JP2017508001A - 新規な単糖様グリシン化糖アルコール組成物の抗糖尿病薬の設計及び開発への使用方法 - Google Patents
新規な単糖様グリシン化糖アルコール組成物の抗糖尿病薬の設計及び開発への使用方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017508001A JP2017508001A JP2016566849A JP2016566849A JP2017508001A JP 2017508001 A JP2017508001 A JP 2017508001A JP 2016566849 A JP2016566849 A JP 2016566849A JP 2016566849 A JP2016566849 A JP 2016566849A JP 2017508001 A JP2017508001 A JP 2017508001A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glycated
- sugar
- sugar alcohol
- glycated sugar
- alcohol
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/70—Carbohydrates; Sugars; Derivatives thereof
- A61K31/7028—Compounds having saccharide radicals attached to non-saccharide compounds by glycosidic linkages
- A61K31/7032—Compounds having saccharide radicals attached to non-saccharide compounds by glycosidic linkages attached to a polyol, i.e. compounds having two or more free or esterified hydroxy groups, including the hydroxy group involved in the glycosidic linkage, e.g. monoglucosyldiacylglycerides, lactobionic acid, gangliosides
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P3/00—Drugs for disorders of the metabolism
- A61P3/04—Anorexiants; Antiobesity agents
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P3/00—Drugs for disorders of the metabolism
- A61P3/08—Drugs for disorders of the metabolism for glucose homeostasis
- A61P3/10—Drugs for disorders of the metabolism for glucose homeostasis for hyperglycaemia, e.g. antidiabetics
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Diabetes (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Public Health (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Hematology (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Obesity (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Emergency Medicine (AREA)
- Endocrinology (AREA)
- Child & Adolescent Psychology (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
Abstract
Description
本発明は、2014年1月26日に提出した出願番号が61/931,650であり、「生体内及び体外で核酸類薬物を送達するための糖アルコール類複合物の組成及び処方」と題する米国仮出願を優先権として主張する。本発明は、更に、2014年9月13日に提出した出願番号が62/050,107であり、「糖尿病を治療するための新規な単糖様グリシン化糖アルコール組成物」と題する米国仮出願を優先権として主張する。本発明は、更に2014年8月12日に提出した出願番号が14/457,829であり、「生体内及び体外で核酸類薬物を送達するための新規な糖アルコール類組成物」と題する米国特許出願を優先権として主張する。本発明は、更に、2014年9月25日に提出した出願番号が62/054,981であり、「糖尿病を治療するための新規な単糖様グリシン化糖アルコール組成物」と題する米国特許出願を優先権として主張する。
