JPH1053570A - アミノ酸グリセリンエステル誘導体及びこれを含有する皮膚外用剤 - Google Patents

アミノ酸グリセリンエステル誘導体及びこれを含有する皮膚外用剤

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JPH1053570A
JPH1053570A JP22779796A JP22779796A JPH1053570A JP H1053570 A JPH1053570 A JP H1053570A JP 22779796 A JP22779796 A JP 22779796A JP 22779796 A JP22779796 A JP 22779796A JP H1053570 A JPH1053570 A JP H1053570A
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三紀子 上沼
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亨 岡本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安全性及び安定性に優れ、保湿性に優れるアミ
ノ酸グリセリンエステル誘導体並びにこれを含有する安
全性及び安定性に優れ、肌あれ改善効果が高く、使用性
にも優れる皮膚外用剤、特に保湿剤を提供すること。 【解決手段】アミノ酸とグリセリンとをエステル結合さ
せてなるアミノ酸グリセリンエステル誘導体を配合し、
しかもこれを有効成分として配合する皮膚外用剤を提供
すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアミノ酸グリセリン
エステル誘導体及びこれを含んでなる皮膚外用剤に関す
る技術分野に属する。より具体的には、安全性及び安定
性に優れ、保湿性に優れるアミノ酸グリセリンエステル
誘導体及びこれを含有する安全性及び安定性に優れ、肌
荒れ改善効果が高く、使用性にも優れる皮膚外用剤、特
に保湿剤に関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】若々しい皮膚の保持には、水分が深く関
係していることが明らかにされ、皮膚の保湿は化粧品等
の皮膚外用剤にとって重要な機能の一つとして認識され
ている。このような観点から、この皮膚の保湿をはじ
め、使用性や安全性の向上、皮膚外用剤の他の配合成分
による肌への刺激性の緩和、防腐等を目的として、従来
から皮膚外用剤中には保湿剤が盛んに配合されている。
【0003】現在用いられている保湿剤としては、例え
ばポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グ
リセリン、1,3-ブチレングリコール、キシリトール、ソ
ルビトール、マルチトール、コンドロイチン硫酸、ヒア
ルロン酸、ムコイチン硫酸、カロニン酸、アテロコラー
ゲン、コレステリル-12-ヒドロキシステアレート、乳酸
ナトリウム、胆汁酸塩、dl- ピロリドンカルボン酸塩、
短鎖可溶性コラーゲン、ジグリセリン(EO)PO付加物、イ
ザヨイバラ抽出物、セイヨウノコギリソウ抽出物、メリ
ロート抽出物等を挙げることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の保湿剤の多くは、その保湿機能が十分でないことが多
く、また保湿剤の種類によっては、酸化安定性や匂い等
の面に問題があるものもあり、未だ完全に満足できるも
のであるとは言い難い面があった。そこで、本発明が解
決すべき課題は、その保湿機能に優れており、かつ安全
性及び安定性に優れる保湿成分を見出し、この優れた保
湿成分としての特徴を十分に生かした皮膚外用剤を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、この課題の
解決に向けて鋭意検討を行った結果、アミノ酸とグリセ
リンとをエステル結合させて得られるアミノ酸グリセリ
ンエステル誘導体は、保湿効果に優れることは勿論、安
全性及び安定性に優れ、更にそれを含有する皮膚外用剤
は、安全性が高く、使用感触に優れ、保湿効果に優れる
上、更に肌改善効果にも優れることを見出し、本発明を
完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明者は、請求項1において
アミノ酸とグリセリンとをエステル結合させてなるアミ
ノ酸グリセリンエステル誘導体を提供し、請求項2にお
いてこの請求項1記載のアミノ酸が必須アミノ酸である
アミノ酸グリセリンエステル誘導体を提供する。
【0007】また、本発明者は請求項3において、前記
のアミノ酸グリセリンエステル誘導体を含んでなる皮膚
外用剤を提供し、さらに請求項4においてこの皮膚外用
剤が保湿剤としての形態を採る場合の皮膚外用剤を提供
する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。 A:本発明アミノ酸グリセリンエステル誘導体:本発明
アミノ酸グリセリンエステル誘導体は、アミノ酸とグリ
セリンとをエステル結合させることにより得ることがで
きる。ここで用いられるアミノ酸は特に限定されず、例
えばグリシン,アラニン,フェニルアラニン,バリン,
ロイシン,イソロイシン,セリン,スレオニン,フェニ
ルアラニン,チロシン,トリプトファン,シスチン,シ
ステイン,メチオニン,プロリン,ヒドロキシプロリ
ン,γ−アミノ酪酸、N,N,N−トリメチルグリシ
ン,トレオニン,δ−アミノレブリン酸等の中性アミノ
酸;アスパラギン酸,グルタミン酸,アスパラギン,チ
ロキシン,グルタミン,α−アミノ−β−ケトアジピン
酸等の酸性アミノ酸;又はアルギニン,ヒスチジン,リ
ジン,ヒドロキシリジン,オルチニン,シトルリン等の
塩基性アミノ酸等を挙げることができる。
【0009】また、いわゆるアミノ酸誘導体も、本発明
においてグリセリンとエステル結合させる対象に含まれ
る。具体的には、例えばアシルサルコシンナトリウム
(ラウロイルサルコシンナトリウム) ,アシルグルタミ
ン酸塩,アシルβ- アラニンナトリウム,グルタチオ
ン,ピロリドンカルボン酸,システインスルフィン酸,
アルギノコハク酸又はこれらアミノ酸誘導体や上記のア
ミノ酸のアミノ基や水酸基に保護基等が導入されたもの
等が挙げられる。
【0010】なお、本発明において、後述する皮膚外用
剤の配合成分として用いられる本発明アミノ酸グリセリ
ンエステル誘導体におけるアミノ酸は、いわゆる必須ア
ミノ酸であることが、生体への親和性及び入手の容易性
を考慮すると好ましい。
【0011】具体的には、アルギニン,イソロイシン,
トリプトファン,スレオニン,バリン,ヒスチジン,フ
ェニルアラニン,メチオニン,リジン又はロイシンを挙
げることができる。
【0012】上記アミノ酸とグリセリンとのエステル結
合の位置は任意であり、エステル結合でアミノ酸残基と
グリセリンとが結合している限りいずれの位置でも許容
される。また、エステル結合数も、モノエステル、ジエ
ステル、トリエステルいずれでも良く、またそれらの混
合物でも構わない。また、塩基性部分を2か所以上有す
るアミノ酸の場合、グリセリンが2つ以上エステル結合
したアミノ酸グリセリンエステル誘導体であってもよ
い。
【0013】よって、本発明アミノ酸グリセリンエステ
ル誘導体は、具体的には、例えばグリシングリセリンエ
ステル、アラニングリセリンエステル、バリングリセリ
ンエステル、フェニルアラニングリセリンエステル、γ
−アミノ酪酸グリセリンエステル、ロイシングリセリン
エステル、イソロイシングリセリンエステル、セリング
リセリンエステル、スレオニングリセリンエステル、フ
ェニルアラニングリセリンエステル、チロシングリセリ
ンエステル、トリプトファングリセリンエステル、シス
チングリセリンエステル、システイングリセリンエステ
ル、メチオニングリセリンエステル、プロリングリセリ
ンエステル、ヒドロキシプロリングリセリンエステル、
アスパラギン酸グリセリンエステル、グルタミン酸グリ
セリンエステル、アルギニングリセリンエステル、ヒス
チジングリセリンエステル、リジングリセリンエステ
ル、ヒドロキシリジングリセリンエステル、アシルサル
コシングリセリンエステル、アシルグルタミン酸グリセ
リンエステル、アシルβ−アラニングリセリンエステ
ル、グルタチオングリセリンエステル、ピロリドンカル
ボン酸グリセリンエステル等を挙げることができる。
【0014】本発明のアミノ酸グリセリンエステル誘導
体は、アミノ酸の反応に用いられる通常公知の方法を選
択することにより製造することができる。例えば、アミ
