JP3962166B2 - 皮膚外用剤 - Google Patents

皮膚外用剤 Download PDF

Info

Publication number
JP3962166B2
JP3962166B2 JP31690798A JP31690798A JP3962166B2 JP 3962166 B2 JP3962166 B2 JP 3962166B2 JP 31690798 A JP31690798 A JP 31690798A JP 31690798 A JP31690798 A JP 31690798A JP 3962166 B2 JP3962166 B2 JP 3962166B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skin
phase
added
external preparation
dissolved
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP31690798A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000128726A (ja
Inventor
勝 末継
雄三 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shiseido Co Ltd filed Critical Shiseido Co Ltd
Priority to JP31690798A priority Critical patent/JP3962166B2/ja
Publication of JP2000128726A publication Critical patent/JP2000128726A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3962166B2 publication Critical patent/JP3962166B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は皮膚外用剤に関する技術分野の発明である。より具体的には、本発明は、皮膚の正常な機能維持を可能にする皮膚外用剤に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】
皮膚は、生体と外界との境界壁として、生体からの水分や種々の成分の損失を防ぎ、水分蒸散や体温の恒常性維持を司っている。また、外界からの物理的・ 化学的刺激(温度、湿度、紫外線等)、さらには種々の細菌から身体を保護するバリアー能も有しており、その生理的機能は生体の生命活動において大変重要である。
【0003】
しかしながら、外環境の変化(季節変化、紫外線等)や生理機能の変動(加齢や疾患に伴う)のような生体に作用する体内外の因子によって皮膚組織の機能異常がしばしば生じる。その結果、様々な尋常性の皮膚のトラブルが生じることになる。
【0004】
この様な皮膚のトラブルを改善し、健常な皮膚を維持する為には、起因物質や事象を除去あるいは減少させるか、ある種の成分を添加、塗布することにより皮膚のトラブルを正常化する方法が考えられる。例えば、保湿成分を塗布して皮膚の乾燥を防ぎ、皮膚の保湿能を高めたり、あるいは血行促進剤を塗布して皮膚の血行促進を促すことにより、皮膚のトラブルを予防、改善する方法等が試みられてきた。
【0005】
しかしながら、前記方法は種々の皮膚トラブルの予防、改善における有効性、効果の持続性及び薬剤の安定性、安全性等の点で種々の問題を有している。特に、前記の方法は一般的に表皮、特に角層表面の水分を補給するもの、又は、保湿成分の一部を補うものであることから、その効果効能は一時的なものに留まり、永続的な皮膚の改善効果は期待できないものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明が解決すべき課題は、日常生活における種々の皮膚トラブルの予防、改善効果に優れ、皮膚の正常な機能維持を可能にする皮膚外用剤を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記の目的を達成するために鋭意研究を重ねた。その結果、下記一般式(1)で表されるリシン誘導体及びその塩が、皮膚機能の低下又は亢進を改善し、正常な皮膚の機能維持を可能にすることを見出した。さらに、これらを配合した毛髪化粧料が、日やけ後の肌のほてりの改善効果、肌をひきしめ、清浄にして整える効果、皮膚を健やかに保ち、皮膚にうるおいを与えて乾燥を防ぐ効果、かみそり負け防止・改善効果、肌荒れ防止・改善効果に優れることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち、本発明は、下記一般式(1)で表されるリシン誘導体及びその塩の少なくとも1種以上を有効成分とする皮膚外用剤(以下、本発明皮膚外用剤という)である。
【化2】
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。本発明皮膚外用剤の有効成分として用い得るリシン誘導体は、前記一般式(1)で表わされるアミノ酸誘導体であり、L体、D体、DL体、のいずれでもよい。
【0014】
本発明皮膚外用剤の有効成分となり得るリシン誘導体は、常法により、例えば、リシン又はその反応性誘導体を分子内反応させること等により、容易に合成することができる。
【0015】