本発明は新規な糖様化学組成物及びその糖尿病治療への使用方法に関する。具体的に、本発明は、修飾された単糖様糖アルコール組成物で患者により吸収できる糖類を置換する使用方法を開示し、これによって糖尿病を処理する。これらの新規な糖アルコール組成物は単糖を模擬するように、「グリシン化」と呼ばれる反応によってグリシン化糖アルコールに修飾される。したがって、本発明はこれらのグリシン化糖アルコールで人類腸内の糖の摂取を低下させる新規な使用方法を提供し、これによって糖尿病患者に食事後に発生した高血糖の症状を予防する。なお、本発明は、糖アルコール及び糖に類似する化学化合物がグリシン化で修飾されることにより、その糖尿病患者体内での病理学的効果を低下させることができることを初めて開示する。したがって、本発明は新規な糖様化学組成物及びその糖尿病の治療への使用方法を含むだけでなく、グリシン化によるこの新規な組成物を生産する最適なステップ及び方法学を更に含む。
I型糖尿病(Diabetes mellitus (DM))は、diabetesとも呼ばれ、代謝性疾患の一種であり、人類及びその他の哺乳類、例えばマウスの体に長期の高血糖症状を発生させる。この高血糖症状は高血糖レベル(即ち>140mg/dL)、頻尿、口渇及び飢餓を含み、そしてより深刻なのは糖尿病性ケトアシドーシス(diabetic ketoacidosis)及び高浸透圧性昏睡(hyperosmolar coma)である。長期の高血糖症状は心臓病、脳卒中、腎不全、四肢の潰瘍、眼の損傷および肥満を引き起こす場合が多い。糖尿病には、膵臓の生成したインスリンの不十分に起因するI型糖尿病(type-I DM)(又はインスリン依存型糖尿病(IDDM)と呼ばれる)と、体がインスリンに対して反応できないことに起因するII型糖尿病(type-II DM)(又はインスリン抵抗、インスリン非依存型糖尿病、NIDDMと呼ばれる)という2種のタイプがある。治療上では、I型糖尿病(type-I DM)はインスリン注射により処理され、II型糖尿病(type-II DM)は必ずしもインスリンにより処理するわけではなく、更にインスリン抵抗の病理学的原因によるものである。
幹細胞は宝箱のように、美容、薬学及び治療的薬物及び/又は応用を設計及び開発するための種々の有効成分を含有する。前記薬物及び/又は応用は、生体細胞/組織/臓器の再生の誘発及び促進、受傷組織と臓器の修復/治癒、老化細胞/組織/臓器の活性化、変性疾患(即ち癌、糖尿病、骨粗鬆症、パーキンソン病及びアルツハイマー病……など)の処理、並びに腫瘍/癌の生成、発展及び転移の回避を含むが、これらに制限されない。これらのことに基づいて、発明者は2008年前半にマイクロリボ核酸で誘発される多能性幹細胞(iPSCs)を生産する新規な技術(Lin氏ら,2008、2010及び2011)を開発し、且つ該iPSCsを臨床実験及び使用に潜在的に使用される薬物原料の選別、同定、分離及び生産に使用することに成功した(ChenとLin、(2013)Recent Patents on Regenerative Medicine 3,5-16)。
本発明をより理解しやすくするために、幾つかの名詞を以下のように定義する。
処理される細胞:体細胞、組織細胞、幹細胞、生殖腺細胞、腫瘍細胞、癌細胞及びそれらの組合せからなる群から選ばれる1個又は複数個のヒト又は動物細胞である。
本発明は新規なグリシン化糖アルコール組成物及びその糖尿病の高血糖症状及び肥満症の治療する課題上での使用方法を開示し、該グリシン化糖アルコール組成物はグリシン化反応で修飾された少なくとも1つの糖アルコール又は少なくとも1つの糖を含む。
以下の実験説明において、次の略語が使用されている。M(モラー、molar)、mM(ミリモラー、millimolar)、μm(マイクロモラー、micromolar)、mol(モル、moles)、pmol(ピコモル、picomole)、gm(グラム、grams)、mg(ミリグラム、milligrams)、μg(マイクログラム、micrograms)、ng(ナノグラム、nanograms)、L(リットル、liters)、ml(ミリリットル、milliliters)、μl(マイクロリットル、microliters)、℃(摂氏温度、degrees Centigrade)、RNA(リボ核酸、ribonucleic acid)、DNA(デオキシリボ核酸、deoxyribonucleic acid)、dNTP(デオキシリボヌクレオチド-3リン酸、deoxyribonucleotide triphosphate)、PBS(リン酸緩衝生理食塩水、phosphate buffered saline)、NaCl(塩化ナトリウム、sodium chloride)、HEPES(N-2-ヒドロキシエチルピペラジン-N-2-エタンスルホン酸、N-2-hydroxyethylpiperazine-N-2-ethanesulfonic acid)、HBS(HEPES緩衝生理食塩水、HEPES buffered saline)、SDS(ドデシル硫酸ナトリウム、sodium dodecylsulfate)、Tris-HCl(トリスヒドロキシメチルアミノメタン-塩酸塩、tris-hydroxymethylaminomethane-hydrochloride)、ATCC(アメリカンタイプカルチャーコレクション、American Type Culture Collection、Rockville、MD)、hESC(ヒト胚性幹細胞、human embryonic stem cells)、及びiPSC(誘導多能性幹細胞、induced pluripotent stem cells)。
