JPH1054933A - 撮影レンズ装置および撮影方法 - Google Patents

撮影レンズ装置および撮影方法

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JPH1054933A
JPH1054933A JP8212732A JP21273296A JPH1054933A JP H1054933 A JPH1054933 A JP H1054933A JP 8212732 A JP8212732 A JP 8212732A JP 21273296 A JP21273296 A JP 21273296A JP H1054933 A JPH1054933 A JP H1054933A
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aperture
cam
lens device
photographing
driving
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Toshiyuki Toyofuku
敏之 豊福
Yasuo Isashi
安夫 井指
Fuminori Ueno
史典 上野
Shigeo Hayashi
茂雄 林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】焦点調節と絞りを簡単な駆動機構で駆動し、低
コストであり、しかも、構造が簡単で占有スペ−スが小
さい撮影レンズ装置を提供する。 【解決手段】撮影レンズの焦点調節のための鏡枠のカム
当接部を駆動するカム部2cと、絞りを駆動する突起部
2d,2eと有するカムリング2をステッピングモータ
5により駆動する撮影レンズ装置であって、上記カムリ
ング2を回動させて、上記カム当接部をカム部2cと接
触させて光軸方向に移動させ、上記撮影レンズの焦点調
節と測光を実行した後、さらに、カムリングを回動さ
せ、上記突起部2eで絞りを絞り込み、カムリングを逆
方向に回動させ、撮影レンズを前記焦点調節位置まで移
動し、撮影動作を行う。撮影後、上記カム当接部2dに
より絞りを解放し、次の撮影の準備状態とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影レンズ装置お
よび撮影方法、詳しくは、撮影レンズ進退および絞りの
駆動を行う駆動機構部を内蔵する撮影レンズ装置と、撮
影レンズ装置を用いて撮影を行う撮影方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のカメラ用の撮影レンズ装置におい
て、撮影レンズおよび絞りを単一の駆動源で駆動すると
いうものはほとんど見られなかった。通常、絞りは、レ
ンズシャッタカメラ等の場合は、シャッタが同一の駆動
源で駆動する構造のものが多く、焦点調節(オートフォ
ーカシング)と絞りが1つの駆動源で駆動されることは
非常に稀であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、従来の撮
影レンズ装置においては、2つの独立した駆動源により
焦点調節と絞りとが駆動されることが多く、2つの駆動
源とそれぞれの駆動伝達機構を必要とすることからコス
ト的な問題、構造の複雑化および占有スペ−スが大きく
なるといった問題があった。
【0004】本発明は、上述の不具合を解決するために
なされたものであり、焦点調節と絞りを簡単な駆動機構
で駆動し、低コストであり、しかも、構造が簡単で占有
スペ−スが小さい撮影レンズ装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
撮影レンズ装置は、撮影レンズの焦点調節のための焦点
調節用被駆動部を駆動する焦点調節駆動機構と絞りを駆
動する絞り駆動機構とが共通の駆動要素を含んで構成さ
れる撮影レンズ装置において、上記駆動要素は、焦点調
節用のカム部を有するカム機構を含んでなる。上記撮影
レンズ装置においては、上記カム機構によって焦点調節
および絞り駆動が行われる。
【0006】本発明の請求項2記載の撮影レンズ装置
は、請求項1記載の撮影レンズ装置において、上記カム
機構は、一体化された撮影レンズ鏡筒内に組み込まれ
る。上記撮影レンズ装置においては、上記カム機構によ
って焦点調節および絞り駆動が行われる。
【0007】本発明の請求項3記載の撮影レンズ装置
は、請求項1記載の撮影レンズ装置において、上記カム
機構の移動範囲の中心区間を上記焦点調節用被駆動部を
駆動するために用い、上記カム機構の移動範囲の端部区
間を上記絞りを駆動するために用いる。上記撮影レンズ
装置においては、上記カム機構の移動範囲の端部区間で
絞り駆動が行われる。
【0008】本発明の請求項4記載の撮影レンズ装置
は、請求項3記載の撮影レンズ装置において、上記カム
機構は、上記移範囲の終端部に上記絞り駆動機構が設け
られている。上記撮影レンズ装置においては、上記カム
機構の移動範囲の終端部で絞り駆動が行われる。
【0009】本発明の請求項5記載の撮影レンズ装置
は、請求項3記載の撮影レンズ装置において、上記カム
機構の移動範囲のうち焦点調節および絞り駆動に用いる
区間とは異なる区間をマクロストロボの位置調整用の区
間として用いる。上記撮影レンズ装置においては、カム
機構の焦点調節、および、絞り駆動に対する移動範囲と
異なる範囲に設けられたマクロストロボ位置調節部でマ
クロ撮影時のストロボ位置調節が行われる。
【0010】本発明の請求項6記載の撮影レンズ装置
は、請求項5記載の撮影レンズ装置において、上記カム
機構のマクロストロボの位置調整用の区間に、ストロボ
光学系を回動させるための駆動部を形成する。上記撮影
レンズ装置においては、マクロ撮影時にストロボ光学系
を回動させて、ストロボ光軸方向を変える。
【0011】本発明の請求項7記載の撮影レンズ装置
は、請求項3記載の撮影レンズ装置において、上記絞り
駆動機構を上記カム機構に対して相対的に移動可能にし
て、撮影レンズのフランジバック調整による鏡枠全体の
位置ずれをこの移動により吸収可能に構成する。上記撮
影レンズ装置においては、上記カム機構に対して絞り駆
動機構部を相対的に位置調節してフランジバック調節を
行う。
【0012】本発明の請求項8記載の撮影レンズ装置
は、請求項7記載の撮影レンズ装置において、上記絞り
駆動機構を上記焦点調節のためのカム機構の移動範囲区
間に近接して配置する。上記撮影レンズ装置において
は、上記カム機構の焦点調節駆動機構の焦点調節範囲区
間の近くで絞り駆動機構が作動するようにする。
【0013】本発明の請求項9記載の撮影レンズ装置
は、請求項1記載の撮影レンズ装置において、上記カム
機構の上記焦点調節駆動機構を構成する部分は、段形状
を有する位置規制部が形成されてなる。上記撮影レンズ
装置においては、カム機構の段形状のカム位置規制部に
より焦点調節を行う。
【0014】本発明の請求項10記載の撮影レンズ装置
は、請求項9記載の撮影レンズ装置において、上記位置
規制部の一部がマクロ撮影のレンズ位置に対応する。上
記撮影レンズ装置においては、カム機構のカム位置規制
部の一部で撮影レンズをマクロ撮影位置に駆動させる。
【0015】本発明の請求項11記載の撮影レンズ装置
は、請求項1記載の撮影レンズ装置において、上記カム
機構は、リング状である。上記撮影レンズ装置において
は、リング状のカム機構により鏡枠の進退駆動が行われ
る。
【0016】本発明の請求項12記載の撮影レンズ装置
は、請求項1記載の撮影レンズ装置において、上記カム
機構は、そのカム部によって上記焦点調節用被駆動部の
みを駆動し、且つ、上記カム部の周辺部に設けた突起部
により上記絞り機構の絞りの設定と解除のための駆動力
を得るように構成されたものである。上記撮影レンズ装
置においては、カム機構は、焦点調節用の被駆動部を駆
動し、さらに、突起部を駆動して絞りの設定駆動を行
う。
【0017】本発明の請求項13記載の撮影レンズ装置
は、請求項12記載の撮影レンズ装置において、上記突
起部の変位を上記絞り機構に伝達するための当接部材を
絞り機構に突設し、且つ、この当接部材は、上記撮影レ
ンズ装置の少なくとも一部を構成する、撮影条件に応じ
て移動可能なレンズの移動範囲を越える有効長を有す
る。上記撮影レンズ装置においては、上記突起部を介し
て撮影レンズに進退駆動が行われる。
