JPH10543A - 両頭平面研削装置 - Google Patents

両頭平面研削装置

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Publication number
JPH10543A
JPH10543A JP8151355A JP15135596A JPH10543A JP H10543 A JPH10543 A JP H10543A JP 8151355 A JP8151355 A JP 8151355A JP 15135596 A JP15135596 A JP 15135596A JP H10543 A JPH10543 A JP H10543A
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JP
Japan
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work
grinding
pair
grinding wheel
grindstone
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Application number
JP8151355A
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English (en)
Inventor
Takashi Hirouchi
隆 廣内
Tadashi Okada
忠司 岡田
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10543A publication Critical patent/JPH10543A/ja
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  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 上下各砥石の偏摩耗を未然に防止すること
で、研削加工精度の向上と、ツルーリング作業の削減に
よる低コスト化、及び砥石寿命の長期化を図る。 【解決手段】 下側砥石ヘッド2の上記砥石23の上端
面23aの上下方向位置を検出する位置検出手段47
と、該位置検出手段47の検出信号を受けて上記砥石2
3の上端面23aの高さを予め設定された設定高さに合
致させる如く上記昇降駆動手段27の作動を制御する制
御手段4とを備えているので、例え、上側砥石13と下
側砥石23との摩耗量に差があったとしても、該下側砥
石23はその摩耗量に対応した量だけ上昇方向に高さ調
整が行われその上面23aの高さが常時適正な設定高さ
に保持されることになる。従って、該下側砥石23の上
面23aの高さが定盤30の上面30aよりも低くなっ
て研削作業時にワーク5が定盤30と接触して傾斜する
という事態の発生が未然に且つ確実に防止され、結果的
に上側砥石13及び下側砥石23の偏摩耗の発生が防止
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、ワークの上下両
端面を同時に平面研削するようにした両頭平面研削装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3には、従来一般的な両頭平面研削装
置を示している。この両頭平面研削装置は、上下一対の
砥石ヘッド、即ち、上側砥石ヘッド50と下側砥石ヘッ
ド60とこれら該各砥石ヘッド50,60の側方に配置
されたワーク支持手段69とを備えている。上記上側砥
石ヘッド50は、鉛直方向に向けて配置され適宜の回転
駆動手段(図示省略)により回転駆動されるとともに適
宜の昇降駆動手段(図示省略)により上下方向(矢印a
−b方向)に昇降駆動される主軸51の下端に設けた砥
石ホルダー52の下端面に環状の上側砥石53を取り付
けて構成されている。また、上記下側砥石ヘッド60
は、鉛直方向に向けて配置され適宜の回転駆動手段(図
示省略)により回転駆動されるとともに適宜の昇降駆動
手段(図示省略)により上下方向(矢印d−e方向)に
昇降駆動される主軸61の上端に設けた砥石ホルダー6
2の上端面に環状の下側砥石63を取り付けて構成され
ている。そして、これら上側砥石ヘッド50と下側砥石
ヘッド60は、上記上側砥石53と下側砥石63とを上
下方向において同軸上に対向させた状態で配置されると
ともに、上記各砥石52,62の回転方向は相互に逆方
向に設定されている(矢印c方向及び矢印f方向 参
照)。
【0003】また、研削作業時における上記上側砥石5
3の下面53aと下側砥石63の上面63aとの間隔
は、ワーク65の仕上がり高さ寸法に設定する必要があ
り、このため上記上側砥石ヘッド50と下側砥石ヘッド
60とにはそれぞれ位置検出手段(図示省略)が設けら
れ、これらの位置検出値に上記各砥石53,63の摩耗
量を加味して、上記間隔を適正寸法に設定すべく上記上
側砥石ヘッド50と下側砥石ヘッド60がそれぞれ上下
方向に駆動される。尚、この場合、下側砥石63の高さ
位置は、次述するワーク支持手段69によってワーク6
5を定盤70側から該下側砥石63の上面63a側に移
載する必要上、該主軸71の上面70aとほぼ同じ高さ
に固定的に設定され、上記間隔は、専ら上側砥石53の
位置調整で行われる。但し、上記下側砥石63の高さ位
置を、該下側砥石63の摩耗に伴う厚さ寸法の減少変化
に対応させて調整することは無論である。
【0004】一方、上記ワーク支持手段69は、上記砥
石ホルダー62の側方に配置された定盤70と該定盤7
0の上面70a側に配置されたスイングアーム72とを
備えている。そして、このスイングアーム72は、その
一端が上記定盤70側に配置され且つ適宜の揺動駆動手
段(図示省略)により回動(矢印g−h方向)せしめら
れる主軸71に固着され該主軸71を中心として上記上
面70aに沿って揺動可能とされるとともに、その揺動
端側には環状に形成されたワークホルダー73が自転可
能に装着され且つ適宜の自転駆動手段(図示省略)によ
り自転駆動(矢印i方向)されるようになっている。さ
らに、このワークホルダー73には、ワーク65が嵌挿
支持されるが、その場合、該ワーク65は、その軸方向
(上下方向)においては該ワークホルダー73と非係合
とされるが、その周方向においては該ワークホルダー7
3と係合し得るようになっている。従って、該ワーク6
5は、上記ワークホルダー73の自転に伴ってこれと一
体的に自転することになる。
【0005】このように構成された両頭平面研削装置を
使用してワーク65の両頭平面研削作業を行う場合につ
いて説明すると次の通りである。即ち、研削作業に際し
ては、先ず、下側砥石63の上面63a高さ位置を、上