糖/糖アルコールのグリシル化の天然メカニズムはまだ明らかではないが、発明者は既にグリシル化糖アルコール及びグリシル化糖を人工で生成する化学ステップ及び方法を開発した。まず、1.0 M濃度のグリセリン又はフルクトース、及び0.9%(w/v)水酸化ナトリウムを含有する再蒸留水溶液を準備した。次に、グリシンを該溶液に加えて混合した。且つグリシンは該溶液で0.05〜0.3 M(この部分が達成したい最終のグリシン化糖アルコール/糖濃度に応じて調整される)の最終濃度に達した。4℃で、持続的な攪拌で一晩保存し、含まれた水分がほぼ完全に蒸発するまで、グリシンを加えた溶液を45℃より高い温度まで、好ましくは94℃より高い温度まで加熱した。この乾式脱水(dry-style dehydration)ステップでは一般的に約35%のMGG、及び約65%のDGG/TGGを生成する。使用前に、所望の体積の殺菌再蒸留水を加えることによって、該乾式反応による生成物を溶解して、並びに該グリシン化糖アルコールの最終濃度を調整することができる。一方で、MGGの生成率を向上させるために、発明者はオートクレーブを使用した湿式脱水ステップを更に設計した。前述とは異なり、グリシン及びグリセリンと水酸化ナトリウム溶液を混合した後に、この混合物をオートクレーブに入れ、約121℃及び100 kPaで乾式滅菌サイクルを行う。滅菌サイクルが終了した後に、反応物には約78%のMGG及び約22%のDGG/TGGが含まれる。使用前に、所望の体積の殺菌再蒸留水を加えることによって該グリシン化糖アルコールの最終濃度を調整することができる。MGG、DGG及びTGGの化学構造を図2A〜2Cに示す。
ATCCから入手したヒト肝細胞株HepG2を、メーカーの提案に従って、37℃及び5%CO2の環境に培養する。
MGG、DGG及びTGGの電荷の違いに応じて、本発明は逆相HPLC(reverse-phase HPLC)法を採用してMGGをDGG及びTGGから分離する。Ultimate 3000高速液体クロマトグラフィー(HPLC)装置(Thermo Scientific)及びDNA Pac PA-100カラム(BioLC Semi-Prep 9×250 mm)を使用し、3.6 ml/minの流速で行った。出発緩衝液(starting buffer)が50mMのTris-HCl(pH 7.6)であり、移動緩衝液(mobile buffer)が50mMのTris-HCl(pH 7.6)及び500mMの過塩素酸ナトリウムである。UV検出器にて260 nmの波長で、異なる電荷を持つグリシン化糖アルコールのシグナルを測定した。結果を図1に示す。
MGGの糖尿病治療上での薬効をテストするために、発明者は、食事前に飲食による糖尿病C57BL/6Jマウス(雄、8週齢、n=3)毎に対して、1ミリリットルの1ミリグラム精製されたMGGで処理した。コントロール群のC57BL/6Jマウス(雄、8週齢、n=3)には再蒸留水を1ミリリットルを与えた。薬物を投与した後に、マウス毎に毎食にグルコース4ミリグラム及びKayteeマウス飼料2グラムを混合した高炭水化物ミールを与えた。次に、食事後0、0.5、1、1.5、2、2.5、3、3.5及び4時間後に、Bayer Contour Next USBシステムによって全血糖レベルを測定した。処理前の4時間及び食事後の4時間において水及び食物の供給を停止した。しかしながら、毎食の間に、マウス毎に2ミリリットルの再蒸留水を与えた。結果を図4に示す。
MGGの肥満症の治療上での薬効をテストするために、発明者は、食事前に飲食による糖尿病C57BL/6Jマウス(雄、8週齢、n=3)毎に対して、1ミリリットルの1ミリグラム精製されたMGGで処理した。コントロール群のC57BL/6Jマウス(雄、8週齢、n=3)には再蒸留水を1ミリリットル与えた。薬物を投与した後に、マウス毎に毎食にグルコース4ミリグラム及びKayteeマウス飼料2グラムを混合した高炭水化物ミールを与えた。約1ヵ月の期間において、マウス毎に毎日に処理及び食事を三回した。再蒸留水の供給に制限がない。結果を図5に示す。
10%を超える信号強度の変化はいずれも陽性結果と見なされ、これらの結果は分析された後、平均値±標準差(mean±SE)で表された。データの統計分析は一元配置分散分析(one-way ANOVA)で計算された。主効果が有意な場合、ダネットのポストホックテスト(Dunnett’s post-hoc test)でコントロール群と有意に差異がある群を判定した。2つの処理群間の一対比較を行う場合、両側スチューデントt検定(two-tailed student t test)を使用した。2群以上の処理群を含む実験について、ANOVA後にポストホック多重範囲検定(post-hoc multiple range test)を行った。確率p<0.05は統計的に有意と認められた。すべてのp値は両側検定で決定された。
1.Chen SKJ and Lin SL. (2013) Recent patents on microRNA-induced pluripotent stem cell generation. Recent Patents on Regenerative Medicine 3, 5-16.
2.Lin SL,Chang D, Chang-Lin S, Lin CH, Wu DTS, Chen DT,and Ying SY. (2008) Mir-302 reprograms human skin cancer cells into a pluripotent ES-cell-like state. RNA 14, 2115-2124.
3.Lin et al. (2011). Regulation of somatic cell reprogramming through inducible mir-302 expression. Nucleic Acids Res. 39, 1054-1065.
