JPH1054654A - 冷蔵庫用食品収納容器及び冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫用食品収納容器及び冷蔵庫

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JPH1054654A
JPH1054654A JP10183797A JP10183797A JPH1054654A JP H1054654 A JPH1054654 A JP H1054654A JP 10183797 A JP10183797 A JP 10183797A JP 10183797 A JP10183797 A JP 10183797A JP H1054654 A JPH1054654 A JP H1054654A
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JP
Japan
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vegetable storage
tray
container
vegetable
storage container
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Application number
JP10183797A
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English (en)
Inventor
Seiji Terasawa
精二 寺澤
Hitoshi Yokoyama
仁 横山
Michio Kamoshita
教夫 鴨下
Etsuko Yoshinaga
悦子 吉永
Mitsuo Yoshida
充夫 吉田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2331/00Details or arrangements of other cooling or freezing apparatus not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2331/80Type of cooled receptacles
    • F25D2331/809Holders
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2500/00Problems to be solved
    • F25D2500/02Geometry problems

Landscapes

  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 野菜の新鮮さを保つことができ、且つ野菜収
納の使い勝手を向上する野菜収納容器を備えた冷蔵庫を
提供すること。 【解決手段】 野菜室の引出ドアとともに前後方向に移
動可能な野菜を収納するための野菜収納トレーと、前記
野菜収納トレー内に設けられる野菜収納サブトレーと、
野菜収納容器と、を有し、前記野菜収納サブトレーは、
引出ドアと対向する前記野菜収納トレーの後方上部に配
置され、前記野菜収納容器は、前記野菜収納容器の上端
を前記野菜収納トレーの上端より所定長だけ低くするこ
とで、前記野菜収納容器の上に、前記開口よりはみ出し
た野菜を収納するための空間を備えて保持され、更に、
前記野菜収納容器はドア側に配置されている冷蔵庫。野
菜の形状、寸法に合せて収納することが可能で、かつ野
菜の新鮮さを保ちながら使い勝手を向上することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫庫内の整理
整頓が容易に図れて、庫内と収納される食品の有効活用
が図れる冷蔵庫用食品収納容器及び冷蔵庫に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の冷蔵庫は多種多様な食品を保存す
るために、冷蔵室、冷凍室、野菜室等の各食品に適した
温度設定の内室で仕切られている。そしてこれらの各内
室は食品の取り出し易さや収納量を大きくするために棚
やトレー等で更に仕切られている。例えば、開閉ドアを
備えた冷蔵室や冷凍室においては、冷蔵室内を上下に仕
切る棚が配置され、開閉ドアの内壁面には底の浅いポケ
ットが配置されている。また、引出ドアを備えた野菜室
やチルド室等においては、深さのある内室は上下2段重
ねのトレーを備え、深さの浅い内室は前後に可変に仕切
ることが可能な仕切板を備えることにより使い易さを向