記定盤70の上面70aから所定寸法(通常20μ程
度)だけ高く設定してこれを固定する。また、上記上側
砥石53はこれを上昇させて該下側砥石63と上記上側
砥石53の間に上記ワーク65のセットスペースを確保
しておく。
【0006】この状態で、上記ワーク支持手段69のス
イングアーム72を上記定盤70上に位置設定し、ここ
で上記ワークホルダー73内にワーク65を嵌挿して支
持させるとともにこれを自転させる。そして、このワー
ク65を支持した後、上記スイングアーム72を回動さ
せて上記ワーク65を上記定盤70の上面70a上を摺
動させながら下側砥石63側に移動させ、最終的に該ワ
ーク65をその下端面65b側から上記下側砥石63の
一側の上面63a上に載置するとともに、この状態で上
記上側砥石53を所定高さまで降下させてその下面63
aを上記ワーク65の上端面65aに接触させる。この
ように、自転しているワーク65の上下両端面65a,
65bに、相互に逆方向に回転している上記上側砥石5
3と下側砥石63を所定押圧力を付与した状態で接触さ
せることにより、該ワーク65の上下両端面65a,6
5bが同時に研削されるものである。
【0007】かかる研削作業が順次繰り返して行われる
ことで、上記上側砥石53と下側砥石63は次第に摩耗
が進行し、その間隔が次第に拡大変化することになる。
従って、この摩耗による上側砥石53と下側砥石63と
の間隔を修正する必要がある。この場合、先ず研削加工
されたワーク65の厚さ寸法を計測し、その計測値から
各砥石の摩耗量をそれぞれ判断する。そして、上記上側
砥石53はその摩耗量に相当する寸法だけ降下させ、ま
た下側砥石63はその摩耗量に相当する寸法だけ上昇さ
せ、これら各砥石53,63の間隔を適正寸法に修正す
る。
【0008】以上が、両頭平面研削装置の構造の概略説
明とこれを使用しての研削作業の概略である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
構造の両頭平面研削装置を使用してワーク65の両端面
を平面研削する場合、以下に述べる如き理由によって、
例えば図3に鎖線図示する如く、上記上側砥石53は径
方向外側に向かって下降傾斜する如く偏摩耗し、また上
記下側砥石63は径方向内側に向かって下降傾斜する如
く偏摩耗することになる。
【0010】このように各砥石53,63が偏摩耗した
状態でワーク65の研削加工を行うと、本来ならば(偏
摩耗が生じていない場合ならば)図5(イ),(ロ)に
示すようにワーク65の上端面65aと下端面65bと
がその軸心に直交する平行な平面となるところ、同図
(ハ)に示すように軸心に対して所定の傾斜角をもつ凹
状面あるいは凸状面となる。
【0011】この結果、研削加工面の平面度の低下によ
り加工精度が悪化することになる。また、偏摩耗した砥
石の形状補正のためのツルーリング作業を頻繁に行う必
要があり、これにより作業性の低下あるいは砥石寿命の
低下、等の問題が発生することになる。
【0012】そこで、本願発明では上下各砥石の偏摩耗
を未然に防止することで、研削加工精度の向上と、ツル
ーリング作業の削減による低コスト化、及び砥石寿命の
長期化とを実現し得るようにした両頭平面研削装置を提
供せんとするものである。
【0013】
【発明の技術的背景】ここで、本願発明者らは、かかる
課題を解決する具体的手段を得るに当たり、両頭平面研
削装置においてその砥石に偏摩耗が生じる原因を以下の
ように推測した。
【0014】第1の原因 第1の原因は、上記ワーク65を加工位置へ送り出す場
合のガイド面として機能する上記定盤70の上面70a
の高さと、該ワーク65の加工位置での載置基準となる
上記下側砥石63の高さとが不適切であることに起因す
るものである。
【0015】即ち、上述のように、上側砥石53と下側
砥石63とは常時高さ調整を行うものではなく、下側砥
石63はこれを研削基準としてその高さ位置を固定保持
し、この下側砥石63に対して上記上側砥石53を上記
ワーク65の研削完了時の高さ寸法に対応する高さまで
降下させて該ワーク65の上下両端面65a,65bの
同時研削を行う。そして、上記上側砥石53は各ワーク
65に対する研削作業毎に昇降動作が行われるが、上記
下側砥石63は所定期間の研削作業によってこれら各砥
石53,63が摩耗した場合においてのみ、該下側砥石
63の摩耗量を、研削が完了した製品の寸法計測値と経
験的に見出された上下砥石53,63間の摩耗比率とを
考慮して推測し、この推測摩耗量に相当する寸法だけこ
れを上昇させるものである。従って、この推測摩耗量に
基づく下側砥石63の上昇量が実際の摩耗量に合致して
いる場合には、該下側砥石63の高さ調整を行うことで
該下側砥石63の上面63aは上記定盤70の上面70
aに対して適正寸法S(図3参照)だけ高い位置に設定
されることになる。
【0016】然し乍ら、現実的には、この下側砥石63
の上昇量を実際の摩耗量に合致させることは困難であ
り、このため、例えば、下側砥石63の上昇量が実際の
摩耗量よりも小さい場合には該下側砥石63の上面63
aの高さ位置は適正高さよりも低い位置に設定されるこ
とになる。そして、場合によっては、図4に示す如く、
上記下側砥石63の上面63aが定盤70の上面70a
よりも低くなることも生じる。
【0017】このように定盤70の上面70aよりも下
側砥石63の上面63aが低くなると、この下側砥石6
3の上面63a上にワーク65を載置するとともに該ワ
ーク65の上端面65a上に上側砥石53を押し当てて
研削作業を行う場合、図4に示すようにワーク65の下
端面65bの一側が定盤70の上面70aに当接し、ワ
ーク65がスイングアーム72のワークホルダー73と
の間の嵌合遊びによって傾斜し、上側砥石53はその外
周部が上記ワーク65の上端面65aに接触し、下側砥
石63はその内周部がワーク65の下端面65bに接触
した状態で研削が行われることになる。この結果、図3
に鎖線図示する方向に上記上側砥石53と下側砥石63
とに共に偏摩耗が発生するものである。尚、この第1の
原因による偏摩耗は、常時上記の如き形態となる。
【0018】第2の原因 第2の原因は、研削時におけるワーク65の自転に起因
するものである。今、例えば図3に示すように、上側砥
石53が矢印c方向に回転し、下側砥石63が矢印f方
向に回転し、さらに上記ワーク65が矢印i方向に自転
している場合を考えると、例え図3に示すようにワーク
65が適正高さ位置において上記上側砥石53と下側砥
石63によりその上下両端面65a,65bが研削され
ていたとしても(即ち、上記第1の原因による偏摩耗が
生じない作業条件下であったとしても)、上記各砥石5
3,63の各部において研削速度が異なる。
【0019】即ち、上記ワーク65をその厚さ方向に挟
んで対向する上側砥石53と下側砥石63との間におい