ここで、リシンの反応性誘導体としては、例えば、酸クロライド、酸ブロマイドのような酸ハライド;p−ニトロフェニルエステル、N−ヒドロキシスクシイミドエステルのような活性エステル;混合酸無水物等が好ましい。また、リシンのアミノ基をあらかじめ適当な保護基、例えば、ベンジルオキシカルボニル基等によって保護しておき、このリシン保護体又はその反応性誘導体を分子内反応させた後に、その保護基を接触還元等により脱離することができる。
【0016】
このようにして製造され得るリシン誘導体は、所望により塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩、臭化水素酸塩等の無機酸塩;あるいは酢酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、メタンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩等の有機酸塩等とすることができる。
かかるリシン誘導体の塩も、本発明皮膚外用剤の有効成分として用いることができる(以下、上記のリシン誘導体と、このリシン誘導体の塩を併せて、リシン誘導体等ということもある)。
なお、製薬学上、許容される限り、本発明皮膚外用剤の有効成分となり得る、リシン誘導体の塩が、上記の酸塩のみに限定されるものではない。
【0017】
本発明皮膚外用剤の有効成分として用いられ得るリシン誘導体等を、具体的に例示すれば、例えば、L−リシンラクタム塩酸塩、D−リシンラクタム塩酸塩、DL−リシンラクタム塩酸塩等が挙げられる。
【0018】
本発明皮膚外用剤においては、上述のリシン誘導体を少なくとも1種以上、有効成分として配合され、その配合量は、皮膚外用剤全量中0.001〜20.0重量%が好ましく、特に好ましくは同0.01〜7.0重量%、極めて好ましくは同0.1〜5.0重量%である。この配合量が、皮膚外用剤全量中0.001重量%未満では、本発明皮膚外用剤における所期の効果(例えば、皮膚機能の低下又は亢進を改善し、正常な皮膚の機能維持を可能にする効果、日やけ後の肌のほてりの改善効果、肌をひきしめ、清浄にして整える効果、皮膚を健やかに保ち、皮膚にうるおいを与えて乾燥を防ぐ効果、かみそり負け防止・改善効果、肌荒れ防止・改善効果等)を十分に発揮することができず、好ましくなく、同20.0重量%を超えて配合しても、配合量の増量に見合った、前記の本発明皮膚外用剤における所期の効果の増強を見込むことができず、好ましくない。
【0019】
このように、上述のリシン誘導体を有効成分とすることにより、皮膚機能の低下又は亢進を改善し、正常な皮膚の機能維持を可能にする効果、日やけ後の肌のほてりの改善効果、肌をひきしめ、清浄にして整える効果、皮膚を健やかに保ち、皮膚にうるおいを与えて乾燥を防ぐ効果、かみそり負け防止・改善効果、肌荒れ防止・改善効果等を発揮し得る、本発明皮膚外用剤が提供される。
【0020】
本発明皮膚外用剤には上記した必須構成成分の他に通常化粧品や医薬品等の皮膚外用剤に用いられる他の成分、例えば、粉末成分、液体油脂、固体油脂、ロウ、炭化水素油、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル類、シリコーン、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、保湿剤、水溶性高分子化合物、増粘剤、皮膜剤、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、低級アルコール、多価アルコール、糖類、アミノ酸類(リシン誘導体等を除く)、有機アミン類、pH調整剤、皮膚栄養剤、ビタミン類、酸化防止剤、香料、水等を必要に応じて適宜配合することができる。
【0021】
本発明の皮膚外用剤の剤形は特に限定されず、例えば水溶液系、可溶化系、乳化系、粉末分散系、水−油2層系、水−油−粉末3層系等、皮膚外用剤全般にわたって本発明を適用することが可能である。また、その用途も軟膏剤等の医薬品や医薬部外品や、クリーム、乳液、化粧水、ゼリー、パック等の基礎化粧料、ファンデーション、口紅等のメーキャップ化粧料、ヘアトニック、シャンプー、リンス、染毛剤等の毛髪化粧料、ボディーローション、ボディーシャンプーなどのボディー化粧料など、多くの種類の皮膚外用剤にわたるものである。
【0022】
【実施例】
以下、実施例により、本発明をさらに具体的に説明するが、これらの実施例は、本発明の技術的範囲を限定するものではない。なお、これらの実施例における配合量は、特に断わらない限り、その配合成分が配合される対象全体に対する重量%で表示される。
【0023】
(1)日やけ後の肌のほてり改善効果試験
試験方法
日やけ後の肌のほてりの病状で悩む被験者各50名において、パネルテストを実施した。実施例1〜3及び比較例1の処方の皮膚外用剤を、朝と夜の1日2回、洗顔後、顔面に塗布し、2週間後、肌状態を目視で判定した。結果を第2表に示す。ただし、実施例1〜2は、補正により、本発明の範囲外となった。
【0024】
<製法>水相、アルコール相を調製後、可溶化した。
【0025】
【0026】
(評価方法)
使用後の、日やけ後の肌のほてりの改善効果を、下記の判定基準に基づいて判定した。
(判定基準)
著 効:肌のほてりが消失したもの
有 効:肌のほてりが弱くなったもの
やや有効:肌のほてりがやや弱くなったもの
無 効:肌のほてりに変化を認めないもの
【0027】
(判定)
◎:被験者のうち著効及び有効の示す割合が80%以上の場合
○:被験者のうち著効及び有効の示す割合が50%以上、80%未満の場合