4.Lin SL,Chang D, Ying SY, Leu D, and Wu DTS. (2010)MicroRNA miR-302 inhibits the tumorigenecity of human pluripotent stem cells by coordinate suppression of CDK2 and CDK4/6 cell cycle pathways. Cancer Res. 70, 9473-9482.
5.Suez et al., (2014) Artificial sweeteners induce glucose intolerance by altering the gut microbiota. Nature in press, doi:10.1038/nature13793.
Claims (30)
- グリシン化反応で修飾された、化学式H(HCHO)n+1Hを有する少なくとも1つの糖アルコール又は化学式H(HCHO)nHCOを有する少なくとも1つの糖に由来するグリシン化糖又はグリシン化糖アルコールを含有する組成物を投与することを含む、グリシン化糖又はグリシン化糖アルコール組成物の糖尿病の高血糖症状及び肥満症を治療する課題での使用方法。
- 該グリシン化は化学反応であって、該糖又は該糖アルコールの少なくとも1つの水酸基(-OH)がグリシン又はグリシン化アミノ酸の少なくとも1つのグリシル基(NH2CH2COO-又はNH3 +CH2COO-)で置換される、請求項1に記載のグリシン化糖又はグリシン化糖アルコール組成物の使用方法。
- 該糖アルコール又は該糖は、グルコース、フルクトース、ガラクトース、スクロース、ラクトース、アルジトール、アラビトール、エリトリトール、フシトール、ガラクチトール、グリセリン(グリセロール)、イジトール、イノシトール、イソマルト、ラクチトール、マルチトール、マンニトール、ポリグリシトール、ソルビトール、トレイトール、ボレミトール、キシリトール及びそれらの組合せからなる群から選ばれる、請求項1に記載のグリシン化糖又はグリシン化糖アルコール組成物の使用方法。
- 該グリシン化糖又は該グリシン化糖アルコールはモノグリシルグリセロール(MGG)を含む、請求項1に記載のグリシン化糖又はグリシン化糖アルコール組成物の使用方法。
- 該モノグリシルグリセロールは化学式NH2CH2CO(HCHO)3H又はNH3 +CH2CO(HCHO)3Hを有する、請求項4に記載のグリシン化糖又はグリシン化糖アルコール組成物の使用方法。
- 該グリシン化糖又は該グリシン化糖アルコールは正に帯電した、請求項1に記載のグリシン化糖又はグリシン化糖アルコール組成物の使用方法。
- 該グリシン化糖又は該グリシン化糖アルコールは更に溶液に存在し、且つ0.1 μM〜10 Mの濃度範囲を有する、請求項1に記載のグリシン化糖又はグリシン化糖アルコール組成物の使用方法。
- 該グリシン化糖又は該グリシン化糖アルコールは生体内で単糖と腸管内での吸収を競争する、請求項1に記載のグリシン化糖又はグリシン化糖アルコール組成物の使用方法。
- 該グリシン化糖又は該グリシン化糖アルコールは腸管内での糖吸収を妨げる、請求項1に記載のグリシン化糖又はグリシン化糖アルコール組成物の使用方法。
- 該グリシン化糖又は該グリシン化糖アルコールはグルコース輸送体を介して細胞により吸収される、請求項1に記載のグリシン化糖又はグリシン化糖アルコール組成物の使用方法。
- 該グリシン化糖又は該グリシン化糖アルコールは栄養補助食品である、請求項1に記載のグリシン化糖又はグリシン化糖アルコール組成物の使用方法。
- 該グリシン化糖又は該グリシン化糖アルコールは生体内のグルコースの吸収を低下させ、糖尿病の高血糖症状と肥満症を防止する、請求項1に記載のグリシン化糖又はグリシン化糖アルコール組成物の使用方法。
- 該グリシン化糖又は該グリシン化糖アルコールは抗糖尿病薬及び治療の開発に用いられる、請求項1に記載のグリシン化糖又はグリシン化糖アルコール組成物の使用方法。
- 該グリシン化糖又は該グリシン化糖アルコールは抗肥満薬及び治療の開発に用いられる、請求項1に記載のグリシン化糖又はグリシン化糖アルコール組成物の使用方法。
- 該グリシン化糖又は該グリシン化糖アルコールは美容、薬学及び治療上での応用に用いられる、請求項1に記載のグリシン化糖又はグリシン化糖アルコール組成物の使用方法。
- グリシン化反応で修飾された、少なくとも1つの化学式H(HCHO)n+1Hを有する糖アルコール又は少なくとも1つの化学式H(HCHO)nHCOを有する糖に由来するグリシン化糖又はグリシン化糖アルコールを含む、糖尿病の高血糖症状と肥満症の治療を開発するための組成物。
- 該グリシン化は化学反応であって、該糖又は該糖アルコールの少なくとも1つの水酸基(-OH)がグリシン又はグリシン化アミノ酸の少なくとも1つのグリシル基(NH2CH2COO-又はNH3 +CH2COO-)で置換される、請求項16に記載の組成物。
- 該糖アルコール又は該糖は、グルコース、フルクトース、ガラクトース、スクロース、ラクトース、アルジトール、アラビトール、エリトリトール、フシトール、ガラクチトール、グリセリン(グリセロール)、イジトール、イノシトール、イソマルト、ラクチトール、マルチトール、マンニトール、ポリグリシトール、ソルビトール、トレイトール、ボレミトール、キシリトール及びそれらの組合せからなる群から選ばれる、請求項16に記載の組成物。
- 該グリシン化糖又は該グリシン化糖アルコールはモノグリシルグリセロール(MGG)を含む、請求項16に記載の組成物。
- 該モノグリシルグリセロールは化学式NH2CH2CO(HCHO)3H又はNH3 +CH2CO(HCHO)3Hを有する、請求項19に記載の組成物。
- 該グリシン化糖又は該グリシン化糖アルコールは正に帯電した、請求項16に記載の組成物。
- 該グリシン化糖又は該グリシン化糖アルコールは更に溶液に存在し、且つ0.1 μM〜10 Mの濃度範囲を有する、請求項16に記載の組成物。
- 該グリシン化糖又は該グリシン化糖アルコールは生体内で単糖と腸管内での吸収を競争する、請求項16に記載の組成物。
- 該グリシン化糖又は該グリシン化糖アルコールは腸管内の糖吸収を妨げる、請求項16に記載の組成物。
