JP3388156B2 - 線状アンテナの製法 - Google Patents

線状アンテナの製法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話機などの携
帯無線機用アンテナなどに用いられる線状アンテナの
法に関する。さらに詳しくは、着呼信号受信用の背の低
い第1のアンテナ部と交信用に長くする第2のアンテナ
部とが電気的に結合される携帯無線機用のアンテナにお
いて、その結合アンテナに用いるの好適な単体の線状ア
ンテナの製法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話機などのような無線機器
のためのアンテナには、図8に示されるように、交信し
ないときは無線機器31の筐体内に収納し、交信時に筐
体から外部に伸長させる線状(ロッド状)アンテナ32
が用いられている。この線状アンテナ32は、受信する
信号の約1/4波長、約3/8波長、または約1/2波
長の長さになるように形成されており、受信する周波数
帯が定まると、その線状アンテナ32の長さは一義的に
定まる。そのため、線状アンテナの外形的寸法を短くす
るため、ピアノ線などのアンテナ線をコイル状に巻き、
その外周を絶縁被膜などにより被覆して短くする方法は
採られている。
【0003】一方、このような携帯機器のアンテナは、
移動時には邪魔にならないように、携帯機器内に収納さ
れ、着呼信号を受信するための第1のアンテナ部が携帯
機器から外に露出するように取り付けられ、交信時には
前述の線状アンテナからなる第2のアンテナ部を筐体か
ら引き出して第1のアンテナ部と結合する構成のものが
知られている。このような着呼信号受信用の第1のアン
テナ部と、交信時の伸長された第2のアンテナ部との相
互関係は、交信時に相互に電気的に結合して全体でアン
テナにする場合と、着呼信号受信用の第1のアンテナ部
と交信用の第2のアンテナ部とが電気的に分離されてそ
れぞれ独立に動作する場合がある。
【0004】これら第1および第2のアンテナ部1、2
は送受信する信号の波長により定まる電気長を外形的に
短くするため、共にコイル状に形成されることが多い。
そして両アンテナ部1、2を電気的に結合する場合、両
アンテナ部1、2を直接接続する場合もあるが、図7に
イメージ図で示されるように、コイル同士を近付けて容
量的および/または誘導的に結合する方法も採られてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、本発明者らは、
長尺状の導体からなるアンテナエレメントを長尺方向に
沿って実質的に平行に折り曲げることにより、とくに第
1のアンテナ部に適した短くて、しかも2倍の周波数帯
など複数の周波数帯に対しても送受信することができる
折返しアンテナを開発し、特願平8−160016号な
どにより開示している。この折返しアンテナからなる第
1のアンテナ部1と前述のコイルで形成される第2のア
ンテナ部2である線状アンテナを誘電体を介して結合さ
せると、図6にイメージ図で示されるようになり、その
間隔dにより周波数に対するVSWRが変化するが、一
般に図3の破線で示されるように、使用周波数帯の帯域
の範囲でVSWRが非常に悪化する周波数が生じる。第
1のアンテナ部1と第2のアンテナ部2との間隔dを大
きくして結合を弱くするとVSWRの改善は見られるも
のの、両アンテナ部1、2間の結合が弱くなるため、ア
ンテナの感度が低下するという問題がある。
【0006】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、第1のアンテナ部と第2のアンテナ部
との結合の周波数特性をよくするのに適した線状アンテ
ナの製法を提供することを目的とする。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【課題を解決するための手段】 本発明の線状アンテナの
製法は、(a)金属線によりコイルを巻回して両端部を
前記コイルの径方向に延伸させて直線部を有するアンテ
ナエレメントを形成し、(b)前記コイルの外径に合わ
せた円筒状の空洞部および該空洞部の少なくとも一端側
に軸方向に沿った突起部を有する金型の該空洞部内に前
記アンテナエレメントのコイル部を挿入すると共に、前