ノ酸のアミノ基に保護基を導入したのち、このアミノ酸
をエステル化し、その後脱保護を行う方法が挙げられ
る。なお、脱保護を行わずに、そのまま保護基が導入さ
れたままの本発明アミノ酸グリセリンエステル誘導体に
ついても、本発明アミノ酸グリセリンエステル誘導体に
おける所期の効果を認めることができる。
【0015】ここで用いられる保護基としては、通常公
知の保護基を導入することが可能であり、例えばメチル
カルボキシル基、エチルカルボキシル基、9−(2−ス
ルフォ)フロオレニルメチルカルボキシル基、9−
(2,8−ジブロモ)フロオレニルメチルカルボキシル
基、2,7−ジ−tert−ブチル−〔9−(10,10−
ジオキソ−10,10,10,10−テトラヒドロチオ
キサンチル)メチルカルボキシル基、4−メトキシフェ
ナシル基等のカーバメイト;N−ホルミル基、N−アセ
チル基、N−クロロアセチル基、N−トリクロロアセチ
ル基、N−トリフロロアセチル基、N−フェニルアセチ
ル基、N−3−フェニルプロピオニル基、N−ピコリノ
イル基、N−3−ピリジルカルボキシアミド基、N−ベ
ンゾイル基、N−p−フェニルベンゾイル基等のアミ
ド;フェノチアジニル−(10)−カルボニル基、N’
−p−トルエンスルフォニルアミノカルボニル基、N’
−フェニルアミノチオカルボニル基等のウレアタイプ誘
導体;N−フタルイミド基、N−ジチアスクシノイル
基、N−2,3−ジフェニルマレオイル基、N−2,5
−ジメチルピロリル基、N−1,1,4,4−テトラメ
チルジシリルアザシクロペンタン基(STABAS
E)、1,3−ジメチル−1,3,5−トリアザシクロ
キサン−2−オン(5−置換)、1,3−ジベンジル−
1,3,5−トリアザシクロキサン−2−オン(5−置
換)、3,5−ジニトロ−4−ピリドニル基(1−置
換)等のサイクリックイミド;N−メチル基、N−アリ
ル基、N−〔2−(トリメチルシリル)エトキシ〕メチ
ル基、N−3−アセトキシプロピル基、N−(1−イゾ
プロピル−4−ニトロ−2−オキソ−3−ピロリン−3
−イル)基、4級アミン塩、N−ベンジル基、N−ジ
(4−メトキシフェニル)メチル基、N−5−ジベンゾ
スベリル基、N−トリフェニルメチル基、N−(4−メ
トキシフェニル)ジフェニルメチル基、N−9−フェニ
ルフロオレニル基、N−2,7−ジクロロ−9−フロオ
レニルメチレン基、N−フロロセニルメチル基、N−2
−ピコロルアミンN’−オキシド等のN−アルキル;N
−アリール基、N−1,1−ジメチルチオメチレン基、
N−ベンジリデン基、N−p−メトキシベンジリデン
基、N−ジフェニルメチレン基、N−〔(2−ピリジ
ル)メシチル〕メチレン基、N−(N’,N’−ジメチ
ルアミノメチレン)基、N,N’−イソピリジン基、N
−p−ニトロベンジリデン基、N−サリシリデン基、N
−5−クロロサリシリデン基、N−(5−クロロ−2−
ヒドロキシフェニル)フェニルメチレン基、N−シクロ
ヘキシリデン基等のイミン誘導体;N−(5,5−ジメ
チル−3−オキソ−1−シクロヘキシレニル)基等のエ
ナミン誘導体;N−ボラン、N−ジフェニルボラン酸、
N−〔フェニル(ペンタカルボニルクロミウム)〕カル
ボニル基、N−〔フェニル(ペンタカルボニルタングス
テン)〕カルボニル基、N−カッパーセレイト、N−ジ
ンクセレイト等のN−メタルタイプの誘導体;N−ニト
ロ基、N−ニトロソ基、N−オキシド基等のN−Nタイ
プの誘導体;N−ジフェニルフォスフィニル基、N−ジ
メチルチオフォスフィニル基、N−ジフェニルチオフォ
スフィニル基、N−ジアルキルフォスフォリル基、N−
ジベンジルフォスフォリル基、N−ジフェニルフォスフ
ォリル基等のN−Pタイプの誘導体;N−ベンゼンスル
フェニル基、N−o−ニトロベンゼンスルフェニル基、
N−2,4−ジニトロベンゼンスルフェニル基、N−ペ
ンタクロロベンゼンスルフェニル基、N−2−ニトロ−
4−メトキシベンゼンスルフェニル基、N−トリフェニ
ルメチルスルフェニル基、N−3−ニトロピリジンスル
フェニル基等のN−スルフェニル基;N−p−トルエン
スルフォニル基、N−ベンゼンスルフォニル基、N−
2,3,6−トリメチル−4−メトキシベンゼンスルフ
ォニル基、N−2,4,6−トリメトキシベンゼンスル
フォニル基、N−2,6−ジメチル−4−メトキシベン
ゼンスルフォニル基、N−ペンタベンゼンスルフォニル
基、N−2,3,5,6−テトラメチル−4−メトキシ
ベンゼンスルフォニル基、N−4−メトキシベンゼンス
ルフォニル基、N−2,4,6−トリメチルベンゼンス
ルフォニル基、N−2,6−ジメトキシ−4−メチルベ
ンゼンスルフォニル基、N−2,2,5,7,8−ペン
タメチルクロマン−6−スルフォニル基、N−メタンス
ルフォニル基、N−β−トリメチルシリルエタンスルフ
ォニル基、N−9−アンスラセンスルフォニル基、N−
4−(4’,8’−ジメトキシナフチルメチル)ベンゼ
ンスルフォニル基、N−ベンジルスルフォニル基、N−
トリフロロメチルスルフォニル基、N−フェナシルスル
フォニル基等のN−スルフォニル基;2,2,2−トリ
クロロエチル基、2−トリメチルシリルエチル基、2−
フェニルエチル基、1−(1−アダマンチル)−1−メ
チルエチル基、1,1−ジメチル−2−ハロエチル基、
1,1−ジメチル−2,2−ジブロモエチル基、1,1
−ジメチル−2,2,2−トリクロロエチル基、1−メ
チル−1−(4−ジフェニリル)エチル基、1−(3,
5−ジ−t−ブチルフェニル)−1−メチルエチル基、
2−(2’−ピリジル)エチル基、2−(4’−ピリジ
ル)エチル基、2−(N,N−ジクロロヘキシルカルボ
キサミド)エチル基、t−ブチル基、1−アダマンチル
基、ビニル基、アリル基、1−イソプロピルアリル基、
シンナミル基、4−ニトロシンナミル基、8−キノリル
基、N−ハイドロキシピペリジル基、アルキルジチオ
基、ベンジル基、p−メトキシベンジル基、p−ニトロ
ベンジル基、p−ブロモベンジル基、p−クロロベンジ
ル基、2,4−ジクロロベンジル基、4−メチルスルフ
ィニルベンジル基、9−アンスリルメチル基、ジフェニ
ルメチル基、2−メチルチオエチル基、2−メチルスル
フェニルエチル基、2−(p−トルエンスルフォニル)
エチル基、〔2−(1,3−ジチアニル)〕メチル基、
4−メチルチオフェニル基、2,4−ジメチルチオフェ
ニル基−2−フォスフォニオエチル基、2−トリフェニ
ルフォスフォニオイソプロピル基、1,1−ジメチル−
2−シアノエチル基、m−クロロ−p−アシロキシベン
ジル基、p−(ジヒドロキシボリル)ベンジル基、5−
ベンジソキサゾリルメチル基、2−(トリフロロメチ
ル)−6−クロモニルメチル基、m−ニトリフェニル
基、3,5−ジメトキシベンジル基、o−ニトロベンジ
ル基、3,4−ジメトキシ−6−ニトロベンジル基、フ
ェニル(o−ニトロフェニル)メチル基、t−アミノ
基、S−ベンイルチオカルボキシル基、p−シアノベン
ジル基、シクロブチル基、シクロヘキシル基、シクロペ
ンチル基、シクロプロピルメチル基、p−デシロキシベ
ンジル基、ジイソプロピルメチル基、2,2−ジメトキ
シカルボニルビニル基、o−(N,N−ジメチルカルボ
キアミド)ベンジル基、1,1−ジメチル−3−(N,
N−ジメチルカルボキサアミド)プロピル基、1,1−
ジメチルプロピニル基、2−フラニルメチル基、ジ(2
−ピリジル)メチル基、2−アイオードエチル基、イソ
ボルニル基、イソブチル基、イソニコチニル基、p−
(p’−メトキシフェニルアゾ)ベンジル基、1−メチ
ルシクロブチル基、1−メチルシクロヘキシル基、1−
メチル−1−シクロプロピルメチル基、1−メチル−1
−(3,5−ジメトキシフェニル)エチル基、1−メチ
ル−1−(p−フェニルアゾフェニル)エチル基、1−
メチル−1−フェニルエチル基、1−メチル−1−(4
−ピリジル)エチル基、フェニル基、p−(フェニルア
ゾ)ベンジル基、2,4,6−トリ−t−ブチルフェニ
ル基、4−(トリメチルアンモニウム)ベンジル基、
2,4,6−トリメチルベンジル基、N−o−ニトロフ
ェニルアセチル基、N−o−ニトロフェノキシアセチル
基、N−アセトアセチル基、(N’−ジチオベンジロキ
シカルボニルアミノ)アセトアセチル基、N−3−(p
−ヒドロキシフェニル)プロピオニル基、N−3−(o
−ニトロフェニル)プロピオニル基、N−2−メチル−
2−(o−ニトロフェニル)プロピオニル基、N−2−
メチル−2−(o−フェニルアゾフェノキシ)プロピオ
ニル基、N−4−クロロブチリル基、N−3−メチル−
3−ニトロブチリル基、N−o−ニトロシンナモイル
基、N−o−ニトロベンゾイル基、N−o−(ベンゾイ
ロキシメチル)ベンゾイル基、4,5−ジフェニル−3
