユニット２
３から引き出されたシート状のカバー２３ａが、鋼板製
の連結カバー２４を介して、一対の側面カバー２２の前
端にそれぞれ連結されている。
【００１３】従って、サドル１３の案内面１１ａ及びサ
ドル１３の駆動機構を構成しているボールねじ（図示せ
ず）等の設置領域が、カバーユニット２３から引き出さ
れたシート状のカバー２３ａ、連結カバー２４及び側面
カバー２２によって、加工領域から完全に区画され、切
り屑等から保護されるようになっている。
ドル１３の駆動機構を構成しているボールねじ（図示せ
ず）等の設置領域が、カバーユニット２３から引き出さ
れたシート状のカバー２３ａ、連結カバー２４及び側面
カバー２２によって、加工領域から完全に区画され、切
り屑等から保護されるようになっている。
【００１４】前記コラム１４には、主軸ヘッド１５を囲
っているヘッドカバー２１の下側において、主軸ヘッド
１５の案内面１４ａ及び主軸ヘッド１５の駆動機構を構
成しているボールねじ（図示せず）を覆う前面カバー２
５が取り付けられており、この前面カバー２５は、主軸
ヘッド１５の昇降に伴って伸縮する伸縮部２５ａを有し
ている。
っているヘッドカバー２１の下側において、主軸ヘッド
１５の案内面１４ａ及び主軸ヘッド１５の駆動機構を構
成しているボールねじ（図示せず）を覆う前面カバー２
５が取り付けられており、この前面カバー２５は、主軸
ヘッド１５の昇降に伴って伸縮する伸縮部２５ａを有し
ている。
【００１５】また、前面カバー２５の下端部には、コラ
ム１４の案内面１３ａ及びコラム１４の移動機構を構成
しているボールねじ（図示せず）を覆う伸縮カバー２６
が取り付けられており、この伸縮カバー２６は、コラム
１４の進退に伴って伸縮するようになっている（図６参
照）。
ム１４の案内面１３ａ及びコラム１４の移動機構を構成
しているボールねじ（図示せず）を覆う伸縮カバー２６
が取り付けられており、この伸縮カバー２６は、コラム
１４の進退に伴って伸縮するようになっている（図６参
照）。
【００１６】図６（ａ）〜（ｃ）に示すように、コラム
１４と共にＹ軸方向に進退する前面カバー２５は、その
両側縁と側面カバー２２の表面との間に僅かな隙間が形
成されており、この隙間を塞ぐように、前面カバー２５
の両側縁には、長尺のシール材２７が、Ｙ軸方向に直交
するように取り付けられている。なお、図６では、側面
カバー２２に対する前面カバー２５の動きをわかりやす
くするために、コラム１４、主軸ヘッド１５及びヘッド
カバー２１等の構成要素を省略してある。
１４と共にＹ軸方向に進退する前面カバー２５は、その
両側縁と側面カバー２２の表面との間に僅かな隙間が形
成されており、この隙間を塞ぐように、前面カバー２５
の両側縁には、長尺のシール材２７が、Ｙ軸方向に直交
するように取り付けられている。なお、図６では、側面
カバー２２に対する前面カバー２５の動きをわかりやす
くするために、コラム１４、主軸ヘッド１５及びヘッド
カバー２１等の構成要素を省略してある。
【００１７】このシール材２７は、図７に示すように、
前面カバー２５の両側縁に支持されるある程度の剛性を
有する支持部２７ａと、この支持部２７ａに連設された
柔軟性を有するリップ状の先端部２７ｂとから構成され
ており、支持部２７ａから所定の角度で張り出した先端
部２７ｂが、押し付けるようにして側面カバー２２の表
面に接触している。従って、コラム１４と共に前面カバ
ー２５がＹ軸方向に進退すると、これに伴って、シール
材２７が側面カバー２２の表面を摺動するようになって
いる。
前面カバー２５の両側縁に支持されるある程度の剛性を
有する支持部２７ａと、この支持部２７ａに連設された
柔軟性を有するリップ状の先端部２７ｂとから構成され
ており、支持部２７ａから所定の角度で張り出した先端
部２７ｂが、押し付けるようにして側面カバー２２の表
面に接触している。従って、コラム１４と共に前面カバ
ー２５がＹ軸方向に進退すると、これに伴って、シール
材２７が側面カバー２２の表面を摺動するようになって
いる。
【００１８】以上のように、このシール構造では、シー
ル材２７が摺動する側面カバー２２の表面に、点検口２
２ａとこの点検口２２ａに嵌め込まれた開閉扉２２ｂと
によって、嵌め合わせ溝２２ｃが形成されているが、点
検口２２ａは、上述したように、上下方向に伸びる長辺
が傾斜した平行四辺形であり、シール材２７は、Ｙ軸方
向に直交するように前面カバー２５に支持されているの
で、シール材２７が点検口２２ａ部分を通過する際、図
８に示すように、点検口２２ａの長辺部分に形成される
上下方向に伸びる嵌め合わせ溝２２ｃとシール材２７の
先端縁とが相互に交差するようになっている。
ル材２７が摺動する側面カバー２２の表面に、点検口２
２ａとこの点検口２２ａに嵌め込まれた開閉扉２２ｂと
によって、嵌め合わせ溝２２ｃが形成されているが、点
検口２２ａは、上述したように、上下方向に伸びる長辺
が傾斜した平行四辺形であり、シール材２７は、Ｙ軸方
向に直交するように前面カバー２５に支持されているの
で、シール材２７が点検口２２ａ部分を通過する際、図
８に示すように、点検口２２ａの長辺部分に形成される
上下方向に伸びる嵌め合わせ溝２２ｃとシール材２７の
先端縁とが相互に交差するようになっている。
【００１９】従って、シール材２７が点検口２２ａ部分
を通過する際、シール材２７の柔軟性を有する先端部２
７ｂが点検口２２ａの長辺部分に形成される上下方向に
伸びる嵌め合わせ溝に嵌り込むことがなく、シール材２
７の柔軟性を有する先端部２７ｂの破損や変形を確実に
防止することができ、シール性能の信頼性を高めること
ができる。
を通過する際、シール材２７の柔軟性を有する先端部２
７ｂが点検口２２ａの長辺部分に形成される上下方向に
伸びる嵌め合わせ溝に嵌り込むことがなく、シール材２
７の柔軟性を有する先端部２７ｂの破損や変形を確実に
防止することができ、シール性能の信頼性を高めること
ができる。
【００２０】なお、上述した実施形態では、Ｙ軸方向に
直交するように前面カバー２５に取り付けたシール材２
７と、側面カバー２２の表面に形成される、点検口２２
ａ及び開閉扉２２ｂからなる嵌め合わせ溝２２ｃとを相
互に交差させるために、点検口２２ａを、上下方向に伸
びる長辺が傾斜した平行四辺形状に形成しているが、こ
れに限定されるものではなく、逆に、対向する２辺が垂
直な長方形または正方形の点検口を側面カバー２２に形
成し、前面カバー２２に取り付けるシール材２７をＹ軸
方向に傾斜させることによって、側面カバー２２の表面
に形成される嵌め合わせ溝とシール材２７とを交差させ
るようにすることも可能である。
直交するように前面カバー２５に取り付けたシール材２
７と、側面カバー２２の表面に形成される、点検口２２
ａ及び開閉扉２２ｂからなる嵌め合わせ溝２２ｃとを相
互に交差させるために、点検口２２ａを、上下方向に伸
びる長辺が傾斜した平行四辺形状に形成しているが、こ
れに限定されるものではなく、逆に、対向する２辺が垂
直な長方形または正方形の点検口を側面カバー２２に形
成し、前面カバー２２に取り付けるシール材２７をＹ軸
方向に傾斜させることによって、側面カバー２２の表面
に形成される嵌め合わせ溝とシール材２７とを交差させ
るようにすることも可能である。
【００２１】また、上述した実施形態では、シール材２
７が摺動する側面カバー２２の表面に、点検口２２ａと
開閉扉２２ｂとによって嵌め合わせ溝が形成される場合
について説明したが、これに限定されるものではなく、
例えば、複数の鋼板を相互に突き合わせて接続すること
によって側面カバーを形成した場合のように、鋼板の接
続部分に上下方向に伸びる突き合せ溝が形成されるよう
な場合にも、シール材と突き合せ溝とを相互に交差させ
ることによって、同様の効果を得ることができることは
いうまでもない。
７が摺動する側面カバー２２の表面に、点検口２２ａと
開閉扉２２ｂとによって嵌め合わせ溝が形成される場合
について説明したが、これに限定されるものではなく、
例えば、複数の鋼板を相互に突き合わせて接続すること
によって側面カバーを形成した場合のように、鋼板の接
続部分に上下方向に伸びる突き合せ溝が形成されるよう
な場合にも、シール材と突き合せ溝とを相互に交差させ
ることによって、同様の効果を得ることができることは
いうまでもない。
【００２２】また、上述した実施形態では、側面カバー
２２の表面と、前面カバー２５の側縁との間に形成され
る隙間を、前面カバー２５の側縁に取り付けたシール材
２７によって塞ぐようにした立形マシニングセンタ１に
ついて説明したが、これに限定されるものではなく、本
発明のシール構造は、上述したような嵌め合わせ溝や突
き合せ溝等の細溝が表面に形成された種々の物体に対し
て、その表面に沿って移動体が移動する場合に、物体の
表面を摺動するシール材を移動体に取り付けることによ
って、物体の表面と移動体との間の隙間を塞ぐようにし
たシール構造に適用することができることはいうまでも
ない。
２２の表面と、前面カバー２５の側縁との間に形成され
る隙間を、前面カバー２５の側縁に取り付けたシール材
２７によって塞ぐようにした立形マシニングセンタ１に
ついて説明したが、これに限定されるものではなく、本
発明のシール構造は、上述したような嵌め合わせ溝や突
き合せ溝等の細溝が表面に形成された種々の物体に対し
て、その表面に沿って移動体が移動する場合に、物体の
表面を摺動するシール材を移動体に取り付けることによ
って、物体の表面と移動体との間の隙間を塞ぐようにし
たシール構造に適用することができることはいうまでも
ない。
【図１】この発明にかかるシール構造を採用した立形マ
シニングセンタを示す斜視図である。
シニングセンタを示す斜視図である。
【図２】同上の立形マシニングセンタを示す正面図であ
る。
る。
【図３】同上の立形マシニングセンタにおける側面カバ
ーと前面カバーとの位置関係を示す概略側面図である。
ーと前面カバーとの位置関係を示す概略側面図である。
【図４】同上の立形マシニングセンタにおける側面カバ
ーと前面カバーとの位置関係を示す概略平面図である。
ーと前面カバーとの位置関係を示す概略平面図である。
【図５】同上の立形マシニングセンタにおける側面カバ
ーと前面カバーとの位置関係を示す概略正面図である。
ーと前面カバーとの位置関係を示す概略正面図である。
【図６】（ａ）〜（ｃ）は同上の側面カバーに対する前
面カバーの移動状態を示す斜視図である。
面カバーの移動状態を示す斜視図である。
【図７】同上の前面カバーに取り付けたシール材を示す
部分拡大斜視図である。
部分拡大斜視図である。
【図８】同上のシール材が側面カバーに形成された点検
口部分を通過する際のシール材と点検口との位置関係を
示す図である。
口部分を通過する際のシール材と点検口との位置関係を
示す図である。
【図９】従来のシール構造の問題点を説明するための説
明図である。
明図である。
１ 立形マシニングセンタ
１１ ベッド
１２ テーブル
１３ サドル
１４ コラム
２１ ヘッドカバー
２２ 側面カバー
２２ａ 点検口
２２ｂ 開閉扉
２２ｃ 嵌め合わせ溝
２５ 前面カバー
２７ シール材
２７ａ 支持部
２７ｂ 先端部
Claims (2)
- 【請求項１】 表面に細溝が形成された物体と、 前記物体の表面との間に隙間が形成されるように、前記
物体の表面に沿って移動する移動体と、 柔軟性を有する先端縁が前記物体の表面に接触した状態
で前記隙間を塞ぐように、前記移動体に取り付けられた
シール材とを備え、 前記移動体の移動に伴って、前記物体の表面を摺動する
前記シール材と、前記物体に形成された前記細溝とが、
相互に交差するように配置されていることを特徴とする
シール構造。 - 【請求項２】 ベッド上を左右方向に移動するサドル
と、 前記サドル上を、前後方向に移動するコラムと、 前記コラムの前面側を覆うように、前記コラムに取り付
けられた前面カバーと、 前記前面カバーの側縁との間に隙間が形成されるよう
に、前記コラムの移動方向に沿って前記サドルに立設さ
れた、表面に細溝を有する側面カバーと、 柔軟性を有する先端縁が前記側面カバーの表面に接触し
た状態で前記隙間を塞ぐように、前記前面カバーに取り
付けられたシール材とを備えた工作機械のシール構造で
あって、 前記コラムの移動に伴って、前記側面カバーの表面を摺
動する前記シール材と、前記側面カバーに形成された前
記細溝とが、相互に交差するように配置されていること
を特徴とする工作機械のシール構造。
Priority Applications (3)
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|---|---|---|---|
| JP2002090174A JP2003287027A (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | シール構造 |
| EP03005409A EP1350595A2 (en) | 2002-03-28 | 2003-03-13 | Sealing structure |
| US10/392,974 US20030183635A1 (en) | 2002-03-28 | 2003-03-21 | Sealing structure |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002090174A JP2003287027A (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | シール構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003287027A true JP2003287027A (ja) | 2003-10-10 |
Family
ID=28035851
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002090174A Pending JP2003287027A (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | シール構造 |
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| Country | Link |
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| EP (1) | EP1350595A2 (ja) |
| JP (1) | JP2003287027A (ja) |
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-
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-
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