JPH1054959A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JPH1054959A
JPH1054959A JP9006834A JP683497A JPH1054959A JP H1054959 A JPH1054959 A JP H1054959A JP 9006834 A JP9006834 A JP 9006834A JP 683497 A JP683497 A JP 683497A JP H1054959 A JPH1054959 A JP H1054959A
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哲也 浜田
Keiji Hayashi
啓二 林
Junji Tomita
順二 富田
Takakazu Aritake
敬和 有竹
Toshihiro Suzuki
敏弘 鈴木
Tetsuya Kobayashi
哲也 小林
Mari Sugawara
真理 菅原
Yukio Iigahama
行生 飯ヶ浜
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久 山口
Motohiko Fukuhara
元彦 福原
Hiroshi Yoshioka
浩史 吉岡
Kazuhiro Takahara
和博 高原
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    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
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  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラー表示装置に関し、回折格子を通った0
次回折光及び一次回折光を効率よく処理して高精細な画
像を表示することのできる表示装置を提供することを目
的とする。 【解決手段】 ライトバルブ16が複数の微小な単位領
域を有し、各単位領域が互いに異なった色に対応する複
数の表示ドットを含み、該単位領域内の該複数の表示ド
ットが表示の上下方向で光の波長の順に配置され、回折
格子14を通った0次回折光Loの該ライトバルブへの
入射角が一次回折光LR 、LG 、LB の該ライトバルブ
への入射角よりも大きく、該回折格子12の所定の領域
で拡散された一次回折光LR 、LG 、LB が該1つの単
位領域の該複数の表示ドットを通り、該回折格子12の
該所定の領域を通った0次回折光Loが該1つの単位領
域とは別の単位領域を通る構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は入射光を色分解する
回折格子と回折光を受ける液晶パネル等の透過型のライ
トバブルとを有し、カラー表示を行うことのできる表示
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー表示装置は、例えば液晶パネル等
のライトバブルを備え、ライトバブルに赤、緑、青の色
部分を含むカラーフィルターを備えたものがある。ライ
トバブルは、1画素内にカラーフィルターの赤、緑、青
の色部分と対応する表示電極を有し、例えば表示電極の
オンオフにより、カラーフィルターの色部分を透過した
光がライトバブルの対応する表示電極の部分を通った
り、遮断されたりする。カラーフィルターは特定の色の
波長帯域の光を透過させ、残りの色の波長帯域の光を吸
収又は反射させることにより透過させない。従って、観
視者は透過した波長帯域の光を見ることになる。このタ
イプのカラー表示装置の問題点は、カラーフィルターを
透過する一部分の光のみが利用され、透過しない多くの
光を利用できないことである。
【0003】カラーフィルターの代わりに回折格子を使
用したカラー表示装置が、例えば特開昭62─2932
22号公報、及び特開昭62─293223号公報に記
載されている。回折格子は、自然光等の入射光を、実質
的に回折されない0次回折光、特定の色の波長帯域の光
に分離された複数の一次回折光、及び二次回折光等に分
離するものである。0次回折光及び一次回折光を効率よ
く利用すれば、カラーフィルタを使用する場合よりも光
の利用効率を高めることができると期待されている。し
かし、0次回折光及び一次回折光は回折格子から異なっ
た角度で出射するので、これらを液晶パネルの表示電極
のピッチに合わせて利用することは難しい。0次回折光
及び一次回折光のうち、利用されない光が制御されるこ
となく出射すると、高品位の画像を得ることができな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開昭62─2932
22号公報においては、液晶パネルの表示電極が、回折
格子を透過した一次回折光の赤、緑、青の色の波長帯域
の光を受けるように形成され、0次回折光は液晶パネル
の遮光部に当たるようになっている。この場合、遮光部
は1つの画素の赤、緑、青の表示電極の間、又は1つの
グループの赤、緑、青の表示電極の直ぐに隣接した位置
に設けられる。
【0005】従って、0次回折光と一次回折光とは液晶
パネルの1つの画素内に入射することになる。しかし、
0次回折光と一次回折光との間の角度は複数の一次回折
光間の角度とは異なるので、0次回折光及び一次回折光
が液晶パネルの表面に一定のピッチで当たるようにする
ことは難しく、よって1画素内のそれぞれの色の表示電
極を一定の間隔で同じ大きさとなるようにするのは難し
い。従って、一定の表示面内に多数の小さな画素を設け
るのが難しくなり、精細な表示装置を得ることができな
くなる。しかも、±一次回折光を利用する場合には、液
晶パネルへの入射角の変化はさらに大きくなる。
【0006】特開昭62─293223号公報において
は、回折格子を透過した一次回折光の赤及び青色の波長
帯域の光が利用され、一次回折光の緑色の波長帯域の光
は利用されず、遮光される。緑色は、0次回折光を利用
している。しかし、0次回折光は回折格子の入射光と同
じであるので、入射光が緑色の波長帯域の光を多く含む
ものでなければならず、一次回折光の赤及び青色の波長
帯域の光の光量が少なくなる。
【0007】また、この場合にも、0次回折光と一次回
折光との間の角度は複数の一次回折光間の角度とは異な
るので、0次回折光及び一次回折光が液晶パネルの表面
に一定のピッチで当たるようにすることは難しく、精細
な表示装置を得ることができなくなる。特に、この場合
には、一次回折光の中心にある緑色の波長帯域の光が遮
光されるので、赤色と緑色の表示電極の間の狭い領域に
遮光部を設けなければならなくなる。
【0008】回折格子を用いて色分離を行う表示装置で
は、できるだけ平行な光線を回折格子に入射させること
が好ましい。また、液晶表示装置では液晶パネルととも
に通常偏光子と検光子とが使用される。しかし、偏光子
は光源の光のほぼ半分を吸収し、光を吸収することによ
って発熱する。特に投射型表示装置では、強い光源を使
用する必要があるため、偏光子の発熱量が大きくなり、
偏光子を冷却することが必要になる。
【0009】偏光子は光源の光のほぼ半分を吸収し、吸
収された光は利用されないので、光の利用効率を低下さ
せる。このため、光の利用効率を改善する手段が求めら
れている。例えば、特開平6─324329号公報は、
偏光ビームスプリッタとマイクロレンズアレイを用いた
液晶表示装置を開示している。これによれば、偏光ビー
ムスプリッタにより分離されたP偏光とS偏光をともに
利用することができる。そして、分離されたP偏光とS
偏光をさらによりよく利用することが求められている。
【0010】本発明の目的は、回折格子を通った0次回
折光及び一次回折光を効率よく処理して高精細な画像を
表示することのできる表示装置を提供することである。
本発明の他の目的は、できるだけ平行な光線を回折格子
に入射できるようにした投射型表示装置を提供すること
である。本発明の他の目的は、高精細な画像を表示する
のに適した表示ドットの配列を改善した表示装置を提供
することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの特徴によ
る表示装置は、回折格子と、集光手段と、該回折格子及
び該集光手段を通った光を受けて画像変調するライトバ
ルブとを備え、該ライトバルブが複数の微小な単位領域
を有し、各単位領域が互いに異なった色に対応する複数
の表示ドットを含み、該単位領域内の該複数の表示ドッ
トが表示の上下方向で光の波長の順に配置され、0次回
折光の該ライトバルブへの入射角が一次回折光の該ライ
トバルブへの入射角よりも大きく、該回折格子の所定の
領域で回折された一次回折光が1つの単位領域の該複数
の表示ドットを通り、該回折格子の該所定の領域を通っ
た0次回折光が該1つの単位領域とは別の単位領域を通
るように構成している。
【0012】この構成によれば、ライトバルブの1つの
単位領域内の表示ドットが1つの画素を形成する。0次
回折光は一次回折光が通る単位領域とは別の単位領域を
通るように形成される。よって0次回折光は表示画面の
法線に対して大きな角度でライトバルブを通り、一次回
折光は表示画面の法線に対して比較的に小さな角度でラ
イトバルブを通るようにすることができる。このため、
一次回折光がその異なった色成分間の角度が一定となる
ようにし、それによってライトバルブの表示ドットを一
定のピッチで同じ大きさに形成することができる。0次
回折光は大きな角度でライトバルブを通るので、観視者
は通常の視角において0次回折光を見ることはなく、一
次回折光による表示に影響がない。従って、高品位で高
精細な表示装置を得ることができる。
【0013】特に、該単位領域内の該複数の表示ドット
が該ライトバルブの上下方向で波長の順に配置される。
こうすれば、0次回折光は表示画面に対して斜め上方
向、又は斜め下方向にライトバルブを通るようになる。
表示装置においては、一方向において良い画像の見られ
る視角は広いが、それに垂直な方向において良い画像の
見られる視角は比較的に狭いことが多い。通常は広い視
角方向を水平にし、狭い視角方向を垂直にするので、0
次回折光が表示画面に対して斜め上方向、又は斜め下方
向にライトバルブを通るようにすることにより、その光
が狭い視角の範囲外を通るようにすることができる。
【0014】上記構成において、好ましくは、一次回折
光の色成分が赤、緑、青であり、該一部の光の0次回折
光が該1つの単位領域の次の次の単位領域を通るように
する。この構成は、0次回折光と一次回折光との角度関
係が、高精細な画像を表示する表示装置を得る上で有利
である。上記構成において、好ましくは、一次回折光の
色成分が赤、緑、青であり、一次回折光の緑成分が該ラ
イトバルブに概ね垂直に入射するように配置される。こ
れによって、全ての色成分を表示画面に対してできるだ
け垂直に入射させるようにすることができる。
【0015】上記構成において、好ましくは、該集光手
段は該ライトバルブの単位領域と対応する素子部分を有
する集光素子、例えばマイクロレンズアレイからなる。
あるいは、該集光手段は該ライトバルブの単位領域と対
応する素子部分を有し、該回折格子に設けられている。
集光素子は回折格子からライトバルブへ進む光をライト
バルブの各表示ドット上に集中させ、光の利用効率を増
大する。上記構成において、好ましくは、該ライトバル
ブが少なくとも1つの液晶パネルからなり、薄型で高精
細な表示装置を提供することができる。
【0016】該単位領域内の該複数の表示ドットが該ラ
イトバルブの上下方向で波長の順に配置される一つの構
成として、該単位領域内の該複数の表示ドットが表示の
上下方向で上から下に波長の長い順に配置されていると
よい。こうすると、0次回折光は表示画面に対して斜め
下方向にライトバルブを通るようになる。また、該単位
領域内の該複数の表示ドットが表示の上下方向で上から
下に波長の短い順に配置されていると、0次回折光は表
示画面に対して斜め上方向にライトバルブを通るように
なる。
【0017】上記構成において、好ましくは、該表示装
置が上方部分と下方部分とを有し、該複数の表示ドット
が、上方部分においては0次回折光は上向きに出射し、
下方部分においては0次回折光は下向きに出射するよう
に配置されている。上記構成において、好ましくは、該
表示装置が複数の液晶パネルからなるマルチパネルとし
て形成されている。
【0018】本発明の他の特徴による表示装置は、回折
格子と、集光手段と、該回折格子及び該集光手段を通っ
た光を受けて画像変調するライトバルブとを備え、該ラ
イトバルブが複数の微小な単位領域を有し、各単位領域
が互いに異なった色に対応する複数の表示ドット及び追
加の表示ドットを含み、該単位領域内の該複数の表示ド
ットが光の波長の順に配置され、0次回折光の該ライト
バルブへの入射角が一次回折光の該ライトバルブへの入
射角よりも大きく、該回折格子の所定の領域で回折され
た一次回折光が1つの単位領域の該複数の表示ドットを
通り、該回折格子の該所定の領域を通った0次回折光が
該1つの単位領域とは別の単位領域の追加の表示ドット
を通るように構成される。