て、先ずこれらの外周部について考察すると、上側砥石
53の外周部はその回転方向が上記ワーク65の回転方
向と逆であることからこれらの間の相対速度は大きい
が、下側砥石63の外周部はその回転方向が上記ワーク
65の回転方向と同じであることからこれらの間の相対
速度は小さい。この上側砥石53の外周部と下側砥石6
3の外周部の上記ワーク65との相対速度差はそのまま
研削抵抗に反映されることから、この相対速度差に起因
して、上側砥石53の外周部は下側砥石63の外周部に
比してその摩耗量が大きくなる。
【0020】一方、上記上側砥石53と下側砥石63の
内周部について考察すると、上側砥石53の内周部はそ
の回転方向が上記ワーク65の回転方向と同じであるこ
とからこれらの間の相対速度は小さいが、下側砥石63
の内周部はその回転方向が上記ワーク65の回転方向と
逆であることからこれらの間の相対速度は大きい。この
上側砥石53の内周部と下側砥石63の内周部の上記ワ
ーク65との相対速度差はそのまま研削抵抗に反映され
ることから、この相対速度差に起因して、下側砥石63
の内周部は上側砥石53の内周部に比してその摩耗量が
大きくなる。
【0021】そして、摩耗量の大きい上側砥石53の外
周部と下側砥石53の内周部、及び摩耗量の小さい上側
砥石53の内周部と下側砥石53の外周部が、共に上記
ワーク65の中心に対して対角位置に位置していること
から、該上側砥石53と下側砥石53には図3に鎖線図
示する如き方向の偏摩耗がそれぞれ生じることになるも
のである。
【0022】
【課題を解決するための手段】以上の如き偏摩耗の発生
原因の知見に基づき、本願発明では上記課題を解決する
ための具体的手段として次のような構成を採用するに至
った。
【0023】本願の第1の発明では、軸方向端部にそれ
ぞれ砥石13,23を取り付けた上下一対の砥石ヘッド
1,2を、該各砥石13,23を上下方向に対向させた
状態で同軸上に配置し、該各砥石ヘッド1,2をそれぞ
れ昇降駆動手段17,27により接離方向に移動可能と
するとともに上記各砥石13,23をそれぞれ逆方向へ
回転駆動させる一方、上記一対の砥石ヘッド1,2の側
方に、その上面30aが上記一対の砥石ヘッド1,2の
軸線に直交する平面とされた定盤30と、該定盤30上
の所定位置にその上面30aに沿って揺動自在に配置さ
れるとともにその揺動側端部にワーク5を保持し且つこ
れを自転駆動手段40により上記一対の砥石ヘッド1,
2の軸線に平行な自転軸回りで自転させ得る如くしたス
イングアーム32とを備え、該スイングアーム32の揺
動動作により上記ワーク5を上記定盤30の上面30a
上から上記一対の砥石ヘッド1,2のうちの下側に位置
する下側砥石ヘッド2の砥石23上に移載するワーク支
持手段3を配置し、上記ワーク支持手段3により上記下
側砥石ヘッド2の砥石23上にその下端面5b側から載
置され且つ自転せしめられる上記ワーク5の上端面5a
に上側に位置する上側砥石ヘッド1の砥石13を接触さ
せ該上下一対の砥石13,23によって該ワーク5の上
下両端面5a,5bを同時に研削するようにした両頭平
面研削装置において、上記下側砥石ヘッド2の上記砥石
23の上端面23aの上下方向位置を検出する位置検出
手段47と、該位置検出手段47の検出信号を受けて上
記砥石23の上端面23aの高さを予め設定された設定
高さに合致させる如く上記昇降駆動手段27の作動を制
御する制御手段4とを備えたことを特徴としている。
【0024】本願の第2の発明では、上記第1の発明に
かかる両頭平面研削装置において、上記位置検出手段4
7を、上記定盤30側に配置された非接触センサ47で
構成するとともに、該非接触センサ47によって上記一
対の砥石13,23により上下両端5a,5bが挟圧さ
れた状態における上記ワーク5の下面5bの高さ位置を
検出することで上記下側砥石23の上面23aの高さ位
置を間接的に検出する如く構成したことを特徴としてい
る。
【0025】本願の第3の発明では、それぞれ砥石1
3,23を取り付けた上下一対の砥石ヘッド1,2を、
該各砥石13,23を上下方向に対向させた状態で同軸
上に配置し、これら各砥石13,23をそれぞれ接離方
向に移動可能とするとともに相互に逆方向へ回転駆動さ
せる一方、ワーク5を上記一対の砥石13,23の間に
おいて保持し且つこれを自転駆動手段40により上記一
対の砥石ヘッド1,2の軸線に平行な自転軸回りで自転
させ得る如くしたワーク支持手段3を備え、自転せしめ
られる上記ワーク5の上下両端面5a,5bに、相互に
逆方向に回転する上記上下一対の各砥石13,23を接
触させて該上下両端面5a,5bを同時に研削するよう
にした両頭平面研削装置において、上記ワーク5の自転
方向を正回転と逆回転との間において変更設定すべく上
記自転駆動手段40の作動を制御する制御手段4を備え
たことを特徴としている。
【0026】本願の第4の発明では、それぞれ砥石1
3,23を取り付けた上下一対の砥石ヘッド1,2を、
該各砥石13,23を上下方向に対向させた状態で同軸
上に配置し、これら各砥石13,23をそれぞれ接離方
向に移動可能とするとともに回転駆動手段16,26に
より相互に逆方向へ回転駆動させる一方、ワーク5を上
記一対の砥石13,23の間において保持し且つこれを
自転駆動手段40により上記一対の砥石ヘッド1,2の
軸線に平行な自転軸回りで自転させ得る如くしたワーク
支持手段3を備え、自転せしめられる上記ワーク5の上
下両端面5a,5bに、相互に逆方向に回転する上記上
下一対の各砥石13,23を接触させて該上下両端面5
a,5bを同時に研削するようにした両頭平面研削装置
において、相互に逆方向へ回転駆動される上記上下一対
の砥石13,26の回転方向を所定稼働時間毎に逆転さ
せる如く上記回転駆動手段16,26の作動を制御する
制御手段4を備えたことを特徴としている。
【0027】本願の第5の発明では、それぞれ砥石1
3,23を取り付けた上下一対の砥石ヘッド1,2を、
該各砥石13,23を上下方向に対向させた状態で同軸
上に配置し、これら各砥石13,23をそれぞれ接離方
向に移動可能とするとともに相互に逆方向へ回転駆動さ
せる一方、ワーク5を上記一対の砥石13,23の間に
おいて保持し且つこれを自転駆動手段40により上記一
対の砥石ヘッド1,2の軸線に平行な自転軸回りで自転
させ得る如くしたワーク支持手段3を備え、自転せしめ
られる上記ワーク5の上下両端面5a,5bに、相互に
逆方向に回転する上記上下一対の各砥石13,23を接
触させて該上下両端面5a,5bを同時に研削するよう
にした両頭平面研削装置において、上記上下一対の砥石
ヘッド1,2を、上記一対の砥石13,23を選択的に
取付可能なる如く構成し、上記上下一対の砥石ヘッド