上させている。
【0003】これらの従来例は、例えば、平成6年販売
の日立冷蔵庫うるおいチルドシリーズにおいて実施化さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来より、利用者の間
では冷蔵庫の庫内を整理整頓して効率よく使うことが大
きな課題である。この課題を解決するために従来の冷蔵
庫は、棚、トレー、ポケット等で庫内を上下方向仕切
り、それらの配置や形状を工夫を施すことにより利用者
の要望に答えている。
【0005】しかし、従来例では、ボトルや缶詰等の規
格化された食品容器、あるいは固定容器に収まった食品
または固形食品の収納には有効であるが、小物食品を主
体とした異形食品の収納にはまだ々課題が残されてい
る。
【0006】例えば、人参、なす、きゅうり等の細長の
小物野菜は立てて保存することが鮮度を長く保つことが
知られているが、従来例の野菜室においては深さのある
野菜室に横積みにしなければならず、積み重なって鮮度
を落したり、取り出しにくかったり、あるいは野菜室の
底に忘れ去られて腐ったりすることがあった。
【0007】本発明の目的は、野菜の新鮮さを保ことが
でき、かつ野菜収納の使い勝手を向上した野菜収納容器
を備えた冷蔵庫を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は次のような構成を採用する。
【0009】野菜室の引出ドアとともに前後方向に移動
可能な野菜を収納するための野菜収納トレーと、前記野
菜収納トレー内に設けられる野菜収納サブトレーと、野
菜収納容器と、を有し、前記野菜収納サブトレーは、引
出ドアと対向する前記野菜収納トレーの後方上部に配置
され、前記野菜収納容器は、前記野菜収納容器の上端を
前記野菜収納トレーの上端より所定長だけ低くすること
で、前記野菜収納容器の上に、前記開口よりはみ出した
野菜を収納するための空間を備えて保持され、更に、前
記野菜収納容器はドア側に配置されている冷蔵庫。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る冷蔵庫用食品
収納容器及び冷蔵庫の実施形態を図1〜図15において
詳細に説明する。なお、同一の部材や部位は同一符号を
もって示し、重複した説明を省略する。
【0011】〔第1の実施形態〕図1から図10は本発
明に係る冷蔵庫用食品収納容器及び冷蔵庫の第1の実施
形態を示すものである。
【0012】先ず、図1〜図6において、冷蔵庫用食品
収納容器を説明する。図1は、容器の斜面図、図2は容
器の外観図で(a)図が正面図、(b)図は側面図、
(c)図は平面図、(d)図は底面図、図3は容器の断
面図で、(a)図は図2のA−A’断面図、(b)図は
図2のB−B’断面図、図4〜図6は容器の使用状態図
である。
【0013】図1において、符号1で総括的に示すのは
冷蔵庫用食品収納容器であり、該容器1は、全体がPS
やPP樹脂等の透明な素材で成形された成型品であり、
平面形状をほぼ矩形状とし、容器1の高さHが前記平面
形状を構成する横幅Wより大きい縦長で、略均一の薄い
肉厚dで形成される箱形の形態を備え、容器1の下部に
は冷気通風口2が形成され、上部には食品を出し入れす
る投入口3と収納部4が形成されている。
【0014】そして、容器1の横幅Wと高さHは、図7
に示す冷蔵庫11の庫内室12に並設設置が可能な大き
さに設定されている。また、容器1の横幅Wは大きさの
異なる長手横幅W1と短手横幅W2で構成され、更に、
短手横幅W2を備えた一辺と、短手横幅W2を備えた他
の一辺は大きさが異なる長手高さH1と短手高さH2で
形成されている。そして、前記高さH1とH2の上部の
間を斜めにカットして投入口3が形成されている。本実
施形態では、長手横幅W1を106mm、短手横幅W2
を76mm、長手高さH1を150mm、短手高さH2
を125mmに設定している。また、本実施形態では肉
厚dを3mmに設定しているため、投入口3の長手内寸
法T1が100mm、短手内寸法T2が70mmに開口
した収納部4が形成されている。
【0015】冷気通風口2は容器1の下部の周側面から
底面にかけて形成される複数のスリット穴2aから構成
されている。このため、庫内室12の上方から下方に流
れる冷気の流れを良好にするとともに、収納物の冷気通
風口2からの落下や飛び出しを軽減することができる。
しかも、収納部4内に溜る水滴を冷気通風口2から排出
することができる。なお、本実施形態では、3.5mm
幅のスリット穴2aを8mmピッチで10本設けてい
る。
【0016】また、本実施形態では、容器1を樹脂成形