【0019】この構成においても、0次回折光は一次回
折光が通る単位領域とは別の単位領域を通るように形成
され、0次回折光は表示画面の法線に対して大きな角度
でライトバルブを通るようにすることができるので、高
精細な画像を表示することのできる表示装置を得ること
ができる。さらに、この場合には、0次回折光も利用す
ることができる。
【0020】本発明の他の特徴による表示装置は、回折
格子と、集光手段と、該回折格子及び該集光手段を通っ
た光を受けて画像変調するライトバルブとを備え、該ラ
イトバルブが複数の微小な単位領域を有し、各単位領域
が互いに異なった色に対応する複数の表示ドット及び遮
光部を含み、該単位領域内の該複数の表示ドットが光の
波長の順に配置され、0次回折光の該ライトバルブへの
入射角が一次回折光の該ライトバルブへの入射角よりも
大きく、該回折格子の所定の領域で回折された一次回折
光が1つの単位領域の該複数の表示ドットを通り、該回
折格子の該所定の領域を通った0次回折光が該1つの単
位領域とは別の単位領域の遮光部を通るように構成され
る。
【0021】この構成においても、0次回折光は一次回
折光が通る単位領域とは別の単位領域を通るように形成
され、0次回折光は表示画面の法線に対して大きな角度
でライトバルブを通るようにすることができるので、高
精細な画像を表示することのできる表示装置を得ること
ができる。この場合には、0次回折光は遮光部により確
実に遮光され、洩れ光の問題がない。
【0022】上記構成において、好ましくは、一次回折
光の色成分が赤、緑、青であり、該一部の光の0次回折
光が該1つの単位領域の次の次の単位領域の追加の表示
ドットを通る。
【0023】さらに、本発明の他の特徴による投射型表
示装置は、光源と、該光源の光を平行光に変換するため
にアパーチャを有する光学手段と、該光学手段を通った
光を受ける回折格子素子と、該回折格子素子を通った光
を受けて画像変調するライトバルブと、該ライトバルブ
で形成された画像を投射する投射レンズとを備えたこと
を特徴とするものである。光源の光を平行光に変換する
ためにアパーチャを有する光学手段を設けることによ
り、回折格子により平行度の高い光を入射させて、回折
格子による色分離をより確実に行い、色純度のすぐれた
投射型表示装置を得ることができる。
【0024】さらに、本発明の他の特徴による表示装置
は、光源と、偏光分離手段と、集光手段と、該集光を通
った光を受けて画像変調するライトバルブと、検光子と
を備え、該偏光分離手段が、透過及び反射により偏光を
P偏光とS偏光に分離する偏光分離膜と、該偏光分離膜
を透過又は該偏光分離膜で反射した偏光を反射させる反
射ミラーとからなり、該偏光分離膜を透過又は該偏光分
離膜で反射して該集光手段に向かう偏光と該反射ミラー
で反射した偏光は、互いの間に偏光分離角度を形成して
該集光手段へ向かって進むようにしたことを特徴とす
る。
【0025】さらに、本発明の他の特徴による表示装置
は、光源と、偏光分離手段と、集光手段と、該集光手段
を通った光を受けて画像変調するライトバルブと、検光
子とを備え、該偏光分離手段が、プリズム形の断面形状
をした複屈折をもった物質からなることを特徴とする。
これらの構成により、偏光分離された光をより有効に利
用できるようになる。
【0026】さらに、本発明の他の特徴による表示装置
は、各画素が互いに隣接する3個の表示ドット(26
R、26G、26B)からなり、該3個の表示ドットの
中心又は該3個の表示ドットの開口部の中心を結ぶ線分
がなす三角形の配列構造が、互いに直交する第1方向及
び第2方向に等間隔に並ぶ正方配列構造であることを特
徴とする。この構成により、小型で高精細で、ギラツキ
感の小さい表示装置を得ることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施例の表示
装置を示す図である。表示装置10は、一次元回折格子
12と、マイクロレンズアレイとして形成された集光素
子14と、ライトバルブとしての液晶パネル16とから
なる。
【0028】図1及び図2に示されるように、回折格子
12は透明な板材に格子ピッチHで凸部と凹部が形成さ
れたものである。図示の回折格子12以外の回折格子を
使用することができることは明らかであろう。例えば、
回折格子12は体積ホログラム等の屈折率分布型のもの
を用いてもよい。集光素子14は一次元アレイでも、二
次元アレイでもよい。集光素子14の素子部分であるレ
ンズとしては、分布屈折率型レンズ、フレネルレンズで
もよい。
【0029】入射光Liが回折格子12に入射すると、
0次回折光Lo、及び一次回折光L R 、LG 、LB が出
射する。なお、二次回折光等はここでは無視する。0次
回折光Loは実質的に回折されていず、0次回折光Lo
の出射角度は入射光Liの入射角度と同じである。一次
回折光LR 、LG 、LB は赤、緑、青色の波長帯域の光
であり、それぞれの色成分の出射角度は互いに異なり且
つ0次回折光Loの出射角度とは異なっている。一次回
折光LR 、LG 、LB の出射角度は波長に依存している
ことは公知の通りである。本発明の好ましい態様におい
ては、緑色の一次回折光LG が液晶パネル16に垂直に
入射するようになっている。
【0030】なお、一次回折光は0次回折光Loの両側
に存在する。つまり、0次回折光Loの両側に、実線で
示される一次回折光LR 、LG 、LB と、破線で示され
る一次回折光がある。実線で示される一次回折光LR
G 、LB は液晶パネル16の法線に近い角度で液晶パ
ネル16に入射するが、破線で示される一次回折光は法
線に対して大きな角度で液晶パネル16に入射し、通常
の視角内には入らないのでここでは利用しない。
【0031】図1に示されるように、液晶パネル16は
例えばTN型液晶パネルからなり、液晶層18が一対の
透明な基板20、22で挟持されている。基板20、2
2はそれぞれ透明な電極24、26と、配向膜28、3
0とを有する。基板20、22の両側には偏光子32及
び検光子34が配置され、回折格子12及び集光素子1
4は偏光子32側に配置される。
【0032】電極24は例えば共通電極であり、電極2
6は例えば図3に示すようなアクティブマトリクスとと
もに基板22に設けられている。アクティブマトリクス
は、ゲートバスライン36、データバスライン38、T
FT40、及び表示ドットとしての表示電極26R、2
6G、26Bからなる。3つの表示電極26R、26
G、26Bが1つの画素(単位領域)を形成し、1画素
内で、表示電極26R、26G、26Bは光の波長の順
に配置されている。
【0033】図1及び図2に示されるように、3つの表
示電極26R、26G、26Bからなる1つの画素が、
集光素子14の1つの素子部分(レンズ)と対応して配
置されている。図1では、素子部分及び画素にそれぞれ
N、N+1、N+2の番号がつけられている。回折格子
12を出た一次回折光LR 、LG 、LB は集光素子14
を通って液晶パネル16に入射するが、N番目の素子部
分を通った一次回折光LR 、LG 、LB はN番目の画素
に入射する。N番目の画素においては、赤色の一次回折
光LR は赤に対応する表示電極26Rに入射し、緑色の
一次回折光LGは緑に対応する表示電極26Gに入射
し、青色の一次回折光LB は青に対応する表示電極26
Bに入射する。
【0034】N番目の素子部分を通った0次回折光Lo
は、N番目の画素とは別のN+2番目の画素に入射す
る。図4においては、N番目の素子部分を通る一次回折
光LR、LG 、LB が入射するN番目の画素の表示電極
26R、26G、26Bがハッチングで示され、同じく
N番目の素子部分を通る0次回折光Loが入射するN+
2番目の画素の領域がハッチングで示されている。0次
回折光Loは矢印で示されるように水平方向で斜め前方
向に進む。
【0035】このように構成することによって、後で述
べる例1から例3に示されるように、表示電極26R、
26G、26Bを一定の間隔で同じ大きさにすることが
でき、しかも高い品位で高精細な表示装置を得ることが
できる。0次回折光Loはライトバルブ16から出射す
るが、その出射角度は比較的に大きいので、観視者は通
常の視角において0次回折光を見ることはなく、一次回
折光による表示に影響がない。
【0036】図5は、表示装置10の液晶パネル16が
上縁部16a、下縁部16b、左縁部16c、右縁部1
6dを有することを示している。この液晶パネル16で
は、1つの画素の表示電極26R、26G、26Bが垂
直方向で波長の順に(下から波長の長い順に)配置さ
れ、入射光が概ね斜め下から入射するようにすると、0
次回折光Loは矢印で示されるように斜め上方向に進
む。
【0037】TN型液晶パネルを使用した表示装置にお
いては、一方向において良い画像の見られる視角は広い
が、それに垂直な方向において良い画像の見られる視角
は比較的に狭い。通常は広い視角方向を水平にし、狭い
視角方向を垂直にすることが多い。図5の構成にすれ
ば、0次回折光が狭い視角の上方向にライトバルブを通
るので、その光がもともと狭い視角の範囲外を通り、表
示に影響を与えることがない。また、図5とは上下逆に
できることは明らかであろう。すなわち、1つの画素の
表示電極26R、26G、26Bが垂直方向で波長の順
に(上から波長の長い順に)配置され、入射光が概ね斜
め上から入射するようにすると、0次回折光Loは斜め
下方向に進む。
【0038】図6は、一次回折光LR 、LG 、LB 及び
0次回折光Loの進む方向及びドットピッチ等を計算す
るためのジオメトリを示す図である。図中及び以下の式
における符号は次の通りである。なお、図では回折格子
16は液晶パネル16に対して角度Δで配置されている
ように示されているが、以下の説明では角度Δが0、す
なわち回折格子16が液晶パネル16に対して平行であ
るとして説明する。ただし、Δが0でなくても結果は同
じである。
【0039】H:回折格子12の格子ピッチ n:基板20の屈折率 T:基板20の厚さT P:表示電極26R、26G、26Bのドットピッチ θ1 :入射光Liの回折格子12への入射角 θ(R)、θ(B):緑色の一次回折光LG が液晶パネ
ル16へ垂直に入射するとき(Θ(G)=0)の緑色の
一次回折光LG の回折格子12からの出射角を基準
(0)としたときの赤色及び青色の一次回折光LR 、L
B の回折格子12からの出射角 θ(0):0次回折光Loの回折格子12からの出射角 Θ(R)、Θ(B):一次回折光LR 、LG 、LB の液
晶パネル16の基板20内での屈折角 Θ(0):0次回折光Loの液晶パネル16の基板20
内での屈折角 h(R)、h(G)、h(B):赤色光、緑色光、青色
光の波長
【0040】回折格子12への入射光と一次回折光の出
射角との間に次の関係がある。入射角θ1 は0次回折光
Loの回折格子12からの出射角θ(0)と同じであ
る。 h(G)=2H×sin(θ(0)/2) (1) h(R)=2H×sin((θ(0)−θ(R))/2) (2) h(B)=2H×sin((θ(0)−θ(B))/2) (3)
【0041】式(1)から、緑色の一次回折光LG が液
晶パネル16へ垂直に入射するときの入射角θ1 (及び
出射角θ(0))が得られる。このθ(0)を式
(2)、(3)に代入することにより、出射角θ
(R)、θ(B)が得られる。そして、光が液晶パネル
16の基板20に入射するときに生じる屈折の関係から
下記の関係がある。
【0042】 n×sin(Θ(0))=sin(θ(0)) (4) n×sin(Θ(R))=sin(θ(R)) (5) n×sin(Θ(B))=sin(θ(B)) (6)
【0043】表示電極26R、26G、26Bのピッチ
Pは下記の関係で得られる。 T×tan(Θ(0))=P×f(N) (7) T×tan(Θ(R))=−P (8) T×tan(Θ(B))= P (9) f(N)は液晶層に落ちる0次回折光と一次回折光との
位置関係を規定する関数であり、実施例ではf(N)=
6とした。これらの関係を使用して、下記の例1から例
3の結果が得られる。
【0044】 例1 例2 例3 パネルサイズ(in) 7.8 9.1 11.3 ドットピッチP(mm) 0.248 0.185 0.14 基板厚さT(mm) 0.7 1.1 1.1 回折格子の 空間周波数 (lp/mm) 1100 930 1225 格子ピッチH (μm) 0.92 1.08 0.816 入射角θi (°) 39 29 35 入射光の拡がり角 (°) 5 4 4.5 一次回折光の出射角θ (R)( °) −6.6 −4.9 −5.9 (G)( °) 0 0 0 (B)( °) 6.6 4.9 5.9 0次回折光の出射角θ( °) 39 29 35
【0045】例1から例3に示されるように、一次回折
光を液晶パネル16の法線に近い角度とし、0次回折光
を大きくすることによって、小さな一定のドットピッチ
Pで一定の面積で表示電極26R、26G、26Bを形
成することができる。一次回折光LR 、LG 、LB はこ
れらの表示電極26R、26G、26Bを照射する。な
お、光源は完全な平行光線を提供するものではないが、
放物線形状のリフレクタを使用して、ほぼ平行な光線を
入射させるようにした。この場合の入射光の拡がり角は