1,2に対して上記一対の砥石13,23を所定稼働時
間毎に交互に付け換えることを特徴としている。
【0028】本願の第6の発明では、それぞれ砥石1
3,23を取り付けた上下一対の砥石ヘッド1,2を、
該各砥石13,23を上下方向に対向させた状態で同軸
上に配置し、これら各砥石13,23をそれぞれ接離方
向に移動可能とするとともに相互に逆方向へ回転駆動さ
せる一方、ワーク5を上記一対の砥石13,23の間に
おいて保持し且つこれを自転駆動手段40により上記一
対の砥石ヘッド1,2の軸線に平行な自転軸回りで自転
させ得る如くしたワーク支持手段3を備え、自転せしめ
られる上記ワーク5の上下両端面5a,5bに、相互に
逆方向に回転する上記上下一対の各砥石13,23を接
触させて該上下両端面5a,5bを同時に研削するよう
にした両頭平面研削装置において、上記ワーク支持手段
3を偶数個備えるとともに、該複数個のワーク支持手段
3,3,・・を、上記ワーク5の自転方向を正回転に設
定したものと、逆回転に設定したものとを同数としたこ
とを特徴としている。
【0029】本願の第7の発明では、上記第6の発明に
かかる両頭平面研削装置において、上記ワーク5の自転
方向を正回転に設定したワーク支持手段3Aと逆回転に
設定したワーク支持手段3Bとを、上記上下一対の砥石
ヘッド1,2の軸心を挟んでその径方向に対向する位置
にそれぞれ配置したことを特徴としている。
【0030】
【発明の効果】本願発明ではかかる構成とすることによ
り次のような効果が得られる。 本願の第1の発明にかかる両頭平面研削装置によれ
ば、下側砥石ヘッド2の上記砥石23の上端面23aの
上下方向位置を検出する位置検出手段47と、該位置検
出手段47の検出信号を受けて上記砥石23の上端面2
3aの高さを予め設定された設定高さに合致させる如く
上記昇降駆動手段27の作動を制御する制御手段4とを
備えているので、例え、上側砥石13と下側砥石23と
の摩耗量に差があったとしても、該下側砥石23はその
摩耗量に対応した量だけ上昇方向に高さ調整が行われそ
の上面23aの高さが常時適正な設定高さに保持される
ことになる。従って、該下側砥石23の上面23aの高
さが定盤30の上面30aよりも低くなって研削作業時
にワーク5が定盤30と接触して傾斜するという事態の
発生が未然に且つ確実に防止され、結果的に上側砥石1
3及び下側砥石23の偏摩耗の発生が防止されるもので
ある。この結果、ワーク5の研削面の平面度が良好とな
りそれだけ研削加工精度が向上するとともに、砥石の形
状修正のツルーリング作業が削減されるとともに砥石自
体の寿命が長くなることで加工コストの低廉化が図れる
という効果が奏せられるものである。
【0031】本願の第2の発明にかかる両頭平面研削
装置によれば、上記位置検出手段47を、上記定盤30
側に配置された非接触センサ47で構成するとともに、
該非接触センサ47によって上記一対の砥石13,23
により上下両端5a,5bが挟圧された状態における上
記ワーク5の下面5bの高さ位置を検出することで上記
下側砥石23の上面23aの高さ位置を間接的に検出す
るようにしているので、例えば、接触式センサにより回
転している下側砥石23あるいはワーク5の高さ位置を
直接的に検出する構成とする場合に比して、センサその
ものの耐久性の向上、及び検出機構部分の構造の簡略化
が図れ、結果的に上記に記載の効果をより安価な構成
で実現できるものである。
【0032】本願の第3の発明にかかる両頭平面研削
装置によれば、相互に逆方向へ回転駆動される一対の砥
石13,23の間に自転しているワーク5を介在させて
その上下両端面5a,5bを研削するものにおいて、制
御手段4により自転駆動手段40の作動を制御して上記
ワーク5の自転方向を正回転と逆回転との間において変
更設定するようにしているので、上記ワーク5の自転に
起因して上記上側砥石13の外周部と下側砥石23の外
周部との間、及び上記上側砥石13の内周部と下側砥石
23の内周部との間においてそれぞれワーク5との相対
速度に差があっても、この相対速度差は上記ワーク5の
自転方向が正回転と逆回転との間で適宜変更されること
で相殺され、この相対速度差、即ち、研削抵抗差に起因
する各砥石13,23の偏摩耗が可及的に抑制されるこ
とになる。この結果、ワーク5の研削面の平面度が良好
となりそれだけ研削加工精度が向上するとともに、砥石
の形状修正のツルーイング作業が削減されるとともに砥
石自体の寿命が長くなることで加工コストの低廉化が図
れるという効果が奏せられる。
【0033】本願の第4の発明にかかる両頭平面研削
装置によれば、自転せしめられるワーク5の上下両端面
5a,5bに、回転駆動手段16,26により相互に逆
方向に回転せしめられる上下一対の各砥石13,23を
接触させて該上下両端面5a,5bを同時に研削するよ
うにしたものにおいて、上記上下一対の砥石13,26
の回転方向を所定稼働時間毎に逆転させる如く上記回転
駆動手段16,26の作動を制御手段4により制御する
ようにしているので、上記ワーク5の自転に起因して上
記上側砥石13の外周部と下側砥石23の外周部との
間、及び上記上側砥石13の内周部と下側砥石23の内
周部との間においてそれぞれワーク5との相対速度に差
があっても、この相対速度差は上記上側砥石13と下側
砥石23の回転方向が所定稼働時間毎に逆転されること
で相殺され、この相対速度差、即ち、研削抵抗差に起因
する各砥石13,23の偏摩耗が可及的に抑制されるこ
とになる。この結果、ワーク5の研削面の平面度が良好
となりそれだけ研削加工精度が向上するとともに、砥石
の形状修正のツルーイング作業が削減されるとともに砥
石自体の寿命が長くなることで加工コストの低廉化が図
れるという効果が奏せられる。
【0034】本願の第5の発明にかかる両頭平面研削
装置によれば、自転せしめられるワーク5の上下両端面
5a,5bに、回転駆動手段16,26により相互に逆
方向に回転せしめられる上下一対の各砥石13,23を
接触させて該上下両端面5a,5bを同時に研削するよ
うにしたものにおいて、上記上下一対の砥石ヘッド1,
2を、上記一対の砥石13,23を選択的に取付可能な
る如く構成し、上記上下一対の砥石ヘッド1,2に対し
て上記一対の砥石13,23を所定稼働時間毎に交互に
付け換えるようにしているので、上記ワーク5の自転に
起因して上記上側砥石13の外周部と下側砥石23の外
周部との間、及び上記上側砥石13の内周部と下側砥石
23の内周部との間においてそれぞれワーク5との相対
速度に差があっても、この相対速度差は所定稼働時間毎
に上側砥石13と下側砥石23とが上下一対の砥石ヘッ
ド1,2に付け換えられてそれぞれその回転方向が逆回
転されることで相殺され、この相対速度差、即ち、研削
抵抗差に起因する各砥石13,23の偏摩耗が可及的に
