JPH1053584A - インドール置換ウラシル誘導体およびこれを有効成分とする除草剤 - Google Patents

インドール置換ウラシル誘導体およびこれを有効成分とする除草剤

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JPH1053584A
JPH1053584A JP13281797A JP13281797A JPH1053584A JP H1053584 A JPH1053584 A JP H1053584A JP 13281797 A JP13281797 A JP 13281797A JP 13281797 A JP13281797 A JP 13281797A JP H1053584 A JPH1053584 A JP H1053584A
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alkyl
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JP13281797A
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English (en)
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Takayoshi Taketoi
隆芳 武樋
Masahiro Miyazaki
雅弘 宮崎
Masatoshi Tamaru
雅敏 田丸
Mitsuhiro Yamaji
充洋 山地
Ryo Hanai
涼 花井
Sota Uozu
壮太 魚津
Hideo Sadohara
英雄 佐土原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ihara Chemical Industry Co Ltd
Kumiai Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Ihara Chemical Industry Co Ltd
Kumiai Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有害雑草に対して優れた除草効果を有すると
ともに作物に安全性が高い除草剤を提供する。 【解決手段】一般式[1] (式中、Rはアルキル基等を表し、Qは を表し、R及びRはそれぞれハロゲン原子等を表
し、Rは水素原子、アルキル基、アシル基等を表し、
及びRはそれぞれ水素原子、アルキル基、ホルミ
ル基、アルキルスルホニル基等を表す。)で示される、
インドール環が置換したウラシル誘導体及びこれを含有
する除草剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なインドール
置換ウラシル誘導体及びこれを有効成分とする除草剤に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平5−262765号公報明細書及
び特開平5−25165号公報明細書にはある種のベン
ゾフラン誘導体が、特開昭63−156787号公報明
細書にはある種のベンゾピラン又はベンゾフラン誘導体
が、さらにヨーロッパ特許626962−A1号公報明
細書にはベンゾチオフェン又はベンゾフラン誘導体が除
草剤の有効成分として用いられることが記載されてい
る。しかしながら、インドール環の7位又は4位にウラ
シル環が結合した化合物については知られていない。さ
らに該化合物を有効成分とする除草剤についても知られ
ていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】農薬の施用場面では、
低薬量で効果が高く、作物雑草間に選択性のある除草剤
が求められている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らはこのような
状況に鑑み種々検討した結果、本願発明の新規なインド
ール置換ウラシル誘導体が優れた除草作用を有すること
を見いだし、本発明に至った。すなわち、本発明は一般
式[1]
【0005】
【化3】 (式中、Rはアルキル基、ハロアルキル基又は水素原子
を表し、Qは一般式
【0006】
【化4】 を表し、R及びRはそれぞれ、水素原子、ハロゲン
原子、置換されていてもよいベンジルオキシ基、シアノ
基、アルキル基、ハロアルキル基、ニトロ基、アルコキ
シカルボニル基、アルコキシ基又はハロアルコキシ基を
表し、Rは水素原子、アルキル基、置換されていても
よいベンジル基、ハロアルキル基、アルコキシアルキル
基、アルキルチオアルキル基、アルキルアミノアルキル
基、ジアルキルアミノアルキル基、アルキルスルホニル
基、ハロアルキルスルホニル基、置換されていてもよい
フェニルスルホニル基、アシル基、ハロアルキルカルボ
ニル基、シクロアルキルカルボニル基、置換されていて
もよいベンゾイル基、N−アルキルカルバモイル基又は
N,N−ジアルキルカルバモイル基を表し、R及びR
はそれぞれ独立して、水素原子、アルキル基、シクロ
アルキル基、置換されていてもよいフェニル基、ホルミ
ル基、アルキルイミノアルキル基、アルコキシイミノア
ルキル基、ヒドロキシイミノアルキル基、アルキルヒド
ラゾノアルキル基、置換されていてもよいフェニルヒド
ラゾノアルキル基、アシル基、ハロアルキルカルボニル
基、シクロアルキルカルボニル基、ヒドロキシアルキル
基、アシルオキシアルキル基、アルコキシ基、ハロアル
コキシ基、置換されていてもよいベンゾイルオキシアル
キル基、置換されていてもよいベンゾイル基、カルボキ
シル基、アルコキシカルボニル基、ハロアルコキシカル
ボニル基、置換されていてもよいフェノキシカルボニル
基、置換されていてもよいベンジルオキシカルボニル
基、置換されていてもよいフェニルアミノカルボニル
基、アルコキシアルキル基、ハロアルキル基、アルキル
チオアルキル基、アルキルスルホニルアルキル基、ハロ
アルコキシアルキル基、アルキルアミノアルキル基、ジ
アルキルアミノアルキル基、N−モノアルキルカルバモ
イル基、N,N−ジアルキルカルバモイル基、カルバモ
イル基、シアノ基、アルキルチオ基、アルキルスルホニ
ル基、ハロアルキルスルホニル基、置換されていてもよ
いフェニルチオ基、置換されていてもよいフェニルスル
ホニル基、ハロゲン原子、ニトロ基、アミノ基、ジアル
キルアミノ基、モノアルキルアミノ基、アルキルスルホ
ニルアミノ基、アシルアミノ基、ハロアルキルカルボニ
ル基、置換されていてもよいベンゾイルアミノ基、ハロ
アルキルスルホニルアミノ基又は置換されていてもよい
フェニルスルホニルアミノ基を表す。)で示されるイン
ドール置換ウラシル誘導体及び該ウラシル誘導体を有効
成分として含有することを特徴とする除草剤に関するも
のである。
【0007】なお、本明細書において、アルキル基、ヒ
ドロキシアルキル基、アルコキシアルキル基、ハロアル
コキシアルキル基、アシルオキシアルキル基、置換され
ていてもよいベンゾイルオキシアルキル基、アルキルチ
オアルキル基、アルキルスルホニルアルキル基、アルキ
ルアミノアルキル基、ジアルキルアミノアルキル基、ヒ
ドロキシイミノアルキル基、アルコキシイミノアルキル
基、アルキルヒドラゾノアルキル基、置換されていても
よいフェニルヒドラゾノアルキル基、アルキルイミノア
ルキル基、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、N
−アルキルカルバモイル基、N,N−ジアルキルカルバ
モイル基、モノアルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基
及びアルキルスルホニルアミノ基の「アルキル」とは、
炭素数1〜6の直鎖又は分岐鎖状のアルキル基を表し、
例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロ
ピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル
基、t−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、