しているため、上部周囲に僅かに張り出して形成される
帯状の補強部5から下方の周側面6に型抜け用の抜きテ
ーパを持たせている。7は容器1の下方周囲に形成され
る段差部であり、前記抜きテーパ形状を緩和して容器1
の不安定感を軽減するとともに、冷気通風口2が配置さ
れる下部周側面部6bと、平坦な上部周側面6aを明確
に分離して意匠的な効果を向上させている。容器1の底
面の4隅には僅かに張り出して形成される脚部8を設け
ている。この脚部8により容器1の底面を設置面から浮
かして、底面に形成される冷気通風口2からの通風を可
能にしている。
【0017】なお、本実施形態では略均一の薄い肉厚と
しているが、詳細に述べると肉厚dを3段階に設定して
おり、最も厚い補強部5の肉厚d1を3mmとし、この
肉厚d1より上部周側面6aの肉厚d2を僅かに小さく
し、更に肉厚d2より下部周側面部6bの肉厚d3を僅
かに小さくすることにより、補強と意匠的な効果を向上
しながら材料の軽減と軽量化を図っている。更に、本実
施形態に係る容器1は角部にR6mm前後の角アールを
持たせた形状としている。この形態は意匠的な効果を持
たせるとともに、容器1を保持する手に馴染んだ保持性
の良好な形態としている。
【0018】次に、図4〜図6において、本実施形態の
容器1の取扱性について説明する。図4、図5におい
て、本実施形態では、容器1の横幅Wを片手での保持性
が良好な寸法に設定している。即ち、人間の手は複数の
骨と関節で構成されており、この手で容器1を保持する
場合、通常、親指9と他の指10で容器を挟みつけたり
握ったりすることで容器1を保持する。この際、容器1
を保持し易い容器の横幅Wは、手を開いた際の親指9の
第1関節Q1、第2関節Q2と、他の指10の第1関節
Q1、第2関節Q2、第3関節Q3との間の寸法に合っ
た大きさとすることにより良好な保持姿勢を取ることが
できる。
【0019】しかし、容器1は、冷蔵庫の庫内室に納め
られる収納容器である以上、ある程度の収納容量を確保
することも必要であることから、少なくとも容器の横幅
Wは第1関節Q1から第2関節Q2に合った寸法を備え
ていることが望まれる。更に、良好なものは、冷蔵庫に
収納する多様な食品に対応して庫内室12での多様なレ
イアウトが可能な容器1であることもまた必要である。
【0020】本実施形態では、上記標準的な手の大きさ
と収納物の確保及び多様なレイアウトに対応するため
に、容器1の横幅Wを大きさの異なる長手横幅W1と短
手横幅W2に設定し、長手横幅W1を、図4に示すよう
に、親指9と他の指10の第1関節Q1の間の寸法に合
った106mmとし、短手横幅W2を、図5に示すよう
に、親指9と他の指10の第2関節Q2の間の寸法に合
った76mmに設定している。また、この長手横幅W1
の大きさは最近多く出回っている2lのペットボトルの
横幅に合うものであり、短手横幅W2の大きさは牛乳パ
ックの大きさに合う大きさである。
【0021】図6において、本実施形態では、容器1の
高さHを細長い小物食品を立て姿勢で収納できる大きさ
に設定している。つまり、細長い小物食品、例えば、小
物野菜の平均的な長さは、ニンジンが165mm、きゅ
うりが245mmであり、チューブ食品の長さは、ねり
がらしが140mm、ケチャップやマヨネーズが210
mmである。
【0022】これらの小物食品を立て姿勢で収納する場
合、容器が深すぎれば取り出しづらく、浅すぎれば小物
食品が倒れたり、斜めに収納されて見苦しい収納とな
る。容器1の深さは、小物食品を投入口3から取り出す
際には小物食品の上端が指で摘める程度に投入口3から
飛び出していることが望ましい。この飛び出している長
さは、操作ツマミの大きさが14mmに設定されている
ことから、この14mm以上飛び出していることが理想
である。
【0023】本実施形態では、前記した小物食品や他の
長さ小物食品にも対応できるように、容器1の上部を斜
めにカットして長手高さH1と短手高さH2の2つの高
さを利用できるようにしている。長手高さH1は150
mmに設定しているので、245mmのきゅうりの先端
を摘んで取り出すことができる。また、同様に短手高さ
H2を125mmとすることにより、140mmのチュ
ーブの先端を摘んで取り出すことができる。更に、14
0mmのチューブが倒れてしまっても、投入口が斜めに
カットされ、しかも、投入口3の大きさを長手内寸法T
1が100mm、短手長手内寸法T2が70mmとして
いるので、投入口3から指を挿入してチューブを摘んで
取り出すことができる。
【0024】更に、コロナ社発行の「人間工学データブ