抑制されることになる。この結果、ワーク5の研削面の
平面度が良好となりそれだけ研削加工精度が向上すると
ともに、砥石の形状修正のツルーイング作業が削減され
るとともに砥石自体の寿命が長くなることで加工コスト
の低廉化が図れるという効果が奏せられる。
【0035】本願の第6の発明にかかる両頭平面研削
装置によれば、それぞれ砥石13,23を取り付けた上
下一対の砥石ヘッド1,2を、相互に逆方向へ回転駆動
させる一方、ワーク5を上記一対の砥石13,23の間
において保持し且つこれを自転させ得る如くしたワーク
支持手段3を備え、自転せしめられる上記ワーク5の上
下両端面5a,5bに、相互に逆方向に回転する上記上
下一対の各砥石13,23を接触させて該上下両端面5
a,5bを同時に研削するようにしたものにおいて、上
記ワーク支持手段3を偶数個備えて複数個のワーク5を
同時研削可能とするとともに、該複数個のワーク支持手
段3,3,・・を、上記ワーク5の自転方向を正回転に
設定したものと、逆回転に設定したものとが同数となる
ようにしている。
【0036】従って、正回転方向に自転している複数個
のワーク5と上下一対の各砥石13,23との間の相対
速度の発生形態と、逆回転方向に自転している複数個の
ワーク5と上下一対の各砥石13,23との間の相対速
度の発生形態とが反対の関係となる。例えば、正回転方
向に自転しているワーク5との関係では、上記上側砥石
13の外周部と下側砥石23の外周部との間においては
該上側砥石13側の相対速度が大きく、上記上側砥石1
3の内周部と下側砥石23の内周部との間においては該
下側砥石23側の相対速度が大きくなるが、逆回転方向
に自転しているワーク5との関係では、上記上側砥石1
3の外周部と下側砥石23の外周部との間においては該
下側砥石23側の相対速度が大きく、上記上側砥石13
の内周部と下側砥石23の内周部との間においては該上
側砥石13側の相対速度が大きくなる。これにより、上
記ワーク5の自転に起因して上記上側砥石13の外周部
と下側砥石23の外周部との間、及び上記上側砥石13
の内周部と下側砥石23の内周部との間においてそれぞ
れワーク5との間に生じる相対速度差が相殺され、この
相対速度差、即ち、研削抵抗差に起因する各砥石13,
23の偏摩耗が可及的に抑制されることになる。
【0037】この結果、特に複数個のワーク5,5,・
・を同時に研削するものにおいて、該各ワーク5,5,
・・の研削面の平面度が良好となりそれだけ研削加工精
度が向上するとともに、砥石の形状修正のツルーイング
作業が削減されるとともに砥石自体の寿命が長くなるこ
とで加工コストの低廉化が図れるという効果が奏せられ
る。
【0038】本願の第7の発明にかかる両頭平面研削
装置によれば、ワーク5の自転方向を正回転に設定した
ワーク支持手段3Aと逆回転に設定したワーク支持手段
3Bとを、上記上下一対の砥石ヘッド1,2の軸心を挟
んでその径方向に対向する位置にそれぞれ配置したもの
であり、特に二つのワーク支持手段3A,3Bを備え、
二個のワーク5,5を同時に研削するようにしたものに
おいて、上記に記載したものと同様の効果を確実に達
成することができるものである。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本願発明を好適な実施形態
に基づいて具体的に説明する。
【0040】A:第1の実施形態 図1には、本願発明の第1の実施形態にかかるスイング
アーム式立型両頭平面研削装置Zを示しており、同図に
おいて符号1は上側砥石ヘッド、2は下側砥石ヘッド、
3はワーク支持手段、4はコントロールユニット(特許
請求の範囲中の「制御手段」に該当する)であり、これ
ら各部材によって両頭平面研削装置Zが構成されてい
る。
【0041】上側砥石ヘッド1 上側砥石ヘッド1は、その軸線を鉛直方向に向けて配置
される主軸11と、該主軸11の下端に取り付けられた
砥石ホルダー12と、該砥石ホルダー12の下面に取り
付けられた環状の上側砥石13とを備えて構成される。
【0042】上記主軸11は、回転用モータ16により
所定速度で一定方向(矢印c方向)に回転駆動され、こ
の主軸11の回転に伴って上記上側砥石13は砥石ホル
ダー12と一体的に所定速度で回転される。また、この
主軸11は、昇降用モータ17によって上下方向(矢印
a−b方向)に昇降駆動され、この主軸11の昇降に伴
って上記上側砥石13は砥石ホルダー12と一体的に昇
降される。さらに、上記主軸11の昇降動作を案内する
昇降ガイド14には、該主軸11の昇降位置を検出する
位置センサ45が備えられている。
【0043】尚、この位置センサ45の検出信号は、上
記上側砥石13の高さ調整制御要素としてコントロール
ユニット4に入力される。また、上記回転用モータ16
及び昇降用モータ17は、上記コントロールユニット4
からの制御信号によりその作動が制御されるようになっ
ている。
【0044】下側砥石ヘッド2 下側砥石ヘッド2は、その軸線を鉛直方向に向けて配置
される主軸21と、該主軸21の上端に取り付けられた
砥石ホルダー22と、該砥石ホルダー22の下面に取り
付けられた環状の下側砥石23とを備えて構成される。
【0045】上記主軸21は、回転用モータ26により
所定速度で一定方向(矢印f方向)に回転駆動され、こ
の主軸21の回転に伴って上記下側砥石23は砥石ホル
ダー22と一体的に所定速度で回転される。また、この
主軸21は、昇降用モータ27によって上下方向(矢印
d−e方向)に昇降駆動され、この主軸11の昇降に伴
って上記上側砥石13は砥石ホルダー12と一体的に昇
降される。さらに、上記主軸21の昇降動作を案内する
昇降ガイド24には、該主軸21の昇降位置を検出する
位置センサ46が備えられている。
【0046】尚、この位置センサ46の検出信号は、上
記下側砥石23の高さ調整制御要素としてコントロール
ユニット4に入力される。また、上記回転用モータ26
及び昇降用モータ27は、上記コントロールユニット4
からの制御信号によりその作動が制御されるようになっ
ている。
【0047】ワーク支持手段3 ワーク支持手段3は、上記下側砥石ヘッド2の側方に接
近状態で配置され且つその上面30aを該下側砥石ヘッ
ド2の軸線に直交する方向に延びる平面とした定盤30
と、該定盤30側にその軸線を鉛直方向に向けて配置さ
れ且つスイング用モータ39により回動せしめられる回
転軸31と、上記定盤30の上面30a上に突出した上
記回転軸31の上端部に取り付けられたスイングアーム
32とを備えている。
【0048】上記スイングアーム32は、その一端側が
上記回転軸31に固着され、該回転軸31の回動によ
り、上記定盤30の上面30aに近接して同図に実線図
示する如く上記各砥石ヘッド1,2側に延出する「ワー
ク加工位置」と、同図に鎖線図示する上記上記各砥石ヘ