5度以内であった。
【0046】図7は図5の変形例を示す図である。表示
電極26R、26G、26Bはデルタ配列で配置され、
1画素内の表示電極26R、26G、26Bはハッチン
グで示されるように互いに上下関係で斜めに設けられ
る。1画素内の表示電極26R、26G、26Bは上か
ら波長の長い順に配置され、入射光が概ね斜め上から入
射するようにすると、0次回折光Loは矢印で示される
ように斜め下方向に進み、一次回折光が入射する画素の
次の次の画素へ入射する。
【0047】図8は図5の変形例を示す図である。この
実施例が前の実施例と異なる点は、表示電極26R、2
6G、26Bの形状が縦長になっており、表示電極26
R、26G、26Bの面積を小さくした場合でも、一次
回折光の出射角を大きくする必要があり、それに応じて
0次回折光の出射角を大きくすることができる。また、
データバスライン38を非直線状にし、データバスライ
ン38と各表示電極26R、26G、26BのTFTの
配線とが交差しないため、断線の可能性が少なくなる。
【0048】図9は表示装置10をパソコン又はワープ
ロ42に設けた例を示す図である。44はキーボードで
ある。表示装置10はキーボード44に対して仰向きで
15度、うつ伏せで5度のチルト角内で使用されるのが
一般的である。使用者の目は表示装置10の上縁部にお
ける法線より上側にあり、天井照明からの照明光Lxが
表示装置10の表面で反射して目に入らないようにして
使用される。このような場合には、表示に利用されない
0次回折光Loは下向きに表示装置10から出るように
するのがよい。こうすれば、0次回折光Loは全く目に
入らず、広い視角を実現できる。しかも、色光が左右方
向に角度分離しないため、カラーシフトや色ムラも抑制
できる。
【0049】図10は壁かけ型表示装置10の例を示す
図である。この場合、表示装置10はテレビ等に応用さ
れる。壁かけテレビでは、一般的に上視角と下視角は同
じ仕様で15度から30度とされる。実際には、正面か
ら見るか、やや下法から見上げる使い方をされるため、
上視角よりも下視角が広いことが望ましい。従って、こ
のような場合には、表示に利用されない0次回折光Lo
は上向きに表示装置10から出るようにするのがよい。
こうすれば、0次回折光Loは全く目に入らず、広い視
角を実現できる。
【0050】図11及び図12はマルチパネルタイプの
表示装置10の例を示す図である。マルチパネルタイプ
の表示装置は対角15インチの液晶パネル46を100
個縦横に並べたものであり、対角150インチ(高さ
2.3m、幅3.1m)の大きなディスプレイを形成す
る。各液晶パネル46には、回折格子及び集光素子(図
示せず)がこれまで説明したように取り付けられ、0次
回折光Loが各液晶パネル46を通るようになってい
る。
【0051】上から7段目まで液晶パネル46はディス
プレイの上方部分10aを構成し、下から3段目までの
液晶パネル46はディスプレイの下方部分10bを構成
する。上方部分10aの液晶パネル46は0次回折光L
oが上向きに出るようになっており、下方部分10bの
液晶パネル46は0次回折光Loが下向きに出るように
なっている。つまり、各液晶パネル46の表示電極26
R、26G、26Bが上方部分10aでは上から波長が
短い順に配置され、入射光が下から上に向かって入射さ
れ、一方、下方部分10bでは上から波長が長い順に配
置され、入射光が上から下に向かって入射されるように
なっている。従って、よい画像の見える視角はβで示さ
れる範囲になる。
【0052】このディスプレイは高さ3.5mの室内の
壁に取り付けられ、その下端部が床から0.75mであ
る。立って見るときの観視者の目の高さEは例えば約
1.8mであり、座って見るときの観視者の目の高さF
は例えば約1.0mであるとすると、どのような姿勢で
このディスプレイを見ても、0次回折光Loが目に入る
ことはない。
【0053】図13及び図14は本発明の第2実施例の
表示装置を示す図である。この実施例でも、前の実施例
と同様に、表示装置10は、一次元回折格子12と、集
光素子14と、ライトバルブとしての液晶パネル16と
からなる。回折格子12では、入射光Liが回折格子1
2に入射すると、0次回折光Lo、及び一次回折光
R 、LG 、LB が出射する。緑色の一次回折光LG
液晶パネル16に垂直に入射するようになっている。
【0054】液晶パネル16は図1のものと同様なTN
型液晶パネルからなり、表示ドットとしての表示電極2
6R、26G、26Bを有する。この実施例では、追加
の白表示電極26Wが設けられ、表示電極26R、26
G、26B及び白表示電極26Wが1つの画素(単位領
域)を形成する。1画素内で、表示電極26R、26
G、26Bは光の波長の順に配置されている。
【0055】1つの画素は集光素子14の1つの素子部
分(レンズ)と対応して配置されている。回折格子12
を出た一次回折光LR 、LG 、LB は集光素子14のN
番目の素子部分を通って液晶パネル16のN番目のそれ
ぞれの表示電極26R、26G、26Bに入射する。N
番目の素子部分を通った0次回折光Loは、N番目の画
素とは別のN+1番目の画素の白表示電極26Wに入射
する。図14においては、N番目の素子部分を通る一次
回折光LR 、LG 、LB が入射するN番目の画素の表示
電極26R、26G、26Bがハッチングで示され、N
番目の素子部分を通る0次回折光Loが入射するN+1
番目の画素の白表示電極26Wがハッチングで示されて
いる。従って、この場合には、0次回折光Loを表示の
ために利用して、高効率の明るい表示を実現することが
できる。
【0056】1画素内の表示電極26R、26G、26
B、及び白表示電極26Wは、一定の間隔で同じ大きさ
に形成され、高精細な画像を表示することのできる表示
装置を得ることができる。下記の例4から例6は一定の
間隔で同じ大きさの表示電極26R、26G、26B、
及び白表示電極26Wを有する例である。なお、符号は
前に説明したのと同様である。
【0057】 例4 例5 例6 パネルサイズ(in) 10.4 12.1 15 ドットピッチP(mm) 0.33 0.246 0.146 基板厚さT(mm) 0.7 1.1 1.1 回折格子の 空間周波数 (lp/mm) 1100 930 1225 格子ピッチH (μm) 0.92 1.08 0.816 入射角θi (°) 39 29 35 入射光の拡がり角 (°) 5 4 4.5 一次回折光の出射角θ (R)( °) −6.6 −4.9 −5.9 (G)( °) 0 0 0 (B)( °) 6.6 4.9 5.9 0次回折光の出射角θ( °) 39 29 35
【0058】図15は図14の変形例を示す図である。
この実施例は画素がΔ配列になっている点を除くと図1
4の例と同様である。太線が1画素を示す。この場合の
詳細を例7から例9に示す。
【0059】 例7 例8 例9 パネルサイズ(in) 5.2 6.1 7.5 ドットピッチP(mm) 0.083 0.062 0.047 基板厚さT(mm) 0.7 1.1 1.1 回折格子の 空間周波数 (lp/mm) 1100 930 1225 格子ピッチH (μm) 0.92 1.08 0.816 入射角θi (°) 39 29 35 入射光の拡がり角 (°) 5 4 4.5 一次回折光の出射角θ (R)( °) −6.6 −4.9 −5.9 (G)( °) 0 0 0 (B)( °) 6.6 4.9 5.9 0次回折光の出射角θ( °) 39 29 35
【0060】図16は本発明の第3実施例を示す図であ
る。この実施例でも、前の実施例と同様にして1画素内
に表示電極26R、26G、26Bが一定のピッチで設
けられる。図14の白表示電極26Wの代わりに遮光部
48が設けられている。図16はブラックマトリクス4
8を示しており、表示電極26R、26G、26Bの部
分はブラックマトリクス48の開口部48aとなってい
る。遮光部48はブラックマトリクス48の実体部とし
て設けられる。
【0061】この場合には、集光素子14のN番目の素
子部分を通る一次回折光LR 、LG、LB が入射するN
番目の画素の表示電極26R、26G、26Bがハッチ
ングで示され、N番目の素子部分を通る0次回折光Lo
が入射するN+1番目の画素の遮光部48がハッチング
で示されている。この構成では、0次回折光Loは完全
に遮断され、洩れ光のない、コントラストのよい表示装
置が得られる。また、1画素内の表示電極26R、26
G、26Bは、一定の間隔で同じ大きさに形成され、高
精細な画像を表示することのできる表示装置を得ること
ができる。
【0062】図17から図20は本発明の第4実施例を
示す図である。この実施例は第1の実施例と基本的に類
似している。第1の実施例は回折格子12と、マイクロ
レンズアレイからなる集光素子14を使用しているのに
対して、この実施例は回折格子52自体が回折機能と集
光機能とを有するものである。このような回折格子52
の例は例えばASIA DISPLAY (1995) の727/729頁
に「Holographic Optical Element for Liquid crystal
Projector」として記載されている。
【0063】この回折格子52は図18に示されるよう
に凹凸の格子を有し、凹凸の格子による光の回折機能は
図1及び図2を参照したものと同じである。図19はこ
の回折格子52の1画素相当部分を示している。回折格
子52はその内部に図19に示されるような所定のパタ
ーンの屈折率分布を有し、この屈折率分布が集光手段と
して機能する。
【0064】従って、図17に示すように、回折格子5
2に入射した光のうち、一次回折光LR 、LG 、LB
回折格子52で回折及び集光されながらライトバルブ1
6に入射する。回折格子52の一画素相当の領域で拡散
され、ライトバルブ16に入射した一次回折光LR 、L
G 、LB は、図20に示されるように1画素内の表示電
極26R、26G、26Bを通る。0次回折光Loは回
折格子52で回折及び集光されることなくライトバルブ
16に入射する。
【0065】一次回折光LR 、LG 、LB の角度関係
は、第1実施例のものと同様になるように構成されてい
る。また、例1から例3の結果は、この第4実施例にも
あてはまる。従って、0次回折光Loのライトバルブ1
6への入射角が一次回折光LR、LG 、LB のライトバ
ルブ16への入射角よりも大きく、緑色の波長帯域の光
の中心部分がライトバルブ16に垂直に入射するように
なっている。
【0066】回折格子52の所定の領域Nで回折された
一次回折光LR 、LG 、LB が1つの単位領域(1画
素)Nの複数の表示電極26R、26G、26Bを通
り、回折格子(52)の該所定の領域を通った0次回折
光Loが該1つの単位領域とは別の単位領域N+2を通
る。1画素内の表示電極26R、26G、26Bは表示
の上下方向で光の波長の順に配置される。よって、0次
回折光Loは表示画面に対して斜め上方向又は斜め下方
向にライドバルブ16を出射し、通常の視角の範囲外を
通り、表示に影響を与えることがない。
【0067】以上説明したように、図1から図16の実
施例では、回折格子12と集光素子14とを組み合わせ
て、色分離機能と集光機能とを実現している。また、図
17から図20の実施例では、回折格子52単独で色分
離機能と集光機能とを実現している。光の拡散により色
分離を行うためにはいずれの構成も使用することができ
る。以後の実施例では、両者の構成のいずれかを示すも
のとして、回折格子素子54と呼ぶ。また、これまでの
実施例では1画素中の3個の表示ドットを表示電極26
R、26G、26Bにより表していたが、これから述べ
る実施例では1画素中の3個の表示ドットを表示電極2
6R、26G、26Bの上に重なるブラックマトリクス
(遮光膜)の開口部26r、26g、26bによりあら
わすことにする。
【0068】その他の特徴1 図21から図35はその他の特徴を示す図である。図2
1は投射型表示装置60を示す。この投射型表示装置6
0は、光源62と、光源62の光を平行光に変換するた
めの光学手段64と、回折格子素子54と、ライトバル
ブとしての液晶パネル16と、投射レンズ66とを含
む。実施例においては、液晶パネル16と投射レンズ6
6との間にフィールドレンズ68が配置されている。
【0069】液晶パネル16はTN型液晶を含むもので
あり、偏光子32と検光子34とともに使用される。偏
光子32は液晶パネル16から離れた位置に配置され、
実施例では、光学手段64と回折格子素子54との間に
配置される。偏光子32が液晶パネル16に密着してい
ず且つ他の部材から離れた位置にあるので、偏光子32
を冷却風によって効率的に冷却することができる。な
お、回折格子素子54に偏光を入射すると偏光度が低下
する可能性があるが、偏光子32をP偏光又はS偏光が
回折格子素子54に入射するように配置すると、コント
ラストの低下を最小限に押さえることができる。検光子
34は液晶パネル16に貼り付けられている。
【0070】光源62はメタルハライドランプ等のラン
プ62aとリフレクタ62bとからなる。光学手段64
は像消しレンズ64aとコリメートレンズ64bとから