【0018】本発明の請求項14記載の撮影レンズ装置
は、請求項1記載の撮影レンズ装置において、上記焦点
調節用被駆動部と上記絞りは、上記駆動要素の動力源へ
の電源停止状態で定位置に保持される。上記撮影レンズ
装置においては、上記焦点調節用被駆動部と上記絞りが
電源停止時には外力が作用してもずれないように保持さ
れる。
【0019】本発明の請求項15記載の撮影レンズ装置
は、請求項14記載の撮影レンズ装置において、上記焦
点調節用被駆動部と上記絞りとを定位置に保持するため
の保持機構を上記カム機構上に設けている。上記撮影レ
ンズ装置においては、上記焦点調節用被駆動部と上記絞
りが電源停止時には、外力が作用してもずれないように
保持される。
【0020】本発明の請求項16記載の撮影レンズ装置
は、請求項15記載の撮影レンズ装置において、上記保
持機構は、カム機構上に設けられた絞り駆動機構の延長
先に設けられる。上記撮影レンズ装置においては、上記
焦点調節用被駆動部と上記絞りが電源停止時には、外力
が作用してもずれないように保持される。
【0021】本発明の請求項17記載の撮影レンズ装置
は、請求項1記載の撮影レンズ装置において、上記カム
機構は、円筒状の形状をなす。上記撮影レンズ装置にお
いては、円筒形状のカム機構により焦点調節駆動と絞り
駆動が行われる。
【0022】本発明の請求項18記載の撮影レンズ装置
は、請求項11、または、請求項17記載の撮影レンズ
装置において、上記カム機構の軸が撮影レンズに対して
偏心している。上記撮影レンズ装置においては、カム機
構の軸心は撮影レンズの光軸に対して偏心して配設され
ている。
【0023】本発明の請求項19記載の撮影レンズ装置
は、上記請求項3記載の撮影レンズ装置において、それ
ぞれの両端に絞り駆動のための端部区間を有し、焦点調
節被駆動部をそれぞれ異なる移動範囲を駆動する中心区
間をもつ複数の分割カム部を有するカム機構を有する。
上記撮影レンズ装置においては、組立調節時に撮影レン
ズのフランジバックによって上記カム機構の分割カム部
の1つを選択して組み付けられる。
【0024】本発明の請求項20記載の撮影レンズ装置
は、各操作スイッチが所定の時間以上、操作されなかっ
たことを検知したとき、絞り駆動機構を絞り込んだ状態
に駆動する絞り制御手段を有する。上記撮影レンズ装置
においては、操作スイッチが所定の時間以上、操作され
なかったとき、絞りが絞り込まれ、撮像素子への光量が
制限される。
【0025】本発明の請求項21記載の撮影方法は、撮
影レンズの焦点調節のための焦点調節用被駆動部を駆動
する焦点調節駆動機構と、絞りを駆動する絞り駆動機構
とが共通の駆動要素を含んで構成される撮影レンズ装置
を有し、上記焦点調節用被駆動部を上記焦点調節駆動機
構と接触させて光軸方向に移動させ、上記撮影レンズを
焦点調節した後、上記絞り駆動機構は上記絞りと接触す
ることにより、上記絞りを絞り込んだ後、撮影動作を行
い、その後、上記絞りを解放する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1,図2は、本発明の一実施の形
態の撮影レンズ装置の分解斜視図である。なお、図中の
a1 〜a4 は図1,図2間の接続箇所を示している。ま
た、図3は、上記撮影レンズ装置に組み込まれる鏡枠部
の分解斜視図である。
【0027】まず、この撮影レンズ装置の構成について
説明する。図1,図2等に示すように、上記撮影レンズ
装置は、電子スチル等に組み込み可能な撮影レンズ装置
であって、主に装置本体1と、装置本体1に回動自在に
取り付けられ、絞り駆動機構と焦点調節駆動機構とが一
体的に設けられ、該両機構共通の駆動要素をなすカム機
構としてのカムリング2と、装置本体1に撮影レンズ光
軸Oに沿って進退自在に支持され、撮影レンズ31,3
2(図6参照)を保持する鏡枠3と、鏡枠付勢バネ24
が挿入されており、装置本体1の支持穴1bと本体蓋4
の支持穴4eに支持され、鏡枠3を光軸方向にガイドす
る吊り軸8と、装置本体1の支持ピン1eに回動自在に
支持され、シャッタ羽根14を駆動するためのシャッタ
駆動レバー9と、装置本体1の撮影開口1aの後方に固
着されるCCDユニット7と、カムリング2の回動位置
を遮蔽板2fを介して検出するフォトインタラプタ29
と、装置本体1に取り付けネジ91により固着される本
体蓋4と、装置本体1に取り付けネジ93で固着され、
ピニオン21がその出力軸に固着されている絞り/焦点
調節駆動の駆動源としてのステッピングモータ5と、装
置本体1に取り付けネジ94で固着されるシャッタ駆動
用であるソレノイド(電磁石)6とを有している。
【0028】なお、本撮影レンズ装置は、カメラ側の自
動合焦制御装置による撮影レンズの自動焦点調節、すな
わち、AF(オートフォーカス)駆動が可能なものとす
る。
【0029】上記カムリング2には、その外周に上記ピ
ニオン21と噛合可能なギヤ部2aと、回動支持用円筒
端面部2bと、回動位置検出用の遮蔽板2fと、鏡枠3
の焦点調節するための焦点調節駆動機構を構成する円筒
端面カム形状のカム部2cと、絞り板15に当接して駆
動可能な絞り駆動機構を構成する絞りリセット用突起部
2d,絞りセット用突起部2eが配設されている。
【0030】カムリング2の本体1への組み込みは、図
4のカムリング装着状態の縦断面図と、図4のA−A′
断面図である図5に示すように、円筒端面部2bを本体
1の円状ガイド溝1dに挿入した状態で本体蓋4を本体
1に固着すると、本体蓋4の突起部4b,4c,4dで
カムリング2の端面の軸方向が規制された状態で回動自
在に保持される。この状態では、ステッピングモータ5
のピニオン21がギヤ部2aと噛合しており、モータ5
の回転によりカムリング2が回動駆動される。
【0031】なお、上記カム部2cは、後述する図12
の展開図に示すように中央部の鏡枠進退領域2cB とそ
の両端部に設けられる平坦形状の絞りリセット領域2c
A ,絞りセット領域2cC で構成される。後述する鏡枠
3のカム当接部11hがカムリング2の回動動作に伴っ
て、上記各領域を当接して従動するが、絞りリセット領
域2cA ,絞りセット領域2cC にあるときは、リセッ
ト用突起部2d,セット用突起部2eが絞り板15を押
圧し、絞りリセット、または、セット動作が行われる。
【0032】上記鏡枠3は、図3の分解斜視図に示すよ
うに、撮像素子側の後枠11と、被写体側の前枠12
と、上記前枠12と後枠11との間に配設される絞り機
構としての絞り板15と、撮影開口11cを開閉するシ
ャッタ羽根14と、上記シャッタ羽根14と絞り板15
との間の隔離板として配設され、開放絞り径を決める開
口13cを有し、ピン11gと支持ピン11fとで位置
決めされる隔壁部材13と、後枠11のボールガイド穴
11eに挿入されるボール付勢バネ17および絞り板用
位置決めボール16とを有している。
【0033】上記後枠11は、撮影レンズ32を保持
し、吊り軸8が摺動自在に嵌入する軸穴11aと、装置
本体1のガイド1cに嵌入する切り欠き部11bを有
し、また、軸穴11aの外方にカムリング2のカム部2
cに対して当接可能な焦点調節用被駆動部であるカム当
接部11h(図6の鏡枠の縦断面図参照)と、絞り板1
5を回動自在に支持する支持ピン11dと、シャッタ羽
根14を回動自在に支持する支持ピン11fと、上記撮
影開口11cと、上記ボールガイド穴11e等を有して
いる。上記前枠12は、撮影レンズ31を保持し、後枠
11に取り付けネジ92で固着され、後枠11と一体化
されて鏡枠3を構成する。
【0034】上記絞り板15は、軸穴15aにて後枠1
1の支持ピン11dにより回動自在に取り付けられてお
り、後枠11の光軸O中心に位置する撮影開口11cに
対向可能な絞り開放部15d,中絞り穴15e,小絞り
穴15fが軸穴15aから等距離の円弧軌跡位置に配置
された3段階のターレット絞り構造を有している。ま
た、前枠12との接触面上に摺動抵抗を減じるための円
弧状の突起15cが設けられている。
【0035】また、絞り板15には、上記撮影開口11
cに対応して絞り開放部15d,中絞り穴15e,小絞
り穴15fが対向したときの上記後枠11の位置決めボ
ール16位置にボール係合穴15g,15h,15iが
設けられており、各絞り位置でのクリック保持力を与え
るようになっている。さらに、前,後枠から外部に露出