−オキサゾリン−2−オン基等通常アミノ基に対して用
いられる保護基を用いることができる。
【0016】エステル化反応は、通常エステル化に用い
られる反応を選択することができる。例えば、アミノ
酸のカルボン酸基を、塩化チオニル等を用いて、カルボ
ン酸基を酸クロライド,酸ブロマイド等の酸ハライドと
する方法や、混合酸無水物とする方法によりアミノ酸の
カルボン酸基を活性化し、直接グリセリンと無溶媒もし
くは溶媒を用いて反応させる方法;アミノ酸のカルボ
ン酸基とグリセリンとを塩酸,硫酸,リン酸,p−トル
エンスルホン酸等の触媒を用いて脱水反応する方法;
アミノ酸の低級アルコールエステルを無溶媒もしくは溶
媒を用い、酸性下、塩基性下若しくは塩を用いてエステ
ル交換を行う方法;又はα−モノクロロヒドリン,α
−モノブロモヒドリン,クロロヒドリン,ブロモヒドリ
ン等のハロヒドリンやイソピリデングリセリン,イソベ
ンジリデングリセリン,グリシドール等若しくはそれら
の活性化された誘導体を用い、無溶媒若しくは溶媒を用
いて、酸性下若しくは塩基性下で塩、縮合剤等を用いて
反応させる方法が挙げられる。
【0017】また、これらのエステル化反応に用いられ
る溶媒は、ジメチルスルホキシド,ジメチルホルムアミ
ド,N−メチルピロリドン,ジメチルセルソルブ,メチ
ルセルソルブ,エチルセルソルブ,ブチルセルソルブ,
ピリジン,アセトン,水等の、アミノ酸がある程度溶解
若しくは分散する溶媒が好ましい。触媒としては,塩
酸,硫酸,リン酸等の無機酸;炭酸ナトリウム,炭酸水
素ナトリウム,水素化ナトリウム,水素化カリウム,水
酸化ナトリウム,水酸化カリウム等の塩基;塩化チオニ
ル,ジシクロヘキシルカルボジイミド等の縮合剤等が挙
げられる。
【0018】また、アミノ酸のアミノ基の脱保護を行う
方法としては、通常公知の方法、例えば接触水素添加法
等を選択することができる。また、直接グリセリンとア
ミノ酸をエステル化する方法により、目的の化合物を得
ることもできる。その場合、直接アミノ酸をグリセリン
を溶媒とした系に溶解もしくは懸濁し、塩酸を吹き込む
ことにより、エステル化し、目的物を得る方法が挙げら
れる他、アミノ酸水溶液を攪拌しながら、塩化チオニル
を加え、グリセリンを滴下することにより得る方法、ジ
シクロヘキシルカルボジイミド等の縮合剤を共存させる
方法などが挙げられる。反応後、モノエステル、ジエス
テル、トリエステルや未反応もしくは活性化されたグリ
セリン誘導体から生成したグリセリンや塩等が混在して
いるが得られた反応物を精製して用いてもよく、もしく
は、そのままグリセリン溶液や水溶液として提供しても
構わない。
【0019】また、このようにして製造される本発明ア
ミノ酸エステル誘導体は、その製薬学上許容される塩の
形態をも含むものである。具体的には、塩酸,硫酸,リ
ン酸,臭化水素酸等の無機酸塩;あるいは酢酸,乳酸,
マレイン酸,フマル酸,酒石酸,クエン酸,メタンスル
ホン酸,p−トルエンスルホン酸等の有機酸塩;あるい
はナトリウム塩,カリウム塩,アンモニウム塩,マグネ
シウム塩,カルシウム塩等とすることができる。
【0020】この本発明アミノ酸グリセリンエステル誘
導体は、後述する皮膚外用剤の配合成分として用いるこ
とができるが、この場合上記のように製造した本発明ア
ミノ酸グリセリンエステル誘導体を1種又は2種以上を
適宜選択して配合することができる。特に、2種以上の
本発明アミノ酸グリセリンエステル誘導体を配合する場
合には、各々別個に製造した本発明アミノ酸グリセリン
エステル誘導体同士を組合わせて配合することも可能で
あるが、予め多種の本発明アミノ酸グリセリンエステル
誘導体の混合物を製造してこれを直接配合することも可
能である。
【0021】上記において、かかる混合物を配合する場
合には、所望する混合物の組成に応じて出発物質である
アミノ酸の種類,アミノ酸とグリセリンとの量比,保護
基の種類や量を適宜調整することができる。
【0022】上記の本発明アミノ酸グリセリンエステル
誘導体は、保湿機能に優れており、かつ安全性及び安定
性に優れる保湿成分として用いることができる。
【0023】B.本発明皮膚外用剤:上記の本発明アミ
ノ酸グリセリンエステル誘導体を配合成分とすることに
より、その保湿成分としての優れた特徴を最大限発揮さ
せることができる。
【0024】本発明皮膚外用剤中に配合されるアミノ酸
グリセリンエステル誘導体のアミノ酸は、上述のように
生体への親和性及び入手の容易性を考慮して、いわゆる
必須アミノ酸を選択することが好ましい。
【0025】本発明皮膚外用剤における本発明アミノ酸
グリセリンエステル誘導体の配合量は特に限定されるも
のではないが、概ね皮膚外用剤に対して0.001重量
%以上,同20重量%以下の範囲で配合され、好ましく
は同0.01重量%以上,同10重量%以下、特に好ま
しくは同0.1重量%以上,同7重量%以下の範囲で配
合される。この配合量が皮膚外用剤に対して0.001
重量%未満では、所望する肌改善効果が十分に発揮され
なくなる傾向にあり好ましくなく、逆に20重量%を超
えて配合しても配合量の増加に見合った効果の増大が実
質上望めなくなり、製剤すること自体に支障を来す傾向
にもあり好ましくない。
【0026】上述したように、本発明皮膚外用剤中、本
発明アミノ酸グリセリンエステル誘導体は、1種のみを
配合することも可能であるが、2種以上配合することも
勿論可能である。また、同じく上述したように、多種の
本発明アミノ酸グリセリンエステル誘導体の混合物を配
合することも可能である。
【0027】本発明皮膚外用剤は、上記本発明アミノ酸
グリセリンエステル誘導体を必須配合成分とし、この本
発明アミノ酸グリセリンエステル誘導体の保湿成分とし
ての優れた特徴を生かして種々の配合成分と組み合わせ
て、優れた保湿効果を有する皮膚外用剤を調製すること
ができる。特に、直接的に保湿効果を目的とする保湿剤
として本発明皮膚外用剤を用いることが特に好ましい。
【0028】この保湿剤としての形態を本発明皮膚外用
剤が採る場合は、他の保湿成分を配合することは特に必
要ないが、これを敢えて除外するものではない。例え
ば、他の保湿成分として、ポリエチレングリコール、プ
ロピレングリコール、グリセリン、1,3-ブチレングリコ
ール、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、コ
ンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコイチン硫酸、カ
ロニン酸、アテロコラーゲン、コレステリル-12-ヒドロ
キシステアレート、乳酸ナトリウム、胆汁酸塩、dl- ピ
ロリドンカルボン酸塩、短鎖可溶性コラーゲン、ジグリ
セリン(EO)PO付加物、イザヨイバラ抽出物、セイヨウノ
コギリソウ抽出物、メリロート抽出物等を配合すること
ができる。
【0029】また、本発明皮膚外用剤中に一般的に配合
できる薬効成分は特に限定されない。例えば、本発明皮
膚外用剤をサンケア製品として用いる場合には、パラア
ミノ安息香酸等のパラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤;
アントラニル酸メチル等のアントラニル酸系紫外線吸収
剤;サリチル酸オクチル、サリチル酸フェニル、サリチ
ル酸ホモメンチル等のサリチル酸系紫外線吸収剤;パラ
メトキシケイ皮酸イソプロピル、パラメトキシケイ皮酸
オクチル、パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシ
ル、ジパラメトキシケイ皮酸モノ−2−エチルヘキサン
酸グリセリル、〔4−ビス(トリメチルシロキシ)メチ
ルシリル−3−メチルブチル〕−3,4,5−トリメト
キシケイ皮酸エステル等のケイ皮酸系紫外線吸収剤;
2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ
−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−
メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸、2−ヒドロ
キシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸ナ
トリウム等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤;ウロカニ
ン酸、ウロカニン酸エチル、2−フェニル−5−メチル
ベンゾオキサゾール、2−(2'−ヒドロキシ−5'−メ
チルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−tert−ブチル