なる。像消しレンズ64aは所定の大きさのアパーチャ
63を有する。リフレクタ62bは楕円形状のものであ
って、ランプ62aから放射された光がアパーチャ63
に集光するように構成され、コリメートレンズ64bは
アパーチャ63を出た光が平行光線となるようにするも
のである。像消しレンズ64aは回折格子素子54へ向
かう光の中にランプ62aの像ができるのを防ぐための
レンズを含むものである。
【0071】図22に示されるように、アパーチャ63
は、真円形状ではなく、非円形(ここでは楕円形状)に
なっていて、互いに直交する長軸方向63aと短軸方向
63bとを有する。
【0072】図23に示されるように、また上記したよ
うに、回折格子素子54は入射光Liを0次回折光及び
一次回折光LR 、LG 、LB に色分離するものである。
一次回折光LR 、LG 、LB はそれぞれの間に色分離角
度を形成して液晶パネル16に入射する。入射光Li及
び0次回折光及び一次回折光LR 、LG 、LB は色分離
平面54a内を進む。上記例1から例9では、赤色と緑
色の間の角度、及び緑色と青色の間の角度は、4.9
度、5.9度、6.6度になっている。ただし、色分離
角度は例示された値に限定されるものではない。
【0073】回折格子素子54に入射する光の平行度が
高いほど、色分離はシャープになり、液晶パネル16に
よって形成される画像の色純度が高くなる。回折格子素
子54に入射する光の平行度が低いと、例えば赤色の表
示ドット26rに入射すべき一次回折光LR が点線の矢
印で示されるように赤色の表示ドット26rから外れる
割合が多くなり、表示性能が低下する。
【0074】従って、光学手段64は平行度の高い光線
を回折格子素子54に供給することが望ましい。光の平
行度を高くするためには、アパーチャ63の大きさをで
きるだけ小さくすることが必要である。しかし、アパー
チャ63の大きさを小さくすると、リフレクタ62bか
らアパーチャ63に向かう光の一部がアパーチャ63で
遮断され、光源62の光の利用効率が低下する。このた
めに、アパーチャ63を楕円形状にしている。
【0075】図21に示されるように、アパーチャ63
の短軸方向63bが回折格子素子54の色分離平面54
aと概ね平行となるように配置する。これによって、光
学手段64は色分離平面54aにおいては平行度の高い
光線を回折格子素子54に供給する。
【0076】アパーチャ63の長軸方向63aは回折格
子素子54の色分離平面54aと概ね直交することにな
るが、色分離平面54aと直交する平面内では光の平行
度は高くなくてよく、より多くの光を取りこめるように
する。この場合、表示ドット26r、26g、26bは
縦長の形状を有し、アパーチャ63の長軸方向63aが
表示ドット26r、26g、26bの寸法の長い方向と
概ね平行となるように配置されることになる。表示ドッ
ト26r、26g、26bの寸法の長い方向における光
の平行度は高くないので、この方向には光がよく行き渡
り、明るい画像を形成できる。
【0077】図24に示すように、光学手段64から出
た光の平行度は、コリメートレンズ64bの一点からア
パーチャ63を見た見込み角度αで表すことができる。
実施例においては、アパーチャ63の長軸方向63aの
開口長さは4mm、短軸方向63bの開口長さは2mm
であり、アパーチャ63とコリメートレンズ64bとの
間隔は100mmであった。従って、長軸方向63aの
見込み角度αは5.8度、短軸方向63bの見込み角度
αは2.2度であった。
【0078】さらに、図24には、液晶パネル16の一
点から投射レンズ66に向かって広がる光の拡がり角度
βを示している。この拡がり角度βは前記光学手段64
の見込み角度α+回折格子素子54の色分離角度とな
り、かなり大きくなる。投射レンズ66が液晶パネル1
6を直接に投射するようにすると、投射レンズ66はか
なり大きな口径をもつものとしなければならない。本実
施例では、液晶パネル16と投射レンズ66との間にフ
ィールドレンズ68が配置されているので、投射レンズ
66を極端に大きくする必要がない。
【0079】図25は、特定の波長成分をカットするカ
ットフィルタ70a、70bが像消しレンズ64aに配
置される例を示す図である。像消しレンズ64aは小さ
なアパーチャ63を有するものであるので、カットフィ
ルタ70a、70bも小さなものでよく、例えば液晶パ
ネル16の前後に配置される場合と比べてかなり安価に
設置することができる。
【0080】実施例においては、イエローカットフィル
タ70a及びシアンカットフィルタ70bがアパーチャ
63の両側に配置されている。図26はイエロー及びシ
アンの領域にピークを有する光の強度分布をもった光源
62の例を示している。イエローカットフィルタ70a
及びシアンカットフィルタ70bはこれらのピークとな
る波長成分をカットして全波長領域において一様な光の
強度を提供するものである。従って、カットフィルタ7
0a、70bは光源62の特性に応じて設定されるべき
である。
【0081】図27は、別の光源62の放射する光の強
度分布を示している。曲線Mは一般的なメタルハライド
ランプの光の強度分布を示し、比較的フラットなスペク
トル特性を有する。しかし、メタルハライドランプは比
較的に寿命が短い。曲線Nはギャップ間隔を短くして長
寿命にした光源の光の強度分布を示している。しかし、
曲線Nの光源を使用すると、赤色の波長領域の光の強度
が低下し、形成された画像の色のバランスが悪くなる。
この場合、表示ドット26r、26g、26bの面積に
差をつけて、すなわち赤色の表示ドット26rの面積を
大きくすることにより、形成された画像の色のバランス
を改善する。
【0082】図28は、回折格子素子54の単位領域
(セル)毎にブラックマトリクス72を設けた例を示し
ている。この場合、スクリーン(図示せず)上に回折格
子素子54のセルがピントが合うように設定する。これ
により、赤、緑、青のスポットがスクリーン上で合うよ
うに投射されるため、画像品質が向上する。また、スク
リーンの解像度は、表示ドット26r、26g、26b
の最小寸法ではなく、回折格子素子54のセルの大きさ
に合わせて設計することができるので、スクリーンの解
像度を極端に小さくする必要がなくなる。
【0083】図29は、液晶パネル16を示す。液晶層
18が一対の透明な基板20、22で挟持され、基板2
0、22はそれぞれ透明な電極24、26を有する。基
板22の透明電極26は画素電極であり、TFT40と
ともに設けられている。基板22の外面には検光子34
が貼り付けられている。この検光子34は反射防止コー
ト付き偏光板である。この反射防止コートは、0次拡散
光Loが検光子34と空気との界面で反射してTFT4
0に入射し、TFT40に悪影響を与えるのを防止する
ために設けられている。反射防止コートに変えて、偏光
変換膜(位相差板等)を貼り付け、0次拡散光Loを検
光子34と空気との界面でP偏光になるようにし、P偏
光は反射しにくいという事実に基づいてTFT40に悪
影響を与えるのを防止することもできる。また、反射防
止コートと偏光変換膜を併用してもよい。また、0次拡
散光がブリュースター角度で検光子34から出射する
(つまり、ブリュースター角度で検光子34に入射す
る)ようにすれば、0次拡散光の反射の問題はなくな
る。
【0084】図30は、液晶パネル16と、投射レンズ
66と、スクリーン74とを示している。液晶パネル1
6の縦横比は例えば3:8であり、スクリーン74の縦
横比は例えば3:4である。このために、投射レンズ6
6が、その拡大率が直交する2方向で異なるアナモルフ
ィックレンズからなり、投射レンズ66の投射倍率の縦
横比は2:1になっている。回折格子素子54による色
分離の都合に合わせて表示ドット26r、26g、26
bの配置を設定する際に、液晶パネル16の縦横比をこ
のように変えることがあり得る。
【0085】図31は、投射型表示装置60の他の実施
例を示す。この投射型表示装置60は、光源62と、光
源62の光を平行光に変換するための光学手段64と、
偏光分離手段76と、回折格子素子54と、液晶パネル
16と、投射レンズ66(図示せず)とを含む。液晶パ
ネル16と投射レンズ66との間にフィールドレンズ6
8(図示せず)が配置される。偏光子32は光学手段6
4と回折格子素子54との間に配置され、検光子34
(図示せず)は液晶パネル16に貼り付けられている。
【0086】光源62はメタルハライドランプ等のラン
プ62aとリフレクタ62bとからなり、光学手段64
は像消しレンズ64aとコリメートレンズ64bとから
なる。像消しレンズ64aは所定の大きさのアパーチャ
63を有する。アパーチャ63は、非円形になってい
て、アパーチャ63が互いに直交する長軸方向63aと
短軸方向63bとを有する。
【0087】偏光分離手段76は、光源62の光をP偏
光とS偏光に分離する。偏光分離方向が矢印76aで示
されている。偏光分離手段76は、偏光分離膜76b
と、反射ミラー76cとからなり、P偏光は偏光分離膜
76bを透過して回折格子素子54に向かい、S偏光は
偏光分離膜76bで反射し、且つ反射ミラー76cで反
射して回折格子素子54に向かう。P偏光とS偏光とは
互いの間に偏光分離角γを形成して進み、図32に示さ
れるように、一列毎の表示ドット26r、26g、26
bに入射するようになっている。
【0088】偏光分離手段76は、光源62の光をP偏
光とS偏光に分離し、偏光子32はそれぞれP偏光とS
偏光を受けるので、光源62の光の半分を吸収すること
がなく、光源62の光の利用効率を高くすることができ
る。この場合、偏光子32は分離されたP偏光とS偏光
のうちのそれぞれに対しての不純成分を分離する。
【0089】偏光分離方向76aは、アパーチャ63の
短軸方向63bと回折格子素子54の色分離平面54a
との関係において定められている。すなわち、アパーチ
ャ63の短軸方向63bと、回折格子素子54の色分離
平面54aと、偏光分離方向76aのうち、少なくとも
1つが他のものと非平行となるように配置される。そし
て、非平行になるものが、アパーチャ63の見込み角度
α(図24)と、偏光分離手段の偏光分離角度γと、回
折格子素子54の色分離角度2θのうち、最大の角度を
もつものである。
【0090】実施例では、見込み角度αは最大で5度程
度であり、色分離角度2θは10度程度であるのに対し
て、偏光分離角度γは各部材の配置及び大きさの関係か
ら15度程度になるので、偏光分離方向76aを他のも
のとは非平行にしている。実施例では、アパーチャ63
の短軸方向63bは水平方向であり、偏光分離方向76
aは垂直方向であり、回折格子素子54の色分離平面5
4aは水平方向になっている。従って、偏光分離方向7
6aはアパーチャ63の長軸方向63aと平行になり、
光源短軸方向63bに優れた光源の平行度が偏光分離方
向76aには影響されることがない。
【0091】図34は、図31の投射型表示装置60の
変形例を示す。この投射型表示装置60が、図31の投
射型表示装置60と異なる点は、偏光分離手段76は、
偏光分離膜76bと、反射ミラー76c、反射ミラー7
6cに貼り付けた位相差板等の偏光変換膜76dとから
なることである。
【0092】P偏光は偏光分離膜76bを透過して拡散
格子素子54に向かい、S偏光は偏光分離膜76bで反
射し、且つ反射ミラー76cで反射して拡散格子素子5
4に向かう。このS偏光は偏光変換膜76dでP偏光に
変換される。従って、2つのP偏光が互いの間に偏光分
離角γを形成して進み、図33に示されるように、一列
毎の表示ドット26r、26g、26bに入射する。図
32の場合には、P偏光とS偏光とで同じ画像を形成す
るためにノーマリホワイトモードとノーマリブラックモ
ードとを使用して駆動する必要があったが、図33及び
図34ではその必要がない。
【0093】図35は図21から図34の投射型表示装
置60を背面投射型表示装置に組み込んだ例を示す図で
ある。光源62、光学手段64、拡散格子素子54、液
晶パネル16、投射レンズ66等を組み込んだアッセン
ブリ60aが、筐体78内に配置される。筐体78の正
面にはスクリーン74が設けられ、投射レンズ66とス
クリーン74との間にはミラー80が配置されており、
投射レンズ66から放射された画像光をミラー80で曲
げてスクリーン74に投射する。観視者は筐体78の外
側でスクリーン74を見る。
【0094】その他の特徴2 図36から図69は本発明のその他の特徴を示す図であ
る。表示装置は、光源62と、偏光分離手段76と、集
光手段としてのマイクロレンズアレイ14と、マイクロ
レンズアレイ14を通った光を受けて画像変調する液晶
パネル16と、検光子34とを備えている。この偏光分
離手段76は、透過及び反射により偏光をP偏光とS偏
光に分離する偏光分離膜76bと、偏光分離膜76bを
透過又は偏光分離膜76bで反射した偏光を反射させる
反射ミラー76cとからなり、偏光分離膜76bを透過
又は偏光分離膜76bで反射してマイクロレンズアレイ
14に向かう偏光と反射ミラー76cで反射した偏光
は、互いの間に偏光分離角度γを形成してマイクロレン
ズアレイ14へ向かって進むように構成されている。
【0095】特には、光源62からの光はランダム偏光