ネオペンチル基、n−ヘキシル基、イソヘキシル基、
3,3−ジメチルブチル基等を挙げることができる。
【0008】ハロアルキル基、ハロアルキルスルホニル
基、ハロアルキルカルボニル基及びハロアルキルスルホ
ニルアミノ基の「ハロアルキル」とは、ハロゲン原子に
よって置換された炭素数1〜4の直鎖又は分岐鎖状のア
ルキル基を表し、例えばクロロメチル基、ジフルオロメ
チル基、トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル
基等を挙げることができる。
【0009】ハロゲン原子とはフッ素原子、塩素原子、
臭素原子又はヨウ素原子を表す。
【0010】アルコキシ基、アルコキシアルキル基、ア
ルコキシイミノアルキル基及びアルコキシカルボニル基
の「アルコキシ」とは、炭素数1〜6の直鎖又は分岐鎖
状のアルコキシ基を表し、例えばメトキシ基、エトキシ
基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキ
シ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基、t−ブト
キシ基、n−ペンチルオキシ基、イソペンチルオキシ
基、ネオペンチルオキシ基、n−ヘキシルオキシ基、イ
ソヘキシルオキシ基、3,3−ジメチルブトキシ基等を
挙げることができる。
【0011】ハロアルコキシアルキル基、ハロアルコキ
シ基及びハロアルコキシカルボニル基の「ハロアルコキ
シ」とはハロゲン原子によって置換された炭素数1〜4
の直鎖又は分岐鎖状のアルコキシ基を表し、例えばクロ
ロメトキシ基、ジフルオロメトキシ基、トリフルオロメ
トキシ基、ペンタフルオロエトキシ基等を挙げることが
できる。
【0012】アシルオキシ基、アシルアミノ基及びアシ
ルオキシアルキル基の「アシル」とは、炭素数2〜6の
直鎖又は分岐鎖状の脂肪族アシル基を表し、例えばアセ
チル基、プロピオニル基、ブチリル基、ピバロイル基等
を挙げることができる。
【0013】シクロアルキル基、シクロアルキルカルボ
ニル基の「シクロアルキル」とは炭素数3〜8のシクロ
アルキル基を表し、例えばシクロプロピル基、シクロヘ
キシル基等を挙げることができる。
【0014】置換されていてもよいフェニルチオ基、置
換されていてもよいフェニルスルホニル基、置換されて
いてもよいベンゾイルアミノ基、置換されていてもよい
フェニルスルホニルアミノ基、置換されていてもよいベ
ンジルオキシ基、置換されていてもよいベンゾイルオキ
シアルキル基、置換されていてもよいフェニルヒドラゾ
ノアルキル基、置換されていてもよいフェニルアミノカ
ルボニル基、置換されていてもよいフェノキシカルボニ
ル基、置換されていてもよいベンジルオキシカルボニル
基、置換されていてもよいベンゾイル基、置換されてい
てもよいフェニル基及び置換されていてもよいベンジル
基におけるフェニル環は、ハロゲン原子、アルキル基、
アルコキシ基、ハロアルキル基、ハロアルコキシ基、ニ
トロ基、シアノ基等の置換基で置換されたものも含む。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明化合物の具体例を表
1〜表16に記載する。しかしながら、これらの化合物
に限定されるものではない。なお、化合物番号は以後の
記載において参照される。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】
【表3】
【0019】
【表4】
【0020】
【表5】
【0021】
【表6】
【0022】
【表7】
【0023】
【表8】
【0024】
【表9】
【0025】
【表10】
【0026】
【表11】
【0027】
【表12】
【0028】
【表13】
【0029】
【表14】
【0030】
【表15】
【0031】
【表16】 次に製造中間体の具体例を表17〜表19に記載する。
【0032】
【表17】
【0033】
【表18】
【0034】
【表19】
【0035】次に本発明化合物の一般的製造法について
説明する。 [製造法1]
【0036】
【化5】 (式中、Lは例えばハロゲン原子等の脱離基を表し、
R’はアルキル基又はハロアルキル基を表し、Rはア
ルキル基又は置換されていてもよいフェニル基を表し、
は水素原子、アルキル基、シクロアルキル基又は置
換されていてもよいフェニル基を表し、R、R及びR
はそれぞれ前記と同じ意味を表す。)
【0037】当該の2,4−ジ置換アニリンのアミノ基
をクロロぎ酸フェニルにより保護し、中間体A−1を得
ることができる。これをジャーナル・オブ・オルガニッ
ク・ケミストリー(J.Org.Chem.)第46
巻,第3056頁−第3060頁(1981年)記載の
方法に従って、トリフルオロ酢酸無水物存在下、クロロ
ホルム等のハロゲン系溶媒中で硝酸アンモニウムと反応
させ、6位を位置選択的にニトロ化しA−2を得ること
ができる。これを適当な溶媒中、塩基存在下に3−アミ
ノ−4,4,4−トリフルオロクロトン酸エチルと反応
させることにより、ウラシル中間体A−3を得ることが
できる。その後、ウラシルの1位を常法によりアルキル
化しA−4とした後、さらにアニリン部位のニトロ基を
適当な方法により還元することによりA−5を得ること
ができる。又はウラシル中間体A−3のアニリン部位の
ニトロ基を適当な方法により還元することによりA−5
を得ることができる。これをオルガニック・シンセセズ
(Organic Syntheses)コレクチブ・
ボリュウム第6巻,第601頁−第605頁(1988
年)記載の方法によりインドールに導き本発明化合物A
−6を得ることができる。本発明化合物A−6のインド
ール環3位のアルキルチオ基又は置換されていてもよい
フェニルチオ基を、テトラへドロン・レターズ(Tet
rahedron Letters)第34巻,第13
号,第2059頁−第2062頁(1993年)又はジ
ャーナル・オブ・オルガニック・ケミストリー(J.O
rg.Chem.)第59巻,第6372頁−第637
7頁(1994年)記載の方法により脱離させることに
より本発明化合物A−7を得ることができる。
【0038】A−3、A−4、A−5、A−6及びA−
7の製造において、溶媒としては例えばトルエン、キシ
レンもしくはメシチレン等の芳香族炭化水素類、アルコ
ール類、ハロゲン化炭化水素類、炭化水素類、1,4ー
ジオキサンもしくはテトラヒドロフラン等のエーテル
類、N,N−ジメチルホルムアミド等のアミド類、ジメ
チルスルホキシドもしくはスルホラン等の硫黄化合物又
はアセトニトリル等のニトリル類などがあげられる。さ
らに、塩基としては例えばアルカリ金属又はアルカリ土
類金属等の水素化物、水酸化物、炭酸化合物、炭酸水素
化合物もしくは有機酸塩、トリエチルアミン、1,8−
ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセンもしく
はピリジン等の有機塩基、リチウムジイソプロピルアミ
ドもしくはノルマルブチルリチウム等の有機金属化合物
あるいはカリウムターシャリーブトキシドもしくはナト
リウムメトキシド等のアルコキシド類があげられる。反
応温度は−75℃から溶媒の還流温度までの範囲であ
り、反応時間は5分間から24時間までである。さら
に、本反応に用いられる還元条件としては、エタノール
中で塩化スズによる還元又は酸触媒存在下、鉄粉による
還元等があげられるがこの限りではない。
【0039】[製造法2]
【0040】
【化6】 (式中、R、R、R、R及びRはそれぞれ前記
と同じ意味を表す。)
【0041】特開昭63−41466号公報記載の公知
の方法により得られるB−1をオルガニック・シンセセ
ズ(Organic Syntheses)コレクチブ
・ボリュウム第6巻,第601頁−第605頁(198
8年)記載の方法によりインドールに導き本発明化合物
B−2を得ることができる。本発明化合物B−2のイン
ドール環3位のアルキルチオ基又は置換されていてもよ
いフェニルチオ基を、テトラへドロン・レターズ(Te
trahedron Letters)第34巻,第1
3号,第2059頁−第2062頁(1993年)又は
ジャーナル・オブ・オルガニック・ケミストリー(J.