記直線部を挟み付け、(c)前記金型内へ樹脂を流し込
むことにより前記コイル内に樹脂が充填されるように樹
脂部を一体成形し、(d)前記金型の突起により形成さ
れる樹脂部の溝内に前記アンテナエレメントの直線部を
折り曲げて挿入し、(e)絶縁チューブをその外周に被
覆することを特徴とする。
【0013】本発明の他の線状アンテナの製法は、(a
´)金属線を一定の長さの直線部を有するように両端部
で直角方向に折り曲げてコ字型のアンテナエレメントを
成形し、(b´)前記一定の長さの円柱状の空洞部が形
成された金型の該空洞内の側壁に前記一定の長さの直線
部が当たるようにアンテナエレメントを挿入すると共に
前記折り曲げられた両端部を挟み付け、(c´)前記金
型内へ樹脂を流し込むことにより前記直線部が円柱の側
壁に軸方向に延びるように樹脂部を一体成形し、(d
´)前記直線部で所定の長さになるように切断すること
を特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】つぎに、図面を参照しながら本発
明の携帯無線機用アンテナに用いるのに好適な線状アン
テナの製法について説明をする。
【0015】本発明の製法により得られる線状アンテナ
を用いる携帯無線機用アンテナは、図1に示されるよう
に、携帯無線機に装着され一端部が給電部に接続される
第1のアンテナ部10と、金属線がコイル状に巻回され
る線状アンテナからなる第2のアンテナ部20とからな
っている。第1のアンテナ部10は絶縁筒体であるコア
11の外周に帯状導体がその軸方向に沿って折り曲げら
れる第1のアンテナエレメント12が設けられる折返し
アンテナからなっている。また、第2のアンテナ部20
は、携帯無線機の筐体2内に収納されるときは、図1
(b)に示されるように、第1のアンテナ部10から電
気的に分離され、筐体2から外部に伸長されるときは、
図1(a)に示されるように、その一端部であるジョイ
ント部26側が樹脂性のリングバネ15により固定さ
れ、第1のアンテナ部10の他端部と誘電体である樹脂
部28を介して電気的に結合される構造になっている。
そして、第2のアンテナ部20は、アンテナエレメント
21の少なくとも一端部(ジョイント部26)側に直線
部21aが形成される線状アンテナであり、直線部21
aが第1のアンテナ部10と近接することにより容量結
合を主体とした電気的結合がなされる構造になってい
る。
【0016】すなわち、本発明者らは、前述のように、
軸方向に沿ってアンテナエレメントが折り返される折返
しアンテナからなる第1のアンテナ部10と線状アンテ
ナからなる第2のアンテナ部20との誘電体を介する電
気的結合が、線状アンテナがコイルで形成され、コイル
の端部と第1のアンテナ部10との結合であると、アン
テナ特性が低下するという知見に基づき鋭意検討をした
結果、線状アンテナ(第2のアンテナ部20)の第1の
アンテナ部10との結合部を直線状にすることにより周
波数特性が向上し、しかも受信信号を強く受信すること
ができることを見出したものである。
【0017】第1のアンテナ部10はポリエチレン、ポ
リオキシメチレン(以下、POMという)、ポリアセタ
ールなどからなる円筒状のコア11の外周表面にシート
状のアンテナエレメントが圧入されることにより構成さ
れている。アンテナエレメントは、図2(a)に展開し
た形状が示されるように、導体の長尺方向に沿った折返
し部が形成されて、全長が通常送受信をしようとする周
波数帯の約1/4波長の電気長となるように形成されて
いる。アンテナエレメント12は、たとえばリン青銅ま
たはベリリウム銅などからなる板バネをプレスにより打
ち抜いた後に丸めることにより円筒状に形成される。ア
ンテナエレメント12の一端部には舌片12aが設けら
れ、後述するホルダー13に圧入される際にホルダー1
3と電気的に接触しやすくするようになっている。な
お、アンテナエレメント12は、図2(b)に示される
ように、(a)のエレメントの一部を連結した幅広のエ
レメント12bを有する形状のアンテナエレメントにす
ることにより、電圧定在波比VSWRの周波数特性が向
上する。このエレメントの一部の連結は、図2(b)に
示されるように、隣接するエレメントの長さの全長に亘
って連結されていなくても、図で下端部のみまたは他の
一部のみが連結されても同様の効果が得られる。
