JPH1056316A - 携帯機器用アンテナ - Google Patents

携帯機器用アンテナ

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JPH1056316A
JPH1056316A JP22615196A JP22615196A JPH1056316A JP H1056316 A JPH1056316 A JP H1056316A JP 22615196 A JP22615196 A JP 22615196A JP 22615196 A JP22615196 A JP 22615196A JP H1056316 A JPH1056316 A JP H1056316A
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JP
Japan
Prior art keywords
tip
antenna
joint
molding
electrically connected
Prior art date
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Application number
JP22615196A
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English (en)
Inventor
Takashi Tokunaga
孝 徳永
Yoshitaka Izumi
由隆 泉
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Nippon Antenna Co Ltd
Original Assignee
Nippon Antenna Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】成型不良やエレメントの抜けを防止する。 【解決手段】絶縁樹脂性のジョイント4は、先端に先端
加工部20の形成されたエレメント5をインサート成型
することにより形成されている。この場合、唾部の側面
から上面にかけて丸みを帯びた形状の先端加工20とさ
れていることから、成型時の樹脂の流れがスムースにな
り成型不良は発生しない。また、鍔部により成形材料の
樹脂に係合するため、エレメント5の抜け強度を向上す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機や携帯
無線器等に備えられる携帯機器用アンテナに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の携帯機器用アンテナにお
いては、ホイップアンテナの先端部にアンテナトップが
備えられており、ホイップアンテナが取り付け部に対し
て摺動自在とされている。また、従来の携帯機器用アン
テナでは、先端部にヘリカルアンテナが備えられ、この
ヘリカルアンテナと絶縁されてホイップアンテナがヘリ
カルアンテナと一体に固着されている。そして、ホイッ
プアンテナを収納した時はヘリカルアンテナのみが無線
器回路に接続され、ホイップアンテナを伸長した時はホ
イップアンテナのみが無線器回路に接続されるようにな
されている。
【0003】このような携帯機器用アンテナの構成を図
5に示す。図5に示すように携帯機器用アンテナは、ア
ンテナトップ2に内蔵されたヘリカルアンテナと、直線
状のエレメント5からなるホイップアンテナとから構成
されている。ヘリカルアンテナはコイルボビンに巻回さ
れることによりヘリカルエレメントが構成され、このコ
イルボビンを合成樹脂によりモールドすることによりア
ンテナトップ2が構成されている。
【0004】また、ヘリカルエレメントが巻回されたコ
イルボビンの下端は金属製のトッププラグ3の上端部に
嵌入されている。これにより、ヘリカルエレメントとト
ッププラグ3とが電気的に接続される。また、トッププ
ラグ3は絶縁性のジョイント4に嵌着するよう一体成型
されており、細長い合成樹脂製のジョイント4の約半分
までの外表面がトッププラグ3により覆われている。そ
して、ジョイント4の下半分の内部には、弾性を有する
金属製のエレメント5の先端部が一体に成型されること
により、ジョイント4とエレメント5とが固着されてい
る。これにより、ヘリカルアンテナと電気的に接続され
ているトッププラグ3と、エレメント5とはジョイント
4により絶縁されて固着されるようになる。
【0005】また、エレメント5は合成樹脂性のチュー
ブにより被覆されており、エレメント5の下端には金属
製のストッパー11が固着されている。エレメント5の
外周には図示しないリングが嵌挿され、エレメント5が
ストッパー11に圧入されることにより、エレメント5
に強固に固着されると共に、エレメント5とストッパー