Org.Chem.)第59巻,第6372頁−第63
77頁(1994年)記載の方法により脱離させること
により本発明化合物B−3を得ることができる。ここで
用いられる溶媒、塩基、反応温度及び還元条件は前記に
同じである。
【0042】[製造法3]
【0043】
【化7】 (式中、R”はアルキル基、置換されていてもよいベン
ジル基、ハロアルキル基、アルコキシアルキル基、アル
キルチオアルキル基、アルキルアミノアルキル基、ジア
ルキルアミノアルキル基、アルキルスルホニル基、ハロ
アルキルスルホニル基、置換されていてもよいフェニル
スルホニル基、アシル基、ハロアルキルカルボニル基、
シクロアルキルカルボニル基、置換されていてもよいベ
ンゾイル基、N−アルキルカルバモイル基又はN,N−
ジアルキルカルバモイル基を表し、R、R、R、R
、R及びLはそれぞれ前記と同じ意味を表す。)
【0044】本発明化合物C−1のインドール部位1位
に、適当な溶媒中、適当な塩基存在下、当該のアルキル
化又はアシル化試薬を反応させることにより、本発明化
合物C−2を得ることができる。ここで用いられる溶
媒、塩基及び反応温度は前記に同じである。例えばテト
ラヒドロフラン中、リチウムジイソプロピルアミド存在
下、当該のアルキルハライドとを−78℃で反応させる
方法等があげられるがこの限りではない。
【0045】[製造法4]
【0046】
【化8】 (式中、R、R、R、R、R及びRはそれぞ
れ前記と同じ意味を表す。)
【0047】本発明化合物C−3のインドール環3位の
アルキルチオ基又は置換されていてもよいフェニルチオ
基を適当な溶媒中、適当な酸化剤により酸化し、本発明
化合物C−4を得ることができる。ここで用いられる溶
媒及び反応温度は製造法1と同じであり、酸化条件とし
ては例えばクロロホルム中でメタクロロ過安息香酸等に
よる方法又は酢酸中で過酸化水素による方法等があげら
れるがこの限りではない。
【0048】[製造法5]
【0049】
【化9】 (式中、R、R、R、R及びRはそれぞれ前記
と同じ意味を表す。)
【0050】本発明化合物C−5のインドール環3位
を、N,N−ジメチルホルムアミド中でオキシ塩化リン
を反応させるいわゆるビルスマイヤー(Vilsmei
er)反応を用いてホルミル化し、本発明化合物C−6
を得ることができる。ここで用いられる溶媒及び反応温
度は製造法1と同じであり、ホルミル化の条件として
は、N,N−ジメチルホルムアミドもしくは適当な溶媒
にN,N−ジメチルホルムアミドを混合した中にオキシ
塩化リン、三塩化リン、三臭化リン、塩化チオニル又は
オキザリルクロリド等を加える方法などが挙げられるが
この限りではない。このホルミル基はさらに、オキシム
基、カルボキシル基、ヒドロキシメチル基等に導くこと
ができる。
【0051】[製造法6]
【0052】
【化10】 (式中、Rはアルキル基、ハロアルキル基、シクロア
ルキル基又は置換されてもよいフェニル基を表し、R、
、R、R、R及びLはそれぞれ前記と同じ意
味を表す。)
【0053】本発明化合物C−5のインドール部位3位
に、適当な溶媒中、適当なルイス酸存在下、当該のアシ
ルハライドを反応させるいわゆるフリーデルクラフト
(Fridel−Craft)反応によりアシル化し、
本発明化合物C−7を得ることができる。ここで溶媒と
しては例えばジクロロベンゼンもしくはトリクロロベン
ゼン等の芳香族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、ニ
トロメタン等のニトロ化炭化水素類などが挙げられる。
さらにルイス酸としては例えば塩化アルミニウム、塩化
第二鉄、三フッ化ホウ素、三臭化ホウ素、三塩化ホウ
素、塩化第二スズ又は塩化亜鉛等の金属ハロゲン化物が
挙げられる。反応温度は−75℃から溶媒の還流温度ま
での範囲であり、反応時間は5分間から24時間までで
ある。
【0054】[製造法7]
【0055】
【化11】 (式中、R、R、R、R及びRはそれぞれ前記
と同じ意味を表す。)
【0056】本発明化合物C−5のインドール環3位
を、ジャーナル・オブ・オルガニック・ケミストリー
(J.Org.Chem)第46巻,第3056頁−第
3060頁(1981年)記載の方法に従ってクロロホ
ルム等のハロゲン系溶媒中でトリフルオロ酢酸無水物存
在下、硝酸アンモニウムと反応させて本発明化合物C−
8を得ることができる。このニトロ基はさらに、アミノ
基、ジアルキルアミノ基、モノアルキルアミノ基、アル
キルスルホニルアミノ基、アシルアミノ基、置換されて
いてもよいベンゾイルアミノ基、ハロアルキルスルホニ
ルアミノ基又は置換されていてもよいフェニルスルホニ
ルアミノ基等に導くことができる。
【0057】[製造法8]
【0058】
【化12】 (式中、R、R、R、R及びRはそれぞれ前記
と同じ意味を表す。)
【0059】本発明化合物C−5のインドール環3位
に、オルガニック・シンセセズ(Organic Sy
ntheses)第61巻,第8頁−第13頁(198
3年)記載の方法に従ってカルボキシル基を導入して本
発明化合物C−9を得ることができる。ここで用いられ
る溶媒、ルイス酸及び反応温度は製造法6と同じであ
り、反応条件としてはジクロロメタン中、オキザリルク
ロライドと塩化アルミニウムによる方法等があげられる
がこの限りではない。
【0060】[製造法9]
【0061】
【化13】 (式中、R’はアルキル基又はハロアルキル基を表し、
R、R、R、R、R、R及びLはそれぞれ前
記と同じ意味を表す。)
【0062】当該の置換インドールD−1のアミノ基を
適当な溶媒中、塩基存在下にクロロぎ酸フェニルと反応
させることにより、中間体D−2を得ることができる。
これを適当な溶媒中、塩基存在下に3−アミノ−4,
4,4−トリフルオロクロトン酸エチルと反応させるこ
とにより、本発明化合物D−3を得ることができる。そ
の後、ウラシルの1位を常法によりアルキル化すること
により、本発明化合物D−4を得ることができる。
【0063】ここで溶媒としては例えばトルエン、キシ
レンもしくはメシチレン等の芳香族炭化水素類、ハロゲ
ン化炭化水素類、炭化水素類、1,4ージオキサンもし
くはテトラヒドロフラン等のエーテル類、N,N−ジメ
チルホルムアミド等のアミド類、ジメチルスルホキシド
もしくはスルホラン等の硫黄化合物又はアセトニトリル
等のニトリル類などがあげられる。さらに、塩基として
は例えばアルカリ金属又はアルカリ土類金属等の水素化
物、水酸化物、炭酸化合物、炭酸水素化合物もしくは有
機酸塩、トリエチルアミン、1,8−ジアザビシクロ
[5.4.0]−7−ウンデセンもしくはピリジン等の
有機塩基、リチウムジイソプロピルアミドもしくはノル
マルブチルリチウム等の有機金属化合物あるいはカリウ
ムターシャリーブトキシドもしくはナトリウムメトキシ
ド等のアルコキシド類があげられる。反応温度は−75
℃から溶媒の還流温度までの範囲であり、反応時間は5
分間から24時間までである。
【0064】[製造法10]
【0065】
【化14】 (式中、R、R、R、R及びRはそれぞれ前
記と同じ意味を表す。)
【0066】当該の置換インドールD−1のアミノ基を
適当な溶媒中、塩基存在下にホスゲンと反応させて、中
間体D−9を得ることができる。これを適当な溶媒中、
塩基存在下に3−アミノ−4,4,4−トリフルオロク
ロトン酸エチルと反応させることにより、本発明化合物