【0018】図1(a)に示されるように、コア11の
下端部は筐体2に取り付けるホルダー13に圧入して固
着され、その上端の内周部には樹脂製のリングバネ15
が円筒状のコア11と同心状に配設され、キャップ14
により外れないように保持されている。キャップ14は
リングバネ15を保持すると共に、コア11の表面に設
けられたアンテナエレメント12を保護する役目も有し
ており、ABS(アクリル ブタジェン スチロー
ル)、エラストマなどからなり、その下端部でホルダー
13に固定されている。図1に示される例では、円筒状
のコア11の内周面は、その内径が第2のアンテナ部2
0の大径部であるトップ部24aやジョイント部26と
滑合し、ジョイント部26の先端部に設けられたストッ
パー部27の外径より小さい径の滑合部と、ストッパー
部27が自由に通過することができる大きな内径の貫通
部との2段構成になっている。
【0019】第2のアンテナ部20は、交信時に筐体か
ら外部に伸長させて使用するもので、たとえば送受信す
る周波数帯の約1/2波長の電気長のピアノ線、または
銅線などをコイル状にしたアンテナエレメント21が樹
脂部28により一体成形され、その周囲をPOM、エラ
ストマなどからなるチューブ22により保護され、第1
のアンテナ部10のコア11内を移動できるように形成
されている。本発明のアンテナは、第2のアンテナ部2
0のアンテナエレメント21において、少くともその下
端部側(第1のアンテナ部10との結合部側)に直線部
21aが形成され、その直線部21aを介して第1のア
ンテナ部10と第2のアンテナ部20とが結合している
ことに特徴がある。第2のアンテナ部20はその中間部
に図示しないトラップなどが設けられて2周波数帯など
に対応するようにすることもできる。第2のアンテナ部
20の下端部には、コア11内に第2のアンテナ部20
を保持することができるように、POMなどからなるジ
ョイント部26およびストッパー部27が型成形などに
より設けられている。また、上端部にはABS、エラス
トマなどからなるトップ24が同様に一体成形され、第
2のアンテナ部20を筐体から外部に引張り出すときの
ツマミになっている。
【0020】ジョイント部26には、第2のアンテナ部
20が筐体から引き出されて伸長したときに、第1のア
ンテナ部10のリングバネ15と嵌合するように、凹部
26aが外周に形成されている。その結果、第2のアン
テナ部20が伸長したときは、ジョイント部26の凹部
26aとリングバネ15とが嵌合して固定され、第1の
アンテナ部10の近傍に第2のアンテナ部20のアンテ
ナエレメント21の直線部21aが近接する。そして、
その直線部21aを経由して誘電体である樹脂部28を
介して第2のアンテナ部20と第1のアンテナ部10と
が主として容量的に結合することにより電気的に結合
し、両方のアンテナ部により送受信信号の約(1/4+
1/2)波長のアンテナとなり、共振して送受信をする
ことができる。
【0021】さらに、第2のアンテナ部20のトップ2
4の下端のジョイント部24aの外周にも凹部24bが
設けられ、第2のアンテナ部20が筐体内に収納された
ときにトップ24の下のジョイント部24aがコア11
の上部まで挿入され、ジョイント部24aの凹部24b
にリングバネ15が嵌合し、固定される。トップ24は
樹脂製で、しかもアンテナエレメント21の他端部(先
端部)はトップ24から離間しているため、筐体内に収
納された第2のアンテナ部20は完全に電気的に分離さ
れてアンテナとしては機能しない。したがって、第1の
アンテナ部10のみが着呼信号を受信するアンテナとし
て機能する。
【0022】前述のように、第2のアンテナ部20の下
端部側でアンテナエレメント21に直線部21aが形成
されることにより、図3に示されるように、このアンテ
ナの電圧定在波比VSWRが所望の周波数帯の全域(f
L が下限の周波数、fH が上限の周波数)において小さ
くなり、周波数特性が非常に向上した。図3において、
破線は従来の第2のアンテナ部にコイルのみのアンテナ
エレメントを使用し、通常の感度が得られる程度に結合
させた場合の周波数特性を示している。これは折返しア
ンテナからなる第1のアンテナ部10との結合がコイル
による結合では誘導的結合が強くなるのに対して、本発
明では容量的結合が主流になるためと考えられる。