であって、擬似的な平行光線である。偏光分離膜76b
はP偏光を透過させ、S偏光を反射させるようになって
いる。従って、偏光分離膜76bで反射したS偏光はマ
イクロレンズアレイ14に向かい、この反射S偏光はほ
ぼ100%の直線偏光である。偏光分離膜76bを透過
したP偏光は反射ミラー76cへ向かい、反射ミラー7
6cで反射し、偏光分離膜76bを透過してマイクロレ
ンズアレイ14に向かう。S偏光の一部は偏光分離膜7
6bを透過して反射ミラー76cへ向かうかもしれな
い。このS偏光は反射ミラー76cで反射してP偏光と
ともにマイクロレンズアレイ14へ向かおうとするが、
偏光分離膜76bはS偏光を反射させるので、反射ミラ
ー76cで反射したS偏光は偏光分離膜76bで反射さ
れ、マイクロレンズアレイ14へ達するのは少ない。従
って、P偏光もほぼ100%の直線偏光である。こうし
て、偏光ロスのない光利用効率の高い液晶表示装置を得
ることができる。
【0096】偏光分離膜76bは薄膜を積層したプレー
ト型偏光ビームスプリッタとして構成される。偏光分離
膜76bに対する反射ミラー76cの傾きを適切に設定
することによって、P偏光とS偏光との間の偏光分離角
度γを任意に設定することができる。この偏光分離され
たP偏光とS偏光をマイクロレンズアレイ14を備えた
液晶パネル16に入射させる。マイクロレンズの焦点距
離は液晶パネル16の画素電極付近に設計されている。
【0097】マイクロレンズの1つが表示ドット2つ分
に相当し、P偏光とS偏光によって入射される表示ドッ
トが水平(垂直)方向に交互配置となる。水平(垂直)
方向はP偏光とS偏光によって入射される画素が列とな
っている。表示ドットを透過した光は、液晶の駆動によ
って偏光面が回転し、液晶パネルの後に配置された検光
子34によって吸収又は透過する。
【0098】従来の液晶パネル16の前に偏光子を配置
する方式と比較して光のロスが少ないため、高輝度の表
示装置を実現できる。従来の偏光ビームスプリッタは、
一般的にS偏光を数%透過し、完全な偏光分離を実現す
ることはできなかった。不完全な偏光分離は消光比が低
く、画像のコントラストを低下させる。しかし、本発明
の偏光分離膜76bと反射ミラー76cの組み合わせか
らなる偏光分離手段76によれば、そのようなコントラ
ストの低下がない。
【0099】図38は、偏光分離膜76bと反射ミラー
76cとを共通のウエッジ状の透明な基体76eに取り
付けてなる偏光分離手段76を示している。この構成に
よれば、部品点数の低減及び調節簡素化を達成すること
ができる。偏光分離膜76bは基体76eの表面に薄膜
を積層して作製し、裏面にアルミ蒸着によって反射ミラ
ー76cを形成する。基体76eの角度の設計によっ
て、P偏光とS偏光の偏光分離角γ及び入射角を設定す
ることができる。
【0100】図39は、光源62と、透過型の偏光分離
手段76と、マイクロレンズアレイ14と、液晶パネル
16と、検光子34とを備え、偏光分離手段76が、プ
リズム形の断面形状をした複屈折をもった物質からなる
ことを特徴とする表示装置を示している。
【0101】図39及び図40に示されるように、偏光
分離手段76は、プリズム形の断面形状の凹部をもった
透明な基板76fと、該基板76fの凹部に挿入された
複屈折をもった物質、例えば液晶76gとからなる。ま
ず、プリズム形状をした凹部をもった透明な基板76f
を作製し、それに対向基板76hを貼り付けた後、液晶
76gを挿入する。液晶76gは基板の配向処理によっ
てねじれのない配向になっているため、複屈折性を有す
るプリズムとなる。プリズムの角度と液晶の複屈折率Δ
nと入射角の設定によって、分離される偏光の角度を任
意に設定することができる。また図41のように、プリ
ズム形の断面形状の凹部をもった透明な基板76fを積
層することによって偏光の分離角を大きくすることもで
きる。
【0102】図42及び図43は、偏光分離手段76
が、プリズム形の断面形状をした有機高分子を延伸した
ものからなる例を示している。例えばPVA等の有機高
分子をプリズム形状に作製し、図42の矢印で示すよう
に一方向に延伸することにより複屈折性のプリズムを作
製することができる。これによれば、汎用的な有機高分
子で作製できるため、とても安価になる。また図44の
ように、図42のプリズムをを積層することによって、
偏光の分離角を大きくすることもできる。
【0103】図45及び図46は、図36の表示装置
に、さらに色分離手段を付加した構成を示す。図45に
おいては、色分離手段は回折格子12からなる。この構
成の作用は、前の実施例の説明から明らかであろう。図
46においては、色分離手段はダイクロイックミラー8
2からなる。ダイクロイックミラー82は赤、緑、青の
色毎に設けられる従来のものである。3個のダイクロイ
ックミラー82は回折格子12と同様の作用を行う。
【0104】図47は図45及び図46の構成における
液晶パネル16の画素構成を示す図である。光源からの
光を回折格子12又はダイクロイックミラー82によっ
て色分離し、その色(光波長)によって入射角を変化さ
せる。ここでは、表示の左右方向にRGBに色分離した
例を示す。次に色分離した光を偏光分離手段76によっ
て上下方向に偏光分離し、偏光状態によって角度を変化
させる。こうして、画素は、上下方向に2、左右方向に
3分割され、6つの表示ドットとマイクロレンズの1つ
が対応する。そして、図48のようにS偏光とP偏光に
対応する表示ドット毎に駆動電圧を反転させることによ
り、通常の表示とすることができる。
【0105】また、図49は図45の構成に対して回折
格子12と偏光分離手段76の配置を逆にした例を示す
図である。図50は図46の構成に対して回折格子12
と偏光分離手段76の配置を逆にした例を示す図であ
る。
【0106】図51及び図52は、図39から図41に
示した透過型の偏光分離手段76と回折格子12とを接
合してなる偏光及び色分離手段を示す。液晶プリズム又
は複屈折プリズムからなる偏光分離手段76で光を上下
方向に偏光分離し、回折格子12によって左右方向に色
分離している。この分離された光をマイクロレンズを備
えた液晶パネルに入射することによって光利用効率の高
い、簡素化された表示装置を作製することができる。
【0107】図53は色分離手段としてプリズム84の
波長分散を利用した例を示す。プリズム84の材質及び
角度の設計によって任意の色分離が可能となる。図54
は、2個の回折格子12x、12yと、偏光変換素子8
6とを用いて偏光分離と色分離を行うことのできる複合
素子を示す。
【0108】図55に示すように、回折格子は縞間隔が
ある空間周波数に従って偏光特性が表れる。つまり、あ
る回折格子は特定の空間周波数ではS偏光のみを回折す
ることができる。2個の回折格子12x、12yはS偏
光のみを回折する性質をもつものである。
【0109】図54において、第1の回折格子12xは
光源光のうちのS偏光のみを回折させ、この回折により
色分離をも行う。このS偏光は偏光変化素子(1/2波
長板)86を通ることにより偏光状態を90度回転させ
てP偏光となり、P偏光として第2の回折格子12yを
透過する。第1の回折格子12xによって回折されたS
偏光は第2の回折格子12yを通るときにはP偏光とな
っているので回折されない。光源光のうちのP偏光は第
1の回折格子12xを通るときには回折されず、偏光変
化素子(1/2波長板)86を通るときに偏光状態を9
0度回転させてS偏光となり、第2の回折格子12yで
回折され、色分離される。このようにして、図54の複
合素子は偏光分離と色分離とを行うことができる。
【0110】2つの回折格子12x、12yは異なる空
間周波数で用いることによって偏光分離及び色分離機能
を同時に可能とすることができる。また、2つの回折格
子12x、12yが同一の空間周波数であっても、一方
を傾けて入射角を変化させてもよいこの方式では、偏光
分離する方向と色分離する方向とが同一方向であるの
で、画素配置は図56のようになる。1つのマイクロレ
ンズは横方向の6つの表示ドットに対応する。
【0111】上記の例では、回折格子12とマイクロレ
ンズ14とを別々に配置したが、色分離機能と集光機能
とを備えた回折格子素子54として使用することもでき
る。例えば、図57に示すように、偏光分離手段76と
回折格子素子54とを組み合わせて使用することもでき
る。また、マイクロレンズアレイ14のマイクロレンズ
の配置は、画素の配置に合わせて、図58のような体心
配置、又は図58のような最密配置とすることができ
る。この回折格子はリソグラフィ技術もしくはレーザー
光線による直接描画でも作製可能である。
【0112】図60及び図61は、分離されたP偏光と
S偏光の一方を再変換して同じ種類偏光にする例を示し
ている。図62はこの場合の画素配列を示す。この例の
表示装置は、光源62と、偏光分離手段76と、回折格
子素子54と、マイクロレンズアレイ14と、液晶パネ
ル16と、検光子34とを備えている。この偏光分離手
段76は、透過及び反射により偏光をP偏光とS偏光に
分離する偏光分離膜76bと、偏光分離膜76bを透過
又は偏光分離膜76bで反射した偏光を反射させる反射
ミラー76cと、偏光変換手段(位相差フィルム又は1
/4波長板)87とからなる。
【0113】図36の場合と同様に、P偏光は偏光分離
膜76bを透過して回折格子素子54に向かい、S偏光
は偏光分離膜76bで反射し且つ反射ミラー76cで反
射する。しかし、この例では、S偏光は偏光変換手段8
7でP偏光に変換されて回折格子素子54に向かう。こ
うすれば、駆動電圧を反転させることなく、全てP偏光
として回折格子素子54及び液晶パネル16に入射させ
ることができる。
【0114】図63は、偏光分離膜76bと、反射ミラ
ー76cと、偏光変換手段87とを共通のウエッジ状の
透明なプリズム88に取り付けた例を示す図である。図
64は、偏光分離膜76bと、反射ミラー76cと、偏
光変換手段87とを共通のウエッジ状の透明なプリズム
アレイ88aに取り付けた例を示す図である。
【0115】図65及び図66は、図63及び図64の
構成において、偏光分離膜76bを回折格子素子(又は
回折格子)54で兼用させた例を示す図である。回折格
子素子54は偏光特性の大きい特性を有し、偏光分離膜
76bの偏光分離機能と拡散機能とを達成するものであ
る。この場合、回折格子素子54はS偏光を透過させて
回折させ、P偏光及び0次拡散光は反射させる性質をも
つ。回折格子素子54で反射したP偏光は反射ミラー7
6cで反射され、偏光変換手段87でS偏光に変化され
て回折格子素子54に向かい、回折格子素子54によっ
て回折されつつ透過する。回折格子素子54で反射した
0次回折光は回折格子素子54で再び反射され、回折格
子素子54に入射しないので、利用しない0次回折光に
よる画像のコントラストの低下を防止することができ
る。なお、S偏光が偏光分離膜76b又は回折格子素子
54で反射するように構成した場合でも、S偏光の一部
はそれを透過するので、偏光分離膜76b又は回折格子
素子54にブリュースター角度で入射するようにすれ
ば、S偏光を完全に反射するようにすることができる。
【0116】図67から図69はさらなる画素配列
(A)及び駆動電圧(B)の例を示す図である。図67
においては、(RGBBGR)をユニットとして表示ド
ットが一列に形成されている。従って、2つのR、及び
2つのBが連続する。
【0117】図68においては、図67の連続する2つ
のR、及びBを合わせて1つの大きな表示ドットとし、
これらは1つの表示ドットとして駆動するか、2つの表
示ドットとして駆動する例を示している。図69におい
ては、図68の2つ分の表示ドットR、Bの大きさを2
つ分よりも小さくし、それによって表示ドットGが相対
的に大きくなるようにしている。また、表示ドットGの
駆動電圧を表示ドットR、Bの駆動電圧よりも高くし、
緑色の表示がより強くなるようにしている。
【0118】その他の特徴3 図70から図72は本発明のその他の特徴を示す図であ
る。図70から図75は、液晶パネルの表示ドットの配
列の特徴を示す。画像は複数の画素により構成され、各
画素はR、G、Bの表示ドットにより構成される。つま
り、画像を形成するための表示の最小単位は表示ドット
である。従来、このような表示ドットは、インライン配
列あるいはデルタ配列で配置される。しかし、インライ
ン配列の場合には、1画素が正方形であるとすると、各
表示ドットは縦横比が1対3の長方形になる。従って、
表示ドットは極端に細長くなり、拡散現象が顕著になっ
て配光方向に光量ムラや、色ムラや、ギラツキ感の増大
等の問題がある。また、TFT等を設けるために、利用
できる表示ドットの短辺の幅はますます小さくなる。
【0119】表示ドットがデルタ配列の場合には、各表
示ドットを正方形に近くすることができるので、上記し
たような表示ドットは細長くなる場合の問題点は解決で
きる。しかし、従来、表示ドットがデルタ配列の場合に
は、画素もデルタ配列となっており、隣接する2つの画
素が斜め方向に連続するので、直交する2方向に直線を
引くことができない。複数画素の幅で直線を引くことは
できるが、精細度が半分以下になる。