した位置にカムリング2の突起部2d,2eが当接可能
な当接部材である当接ピン15bが設けられている。こ
の当接ピン15bの長さは、図7の鏡枠3の絞り板周り
の縦断面図に示すように鏡枠3が進退移動しても突起部
2d,2eが当接可能な所定の長さを有している。
【0036】なお、ズームレンズ等で鏡枠進退量が大き
い場合、図7に示すようにカムリング2′が相対的によ
り後方に移動することから、絞り板15の当接ピン15
b′を長くすることによって本機構を適用することがで
きる。
【0037】シャッタ羽根14は、撮影開口11cの対
向位置にV字状の切り欠き部14cとシャッタ駆動レバ
ー9の駆動ピン9bが嵌入可能な長穴14bを有し、後
枠11の支持ピン11fに後枠11の撮影開口11cの
面上に回動自在に取り付けられる。
【0038】なお、上記絞り板15と隔壁部材13とシ
ャッタ羽根14の光軸方向の配設位置の順序は、図6の
鏡枠縦断面図、または、図7の絞り板周りの縦断面図に
示すように、前枠12と後枠11との間に前枠12側か
ら絞り板15,隔壁部材13,シャッタ羽根14の順序
で配置されている。
【0039】上記ソレノイド6は、戻しバネ23が装着
され、突出,吸引可能な可動鉄心であるプランジャ22
を有しており、該プランジャ22には、シャッタ駆動レ
バー9の駆動ピン9aが嵌入される溝部22aが設けら
れている。なお、後述の図11に示すようにソレノイド
6のオフでプランジャ22は突出位置P22A にあり、オ
ンで吸引位置P22B に吸引される。
【0040】また、上記CCDユニット7は、光学フィ
ルタ25とスペーサ26と撮像素子であるCCD27で
構成され、プリント基板28に一体的に組み付けられて
いる。
【0041】次に、絞り板等の光学系部材とソレノイド
等の駆動部材の配置について、図8,図9を用いて説明
する。図8,図9は、絞り板,シャッタ羽根とソレノイ
ド,ステッピングモータの配置状態を示す図であって、
図8は光軸に沿って被写体側から見た断面図であり、図
9は、図8のA−A′断面図である。
【0042】図8に示すように鏡枠3の光軸Oの位置
は、前記カムリング2の回動中心O′に対して偏心して
いる。このように偏心させることによって、絞り板15
をカムリング2の中心寄りに配置することができ、上方
に設けられる回動駆動用当接ピン15bをカムリング2
の内周部に収める構造を採用でき、カムリング2の小型
化を可能としている。
【0043】また、絞り板15とシャッタ羽根11の回
動の中心(支持ピン11dと11f)は、それぞれ図8
において、光軸O上の撮影開口11cに対して互いに直
交する方向の上方(y軸方向)と右方(x軸方向)に位
置させている。このように回動中心を設定して、光軸O
上での絞り開放部15d,絞り穴15e,15fの切り
換え移動方向とシャッタ閉成用切り欠き部14cの移動
方向が互いに直交することになる。このように設定する
ことによる効果は、後で説明する。
【0044】シャッタ羽根駆動用のソレノイド6とカム
リング駆動用のステッピングモータ5は、図8に示すよ
うに被写体側から見て鏡枠3の右側に配置されている。
また、光軸O方向の配置は、図9に示すようにソレノイ
ド6が鏡枠3の前枠12側の側面部に配置され、ステッ
ピングモータ5が鏡枠3の後枠11の側方から後方の結
像側向けて配置されている。このように配置すること
は、ソレノイド6としては、その駆動負荷となるシャッ
タ羽根14が鏡枠3の略中央にあることから好都合であ
り、また、ステッピグモータ5としても、その駆動負荷
となるカムリング2が後枠11の側方にあり、さらに、
モータのサイズ等の関係からも好ましい配置となってい
る。
【0045】次に、以上のように構成された本撮影レン
ズ装置における絞り・シャッタ開閉・焦点調節の各動作
について、図10〜図14等を用いて説明する。なお、
図10は、鏡枠を被写体側から見た状態での絞り板およ
びカムリングの動作状態を示す断面図であり、図11
は、鏡枠を被写体側から見た状態でのシャッタ羽根の動
作状態を示す断面図である。また、図12は、カムリン
グの展開図である。さらに、図13は、プランジャスト
ロ−ク、または、時間に対するシャッタの光量の変化を
示す図であり、図14は、同じく各プランジャストロ−
クにおけるシャッタ開口面積の値と開口形状を示す図で
ある。
【0046】まず、カムリング2の回動による鏡枠移動
と絞り動作から説明する。カムリング2は、図12に示
すように光軸O方向に高さが変化する進退領域2cB と
平坦形状の絞りリセット領域2cA ,絞りセット領域2
cC で構成されるカム部2cを有しており、ステッピン
グモータ5によって回動駆動されると、図10に示すよ
うに鏡枠3のカム当接部11h(図3,図8参照)が上
記カム部2c上の回動範囲R0 を摺動する。
【0047】上記範囲R0 のうち、カム当接部11hが
領域2cA に到達したとき、後述するように絞りのリセ
ット動作が行われ、位置P0 にて絞りがリセット状態と
なる。この位置P0 到達は、フォトインタラプタ29に
より遮蔽板2fを検出することによって検知される(図
12参照)。また、上記位置P0 から所定範囲回動し、
進退領域2cB 上をカム当接部11hが摺動すると、鏡
枠3が付勢バネ24に抗して吊り軸8に沿って進退駆動
され、AF動作、すなわち、焦点調節が行われる。この
進退領域2cB の移動量は、鏡枠のレンズ製造の誤差分
を吸収できるように大きく設定されており、実際の組み
付け調節時には上記領域2cB の一部の領域、例えば、
領域2cE(回動位置P2 からP1 間)が至近〜∞の合
焦領域として選択される。また、領域2cC に当接部1
1hが到達したとき、後述する絞りセット動作が行われ
る。
【0048】上記絞りリセット動作を行うには、カムリ
ング2を反時計回りに回動させて、カム当接部11hが
上記領域2cA の範囲に到達すると、カムリング2の突
起部2dで絞り板15の当接ピン15bを反時計回りに
回動させる。そして、カム当接部11hが位置P0 に到
達したとき、絞り板15は、図10に示すリセット位置
P15A に回動しており、鏡枠3の撮影開口11f上に絞
り開放部15dが位置する全開放状態となる。
【0049】このとき、絞り板15のボール係合穴15
gに位置決めボール16が嵌入し、所定のクリック力で
上記絞り板15のリセット回動位置P15A を保持する。
このクリック力により、その後のAF動作時等にカムリ
ング2の突起部2dが絞り板15の当接部15bから離
れたとしても絞りリセット状態が保持される。
【0050】さらに、上記絞りリセット状態では当接ピ
ン15bがリセット用突起部2dと装置本体1の保持機
構である突起1fとで挟持される。この状態でカメラが
非使用状態になって、電源がオフされたときでも、ステ
ッピングモータ5のコギングトルクによりカムリング2
が保持され、絞り板15が上記リセット回動位置P15A
で保持される。従って、カメラの非使用状態で振動や衝
撃が作用したときでも絞り板15は上記リセット位置に
保持され、位置ずれが防止でき、その後の撮影開始に支
障を生じさせないようにし、また、輸送等での光学系部
材の破損が防止できる。
【0051】なお、保持機構としての本体1の突起1f
は、鏡枠3側に設けてもよく、例えば、後枠11にスト
ッパ11i(図10参照)を設けて絞り板15をリセッ
ト位置で保持するようにしてもよい。
【0052】また、絞りセット動作を行うには、カム当
接部11hが位置P0 にある絞りリセットの位置から、
一旦、カムリング2を時計回りに、絞りセット領域2c
C まで回動させる。但し、絞り開放状態のままで撮影を
行う場合は上記絞りセット領域2cC まで回動させる必
要はなく、鏡枠進退領域2cB での進退駆動が実行され
る。
【0053】絞りセットが中絞りである場合、カム当接
部11hが上記領域2cC まで回動して、セット用突起
部2eが絞り板15の当接ピン15bに当接した後、さ
らに、時計回りに回動させ、中絞り穴15eが鏡枠3の
撮影開口11c上に位置したとき、カムリング2の回動
を停止させる。この状態で絞り板15は位置決めボール
16がボール係合穴15hに嵌入して所定のクリック力
で保持され、中絞り状態にセットされる。
【0054】絞りセットが小絞りである場合、同様にカ
ム当接部11hが上記領域2cC まで回動して、セット
用突起部2eが絞り板15の当接ピン15bに当接した