D−3を得ることができる。
【0067】ここで溶媒としては例えばトルエン、キシ
レンもしくはメシチレン等の芳香族炭化水素類、ハロゲ
ン化炭化水素類、炭化水素類、1,4ージオキサンもし
くはテトラヒドロフラン等のエーテル類、N,N−ジメ
チルホルムアミド等のアミド類、ジメチルスルホキシド
もしくはスルホラン等の硫黄化合物又はアセトニトリル
等のニトリル類などがあげられる。さらに、塩基として
は例えばアルカリ金属又はアルカリ土類金属等の水素化
物、水酸化物、炭酸化合物、炭酸水素化合物もしくは有
機酸塩、トリエチルアミン、1,8−ジアザビシクロ
[5.4.0]−7−ウンデセンもしくはピリジン等の
有機塩基、リチウムジイソプロピルアミドもしくはノル
マルブチルリチウム等の有機金属化合物あるいはカリウ
ムターシャリーブトキシドもしくはナトリウムメトキシ
ド等のアルコキシド類があげられる。反応温度は−75
℃から溶媒の還流温度までの範囲であり、反応時間は5
分間から24時間までである。
【0068】[製造法11]
【0069】
【化15】 (式中、R’はアルキル基又はハロアルキル基を表し、
、R、R、R、R及びLはそれぞれ前記と
同じ意味を表す。)
【0070】当該の置換インドールD−5のアミノ基を
適当な溶媒中、塩基存在下にクロロぎ酸フェニルと反応
させることにより中間体D−6を得ることができる。こ
れを適当な溶媒中、塩基存在下に3−アミノ−4,4,
4−トリフルオロクロトン酸エチルと反応させることに
より、本発明化合物D−7を得ることができる。その
後、ウラシルの1位を常法によりアルキル化することに
より、本発明化合物D−8を得ることができる。
【0071】ここで溶媒としては例えばトルエン、キシ
レンもしくはメシチレン等の芳香族炭化水素類、ハロゲ
ン化炭化水素類、炭化水素類、1,4ージオキサンもし
くはテトラヒドロフラン等のエーテル類、N,N−ジメ
チルホルムアミド等のアミド類、ジメチルスルホキシド
もしくはスルホラン等の硫黄化合物又はアセトニトリル
等のニトリル類などがあげられる。さらに、塩基として
は例えばアルカリ金属又はアルカリ土類金属等の水素化
物、水酸化物、炭酸化合物、炭酸水素化合物もしくは有
機酸塩、トリエチルアミン、1,8−ジアザビシクロ
[5.4.0]−7−ウンデセンもしくはピリジン等の
有機塩基、リチウムジイソプロピルアミドもしくはノル
マルブチルリチウム等の有機金属化合物あるいはカリウ
ムターシャリーブトキシドもしくはナトリウムメトキシ
ド等のアルコキシド類があげられる。反応温度は−75
℃から溶媒の還流温度までの範囲であり、反応時間は5
分間から24時間までである。
【0072】[製造法12]
【0073】
【化16】 (式中、R、R、R、R及びRはそれぞれ前
記と同じ意味を表す。)
【0074】当該の置換インドールD−5のアミノ基を
適当な溶媒中、塩基存在下にホスゲンと反応させて、中
間体D−10を得ることができる。これを適当な溶媒
中、塩基存在下に3−アミノ−4,4,4−トリフルオ
ロクロトン酸エチルと反応させることにより、本発明化
合物D−7を得ることができる。
【0075】ここで溶媒としては例えばトルエン、キシ
レンもしくはメシチレン等の芳香族炭化水素類、ハロゲ
ン化炭化水素類、炭化水素類、1,4ージオキサンもし
くはテトラヒドロフラン等のエーテル類、N,N−ジメ
チルホルムアミド等のアミド類、ジメチルスルホキシド
もしくはスルホラン等の硫黄化合物又はアセトニトリル
等のニトリル類などがあげられる。さらに、塩基として
は例えばアルカリ金属又はアルカリ土類金属等の水素化
物、水酸化物、炭酸化合物、炭酸水素化合物もしくは有
機酸塩、トリエチルアミン、1,8−ジアザビシクロ
[5.4.0]−7−ウンデセンもしくはピリジン等の
有機塩基、リチウムジイソプロピルアミドもしくはノル
マルブチルリチウム等の有機金属化合物あるいはカリウ
ムターシャリーブトキシドもしくはナトリウムメトキシ
ド等のアルコキシド類があげられる。反応温度は−75
℃から溶媒の還流温度までの範囲であり、反応時間は5
分間から24時間までである。
【0076】
【実施例】以下に具体的な製造例を示す。
【0077】製造例1 3−(4−クロロ−6−フルオロ−2−メチル−3−メ
チルチオインドール−7−イル)−1−メチル−6−ト
リフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロピリ
ミジン−2,4−ジオン(化合物番号65)の製造
【0078】4−クロロ−2−フルオロ−6−ニトロフ
ェニルカルバミン酸フェニルの製造 4−クロロ−2−フルオロフェニルカルバミン酸フェニ
ル50g(0.188モル)をクロロホルム500ml
に溶かし、トリフルオロ酢酸無水物100mlと硝酸ア
ンモニウム18.1g(0.226モル)を室温下に加
え一昼夜撹拌した。その後、硝酸アンモニウム3.0g
(0.037モル)を加えて室温下8時間撹拌を続け
た。反応液を水中にあけ、中和、水洗の後、溶媒を乾燥
後留去し、結晶化させて目的物55.2g(収率94.
4% 融点105〜109℃)を得た。
【0079】3−(4−クロロ−2−フルオロ−6−ニ
トロフェニル)−6−トリフルオロメチル−1,2,
3,4−テトラヒドロピリミジン−2,4−ジオン(中
間体番号2)の製造 3−アミノ−4,4,4−トリフルオロクロトン酸エチ
ル38.5g(0.210モル)をN,N−ジメチルホ
ルムアミド300mlに溶かし、この溶液を−10℃に
冷却し、次に1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−
7−ウンデセン(DBU)39.9g(0.262モ
ル)を同温度で滴下した。そのまま同温度で30分撹拌
の後、粗製の4−クロロ−2−フルオロ−6−ニトロフ
ェニルカルバミン酸フェニル54.3g(0.175モ
ル)を−10℃で少しづつ添加した。反応液はそのまま
室温で一昼夜撹拌した後、80℃で5時間加温した。反
応混液を氷水中に投入し、pH4とした後、ジエチルエ
ーテルで抽出した。抽出液を水洗の後、分液した。この
エーテル層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に抽出し、
水層をpH4に戻した後、再度酢酸エチルにて抽出し、
水洗、分取、乾燥、濃縮の後、ジイソプロピルエーテル
にて結晶化させて目的物33.8g(収率54.7%)
を得た。
【0080】3−(4−クロロ−2−フルオロ−6−ニ
トロフェニル)−1−メチル−6−トリフルオロメチル
−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−2,4−
ジオン(中間体番号16)の製造 3−(4−クロロ−2−フルオロ−6−ニトロフェニ
ル)−6−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テト
ラヒドロピリミジン−2,4−ジオン33.8g(0.
096モル)、無水炭酸カリウム27.6g(0.2モ
ル)及びアセトニトリル300mlの混液にヨウ化メチ
ル28.4g(0.2モル)を室温下で滴下した。滴下
終了後、8時間還流撹拌した。室温まで放冷した後、不
溶物を瀘別し、減圧下で濃縮した。濃縮残渣を酢酸エチ
ルに溶かし、水洗の後、分液、乾燥、濃縮の後、残渣を
ジイソプロピルエーテルにて結晶化させて目的物28.