△:被験者のうち著効及び有効の示す割合が30%以上、50%未満の場合
×:被験者のうち著効及び有効の示す割合が30%未満の場合
【0028】
【0029】
第2表より明らかなように、リシン誘導体等を配合しない比較例1の皮膚外用剤に比べて、実施例の皮膚外用剤の方が、明らかに、日やけ後の肌のほてりに対して優れた改善効果を示すことが認められた。
【0030】
(2)肌状態改善効果試験
上記の実施例1〜3(実施例1〜2は、補正により、本発明の範囲外となった)、及び、比較例1の皮膚外用剤を用いて、肌状態改善効果についてのパネルテストを行った。すなわち、女性健常人の顔面の皮膚表面状態を、ミリスン樹脂によるレプリカ法に基づいて肌のレプリカを取り、顕微鏡(17倍)で観察し、皮紋の状態及び角層の剥離状態から、第3表に示す基準に基づいて肌状態評価1、2と判断された者(肌状態不良パネル)、各20名によるパネルテストを実施した。具体的には、実施例1〜3又は比較例1の皮膚外用剤を、顔面左右半々に1日2回、2週間、塗布した。2週間後、再び上述のレプリカ法にて肌の状態を観察し、第3表の判定基準に基づいて評価した。結果を第4表に示す。
【0031】
【0032】
【0033】
第4表から明らかな様に、比較例の皮膚外用剤に比べて、実施例の皮膚外用剤の方が、肌状態改善に対して優れた効果、すなわち、肌をひきしめ、清浄にして整える効果、皮膚を保護して健やかに保ち、皮膚にうるおいを与えて乾燥を防ぐ効果を示すことが認められた。
【0034】
(3)かみそり負けに対する改善効果試験
試験方法
かみそり負けする男性被験者各30名において、かみそり負けに対する改善効果に関するパネルテストを実施した。具体的には、上記の実施例1〜3(実施例1〜2は、補正により、本発明の範囲外となった)又は比較例1の皮膚外用剤を、髭剃り直後に、髯剃り箇所に塗布し、かみそり負けに対する効果を、下記の判定基準に基づいて判定した。結果を第5表に示す。
【0035】
(判定基準)
著 効:かみそり負けが消失したもの
有 効:かみそり負けが非常に改善したもの
やや有効:かみそり負けがやや改善したもの
無 効:かみそり負けに変化を認めないもの
【0036】
(判定)
◎:被験者のうち著効及び有効の示す割合が80%以上の場合
○:被験者のうち著効及び有効の示す割合が50%以上、80%未満の場合
△:被験者のうち著効及び有効の示す割合が30%以上、50%未満の場合
×:被験者のうち著効及び有効の示す割合が30%未満の場合
【0037】
【0038】
第5表より明らかなように、比較例の皮膚外用剤に比べて、実施例の皮膚外用剤の方が、かみそり負けに対して優れた改善効果を示すことが認められた。
【0039】
(4)肌荒れ防止、改善効果試験
試験方法
女性被験者各20名において、肌荒れ防止、改善効果に関するパネルテストを実施した。朝と夜の2回、洗顔後、上記実施例1〜3の皮膚外用剤(実施例1〜2は、補正により、本発明の範囲外となった)を、適量、顔面左側に、比較例1の皮膚外用剤を、適量、顔面右側に、2週間にわたって塗布することにより行った。結果を第6表に示す。
【0040】
(評価方法)
3項目(肌のうるおい、肌のハリ、翌朝の肌のうるおい)の有効性について下記の判定基準に基づいて判定した。
(判定基準)
著 効:非常に改善したもの
有 効:改善したもの
やや有効:やや改善したもの
無 効:変化を認めないもの
【0041】
(判定)
◎:被験者のうち著効及び有効の示す割合が80%以上の場合
○:被験者のうち著効及び有効の示す割合が50%以上、80%未満の場合
△:被験者のうち著効及び有効の示す割合が30%以上、50%未満の場合
×:被験者のうち著効及び有効の示す割合が30%未満の場合
【0042】
【0043】
第6表より明らかなように、肌のうるおい、肌のハリ、翌朝の肌のうるおいの効果は、比較例の皮膚外用剤に比べて、実施例の皮膚外用剤の方が優れていることが認められた。
【0044】
以下に、本発明皮膚外用剤のその他処方を、実施例として列挙する。これらはいずれも実施例1〜3(実施例1〜2は、補正により、本発明の範囲外となった)で行った日焼け後の肌のほてり改善効果試験、肌状態改善効果試験、かみそり負けに対する改善効果試験及び肌荒れ防止、改善効果試験において、極めて優れた効果が認められた。なお、下記の実施例4〜5、実施例7〜11、実施例13、実施例15、実施例17〜18、及び、実施例20は、補正により本発明の範囲外となった。
【0045】
【0046】
<製法>イオン交換水にプロピレングリコールと水酸化カリウムを加え、溶解し、加熱して、70℃に保った(水相)。また、その他の成分を混合し、加熱融解して、70℃に保った(油相)。次いで、水相に油相を徐々に加え、全部加え終わってから、しばらくその温度に保ち反応をおこさせた。その後、ホモミキサーで均一に乳化し、よくかきまぜながら30℃まで冷却して、クリームを得た。
【0047】
【0048】
<製法>イオン交換水にプロピレングリコールと水酸化カリウムを加え、溶解し、加熱して、70℃に保った(水相)。また、その他の成分を混合し、加熱融解して、70℃に保った(油相)。次いで、水相に油相を徐々に加え、全部加え終わってから、しばらくその温度に保ち反応をおこさせた。その後、ホモミキサーで均一に乳化し、よくかきまぜながら30℃まで冷却して、クリームを得た。
【0049】
【0050】