後、さらに、時計回りに回動させ、小絞り穴15fが鏡
枠3の撮影開口11c上に位置したとき、カムリング2
の回動を停止する。この状態で絞り板15は、図10の
回動位置P15B に位置し、位置決めボール16がボール
係合穴15iに嵌入し、所定のクリック力で保持され、
小絞り状態にセットされる。
【0055】上記各絞りセットを行った後は、カムリン
グ2を反時計回りに回動させ、カム当接ピン11hがカ
ムリング2のAF範囲の領域2cB 内の領域2cE (回
動位置P2 からP1 間)にあるとき、撮影レンズの合焦
動作が行われ、適正な絞りとピント状態での撮影が実行
される。
【0056】撮影後、カムリング2は、さらに、反時計
回りに回動され、リセット用突起部2dで絞り板15の
当接ピン15bが押圧され、絞り板15は、前記図10
のリセット位置である回動位置P15A まで戻される。
【0057】上述のように、本撮影レンズ装置にあって
は、カムリング2の回動によって、鏡枠3の合焦のため
の進退移動と絞り板15の絞り回動位置の設定を行う必
要があり、例えば、AF動作を行う場合、最初に露出を
決めた後、絞りを設定し、その後、AF動作を行うこと
から、カムリング2のカム部2cのAF動作範囲内に絞
り駆動範囲が設定されていると、AF動作中に絞りが変
化してしまうといった不具合が生じる。
【0058】そこで、上記カムリング2は、上述したよ
うに鏡枠進退駆動と絞り駆動と独立して作用するように
構成している。すなわち、カム部2cの内、鏡枠駆動の
実効範囲である鏡枠進退移動範囲2cB 外の範囲でのみ
絞り駆動用の絞りリセット,セット突起部2d,2eが
作用するように構成することによって、絞りが正確に行
われ、絞りを駆動する機構の配置が容易となる。また、
カムリング2に焦点調節と絞り駆動の両方の機構部を別
途に備えることにより調節工程や部品が単純化できる。
【0059】さらに、カムリング2をリング形状にして
円筒端面カム部により鏡枠3を進退駆動するように構成
したことにより、光軸方向の厚みの増加が抑えられる。
また、撮影レンズ装置の鏡枠部内に上記カムリング2が
埋め込まれ、さらに、カムリング2の内部に後述する鏡
枠等の光学部材が収容され、出っ張り部分が少なくなる
ことから、撮影レンズ装置自体もコンパクトになり、上
記各部材の収容効率がよくなる。また、カム部が内部に
位置することからカム面にごみ等が付着することが避け
られ、AF駆動性能の劣化が避けられる。
【0060】次に、ソレノイド6のオンオフにともなう
シャッタ開閉動作について説明する。シャッタ羽根14
は、図11に示すようにソレノイド6のプランジャ22
が突出位置P22A にあるとき、撮影開口11cから切り
欠き部14cが退避した開放位置P14A にある。プラン
ジャ22が吸引位置P22B に吸引されると、シャッタ駆
動レバー9を介して時計回りに駆動され、撮影開口11
cを閉じる閉成位置P14B に移動する。
【0061】撮影終了後、ソレノイド6のオフにより、
戻しバネ23の付勢力によりプランジャ22が突出位置
P22A に戻され、シャッタ羽根14も撮影開口11cの
開放位置P14A に戻される。
【0062】前述したように光軸O上での絞り板15の
絞り開放部15d,絞り穴15e,15fの切り換え移
動方向(x軸方向)と上記シャッタ羽根14の切り欠き
14cの移動方向(y軸方向)が互いに直交している。
このような配置を採用することによって、シャッタの開
放時間(シャッタ時秒)精度の低下を解消している。
【0063】例えば、絞り穴位置が切り欠き移動である
y軸方向にずれると、ソレノイド6のオフ後、切り欠き
14cが上記絞り穴を通過するまでの時間、すなわち、
シャッタ秒時が変化し、精度が低下する。
【0064】そこで、上記絞り板15の絞り穴15e,
15fの軸心からのy軸方向の距離精度は、単一の部品
精度で決定されることから高い精度を保証可能としてい
る。一方、絞り穴移動方向であるx軸方向のクリック保
持位置は、後枠11に保持される位置決めボール16の
位置精度と絞り板15の穴位置精度とが複合して影響す
ることから多少ずれる可能性がある。
【0065】本装置においては、上述のように絞り板1
5の絞り穴15e、または、15fのy軸方向の位置精
度がよいことから上述のプランジャ22の吸引に伴うシ
ャッタ秒時の精度の低下が避けられる。また、上述した
ように絞り穴15e,15fのx軸方向の切り換え移動
方向の位置決め精度は、必ずしも高精度が得られないと
しても、シャッタ羽根14の切り欠き14cとの移動方
向と直交する方向にわずかにずれが生じるだけで、シャ
ッタ秒時への影響は少ない。
【0066】なお、上述のような互いに直交する移動方
向ではなく、シャッタ機構として絞り板の絞り穴15
e,15fの移動方向とシャッタ羽根の切り欠き14c
の移動方向が直交せず互いに同じ方向に移動するような
構造を採ったとすると、絞り穴の移動方向位置決め精度
の低下がシャッタ秒時の精度を低下させることになる。
【0067】上記シャッタ羽根14は、上述したように
撮影開口11cの閉成部としてV字状の切り欠き部14
cを有しているが、その切り欠き部14cを通過する光
量の変化特性について、図13,図14の上記シャッタ
羽根による光量変化を示す線図と開口面積変化を示す線
図等を用いて説明する。図13は、プランジャ22のス
トロ−ク、または、経過時間に対する光量の変化を示し
た線図であり、図14は、プランジャ22の各ストロ−
クにに対する開口面積の変化を示した線図である。
【0068】図14に示すように、閉じ動作の初期にお
いては、切り欠き部14cのV字に傾斜した2辺で開口
11cの両側方から遮蔽して行く状態になっている。図
26に示すような従来の直線羽根のシャッタ羽根の場合
は、支持軸92回りに回動可能なシャッタ羽根91にお
いて、直線状の羽根部91aで開口93を閉じて行く構
造になっており、図27の上記従来のシャッタ羽根によ
る光量変化を示す線図のようにプランジャストロ−クに
対する光量の変化は、直線的に変化する。
【0069】一方、ソレノイド6は、オン状態になって
吸引を開始した場合、通常、プランジャの吸引速度は、
プランジャの慣性、または、摩擦力等により駆動始めは
遅く、徐々に増加してゆくような変化を辿る。
【0070】従って、上記従来のシャッタ羽根91での
経過時間に対する光量の変化としては、図27に示すよ
うに経過時間の初期にて、光量変化の遅れが生じ、最初
は、遅く、途中から速く変化することになる。シャッタ
スピ−ドとしては、光量が半分になるまでの経過時間を
シャッタスピ−ドとすることから、この従来の場合は、
たとえ、シャッタが閉成するまでの時間が同じでも初期
が遅れるため、見かけ上のシャッタスピ−ドとしては遅
くなってしまう。
【0071】ところが、本実施形態の撮影レンズ装置の
シャッタ羽根14によると、図14にて説明したように
V字状の切り欠きにより開口を閉じて行くので、初期動
作における開口面積の減少の速度が速く、光量の減少速
度も大きくなる。従って、プランジャ22の吸引動作の
初期遅れがあったとしても、図13に示すように経過時
間に対して直線的に光量を減少させることができ、見か
け上のシャッタスピ−ドを速くすることが可能となる。
【0072】ここで、上述の実施形態の撮影レンズ装置
がAF付きカメラに組み込まれた場合の一連の撮影動作
について説明すると、まず、レリーズスイッチの1段目
がオン操作された場合、露出検出が行われる。そして、
一旦、AF動作による鏡枠合焦位置を検出した後、レリ
ーズスイッチの2段目のオンを待つ。該2段目がオンと
なった場合、カムリング2を時計回りに回動させ、絞り
リセット位置からAFを行う鏡枠移動範囲を通過し、上
記露出検出による絞りにセットするため絞りセット位
置、例えば、中絞り位置まで回動させる。その後、カム
リング2を反時計回りの回動させ、上記1段目オン時に
検出したAF位置(合焦位置)へ鏡枠当接部11hを介
して鏡枠3を駆動し、そこで、撮影が実行される。
【0073】このときのカムリング2の回動角は、ステ
ッピングモータ5の駆動パルス数で管理される。但し、
ギヤ部2a等のバックラッシュ誤差を考慮する必要があ
るときには、上記AF位置に鏡枠3をセットする場合、
一旦、カムリング2をAF位置を超えて反時計回りに数
ステップ余分に戻し、その後、時計回り方向に回動さ
せ、すでに検出されているAF位置に位置させる。この