7g(収率81.8%)を得た。
【0081】3−(6−アミノ−4−クロロ−2−フル
オロフェニル)−1−メチル−6−トリフルオロメチル
−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−2,4−
ジオン(中間体番号31)の製造 3−(4−クロロ−2−フルオロ−6−ニトロフェニ
ル)−1−メチル−6−トリフルオロメチル−1,2,
3,4−テトラヒドロピリミジン−2,4−ジオン6
8.9g(0.187モル)と塩化第一スズ211.4
g(0.937モル)及びエタノール500mlの混液
を3時間還流撹拌した。その後、反応液を水にあけ、1
0%水酸化ナトリウム水溶液で中和した後、酢酸エチル
で抽出し、酢酸エチル層を水洗し、分液、乾燥、濃縮の
後、ジイソプロピルエーテルにて結晶化させて目的物5
0.9g(収率80.4%)を得た。
【0082】3−(4−クロロ−6−フルオロ−2−メ
チル−3−メチルチオインドール−7−イル)−1−メ
チル−6−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テト
ラヒドロピリミジン−2,4−ジオン(化合物番号6
5)の製造 3−(6−アミノ−4−クロロ−2−フルオロフェニ
ル)−1−メチル−6−トリフルオロメチル−1,2,
3,4−テトラヒドロピリミジン−2,4−ジオン3
3.8g(0.1モル)の乾燥ジクロロメタン200m
l溶液に、次亜塩素酸ターシャリーブチル10.9g
(0.1モル)を乾燥ジクロロメタン50mlに溶かし
た溶液を窒素気流下−70℃で滴下した。−65℃で1
時間撹拌し、次いで(メチルチオ)アセトン10.4g
(0.1モル)を乾燥ジクロロメタン50mlに溶解し
た溶液を−65℃〜−60℃の温度範囲で滴下した。同
温度で1時間撹拌した後、トリエチルアミン10.1g
(0.1モル)のジクロロメタン50ml溶液を加え、
同温度で1時間撹拌した。反応液は水洗の後、分取、乾
燥、濃縮しシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精
製して目的物7.8g(収率18.5%)を得た。
【0083】製造例2 3−(4−クロロ−6−フルオロ−2−メチルインドー
ル−7−イル)−1−メチル−6−トリフルオロメチル
−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−2,4−
ジオン(化合物番号2)の製造 3−(4−クロロ−6−フルオロ−2−メチル−3−メ
チルチオインドール−7−イル)−1−メチル−6−ト
リフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロピリ
ミジン−2,4−ジオン6.0g(0.014モル)と
トリフルオロ酢酸100mlの混合物の中に、チオサリ
チル酸4.4g(0.028モル)を一度に加え、室温
下一昼夜撹拌した。トリフルオロ酢酸を減圧下に留去し
た後、残渣に酢酸エチルを加えた後、氷冷下に10%水
酸化ナトリウム水溶液を加え撹拌した。酢酸エチル層を
分液、水洗、乾燥の後、濃縮、ジイソプロピルエーテル
で結晶化させて目的物4.8g(収率90.6%)を得
た。
【0084】製造例3 3−(7−クロロ−5−フルオロ−2−メチル−3−メ
チルチオインドール−4−イル)−1−メチル−6−ト
リフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロピリ
ミジン−2,4−ジオン(化合物番号395)の製造 3−(5−アミノ−4−クロロ−2−フルオロフェニ
ル)−1−メチル−6−トリフルオロメチル−1,2,
3,4−テトラヒドロピリミジン−2,4−ジオン3
3.8g(0.100モル)をジクロロメタン350m
lに溶かし、室素気流中、−65℃〜−70℃まで冷却
した。この冷却溶液に、次亜塩素酸ターシャリーブチル
10.9g(0.100モル)をジクロロメタン50m
lに溶かした溶液を−65℃で滴下し、1時間−65℃
〜−70℃で撹拌した。次に(メチルチオ)アセトン1
0.4gをジクロロメタン50mlに溶かした溶液を−
65℃で滴下した後、−65℃〜−70℃で1時間撹拌
した。トリエチルアミン15.2g(0.150モル)
をジクロロメタン50mlに溶かした溶液を−65℃で
滴下した後、−65℃〜−70℃で1時間撹拌後、室温
下に一昼夜撹拌した。反応液を水中に投入し、有機層を
分離した後、水洗を行い、有機層を無水硫酸ナトリウム
で乾燥した。溶媒を留去した後、残渣をエタノールから
再結晶させて目的物16.7g(収率39.6%)を得
た。
【0085】製造例4 3−(7−クロロ−5−フルオロ−2−メチルインドー
ル−4−イル)−1−メチル−6−トリフルオロメチル
−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−2,4−
ジオン(化合物番号377)の製造 3−(7−クロロ−5−フルオロ−2−メチル−3−メ
チルチオインドール−4−イル)−1−メチル−6−ト
リフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロピリ
ミジン−2,4−ジオン1.0g(0.0024モル)
とチオサリチル酸0.9g(0.0058モル)をトリ
フルオロ酢酸100mlに溶かし、室温下に3日間撹拌
した。減圧下でトリフルオロ酢酸を留去した後、残渣に
酢酸エチルを加え、5%水酸化ナトリウム水溶液及び食
塩水で洗浄した。有機層を分離し、無水硫酸ナトリウム
にて乾燥した後、溶媒を減圧下に留去した。残渣をシリ
カゲルを用いたカラムクロマトグラフィーにて精製して
目的物0.4g(収率44.4%)を得た。
【0086】製造例5 3−(7−クロロ−1,2−ジメチル−5−フルオロイ
ンドール−4−イル)−1−メチル−6−トリフルオロ
メチル−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−
2,4−ジオン(化合物番号401)の製造 3−(7−クロロ−5−フルオロ−2−メチルインドー
ル−4−イル)−1−メチル−6−トリフルオロメチル
−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−2,4−
ジオン1.0g(0.0027モル)を乾燥テトラヒド
ロフラン50mlに溶かした溶液を、窒素気流中、−7
0℃に冷却した。この溶液中にリチウムジイソプロピル
アミド2.0モル、ヘプタン、テトラヒドロフラン、エ
チルベンゼン溶液2.2ml(0.0044モル)を−
60℃以下で滴下した。滴下後−70℃で2時間撹拌
し、次にヨウ化メチル0.6gを−65℃〜−70℃で
滴下し、さらに−70℃で1時間撹拌を続けた。反応液
は室温で一昼夜撹拌し、氷水中に投入した後、酢酸エチ
ルで抽出した。抽出液を水及び飽和食塩水で洗浄後、無
水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下に留去し、
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し
て目的物0.3g(収率30.0%)を得た。
【0087】製造例6 3−(4−クロロ−6−フルオロ−2−メチル−3−メ
チルスルホニルインドール−7−イル)−1−メチル−
6−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒド
ロピリミジン−2,4−ジオン(化合物番号66)の製
造 3−(4−クロロ−6−フルオロ−2−メチル−3−メ
チルチオインドール−7−イル)−1−メチル−6−ト
リフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロピリ
ミジン−2,4−ジオン1.5g(0.0036モル)
をクロロホルム100mlに溶かした溶液に、80%メ
タクロロ過安息香酸1.5g(0.0072モル)を加
え、室温下で一昼夜撹拌した。反応液を飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液中に投入し、よく撹拌した後、クロロホ
ルム層を分液した。次にこのクロロホルム層を水、飽和
亜硫酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液、水の順で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥した。溶媒を減圧留去後、得られた結晶をジイソプロ
ピルエーテルで洗浄して目的物1.3g(収率81.3
%)を得た。
【0088】製造例7 3−(4−クロロ−6−フルオロ−3−ホルミル−2−
メチルインドール−7−イル)−1−メチル−6−トリ
フルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロピリミ
ジン−2,4−ジオン(化合物番号83)の製造 3−(4−クロロ−6−フルオロ−2−メチルインドー
ル−7−イル)−1−メチル−6−トリフルオロメチル
−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−2,4−
ジオン3.4g(0.009モル)をN,N−ジメチル
ホルムアミド100mlに溶かした溶液に、氷冷下、オ
キシ塩化リン13.8g(0.090モル)を滴下し
た。滴下終了後、室温で一昼夜撹拌し、氷水中に投入し
た。この酸性水溶液を炭酸水素ナトリウム粉末で中和
し、酢酸エチルで数回抽出した。抽出液を合わせ、水及
び飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥
した。溶媒を減圧下に除去して得られた結晶をジイソプ
ロピルエーテルで洗浄して目的物3.4g(収率91.