ック」によれば、手の平の横幅は男性の場合平均100
mmであることが示されている。本実施形態では、収納
部4が長手内寸法T1が100mmで短手長手内寸法T
2が70mmの大きさを備えているので、手の大きな男
性でも投入口3から手を挿入して内部の清掃を容易に行
えるワークスペースを十分確保することができる。
【0025】しかも、収納部4の隅部を大きなアール形
状としているので、前記隅部に溜る汚れを取りやすくし
ている。更に、本実施形態の容器1は透光性素材で形成
しているので、収納部4内の汚れを確認することができ
るから、常に収納部4内を清潔にすることができる。当
然のように、容器1を透明にすることにより、収納され
た食品を外観から確認することもできる。
【0026】なお、容器1の横幅Wを70mm〜125mm
とすることにより、容器1を片手で保持できる大きさ
で、しかも、容器1に収納される食品の使用勝手を向上
することができる。また、容器1の高さHを170mmよ
り小さく設定することにより、例えば、図6に示すよう
に、ケース16の壁面側に投入口3を向ける姿勢で容器
1を配置しても、投入口3の上方から手を挿入して、収
納部4内で倒れた140mmのチューブを摘んで取り出
すことができる。
【0027】また、前記第1の実施形態では、容器1の
上部を直線的にカットしているが、図2(b)図の点線
Z1、Z2で示したように、凸曲線あるいは凹曲線等で
形成してもよい。点線Z1によれば、容器1を手に馴染
んだ形状とすることができる。また、点線Z2によれ
ば、収納食品の取出し易さの向上と材料費を軽減でき
る。そして、本実施形態では、直線状とすることで、点
線Z1、Z2の両方の前記メリットが得られるようにし
ている。
【0028】次に、図7〜図10において、前記容器1
が備えた冷蔵庫を説明する。図7は冷蔵庫の開閉状態の
外観図、図8〜図10は野菜室の透視図である。
【0029】図7において、符号11で総括的に示すの
は4個の庫内室12を上下に配置した冷蔵庫である。上
部に配置される冷凍室12aと冷蔵室12bは開閉扉1
3a、13bを備えており、冷凍室12aと冷蔵室12
bには複数の棚14で上下方向に仕切られ、開閉扉13
aの庫内側壁面には複数のポケット15が配置されてい
る。下方に配置されるチルト室12cと野菜室12dは
引出構造としている。
【0030】次に、図8〜図10において、本実施形態
に係る野菜室12dを説明する。図において、16は、
野菜室12dを構成するトレーであり、該トレー16は
ほぼ矩形状の上面全体を投入口17として開放した底の
浅い箱形の形状としている。更に、このトレー16は、
野菜室12dの引出ドアフレーム(図示せず)から分離
することが可能である。また、トレー16内には複数の
容器1が備えられるとともに、投入口17の両側に形成
される段差部18に図示しないサブトレーを前後に移動
自在に設けることで上下2段の収納スペースを得ること
ができる。
【0031】本実施形態では投入口17の横幅を480
mm、奥行きを400mm、深さを320mmに設定す
ることで、野菜はもちろんのこと高さ310mmのペッ
トボトル(1l)を立てて収納できる大きさに設定して
いる。19は、トレー16内を前後に仕切る帯状の仕切
り板であり、該仕切り板19は両側に設けた取付溝20
a、20bにより、前後2段階にトレー16内を仕切る
ことができ、高さを容器1の短手高さH2と一致させて
いる。
【0032】仕切り板19は、トレー16の前方の内壁
面との間に、取付溝20aの位置では奥行き75mm、
取付溝20bの位置では奥行き105mmのスペースを
仕切ることができる。なお、本実施形態では、前記仕切
り寸法を容器1及びトレーの成型上の抜きテーパを考慮
して設定しているが、もう少しゆとりのある寸法に設定
してもよい。
【0033】さて、本実施形態では、仕切り位置を2段
階に調整できる取付け板16と容器1との組合せで、小
物野菜の収納にも最適な収納空間を作ることができる。
図8及び図10(a)は取付け板16を取付溝20aに
取り付けた状態を示している。この状態では長手方向を
左右にした最大4個の容器1をトレー16の前部に並設
配置することができる。
【0034】しかも、容器1は仕切り板19とトレー1
6の内壁面とで前後に支持されるから、野菜室12dの
開閉により容器1が倒れたり移動することがない。更
に、奥行き75mmの大きさは牛乳パック(71mm)
を収納することができる。また、図9及び図10(b)
は取付け板16を取付溝20bに取り付けた状態を示し
ている。この状態では長手方向を前後にした最大6個の
容器1をトレー16の前部に前記状態と同様に安定した