−4'−メトキシジベンゾイルメタン等の紫外線吸収剤
を本発明皮膚外用剤中に配合することができる。
【0030】さらに薬剤成分として、ビタミンA油、レ
チノール、パルミチン酸レチノール、イノシット、塩酸
ピリドキシン、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸アミ
ド、ニコチン酸dl−α−トコフェロール、アスコルビ
ン酸リン酸マグネシウム、ビタミンD2 (エルゴカルシ
フェロール)、dl−α−トコフェロール、dl−α−
トコフェロール−2−L−アスコルビン酸ジエステルカ
リウム、酢酸dl−α−トコフェロール、パントテン
酸、ビオチン等のビタミン類;エストラジオール、エチ
ニルエストラジオール等のホルモン類;アルギニン、ア
スパラギン酸、シスチン、システイン、メチオニン、セ
リン、ロイシン、トリプトファン等のアミノ酸類;アラ
ントイン、アズレン、グリチルレチン酸等の抗炎症剤;
アルブチン等の美白剤;酸化亜鉛、タンニン酸等の収斂
剤;L−メントール、カンフル等の清涼剤、イオウ、塩
化リゾチーム、塩酸ピリドキシン、γ−オリザノール等
を配合することができる。 さらに、多様な薬効を有す
る各種の抽出物を配合することができる。すなわち、ド
クダミエキス、オウバクエキス、オドリコソウエキス、
カンゾウエキス、シャクヤクエキス、サボンソウエキ
ス、ヘチマエキス、キナエキス、ユキノシタエキス、ク
ララエキス、コウホネエキス、ウイキョウエキス、サク
ラソウエキス、バラエキス、ジオウエキス、レモンエキ
ス、シコンエキス、アロエエキス、ショウブ根エキス、
ユーカリエキス、スギナエキス、セージエキス、タイム
エキス、茶エキス、海草エキス、キューカンバーエキ
ス、チョウジエキス、キイチゴエキス、メリッサエキ
ス、ニンジンエキス、マロニエエキス、モモエキス、桃
葉エキス、クワエキス、ヤグルマギクエキス、ハマメリ
スエキス、プラセンタエキス、胸腺抽出物、シルク抽出
液等を本発明皮膚外用剤中に配合することができる。
【0031】なお、上に挙げた薬効成分に、本発明皮膚
外用剤に配合可能な他の薬効成分が限定されるものでは
ない。また、上に挙げた薬効成分は単独で本発明皮膚外
用剤に配合することの他に、2種類以上の上記薬効成分
を、目的に応じ、適宜組み合わせて配合することも可能
である。本発明皮膚外用剤は、医薬品,医薬部外品(軟
膏剤,歯磨剤等)及び化粧品〔洗顔料、乳液、クリー
ム、ジェル、エッセンス(美容液)、パック・マスク等
の基礎化粧品;ファンデーション、口紅等のメーキャッ
プ化粧品;口腔化粧品,芳香化粧品,毛髪化粧品,ボデ
ィ化粧品等〕の形態に広く適用可能である。そして、こ
れらの形態に、本発明皮膚外用剤の採り得る形態が限定
されるものではない
【0032】また、剤型も水溶液系、可溶化系、乳化
系、粉末系、油液系、ゲル系、軟膏系、エアゾール系、
水−油2層系、水−油−粉末3層系等、幅広い剤型を採
り得る。本発明皮膚外用剤においては、これらの所望す
る形態や剤型に応じて通常公知の基剤成分等を、その配
合により本発明の所期の効果を損なわない範囲で広く配
合して用いることができる。
【0033】すなわち、アマニ油、ツバキ油、マカデミ
アナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、
アボガド油、サザンカ油、ヒマシ油、サフラワー油、キ
ョウニン油、シナモン油、ホホバ油、ブドウ油、ヒマワ
リ油、アーモンド油、ナタネ油、ゴマ油、小麦胚芽油、
米胚芽油、米ヌカ油、綿実油、大豆油、落花生油、茶実
油、月見草油、卵黄油、牛脚油、肝油、トリグリセリ
ン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸
グリセリン等の液体油脂;ヤシ油、パーム油、パーム核
油等の液体又は固体の油脂;カカオ脂、牛脂、羊脂、豚
脂、馬脂、硬化油、硬化ヒマシ油、モクロウ、シアバタ
ー等の固体油脂;ミツロウ、キャンデリラロウ、綿ロ
ウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨
ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、還元ラノリ
ン、硬質ラノリン、カポックロウ、サトウキビロウ、ホ
ホバロウ、セラックロウ等のロウ類を本発明皮膚外用剤
中に配合することができる。
【0034】また、オクタン酸セチル等のオクタン酸エ
ステル、トリ−2−エチルヘキサエン酸グリセリン,テ
トラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット等のイ
ソオクタン酸エステル、ラウリン酸ヘキシル等のラウリ
ン酸エステル、ミリスチン酸イソプロピル,ミリスチン
酸オクチルドデシル等のミリスチン酸エステル、パルミ
チン酸オクチル等のパルミチン酸エステル、ステアリン
酸イソセチル等のステアリン酸エステル、イソステアリ
ン酸イソプロピル等のイソステアリン酸エステル、イソ
パルミチン酸オクチル等のイソパルミチン酸エステル、
オレイン酸イソデシル等のオレイン酸エステル、アジピ
ン酸ジイソプロピル等のアジピン酸ジエステル、セバシ
ン酸ジエチル等のセバシン酸ジエステル、リンゴ酸ジイ
ソステアリル等のエステル油;流動パラフィン,オゾケ
ライト,スクワラン,スクワレン,プリスタン,パラフ
ィン,イソパラフィン,セレシン,ワセリン,マイクロ
クリスタリンワックス等の炭化水素油を本発明皮膚外用
剤中に配合することができる。
【0035】また、ジメチルポリシロキサン,メチルフ
ェニルポリシロキサン,メチルハイドロジェンポリシロ
キサン等の鎖状シリコーン、オクタメチルシクロテトラ
シロキサン,デカメチルシクロペンタシロキサン,ドデ
カメチルシクロヘキサシロキサン等の環状シリコーン、
3次元網目構造を有するシリコーン樹脂、シリコーンゴ
ム等のシリコーンを本発明皮膚外用剤中に配合すること
ができる。
【0036】また、セッケン用素地、ラウリン酸ナトリ
ウム、パルミチン酸ナトリウム等の脂肪酸セッケン、ラ
ウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸K等の高級アルキ
ル硫酸エステル塩、POEラウリル硫酸トリエタノール
アミン、POEラウリル硫酸ナトリウム等のアルキルエ
ーテル硫酸エステル塩、ラウロイルサルコシンナトリウ
ム等のN−アシルサルコシン酸、N−ミリストイル−N
−メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウ
リッドナトリウム、ラウリルメチルタウリッドナトリウ
ム等の高級脂肪酸アミドスルホン酸塩、POEオレイル
エーテルリン酸ナトリウム、POEステアリルエーテル
リン酸等のリン酸エステル塩、ジ−2−エチルヘキシル
スルホコハク酸ナトリウム、モノラウロイルモノエタノ
ールアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウ
ム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸
ナトリウム等のスルホコハク酸塩、リニアドデシルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンス
ルホン酸トリエタノールアミン、リニアドデシルベンゼ
ンスルホン酸等のアルキルベンゼンスルホン酸塩、N−
ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム、N−ステアロ
イルグルタミン酸ジナトリウム、N−ミリストイル−L
−グルタミン酸モノナトリウム等のN−アシルグルタミ
ン酸塩、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等
の高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩、ロート油等の硫
酸化油、POEアルキルエーテルカルボン酸、POEア
ルキルアリルエーテルカルボン酸塩、α−オレフィンス
ルホン酸塩、高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、二級ア
ルコール硫酸エステル塩、高級脂肪酸アルキロールアミ
ド硫酸エステル塩、ラウロイルモノエタノールアミドコ
ハク酸ナトリウム、N−パルミトイルアスパラギン酸ジ
トリエタノールアミン、カゼインナトリウム等のアニオ
ン系界面活性剤;塩化ステアリルトリメチルアンモニウ
ム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム等のアルキル
