JP3020189U - 小型送受信機用アンテナの構造 - Google Patents

小型送受信機用アンテナの構造

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JP3020189U
JP3020189U JP1995007819U JP781995U JP3020189U JP 3020189 U JP3020189 U JP 3020189U JP 1995007819 U JP1995007819 U JP 1995007819U JP 781995 U JP781995 U JP 781995U JP 3020189 U JP3020189 U JP 3020189U
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antenna
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locking structure
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JP1995007819U
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Inventor
條太郎 岸
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相互発條株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 横から力が加わった場合に充分に彎曲弾性変
形して塑性変形を残さないアンテナ構造を提供する。 【構成】 送受信機本体2から突出し、適宜長さの導電
体からなる芯線3の基端に非導電性のベースロッド4を
連結し、先端に非導電性の先端キャップ5を冠着したア
ンテナである。芯線3を超弾性特性をもったNiTi合
金の細線で構成し、基端部に球形抜け止め端31を形成
すると共に、先端部に潰し加工した係止構造32を形成
する。芯線3の基端側にはベースロッド4を、また先端
側には先端キャップ5を、それぞれ球形抜け止め端31
又は潰し加工した係止構造32が肉厚内に配置されるよ
うにインサート成形して一体化したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、無線式電話機及びパーソナル小型無線機等の小型送受信機に設けら れ、変形に強く携帯性に適した小型送受信機用アンテナの構造に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
近年、パーソナル小型無線機に加えて無線式電話機の急速な需要に伴って、機 器の小型化等の改良が要求されており、これらの機器に必須の構成部品である発 信及び受信用のアンテナについても改良が望まれている。 即ち、パーソナル小型無線機や無線式電話機のアンテナ(以下「小型アンテナ 」と称す)は、少なくとも使用時には機器本体部から突出した状態で使用するこ とから他のものと接触し易く、この際、アンテナ自体が折れ曲がって収納不能に なったり、場合によっては切断してしまう欠点を有していた。
【0003】 またこの種の小型アンテナは、ステンレス鋼線からなるアンテナ芯材の基部に 連結する部材と、また該先端部に固着する先端キャップとを一体化するため、溶 接やカシメ加工を施しており、溶接の場合はその製造に際して熟練を要し、カシ メ加工の場合はアンテナ芯材として硬質材料を使用することができないといった 問題を有していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記問題に鑑みてなされたものであり、パーソナル小型無線機や無線 式電話機の本体から突出した小型アンテナに関して、横から力が加わった場合に 充分に彎曲弾性変形して塑性変形を解消することが可能になると共に、該充分な 彎曲弾性変形を可能とするチタン合金をアンテナ芯材として採用することができ る構造を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る小型送受信機用アンテナの構造は、パーソナル小型無線機や無線 式電話機等の小型送受信機本体から突出し、適宜長さの導電体からなる芯線の基 端に非導電性のベースロッドを連結し、また先端に非導電性の先端キャップを冠 着してなるアンテナにおいて、上記芯線を、0.6〜1.0mmの線径を有する 超弾性特性をもったNiTi合金の細線で構成し、該基端部に直径が1.0〜1 .4mmの球形抜け止め端を形成すると共に、先端側に潰し加工した係止構造を 形成してなり、該芯線の基端側には上記ベースロッド4を、また先端側には上記 先端キャップを、それぞれ前記球形抜け止め端又は潰し加工した係止構造が肉厚 内に配置されるようにインサート成形により一体化したことを要旨とするもので ある。
【0006】 また、必要により芯線の球形抜け止め端と係止構造を露出した状態で該中腹部 を軟質合成樹脂によって成形した被覆チューブによって被覆したことを要旨とす る。
【0007】
【作用】
上記小型送受信機用小型アンテナの構成では、アンテナの芯線がNiTi合金 によって構成してあるため、外部応力に対して超弾性の物理的特性を有し、アン テナに対する引張り強度が大きいだけでなく、降伏強度も大きい。従って極端な 曲げ角度にも折れや曲がり塑性変形を残すことがなく、初期直線状態を維持する ことができる。
【0008】 また、アンテナの芯線に構成する球形抜け止め端と係止構造は、該芯線を部分 的に加熱焼き鈍しした状態で簡単に成形することができるため、生産性に優れて いる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案に係る小型送受信機用アンテナの構造の一実施例を図面に従って 説明する。 符号1はパーソナル小型無線機や無線式電話機等の機器本体2から突出したア ンテナであり、適宜長さの導電体からなる芯線3の基端にベースロッド4を連結 し、また先端に非導電性の先端キャップ5を冠着し、更に全長を非導電性の被覆 チューブ6によって覆うと共に、上記ベースロッド4をスラスト軸受部材7に内 挿した構造になり、該スラスト軸受部材7を機器本体2に固着したカラー状のカ プラ8と着脱自在に組立一体化するものである。
【0010】 上記芯線3は、0.6〜1.0mmの線径を有する超弾性特性をもったNiT i製の細線であり、基端側は、該基端部を加熱溶融によって成形し直径が1.0 〜1.4mmの幹部の径より僅かに大径の球形抜け止め端31を構成すると共に 、先端側は、該先端部を加熱した状態で横から潰し加工した係止構造32を構成 している。
【0011】 また、被覆チューブ6は軟質合成樹脂によって構成してあり、芯線3の球形抜 け止め端31と係止構造32を露出した状態で中腹部を被覆した構造になる。
【0012】 上記先端キャップ5は硬質合成樹脂によって芯線3の先端部と一体化するよう に成形してあり、インサート成形によって芯線3の先端側に構成した係止構造3 2と固着し、抜落及び回動を阻止するように冠着してなる。尚、該先端キャップ 5は、その周面に軟質合成樹脂を被覆することもできる。
【0013】 上記ベースロッド4は、硬質合成樹脂によって芯線3及び被覆チューブ6の基 端側と一体化するように構成してあり、インサート成形によって芯線3の基端側 に構成した球形抜け止め端31が、基端側から穿設した筒孔41の底壁42面か らその一部を露出してなる。
【0014】 該ベースロッド4は、スラスト軸受部材7の摺動筒71に対して軸方向摺動自 在に内挿し、内端に形成した段差構造43を摺動筒71の内段部72に当接して 抜落を阻止してなる。そして、該ベースロッド4の摺動筒71内面に螺設した雌 螺子74を機器本体2に固着したカラー状のカプラ8の外周に螺設した雄螺子8 1と取り外し可能に螺合する着脱構造を構成してなる。
【0015】 上記構成の小型送受信機用小型アンテナは、アンテナ1の芯線3としてNiT i合金の細線を使用しているため、外部応力に対して超弾性の物理的特性を示す 。従って、アンテナ1に対する引張り強度が大きいだけでなく、アンテナ1に曲 げ応力が加わった場合でも大きい降伏強度によって、極端な曲げ角度にも折れや 曲がり塑性変形を残すことがなく、初期直線状態を維持することができる。
【0016】 また、アンテナ1の芯線3に構成する球形抜け止め端31と係止構造32は、 該芯線3を部分的に加熱焼き鈍しした状態で比較的簡単に成形することができ、 生産性を損なうこともない。
【0017】 尚、上記実施例の説明では、芯線3の中腹部に軟質合成樹脂製の被覆チューブ 6を被覆した構造のものを示したが、該部はNiTi合金製の芯線3自体が露出 していても問題が生じることはない。
【0018】 また、上記実施例の説明では、アンテナ1に一体に構成したスラスト軸受部材 7を機器本体2に固設したカプラ8に対して着脱自在になり、またベースロッド 4がスラスト軸受部材7に対してアンテナ1を収納可能にした構造のものについ て説明したが、該部の構成については、芯線3の曲げに対する復帰特性が優れて いることから突出固定型のアンテナであっても差し支えることがない。
【0019】
【考案の効果】
以上述べたように本考案に係る小型送受信機用アンテナの構造によれば、アン テナの芯線をNiTi合金によって構成したことにより、外部応力に対して超弾 性特性を有し、アンテナに大きな曲げ応力が加わった場合でも大きい降伏強度に よって塑性変形や折れの発生を減少させることができる。
【0020】 また、構造が簡単で製造コストを引き下げることができる等の特徴を有するも のであり、本考案実施後の実用的効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る小型送受信機用アンテナの構造の
一実施例を示す一部切欠した断面図である。
【図2】同アンテナの芯線を示す一部切欠した斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 機器本体 3 芯線 31 球形抜け止め端 32 係止構造 4 ベースロッド 41 筒孔 5 先端キャップ 6 被覆チューブ 7 スラスト軸受部材 71 摺動筒 74 雌螺子 8 カプラ 81 雄螺子

