JPH09286717A - 皮膚化粧料 - Google Patents

皮膚化粧料

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JPH09286717A
JPH09286717A JP5226197A JP5226197A JPH09286717A JP H09286717 A JPH09286717 A JP H09286717A JP 5226197 A JP5226197 A JP 5226197A JP 5226197 A JP5226197 A JP 5226197A JP H09286717 A JPH09286717 A JP H09286717A
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JP
Japan
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skin
trans
group
aminomethylcyclohexanecarbonamide
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Withdrawn
Application number
JP5226197A
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English (en)
Inventor
Masaru Suetsugu
勝 末継
Satoru Shinojima
哲 篠島
Okihiko Sakamoto
興彦 阪本
Yuki Shibata
由記 芝田
Naomi Tanaka
直美 田中
Rumiko Fujiwara
留美子 藤原
Kanemoto Kitamura
謙始 北村
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 日常生活における種々の皮膚トラブルの予
防、改善効果に優れ、皮膚の正常な機能維持を可能にす
る皮膚化粧料を提供することを目的とする。 【解決手段】 下記一般式化1で表されるトラネキサム
酸のアミド体およびその塩を含有する。 【化1】 〔式中、R1 およびR2 は同一または異なり、水素原
子、炭素数1〜18の直鎖状または分岐状アルキル基、炭
素数5〜8のシクロアルキル基、ベンジル基またはフェ
ニル基(但し、ベンジル基のフェニル部分およびフェニ
ル基は1〜3個の低級アルキル基、低級アルコキシ基、
水酸基、アミノ基、ハロゲン原子で置換されていてもよ
い)を示す。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は皮膚化粧料に関し、
さらに詳しくは皮膚の正常な機能維持を可能にする皮膚
化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】皮膚は、生体と外界との境界壁として、
生体からの水分や種々の成分の損失を防ぎ、水分蒸散や
体温の恒常性維持を司っている。また、外界からの物理
的・化学的刺激(温度、湿度、紫外線等)、さらには種
々の細菌から身体を保護するバリアー能も有しており、
その生理的機能は生体の生命活動において大変重要であ
る。
【0003】しかしながら、外環境の変化(季節変化、
紫外線等)や生理機能の変動(加齢や疾患に伴う)のよ
うな生体に作用する体内外の因子によって皮膚組織の機
能異常がしばしば生じる。その結果、乾性または油性肌
等の様々な尋常性の皮膚のトラブルが生じることにな
る。
【0004】この様な皮膚のトラブルを改善し、健常な
皮膚を維持する為には、起因物質や事象を除去あるいは
減少させるか、ある種の成分を添加、塗布することによ
り皮膚のトラブルを正常化する方法が考えられる。従
来、皮膚のトラブルを予防、改善する方法としては、保
湿成分を塗布することにより皮膚の乾燥を防ぎ、皮膚の
保湿能を高める方法や血行促進剤の塗布による皮膚の血
行促進により改善する方法等が試みられてきた。
【0005】しかしながら、前記方法は種々の皮膚トラ
ブルの予防、改善における有効性、効果の持続性及び薬
剤の安定性、安全性等の点で種々の問題を有している。
特に、前記方法は一般的に表皮、特に角層表面の水分を
補給するもの、または保湿成分の一部を補うものである
ことから、その効果効能は一時的なものに留まり、永続
的な皮膚の改善効果は期待できないものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、日常生活に
おける種々の皮膚トラブルの予防、改善効果に優れ、皮
膚の正常な機能維持を可能にする皮膚化粧料を提供する
ためになされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成するために鋭意研究を重ねた結果、トラネキサ