【0120】図70に示す本発明の実施例の画素配列で
は、液晶パネル16は複数の画素90A、90B、90
C、90Dを備え、各画素は互いに隣接する3個の表示
ドットA、B、Cからなる。これらの表示ドットA、
B、Cは上記した赤、緑、青の表示ドット26r、26
g、26bのいずれかに相当する。各画素の表示ドット
A、B、Cはデルタ配列で配置され、すなわち、3個の
表示ドットA、B、Cの中心又は該3個の表示ドットの
開口部の中心を結ぶ線分が三角形をなしている。そし
て、各画素の表示ドットが形成する三角形の配列構造
が、互いに直交する第1方向90Y及び第2方向90X
に等間隔に並ぶ正方配列構造である。つまり、4つの画
素の中心とも言うべき点90AO、90BO、90C
O、90DOが正方形を形成する。
【0121】より詳細には、第1方向90Yには、各画
素の形成する三角形の中心付近を通って第1方向90Y
に延びる線に対して対称な三角形が並び、第2方向90
Xには、三角形の中心付近を通って第2方向90Xに延
びる線に対してミラー反転した三角形が互いに隣接して
並ぶ。また、3個の表示ドットA、B、Cが互いに異な
る3種類の表示ドットであり、第1方向90Yには、3
種類の表示ドットの配列が同じ画素が並び、第2方向9
0Xには、互いに隣接する画素を180度回転且つ画素
の中心付近を通って第1方向90Yに延びる線に対して
ミラー反転した表示ドット配列の画素が並ぶ。
【0122】言い換えると、1つの表示ドットAの長辺
に沿って3つの表示ドットA、B、Cは互いに接触して
いる。鉛直方向には、表示ドットAを頂部又は底部とす
る同じ三角形配列の画素を並べ、水平方向には表示ドッ
トAを頂部とする画素及び表示ドットAを底部とする画
素を交互に並べている。
【0123】このような構成により、表示ドットが特定
の方向に細くならない形状に、好ましくはできるだけ正
方形に近い形状に形成でき、且つ画素を高い密度で配置
できる。よって、高精細で、より明瞭な画像を形成する
ことができる。また、互いに直交する2方向に直線を引
くことができる。
【0124】また、この画素配列構造は、色分離と偏光
分離を行う表示装置、色分離のみを行う表示装置、偏光
分離のみを行う表示装置、あるいは色分離も偏光分離も
行わない表示装置に使用可能である。しかし、回折格子
により色分離を行う場合に、3つの色の表示ドットの一
直線上の位置は近接できるので、回折格子による色分離
角が小さくても明瞭な色分離を行うことができる。ま
た、これを投射型表示装置にも応用できる。
【0125】好ましくは、図71に示すように、1つの
表示ドットA、B、Cが第1方向に平行な辺の長さと第
2方向に平行な辺の長さとの比が概ね3対4の長方形で
あり、画素を構成する表示ドットA、B、Cの開口部の
中心を結ぶ線分の比が概ね4対√13対√13の二等辺
三角形となる。この場合、それぞれの画素の点90A
O、90BO、90CO、90DO間の距離は6にな
る。従って、正方配列となるためには、各表示ドットの
縦横比も所定の条件を満足する必要がある。
【0126】実際例として、対角3.5インチ、アスペ
クト比4:3、SVGA(800×600画素)の表示
装置において、各矩形状の表示ドットは29.7×4
4.4μmとなる。また、対角3.5インチ、アスペク
ト比4:3、XGA(1024×768画素)の表示装
置において、各矩形状の表示ドットは23.2×34.
7μmとなる。
【0127】図72は、表示ドットA、B、Cがそれぞ
れに3組の平行な辺を有する六角形の例を示す。この場
合にも、画素を構成する表示ドットの中心を結ぶ線分の
比、又は画素を構成する表示ドットの開口部の中心を結
ぶ線分の比が、概ね4対√13対√13の二等辺三角形
となるようにする。このようにすることにより、表示ド
ットA、B、Cは円に近づき、マイクロレンズの形に近
づく。
【0128】その他の特徴4 図73から図90は本発明のその他の特徴を示す図であ
る。図73から図90は回折格子12、52、又は回折
格子素子54を含む表示装置におけるさらなる画素配列
及びバスラインの特徴を示す。表示ドット26r、26
g、26bは、ブラックマトリクス(遮光膜)92の開
口部として形成される。
【0129】液晶表示パネル16は、複数の表示ドット
26r、26g、26bを含み、表示ドットの形状が互
いに等しい。1つの表示ドットの形状はその中心を通る
互いに直交する第1の線26X及び第2の線26Yに関
して対称であるように構成されている。図73では、表
示ドットの配列がストライプ配列であるが、後で示すよ
うに、デルタ配列とすることもできる。
【0130】図74は図20と同様の図である。回折格
子素子54を含む表示装置においては、表示ドット26
r、26g、26bには、赤、緑、青色に相当する光の
波長成分を中心として各波長成分の光が同心円の縞状に
入射する。従って、全ての表示ドットの形状が互いに等
しく、1つの表示ドットの形状はその中心を通る互いに
直交する第1の線26X及び第2の線26Yに関して対
称であるように構成されていると、回折格子素子54か
ら入射する各色の波長成分の光を最も効率よく取り込む
ことができる。
【0131】もしも、表示ドットの形状が破線26dで
示されるようにジグザグな形状であるとすると、所定の
形状の表示ドット26r、26g、26bから外にはみ
出た部分では望ましくない余分な波長成分の光を受け入
れ、逆に所定の形状の表示ドット26r、26g、26
bから内には切れ込んだ部分では必要な波長成分の光を
受け入れることができない。従って、上記した特徴に従
って形成された表示ドット26r、26g、26bによ
り、設計通りの白純度及び色むらのない画像を得ること
ができる。
【0132】さらに、鉛直方向に隣接する2つの表示ド
ット26r、26g、26b間の間隔mが一定である。
こうすることにより、マイクロレンズアレイ14のマイ
クロレンズの配置を一定にし、且つ回折格子素子54と
液晶パネル16との位置合わせマージンを確保すること
ができ、多少の位置ずれがあっても色が変わらないよう
にすることができる。
【0133】図75から図78は上記した特徴を満足す
る表示ドット26r、26g、26bの例を示す図であ
る。図75においては、表示ドット26r、26g、2
6bは十字形形状に形成される。図76においては、表
示ドット26r、26g、26bは円形形状に形成され
る。図77においては、表示ドット26r、26g、2
6bは八角形形状に形成される。図78においては、表
示ドット26r、26g、26bは楕円形形状に形成さ
れる。
【0134】また、図75から図78の表示ドット26
r、26g、26bの形状は、色分離方向(水平方向)
と直交し且つその中心を通る(鉛直)線上の部分が横外
縁側の部分よりも大きく形成されている。図79に示さ
れるように、回折格子素子54から液晶パネル16に入
射する光は、赤、緑、青色の波長成分をピークとした波
長分布をもっている。従って、各色のピークの位置にお
いてはもっとも多量の光を取り入れるように表示ドット
26r、26g、26bの開口サイズを大きくするのが
好ましい。
【0135】図80及び図81は、薄膜トランジスタ
(TFT)40と、ゲートバスライン36と、データバ
スライン38を含むアクティブマトリクス構造を示して
いる。この例では、TFT40の動作半導体、ドレイン
電極、及びソース電極がポリシリコンからなる例を示し
ている。すなわち、TFT40は、基板22の表面に設
けられたポリシリコンの層40aを含み、このポリシリ
コンの層40aの絶縁膜を介してゲートバスライン36
と重なる部分40cがTFT40の動作半導体、すなわ
ちチャネルとなる。チャネルは2つある。ポリシリコン
の層40aは絶縁膜を介してデータバスライン38と重
なる部分40dを有し、この部分40dはスルーホール
38aによりデータバスライン38と接続され、ドレイ
ン電極となる。さらに、ポリシリコンの層40は絶縁膜
を介して表示ドット26rと重なる部分40sを有し、
この部分40sはスルーホール26aにより表示ドット
26rに接続され、ソース電極となる。ブラックマトリ
クス92は表示ドット26rと同じ基板に形成されてい
る。
【0136】ポリシリコンは表示ドット26r、26
g、26bに対してTFT40を非常に小さく形成する
ことを可能にするので、高精細な表示装置を得るのに適
している。さらに、ポリシリコンは透明であるので、ポ
リシリコンで覆われた表示電極の部分は遮光膜とはなら
ない。従って、表示ドット26rは、ブラックマトリク
ス92の開口部のみによって規定され、このブラックマ
トリクス92の開口部は矩形形状である。図80及び8
1には、表示電極26Rも示されている。
【0137】図82は図81と類似した構成を示してい
る。図82においては、表示ドット26rとソース電極
とを接続するコンタクトホール26aの長さ(=〜10
000Å程度)に対し画素電極の厚さ(〜1000Å)
が薄いため、画素電極と、ポリシリコンを直接接続させ
ると、画素電極が切れることがあり、表示欠陥となる場
合がある。そのため、図82のように、コンタクトの下
半分をデータバスラインで行うことが対策となる。この
場合には、データバスライン38と同じ材料38bは遮
光性であるので、図80のスルーホール26aの部分が
遮光膜で覆われることになる。
【0138】この場合には、図83で示されるように、
対向基板側に遮光膜96を設け、この遮光膜96とTF
T側の基板22のブラックマトリクス92と合わせて、
表示ドット26r、26g、26bを規定する遮光膜と
なる。さらに、図83においては、ゲートバスライン3
6及びデータバスライン38が表示ドット26r、26
g、26bを部分的に取り囲むように曲がって形成され
ている。
【0139】そして、表示ドット26r、26g、26
bはデルタ配列されており、各画素に対して、ゲートバ
スライン36が1個あり、データバスライン38が3個
ある。図83の中央の画素の逆Δ形の表示ドット26
r、26g、26bについて見ると、左上段の表示ドッ
ト26r(1)の右側に沿って延びるデータバスライン
38はその表示ドット26rに接続され、右上段の表示
ドット26g(2)の左側に沿って延びるデータバスラ
イン38はその下の表示ドット26b(3)に接続さ
れ、右上段の表示ドット26g(2)の右側に沿って延
びるデータバスライン38はその表示ドット26gに接
続される。このようにして、ゲートバスライン36及び
データバスライン38の閉める面積を最小にし、且つ表
示ドット26r、26g、26bの形状を正方形に近い
矩形にすることを可能にしている。
【0140】図84は図83に類似の構成であるが、各
画素に対して、ゲートバスライン36が2個あり、デー
タバスライン38が2個ある例を示している。左上段の
表示ドット26r(1)の右側に沿って延びるデータバ
スライン38はその表示ドット26rに接続され、右上
段の表示ドット26g(2)の右側に沿って延びるデー
タバスライン38はその表示ドット26g及びその下の
表示ドット26b(3)に接続される。後者の表示ドッ
ト26bは2段面のゲートバスライン36に接続され、
他の2つは1段目のゲートバスライン36に接続されて
いる。
【0141】図85は、各画素の1つの表示ドットの大
きさが他の2つの表示ドットよりも小さい例を示す図で
ある。実施例においては、緑色の表示ドット26gの開
口部の大きさが、赤及び青色の表示ドット26r、26
bの開口部の大きさよりも小さくなっている。また、こ
の例では、ゲートバスライン36が1個、データバスラ
イン38が3個の構成になっている。
【0142】図86に示すように、回折格子12から液
晶パネル16に向かって1次回折光が入射するとき、短
波長である青色の光と、中間の波長である緑色の光と、
長い波長の光である赤色とが、同じ位置から等距離だけ
進むが、波長の違いによって焦点距離が破線で示される
ように異なる。このため、表示ドット26r、26g、
26bにおける光の強度や集光度に差ができることにな
る。そこで、図85に示されるように、表示ドット26
r、26g、26b毎に開口部の大きさを替え、緑色の
表示ドット26gに焦点を合わせる構成により、表示ド
ット26r、26g、26bにおける光の強度が同じに
なるようにするのが好ましいことがある。
【0143】図87においては、緑の表示ドット26g
が小さく、且つ全ての表示ドット26r、26g、26
bの底部が一直線上に位置するようになっている。図8
8においては、緑の表示ドット26gが小さく、且つ全
ての表示ドット26r、26g、26bの中心が一直線
上に位置するようになっている。図89においては、緑
の表示ドット26gが小さく、且つ表示ドット26r、
26g、26bの形状が外から内へ次第に小さくなるよ
うになっている。
【0144】図87において、xを実数とするとき、小
さい表示ドット26gの開口面積と大きい表示ドットの
開口面積の比が、1−2x:1+xであるようにする。
すなわち、全ての表示ドット26r、26g、26bを
最初は同じように形成しておいて、緑の表示ドット26
gから2x取り、それを1xずつ残りの表示ドット26
r、26bに加える。例えば、図85の構成において、
小さい表示ドットの開口面積と大きい表示ドットの開口