トリメチルアンモニウム塩、塩化ジステアリルジメチル
アンモニウムジアルキルジルキルジメチルアンモニウム
塩、塩化ポリ( N,N' −ジメチル−3, 5−メチレン
ピペリジニウム)、塩化セチルピリジニム等のアルキル
ピリジニウム塩、アルキル四級アンモニウム塩、アルキ
ルジメチルベンジルアンモニウム塩、アルキルイソキノ
リニウム塩、ジアルキルモリホニウム塩、POEアルキ
ルアミン、アルキルアミン塩、ポリアミン脂肪酸誘導
体、アミルアルコール脂肪酸誘導体、塩化ベンザルコニ
ウム、塩化ベンゼトニウム等のカチオン系界面活性剤;
2−ウンデシル−N,N, N−( ヒドロキシエチルカル
ボキシメチル) −2−イミダゾリンナトリウム、2−コ
コイル−2−イミタゾリニウムヒドロキサイド−1−カ
ルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等の、イミダゾリン
系両性界面活性剤、2−ヘプタデシル−N−カルボキシ
メチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイ
ン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベ
タイン、アミドベタイン、スルホベタイン等のベタイン
系界面活性剤等の両性界面活性剤;ソルビタンモノオレ
エート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタン
モノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビ
タンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエート、
ソルビタントリオレエート、ペンタ−2−エチルヘキシ
ル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ−2−エチルヘ
キシル酸ジグリセロールソルビタン等のソルビタン脂肪
酸エステル類、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエル
カ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、モノス
テアリン酸グリセリン、α, α' −オレイン酸ピログル
タミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリン
ゴ酸等のグリセリンポリグリセリン脂肪酸類、モノステ
アリン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコー
ル脂肪酸エステル類、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリン
アルキルエーテル、ポリオキシエチレン・メチルポリシ
ロキサン共重合体等の親油性非イオン界面活性剤;PO
Eソルビタンモノオレエート、POE−ソルビタンモノ
ステアレート、POE−ソルビタンモノオレート、PO
E−ソルビタンテトラオレエート等のPOEソルビタン
脂肪酸エステル類、POE−ソルビットモノラウレー
ト、POE−ソルビットモノオレエート、POE−ソル
ビットペンタオレエート、POE−ソルビットモノステ
アレート等のPOEソルビット脂肪酸エステル類、PO
E−グリセリンモノステアレート、POE−グリセリン
モノイソステアレート、POE−グリセリントリイソス
テアレート等のPOEグリセリン脂肪酸エステル類、P
OEモノオレエート、POEジステアレート、POEモ
ノジオレエート、システアリン酸エチレングリコール等
のPOE脂肪酸エステル類、POEラウリルエーテル、
POEオレイルエーテル、POEステアリルエーテル、
POEベヘニルエーテル、POE2−オクチルドデシル
エーテル、POEコレスタノールエーテル等のPOEア
ルキルエーテル類、POEオクチルフェニルエーテル、
POEノニルフェニルエーテル、POEジノニルフェニ
ルエーテル等のPOEアルキルフェニルエーテル類、ブ
ルロニック等のプルアロニック型類、POE・POPセ
チルエーテル、POE・POP2−デシルテトラデシル
エーテル、POE・POPモノブチルエーテル、POE
・POP水添ラノリン、POE・POPグリセリンエー
テル等のPOE・POPアルキルエーテル類、テトロニ
ック等のテトラPOE・テトラPOPエチレンジアミン
縮合物類、POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油、PO
E硬化ヒマシ油モノイソステアレート、POE硬化ヒマ
シ油トリイソステアレート、POE硬化ヒマシ油モノピ
ログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、PO
E硬化ヒマシ油マレイン酸等のPOEヒマシ油硬化ヒマ
シ油誘導体、POEソルビットミツロウ等のPOEミツ
ロウ・ラノリン誘導体、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミ
ド、ラウリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロ
パノールアミド等のアルカノールアミド、POEプロピ
レングリコール脂肪酸エステル、POEアルキルアミ
ン、POE脂肪酸アミド、ショ糖脂肪酸エステル、PO
Eノニルフェニルホルムアルデヒド縮合物、アルキルエ
トキシジメチルアミンオキシド、トリオレイルリン酸等
の親水性非イオン界面活性剤等の界面活性剤を本発明皮
膚外用剤中に配合することができる。
【0037】そして、メタノール,エタノール,プロパ
ノール,イソプロパノール等の低級アルコール;コレス
テロール,シトステロール,フィトステロール,ラノス
テロール等のステロール類を本発明皮膚外用剤中に配合
することができる。また、アラビアゴム,トラガントガ
ム,ガラクタン,キャロブガム,グアーガム,カラヤガ
ム,カラギーナン,ペクチン,寒天,クインスシード
(マルメロ),アルゲコロイド(褐藻エキス),デンプ
ン(コメ,トウモロコシ,バレイショ,コムギ)等の植
物系高分子、デキストラン,サクシノグルカン,プルラ
ン等の微生物系高分子、カルボキシメチルデンプン、メ
チルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分
子、コラーゲン,カゼイン,アルブミン,ゼラチン等の
動物系高分子、メチルセルロース,ニトロセルロース,
エチルセルロース,メチルヒドロキシプロピルセルロー
ス,ヒドロキシエチルセルロース,セルロース硫酸ナト
リウム,ヒドロキシプロピルセルロース,カルボキシメ
チルセルロースナトリウム,結晶セルロース,セルロー
ス末等のセルロース系高分子、アルギン酸ナトリウム,
アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン
酸系高分子、ポリビニルメチルエーテル,カルボキシビ
ニルポリマー(CARBOPOL等)等のビニル系高分
子、ポリオキシエチレン系高分子、ポリオキシエチレン
ポリオキシプロピレン共重合体系高分子、ポリアクリル
酸ナトリウム,ポリエチルアクリレート,ポリアクリル
酸アミド等のアクリル系高分子、ポリエチレンイミン,
カチオンポリマー,ベントナイト,ケイ酸アルミニウム
マグネシウム,ラポナイト,ヘクトライト,無水ケイ酸
等の無機系水溶性高分子等の水溶性高分子を本発明皮膚
外用剤中に配合することができる。
【0038】さらに、アラニン,エデト酸ナトリウム
塩,ポリリン酸ナトリウム,メタリン酸ナトリウム,リ
ン酸等の金属イオン封鎖剤;2−アミノ−2−メチル−
1−プロパノール、2−アミノ−2−メチル−1,3−
プロパンジオール、水酸化カリウム、水酸化ナトリウ
ム、L−アルギニン、L−リジン、トリエタノールアミ
ン、炭酸ナトリウム等の中和剤;乳酸,クエン酸,グリ
コール酸,コハク酸,酒石酸,dl−リンゴ酸,炭酸カ
リウム,炭酸水素ナトリウム,炭酸水素アンモニウム等
のpH調整剤;アスコルビン酸,α−トコフェロール,
ジブチルヒドロキシトルエン,ブチルヒドロキシアニソ
ール等の酸化防止剤を本発明皮膚外用剤中に配合するこ
とができる。
【0039】また、安息香酸,サリチル酸,石炭酸,ソ
ルビン酸,パラオキシ安息香酸エステル,パラクロルメ
タクレゾール,ヘキサクロロフェン,塩化ベンザルコニ
ウム,塩化クロルヘキシジン,トリクロロカルバニリ
ド,感光素,フェノキシエタノール等の抗菌剤等を本発
明皮膚外用剤中に配合することができる。
【0040】また、必要に応じて適当な香料、色素等を