ム酸のアミド体及びその塩が皮膚機能の低下又は亢進を
改善し、正常な皮膚の機能維持を可能にし、油性肌の改
善効果、かみそりまけ防止・改善効果、日やけ・雪やけ
後の肌のほてりの改善効果、肌をひきしめ、清浄にし、
整える効果、皮膚をすこやかに保ち、皮膚にうるおいを
与え、皮膚を保護し、皮膚の乾燥を防ぐ効果に優れるこ
とを認め、本発明を完成するに至った。
【0008】すなわち、本発明は下記一般式化2で表さ
れるトラネキサム酸のアミド体及びその塩の少なくとも
1種以上を含有することを特徴とする皮膚化粧料であ
る。
【化2】 〔式中、R1 およびR2 は同一または異なり、水素原
子、炭素数1〜18の直鎖状または分岐状アルキル基、炭
素数5〜8のシクロアルキル基、ベンジル基またはフェ
ニル基(但し、ベンジル基のフェニル部分およびフェニ
ル基は1〜3個の低級アルキル基、低級アルコキシ基、
水酸基、アミノ基、ハロゲン原子で置換されていてもよ
い)を示す。〕
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について詳述
する。本発明に係るトラネキサム酸のアミド体およびそ
の塩は、例えば、ActaPharm. Suecica ,, 441 (1970)
やJ. Med. Chem.,15, 247 (1972)等の方法により容易に
合成することができる。
【0010】すなわち、トラネキサム酸のアミノ基を適
当な保護基、例えば、ベンジルオキシカルボニル基等に
よって保護した後、該保護体または該保護体の反応性誘
導体にアミン成分を反応させることによりトラネキサム
酸保護体のアミド体が製造される。該保護体の反応性誘
導体としては酸クロライド、酸ブロマイドのような酸ハ
ライド、N−ヒドロキシスクシイミドエステル、p−ニ
トロフェニルエステル等の活性エステル体、炭酸モノア
ルキルエステル等との混合酸無水物等が好ましい。その
後、該保護基を接触還元等により脱離し、トラネキサム
酸のアミド体が製造される。
【0011】上記の如くして製造された本発明化合物は
所望により塩酸、硫酸、リン酸、臭化水素酸等の無機酸
塩、あるいは酢酸、乳酸、マレイン酸、フマル酸、酒石
酸、クエン酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホ
ン酸等の有機酸塩等とすることができる。
【0012】具体的に物質名を例示すれば、トランス−
4−アミノメチルシクロヘキサンカルボンアミド、トラ
ンス−4−アミノメチルシクロヘキサンカルボンアミド
塩酸塩、N−メチル−トランス−4−アミノメチルシク
ロヘキサンカルボンアミド、N−メチル−トランス−4
−アミノメチルシクロヘキサンカルボンアミド塩酸塩、
N−エチル−トランス−4−アミノメチルシクロヘキサ
ンカルボンアミド、N−エチル−トランス−4−アミノ
メチルシクロヘキサンカルボンアミド塩酸塩、N−n−
プロピル−トランス−4−アミノメチルシクロヘキサン
カルボンアミド、N−n−プロピル−トランス−4−ア
ミノメチルシクロヘキサンカルボンアミド塩酸塩、N−
iso −プロピル−トランス−4−アミノメチルシクロヘ
キサンカルボンアミド、N−iso −プロピル−トランス
−4−アミノメチルシクロヘキサンカルボンアミド塩酸
塩、N−n−ブチル−トランス−4−アミノメチルシク
ロヘキサンカルボンアミド、N−n−ブチル−トランス
−4−アミノメチルシクロヘキサンカルボンアミド塩酸
塩、N−n−ヘキシル−トランス−4−アミノメチルシ
クロヘキサンカルボンアミド、N−n−ヘキシル−トラ
ンス−4−アミノメチルシクロヘキサンカルボンアミド
塩酸塩、N−n−ヘプチル−トランス−4−アミノメチ
ルシクロヘキサンカルボンアミド、N−n−ヘプチル−
トランス−4−アミノメチルシクロヘキサンカルボンア
ミド塩酸塩、N−シクロヘキシル−トランス−4−アミ
ノメチルシクロヘキサンカルボンアミド、N−シクロヘ
キシル−トランス−4−アミノメチルシクロヘキサンカ
ルボンアミド塩酸塩、N,N−ジシクロヘキシル−トラ
ンス−4−アミノメチルシクロヘキサンカルボンアミ
ド、N,N−ジシクロヘキシル−トランス−4−アミノ
メチルシクロヘキサンカルボンアミド塩酸塩、N,N−
ジエチル−トランス−4−アミノメチルシクロヘキサン
カルボンアミド、N,N−ジエチル−トランス−4−ア
ミノメチルシクロヘキサンカルボンアミド塩酸塩、N,
N−ジメチル−トランス−4−アミノメチルシクロヘキ
サンカルボンアミド、N,N−ジメチル−トランス−4
−アミノメチルシクロヘキサンカルボンアミド塩酸塩、
N−ベンジル−トランス−4−アミノメチルシクロヘキ
サンカルボンアミド、N−ベンジル−トランス−4−ア
ミノメチルシクロヘキサンカルボンアミド塩酸塩、N−
(4′−メトキシフェニル)−トランス−4−アミノメ
チルシクロヘキサンカルボンアミド、N−(4′−メト