ようにカムリング2を駆動することにより高精度のAF
処理が可能となる。撮影終了後は、カムリング2を反時
計回りに回動させ、絞りリセット状態である絞り開放状
態の位置、すなわち、図12に示すように鏡枠カム当接
位置11hがカムリングカム部2cに対して位置P0 に
戻される。
【0074】上述のように本撮影レンズ装置において
は、撮影が終了した時点で絞りを開放状態にリセットす
ることによって、次の撮影開始時に直ちにAF動作の合
焦位置検出動作に入ることが可能となり、準備時間が短
縮され、操作性がよくなる。また、常に開放位置でAF
動作を行うので、レンズの深度が浅く、精度の高い測距
データが得られる。
【0075】次に、上記実施形態の撮影レンズ装置にお
ける図12の展開図等に示したカムリング2に対する変
形例について説明する。すでに説明したように上記カム
リング2は、その回動動作により鏡枠の進退駆動と絞り
セット,リセット動作の双方を行うように構成されてい
るが、鏡枠進退領域である領域2cB 内の一部分に設定
されている実効進退領域2cE の回動範囲に対して、カ
ム上の領域2cA ,2cC が対応する絞りセット、また
は、リセット動作を行う回動位置は、上記領域の両端方
向にかなり離れた位置であった。
【0076】従って、一連の撮影動作において、カムリ
ング2を絞りリセット位置から鏡枠進退領域に回動さ
せ、測光を行った後、端部の絞りセット位置まで回動さ
せ、その後、鏡枠進退領域に戻し、AF駆動を行うこと
なるが、上記離間した絞りリセット位置からセット位置
までカムリング2を回動させるため、長い回動時間が必
要となり、タイムラグが増え、さらに、AF動作を終了
するまでの時間も長くなってしまう。
【0077】この変形例のカムリングは、上述の不具合
を解決するものであって、図15(A)のカムリング4
2の展開図に示すように、絞りリセット用突起部43と
絞りセット用突起部44がカム部2cの鏡枠進退領域2
cB に対して、回動方向に位置調節が可能な構造を有し
ている。すなわち、実際の組立調節工程において、鏡枠
3のAF動作に必要な進退位置から鏡枠移動領域2cB
の内、実効鏡枠進退領域2cE を設定する。その領域2
cE にできるだけ接近したカムリング3の回動位置で絞
りリセット、または、セットが行えるように絞りリセッ
ト用突起部43と絞りセット用突起部44の位置を調節
して固定する。
【0078】上述のように絞りリセット,セット用突起
部の位置が調節されたカムリング42を適用することに
より、絞りセットまでの時間、AF動作終了までの時
間、さらに、絞りリセットまでの時間をそれぞれ短縮で
き、タイムラグを減らすことができ、素早い撮影が可能
になる。また、撮影レンズのフランジバック調節も可能
となる。さらに、鏡枠の進退量が制限され、占有スペ−
スを少なくすることができる。
【0079】次に、上記の変形例のように絞りセット,
リセット用の突起部の位置を調節する必要がなく、AF
動作を終了するまでの時間を短縮可能な変形例につい
て、図15(B)のカムリング展開図によって説明す
る。この変形例のカムリング42′は、それぞれ両端部
に絞りセット,リセット用平坦部を有する複数の分割カ
ム部である第1のカム部42Ea,第2のカム部42Eb,
第3のカム部42Ecを有し、さらに、鏡枠3のカム当接
部11hが上記各カム部の両端部の平坦部上にあるカム
リング回動範囲で絞り板15の当接ピン15bが当接す
る絞りリセット,セット用の突起部43a,44aと突
起部43b,44bと突起部43c,44cを有してい
る。
【0080】上記第1のカム部42Ea,第2のカム部4
2Eb,第3のカム部42Ecは、前記鏡枠移動範囲2cBの
移動量に対してオーバーラップ量を設けた状態で、それ
ぞれ所定のフランジバック量に応じた移動量をもつ3分
割カム部であり、上記カム部の各移動範囲にできるだけ
接近した回動位置範囲で上記各突起部が当接ピン15b
と当接するように該突起部は配設されている。なお、本
変形例では3分割するものとしたが、分割数はこれに限
らず必要な数の分割を行ってもよい。
【0081】この変形例のカムリング42′は、鏡枠組
立調節時においてレンズのフランジバックのできばえに
合わせて、上記複数のカム部から最適なカム部が選択さ
れ、そのとき、絞りリセット,セット用の突起部も上記
カム部に対応する突起部が選択され、実際の絞り動作と
AF動作にて駆動部として使用されることになる。例え
ば、カム部42Eaが選択された場合、カムリング42′
としては、絞り動作とAF動作にてカム部42Eaとその
平坦な端部を含む比較的狭い範囲である回動範囲Raを
回動することになる。
【0082】この変形例のカムリング42′を適用した
場合、上記鏡枠組立調節時にてレンズのフランジバック
に合わせたAF移動範囲を選択することができるので、
高精度で且つ素早いAF動作が可能となり、しかも、上
記変形例の場合のような突起部の位置調節を行う必要が
ない。
【0083】次に、上記実施形態の撮影レンズ装置にお
ける図12等に示すカムリング2に対する別の変形例に
ついて説明する。この変形例のカムリング45は、その
展開図を図16に示し、ゾーンフォーカシングが可能な
カメラに適用することが可能な撮影レンズ装置のカムリ
ングである。すなわち、カム部45cとして、カムリン
グ2と同様に両端部に平坦状の絞りリセット,セット領
域45cA ,45cC が配設され、中央部に2つの段階
状の位置規制部である鏡枠進退領域45cB1,45cB2
が配設されている。この領域45cB1,45cB2は、そ
れぞれ無限遠(∞)側フォーカシングの領域と至近側フ
ォーカシングの領域である。
【0084】このカムリング45を用いると、∞側,至
近側ともにフォーカシング時の回動位置が多少ずれても
鏡枠の進退位置がずれることがなく、段階的な駆動を行
うだけでよいのでAF駆動制御が簡素化できる。なお、
上記変形例のカムリング45は、進退領域を2段階カム
面で構成したが3段階以上のカム面で構成してもよい。
さらに、上記段階状の鏡枠進退領域の一部を撮影レンズ
のマクロ撮影のための進退駆動用とすることも可能であ
る。
【0085】次に、上記実施形態の撮影レンズ装置にお
けるカムリング2に代えてカム環を適用する撮影レンズ
装置について説明する。図17は、上記カム環を組み込
んだ撮影レンズ装置の主要部の縦断面図であり、図18
は、上記撮影レンズ装置の主要部の斜視図である。上記
カム環72は、円筒形状を有し、外周に沿って鏡枠73
をカムフォロワ73hを介して進退駆動するための溝カ
ム72cが設けられ、絞りリセット用突起部72dが内
周部に設けられている。なお、図示していないが絞りセ
ット用突起部やカム環駆動用のギヤ部等も設けられてい
る。
【0086】この変形例のカム環72を組み込んだ撮影
レンズ装置の鏡枠73の進退駆動動作、絞り板15の駆
動動作等は、前記実施の形態の装置の場合と同一であ
る。そして、この撮影レンズ装置によれば、カム環72
の本体への収容が容易であり、実装効率を上げることが
できる。
【0087】次に、上記撮影レンズ装置のカムリング2
に対するさらに別の変形例について説明する。この変形
例のカムリングは、鏡枠当接部11hを駆動するカム部
2cの範囲以外にストロボ発光部回動駆動用のカム部を
設けるように構成した変形例である。上述のようにスト
ロボ発光部を回動駆動することによって、マクロ撮影時
にストロボの光軸方向を被写体に向けるように変化させ
ることができる。
【0088】図19は、上記変形例のカムリング81を
組み込んだ撮影レンズ装置とストロボ装置を被写体側か
ら見た断面図である。図20は、図19のA−A′断面
図である。上記カムリング81は、上記カムリング2と
同様に、外周部に駆動用ギヤ部81aと、鏡枠3のカム
当接部11hと当接可能な、焦点調節するための焦点調
節駆動機構を構成する円筒端面カム形状のカム部81c
と、絞り板15に当接して駆動可能な絞り駆動機構を構
成するリセット用突起部81d,セット用突起部81e
と、上記カム部81cの配設領域以外にストロボ駆動用
カム部81fとが配設されている。
【0089】一方、ストロボ発光部83は、本体に支持
軸83aを介して駆動自在に支持されている。上記スト
ロボ発光部83は、支持軸82aにより回動自在に支持
されるストロボ駆動レバー82の駆動ピン82cを介し
て回動駆動可能である。