ッド1,2の反対側に延出する「ワーク給排位置」との
間で揺回動せしめられる。
【0049】また、このスイングアーム32の揺動端側
には、環状のワークホルダー33が上記回転軸31の軸
線と並行な自転軸線回りで自転可能に取り付けられてい
る。尚、このワークホルダー33は、その外周に外歯ギ
ヤ34を備えており、該外歯ギヤ34にアイドルギヤ3
5を介して噛合する駆動ギヤ36を自転用モータ40に
より回転駆動することで自転せしめられる。また、特に
この実施形態のものにおいては、上記自転用モータ40
を可逆式モータで構成し、適宜その回転方向を正回転
(矢印i方向)と逆回転(矢印j方向)との間で切り換
え設定できるようにしている。
【0050】さらに、上記定盤30の上記下側砥石ヘッ
ド2寄りの端部には、非接触センサ47(特許請求の範
囲中の「位置検出手段」に該当する)が該定盤30の上
面30aから上方に指向した状態で取り付けられてお
り、該非接触センサ47により、上記「ワーク加工位
置」に配置されたワーク5の下端面5bと上記定盤30
の上面30aとの高さ方向の間隔Sが検出されるように
なっている。
【0051】尚、この非接触センサ47の検出信号は、
上記下側砥石23の高さ調整制御要素として上記コント
ロールユニット4に入力される。また、上記スイング用
モータ39と自転用モータ40は、上記コントロールユ
ニット4からの制御信号によりその作動が制御されるよ
うになっている。
【0052】両頭平面研削装置Zの作動制御 続いて、上記の如き構成をもつ両頭平面研削装置Zの作
動制御について説明する。先ず、研削作業であるが、こ
の作業については従来技術の項で概説した通りである
が、改めてここで簡単に説明しておく。
【0053】研削作業に際しては、図1に実線図示する
如く、上記上側砥石ヘッド1を上昇させ、該上側砥石ヘ
ッド1の上側砥石13とその下方に位置する下側砥石ヘ
ッド2の下側砥石23との間にワーク5のセットスペー
スを確保しておく。この状態においては、上記下側砥石
ヘッド2の下側砥石23の上面23aの高さは、上記定
盤30の上面30aよりも所定高さSだけ高く設定され
ている。
【0054】ここで、上記スイングアーム32を、同図
に鎖線図示する「ワーク給排位置」に設定し、そのワー
クホルダー33にワーク5を装着し且つこれを所定速度
で所定方向に自転させる。しかる後、このスイングアー
ム32を回動させてこれを「ワーク加工位置」に位置設
定(同図に実線図示する状態)するが、この場合、上記
ワーク5はスイングアーム32の揺動に伴って上記定盤
30の上面30a上を摺動し該上面30a側から上記下
側砥石23の上面23a側に移載される。
【0055】このワーク5のセットが完了すると、次
に、上記上側砥石ヘッド1を降下させてその上側砥石1
3の下面13aを上記ワーク5の上端面5aに接触させ
る。かかる操作により、上記ワーク5は、上記上下一対
の砥石13,23によりその上下両端面5a,5bが同
時に平面研削される。
【0056】ワーク5に対する平面研削が完了すると、
上記上側砥石ヘッド1を上昇させ、上記スイングアーム
32を揺動させて上記ワーク5を「ワーク給排位置」側
に移動させてこれを取り出す。以上が研削作業の概略説
明である。
【0057】ところで、かかるワーク5に対する研削作
業が繰り返して行われることで、上記各砥石13,23
は次第に摩耗し、上記各砥石13,23の間隔、即ち、
加工完了後のワーク5の高さ寸法が増大変化し、その加
工精度が低下してくる。このため、上記下側砥石23の
高さを砥石の摩耗量に対応して高くする必要がある。
【0058】この場合、従来は、下側砥石23の摩耗量
を、研削が完了した製品の寸法計測値と経験的に見出さ
れた上下砥石13,23間の摩耗比率とを考慮して推測
し、この推測摩耗量に相当する寸法だけこれを上昇させ
るようにしていたため、推測摩耗量に基づく下側砥石2
3の上昇量が実際の摩耗量よりも小さい場合には上記下
側砥石23の上面23aの高さが上記定盤30の上面3
0aよりも低くなってワーク5が定盤30に接触し、結
果的に各砥石13,23に偏摩耗が生じる原因にもなっ
ていた。
【0059】ところが、この実施形態のものにおいて
は、上記非接触センサ47によって上記定盤30の上面
30aと「ワーク加工位置」にセットされているワーク
5の下端面5b(即ち、上記下側砥石23の上面23
a)との上下方向間隔Sを検出するようにしているの
で、該下側砥石23の高さ調整に際しては、該非接触セ
ンサ47の検出信号から上記下側砥石23の摩耗量を正
確に検知し、上記昇降用モータ27を作動させて該下側
砥石23の摩耗量に相当する寸法だけ該下側砥石23を
上昇させることで、該下側砥石23の上面23aの高さ
を、上記定盤30の上面30aから寸法Sだけ上方の適
正位置に正確に設定することができる。従って、該下側
砥石23の高さの不適切に起因する各砥石13,23の
偏摩耗の発生が未然に且つ確実に防止されるものであ
る。
【0060】尚、この下側砥石23の高さ調整は、該下
側砥石23の高さ調整に連動して上記上側砥石13の高
さ調整をも行うようにすればワーク5の加工作業の途中
において行うことも可能ではあるが、加工精度の維持と
いう観点からすれば、先行するワーク5の加工完了と後
行するワーク5の装着との間の「段取り代え期間中」に
行うことが望ましい。
【0061】一方、ワーク5を自転させながら研削加工
が行われることから、各砥石13,23の外周部におけ
るワーク5との相対速度差、及び各砥石12,23の内
周部におけるワーク5との相対速度差によって該各砥石
13,23に偏摩耗が生じる惧れがあることは既述の通
りである。ところが、この実施形態のものにおいては、
上述のように上記ワーク5の自転方向を正回転と逆回転
の間で変更するようにしているので、上記各砥石13,
23の外周部におけるワーク5との相対速度差、及び各
砥石12,23の内周部におけるワーク5との相対速度
差が可及的に相殺消滅され、結果的に、上記各砥石1
3,23の偏摩耗の発生が可及的に防止されるものであ
る。 尚、この場合におけるワーク5の自転方向の変更
形態としては、例えば順次連続的に加工されるワーク5
の各個毎に「正回転」と「逆回転」とに交互に変更する
形態とか、所定個数毎に交互に変更する形態等、必要に
応じて種々選択可能である。
【0062】また、かかるワーク5の自転に起因する各
砥石13,23の偏摩耗対策としては、上述の如く上記
ワーク5の自転方向を正回転と逆回転の間で変更するも
のの他に、次のような砥石13,23側における対策も
考えられる。
【0063】即ち、第1の変摩耗対策は、上記上下一対
の砥石13,26の回転方向を所定稼働時間毎に逆転さ
せるものである。かかる構成によれば、上記ワーク5の
自転に起因して上記上側砥石13の外周部と下側砥石2
3の外周部との間、及び上記上側砥石13の内周部と下
側砥石23の内周部との間においてそれぞれワーク5と
の相対速度に差があっても、この相対速度差は上記上側
砥石13と下側砥石23の回転方向が所定稼働時間毎に
逆転されることで相殺され、この相対速度差、即ち、研
削抵抗差に起因する各砥石13,23の偏摩耗が可及的
に抑制されることになる。
【0064】第2の対策は、上記上下一対の砥石ヘッド
1,2を、上記一対の砥石13,23を選択的に取付可
能なる如く構成し、所定稼働時間毎に上記上下一対の砥
石ヘッド1,2に対して上記一対の砥石13,23を交
互に付け換えるものである。例えば、上記実施形態の如
く上側砥石ヘッド1に上側砥石13が、下側砥石ヘッド
2に下側砥石23が、それぞれ取り付けられている場
合、この状態での稼働時間が所定時間に達すると、上側
砥石13を上側砥石ヘッド1から下側砥石ヘッド2に、
下側砥石23を下側砥石ヘッド2から上側砥石ヘッド1
に、付け換えるとともに、かかる砥石の付け換え操作を
所定稼働時間毎に繰り返すものである。かかる構成とす
ることで、上記ワーク5の自転に起因して上記上側砥石
13の外周部と下側砥石23の外周部との間、及び上記
上側砥石13の内周部と下側砥石23の内周部との間に
おいてそれぞれワーク5との相対速度に差があっても、
この相対速度差は所定稼働時間毎に上側砥石13と下側
砥石23とが上下一対の砥石ヘッド1,2に付け換えら
れてそれぞれその回転方向が逆回転されることで相殺さ
れ、この相対速度差に起因する各砥石13,23の偏摩
耗が可及的に抑制されることになるものである。
【0065】B:第2の実施形態 図2には、本願発明の第2の実施形態にかかる両頭平面
研削装置Zの要部を示している。この実施形態のもの
は、二つのワーク支持手段3A,3Bを、上下一対の砥
石13,23をその径方向に挟んで対向する二位置にそ
れぞれ配置し、該各砥石13,23により二つのワーク
5A,5Bを相互に逆方向へ自転させながら同時に研削
するようにしたものであって、その他の構成は上記第1
の実施形態のものと同様である。即ち、この実施形態の
両頭平面研削装置Zは、複数個のワーク5,5,・・を
同時に研削するものにおいて、該ワーク5,5,・・の
自転に伴う上記各砥石13,23の変摩耗を防止するこ
とを狙ったもので、その好適な例として二つのワーク支
持手段3A,3Bを備えたものを示すものである。
【0066】かかる構成とすることで、正回転方向に自
転しているワーク5Aと上下一対の各砥石13,23と
の間の相対速度の発生形態と、逆回転方向に自転してい
るワーク5Bと上下一対の各砥石13,23との間の相
対速度の発生形態とが反対の関係となる。例えば、正回
転方向に自転しているワーク5Aとの関係では、上記上
側砥石13の外周部と下側砥石23の外周部との間にお
いては該上側砥石13側の相対速度が大きく、上記上側
砥石13の内周部と下側砥石23の内周部との間におい
ては該下側砥石23側の相対速度が大きくなるが、逆回
転方向に自転しているワーク5Bとの関係では、上記上
側砥石13の外周部と下側砥石23の外周部との間にお
いては該下側砥石23側の相対速度が大きく、上記上側
砥石13の内周部と下側砥石23の内周部との間におい
ては該上側砥石13側の相対速度が大きくなる。これに
より、上記ワーク5A,5Bの自転に起因して上記上側
砥石13の外周部と下側砥石23の外周部との間、及び
上記上側砥石13の内周部と下側砥石23の内周部との
間においてそれぞれワーク5A,5Bとの間に生じる相
対速度差が相殺され、この相対速度差に起因する各砥石
13,23の偏摩耗が可及的に抑制されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施形態にかかる両頭平面研
削装置のシステム概示図である。
【図2】本願発明の第2の実施形態にかかる両頭平面研
削装置の要部構造図である。
【図3】従来一般的な両頭平面研削装置による研削状態
及び砥石偏摩耗の第2の原因の説明図である。
【図4】砥石の偏摩耗の第1の原因の説明図である。
【図5】ワークの研削状態説明図である。
【符号の説明】
1は上側砥石ヘッド、2は下側砥石ヘッド、3,3A,
3Bはワーク支持手段、4はコントロールユニット、
5,5A,5Bはワーク、11は主軸、12は砥石ホル
ダー、13は上側砥石、14は昇降ガイド、15はベル
ト、16は回転用モータ、17は昇降用モータ、21は
主軸、22は砥石ホルダー、23は下側砥石、24は昇
降ガイド、25はベルト、26は回転用モータ、27は
昇降用モータ、30は定盤、31は回転軸、32,32
A,32Bはスイングアーム、33はワークホルダー、
34は外歯ギヤ、35はアイドルギヤ、36は駆動ギ
ヤ、38はベルト、39はスイング用モータ、40は自
転用モータ、45及び46は位置センサ、47は非接触
センサ、Zは両頭平面研削装置である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向端部にそれぞれ砥石(13),
    (23)を取り付けた上下一対の砥石ヘッド(1),
    (2)を、該各砥石(13),(23)を上下方向に対
    向させた状態で同軸上に配置し、該各砥石ヘッド
    (1),(2)をそれぞれ昇降駆動手段(17),(2
    7)により接離方向に移動可能とするとともに上記各砥
    石(13),(23)をそれぞれ逆方向へ回転駆動させ
    る一方、 上記一対の砥石ヘッド(1),(2)の側方に、その上
    面(30a)が上記一対の砥石ヘッド(1),(2)の
    軸線に直交する平面とされた定盤(30)と、該定盤
    (30)上の所定位置にその上面(30a)に沿って揺
    動自在に配置されるとともにその揺動側端部にワーク
    (5)を保持し且つこれを自転駆動手段(40)により
    上記一対の砥石ヘッド(1),(2)の軸線に平行な自
    転軸回りで自転させ得る如くしたスイングアーム(3
    2)とを備え、該スイングアーム(32)の揺動動作に
    より上記ワーク(5)を上記定盤(30)の上面(30
    a)上から上記一対の砥石ヘッド(1),(2)のうち
    の下側に位置する下側砥石ヘッド(2)の砥石(23)
    上に移載するワーク支持手段(3)を配置し、 上記ワーク支持手段(3)により上記下側砥石ヘッド
    (2)の砥石(23)上にその下端面(5b)側から載
    置され且つ自転せしめられる上記ワーク(5)の上端面
    (5a)に上側に位置する上側砥石ヘッド(1)の砥石
    (13)を接触させ該上下一対の砥石(13),(2
    3)によって該ワーク(5)の上下両端面(5a),