並設配置が可能である。更に、この状態では、2lのペ
ットボトルや瓶ビールをこの前部に仕切られ空間に収納
することができる。
【0035】また、本実施形態に係る容器1は上部を斜
めにカットして投入口3を形成しているので、この投入
口3の向きを変えるように配置することにより、小物食
品の長さに対応した収納が可能である。例えば、図10
(b)では、投入口3を内向きにすることにより、カッ
ト形状をトレー16に馴染ませることができるから、容
器1を整合感よく、一体的に納めることができる。
【0036】一方、図9では、投入口3を外向きにする
ことにより、長手高さH1を内側にできるから、長い小
物食品が内側に倒れて後方の収納スペースを塞ぐのを軽
減することができる。しかも、この状態では、長手高さ
H1とトレー16の内壁面の間がカット形状により凹状
になるから、小物食品の取り出しに支障をきたすことが
ない。なお、図8及び図10(a)の状態でも同様な作
用効果がある。
【0037】また、本実施形態の容器1は長手高さH2
を150mmに設定しているので、深さが150mm程
度のサブトレーを段差部18を介してトレー16の前部
(容器1の上部)に移動させても容器1が邪魔になるこ
とがない。
【0038】このように、本実施形態に係る冷蔵庫11
の野菜室12dでは、容器1と仕切り位置を変更可能な
仕切り板19を備えることにより、野菜室12dのトレ
ー16を前後に2分割して、前部に多様に変更できる小
物野菜や瓶類の収納に最適な縦長収納空間を確保し、後
部を2段トレー等を用いることにより大形の野菜収納空
間とすることができる。しかも、容器1は手に持って容
易に配置位置を変更できるから日々変わる収納食品に対
応して容易に内室のレイアウト変更ができる。
【0039】なお、前記の実施形態では容器1を透明素
材で形成しているが、半透明や乳白色等の透光性素材で
も同様な効果がある。また、前記実施形態では、仕切り
板19やポケット15を備えることにより、開閉ドア1
3の開閉時や食品の出し入れの際の容器1の転倒を防止
しているが、例えば、脚部8を庫内室12に設けた棚に
止める構造とする等、容器1を庫内室12の所定の位置
に固定するようにしてもよい。
【0040】〔第2の実施形態〕図11は、本発明の他
の実施形態を示した野菜室12dの平面図である。この
実施形態は容器1の長手横幅W1と横手横幅W2をトレ
ー16の横幅WTに対して整数でほぼ割り切れる大きさ
に設定したものである。図において、この実施形態の容
器1は長手横幅W1をほぼ(WT/4)とし、横手横幅
W2をほぼ(WT/5)に設定している。更に、仕切り
板19の仕切り位置についても、取付溝20aの位置を
ほぼ(WT/5)とし、取付溝20bの位置をほぼ(W
T/4)の長さに設定している。
【0041】このため、(a)図に示すように、長手方
向を左右にする4個の容器1をトレー16の横幅WTに
一致させて並設配置することができる。また、(b)図
に示すように、長手方向を前後にする5個の容器1をト
レー16の横幅WTに一致させて並設配置することもで
きる。なお、レイアウト変更にともなう容器1の増減は
他の庫内室12に使用される容器1を使用したりするこ
とにより解決する。このように、本実施形態によれば、
容器1とトレー16の横幅を調整することにより、整合
感ある安定した収納空間を実現することができるととも
に、トレー16内のデッドスペースを少なくすることが
できる。
【0042】〔第3の実施形態〕図12は本発明の他の
実施形態を示した容器24の外観図である。この容器2
4は周側面に鍵形の取付部25を設けたものである。本
実施形態に係る容器24は第1の実施形態に係る容器1
と同様な形態を備えている。そして、容器24は、長手
高さH1を備えた上部周側面6aに、高さを短手高さH
2と一致させた鍵形の取付部25を設けている。
【0043】この構造により、(a)図に示すように、
他の容器24の短手高さH2を備えた上端に前記取付部
25を引っ掻けることにより、同種の容器24を堅固に
連結することができる。また、(b)図に示すように、
野菜室12dに設けられる仕切り板19に取付けたり、
あるいはポケット15に取付けることにより、容器24
を安定設置することができる。
【0044】〔第4の実施形態〕図13、14は本発明
の他の実施形態を示した容器26であり、図13は容器
26の斜視図、図14は使用状態図である。この容器2
6は高さHを2段階に調節することが可能なものであ
る。図において、容器26は、上部を水平にカットして
投入口3が形成される箱形の形態としている。