キシフェニル)−トランス−4−アミノメチルシクロヘ
キサンカルボンアミド塩酸塩、N−(4′−エトキシフ
ェニル)−トランス−4−アミノメチルシクロヘキサン
カルボンアミド、N−(4′−エトキシフェニル)−ト
ランス−4−アミノメチルシクロヘキサンカルボンアミ
ド塩酸塩、N−(2′−メチルフェニル)−トランス−
4−アミノメチルシクロヘキサンカルボンアミド、N−
(2′−メチルフェニル)−トランス−4−アミノメチ
ルシクロヘキサンカルボンアミド塩酸塩、N−(3′−
メチルフェニル)−トランス−4−アミノメチルシクロ
ヘキサンカルボンアミド、N−(3′−メチルフェニ
ル)−トランス−4−アミノメチルシクロヘキサンカル
ボンアミド塩酸塩、N−(4′−クロロフェニル)−ト
ランス−4−アミノメチルシクロヘキサンカルボンアミ
ド、N−(4′−クロロフェニル)−トランス−4−ア
ミノメチルシクロヘキサンカルボンアミド塩酸塩等があ
げられる。
【0013】本発明の皮膚化粧料は、このようにして得
られたトラネキサム酸のアミド体およびその塩を少なく
とも1種以上含有し、その配合量は皮膚化粧料全量中0.
001〜20重量%、好ましくは0.01〜7重量%である。0.0
01 重量%未満では皮膚機能の低下又は亢進を改善し、
正常な皮膚の機能を維持し、油性肌を改善する効果、か
みそりまけを防止・改善する効果、日やけ・雪やけ後の
肌のほてりを改善する効果、肌をひきしめ、清浄にし、
整える効果、皮膚をすこやかに保ち、皮膚にうるおいを
与え、皮膚を保護し、皮膚の乾燥を防ぐ効果に乏しく、
20重量%を越えて配合しても効果の増加は望めない。
【0014】本発明の皮膚化粧料には上記した必須構成
成分の他に通常化粧品等の皮膚化粧料に用いられる他の
成分、例えば、粉末成分、液体油脂、固体油脂、ロウ、
炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル類、
シリコーン、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性
剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、保湿剤、水
溶性高分子化合物、増粘剤、皮膜剤、紫外線吸収剤、金
属イオン封鎖剤、低級アルコール、多価アルコール、糖
類、アミノ酸類、有機アミン類、合成樹脂エマルジョ
ン、pH調製剤、皮膚栄養剤、ビタミン類、酸化防止
剤、酸化防止助剤、香料、水等を必要に応じて適宜配合
することができる。これらの成分はそれぞれ一種を用い
てもよいし、二種以上を用いてもよい。
【0015】
【実施例】次に実施例をあげて本発明をさらに詳細に説
明する。本発明はこれによって限定されるものではな
い。配合量は重量%である。実施例に先立ち、本発明の
効果試験方法および評価方法について説明する。 (1)日やけ後の肌のほてり改善効果試験試験方法 日やけ後の肌のほてりの病状で悩む被験者各50名で実施
した。実施例1〜3および比較例1の皮膚化粧料を朝と
夜の1日2回、洗顔後、顔面に塗布し、2週間後肌状態
を目視で判定した。
【0016】実施例1〜3,比較例1の試料 (アルコール相) 重量% 95%エチルアルコール 25.0 ポリオキシエチレン(25モル)硬化ヒマシ油エーテル 2.0 酸化防止剤・防腐剤 適量 香料 適量 薬剤(表1記載) 1.0 (水相) グリセリン 5.O ヘキサメタリン酸ナトリウム 適量 イオン交換水 残余 (製法)水相、アルコール相を調製後可溶化する。
【0017】(評価方法)使用後の、日やけ後の肌のほ
てり改善効果を下記の判定基準に基づいて判定した。 (判定基準) 著 効:病状が消失したもの 有 効:病状が弱くなったもの やや有効:病状がやや弱くなったもの 無 効:病状に変化を認めないもの (判定) ◎:被験者のうち著効および有効の示す割合が80%以
上の場合 ○:被験者のうち著効および有効の示す割合が50〜8
0%の場合 △:被験者のうち著効および有効の示す割合が30〜5
0%の場合 ×:被験者のうち著効および有効の示す割合が30%以
下の場合
【0018】
【表2】
【0019】表2より明らかな様に、比較例に比べて実
施例の方が日やけ後の肌のほてりに対して優れた改善効
果を示めすことが認められた。
【0020】(2)肌状態改善効果試験 実施例1〜3および比較例1の皮膚化粧料を用いて人体
パネルで肌状態改善効果試験を行った。即ち、女性健常
人の顔面の皮膚表面形態をミリスン樹脂によるレプリカ
法を用いて肌のレプリカを取り、顕微鏡(17倍)にて観
察し、皮紋の状態及び角層の剥離状態から表3に示す基
準に基づいて肌状態評価1,2と判断されたもの(肌状
態不良パネル)各20名を用いて実施した。実施例1〜3
および比較例1の化粧料を顔面左右半々に1日2回、2
週間、塗布した。2週間後、再び上述のレプリカ法にて