- 該グリシン化糖又は該グリシン化糖アルコールはグルコース輸送体を介して細胞により吸収される、請求項16に記載の組成物。
- 該グリシン化糖又は該グリシン化糖アルコールは栄養補助食品である、請求項16に記載の組成物。
- 該グリシン化糖又は該グリシン化糖アルコールは生体内のグルコースの吸収を低下させ、糖尿病の高血糖症状と肥満症を防止する、請求項16に記載の組成物。
- 該グリシン化糖又は該グリシン化糖アルコールは抗糖尿病薬及び治療の開発に用いられる、請求項16に記載の組成物。
- 該グリシン化糖又は該グリシン化糖アルコールは抗肥満症薬及び治療の開発に用いられる、請求項16に記載の組成物。
- 該グリシン化糖又は該グリシン化糖アルコールは美容、薬学及び治療上での応用に用いられる、請求項16に記載の組成物。
Applications Claiming Priority (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US201461931650P | 2014-01-26 | 2014-01-26 | |
US61/931,650 | 2014-01-26 | ||
US14/457,829 | 2014-08-12 | ||
US14/457,829 US9387251B2 (en) | 2012-08-10 | 2014-08-12 | Sugar alcohol-based compositions for delivering nucleic acid-based drugs in vivo and in vitro |
US201462050107P | 2014-09-13 | 2014-09-13 | |
US62/050,107 | 2014-09-13 | ||
US201462054981P | 2014-09-25 | 2014-09-25 | |
US62/054,981 | 2014-09-25 | ||
PCT/US2014/072693 WO2015112312A1 (en) | 2014-01-26 | 2014-12-30 | Monosaccharide-like glycylated sugar alcohol compositions for use as anti-diabetic drugs |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017508001A true JP2017508001A (ja) | 2017-03-23 |
JP2017508001A5 JP2017508001A5 (ja) | 2018-02-01 |
JP6535686B2 JP6535686B2 (ja) | 2019-06-26 |
Family
ID=52463121
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016566849A Expired - Fee Related JP6535686B2 (ja) | 2014-01-26 | 2014-12-30 | 新規な単糖様グリシン化糖アルコール組成物の抗糖尿病薬の設計及び開発への使用方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6535686B2 (ja) |
CN (1) | CN106413703B (ja) |
WO (1) | WO2015112312A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP4368609A1 (en) * | 2022-11-08 | 2024-05-15 | Mello Biotech Taiwan Co., Ltd. | Cationic lipids and uses thereof |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1053570A (ja) * | 1996-08-11 | 1998-02-24 | Shiseido Co Ltd | アミノ酸グリセリンエステル誘導体及びこれを含有する皮膚外用剤 |
JP2009536684A (ja) * | 2006-05-09 | 2009-10-15 | メディバス エルエルシー | 生分解性水溶性ポリマー |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9387251B2 (en) * | 2012-08-10 | 2016-07-12 | Shi-Lung Lin | Sugar alcohol-based compositions for delivering nucleic acid-based drugs in vivo and in vitro |
JP6521981B2 (ja) * | 2013-12-27 | 2019-05-29 | リン、シー−ランLIN, Shi−Lung | 生体内及び体外で核酸類薬物を送達するための新規な糖アルコール類組成物 |
-
2014
- 2014-12-30 CN CN201480073741.0A patent/CN106413703B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2014-12-30 JP JP2016566849A patent/JP6535686B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2014-12-30 WO PCT/US2014/072693 patent/WO2015112312A1/en active Application Filing
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1053570A (ja) * | 1996-08-11 | 1998-02-24 | Shiseido Co Ltd | アミノ酸グリセリンエステル誘導体及びこれを含有する皮膚外用剤 |