本発明の所期の効果を損なわない範囲で本発明皮膚外用
剤に配合することもできる。ここで、上記の基剤成分は
例示であり、これらの基剤成分に本発明皮膚外用剤に配
合可能な基剤成分が限定されるものではない。これらの
基剤成分は所望する形態に応じた処方に従い、適宜組み
合わせて本発明皮膚外用剤に配合することができる。本
発明皮膚外用剤の具体的処方については、後述する実施
例において記載する。
【0041】
【実施例】次に実施例をあげて本発明を更に詳しく説明
するが、本発明の技術的範囲をこれらの実施例に限定す
るものでないことはいうまでもない。なお、以下の実施
例において配合量は重量%である。先ず、本発明に係る
アミノ酸グリセリンエステル誘導体の合成例について詳
述する。
【0042】〔合成例1〕グリシンベンジルオキシカル
ボニル保護体のグリセリンエステル(n−ベンジルオキ
シカルボニルアミノメチルカルボン酸モノグリセリンエ
ステル)の合成:市販のグリシンベンジルオキシカルボ
ニル保護体(東京化成製) (1g,4.8mmol) 、炭酸水素ナ
トリウム(812mg,9.560mmol) 、α−モノクロロヒドリン
(2.642g,23.9mmol) をDMF25mlに溶解し、70℃で
5時間加熱攪拌した。反応後、減圧濃縮し、得られた残
渣をメタノールで抽出し、沈殿を濾過した後、更に減圧
濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフ法〔ワコーゲルC−200、クロロホルム:メタノ
ール〕で精製し、目的のn−ベンジルオキシカルボニル
アミノメチルカルボン酸モノグリセリンエステル1.1
g (収率85%)を得た。得られたn−ベンジルオキシ
カルボニルアミノメチルカルボン酸モノグリセリンエス
テルは、下に示した条件で1H−NMRを用いて分析し
た。
【0043】(1) 1H−NMRによる分析 日本電子EX−400を用い、35℃でCDCl3 溶媒
で測定したところ、δ7.3ppm 、5.2ppm 、4.3
ppm 、4.0ppm 、3.9〜3.6ppm 、1.8ppm に
シグナルを観測した。結果を第1図に示す。
【0044】〔合成例2〕 グリシングリセリンエステ
ル・塩酸塩(アミノメチルカルボン酸グリセリンエステ
ル・塩酸塩)の合成:合成例1で得られたn−ベンジル
オキシカルボニルアミノメチルカルボン酸モノグリセリ
ンエステル453mgをエタノール15mlに溶解し、10
%パラジウム炭素を触媒量、塩酸58.3mgを加え、水
素下、室温で1晩攪拌した。反応後、濾過し、得られた
炉液を減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフ法〔ワコーゲルC−200、酢酸:n−ブ
タノール:精製水=10:30:10〕で精製し、目的
のグリシンモノグリセリンエステル・塩酸塩を得た。得
られたグリシンモノグリセリンエステル・塩酸塩を下に
示した条件で1 H−NMR及び13C−NMRを用いて分
析した。
【0045】(1) 1H−NMRによる分析 日本電子EX−400を用い、35℃でCD3 OD溶媒
で測定したところ、δ4.5ppm 、4.4ppm 、4.0
ppm 、3.7ppm にシグナルを観測した。結果を第2図
に示す。
【0046】(2)13C−NMRによる分析 日本電子EX−400を用い、35℃でCD3 OD溶媒
で測定したところ、δ168ppm 、71ppm 、68ppm
、64ppm 、41ppm にシグナルを観測した。結果を
第3図に示す。
【0047】〔合成例3〕アルギニンベンジルオキシカ
ルボニル保護体のグリセリンエステルの合成:市販のア
ルギニンベンジルオキシカルボニル保護体(東京化成
製)1g 、α−モノクロロヒドリン2.7g をDMF2
5mlに溶解し、70℃で5時間加熱攪拌した。反応後、
減圧濃縮し、得られた残渣をメタノールで抽出し、沈殿
を濾過した後、更に減圧濃縮した。得られた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフ法〔ワコーゲルC−20
0、クロロホルム:メタノール〕で精製し、目的のn−
ベンジルオキシカルボニルアミノメチルカルボン酸モノ
グリセリンエステル1.2gを得た。
【0048】〔合成例4〕アルギニングリセリンエステ
ル・塩酸塩の合成:合成例3で得られたアルギニンベン
ジルオキシカルボニル保護体のグリセリンエステル50
0mgをエタノール15mlに溶解し、10%パラジウム炭
素を触媒量、塩酸70.0mgを加え、水素下、室温で1
晩攪拌した。反応後、濾過し、得られた炉液を減圧濃縮
して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ法
〔ワコーゲルC−200、酢酸:n−ブタノール:精製
水=10:30:10〕で精製し、目的のアルギニング
リセリンエステル・塩酸塩を得た。
【0049】〔合成例6〜8〕合成例2〜5の方法に準
じて以下の化合物を合成した。 合成例6:アラニングリセリンエステル・塩酸塩を合成
した。 合成例7:γ−酪酸グリセリンエステル・塩酸塩を合成
した。 合成例8:グルタミン酸グリセリンエステル・塩酸塩を
合成した。
【0050】〔合成例9〕グリシングリセリンエステル
(モノ体,ジ体及びトリ体の混合物) グリセリン100mlにグリシン10g を懸濁し、攪拌下
で塩酸ガスを吹き込んだ。60℃での加熱攪拌を3時間
行った後、塩酸ガスの吹き込みを停止した。この反応系
を空冷後、ダイアイオンHP−20(三菱化学製)を用
いたカラムクロマトグラフィー(最初に精製水を通液し
た後、エタノールで溶出した。)により、得られた溶出
画分を濃縮し、目的のグリシングリセリンエステル(モ
ノ体,ジ体及びトリ体の混合物)を15g 得た。なお、
このグリシングリセリンエステルの1H−NMRからエ
ステル化度を算出したところ、1.2であった。
【0051】次に本発明において用いた効果試験方法お
よび評価方法について説明する。以下の方法で、肌の保
湿効果および肌荒れ皮膚改善効果を評価した。 <水分蒸発速度による保湿効果の測定>保湿剤の保湿効
果を測定する試験として、第1表に示す試料について水
分蒸発速度の測定を行った。すなわち、2.0×2.0
cmの濾紙上に10μl の試験液を滴下後、1分ごとにそ
の重量減少を10分間測定し、1分あたりに減少する重
量を求めた。なお保湿剤は、乾燥残分を水に溶解し、5
%に調整したものを試料溶液とした。対象としては、蒸
留水を用いた。
【0052】判定基準 ◎:水分蒸発速度 0.50μg /分以下 ○:水分蒸発速度 0.50〜0.55μg /分 △:水分蒸発速度 0.55〜0.60μg /分 ×:水分蒸発速度 0.60μg /分以上 結果を第2表に示す。
【0053】
【表1】
【0054】
【表2】 第2表から明らかなように、比較例に比べて、実施例の
方が優れた保湿効果を有することが認められた。
【0055】<肌保湿効果テスト>男女各20人のパネ
ルを用いて肌の保湿効果を評価した。評価方法は、上腕
部を洗浄したのちに試料を塗布し、試験前のTWL及び
肌コンダクタンス値の変化を測定して、肌の保湿効果を
テストした。
【0056】判定基準 ○:コンダクタンス変化率+10%以上 △:コンダクタンス変化率+3%以上+10%未満 ×:コンダクタンス変化率+3%以下 ○:TWL変化率+10%以上 △:TWL変化率+3%以上+10%未満 ×:TWL変化率+3%以下 〔『コンタ゛クタンス 変化率=コンダクタンスの変化量/使
用前のコンダクタンス値』であり、『TWL変化率=
TWL変化量/使用前のTWL値』である。〕結果を第
3表に示す。
【0057】
【表3】 第3表より明らかなように、比較例に比べて、実施例の
方が優れた肌の保湿効果を有することが認められた。
【0058】<肌荒れ改善効果テスト>男女各20人の
パネルを用いて肌荒れ改善効果を評価した。評価方法
は、上腕内側皮膚を3%ドデシル硫酸ナトリウム水溶液
で処理し、肌荒れを惹起した。2時間後、前記第1表の
試料を5%水溶液に調整し、40μl 開放塗布した。こ
れを5日間繰り返し、6日目に目視で評価した。
【0059】評価基準 1 広範囲の角層の乾燥、めくれ、強い紅斑を認める。 2 角層の乾燥、めくれ、中程度の紅斑を認める。 3 角層の乾燥は認められるが、めくれは認められな
い。弱い紅斑を認める。 4 角層の乾燥、めくれは認められないが、若干の紅斑
を認める。 5 角層の乾燥、めくれ、紅斑ともに認められない。な
お、評点の低い程、肌荒れがひどく、評点の高いほど、
美しい肌であることを示す。判定は該評点を基に平均値
で行った。