肌の状態を観察し、表3の判定基準に基づいて評価し
た。
【0021】
【表3】
【0022】
【表4】
【0023】表4から明らかな様に、比較例に比べて実
施例の方が肌状態改善に対して優れた効果、すなわち、
肌をひきしめ、清浄にし、整える効果、皮膚をすこやか
に保ち、皮膚にうるおいを与え、皮膚を保護し、皮膚の
乾燥を防ぐ効果を示めすことが認められた。
【0024】(3)かみそりまけに対する改善効果試験試験方法 かみそりまけする男性被験者各30名で実施した。実施例
1〜3および比較例1の皮膚化粧料を髭剃り直後に塗布
し、かみそりまけに対する効果を判定した。 (評価方法)かみそりまけに対する効果をを下記の判定
基準に基づいて判定した。 (判定基準) 著 効:かみそりまけの消失したもの 有 効:かみそりまけが非常に改善したもの やや有効:かみそりまけがやや改善したもの 無 効:かみそりまけに変化を認めないもの (判定) ◎:被験者のうち著効および有効の示す割合が80%以
上の場合 ○:被験者のうち著効および有効の示す割合が50〜8
0%の場合 △:被験者のうち著効および有効の示す割合が30〜5
0%の場合 ×:被験者のうち著効および有効の示す割合が30%以
下の場合
【0025】
【表5】
【0026】表5より明らかな様に、比較例に比べて実
施例の方がかみそりまけに対して優れた改善効果を示め
すことが認められた。
【0027】(4)油性肌の改善効果試験試験方法 油性肌の病状で悩む被験者各50名で実施した。実施例1
〜3および比較例1の皮膚化粧料を朝と夜の1日2回、
洗顔後、顔面に塗布し、2週間後肌状態を目視で判定し
た。 (評価方法)使用後の、油性肌の改善効果を下記の判定
基準に基づいて判定した。 (判定基準) 著 効:病状が消失したもの 有 効:病状が弱くなったもの やや有効:病状がやや弱くなったもの 無 効:病状に変化を認めないもの (判定) ◎:被験者のうち著効および有効の示す割合が80%以
上の場合 ○:被験者のうち著効および有効の示す割合が50〜8
0%の場合 △:被験者のうち著効および有効の示す割合が30〜5
0%の場合 ×:被験者のうち著効および有効の示す割合が30%以
下の場合
【0028】
【表6】
【0029】表6より明らかな様に、比較例に比べて実
施例の方が油性肌に対して優れた改善効果を示めすこと
が認められた。
【0030】実施例4 クリーム 重量% ステアリン酸 5.0 ステアリルアルコール 4.0 イソプロピルミリステート 18.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 3.0 プロピレングリコール 10.0 N−エチル−トランス−4−アミノメチルシクロヘキサン カルボンアミド塩酸塩 20.0 苛性カリ 0.2 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 防腐剤 適量 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にプロピレングリコールと苛性カ
リを加え溶解し加熱して70℃に保つ(水相)。他の成
分を混合し加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に
油相を徐々に加え、全部加え終わってからしばらくその
温度に保ち反応をおこさせる。その後ホモミキサーで均
一に乳化し、よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
【0031】実施例5 クリーム 重量% ステアリン酸 6.0 ソルビタンモノステアリン酸エステル 2.0 ポリオキシエチレン(20モル)ソルビタンモノステアリン酸エステル 1.5 プロピレングリコール 10.0 N−メチル−トランス−4−アミノメチルシクロヘキサン カルボンアミド塩酸塩 7.0 グリセリントリオクタノエート 10.0 スクワレン 5.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にプロピレングリコールを加え溶
解し加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し
加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え
予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した後、よ
くかきまぜながら30℃まで冷却する。