    (5b)を同時に研削するようにした両頭平面研削装置
    であって、 上記下側砥石ヘッド(2)の上記砥石(23)の上端面
    (23a)の上下方向位置を検出する位置検出手段(4
    7)と、 該位置検出手段(47)の検出信号を受けて上記砥石
    (23)の上端面(23a)の高さを予め設定された設
    定高さに合致させる如く上記昇降駆動手段(27)の作
    動を制御する制御手段(4)とを備えたことを特徴とす
    る両頭平面研削装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記位置検出手段(47)が、上記定盤(30)側に配
    置された非接触センサ(47)で構成されるとともに、
    該非接触センサ(47)は上記一対の砥石(13),
    (23)により上下両端(5a),(5b)が挟圧され
    た状態における上記ワーク(5)の下面(5b)の高さ
    位置を検出することで上記下側砥石(23)の上面(2
    3a)の高さ位置を間接的に検出する如く構成されてい
    ることを特徴とする両頭平面研削装置。
  3. 【請求項3】 それぞれ砥石(13),(23)を取り
    付けた上下一対の砥石ヘッド(1),(2)を、該各砥
    石(13),(23)を上下方向に対向させた状態で同
    軸上に配置し、これら各砥石(13),(23)をそれ
    ぞれ接離方向に移動可能とするとともに相互に逆方向へ
    回転駆動させる一方、 ワーク(5)を上記一対の砥石(13),(23)の間
    において保持し且つこれを自転駆動手段(40)により
    上記一対の砥石ヘッド(1),(2)の軸線に平行な自
    転軸回りで自転させ得る如くしたワーク支持手段(3)
    を備え、 自転せしめられる上記ワーク(5)の上下両端面(5
    a),(5b)に、相互に逆方向に回転する上記上下一
    対の各砥石(13),(23)を接触させて該上下両端
    面(5a),(5b)を同時に研削するようにした両頭
    平面研削装置であって、 上記ワーク(5)の自転方向を正回転と逆回転との間に
    おいて変更設定すべく上記自転駆動手段(40)の作動
    を制御する制御手段(4)を備えたことを特徴とする両
    頭平面研削装置。
  4. 【請求項4】 それぞれ砥石(13),(23)を取り
    付けた上下一対の砥石ヘッド(1),(2)を、該各砥
    石(13),(23)を上下方向に対向させた状態で同
    軸上に配置し、これら各砥石(13),(23)をそれ
    ぞれ接離方向に移動可能とするとともに回転駆動手段
    (16),(26)により相互に逆方向へ回転駆動させ
    る一方、 ワーク(5)を上記一対の砥石(13),(23)の間
    において保持し且つこれを自転駆動手段(40)により
    上記一対の砥石ヘッド(1),(2)の軸線に平行な自
    転軸回りで自転させ得る如くしたワーク支持手段(3)
    を備え、 自転せしめられる上記ワーク(5)の上下両端面(5
    a),(5b)に、相互に逆方向に回転する上記上下一
    対の各砥石(13),(23)を接触させて該上下両端
    面(5a),(5b)を同時に研削するようにした両頭
    平面研削装置であって、 相互に逆方向へ回転駆動される上記上下一対の砥石(1
    3),(26)の回転方向を所定稼働時間毎に逆転させ
    る如く上記回転駆動手段(16),(26)の作動を制
    御する制御手段(4)を備えたことを特徴とする両頭平
    面研削装置。
  5. 【請求項5】 それぞれ砥石(13),(23)を取り
    付けた上下一対の砥石ヘッド(1),(2)を、該各砥
    石(13),(23)を上下方向に対向させた状態で同
    軸上に配置し、これら各砥石(13),(23)をそれ
    ぞれ接離方向に移動可能とするとともに相互に逆方向へ
    回転駆動させる一方、 ワーク(5)を上記一対の砥石(13),(23)の間
    において保持し且つこれを自転駆動手段(40)により
    上記一対の砥石ヘッド(1),(2)の軸線に平行な自
    転軸回りで自転させ得る如くしたワーク支持手段(3)
    を備え、 自転せしめられる上記ワーク(5)の上下両端面(5
    a),(5b)に、相互に逆方向に回転する上記上下一
    対の各砥石(13),(23)を接触させて該上下両端
    面(5a),(5b)を同時に研削するようにした両頭
    平面研削装置であって、 上記上下一対の砥石ヘッド(1),(2)を、上記一対
    の砥石(13),(23)を選択的に取付可能なる如く
    構成し、 上記上下一対の砥石ヘッド(1),(2)に対して上記
    一対の砥石(13),(23)を所定稼働時間毎に交互
    に付け換えることを特徴とする両頭平面研削装置。
  6. 【請求項6】 それぞれ砥石(13),(23)を取り
    付けた上下一対の砥石ヘッド(1),(2)を、該各砥
    石(13),(23)を上下方向に対向させた状態で同
    軸上に配置し、これら各砥石(13),(23)をそれ
    ぞれ接離方向に移動可能とするとともに相互に逆方向へ
    回転駆動させる一方、 ワーク(5)を上記一対の砥石(13),(23)の間
    において保持し且つこれを自転駆動手段(40)により
    上記一対の砥石ヘッド(1),(2)の軸線に平行な自
    転軸回りで自転させ得る如くしたワーク支持手段(3)
    を備え、 自転せしめられる上記ワーク(5)の上下両端面(5
    a),(5b)に、相互に逆方向に回転する上記上下一
    対の各砥石(13),(23)を接触させて該上下両端
    面(5a),(5b)を同時に研削するようにした両頭
    平面研削装置であって、 上記ワーク支持手段(3)が偶数個備えられるととも
    に、 該複数個のワーク支持手段(3),(3),・・は、上
    記ワーク(5)の自転方向を正回転に設定したものと、
    逆回転に設定したものとが同数とされていることを特徴
    とする両頭平面研削装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 上記ワーク(5)の自転方向を正回転に設定したワーク
    支持手段(3A)と逆回転に設定したワーク支持手段
    (3B)とが、上記上下一対の砥石ヘッド(1),
    (2)の軸心を挟んでその径方向に対向する位置にそれ
    ぞれ配置されていることを特徴とする両頭平面研削装
    置。
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