【0045】また、容器26は高さH2を長手横幅W1
より大きく、長手横幅W1は短手横幅W2より大きい縦
長の形態としている。容器26の底面には、底面全体を
開放できる開閉扉27が設けられている。前記開閉扉2
7は冷気通風口2を備えており、開閉扉27を開放した
状態で開閉扉27と容器26の周側面が直線状を成して
容器26の脚部となるようにしている。つまり、容器2
6は開閉扉27を開することにより高さH2の大きさを
備える容器26からH1の大きさを備えた容器26にす
ることができる。
【0046】また、短手横幅W2を備えた周側面には鍵
形の取付部25がを設けられている。この取付部25の
位置は、野菜室12dに設けた仕切れ板19の高さと一
致しており、この仕切れ板19の高さは容器26を高さ
H2とした状態を保持するような高さとしている。
【0047】なお、本実施形態では容器26全体を柔軟
性のあるPP材料で形成することで開閉扉27のヒンジ
構造をPPヒンジと呼ばれる構造としている。この実施
形態によれば、図14に示すように、短い小物野菜や食
品の収納にあたっては(a)図のように開閉扉27を閉
めて使用し、長めの小物野菜や食品の収納にあたっては
(b)図のように開閉扉27を開いて使用することがで
きる。
【0048】〔第5の実施形態〕図15は本発明の他の
実施形態を示した容器28の外観図である。この実施形
態に係る容器28は、容器28の上部に帯状の補強部5
を残して、他の周側面を網状に形成したしたものであ
る。この実施形態によれば、周側面全体が網状に形成さ
れるので、この周側面全体を冷気通風口29とすること
ができるから通風性を向上させることができる。しか
も、収納物を冷気通風口29を介して容易に確認するこ
とができる。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、野菜室を、ドア側の高
さのある収納空間と、その後方の上下2段に構成された
収納空間と、前記ドア側の高さのある収納空間内に配置
されて、野菜を立ち姿勢で保持することができる野菜収
納容器とに分けることで、野菜の形状、寸法に合せて収
納することが可能で、かつ野菜の新鮮さを保ちながら使
い勝手を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る容器の斜面図で
ある。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る容器の外観図で
ある。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る容器の断面図で
ある。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る容器の使用状態
図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る容器の使用状態
図である。
【図6】本発明の第1の実施形態に係る容器の使用状態
図である。
【図7】本発明の第1の実施形態に係る冷蔵庫の開閉状
態の外観図である。
【図8】本発明の第1の実施形態に係る野菜室の透視図
である。
【図9】本発明の第1の実施形態に係る野菜室の透視図
である。
【図10】本発明の第1の実施形態に係る野菜室の使用
状態図である。
【図11】本発明の第2の実施形態に係る野菜室の平面
図である。
【図12】本発明の第3の実施形態に係る容器の使用状
態図である。
【図13】本発明の第4の実施形態に係る容器の使用状
態図である。
【図14】本発明の第4の実施形態に係る容器の使用状
態図である。
【図15】本発明の第5の実施形態に係る容器の使用状
態図である。
【符号の説明】
1 容器 2 冷気通風口 2a スリット穴 3 投入口 4 収納部 11 冷蔵庫 12 庫内室 12a 冷凍室 12b 冷蔵室 12c チルト室 12d 野菜室 13a,13b 開閉扉 15 ポケット 16 トレー 17 トレー16の投入口 19 仕切り板 H 容器1の高さ H1 長手高さ H2 短手高さ W 横幅 W1 長手横幅 W2 短手横幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉永 悦子 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所冷熱事業部内 (72)発明者 吉田 充夫 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 野菜室の引出ドアとともに前後方向に移
    動可能な野菜を収納するための野菜収納トレーと、前記
