JPH1057614A - パチンコ玉及びパチンコ玉の洗浄方法及びその洗浄装置 - Google Patents

パチンコ玉及びパチンコ玉の洗浄方法及びその洗浄装置

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JPH1057614A
JPH1057614A JP21884696A JP21884696A JPH1057614A JP H1057614 A JPH1057614 A JP H1057614A JP 21884696 A JP21884696 A JP 21884696A JP 21884696 A JP21884696 A JP 21884696A JP H1057614 A JPH1057614 A JP H1057614A
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JP
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pachinko
balls
pachinko ball
cleaning
ball
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JP21884696A
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Toshinori Yasu
俊典 安
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IKYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ玉の洗浄効果を増大する。 【解決手段】 パチンコ機2で遊技終了後の、酸化チタ
ン光触媒のコーティング付きパチンコ玉を回収して洗浄
する洗浄水槽6を備え、上記洗浄水槽6の前段に、上記
パチンコ玉に紫外線を照射する紫外線照射装置30を設
けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ玉及び
パチンコ玉の洗浄方法及びその洗浄装置、特に、パチン
コ玉の洗浄効果を高めるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ玉はパチンコ機が複数装
着されて成る島の上部に設けられた上部貯留槽に一旦収
容され、この上部貯留槽から各パチンコ機に分配され
て、パチンコ機の内部を介してパチンコ機の下部に流下
した後、一旦下部貯留槽で貯留される。この下部貯留槽
から布材をベースとして形成されたコンベアによって上
部貯留槽まで搬送される。この搬送過程で上記コンベア
の布材によって研磨されてから上部貯留槽に収容され
る。
【0003】なお、上記パチンコ機からはパチンコ玉の
一部が賞球としてパチンコ機の受け皿に収容された後、
パチンコ玉発射装置で発射されたり、あるいは受け皿に
多数貯まった場合には、収容箱に入れて賞品交換装置ま
で搬ばれて、賞品と交換された後、他の貯留槽に収容さ
れた後、コンベアによって島上部の上部貯留槽まで搬送
される。
【0004】このように通常パチンコ玉は島上部の上部
貯留槽からパチンコ機を介して島の下部の下部貯留槽に
収容された後、コンベアで研磨されながら上部貯留槽に
搬ばれて循環される。このような循環システムにおいて
パチンコ玉はコンベアの布材によって下部貯留槽から上
部貯留槽に搬送される途中で洗浄されかつ研磨されるこ
とになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来はパチン
コ玉を、アルコール,エーテル,トリクロリン,フロ
ン,フェノール,ベンゼンを溶剤として用いた洗浄液で
洗浄しているが、芳香性を有するので悪臭を放つととも
に、揮発性を有するので、取り扱いに注意を要し、また
洗浄液の廃液の処理を容易に行えなかった。また、界面
活性剤を含む水で洗浄する方法もあるが、この方法もや
はり廃液処理が困難であるという欠点があった。
【0006】この発明は上記課題を解決するためになさ
れたもので、悪臭,洗浄液の取扱い,廃液処理の問題を
解消し、かつパチンコ玉の洗浄効果を高めるようにする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1は、パチンコ玉
を酸化チタン光触媒でコーティングした。
【0008】請求項2は、酸化チタン光触媒をコーティ
ングしたパチンコ玉に紫外線を照射した後、洗浄液で洗
浄するようにした。
【0009】請求項3は、洗浄液として水を主成分とす
るものを用いた。
【0010】請求項4は、パチンコ機で遊技終了後の、
酸化チタン光触媒のコーティング付きパチンコ玉を回収
して洗浄する洗浄水槽6を備え、上記洗浄水槽6の前段
に、上記パチンコ玉に紫外線を照射する紫外線照射装置
を設けた。
【0011】請求項5は、パチンコ玉の循環システム中
に洗浄槽を組込んだ。
【0012】請求項6は、ゆるやかに走行するパチンコ
玉に紫外線を照射した。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1ないし図6は本発明によるパチンコ
玉及びパチンコ玉の洗浄方法及びその洗浄装置を適用し
たパチンコ玉循環システムの一実施形態を示す簡略構成
図であり、各図において、1は島であり、この島1は基
枠に複数のパチンコ機2を配列して構成される。この島
1の上部に上部貯留槽3が配置されており、この上部貯
留槽3からは分配樋を介して各パチンコ機2にパチンコ
玉が供給される。
【0014】各パチンコ機2に図外のパチンコ玉発射装
置によって発射され、アウトとなったパチンコ玉は排出
樋4を介してパチンコ玉洗浄研磨装置5にまで流下され
る。
【0015】上記パチンコ玉洗浄研磨装置5は図3に示
すように長方形状の洗浄水槽6と、オゾン発生装置7
と、コンベア8と、エア吸入器9と、オゾン発生器10
とから構成される。
【0016】上記洗浄水槽6の底面6aには傾斜が設け
られており、その内部に収容されたコンベアの一端側に
上記排出樋4側からのパチンコ玉が投入される。この投
入されたパチンコ玉は、上記コンベア8によって水槽6
に収容される水6b中を搬送された後、コンベア8によ
って外に揚げられてから上記エア吸入器9と、オゾン発
生器10の上を通過した後、下部貯留槽11に貯留され
る。上記水槽6の排出樋4側からのパチンコ玉が投入さ
れる。投入口6cは水槽6の一端側の幅広となった上部
に設けられており、上記投入口6cからのパチンコ玉は
整流板6dで整流されて確実にコンベア8の一端側に投
入される。コンベア8は傾斜しているので、コンベア8
の途中個所までパチンコ玉が水6b中をくぐり抜け、そ
の後、外に揚げられることになる。上記水槽6の一端の
側壁6eに放水口6fが設けられ、この放水口6fから
の水は水槽6の長手方向に沿って流下した後、その他端
側よりオーバーフローした後、出水口12より廃棄され
る。なお、この廃棄はフィルタ等によって浄化された後
廃棄されることは勿論である。
【0017】上記出水装置9は、上記ベルトコンベア8
のほぼ先端側の下側に対向するもので、上記ベルトコン
ベア8の上部側のエアをベルトコンベア8を構成するメ
ッシュ穴を介して吸入してから廃棄し、ベルトコンベア
8の上のパチンコ玉に付着した水分を除去するものであ
る。
【0018】上記オゾン発生器10はコンベア8の先端
側の下側に対向するごとく設けられるもので、コンベア
8の上のパチンコ玉にオゾンを照射してパチンコ玉を清
浄化するものである。
【0019】次に、上記水槽6の底面6aに対向して設
けられた超音波発生器7について説明する。これは上記
底面6aのベルトコンベア8の長さ方向に渡って複数を
設置されるもので、ベルトコンベア8の上を搬送される
過程にあるパチンコ玉に対し、水槽6中で超音波を照射
してパチンコ玉の周囲に付着した油等の汚れを除去する
ことができる。なお、水槽6に収容される水6b中には
超音波によってパチンコ玉周囲の汚れを除去し易いよう
に溶剤等が混入される。
【0020】上記下部貯留槽11は、図5,図6に示す
ように矩形状の箱体11aからなるもので、箱体11a
の天板11cの中央に玉受入れ口11dが形成され、そ
の底板11eの中央に玉排出口11fが形成される。こ
の場合、底板11eは中央方向に、パチンコ玉を転がり
易くするために傾斜し、かつ箱体11a中には傘状とな
った四角錐体からなる整流板11gがステー11hを介
して底板11eに取付けられている。この場合、整流板
11gは、箱体11aの内壁に接しないように外径が箱
体11aの内径より小さく、その外周下部は底板11e
から一定距離浮いており、この浮いた個所からパチンコ
玉が玉排出口11f側に流下される。なお、底板11e
は玉排出口11f方向に傾斜を設けるようにしてもよ
い。この場合、箱体11aの外周には電磁波発生器13
が配置され、この電磁波発生器13から発生された電磁
波が箱体11a内部のパチンコ玉に照射されるように構
成されている。本実施の形態では、上記上部貯留槽3に
ついても、上記下部貯留槽11と同様に矩形状の箱体内