【0090】上記カムリング81のカム部81cには、
両端部分に平坦状の領域81cA 、81cB が設けら
れ、中央部に通常撮影用の鏡枠進退領域81cB1とマク
ロ撮影用の鏡枠進退マクロ領域81cB2とが設けられて
いる。また、カム部81fには、ストロボ駆動レバー8
2のカム当接部82bが当接可能であって、上記鏡枠進
退領域81cB1に対応する平坦状の領域81f1 と、鏡
枠進退マクロ領域81cB2に対応するストロボ駆動用マ
クロ領域81f2 とが設けられている。
【0091】以上のように構成されたこの変形例のカム
リングを適用した撮影レンズ装置で、マクロ撮影を行う
場合、カムリング81を鏡枠当接部11hが鏡枠マクロ
進退領域81cB2に当接する位置まで回動させ、鏡枠3
をマクロ撮影状態に移動させる。そのとき、ストロボ駆
動レバー82は、その当接部82bがカム部81bのマ
クロ領域81f2 に当接する状態になり、ストロボ発光
部83を回動させ、照射光軸方向を通常撮影状態での方
向DA からマクロ撮影に対応した下方の方向DB に変化
させる。
【0092】上述のように本変形例のカムリング81の
適用した撮影レンズ装置によれば、マクロ撮影時のスト
ロボ発光部の照射光軸を下方、すなわち、撮影レンズの
光軸に接近する方向に向けるように変化させることがで
き、マクロ撮影を良好な配光状態で行うことができる。
なお、上記撮影レンズ装置ではストロボの照射方向を変
化させるようにしたが、これに限らず、光軸方向が可変
のファインダに対してパララックス補正のために、カム
リングの回動に伴いファインダ光軸を変化させるように
してもよい。
【0093】次に、前記図1,図2に示した実施形態の
撮影レンズ装置が組み込まれたバリア付きAF電子スチ
ルカメラについて説明する。図21は、上記バリアつき
AFカメラ裏側から見た外観の斜視図である。図22、
および、図23は、それぞれバリアの閉鎖状態と開放状
態のカメラの正面図である。
【0094】本カメラ51の前面部には、撮影レンズ3
1を閉鎖位置P52A 、または、開放位置P52B にスライ
ド移動可能なバリア52を有しており、その開閉動作に
連動してカメラに内蔵されたバリアスイッチ65がオン
オフする。該バリアスイッチ65の出力信号は、モー
タ,ソレノイド等の駆動制御を行う制御回路66に入力
される。さらに、カメラ51の前面部には、ファインダ
窓53とストロボ窓54が配設されている。
【0095】カメラ51の裏面部には、ファインダ56
と、CCD撮像画像のスルー画面である撮影画像や撮像
済みの再生画像、または、各種文字情報等を表示するL
CDモニタ57と、上記LCDモニタ57のオンオフを
指示するスイッチとして働き、上記LCDモニタ57の
右側であって、ホールドした右手の親指で操作し易い位
置にあるLCDスイッチ58と、画像再生時に再生コマ
を選択するコマ選択スイッチ59とが配設されている。
【0096】上記カメラ51の上面部には、ホールドし
た手の人差し指で操作できるレリーズスイッチ55と、
マクロ撮影を指示するマクロスイッチ60と、その他の
操作スイッチ等が配設されている。また、カメラ左側面
部には別のバッテリが接続可能な外部電源コネクタ61
と、パーソナルコンピュータ等との通信用コネクタ62
とが配設されている。
【0097】なお、このようにカメラの裏面側からみて
左側にケーブル類が接続される外部電源コネクタ61や
通信コネクタ62が配置されていることにより、ケーブ
ルが接続された状態で右手でカメラをホールディングす
るときに上記ケーブルが邪魔にならないようになってい
る。
【0098】従来例の電子スチルカメラでは、撮影モー
ドと再生モードを切り換える切り換えスイッチが独立し
て配設されていた。それによって、LCDモニタ等に表
示される画をファインダ用の画像として表示するか内部
に記憶されたデータを表示するかという切替えをさせて
いた。そのような切り換えスイッチがカメラ撮影操作の
中で自然に使われるという形にならずに独立して再生、
もしくは、撮影という意志をユーザ側が示さなければな
らなかった。
【0099】本カメラでは、バリア52に連動するバリ
アスイッチ65の出力を用いてバリア52の開閉状態を
検出し、バリア52が開いているときは撮影モードが選
択され、バリアが閉じており、さらに、LCDスイッチ
58がオンされると再生モードが自動的に選択されるた
め、モード設定がスムーズにしかも簡単に行え、使い易
くなっている。
【0100】図24のフローチャートを用いて本カメラ
の撮影/再生のシーケンスについて説明すると、電池が
装填されると、上記シーケンス処理がスタートし、ステ
ップS10でバリア開状態であるかどうかをバリアスイ
ッチ65の出力信号により判別する。バリア閉状態であ
れば、ステップS11に進み、バリア開状態であれば、
撮像画像をメモリに記録する撮影モードが選択され、ス
テップS16にジャンプする。
【0101】上記ステップS11では、LCDスイッチ
58が押圧されているかを判別し、押圧されていなけれ
ば、上記ステップS10に戻る。バリア52閉状態では
常にこのLCDスイッチ58を常にウォッチングしてい
ることになる。LCDスイッチ58が押圧されていれ
ば、再生モードであるとして、LCDモニタ57をオン
とする(ステップS12)。
【0102】再生モードではLCDスイッチ58は、電
気的にトグルスイッチとして作用するので、指を一旦離
してもLCDモニタ57はオン状態を保つ。そして、最
新の撮影済み画像からコマ再生を行う(ステップS1
3)。LCDスイッチ58がオンである限りコマ再生を
続ける(ステップS14)。なお、再生時での再生コマ
の選択は、コマ選択スイッチ59で行うことができる。
LCDスイッチ58がもう一度押圧され、オフとなる
と、ステップS15に進み、LCDモニタ57をオフに
して本ルーチンを終了する。
【0103】一方、撮影モードが選択され、ステップS
16にジャンプした場合は、まず、撮影レンズのリセッ
トを行う。ステップS17ではバリアの閉状態をバリア
スイッチ65の出力でチェックし、閉じていれば、その
まま本ルーチンを終了する。閉状態でなければ、LCD
スイッチ58の状態をチェックする(ステップS1
8)。
【0104】LCDスイッチ58がオフであれば、LC
Dモニタ57をオフとし(ステップS23)、後述する
ステップS24に進み、以後、LCDモニタ57のオフ
の状態でレリーズスイッチ55のオン操作待ちの状態に
なる。
【0105】上記LCDスイッチ58のチェックでオン
の場合、LCDモニタ57がファインダとして機能する
状態での撮影が行われる。なお、このLCDモニタ57
は、LCDスイッチ58が押圧されている状態の間だけ
がファインダ状態、すなわち、被写体像を表示する状態
となり、該スイッチ58から手を離すとLCDモニタ5
7はオフとなる。そのため、該スイッチ58は、前述し
たようにホールドした右手の親指で操作し易い位置にあ
る。この操作によって、比較的大きい電力を必要とする
LCDモニタ57を不必要のときはできるだけオフ状態
に保ち、節電を行うことができる。
【0106】その後、ステップS19に進み、前記カム
リング2によりパンフォーカシング位置に撮影レンズを
移動させ、測光を行い、CCDシャッタ調節を行う(ス
テップS20,S21)。CCDで撮像されたスルー画
像をLCDモニタ57に表示し(ステップS22)、ス
テップS24でレリーズスイッチ55のオン待ちの状態
になる。
【0107】レリーズスイッチ55のオンに伴い、カム
リング2が回動し、AF位置に鏡枠3を駆動し、測光を
行う(ステップS25,S26)。さらに、カムリング
2による絞り駆動が行われ、上記AF(合焦)位置に鏡
枠3が駆動される(ステップS27,S28)。その
後、シャッタを駆動し、露光を行って(ステップS2
9)、絞りリセット処理の後(ステップS30)、ステ
ップS16に戻る。なお、そこで、バリア閉が検出され
ると本ルーチンを終了する。
【0108】以上説明したように本カメラ51による
と、従来の電子スチルカメラでは、撮影モード,再生モ
ード切り換え用の操作スイッチが必要であったが、バリ
アの開閉に連動するバリアスイッチ65を適用すること
によって、スムーズにLCDモニタ57を再生用、また
は、撮影用に切り換え、再生モード、または、撮影モー
ドの選択が可能になる。
【0109】なお、カメラ51を左手でホールドするこ