11とが電気的に接続されるようになる。さらに、エレ
メント5は金属製のホルダー10に摺動自在に嵌入され
ており、ホルダー10の挿通孔内にはエレメント5を保
持する図示しないコレットスプリングが設けられてい
る。
【0006】このように構成されたアンテナにおいて、
ホイップアンテナを収納すると、ホルダー10の挿通孔
内にはトッププラグ3が挿入されるようになり、ホルダ
ー10とヘリカルアンテナとが電気的に接続されるよう
になる。また、ホイップアンテナを伸長すると、ホルダ
ー10の挿通孔内にはストッパー11が下から挿入され
るようになり、ホルダー10とエレメント5とが電気的
に接続されるようになる。したがって、ホイップアンテ
ナの収納時にはヘリカルアンテナのみを動作状態とする
ことができ、伸長時にはエレメント5のみを動作状態と
することができる。
【0007】また、エレメント5の先端部には球状加工
部31が形成されており、この球状加工部31がジョイ
ント4に一体に成型されることにより、ジョイント4か
らエレメント5が抜け出ることを防止している。この部
分を詳細に図6(a)(b)に示し、エレメント5の先
端の詳細を図6(c)に示す。図6(a)はジョイント
4と、一体に成型されているエレメント5の構成を半断
面図により示している。そして、一体成型部Aの拡大図
を同図(b)に示している。そして、図6(c)はエレ
メント5の先端の詳細を示しており、弾性を有する約
0.8mmの径を有するエレメント5の先端に球状加工
が施されて、球状加工部31が形成されている。
【0008】ところで、エレメント5の先端部に球状加
工部31に替えて、図7に示すように六角カシメ金具3
2をカシメにより固着するようにして、ジョイント4か
らエレメント5が抜け出ることを防止してもよい。この
時のジョイント4とエレメント5との結合部分を詳細に
図7(a)(b)に示し、エレメント5の先端の詳細を
図7(c)に示す。図7(a)はジョイント4と、一体
に成型されているエレメント5の構成を半断面図により
示している。そして、一体成型部Aの拡大図を同図
(b)に示している。そして、図7(c)はエレメント
5の先端の詳細を示しており、弾性を有する約0.8m
mの径を有するエレメント5の先端に六角カシメ金具3
2がカシメられて固着されている。
【0009】さらに、エレメント5の先端部に球状加工
部31に替えて、図8に示すように平打加工部33を形
成するようにして、ジョイント4からエレメント5が抜
け出ることを防止してもよい。この時のジョイント4と
エレメント5との結合部分を詳細に図8(a)に示し、
エレメント5の先端の詳細を図8(b)に示す。図8
(a)はジョイント4と、一体に成型されているエレメ
ント5との一体成型部の拡大図を示している。そして、
図8(b)はエレメント5の先端の詳細を示しており、
弾性を有する約0.8mmの径を有するエレメント5の
先端に平打加工が施されて平打加工部33が形成されて
いる。
【0010】エレメント5は、例えばNi−Ti合金と
されており、図8(a)(b)に示すように平打加工す
る場合には、まず、平打加工時の割れを防止するために
平打加工する部分を焼鈍加工した後に、平打加工するよ
うにしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記図
8に示す携帯機器用アンテナにおいては、エレメント5
に平打加工する場合に工程数を増加する焼鈍加工が必要
になると共に、焼鈍加工すると焼鈍を局部的に行うこと
ができず、その範囲が広くなり必要でない部分にも影響
が表れるようになる。このため、エレメント5が折損し
やすくなったり、曲がりくせが付くという問題点があっ
た。また、焼鈍加工しても平打加工の加工率が制限さ
れ、平打加工部110の大きさを大きくすることができ
ず、ジョイント4との成型接続強度を強固にすることが
できない。
【0012】前記図7に示す携帯機器用アンテナにおい
ては、六角カシメ金具が必要になると共に、加工の管理
を行う必要があり、このため大量生産に向かないという
問題点があった。そして、図7および図8に示す携帯機
器用アンテナにおいては、六角カシメ金具32あるいは
平打加工部33が角ばっているため、屈曲された場合に
ジョイント4に傷が付いて折損しやすくなるという問題
点があった。さらに、エレメント5をインサート成型し
てジョイント4を成型する場合に、ジョイント4の径が
約2.5mmと細いため、ウエルド・フローやシルバー
等の成型不良が発生しやすく、成型強度が落ちてしまう
という問題点があった。この成型の様子を図9に示す
が、六角カシメ金具32あるいは平打加工部33では樹
脂成型時の樹脂の流れがスムースでないことから、六角
カシメ金具32あるいは平打加工部33の後方に空洞4