【0032】実施例6 クリーム 重量% ステアリルアルコール 7.0 ステアリン酸 2.0 水添ラノリン 2.0 スクワラン 5.0 2−オクチルドデシルアルコール 6.0 ポリオキシエチレン(25モル)セチルアルコールエーテル 3.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 プロピレングリコール 5.0 酢酸レチノール 0.1 N,N−ジメチル−トランス−4−アミノメチルシクロヘキサン カルボンアミド塩酸塩 0.005 香料 適量 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 エチルパラベン 0.3 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にプロピレングリコールを加え溶
解し加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し
加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え
予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した後、よ
くかきまぜながら30℃まで冷却する。
【0033】実施例7 乳液 重量% ステアリン酸 2.5 セチルアルコール 1.5 ワセリン 5.0 流動パラフィン 10.0 ポリオキシエチレン(10モル)モノオレイン酸エステル 2.0 ポリエチレングリコ−ル1500 3.0 トリエタノールアミン 1.0 N−(p−メトキシ)フェニル−トランス−4−アミノメチル シクロヘキサンカルボンアミド 10.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 エチルパラベン 0.3 カルボキシビニルポリマー 0.05 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)少量のイオン交換水にカルボキシビニルポリマ
ーを溶解する(A相)。残りのイオン交換水にポリエチ
レングリコール1500とトリエタノールアミンを加え
加熱溶解して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し
加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え
予備乳化を行い、A相を加えホモミキサーで均一に乳化
し、乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
【0034】実施例8 乳液 重量% (油相部) ステアリルアルコール 1.5 スクワレン 2.0 ワセリン 2.5 脱臭液状ラノリン 1.5 月見草油 2.0 ミリスチン酸イソプロピル 5.0 グリセリンモノオレート 2.0 ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油 2.0 酢酸トコフェロール 0.05 レチノール 0.1 エチルパラベン 0.2 ブチルパラベン 0.1 N−ベンジル−トランス−4−アミノメチル シクロヘキサンカルボンアミド 1.0 N−メチル−トランス−4−アミノメチル シクロヘキサンカルボンアミド塩酸塩 1.0 香料 適量 (水相部) 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 グリセリン 5.0 ヒアルロン酸ナトリウム 0.01 カルボキシビニルポリマー 0.2 水酸化カリウム 0.2 精製水 残余 (製法)油相部を70℃にて溶解する。水相部を70℃
にて溶解し、水相部に油相部を混合し、乳化機で乳化後
熱交換機で30℃まで冷却する。
【0035】実施例9 ゼリー 重量% 95%エチルアルコール 10.0 ジプロピレングリコール 15.0 ポリオキシエチレン(50モル)オレイルアルコールエーテル 2.0 カルボキシビニルポリマー 1.0 苛性ソーダ 0.15 L−アルギニン 0.1 N,N−ジメチル−トランス−4−アミノメチルシクロヘキサン カルボンアミド塩酸塩 1.0 N−n−プロピル−トランス−4−アミノメチルシクロヘキサン カルボンアミド 1.0 メチルパラベン 0.2 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にカルボキシビニルポリマーを均
一に溶解し、一方95%エタノールにN,N−ジメチル
−トランス−4−アミノメチルシクロヘキサンカルボン
アミド塩酸塩、N−n−プロピル−トランス−4−アミ
ノメチルシクロヘキサンカルボンアミド、ポリオキシエ
チレン(50モル)オレイルアルコールエーテルを溶解
し、水相に添加する。ついで、その他の成分を加えた
後、苛性ソーダ、L−アルギニンで中和させ増粘する。