面積との比は、1:2.3であった。
【0145】図90はゲートドライバ97及びデータド
ライバ98が液晶パネル16の基板22にアクティブマ
トリクス構造と一緒に作られている例を示す図である。
ゲートドライバ97はゲートバスライン36に接続さ
れ、データドライバ98はデータバスライン38に接続
される。ゲートドライバ97及びデータドライバ98は
パソコン100の制御回路101によって制御される。
【0146】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回折格子により色を分離してカラー表示を行う場合に、
0次回折光を視界外に向けたり、0次回折光を表示光と
して利用したり、0次回折光を遮光したりしながら、表
示ドットを等間隔ピッチの高精細カラー表示を広視角、
高品位として実現することができる。また、本発明によ
れば、高精細な画像形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の表示装置を示す図であ
る。
【図2】回折格子を示す図である。
【図3】集光レンズとライトバルブの表示電極との関係
を示す図である。
【図4】一次回折光と0次回折光がライトバルブに入射
する位置を示す図である。
【図5】表示電極が互いに上下関係で設けられ且つ0次
回折光が上方に向かって進む表示装置の例を示す図であ
る。
【図6】一次回折光及び0次回折光の進む方向及びドッ
トピッチを計算するためのジオメトリを示す図である。
【図7】表示電極が互いに上下関係で設けられ且つ0次
回折光が上方に向かって進む表示装置の他の例を示す図
である。
【図8】表示電極が互いに上下関係で設けられ且つ0次
回折光が下方に向かって進む表示装置の例を示す図であ
る。
【図9】表示装置をパソコンに設けた例を示す図であ
る。
【図10】壁かけ型表示装置の例を示す図である。
【図11】マルチパネルタイプの表示装置の例を示す図
である。
【図12】マルチパネルタイプの表示装置の正面図であ
る。
【図13】本発明の第2実施例の表示装置を示す図であ
る。
【図14】図13の表示装置の表示電極を示す図であ
る。
【図15】図14の表示装置の変形例を示す図である。
【図16】本発明の第3実施例を示す図である。
【図17】本発明の第4実施例の表示装置を示す図であ
る。
【図18】図17の回折格子を示す図である。
【図19】図17の集光手段を示す図である。
【図20】図17の表示電極に一次回折光が入射すると
ころを示す図である。
【図21】本発明の第5実施例の投射型表示装置を示す
図である。
【図22】図21のアパーチャを示す図である。
【図23】拡散格子素子と液晶パネルを示す図である。
【図24】アパーチャのコリメートレンズ等の関係を示
す図である。
【図25】アパーチャにカットフィルタを設けた例を示
す図である。
【図26】ピークのある光源の特性の例を示す図であ
る。
【図27】長寿命光源と一般的な光源の特性の例を示す
図である。
【図28】拡散格子素子にブラックマトリクスを設けた
例を示す図である。
【図29】反射防止コート付き検光子の例を示す図であ
る。
【図30】アナモルフィック投射レンズを使用した例を
示す図である。
【図31】本発明の第6実施例の投射型表示装置を示す
図である。
【図32】図32の画素構成を示す図である。
【図33】図34の画素構成を示す図である。
【図34】図32の投射型表示装置の変形例を示す図で
ある。
【図35】背面投射型表示装置の例を示す図である。
【図36】本発明の第7実施例の表示装置を示す図であ
る。
【図37】図36の部分拡大図である。
【図38】図37の変形例を示す図である。
【図39】本発明の第8実施例の表示装置を示す図であ
る。
【図40】図39の部分拡大を示す図である。
【図41】図40の変形例を示す図である。
【図42】偏光分離手段の変形例を示す図である。
【図43】図42の偏光分離手段の偏光分離を示す図で
ある。
【図44】図43の変形例を示す図である。
【図45】図36の構成に拡散格子を加えた表示装置を
示す図である。
【図46】図36の構成にダイクロイックミラーを加え
た表示装置を示す図である。
【図47】図45及び図46の表示装置の画素配列を示
す図である。
【図48】図47の画素配列に対する駆動電圧と透過率
の関係を示す図である。
【図49】図45の偏光分離手段と拡散格子素子の配置
を逆にした例を示す図である。
【図50】図45の偏光分離手段とダイクロイックミラ
ーの配置を逆にした例を示す図である。
【図51】偏光分離素子と色分離素子を一体化した複合
素子の例を示す図である。
【図52】図51の偏光分離素子と色分離素子の配置を
逆にした複合素子の例を示す図である。
【図53】偏光分離素子と色分離素子を一体化した複合
素子の他の例を示す図である。
【図54】2つの回折格子で偏光分離と色分離を行う例
を示す図である。
【図55】S偏光のみが回折を行う回折格子の例を示す
図である。
【図56】図54の表示装置の画素配列を示す図であ
る。
【図57】偏光分離素子と色分離素子とからなる表示装
置の他の例を示す図である。
【図58】マイクロレンズアレイのマイクロレンズの配
置の例を示す図である。
【図59】マイクロレンズアレイのマイクロレンズの配
置の他の例を示す図である。
【図60】偏光分離手段の変形例を示す図である。
【図61】図60の部分拡大図である。
【図62】図60の表示装置の画素配列を示す図であ
る。
【図63】図61の変形例を示す図である。
【図64】図61の変形例を示す図である。
【図65】偏光特性の大きい拡散格子を偏光分離手段と
して使用する例を示す図である。
【図66】偏光特性の大きい拡散格子を偏光分離手段と
して使用する例を示す図である。
【図67】画素配列の他の例を示す図である。
【図68】画素配列の他の例を示す図である。
【図69】画素配列の他の例を示す図である。
【図70】本発明の第9実施例の画素配列を示す図であ
る。
【図71】図70の1つの画素を示す図である。
【図72】図70の画素配列の変形例を示す図である。
【図73】本発明の第10実施例の画素配列を示す図で
ある。
【図74】1画素の表示ドットとそれに入射する1次回
折光を示す図である。
【図75】図73の他の例を示す図である。
【図76】図73の他の例を示す図である。
【図77】図73の他の例を示す図である。
【図78】図73の他の例を示す図である。
【図79】色分離された光の波長と光量との関係を示す
図である。
【図80】TFTをポリシリコンで作った例を示す図で
ある。
【図81】図80のTFTの断面図である。
【図82】図81の変形例を示す図である。
【図83】1画素について1個のゲートバスラインと3
個のデータバスラインとを有する例を示す図である。
【図84】1画素について2個のゲートバスラインと2
個のデータバスラインとを有する例を示す図である。
【図85】緑色の表示ドットを小さくした例を示す図で
ある。
【図86】回折格子から液晶パネルへ進む光の焦点距離
に差があることを示す図である。
【図87】緑色の表示ドットを小さくした例を示す図で
ある。
【図88】緑色の表示ドットを小さくした例を示す図で
ある。
【図89】緑色の表示ドットを小さくした例を示す図で
ある。
【図90】液晶パネルの基板にゲートドライバ及びデー
タドライバを設けた例を示す図である。
【符号の説明】
10…表示装置 12…回折格子 14…集光素子 16…液晶パネル 18…液晶層 20、22…基板 26R、26G、26B…表示電極 26r、26g、26b…表示ドット 48…遮光部 52…回折格子 Lo…0次回折光 LR 、LG 、LB …一次回折光 54…回折格子素子 62…光源 63…アパーチャ 64…光学手段 66…投射レンズ 68…フィールドレンズ 76…偏光分離手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 啓二 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 富田 順二 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 有竹 敬和 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 鈴木 敏弘 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 小林 哲也 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 菅原 真理 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 飯ヶ浜 行生 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 山口 久 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 福原 元彦 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 吉岡 浩史 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 高原 和博 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (49)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回折格子(12、52)と、集光手段
    (14、52)と、該回折格子及び該集光手段を通った
    光を受けて画像変調するライトバルブ(16)とを備
    え、 該ライトバルブ(16)が複数の微小な単位領域を有
    し、各単位領域が互いに異なった色に対応する複数の表
    示ドット(26R、26G、26B)を含み、該単位領
    域内の該複数の表示ドットが表示の上下方向で光の波長
    の順に配置され、 0次回折光(Lo)の該ライトバルブ(16)への入射
    角が一次回折光(LR、LG 、LB )の該ライトバルブ
    (16)への入射角よりも大きく、 該回折格子(12、52)の所定の領域で回折された一
    次回折光(LR 、LG、LB )が1つの単位領域の該複
    数の表示ドット(26R、26G、26B)を通り、該
    回折格子(12、52)の該所定の領域を通った0次回
    折光(Lo)が該1つの単位領域とは別の単位領域を通
    るようにしたことを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 一次回折光の色成分が赤、緑、青であ
    り、一次回折光の緑成分(LG )が該ライトバルブに概
    ね垂直に入射するように配置されることを特徴とする請
    求項1に記載の表示装置。
  3. 【請求項3】 該集光手段は該ライトバルブ(16)の
    単位領域と対応する素子部分を有する集光素子(14)
    からなることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  4. 【請求項4】 該集光手段(52)は該ライトバルブ
    (16)の単位領域と対応する素子部分を有し、該回折
    格子(12)に設けられていることを特徴とする請求項
    1に記載の表示装置。
  5. 【請求項5】 該ライトバルブが少なくとも1つの液晶
    パネル(16)からなることを特徴とする請求項1に記
    載の表示装置。
  6. 【請求項6】 該単位領域内の該複数の表示ドット(2
    6R、26G、26B)が表示の上下方向で上から下に
    波長の長い順に配置されていることを特徴とする請求項
    5に記載の表示装置。
  7. 【請求項7】 該表示装置が上方部分(16a)と下方
    部分(16b)とを有し、該複数の表示ドットが、上方
    部分においては0次回折光は上向きに出射し、下方部分
    においては0次回折光は下向きに出射するように配置さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  8. 【請求項8】 回折格子(12)と、集光手段(14)
    と、該回折格子及び該集光手段を通った光を受けて画像
    変調するライトバルブ(16)とを備え、 該ライトバルブ(16)が複数の微小な単位領域を有
    し、各単位領域が互いに異なった色に対応する複数の表
    示ドット(26R、26G、26B)及び追加の表示ド
    ット(26W)を含み、該単位領域内の該複数の表示ド
    ットが光の波長の順に配置され、 0次回折光(Lo)の該ライトバルブ(16)への入射
    角が一次回折光(LR、LG 、LB )の該ライトバルブ
    (16)への入射角よりも大きく、 該回折格子(12)の所定の領域で回折された一次回折
    光(LR 、LG 、LB)が1つの単位領域の該複数の表
    示ドット(LR 、LG 、LB )を通り、該回折格子(1
    2)の該所定の領域を通った0次回折光(Lo)が該1
    つの単位領域とは別の単位領域の追加の表示ドット(2