    野菜収納トレー内に設けられる野菜収納サブトレーと、
    野菜収納容器と、を有し、 前記野菜収納サブトレーは、引出ドアと対向する前記野
    菜収納トレーの後方上部に配置され、 前記野菜収納容器は、前記野菜収納容器の上端を前記野
    菜収納トレーの上端より所定長だけ低くすることで、前
    記野菜収納容器の上に、前記開口よりはみ出した野菜を
    収納するための空間を備えて保持され、 更に、前記野菜収納容器はドア側に配置されていること
    を特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 野菜室の引出ドアとともに前後方向に移
    動可能な野菜を収納するための野菜収納トレーと、前記
    野菜収納トレー内に設けられる野菜収納サブトレーと、
    野菜収納容器と、を有し、 前記野菜収納サブトレーは、引出ドアと対向する前記野
    菜収納トレーの後方上部に配置され、 前記野菜収納容器は、前記野菜収納容器の上端を前記野
    菜収納トレーの上端より所定長だけ低くすることで、前
    記野菜収納容器の上に空間を備えて保持され、 更に、前記野菜収納容器はドア側の前記野菜収納トレー
    の下部に配置されていることを特徴とする冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 前記野菜収納容器は、その横幅より高さ
    方向の長さが長い縦長形状の略直方体の形状であり、そ
    の下方部に通気穴を備えていることを特徴とする請求項
    1または2記載の何れかの冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 前記野菜収納容器は、透明な樹脂で構成
    し、前記野菜収納容器の前記周側部の上部に、その下の
    部分より外方向に張出す肉厚の補強部を設け、前記野菜
    収納容器の前記周側部の各側面が隣接する側面と接続さ
    れる接続部は、それぞれ曲面形状となっており、 更に、前記野菜収納容器の上部水平断面がその下面水平
    断面より大きい、 ことを特徴とする請求項1〜3記載の何れかの冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 前記野菜収納容器は、その底部に下方に
    張り出す脚部を設けていることを特徴とする請求項1〜
    4記載の冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 前記野菜収納トレーを、仕切板を介して
    大きさの異なる前部収納空間と後部収納空間に前後に2
    分割し、前記前部収納空間を前記後部収納空間より小さ
    くするとともに、前記野菜収納容器を前記前部収納空間
    に保持したことを特徴とする請求項1〜5記載の何れか
    の冷蔵庫。
  7. 【請求項7】 前記野菜収納容器は、前記仕切板と前記
    野菜収納トレーの内壁面で保持されていることを特徴と
    する請求項6記載の冷蔵庫。
  8. 【請求項8】 前記野菜収納容器は、上から填め込み可
    能な取付部を備え、前記野菜収納トレー内に保持されて
    いることを特徴とする請求項1〜5記載の何れかの冷蔵
    庫。
  9. 【請求項9】 前記野菜収納容器は、前記野菜収納トレ
    ーを分ける仕切板に前記取付部を介して着脱可能に取付
    けられて保持されていることを特徴とする請求項8記載
    の冷蔵庫。
JP10183797A 1997-04-18 1997-04-18 冷蔵庫用食品収納容器及び冷蔵庫 Pending JPH1054654A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005049093A (ja) * 2004-10-29 2005-02-24 Matsushita Refrig Co Ltd 冷蔵庫
JP2006183999A (ja) * 2006-02-16 2006-07-13 Matsushita Refrig Co Ltd 冷蔵庫
JP2008180508A (ja) * 2008-04-23 2008-08-07 Hitachi Appliances Inc 冷蔵庫
JP2013029230A (ja) * 2011-07-27 2013-02-07 Mitsubishi Electric Corp 冷蔵庫

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