【0036】実施例10 美容液 重量% (A相) エタノール(95%) 10.0 ポリオキシエチレン(20モル)オクチルドデカノール 1.0 メチルパラベン 0.15 パントテニールエチルエーテル 0.1 N−メチル−トランス−4−アミノメチル シクロヘキサンカルボンアミド 0.05 プロピオン酸レチノール 0.1 (B相) 水酸化カリウム 0.1 (C相) グリセリン 5.0 ジプロピレングリコール 10.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 カルボキシビニルポリマー 0.2 精製水 残余 (製法)A相、C相をそれぞれ均一に溶解し、C相にA
相を加えて可溶化する。ついで、B相を加えた後充填を
行う。
【0037】実施例11 パック 重量% (A相) ジプロピレングリコール 5.0 ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油 5.0 (B相) N−エチル−トランス−4−アミノメチルシクロヘキサン カルボンアミド 1.0 N−メチル−トランス−4−アミノメチルシクロヘキサン カルボンアミド塩酸塩 1.0 オリーブ油 5.0 酢酸トコフェノール 0.2 エチルパラベン 0.2 香料 0.2 (C相) 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 ポリビニルアルコール (ケン化度90、重合度2000) 13.0 エタノール 7.0 精製水 残余 (製法)A相、B相、C相をそれぞれ均一に溶解し、A
相にB相を加えて可溶化する。ついで、これをC相に加
えた後充填を行う。本発明で得られた皮膚化粧料はいず
れも実施例1〜3で行った日やけ後の肌のほてり改善効
果試験、肌状態改善効果試験、かみそりまけに対する改
善効果試験、油性肌の改善効果試験において効果が認め
られた。
【0038】
【発明の効果】本発明に係るトラネキサム酸のアミド体
およびその塩を含有した皮膚化粧料は皮膚機能の低下又
は亢進を改善し、正常な皮膚の機能を維持し、油性肌を
改善する効果、かみそりまけを防止・改善する効果、日
やけ・雪やけ後の肌のほてりを改善する効果、肌をひき
しめ、清浄にし、整える効果、皮膚をすこやかに保ち、
皮膚にうるおいを与え、皮膚を保護し、皮膚の乾燥を防
ぐ効果を併せ持った新規な皮膚化粧料である。
【表1】
フロントページの続き (72)発明者 芝田 由記 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内 (72)発明者 田中 直美 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内 (72)発明者 藤原 留美子 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内 (72)発明者 北村 謙始 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式化1で表されるトラネキサム
    酸のアミド体およびその塩の少なくとも1種以上を含有
    することを特徴とする皮膚化粧料。 【化1】 〔式中、R1 およびR2 は同一または異なり、水素原
    子、炭素数1〜18の直鎖状または分岐状アルキル基、炭
    素数5〜8のシクロアルキル基、ベンジル基またはフェ
    ニル基(但し、ベンジル基のフェニル部分およびフェニ
    ル基は1〜3個の低級アルキル基、低級アルコキシ基、
    水酸基、アミノ基、ハロゲン原子で置換されていてもよ
    い)を示す。〕
  2. 【請求項2】 請求項1において、R1 およびR2 が同
    一または異なり、水素原子、炭素数1〜6の直鎖状また
    は分岐状アルキル基、または炭素数5〜8のシクロアル
    キル基であるトラネキサム酸のアミド体およびその塩の
    少なくとも1種以上を含有することを特徴とする皮膚化
    粧料。
  3. 【請求項3】 請求項1において、R1 およびR2 が同
    一または異なり、水素原子、メチル基またはエチル基で
    あるトラネキサム酸のアミド体およびその塩の少なくと
    も1種以上を含有することを特徴とする皮膚化粧料。
  4. 【請求項4】 請求項1において、R1 が水素原子、R
    2 がメチル基であるトラネキサム酸のアミド体およびそ
    の塩の少なくとも1種以上を含有することを特徴とする
    皮膚化粧料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002212068A (ja) * 2001-01-12 2002-07-31 Shiseido Co Ltd 線溶系プロテアーゼ阻害剤

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JP2002212068A (ja) * 2001-01-12 2002-07-31 Shiseido Co Ltd 線溶系プロテアーゼ阻害剤

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