【0023】また、筐体内に第2のアンテナ部20を収
納したときに第1のアンテナ部10と完全に電気的に分
離させるためにトップ24側から離間させて第2のアン
テナエレメント21を形成する必要があるが、この場合
も第2のアンテナエレメント21のトップ24側に直線
部を形成することにより、第1のアンテナ部10との結
合が弱くなるため、その先端を比較的トップ24側に近
付けることができる。その結果、トップ24の先端まで
の同じ機械的(外形的)長さのアンテナに対して、受信
し得るアンテナ線の長さ(第2のアンテナエレメント2
1部分の外形的長さ)が長くなり、受信感度が向上す
る。
【0024】本発明者らは、さらに前述の第2のアンテ
ナ部20のように、少くとも一端部に直線部を有する線
状アンテナを、銅線などの安価で電気特性のよい0.3
mm程度の細い金属線を使用しながら得るために鋭意検
討を重ねた。すなわち、従来の銅線を用いて樹脂により
一体成形するコイルのみからなる安価な線状アンテナと
同様の方法で製造するため、コイルを成形して中心部に
直線部を延ばしたアンテナエレメントを金型内に配置し
て樹脂により一体成形しようとすると、直線部が樹脂の
流れにより押し流されて直線部分が一定の形状に形成さ
れず、アンテナ特性が一定しないという問題があった。
そして、直線部をコイルの中心部に形成せず、コイルの
外径の位置で、樹脂による一体成形の後に樹脂部に形成
した溝内に直線部を挿入してその上から絶縁チューブを
被覆することにより、アンテナ特性が一定した安価な線
状アンテナが得られた。つぎに、図4の製造工程の図を
参照しながら本発明の線状アンテナの製法について説明
をする。
【0025】まず、図4(a)に示されるように、たと
えば0.3mm程度の太さの銅線などにより、必要な長
さのコイル211を形成し、その両端の直線部212を
コイル211の径方向に延ばして成形する。つぎに、そ
のコイル211をその外径に合せた空洞が形成された上
型と下型からなる金型内にセッティングする。この際、
直線部212は金型の上型と下型とで挟み付けるか、ま
たは上型もしくは下型に設けられる穴に直線部212を
通して固定される。そしてインジェクション成形などに
より樹脂を流し込み、樹脂部28を芯としてその外周に
コイル211が巻回された構造の一体成形の組立体を形
成する。この型成形の際に、金型の空洞内に直線状の突
起を形成しておき、図4(b)に示されるように、コイ
ルの端部から両側に延びる直線状の溝281を樹脂部2
8に形成する。この樹脂部28の形成の際に、トップの
原形部241なども同時に成形することができる。
【0026】その後、図4(c)に示されるように、直
線部212を樹脂部28に沿って軸方向に折り曲げ、直
線部212を樹脂部28の溝281内に挿入する。そし
て、図示しない絶縁チューブを被覆することにより形成
する。その後、さらに樹脂による一体成形などが繰り返
されてトップなどが形成されて第2のアンテナ部が形成
される。
【0027】また、コイル部分を有しないですべて直線
状のアンテナの場合でも、図5に示されるように、同様
に銅線などの金属線を一定の長さの直線部213の両端
部214を直角方向に折り曲げてコ字型とし、直線部2
13を金型の空洞の側面に当てて折り曲げた両端部22
4を上型と下型により挟み付けて樹脂を流し込むことに
より、直線部が動くことがなく、樹脂部28の側壁に真
っ直ぐに埋め込まれた成形体が得られる。その後、必要
な長さの位置Cで樹脂部28を切断することにより、細
い銅線などを用いた直線部213が樹脂部28により固
着されたアンテナエレメントを有する線状アンテナを得
ることができる。
【0028】このように直線部を線状アンテナの中心部
に形成しないで一体成形する樹脂部の側壁に折り曲げた
り、埋め込むことにより、樹脂成形の際のアンテナエレ
メントの変形がなく、少なくとも一端部に直線部を有す
る線状アンテナを細くて安い銅線などを使用しながら正
確に形成することができる。その結果、従来直線状のエ
レメント部を有するアンテナとしては、機械的強度を得
るためにNi-Tiなどの弾力性のある材料を使用する
か、金属パイプを使用しなければならず、高価になって
いたものが、銅線などの安価で取り扱いやすい線材を使
用した安価な線状アンテナが得られる。
【0029】
【0030】
【発明の効果】 さらに、本発明の線状アンテナの製法に
よれば、直線状または少なくとも一端部に直線部を有す
るアンテナを、銅線などの細い金属線を用いながら樹脂
により一体成形すると共に、直線部を樹脂部の側壁に折
り曲げたり埋め込んで形成しているため、非常に安価
で、特性の安定した線状アンテナが得られる。そして、
この製法により製造した線状アンテナを用いることによ
り、着呼信号受信用の第1のアンテナ部と、交信時に筐
体から引き伸ばして第1のアンテナ部と誘電体を介して
電気的に結合する第2のアンテナ部とを有する携帯無線
機用アンテナにおいて、第1のアンテナ部と第2のアン
テナ部との結合特性が向上し、広帯域で感度のよいアン
テナが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製法により得られる線状アンテナを用
いる携帯無線機用アンテナの第2のアンテナ部を伸張し
たときおよび筐体内に収納したときの説明図である。
【図2】図1の第1のアンテナ部のアンテナエレメント
の説明図である。
【図3】図1のアンテナのVSWRの周波数特性を示す
図である。
【図4】本発明による線状アンテナの製法の一実施形態
の製造工程を示す図である。
【図5】本発明による線状アンテナの製法の他の実施形
説明する図である。
【図6】折返しアンテナ部とコイルからなる線状アンテ
ナ部との結合の説明図である。
【図7】従来のコイルからなるアンテナ同士の結合の説
明図である。
【図8】従来の無線機へのアンテナの収納と引出しの状
態の説明図である。
【符号の説明】
10 第1のアンテナ部 11 コア(絶縁筒体) 12 アンテナエレメント 20 第2のアンテナ部 21 アンテナエレメント 21a 直線部 28 樹脂部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−186823(JP,A) 特開 平11−112218(JP,A) 特開 平10−13135(JP,A) 特開 平9−102707(JP,A) 特開 平9−64618(JP,A) 特開 平9−46259(JP,A) 特開 平9−18216(JP,A) 特開 平8−58366(JP,A) 特開 平7−273685(JP,A) 特開 平6−29714(JP,A) 特開 平5−243834(JP,A) 実開 昭63−41909(JP,U) 実開 平6−34309(JP,U) 実開 平5−76111(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 1/24 H01Q 1/10 H01Q 1/38 H01Q 1/40 H01Q 9/42

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)金属線によりコイルを巻回して両
    端部を前記コイルの径方向に延伸させて直線部を有する
    アンテナエレメントを形成し、 (b)前記コイルの外径に合わせた円筒状の空洞部およ
    び該空洞部の少なくとも一端側に軸方向に沿った突起部
    を有する金型の該空洞部内に前記アンテナエレメントの
    コイル部を挿入すると共に、前記直線部を挟み付け、 (c)前記金型内へ樹脂を流し込むことにより前記コイ
    ル内に樹脂が充填されるように樹脂部を一体成形し、 (d)前記金型の突起により形成される樹脂部の溝内に
    前記アンテナエレメントの直線部を折り曲げて挿入し、 (e)絶縁チューブをその外周に被覆することを特徴と
    する線状アンテナの製法。
  2. 【請求項2】 (a´)金属線を一定の長さの直線部を
    有するように両端部で直角方向に折り曲げてコ字型のア
    ンテナエレメントを成形し、 (b´)前記一定の長さの円柱状の空洞部が形成された
    金型の該空洞内の側壁に前記一定の長さの直線部が当た
    るようにアンテナエレメントを挿入すると共に前記折り
    曲げられた両端部を挟み付け、 (c´)前記金型内へ樹脂を流し込むことにより前記直
    線部が円柱の側壁に軸方向に延びるように樹脂部を一体
    成形し、 (d´)前記直線部で所定の長さになるように切断する
    ことを特徴とする線状アンテナの製法。
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