【0060】判定基準 ◎:評点の平均が4以上5以下 ○:評点の平均が3以上4未満 △:評点の平均が2以上3未満 ×:評点の平均が1以上2未満 結果を第4表に示す。
【0061】
【表4】 第4表から明らかなように、比較例に比べて、実施例の
方が優れた肌荒れ改善効果を有することが認められた。
【0062】<肌荒れ改善実使用テスト>まず、以下の
処方のローションを常法により製造し、このローション
を後述の肌荒れ改善実使用テストに供した。
【0063】 〔ローション:処方例1〜6、処方比較例1〜6〕 重量% プロピレングリコール 5.0% クエン酸 4.0 薬剤(第1表に記載されたもの。処方例は表中の実施例に、 処方比較例は表中の比較例に対応する。) 3.0 95%エタノール 8.0 POE(20)ラウリルエーテル 2.0 防腐剤・酸化防止剤 適 量 香料 適 量 イオン交換水 残 余
【0064】実使用テスト 女性健常人の顔面の皮膚表面形態をシリコン樹脂による
レプリカを作成し、顕微鏡(17倍)で観察した。すな
わち、皮紋の状態及び角層の剥離状態から以下に示す基
準に基づいて肌荒れ評価1、2と判断された者(肌荒れ
パネル)1群10名を用い、顔面左右半々に実施例1〜
6及び比較例1〜7のローションを1日2回塗布した。
2週間後、再びレプリカを採り、肌の状態を前記同様、
以下の基準に従って評価した。
【0065】評価基準 1 皮溝、皮丘の消失。広範囲の角層のめくれを認め
る。 2 皮溝、皮丘が不鮮明。角層のめくれを認める。 3 皮溝、皮丘が認められるが、平坦である。 4 皮溝、皮丘が鮮明である。 5 皮溝、皮丘が鮮明で整っている。 なお、評点が低い程、肌荒れがひどく、高いほど美しい
肌であることを示す。
【0056】判定はこの評点をもとに下の基準で行っ
た。判定基準 ◎:評点4及び5と評価されたパネルの割合が90%以
上 ○:評点4及び5と評価されたパネルの割合が75%以
上90%未満 △:評点4及び5と評価されたパネルの割合が25%以
上75%未満 ×:評点4及び5と評価されたパネルの割合が25%未
満 結果を第5表に示す。
【0057】
【表5】 第5表より明らかなように、比較例に比べて、実施例の
方が優れた肌荒れ改善効果を有することが認められた。
【0058】次に、種々の剤型の本発明皮膚外用剤を処
方例として示す。なお、これらの処方例の本発明皮膚外
用剤は、いずれも上述の実使用テストの評価は「◎」で
あった。
【0059】 〔処方例7〕 バニシングクリーム 重量% ステアリン酸 5.0 ステアリンアルコール 4.0 ステアリン酸ブチルアルコールエステル 8.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 アスコルビン酸ジステアレート 1.0 プロピレングリコール 10.0 グリシングリセリンエステル・塩酸塩 1.0 防腐剤・酸化防止剤 適 量 香料 適 量 イオン交換水 残 余
【0060】<製法>イオン交換水にグリシングリセリ
ンエステル塩酸塩とプロピレングリコールを加え溶解
し、加熱して70℃に保った(水相)。また、他の成分
を混合し加熱融解して70℃に保った(油相)。上記水
相に油相を徐々に加え、全部加え終わってからしばらく
その温度に保ち反応をおこさせた。その後ホモミキサー
で均一に乳化し、よくかきまぜながら、30℃まで冷却
して、所望するバニシングクリームを得た。
【0061】 〔処方例8〕 バニシングクリーム 重量% ステアリン酸 6.0 ソルビタンモノステアリン酸エステル 2.0 ポリオキシエチレン(20モル) ソルビタンモノステアリン酸エステル 1.5 アルブチン 7.0 プロピレングルコール 10.0 アラニングリセリンエステル・塩酸塩 5.0 防腐剤・酸化防止剤 適 量 香料 適 量 イオン交換水 残 余
【0062】<製法>イオン交換水にアラニングリセリ
ンエステル・塩酸塩、アルブチン及びプロピレングリコ
ールを加え加熱して70℃に保った(水相)。また、他
の成分を混合し加熱融解して70℃に保った(油相)。
上記水相に油相を加え予備乳化を行い、ホモミキサーで
均一に乳化した後、よくかきまぜながら、30℃まで冷
却して、所望するバニシングクリームを得た。
【0063】 〔処方例9〕 中性クリーム 重量% ステアリルアルコール 7.0 ステアリン酸 2.0 水添ラノリン 2.0 スクワラン 5.0 2−オクチルドデシリアルコール 6.0 ポリオキシエチレン(25モル)セチルアルコールエーテル 3.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 胎盤抽出物 0.1 プロピレングリコール 5.0 L−アルギニングリセリンエステル・塩酸塩 10.0 香料 適 量 防腐剤・酸化防止剤 適 量 イオン交換水 残 余
【0064】<製法>イオン交換水にL−アルギニング
リセリンエステル・塩酸塩、胎盤抽出物及びプロピレン
グリコールを加え加熱して70℃に保った(水相)。ま
た、他の成分を混合し加熱融解して70℃に保った(油
相)。上記水相に油相を加え予備乳化を行い、ホモミキ
サーで均一に乳化した後、よくかきまぜながら、30℃
まで冷却して、所望する中性クリームを得た。
【0065】 〔処方例10〕コールドクリーム 重量% 固型パラフィン 5.0 蜜ロウ 10.0 ワセリン 15.0 流動パラフィン 41.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 ポリオキシエチレン(20モル) 2.0 ソルビタンモノラウリン酸エステル コウジ酸 2.0 石鹸粉末 0.1 硼砂 0.2 グルタミン酸グリセリンエステル・塩酸塩 0.1 イオン交換水 残 余 香料 適 量 防腐剤・酸化防止剤 適 量
【0066】<製法>イオン交換水にグルタミン酸グリ
セリンエステル・塩酸塩、コウジ酸、石鹸粉末および硼
砂を加え加熱溶解して70℃に保った(水相)。また、
他の成分を混合し加熱融解して70℃に保った(油
相)。上記水相に油相をかきまぜながら徐々の加え反応
を行った。反応終了後ホモミキサーで均一に乳化し、乳
化後よくかきまぜながら30℃まで冷却して、所望する
コールドクリームを得た。
【0067】 〔処方例11〕 乳 液 重量% ポリオキシエチレン(20モル) ポリオキシプロピレン(2モル)セチルアルコール 1.0 シリコーンKF96(20cs)(信越化学) 2.0 流動パラフィン(中粘度) 3.0 プロピレングリコール 5.0 アルブチン 2.0 グリセリン 2.0 エチルアルコール 15.0 カルボキシビニルポリマー 0.3 ヒドロキシプロピルセルロース 0.1 2−アミノメチルプロパノール 0.1 防腐剤 適 量 トレオニングリセリンエステル・塩酸塩 20.0 イオン交換水 残 余
【0068】<製法>イオン交換水とエタノールにトレ
オニングリセリンエステル・塩酸塩及びアルブチンを加
温溶解し、更にプロピレングリコール以下の水溶性成分
を溶解して、70℃に保った(水相)。また、他の油性
成分を混合し、加熱融解して70℃に保った(油相)。
上記水相に油相を加え、予備乳化を行い、ホモミキサー
で均一乳化し、乳化後、よくかきまぜながら、30℃ま
で冷却して、所望する乳液を得た。
【0069】 〔処方例12〕 乳 液 重量% ポリオキシエチレン(20モル) ポリオキシプロピレン(2モル)セチルアルコール 1.0 シリコーンKF96(20cs)(信越化学) 2.0 流動パラフィン(中粘度) 3.0 プロピレングリコール 5.0 アスコルビン酸−2−硫酸ナトリウム 5.0 グリセリン 2.0 エチルアルコール 15.0 カルボキシビニルポリマー 0.3 ヒドロキシプロピルセルロース 0.1 2−アミノメチルプロパノール 0.1 防腐剤 適 量 アスパラギン酸グリセリンエステル・塩酸塩 7.0 イオン交換水 残 余
【0070】<製法>イオン交換水とエタノールにアス
パラギン酸グリセリンエステル・塩酸塩を加温溶解し、
更にプロピレングリコール以下の水溶性成分を溶解し
て、70℃に保った(水相)。また、他の油性成分を混
合し、加熱融解して70℃に保った(油相)。上記水相
に油相を加え、予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に
乳化し、乳化後、よくかきまぜながら、30℃まで冷却
して、所望する乳液を得た。
【0071】 〔処方例13〕 乳 液 重量% ポリオキシエチレン(20モル) ポリオキシプロピレン(2モル)セチルアルコール 1.0 シリコーンKF96(20cs)(信越化学) 2.0 流動パラフィン(中粘度) 3.0 プロピレングリコール 5.0 グリセリン 2.0 エチルアルコール 15.0 カルボキシビニルポリマー 0.3 ヒドロキシプロピルセルロース 0.1 2−アミノメチルプロパノール 0.1 防腐剤 適 量 胎盤抽出物 5.0 ロイシングリセリンエステル・塩酸塩 7.0 イオン交換水 残 余