<製法>イオン交換水にプロピレングリコールを加え、溶解し、加熱して、70℃に保った(水相)。また、その他の成分を混合し、加熱融解して、70℃に保った(油相)。次いで、水相に油相を加え予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した後、よくかきまぜながら30℃まで冷却して、クリームを得た。
【0051】
【0052】
<製法>イオン交換水にプロピレングリコールを加え、溶解し、加熱して、70℃に保った(水相)。また、その他の成分を混合し、加熱融解して、70℃に保った(油相)。次いで、水相に油相を加え予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した後、よくかきまぜながら30℃まで冷却して、クリームを得た。
【0053】
【0054】
<製法>イオン交換水にプロピレングリコールを加え、溶解し、加熱して、70℃に保った(水相)。また、その他の成分を混合し、加熱融解して、70℃に保った(油相)。次いで、水相に油相を加え予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した後、よくかきまぜながら30℃まで冷却して、クリームを得た。
【0055】
【0056】
<製法>イオン交換水にプロピレングリコールを加え、溶解し、加熱して、70℃に保った(水相)。また、その他の成分を混合し、加熱融解して、70℃に保った(油相)。次いで、水相に油相を加え予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した後、よくかきまぜながら30℃まで冷却して、クリームを得た。
【0057】
【0058】
<製法>少量のイオン交換水に、カルボキシビニルポリマーを溶解した(A相)。そして、残りのイオン交換水に、ポリエチレングリコール1500とトリエタノールアミンを加え、加熱溶解して、70℃に保った(水相)。また、その他の成分を混合し、加熱融解して、70℃に保った(油相)。水相に油相を加え、予備乳化を行い、これにA相を加え、ホモミキサーで均一に乳化し、乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却し、乳液を得た。
【0059】
【0060】
<製法>少量のイオン交換水に、カルボキシビニルポリマーを溶解した(A相)。そして、残りのイオン交換水に、ポリエチレングリコール1500とトリエタノールアミンを加え、加熱溶解して、70℃に保った(水相)。また、その他の成分を混合し、加熱融解して、70℃に保った(油相)。水相に油相を加え、予備乳化を行い、これにA相を加え、ホモミキサーで均一に乳化し、乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却し、乳液を得た。
【0061】
【0062】
<製法>少量のイオン交換水に、カルボキシビニルポリマーを溶解した(A相)。そして、残りのイオン交換水に、ポリエチレングリコール1500とトリエタノールアミンを加え、加熱溶解して、70℃に保った(水相)。また、その他の成分を混合し、加熱融解して、70℃に保った(油相)。水相に油相を加え、予備乳化を行い、これにA相を加え、ホモミキサーで均一に乳化し、乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却し、乳液を得た。
【0063】
【0064】
<製法>油相部を70℃にて溶解した。また、水相部を70℃にて溶解し、この水相部に、油相部を混合し、乳化機で乳化後、熱交換機で30℃まで冷却して、乳液を得た。
【0065】
【0066】
<製法>油相部を70℃にて溶解した。また、水相部を70℃にて溶解し、この水相部に、油相部を混合し、乳化機で乳化後、熱交換機で30℃まで冷却して、乳液を得た。
【0067】
【0068】
<製法>イオン交換水に、カルボキシビニルポリマーを均一に溶解し、一方、95%エタノールに、L−リシンメチルアミド二塩酸塩、ポリオキシエチレン(50モル)オレイルエーテルを溶解し、水相に添加した。次いで、これに、その他の成分を加えた後、水酸化ナトリウムで中和させ増粘し、ゼリーを得た。
【0069】
【0070】
<製法>イオン交換水に、カルボキシビニルポリマーを均一に溶解し、一方、95%エタノールに、L−リシンラクタム塩酸塩、ポリオキシエチレン(50モル)オレイルエーテルを溶解し、水相に添加した。次いで、これに、その他の成分を加えた後、水酸化ナトリウムで中和させ増粘し、ゼリーを得た。
【0071】
【0072】
<製法>A相、C相をそれぞれ均一に溶解し、C相にA相を加えて可溶化した。次いで、これにB相を加えた後、充填を行い、美容液を得た。
【0073】
【0074】
<製法>A相、C相をそれぞれ均一に溶解し、C相にA相を加えて可溶化した。次いで、これにB相を加えた後、充填を行い、美容液を得た。
【0075】
【0076】
<製法>A相、B相及びC相を、それぞれ均一に溶解し、A相にB相を加えて可溶化した。次いで、これをC相に加えた後、充填を行い、パックを得た。
【0077】
【0078】
<製法>A相、B相及びC相を、それぞれ均一に溶解し、A相にB相を加えて可溶化した。次いで、これをC相に加えた後、充填を行い、パックを得た。
【0079】
【発明の効果】
本発明より、▲1▼皮膚機能の低下又は亢進を改善し、正常な皮膚の機能維持を可能にし、日やけ後の肌のほてりの改善効果、肌をひきしめ、清浄にして整える効果、▲2▼皮膚を健やかに保ち、皮膚にうるおいを与えて乾燥を防ぐ効果、▲3▼かみそり負け防止・ 改善効果、▲4▼肌荒れ防止・改善効果を併せ持った皮膚外用剤が提供される。

Claims (1)

  1. 下記一般式(1)で表されるリシン誘導体及びその塩の少なくとも1種以上を有効成分とする皮膚外用剤。
JP31690798A 1998-10-19 1998-10-19 皮膚外用剤 Expired - Fee Related JP3962166B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31690798A JP3962166B2 (ja) 1998-10-19 1998-10-19 皮膚外用剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31690798A JP3962166B2 (ja) 1998-10-19 1998-10-19 皮膚外用剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000128726A JP2000128726A (ja) 2000-05-09
JP3962166B2 true JP3962166B2 (ja) 2007-08-22

Family

ID=18082248

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31690798A Expired - Fee Related JP3962166B2 (ja) 1998-10-19 1998-10-19 皮膚外用剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3962166B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10106852A1 (de) 2001-02-14 2002-09-05 T Luger Entzündungshemmende Verbindungen
CN106995384B (zh) * 2017-04-21 2018-12-11 郑州大学 具有抗菌活性的二烷基阳离子两亲性抗菌肽模拟物及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000128726A (ja) 2000-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2740148B2 (ja) セラミドの混合物を含む化粧用もしくは皮膚科用組成物及び皮膚に潤いを与えるその使用
MXPA04001885A (es) Sistemas de suministro topicos de emulsion multivesicular.
JP2000355531A (ja) 油性原料組成物
WO2003026598A1 (fr) Preparation externe
EP2431031A2 (en) Composition for preventing hair loss or for stimulating hair growth
JP4518367B2 (ja) 毛穴縮小剤
JP4070065B2 (ja) 肌あれ防止・改善用皮膚外用剤
US20030095991A1 (en) Treatment for skin
JPH09157172A (ja) 皮膚外用剤及び湿疹薬
JP3962166B2 (ja) 皮膚外用剤
JPH10194947A (ja) 麻科植物の抽出物を含む化粧料組成物
JP2000128725A (ja) 皮膚外用剤
JP3504038B2 (ja) 皮膚乳化化粧料
WO2001045697A1 (fr) Agents et medicaments a usage cutane externe
JP3150781B2 (ja) 皮膚外用剤
JP2000086482A (ja) 皮膚外用剤
JP2000256168A (ja) 皮膚外用剤
JP2000344651A (ja) 皮膚外用剤
JP2720258B2 (ja) 皮膚外用剤
JP3590531B2 (ja) 皮膚外用剤
JP2008230974A (ja) 育毛料
JPH1179937A (ja) ニキビ改善用皮膚外用剤
JPH09286717A (ja) 皮膚化粧料
JP2001031551A (ja) 肌荒れ防止・改善用皮膚外用剤
JP2003183113A (ja) 外用組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051011

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070116

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070319

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070515

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070518

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100525

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110525

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110525

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120525

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130525

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees