JP2570673Y2 - 丸鋸の刃口板調整装置 - Google Patents
丸鋸の刃口板調整装置Info
- Publication number
- JP2570673Y2 JP2570673Y2 JP8374992U JP8374992U JP2570673Y2 JP 2570673 Y2 JP2570673 Y2 JP 2570673Y2 JP 8374992 U JP8374992 U JP 8374992U JP 8374992 U JP8374992 U JP 8374992U JP 2570673 Y2 JP2570673 Y2 JP 2570673Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- base
- circular saw
- leaf spring
- knob
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Sawing (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は携帯用丸鋸機における刃
口板調整装置に関するものである。
口板調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1〜図3、図6〜図11に従来の携帯
用丸鋸の刃口板調整装置を示す。図1に示すように、電
動機により駆動される鋸刃1、該鋸刃1を覆うソーカバ
ー2、前記電動機を内蔵したハウジング3、切断時鋸刃
1を案内するベース4により構成される携帯用丸鋸にお
いて、図2に示すようにベース4を傾斜させることによ
って切断角度が調整可能となっており、また図3に示す
ように、ベース4に鋸刃1が突出する刃口5が穿設され
ている。該刃口5の近傍には、切断角度に合わせて矢印
方向に摺動可能な刃口板6が埋設されている。
用丸鋸の刃口板調整装置を示す。図1に示すように、電
動機により駆動される鋸刃1、該鋸刃1を覆うソーカバ
ー2、前記電動機を内蔵したハウジング3、切断時鋸刃
1を案内するベース4により構成される携帯用丸鋸にお
いて、図2に示すようにベース4を傾斜させることによ
って切断角度が調整可能となっており、また図3に示す
ように、ベース4に鋸刃1が突出する刃口5が穿設され
ている。該刃口5の近傍には、切断角度に合わせて矢印
方向に摺動可能な刃口板6が埋設されている。
【0003】図6は図3のA−A線断面図を示してお
り、図7に示すように刃口板6をサラねじ7とツマミ8
により板バネ9を介してベース4に挟持している。図8
は図6を上面から見た部分断面図を示している。図9〜
図11は刃口板調整装置を構成するベース形状及び板バ
ネ形状を示している。図9のベース4には前記サラねじ
7を案内する案内溝10と、前記板バネ9の図10に示
すE部と係合し、ツマミ8の動きを抑止する波形溝11
が複数個形成されている。図10、図11に示す板バネ
9は、図6及び図8のように組み込まれると図示した矢
印の方向に変形し、弾性力を発生する形状となってい
る。
り、図7に示すように刃口板6をサラねじ7とツマミ8
により板バネ9を介してベース4に挟持している。図8
は図6を上面から見た部分断面図を示している。図9〜
図11は刃口板調整装置を構成するベース形状及び板バ
ネ形状を示している。図9のベース4には前記サラねじ
7を案内する案内溝10と、前記板バネ9の図10に示
すE部と係合し、ツマミ8の動きを抑止する波形溝11
が複数個形成されている。図10、図11に示す板バネ
9は、図6及び図8のように組み込まれると図示した矢
印の方向に変形し、弾性力を発生する形状となってい
る。
【0004】以上の構成において、図8に示す寸法W
と、図10に示す寸法Xとの関係をW<Xとしているた
め、図8に示したように組み込まれると、ツマミ8が動
く際板バネ9は矢印の方向に変形し、次の波形溝11に
移動する。この際板バネ9の変形により弾性力が発生す
るため、ツマミ8はスムーズな動きをする。また図11
に示す寸法Yと図6に示す寸法Zとの関係は、Z<Yと
しているため図6に示すように板バネ9は常にツマミ8
を上方に押し上げる方向に弾性力を発生しており、この
ため刃口板6は常にベース4の底面に当接している。
と、図10に示す寸法Xとの関係をW<Xとしているた
め、図8に示したように組み込まれると、ツマミ8が動
く際板バネ9は矢印の方向に変形し、次の波形溝11に
移動する。この際板バネ9の変形により弾性力が発生す
るため、ツマミ8はスムーズな動きをする。また図11
に示す寸法Yと図6に示す寸法Zとの関係は、Z<Yと
しているため図6に示すように板バネ9は常にツマミ8
を上方に押し上げる方向に弾性力を発生しており、この
ため刃口板6は常にベース4の底面に当接している。
【0005】以上の構成により刃口板6の調整は、ツマ
ミ8に力を加えることにより、板バネ9を弾性変形さ
せ、任意の位置へ波形溝11と板バネ9を係合させるこ
とにより可能となっている。
ミ8に力を加えることにより、板バネ9を弾性変形さ
せ、任意の位置へ波形溝11と板バネ9を係合させるこ
とにより可能となっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】前記刃口板6の調整
は、ツマミ8及び板バネ9が摺動する部分(ツマミ取付
室16)の周りがリブ15a、15cにより囲まれてい
るため、切粉が溜りやすく、溜った切粉によりツマミ8
の動作が重くなったり、または動かなくなるという問題
があった。本考案の目的は、上記問題点を解決し、携帯
用丸鋸における刃口板の操作性を改善することである。
は、ツマミ8及び板バネ9が摺動する部分(ツマミ取付
室16)の周りがリブ15a、15cにより囲まれてい
るため、切粉が溜りやすく、溜った切粉によりツマミ8
の動作が重くなったり、または動かなくなるという問題
があった。本考案の目的は、上記問題点を解決し、携帯
用丸鋸における刃口板の操作性を改善することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ベースのツ
マミ摺動部近傍に切粉排出経路を設けることにより達成
される。
マミ摺動部近傍に切粉排出経路を設けることにより達成
される。
【0008】
【作用】上記のように構成された携帯用丸鋸の刃口板調
整装置は、切粉排出経路を設けたので、ツマミ取付室内
に溜ってしまう切粉がスムーズに外部に排出されるよう
になり、刃口板の調整をスムーズに行うことが出来る。
整装置は、切粉排出経路を設けたので、ツマミ取付室内
に溜ってしまう切粉がスムーズに外部に排出されるよう
になり、刃口板の調整をスムーズに行うことが出来る。
【0009】
【実施例】本考案の一実施例を図4、図5を用いて説明
する。図4は図3のベース4のB部拡大図を示してお
り、図9のリブ15a及び15cを削除し、切粉排出経
路13a及び13cを設けたことを示している。また切
粉排出経路13bをベース4底面方向に向けて設けたこ
とを示している。
する。図4は図3のベース4のB部拡大図を示してお
り、図9のリブ15a及び15cを削除し、切粉排出経
路13a及び13cを設けたことを示している。また切
粉排出経路13bをベース4底面方向に向けて設けたこ
とを示している。
【0010】図5は図3のA−A線断面図を示してお
り、切粉排出経路13a、13bより切粉が排出される
様子を破線矢印によって示している。切粉排出経路13
a、13cは、切粉が自然に排出されるだけでなく、ツ
マミ8の矢印方向の往復動によっても容易に排出される
ように設けられている。このため切粉はツマミ取付室1
6に溜らずに外部に排出されるので、ツマミ8は切粉に
影響されることなく刃口板6のスムーズな調整を行うこ
とができる。
り、切粉排出経路13a、13bより切粉が排出される
様子を破線矢印によって示している。切粉排出経路13
a、13cは、切粉が自然に排出されるだけでなく、ツ
マミ8の矢印方向の往復動によっても容易に排出される
ように設けられている。このため切粉はツマミ取付室1
6に溜らずに外部に排出されるので、ツマミ8は切粉に
影響されることなく刃口板6のスムーズな調整を行うこ
とができる。
【0011】
【考案の効果】本考案によれば、携帯用丸鋸の刃口板調
整装置において、ベースに切粉排出経路を設けたので、
切粉がスムーズに排出されるため、刃口板調整のための
ツマミの動きが切粉により悪くなったり動かなくなるこ
とがなくなり、刃口調整の操作性を向上することができ
る。
整装置において、ベースに切粉排出経路を設けたので、
切粉がスムーズに排出されるため、刃口板調整のための
ツマミの動きが切粉により悪くなったり動かなくなるこ
とがなくなり、刃口調整の操作性を向上することができ
る。
【図1】 携帯用丸鋸の正面図。
【図2】 図1の側面図。
【図3】 図2の上面図。
【図4】 本考案の切粉排出経路の一実施例を示す上面
図。
図。
【図5】 図3のA−A線断面図。
【図6】 従来の刃口板調整装置の図3のA−A線断面
図の対応図。
図の対応図。
【図7】 従来の刃口板調整装置の構成図。
【図8】 図6の上面より見た部分断面図。
【図9】 従来のベースの構成図。
【図10】 従来の板バネの上面図。
【図11】 図10の側面図。
1は鋸刃、2はソーカバー、3はハウジング、4はベー
ス、5は刃口、6は刃口板、7はサラねじ、8はツマ
ミ、9は板バネ、10は案内溝、11は波形溝、12は
ベース下面、13は切粉排出経路、15はリブ、16は
ツマミ取付室である。
ス、5は刃口、6は刃口板、7はサラねじ、8はツマ
ミ、9は板バネ、10は案内溝、11は波形溝、12は
ベース下面、13は切粉排出経路、15はリブ、16は
ツマミ取付室である。
Claims (1)
- 【請求項1】 電動機により駆動される鋸刃と、前記電
動機を収納する外枠に配設されると共に前記鋸刃が突出
する刃口が穿設されているベースと、前記刃口の近傍に
前記ベースの底面と平行に摺動する刃口板を有する携帯
用丸鋸において、前記刃口板をねじと板バネを埋設した
ツマミによって支持し、前記板バネが前記ベース上に設
けられた切粉排出経路を有する溝と係合するよう形成
し、工具なしで前記刃口板の調整を可能としたことを特
徴とする携帯用丸鋸の刃口板調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8374992U JP2570673Y2 (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | 丸鋸の刃口板調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8374992U JP2570673Y2 (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | 丸鋸の刃口板調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0646902U JPH0646902U (ja) | 1994-06-28 |
JP2570673Y2 true JP2570673Y2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=13811186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8374992U Expired - Lifetime JP2570673Y2 (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | 丸鋸の刃口板調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2570673Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5920020B2 (ja) * | 2012-05-23 | 2016-05-18 | マックス株式会社 | 携帯用切断機 |
-
1992
- 1992-12-04 JP JP8374992U patent/JP2570673Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0646902U (ja) | 1994-06-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4638700A (en) | Portable miter saws | |
EP1691385B1 (en) | Trigger switch | |
US6618948B2 (en) | Hair groomer thinning guide | |
US5657918A (en) | Electric stapler | |
JP2570673Y2 (ja) | 丸鋸の刃口板調整装置 | |
US5678314A (en) | Hand power tool | |
JP5385164B2 (ja) | 切断機 | |
JP2537068Y2 (ja) | 携帯用丸のこ機の刃口板調整機構 | |
JPH0533220Y2 (ja) | ||
JPH0347223Y2 (ja) | ||
JPH0452912Y2 (ja) | ||
JP2001322074A (ja) | トグルスイッチの防塵装置及び該防塵装置を有する電動工具 | |
JPH0452913Y2 (ja) | ||
JP2595274Y2 (ja) | 野菜調理器 | |
JPS6222331A (ja) | 直流電動工具用スイツチ | |
JP2014004723A (ja) | 携帯用丸のこ | |
JPH0342765Y2 (ja) | ||
JPH0727801U (ja) | 携帯用丸のこの刃口板 | |
JPH0632059Y2 (ja) | 電動切削器における外刃装着機構 | |
JPH0647683Y2 (ja) | 携帯用集じん丸のこの集じん機構 | |
JPH0347227Y2 (ja) | ||
JPS6134669Y2 (ja) | ||
JPH085767Y2 (ja) | 携帯用電気丸のこの切込み調整機構 | |
JPH06254779A (ja) | 電動工具のスイッチ機構 | |
US4232579A (en) | Switch actuating assembly for power tools |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980113 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |