JPH1056751A - モールドモータ - Google Patents
モールドモータInfo
- Publication number
- JPH1056751A JPH1056751A JP21090196A JP21090196A JPH1056751A JP H1056751 A JPH1056751 A JP H1056751A JP 21090196 A JP21090196 A JP 21090196A JP 21090196 A JP21090196 A JP 21090196A JP H1056751 A JPH1056751 A JP H1056751A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing bracket
- flange
- bearing
- molded motor
- board
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ベアリングブラケットの周囲にPC基板等の
部品を配設する場合であっても、耐回転トルクが強いベ
アリングブラケットを有したモールドモータを提供す
る。 【解決手段】 モールド樹脂とともに埋設するベアリン
グブラケット20の周縁部にフランジ部26を突出さ
せ、このフランジ部26の外周部に凹凸部28を設けた
ものである。
部品を配設する場合であっても、耐回転トルクが強いベ
アリングブラケットを有したモールドモータを提供す
る。 【解決手段】 モールド樹脂とともに埋設するベアリン
グブラケット20の周縁部にフランジ部26を突出さ
せ、このフランジ部26の外周部に凹凸部28を設けた
ものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モールドモータに
関するものである。
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、固定子をモールド樹脂によっ
て覆いケーシングを形成するモールドモータがある。そ
して、この固定子をモールド樹脂で覆う際に、回転子を
回転可能に保持するベアリングを、このケーシングに固
定するために、固定子とともにベアリングブラケットを
モールド樹脂内部に埋設して成形している。
て覆いケーシングを形成するモールドモータがある。そ
して、この固定子をモールド樹脂で覆う際に、回転子を
回転可能に保持するベアリングを、このケーシングに固
定するために、固定子とともにベアリングブラケットを
モールド樹脂内部に埋設して成形している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このベ
アリングブラケットを固定子とともにモールド樹脂によ
って埋設する場合に、回転子が回転する場合の回転トル
クに耐えられるようにベアリングブラケットをケーシン
グに完全に固定する必要がある。そのため、図3に示す
ように、円筒形のベアリングブラケット100の周縁部
よりフランジ部102を突設し、ベアリングブラケット
100自身が回転しにくいように、すなわち、耐回転ト
ルクがあるようにしている。
アリングブラケットを固定子とともにモールド樹脂によ
って埋設する場合に、回転子が回転する場合の回転トル
クに耐えられるようにベアリングブラケットをケーシン
グに完全に固定する必要がある。そのため、図3に示す
ように、円筒形のベアリングブラケット100の周縁部
よりフランジ部102を突設し、ベアリングブラケット
100自身が回転しにくいように、すなわち、耐回転ト
ルクがあるようにしている。
【0004】ところが、ベアリングブラケット100の
周囲にモールドモータの駆動回路を設けたPC基板10
4を配設する場合には、ベアリングブラケット100の
フランジ部102を大きくすることができない。そのた
め、ベアリングブラケット100の耐回転トルクが弱く
なるという問題があった。
周囲にモールドモータの駆動回路を設けたPC基板10
4を配設する場合には、ベアリングブラケット100の
フランジ部102を大きくすることができない。そのた
め、ベアリングブラケット100の耐回転トルクが弱く
なるという問題があった。
【0005】そこで本発明は上記問題点に鑑み、ベアリ
ングブラケットの周囲にPC基板等の部品を配設する場
合であっても、耐回転トルクが強いベアリングブラケッ
トを有したモールドモータを提供する。
ングブラケットの周囲にPC基板等の部品を配設する場
合であっても、耐回転トルクが強いベアリングブラケッ
トを有したモールドモータを提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のモールドモータ
は、固定子をモールド樹脂によって覆いケーシングを成
形するときに、回転子を回転可能に保持するベアリング
を固定するためのベアリングブラケットを前記モールド
樹脂によって前記固定子と共に埋設するモールドモータ
において、前記ベアリングブラケットは、前記ベアリン
グを包むように円筒形をなし、前記ベアリングブラケッ
トの周縁部にフランジが突出し、前記フランジの外周部
に凹凸部を設けたものである。
は、固定子をモールド樹脂によって覆いケーシングを成
形するときに、回転子を回転可能に保持するベアリング
を固定するためのベアリングブラケットを前記モールド
樹脂によって前記固定子と共に埋設するモールドモータ
において、前記ベアリングブラケットは、前記ベアリン
グを包むように円筒形をなし、前記ベアリングブラケッ
トの周縁部にフランジが突出し、前記フランジの外周部
に凹凸部を設けたものである。
【0007】このモールドモータにおけるベアリングブ
ラケットであると、フランジ部の周囲に凹凸部が設けら
れているため、モールド樹脂に埋設した場合に、この凹
凸部によって耐回転トルクが強くなる。そのため、フラ
ンジ部が小さくてもよい。
ラケットであると、フランジ部の周囲に凹凸部が設けら
れているため、モールド樹脂に埋設した場合に、この凹
凸部によって耐回転トルクが強くなる。そのため、フラ
ンジ部が小さくてもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1お
よび図2に基づいて説明する。
よび図2に基づいて説明する。
【0009】図1は、本実施例のモールドモータ10の
半縦断面図である。
半縦断面図である。
【0010】以下、この図面に基づいてモールドモータ
10の構造について説明する。
10の構造について説明する。
【0011】符号12は、固定子であって、固定子鉄心
14の回りにコイル16が巻回されているものである。
14の回りにコイル16が巻回されているものである。
【0012】符号18は、固定子12の上部に設けられ
たPC基板であって、このモールドモータ10の駆動回
路が内蔵されている。そして、このPC基板18は、図
2の斜視図に示すように円弧形を成している。
たPC基板であって、このモールドモータ10の駆動回
路が内蔵されている。そして、このPC基板18は、図
2の斜視図に示すように円弧形を成している。
【0013】符号20は、上部ベアリングブラケットで
あって、後述する回転子を回転可能に保持するベアリン
グ22を固定するためのものである。この上部ベアリン
グブラケット20は、ベアリング22を包むように円筒
形を成し、その円筒形の本体24の下端部の周縁部から
フランジ部26が突出している。そして、このフランジ
部26の外周部には三角状(すなわち、のこぎり歯状)
に刻まれた凹凸部28が設けられている。さらに、本体
24の上面30は閉塞し、この上面30には回転軸32
が通るための穴34が開口している。なお、上部ベアリ
ングブラケット20は、鋼板より形成されている。
あって、後述する回転子を回転可能に保持するベアリン
グ22を固定するためのものである。この上部ベアリン
グブラケット20は、ベアリング22を包むように円筒
形を成し、その円筒形の本体24の下端部の周縁部から
フランジ部26が突出している。そして、このフランジ
部26の外周部には三角状(すなわち、のこぎり歯状)
に刻まれた凹凸部28が設けられている。さらに、本体
24の上面30は閉塞し、この上面30には回転軸32
が通るための穴34が開口している。なお、上部ベアリ
ングブラケット20は、鋼板より形成されている。
【0014】符号36は、モールドモータ10のケーシ
ングを形成するモールド樹脂である。このモールド樹脂
36は、固定子12、PC基板18及び上部ベアリング
ブラケット20を一体に成形して、ケーシング38を構
成するものである。
ングを形成するモールド樹脂である。このモールド樹脂
36は、固定子12、PC基板18及び上部ベアリング
ブラケット20を一体に成形して、ケーシング38を構
成するものである。
【0015】符号40は回転子であって、固定子12の
内部に挿通されるものであるが、この回転子40はモー
ルド樹脂36によってケーシング38を形成した後に嵌
め込む。そして、回転子40の突出した回転軸32の上
部は、上部ベアリングブラケット20に固定されている
上部ベアリング22に取り付けられる。
内部に挿通されるものであるが、この回転子40はモー
ルド樹脂36によってケーシング38を形成した後に嵌
め込む。そして、回転子40の突出した回転軸32の上
部は、上部ベアリングブラケット20に固定されている
上部ベアリング22に取り付けられる。
【0016】符号42は、回転軸32の下部を回転可能
に保持するための下部ベアリングであって、回転子40
をケーシング38に嵌め込んだ後に回転軸32の下部に
下部ベアリング42を取り付ける。そして、この取り付
けた後に、下部ベアリングブラケット44を、下部ベア
リング42に被せ、ケーシング38に不図示のボルトに
よって下部ベアリングブラケット44を取り付ける。こ
れによって、回転子40がケーシング38に回転可能に
保持される。
に保持するための下部ベアリングであって、回転子40
をケーシング38に嵌め込んだ後に回転軸32の下部に
下部ベアリング42を取り付ける。そして、この取り付
けた後に、下部ベアリングブラケット44を、下部ベア
リング42に被せ、ケーシング38に不図示のボルトに
よって下部ベアリングブラケット44を取り付ける。こ
れによって、回転子40がケーシング38に回転可能に
保持される。
【0017】上記構成のモールドモータ10において、
上部ベアリングブラケット20の周囲には、PC基板1
8が存在しているため、フランジ部26を大きくとるこ
とはできない。しかしながら、フランジ部26の外周部
には凹凸部28が設けられているため、モールド樹脂3
6によって一体成形した場合には、この凹凸部28によ
って、回転子42に対する耐回転トルクを大きくするこ
とができる。
上部ベアリングブラケット20の周囲には、PC基板1
8が存在しているため、フランジ部26を大きくとるこ
とはできない。しかしながら、フランジ部26の外周部
には凹凸部28が設けられているため、モールド樹脂3
6によって一体成形した場合には、この凹凸部28によ
って、回転子42に対する耐回転トルクを大きくするこ
とができる。
【0018】なお、この凹凸部28の大きさ及び形状に
ついては、モールド樹脂36と、ベアリングブラケット
20の材料である鉄の熱線膨張差を考慮して決定する。
ついては、モールド樹脂36と、ベアリングブラケット
20の材料である鉄の熱線膨張差を考慮して決定する。
【0019】
【発明の効果】以上により本発明のモールドモータであ
ると、ベアリングブラケットのフランジ部外周部に凹凸
を設けているため、耐回転トルクが強くなり、フランジ
を大きくする必要がない。そのため、ベアリングブラケ
ットの周囲にPC基板等の他の部品を配置することが可
能となる。
ると、ベアリングブラケットのフランジ部外周部に凹凸
を設けているため、耐回転トルクが強くなり、フランジ
を大きくする必要がない。そのため、ベアリングブラケ
ットの周囲にPC基板等の他の部品を配置することが可
能となる。
【図1】本実施例のモールドモータの半縦断面図であ
る。
る。
【図2】同じくベアリングブラケットとPC基板の斜視
図である。
図である。
【図3】従来のベアリングブラケットとPC基板の配置
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
10 モールドモータ 12 固定子 18 PC基板 20 ベアリングブラケット 22 ベアリング 26 フランジ部 28 凹凸部 32 回転軸 36 モールド樹脂 38 ケーシング 40 回転子
Claims (1)
- 【請求項1】固定子をモールド樹脂によって覆いケーシ
ングを成形するときに、回転子を回転可能に保持するベ
アリングを固定するためのベアリングブラケットを前記
モールド樹脂によって前記固定子と共に埋設するモール
ドモータにおいて、 前記ベアリングブラケットは、前記ベアリングを包むよ
うに円筒形をなし、 前記ベアリングブラケットの周縁部にフランジが突出
し、 前記フランジの外周部に凹凸部を設けたことを特徴とす
るモールドモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21090196A JPH1056751A (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | モールドモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21090196A JPH1056751A (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | モールドモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1056751A true JPH1056751A (ja) | 1998-02-24 |
Family
ID=16596954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21090196A Pending JPH1056751A (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | モールドモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1056751A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007267568A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-11 | Mitsubishi Electric Corp | モールド電動機及び空気調和機 |
JP2011109861A (ja) * | 2009-11-19 | 2011-06-02 | Nidec Shibaura Corp | モールドモータ |
WO2018100966A1 (ja) * | 2016-11-30 | 2018-06-07 | 日本電産株式会社 | モータ |
-
1996
- 1996-08-09 JP JP21090196A patent/JPH1056751A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007267568A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-11 | Mitsubishi Electric Corp | モールド電動機及び空気調和機 |
JP2011109861A (ja) * | 2009-11-19 | 2011-06-02 | Nidec Shibaura Corp | モールドモータ |
WO2018100966A1 (ja) * | 2016-11-30 | 2018-06-07 | 日本電産株式会社 | モータ |
CN109983665A (zh) * | 2016-11-30 | 2019-07-05 | 日本电产株式会社 | 马达 |
JPWO2018100966A1 (ja) * | 2016-11-30 | 2019-10-17 | 日本電産株式会社 | モータ |
US11081929B2 (en) | 2016-11-30 | 2021-08-03 | Nidec Corporation | Motor |
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