とも考慮し、LCDスイッチ58′をLCDモニタ57
の左側に配置して、左手の親指でLCDスイッチ58′
を押圧しながら、右手の人指し指でレリーズスイッチ5
5を操作するように構成してもよい。
【0110】なお、上記カメラがマニュアルフォーカス
式の電子スチルカメラであった場合は、図24の撮影シ
ーケンスのフローチャートのうち、ステップS25から
S28間での処理が図25(A)のフローチャートに示
すステップS31からS33に入れ代えられ、撮影が実
行される。
【0111】次に、前記図24にその撮影/再生シーケ
ンスが示される前記実施形態の電子スチルカメラ51の
変形例として、撮像素子の退色防止機能付き撮影レンズ
装置内蔵する変形例の電子スチルカメラについて、図2
5(B)のフローチャートを用いて説明する。従来のタ
ーレット絞り機構を採用した電子スチルカメラでは、通
常、絞りを開放状態にセットし、バリアが開放されてい
るために、直射日光が長時間、CCDを照射することに
なり、CCDに装着されるカラーフィルタの退色を加速
させることになり、好ましくない。
【0112】そこで、本変形例のカメラに組み込まれた
撮影レンズ装置は、バリア開の状態で長時間スイッチの
入力が検出されなかった場合、自動的に絞りが開放から
絞りF11の状態、すなわち、図10に示すように絞り
板15が小絞り穴15f作用位置(P15B )に駆動さ
れ、カラーフィルタが受ける光量を最小状態にして、退
色を防止するものである。
【0113】すなわち、図24のフローチャートにおけ
るステップS17でバリア開が検出された後、各スイッ
チが長時間操作されない状態が認識されたときは、図2
5(B)に示すスイッチタイマ割り込みルーチン(ステ
ップS41)に入り、絞りをF11に駆動して(ステッ
プS42)、本割り込みルーチンを終了する。そして、
図24のステップS24に戻る。
【0114】本変形例のカメラによれば、ターレット絞
り機構を採用した電子スチルカメラにおいては、直射日
光にもとでバリアが開放されたままになったとしても、
自動的に絞りを絞り状態にして、カラーフィルタに照射
される光量を減らし、カラーフィルタの退色を防止する
ことができる。
【0115】
【発明の効果】上述したように本発明の請求項1記載の
撮影レンズ装置によれば、上記焦点調節駆動機構および
絞り駆動機構とが両者共通の駆動要素をなすカム機構を
含んで構成されるようにしたので、両者の駆動タイミン
グがずれることがなく、調節工程が不要になり、部品点
数も少なり、コスト上も有利になる。
【0116】本発明の請求項2記載の撮影レンズ装置に
よれば、カム機構による出っ張り部分がなく、鏡枠系を
カメラに搭載するときの収容スペ−ス効率も良くなる。
カム面に塵埃の付着もなくなり、焦点調節の精度も向上
する。
【0117】本発明の請求項3記載の撮影レンズ装置に
よれば、カム機構の移動範囲の端部区間で絞りの設定を
行い、中心区間で焦点調節駆動を行うようにしたので、
焦点調節のための調節段数を多くとることができ、高精
度の調節が可能となる。
【0118】本発明の請求項4記載の撮影レンズ装置に
よれば、カム機構の移動範囲の端部区間で絞りの設定を
行い、中心区間で焦点調節駆動を行うようにしたので、
焦点調節のための調節段数を多くとることができ、高精
度の調節が可能となる。
【0119】本発明の請求項5記載の撮影レンズ装置に
よれば、カム機構の一部をマクロストロボの位置調節用
に用いたので、簡単な機構によりマクロ撮影におけるス
トロボの配光を改善することができる。
【0120】本発明の請求項6記載の撮影レンズ装置に
よれば、カム機構の一部をマクロストロボの位置調節用
に用いるようにしたので、簡単な機構によりマクロ撮影
におけるストロボの配光を改善することができる。
【0121】本発明の請求項7記載の撮影レンズ装置に
よれば、絞り駆動機構の位置調節により、撮影レンズの
組立誤差や製造誤差によるフランジバック位置を調節す
ることができる。
【0122】本発明の請求項8記載の撮影レンズ装置に
よれば、絞り設定から焦点調節駆動まで、または、その
逆方向の駆動の時間的な遅れをより少なく抑えることが
でき、撮影準備動作時間が短く、操作性も向上する。さ
らに、消費電力も抑えることができる。
【0123】本発明の請求項9記載の撮影レンズ装置に
よれば、カム機構の撮影レンズの移動に必要な部分のみ
斜面とし、その他の部分を平坦状とすることで、ゾーン
フォーカス時に、この平坦状部分の範囲内ではカム機構
の停止位置の誤差乃至揺動する影響を受けず、安定して
適正な合焦調節状態を維持することができる。
【0124】本発明の請求項10記載の撮影レンズ装置
によれば、カム機構によりマクロ撮影時の撮影レンズ駆
動も行うことができる。
【0125】本発明の請求項11記載の撮影レンズ装置
によれば、径方向の寸法を小さく抑えることができ、鏡
筒の小型化が可能になる。
【0126】本発明の請求項12記載の撮影レンズ装置
によれば、カム機構のカム面以外に突起部を設け、この
突起部をカム面とは独立した最適な位置に配置すること
ができ、また、絞り(絞り板)と略同一面上に上記突起
部を設けることができるので精度の確保が容易である。
【0127】本発明の請求項13記載の撮影レンズ装置
によれば、撮影レンズと一体的に移動する絞りの移動範
囲よりも長くした突起部によりこの移動範囲がカバーさ
れ、カム機構の光軸方向の移動が不要になり、構成が簡
単になる。
【0128】本発明の請求項14記載の撮影レンズ装置
によれば、輸送時等における振動や衝撃に対して光学系
部材の破損が防止できる。また、再通電時での各部の初
期位置が確定できるので、初期動作が簡略化でき、待ち
時間が減少する。
【0129】本発明の請求項15記載の撮影レンズ装置
によれば、輸送時等における振動や衝撃による光学系部
材の破損が防止できる。また、再通電時での各部の初期
位置が確定できるので、初期動作が簡略化でき、待ち時
間が減少する。
【0130】本発明の請求項16記載の撮影レンズ装置
によれば、絞りを開放側にリセットして、保持機構がそ
の先方位置にあるので、シーケンスが単純化する。
【0131】本発明の請求項17記載の撮影レンズ装置
によれば、カム機構による光軸方向の厚みの増加が減
る。特に、撮影レンズ進退量の大きいズームレンズタイ
プには最適である。
【0132】本発明の請求項18記載の撮影レンズ装置
によれば、カム機構の直径を小さくできるので、撮影レ
ンズ鏡筒全体の径を小さくすることができる。
【0133】本発明の請求項19記載の撮影レンズ装置
によれば、撮影レンズのフランジバックによって上記カ
ム機構の分割カム部の1つを選択して組み付けることが
できるので、撮影レンズのフランジバックに合致した適
切なカム部を選択することができ、高精度であって、し
かも、素早いAF動作を得ることができる。
【0134】本発明の請求項20記載の撮影レンズ装置
によれば、直射日光にもとでバリアが開放されたままに
なったとしても、自動的に絞りを絞り状態にして、撮像
素子のカラーフィルタに照射される光量を減らし、カラ
ーフィルタの退色を防止することができる。
【0135】本発明の請求項21記載の撮影方法によれ
ば、高精度の測光が可能になり、最適な絞りの設定がで
きる。また、撮影終了後、開放絞りになるので、次の撮
影時にすぐに焦点調節動作に入ることができ、準備時間
が短くでき、操作性がよくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の撮影レンズ装置の分解
斜視図の1部。
【図2】本発明の一実施の形態の撮影レンズ装置の分解
斜視図の1部。
【図3】図1,図2の撮影レンズ装置に組み込まれる鏡
枠部の分解斜視図。
【図4】図1,図2の撮影レンズ装置のカムリング装着
状態の縦断面図。
【図5】図4のA−A′断面図。
【図6】図1,図2の撮影レンズ装置の鏡枠の縦断面
図。
【図7】図1,図2の撮影レンズ装置の鏡枠の絞り板周
りの縦断面図。
【図8】図1,図2の撮影レンズ装置の絞り板等の光学
系部材とソレノイド,モータ等の駆動源の配置状態を示
す被写体側から見た断面図。
【図9】図8のA−A′断面図。
【図10】図1,図2の撮影レンズ装置の鏡枠を被写体
側から見た状態での絞り板,カムリングの動作状態を示
す断面図。
【図11】図1,図2の撮影レンズ装置の鏡枠を被写体