【0072】<製法>イオン交換水とエタノールにロイ
シングリセリンエステル・塩酸塩および胎盤抽出物を加
温溶解し、更にプロピレングリコール以下の水溶性成分
を溶解して、70℃に保った(水相)。また、他の油性
成分を混合し、加熱融解して70℃に保った(油相)。
上記水相に油相を加え、予備乳化を行い、ホモミキサー
で均一に乳化し、乳化後、よくかきまぜながら、30℃
まで冷却して、所望する乳液を得た。
【0073】 〔処方例14〕 乳 液 重量% ポリオキシエチレン(20モル) ポリオキシプロピレン(2モル)セチルアルコール 1.0 シリコーンKF96(20cs)(信越化学) 2.0 流動パラフィン(中粘度) 3.0 プロピレングリコール 5.0 グルセリン 2.0 エチルアルコール 15.0 カルボキシビニルポリマー 0.3 ヒドロキシプロピルセルロース 0.1 2−アミノメチルプロパノール 0.1 防腐剤 適 量 コウジ酸 3.0 グリシングリセリンエステル・塩酸塩 3.0 イオン交換水 残 余
【0074】<製法>イオン交換水とエタノールに2−
(トランス−4−アミノメチルシクロヘキシルカルボニ
ルオキシ)−5−ヒドロキシ安息香酸塩酸塩およびコウ
ジ酸を加温溶解し、更にプロピレングリコール以下の水
溶性成分を溶解して、70℃に保った(水相)。また、
他の油性成分を混合し、加熱融解して70℃に保った
(油相)。上記水相に油相を加え、予備乳化を行い、ホ
モミキサーで均一に乳化し、乳化後、よくかきまぜなが
ら、30℃まで冷却して、所望する乳液を得た。
【0075】 〔処方例15〕 乳 液 重量% ステアリン酸 1.5 セチルアルコール 0.5 蜜ロウ 2.0 ポリオキシエチレン(20モル)モノオレイン酸エステル 1.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 1.0 クインスシード抽出液(5%水溶液) 20.0 エチルアルコール 10.0 アルブチン 20.0 プロピレングリコール 5.0 グルタミン酸グリセリンエステル・塩酸塩 3.0 イオン交換水 残 余 香料 適 量 防腐剤・酸化防止剤 適 量
【0076】<製法>イオン交換水にグルタミン酸グリ
セリンエステル・塩酸塩、アルブチン及びプロピレング
リコールを加え加熱溶解して70℃に保った(水相)。
また、エチルアルコールに香料を加えて溶解した(アル
コール相)。また、クインスシード抽出液を除く他の成
分を混合し加熱融解して70℃に保った(油相)。次
に、水相に油相を加え予備乳化を行いホモミキサーで均
一に乳化した。これをかきまぜながらアルコール相とク
インスシード抽出液を加えた。その後、かきまぜながら
30℃まで冷却して、所望する乳液を得た。
【0077】 〔処方例16〕 乳 液 重量% マイクロクリスタリンワックス 1.0 蜜ロウ 2.0 ラノリン 2.0 流動パラフィン 20.0 スクワラン 10.0 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 4.0 ポリオキシエチレン(20モル) 1.0 ソルビタンモノオレイン酸エステル アルブチン 5.0 コウジ酸 5,0 プロピレングリコール 7.0 γ−酪酸グリセリンエステル・塩酸塩 2.0 イオン交換水 残 余 香料 適 量 防腐剤・酸化防止剤 適 量
【0078】<製法>イオン交換水にγ−酪酸グリセリ
ンエステル・塩酸塩、アルブチン、コウジ酸及びプロピ
レングリコールを加え加熱して70℃に保った(水
相)。また、他の成分を混合し加熱溶解して70℃に保
った(油相)。油相をかきまぜながら、この油相に水相
を徐々に加え、ホモミキサーで均一に乳化した。乳化後
よくかきまぜながら30℃まで冷却して、所望する乳液
を得た。
【0079】 〔処方例17〕 ゼリー 重量% 95%エチルアルコール 10.0 ジプロピレングリコール 15.0 ポリオキシエチレン(15モル)オレイルアルコールエーテル 2.0 アルブチン 0.5 アスコルビン酸ジステアレ−ト 0.5 カルボキシビニルポリマー(商品名:カーボポール941) 1.0 苛性カリ 0.15 L−アルギニン 0.1 L−アルギニングリセリンエステル・塩酸塩 2.0 グリシングリセリンエステル・塩酸塩 1.0 香料 適 量 防腐剤 適 量 イオン交換水 残 余
【0080】<製法>イオン交換水にL−アルギニング
リセリンエステル・塩酸塩、グリシングリセリンエステ
ル・塩酸塩、アルブチン及びカーボポール941を均一
に溶解し、一方95%エタノールにジプロピレングリコ
ール、ポリオキシエチレン(15モル)オレイルアルコ
ールエーテル、その他の成分を溶解し、水相に添加し
た。次いで苛性カリ、L−アルギニンでこれを中和させ
増粘して、所望するゼリーを得た。
【0081】 〔処方例18〕 ピールオフ型パック 重量% (アルコール相) 95%エタノール 10.0 ポリオキシエチレン(15モル)オレイルアルコールエーテル 2.0 防腐剤 適 量 香 料 適 量 (水相) トリプトファングリセリンエステル塩酸塩 4.0 アルブチン 1.0 ポリビニルアルコール 12.0 グリセリン 3.0 ポリエチレングリコール1500 1.0 イオン交換水 残 余
【0082】<製法>80℃で水相を調製し、50℃に
冷却した。ついで室温で調製したアルコール相をこの水
相に添加後均一に混合し、放冷して、所望するピールオ
フ型パックを得た。
【0083】 〔処方例19〕 粉末入りパック 重量% (アルコール相) 95%エタノール 2.0 防腐剤 適 量 香 料 適 量 色 剤 適 量 アスコルビン酸ジオレ−ト 1.0 (水相) アラニングリセリンエステル・塩酸塩 7.0 アルブチン 1.0 プロピレングリコール 7.0 亜鉛華 25.0 カオリン 20.0 イオン交換水 残 余
【0084】<製法>室温で水相を均一に調製した。次
いで、これに室温で調製したアルコール相を添加し均一
に混合し、所望する粉末入りパックを得た。
【0085】 〔処方例20〕 吸水軟膏 重量% ワセリン 40.0 ステアリルアルコール 18.0 モクロウ 20.0 ポリオキシエチレン(10モル)モノオレイン酸エステル 0.25 グリセリンモノステアリン酸エステル 0.25 胎盤抽出物 1.0 バリングリセリンエステル・塩酸塩 10.0 イオン交換水 残 余
【0086】<製法>イオン交換水にバリングリセリン
エステル・塩酸塩、胎盤抽出物を加え、70℃に保った
(水相)。そして、他の成分を70℃で混合溶解した
(油相)。上記水相に油相を添加し、ホモミキサーで均
一に乳化後、冷却して、所望する吸水軟膏を得た。
【0087】
【発明の効果】本発明により、安全性及び安定性に優
れ、保湿性に優れるアミノ酸グリセリンエステル誘導体
並びにこれを含有する安全性及び安定性に優れ、肌荒れ
改善効果が高く、使用性にも優れる皮膚外用剤、特に保
湿剤が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】n−ベンジルオキシカルボニルアミノメチルカ
ルボン酸モノグリセリンエステルの1H−NMRのチャ
ートである。
【図2】グリシンモノグリセリンエステルの1H−NM
Rのチャートである。
【図3】グリシンモノグリセリンエステルの13C−NM
Rのチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/24 A61K 31/24 C07C 229/22 9734−4H C07C 229/22 229/24 9734−4H 229/24 229/26 9734−4H 229/26 229/34 9734−4H 229/34

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アミノ酸とグリセリンとをエステル結合さ
    せてなるアミノ酸グリセリンエステル誘導体。
  2. 【請求項2】アミノ酸が必須アミノ酸である請求項1記
    載のアミノ酸グリセリンエステル誘導体。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2記載のアミノ酸グリ
    セリンエステル誘導体を含んでなる皮膚外用剤。
  4. 【請求項4】請求項3記載の皮膚外用剤が保湿剤である
    皮膚外用剤。
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