に傘状となった四角錘体から成る整流板を設けて構成し
てもよい。
【0021】この場合、パチンコ玉Pは図2に示すよう
に酸化チタン光触媒Paでコーティングされている。コ
ーティングはシリコーン等の樹脂あるいは金属材にこの
酸化チタン光触媒を混入したものを、パチンコ玉Pの表
面に塗布するようにして行なってもよい。本発明では、
酸化チタン光触媒Paをコーティングしたパチンコ玉P
に紫外線照射装置30からの紫外線Uを照射した後、水
6bを主体とする洗浄液で洗浄する。上記紫外線照射装
置30は、パチンコ玉の循環システム中の上記洗浄水槽
6の前段に配置される。
【0022】以上の構成によるパチンコ玉貯留槽を有す
る洗浄研磨装置の動作を以下説明する。先ず、上部貯留
槽3に収容された酸化チタン光触媒Paをコーティング
したパチンコ玉Pは分配樋を介して島1に配列された各
パチンコ機2に供給される。このパチンコ機2からは賞
球としてパチンコ機2の受け皿に供給される。一方、パ
チンコ機2の発射装置から発射されたアウト球は各パチ
ンコ機2から排出樋4を介して流下した後、紫外線照射
装置30の紫外線の照射を受けた後、パチンコ玉洗浄研
磨装置5の水槽6の投入口6cから投入される。
【0023】水槽6の一端側に投入されたパチンコ玉は
整流板6dで整流されてから、コンベア8の一端側に載
置され、コンベア8によって水槽6の水6b中を一定区
間くぐる。この過程でパチンコ玉には超音波発生器7か
らの超音波が底面6a、コンベア8を介して供給されて
振動が与えられるので、パチンコ玉表面の油等の汚れが
これによって除去される。水6b中に混入した水は水6
bが出水口12側からオーバーフローされる時に一緒に
廃棄される。超音波発生器7の超音波で汚れがある程度
除去されたパチンコ玉はコンベア8を介して外に揚げら
れた後、エア吸入器9の上を通過する時に、その表面の
エアがエア吸入器9で吸入されるエアとともに除去され
る。さらに、オゾン発生器10の上を通過する過程でオ
ゾンが供給されてパチンコ玉は清浄化された後に、下部
貯留槽11に収容される。
【0024】下部貯留槽11は、図5,図6に示すよう
に構成される。すなわち、その内部には四角錐状からな
る整流板11gが設けられているので、この整流板11
gの傾斜方向に沿って整流板11gの外周方向に転がっ
た後、整流板11gの外周側と底板11eとの間をくぐ
った後、底板11eの中央側の玉排出口11fから排出
されて、図1に示すコンベア13によって上部貯留槽3
に搬送される。
【0025】なお、上部貯留槽3についても、同様に整
流板を設けた場合、この整流板上に落下したパチンコ玉
は整流板の傾斜方向に沿って転がった後に、整流板の外
周側と底板との間をくぐった後に傾斜状の底板の中央側
の玉排出口から排出されて各島に分配される。
【0026】以上によれば、パチンコ玉Pの表面には超
親水性光触媒としての酸化チタン光触媒Paがコーティ
ングされて、この酸化チタン光触媒Paが紫外線の照射
を受けた後にパチンコ玉Pで水槽6中で洗浄されるの
で、つぎの効果が得られる。すなわち、酸化チタン(T
iO2 )光触媒は、紫外線のエネルギーを使って空気中
の酸素や水から活性酸素と呼ばれる物質を生成する。こ
の活性酸素には、その強い酸化力によって、表面に付着
した種々の有機物を分解し、細菌を殺し、臭いを分解す
る作用がある。そのため、光触媒を薄い膜状にして種々
の材料にコートすることにより、抗菌性や脱臭機能、汚
れ防止機能をパチンコ玉に付与することができる。ま
た、酸化チタン光触媒に適当な組成を組み合わせた薄膜
表面は、ユニークな性質を示す。この材料表面は、最初
は水との接触角が数十度以上であるが、紫外線を当てる
と接触角が減少し、最後にはほぼ0度となり、全く水を
弾かなくなる(超親水化)。さらに、その後数十時間
は、紫外線を照射しなくても、接触角は数度程度を維持
する。また、たとえ接触角が増加しても、再び紫外線を
照射するだけで超親水性を回復する。これらのことよ
り、超親水性光触媒は、半永久的に安定して機能を発現
する。例えば、シリコーン樹脂に光触媒を組み合わせた
コート剤に光照射した場合、光照射前は接触角は90度
以上あり、表面の水は水玉状になっているが、光照射後
は接触角はほぼ0度となり、一様な水膜状になる。なぜ
このような現象が生じるかについては、もともと物質表
面に吸着している微量の疎水性分子が光触媒作用により
分解され、ここに物理吸着水層が非常に薄く生成するた
めであると考えられている。これ等のことにより、通常
の樹脂表面などに付着した油は、洗剤などを用いなけれ
ば容易に水洗いで除去することはできない。しかし、光
触媒超親水性表面では、油汚れよりも水のほうが表面に
なじみやすいため、例えば油滴を付着させた場合でも、
これを水槽6中の水中に沈めるだけで油を離脱すること
が可能となる。 このような性質を有する超親水性光触
媒をパチンコ玉にコートすれば、洗剤を使わずに水洗い
だけで、付着した油汚れを除去できる。従って、油汚れ
よりも水の方がパチンコ玉Pのコーティング層表面にな
じみ易いので、超音波発生器7等の洗浄効果と相まっ
て、パチンコ玉Pの表面の汚れを確実に除去できる。
【0027】また、本発明では、超音波発生器7で水槽
6の水6bに投入されたパチンコ玉に超音波を供給する
ようにしたので、その表面の油等の汚れを確実に除去す
ることができる。
【0028】また、パチンコ玉を水槽から揚げた後に、
オゾン発生器からのオゾンを照射するようにしたので、
パチンコ玉をより清浄化することができる。
【0029】また、水槽から外に揚げられたパチンコ玉
をエア吸入器で吸入するようにして、その表面の水分を
除去するようにしたので、乾燥した状態でパチンコ玉を
下部貯留槽に収容することができる。
【0030】また、貯留槽については、その内部に傘状
となった整流板を設けたので、整流板に沿ってパチンコ
玉を貯留槽の底板に設けた玉排出口に案内することがで
きるので、パチンコ玉の目詰まりを防止することができ
る。
【0031】特に、下部貯留槽11又は上部貯留槽3の
箱体中に傘状の整流体を配置したので、パチンコ玉がこ
の整流体の上を転がって貯留槽の底板中央方向にスムー
ズに流れ易くなり、目詰まりを起こすことなく、底板中
央の玉排出口から排出される。なお、本発明において、
パチンコ玉Pに紫外線の照射を十分行うには、パチンコ
玉Pを、蛇行するかゆるやかに傾斜する樋中を走行さ
せ、このゆるやかな走行途中で紫外線を照射すればよ
い。また、本発明は、景品交換装置より排出するパチン
コ玉等、パチンコホールの種々の循環システムに適用で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明を適用するのパチンコ玉貯留槽を有
する洗浄研磨装置の全体構成図。
【図2】 この発明のパチンコ玉を示す図。
【図3】 この発明を適用するパチンコ玉貯留槽を有す
る洗浄研磨装置の要部を示す構成図。
【図4】 この発明を適用するパチンコ玉貯留槽を有す
る洗浄研磨装置の要部を示す平面図。
【図5】 この発明を適用するパチンコ玉貯留槽を有す
る洗浄研磨装置の貯留槽の一例を示す図。
【図6】 この発明を適用するパチンコ玉貯留槽を有す
る洗浄研磨装置の貯留槽の平面図。
【符号の説明】
1 島 2 パチンコ機 3 上部貯留槽 4 排出樋 5 パチンコ玉洗浄研磨装置 6 水槽 7 超音波発生器 8 コンベア 9 エア吸入器 10 オゾン発生器 11 下部貯留槽 11g 整流板 13 電磁波発生器 P パチンコ玉 Pa 酸化チタン光触媒

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化チタン光触媒等の超親水性光触媒を
    コーティングしたパチンコ玉。
  2. 【請求項2】 酸化チタン光触媒等の超親水性光触媒を
    コーティングしたパチンコ玉に紫外線を照射した後、洗
    浄液で洗浄するようにしたことを特徴とするパチンコ玉
    の洗浄方法。
  3. 【請求項3】 洗浄液は水を主成分とすることを特徴と
    する請求項2に記載のパチンコ玉の洗浄方法。
  4. 【請求項4】 パチンコ機で遊技終了後の酸化チタン光
    触媒のコーティング付きパチンコ玉を回収して洗浄する
    洗浄水槽6を備え、上記洗浄水槽6の前段に、パチンコ
    玉に紫外線を照射する紫外線照射装置を設けたことを特
    徴とするパチンコ玉の洗浄装置。
  5. 【請求項5】 洗浄水槽6は、パチンコ機を含むパチン
    コ玉の循環システムに組込まれることを特徴とする請求
    項4に記載のパチンコ玉の洗浄装置。
  6. 【請求項6】 パチンコ玉を、蛇行するかゆるやかに傾
    斜する樋中を走行させ、この走行途中で紫外線を紫外線
    照射装置より照射したことを特徴とする請求項5に記載
    のパチンコ玉の洗浄装置。
JP21884696A 1996-08-20 1996-08-20 パチンコ玉及びパチンコ玉の洗浄方法及びその洗浄装置 Withdrawn JPH1057614A (ja)

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