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パーソナル小型無線機や無線式電話機等
    の小型送受信機本体2から突出し、適宜長さの導電体か
    らなる芯線3の基端に非導電性のベースロッド4を連結
    し、先端に非導電性の先端キャップ5を冠着してなるア
    ンテナにおいて、 前記芯線3を、0.6〜1.0mmの線径を有する超弾
    性特性をもったNiTi合金の細線で構成し、該基端部
    に直径が1.0〜1.4mmの球形抜け止め端31を形
    成すると共に、先端部に潰し加工した係止構造32を形
    成してなり、 該芯線3の基端側には前記ベースロッド4を、また先端
    側には前記先端キャップ5を、それぞれ前記球形抜け止
    め端31又は潰し加工した係止構造32が該肉厚内に配
    置されるようにインサート成形により一体化したことを
    特徴とする小型送受信機用アンテナの構造。
  2. 【請求項2】 パーソナル小型無線機や無線式電話機等
    の小型送受信機本体2から突出し、適宜長さの導電体か
    らなる芯線3の基端に非導電性のベースロッド4を連結
    し、先端に非導電性の先端キャップ5を冠着すると共
    に、全長に亙って非導電性の被覆チューブ6を被覆して
    なるアンテナにおいて、 前記芯線3を、0.6〜1.0mmの線径を有する超弾
    性特性をもったNiTi合金の細線で構成し、該基端部
    に直径が1.0〜1.4mmの球形抜け止め端31を形
    成すると共に、先端部に潰し加工した係止構造32を形
    成して構成してなり、 前記被覆チューブ6を軟質合成樹脂によって成形し、前
    記芯線3の球形抜け止め端31と係止構造32を露出し
    た状態で中腹部を被覆し、該芯線3の基端側には前記ベ
    ースロッド4を、また先端側には前記先端キャップ5
    を、それぞれ前記球形抜け止め端31又は潰し加工した
    係止構造32が該肉厚内に配置されるようにインサート
    成形により一体化したことを特徴とする小型送受信機用
    アンテナの構造。
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