    6W)を通るようにしたことを特徴とする表示装置。
  9. 【請求項9】 一次回折光の色成分が赤、緑、青であ
    り、一次回折光の緑成分(LG )が該ライトバルブに概
    ね垂直に入射するように配置されることを特徴とする請
    求項8に記載の表示装置。
  10. 【請求項10】 該集光手段は該ライトバルブ(16)
    の単位領域と対応する素子部分を有する集光素子(1
    4)からなることを特徴とする請求項8に記載の表示装
    置。
  11. 【請求項11】 該ライトバルブが少なくとも1つの液
    晶パネルからなることを特徴とする請求項8に記載の表
    示装置。
  12. 【請求項12】 回折格子(12)と、集光手段(1
    4)と、該回折格子及び該集光手段を通った光を受けて
    画像変調するライトバルブ(16)とを備え、 該ライトバルブが複数の微小な単位領域を有し、各単位
    領域が互いに異なった色に対応する複数の表示ドット
    (26R、26G、26B)及び遮光部(48)を含
    み、該単位領域内の該複数の表示ドットが光の波長の順
    に配置され、 0次回折光(Lo)の該ライトバルブ(16)への入射
    角が一次回折光(LR、LG 、LB )の該ライトバルブ
    (16)への入射角よりも大きく、 該回折格子(12)の所定の領域で回折された一次回折
    光(LR 、LG 、LB)が1つの単位領域の該複数の表
    示ドット(26R、26G、26B)を通り、該回折格
    子(12)の該所定の領域を通った0次回折光(Lo)
    が該1つの単位領域とは別の単位領域の遮光部(48)
    を通るようにしたことを特徴とする表示装置。
  13. 【請求項13】 光源(62)と、該光源の光を平行光
    に変換するためにアパーチャ(63)を有する光学手段
    (64)と、該光学手段を通った光を受ける回折格子素
    子(54)と、該回折格子素子を通った光を受けて画像
    変調するライトバルブ(16)と、該ライトバルブで形
    成された画像を投射する投射レンズ(66)とを備えた
    投射型表示装置。
  14. 【請求項14】 該ライトバルブが液晶パネル(16)
    からなり、偏光子(32)が該光学手段(64)と該回
    折格子素子(54)との間に配置され、検光子(34)
    が該液晶パネル(16)と該投射レンズ(66)との間
    に配置されることを特徴とする請求項13に記載の投射
    型表示装置。
  15. 【請求項15】 該アパーチャ(63)が非円形であ
    り、該アパーチャが互いに直交する長軸方向と短軸方向
    とを有することを特徴とする請求項13に記載の投射型
    表示装置。
  16. 【請求項16】 該光学手段(64)を通る光をP偏光
    及びS偏光に分離する偏光分離手段(76)が配置さ
    れ、これらのP偏光及びS偏光は互いの間に偏光分離角
    度を形成して進むことを特徴とする請求項14に記載の
    投射型表示装置。
  17. 【請求項17】 該P偏光及びS偏光は該液晶パネル
    (16)の異なった表示ドットに入射することを特徴と
    する請求項16に記載の投射型表示装置。
  18. 【請求項18】 該偏光分離手段(76)によって分離
    されたP偏光及びS偏光の一方を他方の偏光に変換する
    偏光変換手段(76d)が配置され、偏光変換されなか
    った偏光及び偏光変換された偏光が該液晶パネルの異な
    った表示ドットに入射することを特徴とする請求項16
    に記載の投射型表示装置。
  19. 【請求項19】 該アパーチャ(63)が非円形であ
    り、該アパーチャが互いに直交する長軸方向と短軸方向
    とを有することを特徴とする請求項16に記載の投射型
    表示装置。
  20. 【請求項20】 該光学手段(64)が、該アパーチャ
    (63)を有する像消しレンズ(64a)と、コリメー
    トレンズ(64b)からなることを特徴とする請求項1
    3に記載の投射型表示装置。
  21. 【請求項21】 フィールドレンズ(68)が該ライト
    バルブと該投射レンズとの間に配置されることを特徴と
    する請求項13に記載の投射型表示装置。
  22. 【請求項22】 該投射レンズ(66)が、その拡大率
    が直交する2方向で異なるアナモルフィックレンズから
    なることを特徴とする請求項13に記載の投射型表示装
    置。
  23. 【請求項23】 該偏光子(32)は該回折格子素子
    (54)に対してP偏光又はS偏光で光を入射させるよ
    うに配置されていることを特徴とする請求項14に記載
    の投射型表示装置。
  24. 【請求項24】 光源(62)と、偏光分離手段(7
    6)と、集光手段(14)と、該集光手段を通った光を
    受けて画像変調するライトバルブ(16)と、検光子
    (34)とを備え、該偏光分離手段(76)が、透過及
    び反射により偏光をP偏光とS偏光に分離する偏光分離
    膜(76b)と、該偏光分離膜を透過又は該偏光分離膜
    で反射した偏光を反射させる反射ミラー(76c)とか
    らなり、該偏光分離膜を透過又は該偏光分離膜で反射し
    て該集光手段に向かう偏光と該反射ミラーで反射した偏
    光は、互いの間に偏光分離角度を形成して該集光手段へ
    向かって進むようにしたことを特徴とする表示装置。
  25. 【請求項25】 該反射ミラー(76c)は該偏光分離
    膜(76b)を透過した偏光を反射させ且つ該反射光を
    再び該偏光分離膜を透過させるように配置されているこ
    とを特徴とする請求項24に記載の表示装置。
  26. 【請求項26】 さらに色分離手段を含むことを特徴と
    する請求項24に記載の表示装置。
  27. 【請求項27】 光源(62)と、偏光分離手段(7
    6)と、集光手段(14)と、該集光手段を通った光を
    受けて画像変調するライトバルブ(16)と、検光子
    (34)とを備え、該偏光分離手段(76)が、プリズ
    ム形の断面形状をした複屈折をもった物質からなること
    を特徴とする表示装置。
  28. 【請求項28】 該偏光分離手段(76)が、プリズム
    形の断面形状の凹部をもった透明な基板(76f)と、
    該基板の凹部に挿入された複屈折をもった物質(76
    g)からなることを特徴とする請求項27に記載の表示
    装置。
  29. 【請求項29】 該偏光分離手段(76)が、プリズム
    形の断面形状をした有機高分子を延伸したものからなる
    ことを特徴とする請求項27に記載の表示装置。
  30. 【請求項30】 さらに色分離手段を含むことを特徴と
    する請求項27に記載の表示装置。
  31. 【請求項31】 該反射ミラー(76c)で反射した偏
    光の偏光状態を変換する偏光変換手段(87)をさらに
    含むことを特徴とする請求項24に記載の表示装置。
  32. 【請求項32】 第1の回折格子(12x)と、第2の
    回折格子(12y)と、該第1及び第2の回折格子の間
    に配置された偏光変化手段(86)とからなり、偏光分
    離と色分離を行うことができるようにしたことを特徴と
    する表示装置。
  33. 【請求項33】 各画素(90A、90B、90C、9
    0D)が互いに隣接する3個の表示ドット(A、B、
    C)からなり、該3個の表示ドットの中心又は該3個の
    表示ドットの開口部の中心を結ぶ線分がなす三角形の配
    列構造が、互いに直交する第1方向及び第2方向に等間
    隔に並ぶ正方配列構造であることを特徴とする表示装
    置。
  34. 【請求項34】 第1方向には、三角形の中心付近を通
    って第1方向に延びる線に対して対称な三角形が並び、
    第2方向には、三角形の中心付近を通って第2方向に延
    びる線に対してミラー反転した三角形が互いに隣接して
    並ぶことを特徴とする請求項33に記載の表示装置。
  35. 【請求項35】 画素を構成する3個の表示ドットが互
    いに異なる3種類の表示ドットであり、第1方向には、
    3種類の表示ドットの配列が同じ画素が並び、第2方向
    には、互いに隣接する画素を180度回転且つ画素の中
    心付近を通って第1方向に延びる線に対してミラー反転
    した表示ドット配列の画素が並ぶことを特徴とする請求
    項33に記載の表示装置。
  36. 【請求項36】 表示ドットが第1方向に平行な辺の長
    さと第2方向に平行な辺の長さとの比が概ね3対4の長
    方形であり、画素を構成する表示ドットの開口部の中心
    を結ぶ線分の比が概ね4対√13対√13の二等辺三角
    形となるドット配列の画素を備えることを特徴とする請
    求項33に記載の表示装置。
  37. 【請求項37】 表示ドットが第1方向に平行な方向に
    2辺を有する六角形であり、画素を構成する表示ドット
    の中心を結ぶ線分の比、又は画素を構成する表示ドット
    の開口部の中心を結ぶ線分の比が、概ね4対√13対√
    13の二等辺三角形となるドット配列の画素を備えるこ
    とを特徴とする請求項33に記載の表示装置。
  38. 【請求項38】 光源と画素の間にレンズアレイを備
    え、1個のレンズで複数の表示ドットに光を集光するこ
    とを特徴とする請求項33に記載の表示装置。
  39. 【請求項39】 投射レンズを備えた投射型表示装置で
    あることを特徴とする請求項33に記載の表示装置。
  40. 【請求項40】 回折格子素子(54)と、該回折格子
    素子を通った光を受けて画像変調するライトバルブ(1
    6)とを備え、 該ライトバルブ(16)が複数の表示ドット(26r、
    26g、26b)を含み、各表示ドットが遮光膜のドッ
    ト開口部として規定され、表示ドットの形状が互いに等
    しく、1つの表示ドットの形状がその中心を通る互いに
    直交する第1の線及び第2の線に関して対称であること
    を特徴とする表示装置。
  41. 【請求項41】 表示ドットの形状が、色分離方向と直
    交し且つその中心を通る線上の部分が外縁側の部分より
    も大きく形成されていることを特徴とする請求項40に
    記載の表示装置。
  42. 【請求項42】 回折格子素子(54)と、該回折格子
    素子を通った光を受けて画像変調するライトバルブ(1
    6)とを備え、 該ライトバルブ(16)が各々が互いに隣接する3個の
    表示ドット(26r、26g、26b)からなる複数の
    画素を備え、各表示ドットが遮光膜のドット開口部とし
    て規定され、該3個の表示ドットのうち、1つの表示ド
    ットの開口面積が他の2つの表示ドットの開口面積より
    も小さいことを特徴とする表示装置。
  43. 【請求項43】 該3個の表示ドットが赤、緑、青の表
    示ドットであり、該小さい開口面積の表示ドットが緑の
    表示ドットであって中央に位置していることを特徴とす
    る請求項42に記載の表示装置。
  44. 【請求項44】 xを実数とするとき、該小さい表示ド
    ットの開口面積と大きい表示ドットの開口面積の比が、
    1−2x:1+xであることを特徴とする請求項43に
    記載の表示装置。
  45. 【請求項45】 該3個の表示ドットの中心が1つの直
    線上にあることを特徴とする請求項42に記載の表示装
    置。
  46. 【請求項46】 該ライトバルブ(16)が薄膜トラン
    ジスタ、ゲートバスライン、及びデータバスラインを有
    するアクティブマトリクス構造を有し、各画素に対し
    て、ゲートバスラインが1個あり、データバスラインが
    3個あることを特徴と請求項40又は42に記載の表示
    装置。
  47. 【請求項47】 該ライトバルブ(16)が薄膜トラン
    ジスタ、ゲートバスライン、及びデータバスラインを有
    するアクティブマトリクス構造を有し、各画素に対し
    て、ゲートバスラインが2個あり、データバスラインが
    2個あることを特徴と請求項40又は42に記載の表示
    装置。
  48. 【請求項48】 該ゲートバスライン及び該データバス
    ラインが表示ドットを部分的に取り囲むように曲がって
    形成されていることを特徴と請求項46又は47に記載
    の表示装置。
  49. 【請求項49】 該ライトバルブ(16)が薄膜トラン
    ジスタ、ゲートバスライン、及びデータバスラインを有
    するアクティブマトリクス構造を有し、該薄膜トランジ
    スタの動作半導体、ドレイン電極、及びソース電極がポ
    リシリコンからなることを特徴と請求項40又は42に
    記載の表示装置。
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