側から見た状態でのシャッタ羽根の動作状態を示す断面
図。
【図12】図1,図2の撮影レンズ装置のカムリングの
展開図。
【図13】図1,図2の撮影レンズ装置におけるソレノ
イドのプランジャストロ−ク、または、経過時間に対す
るシャッタの光量の変化を示す図。
【図14】図1,図2の撮影レンズ装置におけるソレノ
イドの各プランジャストロ−ク位置でのシャッタの開口
面積の変化を示す図。
【図15】図1,図2の撮影レンズ装置のカムリングの
変形例を示し、図15(A)は、1つの変形例のカムリ
ング展開図で、図15(B)は、他の1つの変形例のカ
ムリング展開図である。
【図16】図1,図2の撮影レンズ装置のカムリングの
別の変形例を示すカムリング展開図。
【図17】図1,図2の撮影レンズ装置のカムリングに
代えて適用されるカム環を組み込んだ撮影レンズ装置の
主要部の縦断面図。
【図18】図17の撮影レンズ装置の主要部の斜視図。
【図19】図1,図2の撮影レンズ装置のカムリングの
変形例のものを組み込んだ撮影レンズ装置とストロボ装
置を被写体側から見た図。
【図20】図19のA−A′断面図。
【図21】図1,図2の撮影レンズ装置が組み込まれた
バリア付き電子スチルカメラの裏面側から見た外観の斜
視図。
【図22】図21のカメラのバリア閉鎖状態の正面図。
【図23】図21のカメラのバリア開放状態の正面図。
【図24】図1,図2の撮影レンズ装置を組み込んだ電
子スチルカメラの撮影/再生のシーケンスのフローチャ
ート。
【図25】図24の撮影/再生のシーケンスの変形例の
フローチャートの一部を示し、図25(A)は、マニュ
アルフォーカスカメラにおける撮影シーケンスの一部を
示し、図25(B)は、スイッチタイマ割り込み処理を
含む撮影シーケンスの一部を示す。
【図26】従来の撮影レンズ装置の直線羽根のシャッタ
羽根の構造を示す図。
【図27】図26の従来のシャッタ羽根によるソレノイ
ドのプランジャストロ−ク、または、経過時間に対する
光量変化を示す線図。
【符号の説明】
1f ……突起(保持機構) 2 ……カムリング(カム機構) 2c ……カム部(焦点調節駆動機構) 2cA ……絞りリセット領域(端部区間) 2cB ……鏡枠進退領域(移動範囲の中心区間) 2cC ……絞りセット領域(端部区間,終端部) 2d,2e,43,44……突起部(絞り駆動機構) 5 ……ステッピングモータ(駆動源) 11h……カム当接部(焦点調節用の被駆動部) 11i……ストッパ(保持機構) 31,32……撮影レンズ 45cB1,45cB2……鏡枠進退領域(段形状カム位置
規制部) 65 ……ストロボ発光部(ストロボ光学系) 72 ……カム環(カム機構))
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 茂雄 長野県岡谷市長地4670−5

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影レンズの焦点調節のための焦点調節用
    被駆動部を駆動する焦点調節駆動機構と絞りを駆動する
    絞り駆動機構とが共通の駆動要素を含んで構成される撮
    影レンズ装置において、 上記駆動要素は、焦点調節用のカム部を有するカム機構
    を含んでなることを特徴とする撮影レンズ装置。
  2. 【請求項2】上記カム機構は、一体化された撮影レンズ
    鏡筒内に組み込まれていることを特徴とする請求項1記
    載の撮影レンズ装置。
  3. 【請求項3】上記カム機構の移動範囲の中心区間を上記
    焦点調節用被駆動部を駆動するために用い、上記カム機
    構の移動範囲の端部区間を上記絞りを駆動するために用
    いることを特徴とする請求項1記載の撮影レンズ装置。
  4. 【請求項4】上記カム機構は、上記移範囲の終端部に上
    記絞り駆動機構が設けられていることを特徴とする請求
    項3に記載の撮影レンズ装置。
  5. 【請求項5】上記カム機構の移動範囲のうち焦点調節お
    よび絞り駆動に用いる区間とは異なる区間をマクロスト
    ロボの位置調整用の区間として用いるようにしたことを
    特徴とする請求項3記載の撮影レンズ装置。
  6. 【請求項6】上記カム機構のマクロストロボの位置調整
    用の区間に、ストロボ光学系を回動させるための駆動部
    を形成したことを特徴とする請求項5記載の撮影レンズ
    装置。
  7. 【請求項7】上記絞り駆動機構を上記カム機構に対して
    相対的に移動可能にして、撮影レンズのフランジバック
    調整による鏡枠全体の位置ずれをこの移動により吸収可
    能に構成したことを特徴とする請求項3に記載の撮影レ
    ンズ装置。
  8. 【請求項8】上記絞り駆動機構を上記焦点調節のための
    カム機構の移動範囲区間に近接して配置することを特徴
    とする請求項7に記載の撮影レンズ装置。
  9. 【請求項9】上記カム機構の上記焦点調節駆動機構を構
    成する部分は、段形状を有する位置規制部が形成されて
    なることを特徴とする請求項1記載の撮影レンズ装置。
  10. 【請求項10】上記位置規制部の一部がマクロ撮影のレ
    ンズ位置に対応することを特徴とする請求項9記載の撮
    影レンズ装置。
  11. 【請求項11】上記カム機構は、リング状であることを
    特徴とする請求項1記載の撮影レンズ装置。
  12. 【請求項12】上記カム機構は、そのカム部によって上
    記焦点調節用被駆動部のみを駆動し、且つ、上記カム部
    の周辺部に設けた突起部により上記絞り機構の絞りの設
    定と解除のための駆動力を得るように構成されたもので
    あることを特徴とする請求項1記載の撮像レンズ装置。
  13. 【請求項13】上記突起部の変位を上記絞り機構に伝達
    するための当接部材を絞り機構に突設し、且つ、この当
    接部材は、上記撮影レンズ装置の少なくとも一部を構成
    する、撮影条件に応じて移動可能なレンズの移動範囲を
    越える有効長を有するようにしたことを特徴とする請求
    項12記載の撮影レンズ装置。
  14. 【請求項14】上記焦点調節用被駆動部と上記絞りは、
    上記駆動要素の動力源への電源停止状態で定位置に保持
    されることを特徴とする請求項1記載の撮影レンズ装
    置。
  15. 【請求項15】上記焦点調節用被駆動部と上記絞りとを
    定位置に保持するための保持機構を上記カム機構上に設
    けることを特徴とする請求項14記載の撮影レンズ装
    置。
  16. 【請求項16】上記保持機構は、カム機構上に設けられ
    た絞り駆動機構の延長先に設けられたことを特徴とする
    請求項15記載の撮影レンズ装置。
  17. 【請求項17】上記カム機構は、円筒状の形状をなすこ
    とを特徴とする請求項1記載の撮影レンズ装置。
  18. 【請求項18】上記カム機構の軸が撮影レンズに対して
    偏心していることを特徴とする請求項11、または、請
    求項17記載の撮影レンズ装置。
  19. 【請求項19】それぞれの両端に絞り駆動のための端部
    区間を有し、焦点調節被駆動部をそれぞれ異なる移動範
    囲を駆動する中心区間をもつ複数の分割カム部を有する
    カム機構を有することを特徴とする請求項3記載の撮影
    レンズ装置。
  20. 【請求項20】各操作スイッチが所定の時間以上、操作
    されなかったことを検知したとき、上記絞り駆動機構を
    絞り込んだ状態に駆動する絞り制御手段を有することを
    特徴とする請求項1記載の撮影レンズ装置。
  21. 【請求項21】撮影レンズの焦点調節のための焦点調節
    用被駆動部を駆動する焦点調節駆動機構と、絞りを駆動
    する絞り駆動機構とが共通の駆動要素を含んで構成され
    る撮影レンズ装置を有し、上記焦点調節用被駆動部を上
    記焦点調節駆動機構と接触させて光軸方向に移動させ、
    上記撮影レンズを焦点調節した後、上記絞り駆動機構は
    上記絞りと接触することにより、上記絞りを絞り込んだ
    後、撮影動作を行い、その後、上記絞りを解放すること
    を特徴とする撮影方法。
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