9%)を得た。
【0089】製造例8 3−(3−アセチル−4−クロロ−6−フルオロ−2−
メチルインドール−7−イル)−1−メチル−6−トリ
フルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロピリミ
ジン−2,4−ジオン(化合物番号89)の製造 3−(4−クロロ−6−フルオロ−2−メチルインドー
ル−7−イル)−1−メチル−6−トリフルオロメチル
−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−2,4−
ジオン1.2g(0.003モル)をニトロメタン80
mlに溶かした溶液に、無水塩化アルミニウム4.3g
(0.032モル)を室温下に一度に加え、次に塩化ア
セチル2.8g(0.036モル)を室温下に滴下し
た。滴下終了後、室温で一昼夜撹拌を続けた。反応液を
希硫酸と氷の混合液に投入し、酢酸エチルで抽出した
後、抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム、水及び飽和食塩
水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減
圧留去後、得られた結晶をジイソプロピルエーテルで洗
浄して目的物1.0g(収率76.9%)を得た。
【0090】製造例9 3−(4−クロロ−6−フルオロ−2−メチル−3−ニ
トロインドール−7−イル)−1−メチル−6−トリフ
ルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジ
ン−2,4−ジオン(化合物番号71)の製造 3−(4−クロロ−6−フルオロ−2−メチルインドー
ル−7−イル)−1−メチル−6−トリフルオロメチル
−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−2,4−
ジオン1.00g(2.7ミリモル)、硝酸アンモニウ
ム1.54g(19.2ミリモル)及びクロロホルム2
0mlの懸濁液にトリフルオロ酢酸無水物6.00g
(28.6ミリモル)を5℃で滴下した。滴下終了後、
室温で4時間撹拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチル
200mlで抽出し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、
さらに水で洗浄後無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。
溶媒を減圧留去後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーにて精製して目的物0.39g(収率34.8
%)を得た。
【0091】製造例10 4−クロロ−6−フルオロ−2−メチル−7−(1−メ
チル−6−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テト
ラヒドロピリミジン−2,4−ジオン−3−イル)イン
ドール−3−カルボン酸(化合物番号106)の製造 無水塩化アルミニウム10.7g(0.08モル)を2
00mlのジクロロメタンに懸濁させた中にオキザリル
クロリド10.1g(0.08モル)を室温にて滴下し
た。同温にて30分間撹拌した後、これに200mlの
ジクロロメタンに溶かした3−(4−クロロ−6−フル
オロ−2−メチルインドール−7−イル)−1−メチル
−6−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒ
ドロピリミジン−2,4−ジオン3.0g(0.08モ
ル)を室温で滴下した。滴下終了後、室温で一昼夜撹拌
を続けた。反応液を希塩酸中に投入し、酢酸エチルで抽
出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した。溶媒を減圧留去後、得られた結晶をジ
イソプロピルエーテルで洗浄して目的物2.3g(収率
67.6%)を得た。
【0092】本発明の除草剤は、一般式[1]で示され
るインドール置換ウラシル誘導体を有効成分としてな
る。
【0093】本発明化合物を除草剤として使用するには
本発明化合物それ自体で用いてもよいが、製剤化に一般
的に用いられる担体、界面活性剤、分散剤又は補助剤等
を配合して、粉剤、水和剤、乳剤、微粒剤又は粒剤等に
製剤して使用することもできる。
【0094】製剤化に際して用いられる担体としては、
例えばタルク、ベントナイト、クレー、カオリン、珪藻
土、ホワイトカーボン、バーミキュライト、炭酸カルシ
ウム、消石灰、珪砂、硫安、尿素等の固体担体、イソプ
ロピルアルコール、キシレン、シクロヘキサン、メチル
ナフタレン等の液体担体等があげられる。
【0095】界面活性剤又は分散剤としては、例えばア
ルキルベンゼンスルホン酸金属塩、ジナフチルメタンジ
スルホン酸金属塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキル
アリールスルホン酸塩ホルマリン縮合物、リグニンスル
ホン酸塩、ポリオキシエチレングリコールエーテル、ポ
リオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキ
シエチレンソルビタンモノアルキレート等があげられ
る。
【0096】補助剤としては、例えばカルボキシメチル
セルロース、ポリエチレングリコール、アラビアゴム等
があげられる。
【0097】使用に際しては適当な濃度に希釈して散布
するか又は直接施用する。
【0098】本発明の除草剤は茎葉散布、土壌施用又は
水面施用等により使用することができる。有効成分の配
合割合については必要に応じて適宜選ばれるが、粉剤又
は粒剤とする場合は0.01〜10%(重量)、好まし
くは0.05〜5%(重量)の範囲から適宜選ぶのがよ
い。また、乳剤及び水和剤とする場合は1〜50%(重
量)、好ましくは5〜30%(重量)の範囲から適宜選
ぶのがよい。
【0099】本発明の除草剤の施用量は使用される化合
物の種類、対象雑草、発生傾向、環境条件ならびに使用
する剤型等によってかわるが、粉剤又は粒剤のようにそ
のまま使用する場合は、有効成分として10アール当り
0.1g〜5kg、好ましくは1g〜1kgの範囲から
適宜選ぶのがよい。また、乳剤又は水和剤のように液状
で使用する場合は、0.1〜50,000ppm、好ま
しくは10〜10,000ppmの範囲から適宜選ぶの
がよい。
【0100】また、本発明化合物は必要に応じて殺虫
剤、殺菌剤、他の除草剤、植物生長調節剤、肥料等と混
用してもよい。
【0101】次に代表的な製剤例をあげて製剤方法を具
体的に説明する。化合物、添加剤の種類及び配合比率
は、これのみに限定されることなく広い範囲で変更可能
である。以下の説明において「部」は重量部を意味す
る。
【0102】〈製剤例1〉 水和剤 化合物(2)の10部にポリオキシエチレンオクチルフ
ェニルエーテルの0.5部、β−ナフタレンスルホン酸
ホルマリン縮合物ナトリウム塩の0.5部、珪藻土の2
0部、クレーの69部を混合粉砕し、水和剤を得る。
【0103】〈製剤例2〉 水和剤 化合物(85)の10部にポリオキシエチレンオクチル
フェニルエーテルの0.5部、β−ナフタレンスルホン
酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩の0.5部、珪藻土の
20部、ホワイトカーボンの5部、クレーの64部を混
合粉砕し、水和剤を得る。
【0104】〈製剤例3〉 水和剤 化合物(89)の10部にポリオキシエチレンオクチル
フェニルエーテルの0.5部、β−ナフタレンスルホン
酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩の0.5部、珪藻土の
20部、ホワイトカーボンの5部、炭酸カルシウムの6
4部を混合粉砕し、水和剤を得る。
【0105】〈製剤例4〉 乳剤 化合物(101)の30部にキシレンとイソホロンの等
量混合物60部、界面活性剤ポリオキシエチレンソルビ
タンアルキレート、ポリオキシエチレンアルキルアリー
ルポリマー及びアルキルアリールスルホネートの混合物
の10部を加え、これらをよくかきまぜることによって
乳剤を得る。
【0106】〈製剤例5〉 粒剤 化合物(52)の10部、タルクとベントナイトを1:
3の割合の混合した増量剤の80部、ホワイトカーボン
の5部、界面活性剤ポリオキシエチレンソルビタンアル
キレート、ポリオキシエチレンアルキルアリールポリマ
ー及びアルキルアリールスルホネートの混合物の5部に
水10部を加え、よく練ってペースト状としたものを直
径0.7mmのふるい穴から押し出して乾燥した後に
0.5〜1mmの長さに切断し、粒剤を得る。
【0107】次に試験例をあげて本発明化合物の奏する
効果を説明する。
【0108】〈試験例1〉 水田土壌処理による除草効
果試験 100cmのプラスチックポットに水田土壌を充填
し、代掻後、タイヌビエ(Ec)、コナギ(Mo)及び
ホタルイ(Sc)の各種子を播種し、水深3cmに湛水
した。翌日、製剤例1に準じて調製した水和剤を水で希
釈し、水面滴下した。施用量は、有効成分を10アール
当り100gとした。その後、温室内で育成し、処理後
21日目に表20の基準に従って除草効果を調査した。
また、比較として化17に示す化合物を用いた。結果を
表21に示す。
【0109】
【表20】
【0110】
【化17】
【0111】
【表21】
【0112】〈試験例2〉 畑地土壌処理による除草効
果試験 120cmプラスチックポットに砂を充填し、オオイ
ヌタデ(Po)、アオビユ(Am)、シロザ(Ch)、
コゴメガヤツリ(Ci)の各種子を播種して覆土した。
製剤例1に準じて調製した水和剤を水で希釈し、10ア
ール当り有効成分が100gになる様に、10アール当
り100lを小型噴霧器で土壌表面に均一に散布した。
その後、温室内で育成し、処理21日目に表20の基準
に従って、除草効果を調査した。また、比較として化1
7に示す化合物を用いた。その結果を表22に示す。
【0113】
【0114】
【表22】
【0115】〈試験例3〉 畑地茎葉処理による除草効
果試験 120cmプラスチックポットに砂を充填し、オオイ
ヌタデ(Po)、アオビユ(Am)、シロザ(Ch)、
コゴメガヤツリ(Ci)の各種子を播種し、温室内で2
週間育成後、製剤例1に準じて調製した水和剤を水に希
釈し、10アール当り有効成分が100gになる様に、
10アール当り100lを小型噴霧器で植物体の上方か
ら全体に茎葉散布処理した。その後、温室内で育成し、
処理14日目に表20の基準に従って、除草効果を調査
した。また、比較として化17に示す化合物を用いた。
その結果を表23に示す。
【0116】
【表23】
【0117】〈試験例4〉 畑地土壌処理による作物選
択性試験 600cmプラスチックポットに砂を充填し、稲(O
r)、オオイヌタデ(Po)、アオビユ(Am)、シロ
ザ(Ch)、イチビ(Ab)の各種子を播種して覆土し
た。翌日、製剤例1に準じて調製した水和剤の所定有効
成分量(ai,g/10a)を水で希釈し、10アール
当り100lを小型噴霧器で土壌表面に均一に散布し
た。その後、温室内で育成し、処理後21日目に表20
の基準に従って除草効果を調査した。また、比較として
化17に示す化合物を用いた。試験結果を表24に示
す。
【0118】
【表24】
【0119】〈試験例5〉 畑地土壌処理による作物選
択性試験 600cmプラスチックポットに砂を充填し、麦(T
r)、オオイヌタデ(Po)、アオビユ(Am)、シロ
ザ(Ch)、イチビ(Ab)、の各種子を播種して覆土
した。翌日、製剤例1に準じて調製した水和剤の所定有
効成分量(ai,g/10a)を水で希釈し、10アー
ル当り100lを小型噴霧器で土壌表面に均一に散布し
た。その後、温室内で育成し、処理後21日目に表20
の基準に従って除草効果を調査した。また、比較として
化17に示す化合物を用いた。試験結果を表25に示
す。
【0120】
【表25】
【0121】〈試験例6〉 畑地土壌処理による作物選
択性試験 600cmプラスチックポットに砂を充填し、トウモ
ロコシ(Ze)、オオイヌタデ(Po)、アオビユ(A
m)、シロザ(Ch)、イチビ(Ab)の各種子を播種
して覆土した。翌日、製剤例1に準じて調製した水和剤
の所定有効成分量(ai,g/10a)を水で希釈し、
10アール当り100lを小型噴霧器で土壌表面に均一
に散布した。その後、温室内で育成し、処理後21日目
に表20の基準に従って除草効果を調査した。また、比
較として化17に示す化合物を用いた。試験結果を表2
6に示す。
【0122】
【表26】
【0123】〈試験例7〉 畑地土壌処理による作物選
択性試験 600cmプラスチックポットに砂を充填し、ダイズ
(Gl)、オオイヌタデ(Po)、アオビユ(Am)、
シロザ(Ch)、イチビ(Ab)の各種子を播種して覆
土した。翌日、製剤例1に準じて調製した水和剤の所定
有効成分量(ai,g/10a)を水で希釈し、10ア
ール当り100lを小型噴霧器で土壌表面に均一に散布
した。その後、温室内で育成し、処理後21日目に表2
0の基準に従って除草効果を調査した。また、比較とし
て化17に示す化合物を用いた。試験結果を表27に示
す。
【0124】
【表27】
【0125】〈試験例8〉 畑地土壌処理による作物選
択性試験 600cmプラスチックポットに砂を充填し、棉(G
o)、オオイヌタデ(Po)、アオビユ(Am)、シロ
ザ(Ch)、イチビ(Ab)の各種子を播種して覆土し
た。翌日、製剤例1に準じて調製した水和剤の所定有効
成分量(ai,g/10a)を水で希釈し、10アール
当り100lを小型噴霧器で土壌表面に均一に散布し
た。その後、温室内で育成し、処理後21日目に表20
の基準に従って除草効果を調査した。また、比較として
化17に示す化合物を用いた。試験結果を表28に示
す。
【0126】
【表28】
【0127】〈試験例9〉 畑地茎葉処理による作物選
択性試験 600cmプラスチックポットに砂を充填し、稲(O
r)、オオイヌタデ(Po)、アオビユ(Am)、シロ
ザ(Ch)、イチビ(Ab)の各種子を播種し、温室内
で2週間育成後、製剤例1に準じて調製した水和剤の所
定有効成分量(ai,g/10a)を水で希釈し、10
アール当り100lを小型噴霧器で植物体の上方から全
体に茎葉散布処理した。その後、温室内で育成し、処理
14日目に表20の基準に従って、除草効果を調査し
た。また、比較として化17に示す化合物を用いた。そ
の結果を表29に示す。
【0128】
【表29】
【0129】〈試験例10〉 畑地茎葉処理による作物
選択性試験 600cmプラスチックポットに砂を充填し、麦(T
r)、オオイヌタデ(Po)、アオビユ(Am)、シロ
ザ(Ch)、イチビ(Ab)の各種子を播種し、温室内
で2週間育成後、製剤例1に準じて調製した水和剤の所
定有効成分量(ai,g/10a)を水で希釈し、10
アール当り100lを小型噴霧器で植物体の上方から全
体に茎葉散布処理した。その後、温室内で育成し、処理
14日目に表20の基準に従って、除草効果を調査し
た。また、比較として化17に示す化合物を用いた。そ
の結果を表30に示す。
【0130】
【表30】
【0131】〈試験例11〉 畑地茎葉処理による作物
選択性試験 600cmプラスチックポットに砂を充填し、トウモ
ロコシ(Ze)、オオイヌタデ(Po)、アオビユ(A
m)、シロザ(Ch)、イチビ(Ab)の各種子を播種
し、温室内で2週間育成後、製剤例1に準じて調製した
水和剤の所定有効成分量(ai,g/10a)を水で希
釈し、10アール当り100lを小型噴霧器で植物体の
上方から全体に茎葉散布処理した。その後、温室内で育
成し、処理14日目に表20の基準に従って、除草効果
を調査した。また、比較として化17に示す化合物を用
いた。その結果を表31に示す。
【0132】
【表31】
【0133】〈試験例12〉 畑地茎葉処理による作物
選択性試験 600cmプラスチックポットに砂を充填し、ソルガ
ム(Gs)、オオイヌタデ(Po)、アオビユ(A
m)、シロザ(Ch)、イチビ(Ab)の各種子を播種
し、温室内で2週間育成後、製剤例1に準じて調製した
水和剤の所定有効成分量(ai,g/10a)を水で希
釈し、10アール当り100lを小型噴霧器で植物体の
上方から全体に茎葉散布処理した。その後、温室内で育
成し、処理14日目に表20の基準に従って、除草効果
を調査した。また、比較として化17に示す化合物を用
いた。その結果を表32に示す。
【0134】
【表32】
【0135】〈試験例13〉 畑地茎葉処理による作物
選択性試験 600cmプラスチックポットに砂を充填し、ダイズ
(Gl)、オオイヌタデ(Po)、アオビユ(Am)、
シロザ(Ch)、イチビ(Ab)の各種子を播種し、温
室内で2週間育成後、製剤例1に準じて調製した水和剤
の所定有効成分量(ai,g/10a)を水で希釈し、
10アール当り100lを小型噴霧器で植物体の上方か
ら全体に茎葉散布処理した。その後、温室内で育成し、
処理14日目に表20の基準に従って、除草効果を調査
した。また、比較として化17に示す化合物を用いた。
その結果を表33に示す。
【0136】
【表33】
【0137】
【発明の効果】一般式[1]で表される本発明化合物
は、畑地において問題となる種々の雑草、例えばオオイ
ヌタデ、アオビユ、シロザ、ハコベ、イチビ、アメリカ
キンゴジカ、アメリカツノクサネム、アサガオ、オナモ
ミ等の広葉雑草をはじめ、ハマスゲ、キハマスゲ、ヒメ
クグ、カヤツリグサ、コゴメガヤツリ等の多年生及び1
年生カヤツリグサ科雑草、ヒエ、メヒシバ、エノコログ
サ、スズメノカタビラ、ジョンソングラス、ノスズメノ
テッポウ、野生エンバク等のイネ科雑草の発芽前から生
育期の広い範囲にわたって優れた除草効果を発揮する。
また、水田に発生するタイヌビエ、タマガヤツリ、コナ
ギ等の一年生雑草及びウリカワ、オモダカ、ミズガヤツ
リ、クログワイ、ホタルイ、ヘラオモダカ等の多年生雑
草を防除することもできる。
【0138】一方、本発明の除草剤は作物に対する安全
性も高く、中でもイネ、コムギ、オオムギ、トウモロコ
シ、グレインソルガム、ダイズ、ワタ及びテンサイ等に
対して高い安全性を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田丸 雅敏 静岡県磐田郡福田町塩新田408番地の1 株式会社ケイ・アイ研究所内 (72)発明者 山地 充洋 静岡県小笠郡菊川町加茂1809番地 (72)発明者 花井 涼 静岡県小笠郡菊川町青葉台2丁目4番地の 9 (72)発明者 魚津 壮太 静岡県小笠郡菊川町加茂3353番地 (72)発明者 佐土原 英雄 埼玉県新座市堀ノ内2丁目9番地の3

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式[1] 【化1】 (式中、Rはアルキル基、ハロアルキル基又は水素原子
    を表し、Qは一般式 【化2】 を表し、R及びRはそれぞれ、水素原子、ハロゲン
    原子、置換されていてもよいベンジルオキシ基、シアノ
    基、アルキル基、ハロアルキル基、ニトロ基、アルコキ
    シカルボニル基、アルコキシ基又はハロアルコキシ基を
    表し、Rは水素原子、アルキル基、置換されていても
    よいベンジル基、ハロアルキル基、アルコキシアルキル
    基、アルキルチオアルキル基、アルキルアミノアルキル
    基、ジアルキルアミノアルキル基、アルキルスルホニル
    基、ハロアルキルスルホニル基、置換されていてもよい
    フェニルスルホニル基、アシル基、ハロアルキルカルボ
    ニル基、シクロアルキルカルボニル基、置換されていて
    もよいベンゾイル基、N−アルキルカルバモイル基又は
    N,N−ジアルキルカルバモイル基を表し、R及びR
    はそれぞれ独立して、水素原子、アルキル基、シクロ
    アルキル基、置換されていてもよいフェニル基、ホルミ
    ル基、アルキルイミノアルキル基、アルコキシイミノア
    ルキル基、ヒドロキシイミノアルキル基、アルキルヒド
    ラゾノアルキル基、置換されていてもよいフェニルヒド
    ラゾノアルキル基、アシル基、ハロアルキルカルボニル
    基、シクロアルキルカルボニル基、ヒドロキシアルキル
    基、アシルオキシアルキル基、アルコキシ基、ハロアル
    コキシ基、置換されていてもよいベンゾイルオキシアル
    キル基、置換されていてもよいベンゾイル基、カルボキ
    シル基、アルコキシカルボニル基、ハロアルコキシカル
    ボニル基、置換されていてもよいフェノキシカルボニル
    基、置換されていてもよいベンジルオキシカルボニル
    基、置換されていてもよいフェニルアミノカルボニル
    基、アルコキシアルキル基、ハロアルキル基、アルキル
    チオアルキル基、アルキルスルホニルアルキル基、ハロ
    アルコキシアルキル基、アルキルアミノアルキル基、ジ
    アルキルアミノアルキル基、N−モノアルキルカルバモ
    イル基、N,N−ジアルキルカルバモイル基、カルバモ
    イル基、シアノ基、アルキルチオ基、アルキルスルホニ
    ル基、ハロアルキルスルホニル基、置換されていてもよ
    いフェニルチオ基、置換されていてもよいフェニルスル
    ホニル基、ハロゲン原子、ニトロ基、アミノ基、ジアル
    キルアミノ基、モノアルキルアミノ基、アルキルスルホ
    ニルアミノ基、アシルアミノ基、ハロアルキルカルボニ
    ル基、置換されていてもよいベンゾイルアミノ基、ハロ
    アルキルスルホニルアミノ基又は置換されていてもよい
    フェニルスルホニルアミノ基を表す。)で示されるイン
    ドール置換ウラシル誘導体。
  2. 【請求項2】請求項1記載のインドール置換ウラシル誘
    導体を有効成分として含有することを特徴とする除草
    剤。
JP13281797A 1996-05-08 1997-05-07 インドール置換ウラシル誘導体およびこれを有効成分とする除草剤 Pending JPH1053584A (ja)

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JP13750196 1996-05-08
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002521001A (ja) * 1997-02-26 2002-07-09 エフ エム シー コーポレーション シクロイミド置換ベンゾ縮合ヘテロ環状除草剤

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002521001A (ja) * 1997-02-26 2002-07-09 エフ エム シー コーポレーション シクロイミド置換ベンゾ縮合ヘテロ環状除草剤

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