0が発生してしまうようになる。
【0013】また、前記図6に示すようにエレメント5
の先端に球状加工部31を設けるようにすると、エレメ
ント5をインサート成型してジョイント4を成型する場
合に、ジョイント4の材料である樹脂の流れがよくな
り、ウエルド・フローやシルバー等の成型不良は発生し
にくくなる。しかしながら、球状加工部31ではモール
ドされた樹脂との境界が丸みを帯びていると共に、ジョ
イントの径が細いことから、エレメント5の抜け強度が
低下してしまうという問題点があった。さらに、エレメ
ント5に対してジョイント4が回転してしまうという問
題点もあった。
【0014】そこで、本発明は成形不良が発生しないと
共に、エレメントの抜け強度の大きい携帯機器用アンテ
ナを提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の携帯機器用アンテナは、絶縁性の細長い棒
状のジョイント部と、該ジョイント部の一端から中途ま
での表面を覆う導電性のトッププラグと、該ジョイント
部の他端に、該ジョイント部の中に先端部が一体に成型
されている導電性のエレメントと、前記トッププラグの
先端部に設けられると共に、前記トッププラグと電気的
に接続されたヘリカルアンテナと、該エレメントの他端
部に固着されると共に、該エレメントと電気的に接続さ
れた導電性のストッパーと、前記エレメントを摺動自在
に保持すると共に、収納時に前記トッププラグと電気的
に接続され、伸長時に前記ストッパーと電気的に接続さ
れる導電性のホルダーとからなり、前記ジョイント部と
一体に成型されている前記エレメントの先端に鍔状に拡
径された先端加工部が形成されており、該先端加工部の
側面から上面にかけて径がしだいに狭まる形状となるよ
うにしている。
【0016】また、上記本発明の携帯機器用アンテナに
おいて、前記先端加工部の側面の一部を切り取って回転
止め用の平面部を形成してもよい。
【0017】このような本発明によれば、エレメントの
側面から上面にかけて径がしだいに狭まる形状としたの
で、成型時の流れがよくなり、ウエルド・フローやシル
バー等の成型不良を防止することができる。また、先端
加工部の形状は鍔状とされているので、成形材料の樹脂
に先端加工部が係合するようになることから、エレメン
トの抜け強度を向上することができる。従って、成型材
料として硬質な樹脂材のみだけではなく、比較的柔軟な
ナイロン等の材料を使用することが可能となる。さら
に、回転防止用の平面部を先端加工部側面に形成するよ
うにすると、エレメントに対してジョイントの回転を防
止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の携帯機器用アンテナが備
えられた携帯電話機の外観を図1に示す。この図におい
て、1はホイップアンテナであり、その先端にはアンテ
ナトップ2が設けられている。ホイップアンテナ1は金
属製のホルダー10に摺動自在に保持されており、ホイ
ップアンテナ1を携帯電話機30内に収納すると、アン
テナトップ2に内蔵されたヘリカルアンテナのみが動作
して携帯電話機30に内蔵されている回路基板に接続さ
れるようになる。また、ホイップアンテナ1を携帯電話
機30から伸長すると、ホイップアンテナ1のみが動作
して、携帯電話機30に内蔵されている回路基板に接続
されるようになる。
【0019】このホイップアンテナ1は、本発明の携帯
機器用アンテナの実施の形態であり、次にホイップアン
テナ1の構成を詳細に説明する。図2はホイップアンテ
ナ1の正面図を示しており、ホイップアンテナ1は、大
きく分けてエレメント5と、エレメント5の上端に固着
されているアンテナトップ2に内蔵されたヘリカルアン
テナとから構成されている。このヘリカルアンテナは、
コイルボビンの螺旋状溝にワイヤーを巻回すること、あ
るいはコイルボビンの螺旋状溝にメッキ等を施すことに
より構成されている。そして、このコイルボビンを合成
樹脂で覆うようにモールドすることによりアンテナトッ
プ2が構成されている。
【0020】このアンテナトップ2におけるコイルボビ
ンの下端は金属製のトッププラグ3の上端部に嵌入され
ている。これにより、ヘリカルエレメントとトッププラ
グ3とが電気的に接続される。また、トッププラグ3は
絶縁性のジョイント4に嵌着されるよう一体成型されて
おり、細長い合成樹脂性のジョイント4の外表面の約半
分までがトッププラグ3により覆われている。そして、
ジョイント4の下半分の内部には、弾性を有する金属性
のエレメント5の先端部が一体に成型されており、これ
によりジョイント4とエレメント5とが強固に固着され
ている。また、ヘリカルアンテナが電気的に接続されて
いるトッププラグ3と、エレメント5とは絶縁性のジョ
イント4により絶縁されるようになる。
【0021】また、エレメント5は合成樹脂性のチュー
ブにより被覆されており、エレメント5の下端には金属
製のストッパー11が固着されている。ストッパー11
に嵌入されているエレメント5の外周には図示しないリ
ングが嵌挿され、エレメント5の他端に形成された平打
加工部がストッパー11に圧入されることにより、エレ
メント5とストッパー11とが強固に固着される。さら
に、固着時にエレメント5とストッパー11とが電気的
に接続されるようになる。さらに、エレメント5は金属
製のホルダー10に摺動自在に嵌入されており、ホルダ
ー10の挿通孔内にはエレメント5を保持する図示しな
いコレットスプリングが設けられている。
【0022】このように構成されたホイップアンテナ1
において、ホイップアンテナ1をホルダー10内を摺動
させて収納すると、ホルダー10の挿通孔内にはトップ
プラグ3が挿入されるようになり、ホルダー10とヘリ
カルアンテナとが電気的に接続されるようになる。この
時、ジョイント4の作用によりエレメント5はホルダー
10と接続されない。また、ホイップアンテナ1を伸長
すると、ホルダー10の挿通孔内にはストッパー11が
下から挿入されるようになり、ホルダー10とエレメン
ト5とが電気的に接続されるようになる。この時、ジョ
イント4の作用によりヘリカルアンテナはホルダー10
と接続されない。したがって、ホイップアンテナ1の収
納時にはヘリカルアンテナのみを動作状態とすることが
でき、伸長時にはエレメント5のみを動作状態とするこ
とができる。
【0023】また、エレメント5の先端部には先端加工
部20が形成されており、この先端加工部20がジョイ
ント4に一体に成型されることにより、ジョイント4か
らエレメント5が抜け出ることを防止している。この部
分を詳細に図3に示し、エレメント5の先端加工部20
の複数の形状の例を図4に示す。図3(a)はジョイン
ト4と一体に成型されている先端に先端加工部20が形
成されたエレメント5の構成を、半断面図により示して
いる。そして、一体成型部Aの拡大図を同図(b)に示
している。
【0024】また、図4(a)は先端加工部20の第1
の形状の例を示しており、弾性を有する約0.8mmの
径を有するエレメント5の先端に、上面が丸みを帯びた
凸状の上面を有する鍔部21からなる先端加工部20が
形成されている。さらに、図4(b)は先端加工部20
の第2の形状の例を示しており、弾性を有する約0.8
mmの径を有するエレメント5の先端に、上面がテーパ
とされている凸状の上面を有する鍔部21からなる先端
加工部20が形成されている。さらにまた、図4(c)
は先端加工部20の第3の形状の例を示しており、弾性
を有する約0.8mmの径を有するエレメント5の先端
に、側面から上面にかけて丸みを帯びた鍔部21からな
る先端加工部20が形成されている。
【0025】さらにまた、図4(d)は先端加工部20
の第4の形状の例を示しており、弾性を有する約0.8
mmの径を有するエレメント5の先端に、上面が丸みを
帯びた凸状の上面を有していると共に、側面の一部が切
り取られることにより形成された平面部22を有する鍔
部21からなる先端加工部20が形成されている。上記
した第1の形状の例ないし第4の形状の例によれば、先
端加工部20の側面から上面にかけて丸みを帯びた形
状、あるいは側面から上面にかけてテーパ状とされてい
るために、ジョイント4のインサート成型時に成型材料
の樹脂の流れが良好となる。従って、ウエルド・フロー
やシルバー等の発生を極力防止することができ、先端加
工部20の後方に空洞が発生するような成型不良が発生
するおそれを極力防止することができる。
【0026】さらに、第1の形状の例ないし第4の形状
の例によれば、エレメント5が抜ける方向に対しては、
鍔部21がジョイント4の成型材料である樹脂に係合し
て抜けが防止されるため、エレメント5の抜け強度を向
上することができる。たとえば、樹脂材料がナイロンと
され必要とされる抜け強度が15kgとされていると
き、本発明によれば約20kgの抜け強度が得られる
が、従来の平打ち加工部33を形成する方法では約10
kgの抜け強度、球状加工部31を形成する方法では約
13kgの抜け強度しか得られず必要な抜け強度を得る
ことができない。
【0027】したがって、先端加工部20が先端に形成
されたエレメント5をインサート成型した際に、ジョイ
ント4とエレメント5との成型接続強度を大幅に向上す
ることができる。なお、従来の六角カシメ金具をかしめ
る方法によれば、約15kgの抜け強度を得ることがで
きるが、カシメ金具が必要であると共に、成型時に空洞
が発生したり、角張っているためエレメント5を屈曲し
たときにエレメント5が折損するおそれがある。また、
第4の形状の例によれば、側面の一部が切り取られてい
るため、エレメント5に対してジョイント4が回転する
ことを防止することができる。
【0028】さらにまた、ホイップアンテナ1は使用中
に頻繁に屈曲されるが、屈曲されてもエレメント5の先
端部は丸みを帯びた先端加工部20とされているので、
ジョイント4の内部に傷が付くことがなく折損しにくい
ものとすることができる。
【0029】
【発明の効果】本発明は以上のように、エレメントの側
面から上面の形状を丸みを帯びた形状、あるいはテーパ
状としたので、成型時の流れがよくなり、ウエルド・フ
ローやシルバー等の成型不良を防止することができる。
また、先端加工部の形状は鍔状とされているので、成形
材料の樹脂に先端加工部が係合するようになることか
ら、エレメントの抜け強度を向上することができる。従
って、成型材料として硬質な樹脂材のみだけではなく、
比較的柔軟なナイロン等の材料を使用することが可能と
なる。さらに、回転防止用の平面部を先端加工部側面に
形成するようにすると、エレメントに対してジョイント
の回転を防止することができる。ジョイントとの成型接
続強度を大幅に向上することができ、エレメントがジョ
イントから抜け出る事故を確実に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯機器用アンテナを備える携帯電話
機の外観を示す図である。
【図2】本発明の携帯機器用アンテナの実施の形態であ
るホイップアンテナの構成を示す図である。
【図3】本発明の携帯機器用アンテナの実施の形態であ
るホイップアンテナにおけるジョイントとエレメントの
詳細を示す図である。
【図4】図3に示すエレメントの先端加工部の複数の形
状の例を示す図である。
【図5】従来の携帯機器用アンテナの一例を示す図であ
る。
【図6】従来の携帯機器用アンテナにおけるジョイント
とエレメントの詳細を示す図である。
【図7】従来の他のホイップアンテナにおけるジョイン
トとエレメントの詳細を示す図である。
【図8】従来のさらに他のホイップアンテナにおけるジ
ョイントとエレメントの詳細を示す図である。
【図9】従来のホイップアンテナにおけるジョイントの
成型時の様子を示す図である。
【符号の説明】
1 ホイップアンテナ 2 アンテナトップ 3 トッププラグ 4 ジョイント 5 エレメント 10 ホルダー 11 ストッパー 20 先端加工部 21 鍔部 22 平面部 30 携帯電話機

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性の細長い棒状のジョイント部
    と、 該ジョイント部の一端から中途までの表面を覆う導電性
    のトッププラグと、 該ジョイント部の他端に、該ジョイント部の中に先端部
    が一体に成型されている導電性のエレメントと、 前記トッププラグの先端部に設けられると共に、前記ト
    ッププラグと電気的に接続されたヘリカルアンテナと、 該エレメントの他端部に固着されると共に、該エレメン
    トと電気的に接続された導電性のストッパーと、 前記エレメントを摺動自在に保持すると共に、収納時に
    前記トッププラグと電気的に接続され、伸長時に前記ス
    トッパーと電気的に接続される導電性のホルダーとから
    なり、 前記ジョイント部と一体に成型されている前記エレメン
    トの先端に鍔状に拡径された先端加工部が形成されてお
    り、該先端加工部の側面から上面にかけて径がしだいに
    狭まる形状とされていることを特徴とする携帯機器用ア
    ンテナ。
  2. 【請求項2】 前記先端加工部の側面の一部が切り取
    られて回転止め用の平面部が形成されていることを特徴
    とする請求項1記載の携帯機器用アンテナ。
JP22615196A 1996-08-09 1996-08-09 携帯機器用アンテナ Pending JPH1056316A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0997968A1 (en) * 1998-01-05 2000-05-03 The Furukawa Electric Co., Ltd. Antenna device for portable telephone, and method of manufacture
KR20020062675A (ko) * 2001-08-23 2002-07-29 김진대 리트렉터블안테나의 기억형상합금 와이어 가공 형상
KR20020062788A (ko) * 2001-08-23 2002-07-31 김진대 리트렉터블안테나의 기억형상합금 와이어의 펀칭 형상

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