JP2009536684A (ja) * | 2006-05-09 | 2009-10-15 | メディバス エルエルシー | 生分解性水溶性ポリマー |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN106413703B (zh) | 2019-07-26 |
WO2015112312A1 (en) | 2015-07-30 |
JP6535686B2 (ja) | 2019-06-26 |
CN106413703A (zh) | 2017-02-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN100364570C (zh) | 一种具有降糖作用的药物组合物及其制备方法 | |
JP5320408B2 (ja) | ニガウリから抽出された化合物の、糖尿病および肥満の予防および治療用の薬剤の調製における用途 | |
EP3064209B1 (en) | Composition comprising ginsenoside f2 for preventing or treating insulin resistance | |
CN1171237A (zh) | 肠液量调整剂 | |
US20220152068A1 (en) | Drug delivery carrier utilizing property of d-allose being uptaken by cancer cell, drug delivery method, and composition for treating renal cell carcinoma | |
CN105250335A (zh) | 治疗葡萄糖代谢紊乱的方法 | |
Abdullah et al. | Bioreactor-grown exo-and endo-β-glucan from Malaysian Ganoderma lucidum: An in vitro and in vivo study for potential antidiabetic treatment | |
EP3574912B1 (en) | Composition for treating diabetic disease | |
CN1294912A (zh) | 一类新型降低血糖化合物 | |
JP5897796B2 (ja) | 血糖低下剤及びそれを添加してなる糖尿病の予防又は症状改善のための飲食品 | |
JP6535686B2 (ja) | 新規な単糖様グリシン化糖アルコール組成物の抗糖尿病薬の設計及び開発への使用方法 | |
US9907773B2 (en) | Use of novel monosaccharide-like glycylated sugar alcohol compositions for designing and developing anti-diabetic drugs | |
CN104415023A (zh) | 预防或/和治疗胰岛素抵抗及相关病症的组合物 | |
TWI639424B (zh) | 甘胺酸化糖及甘胺酸化糖醇在製備藥物上的用途 | |
CN109053653A (zh) | 先花铃子香中化合物及其药物组合物和其在制药中的应用 | |
JP2007031302A (ja) | アディポネクチン産生促進剤、及び代謝異常症候群予防剤 | |
JP7398207B2 (ja) | Toxic AGEs生成抑制剤 | |
CN109620857B (zh) | 花生衣活性组分及其在制备抗肥胖抗糖尿病药物中的应用 | |
JP2009298702A (ja) | 経口用組成物 | |
JP7486753B2 (ja) | D-アロースを有効成分として含む、腎細胞癌を治療又は予防するための組成物、及びそれを用いた癌を治療又は予防する方法 | |
CN104162163A (zh) | 脂酰辅酶a氧化酶作为糖尿病的治疗靶点的应用 | |
CN101837011B (zh) | 治疗糖尿病的药物组合物 | |
TWI723171B (zh) | 一種多醣混合物用於製備高血糖症藥物的用途 | |
CN1297273C (zh) | 含吡咯并喹啉醌的用于增锌降铅的组合物 | |
RU2321393C1 (ru) | Способ лечения телят, больных неспецифической катаральной бронхопневмонией |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171215 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171215 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20180601 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20180601 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180821 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180817 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181121 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20181211 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20190308 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190508 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190521 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190603 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6535686 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |