JPH1053032A - ボンベ交換装置 - Google Patents

ボンベ交換装置

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JPH1053032A
JPH1053032A JP21109296A JP21109296A JPH1053032A JP H1053032 A JPH1053032 A JP H1053032A JP 21109296 A JP21109296 A JP 21109296A JP 21109296 A JP21109296 A JP 21109296A JP H1053032 A JPH1053032 A JP H1053032A
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JP
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JP21109296A
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English (en)
Inventor
Takahito Miyake
敬仁 三宅
Kuniharu Nogawa
国治 野川
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、フォークリフト等の産業車両に搭
載するボンベ交換装置に関し、ボンベを低い位置で交換
できると共に、ボンベをボンベ保持部材に乗せたままで
交換場所まで運ぶことができるボンベ交換装置を提供す
ることである。 【解決手段】 不図示のボンベが搭載されたボンベサポ
ート8はロック部材19によって、産業車両のリヤピラ
ー4aに取り付けられた連結部材に対して取り外し可能
に構成されている。ボンベサポート8を矢印方向に回動
して延設ロッド27の先端に設けられたタイヤ28を接
地し、ロック部材19を操作して連結部材からボンベサ
ポート8を取り外す。このようにして取り外したボンベ
サポート8はタイヤ28で地面を転がしながら、希望す
るボンベの交換場所まで運ぶことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LPG(液化石油
ガス)を燃料とするフォークリフト等の産業車両に関
し、特にLPGボンベを車両に着脱するためのボンベ交
換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フォークリフトをはじめとする産業車両
において、LPGを燃料とする車両がある。このLPG
車両は排ガスが比較的クリーンでありながら、燃費、コ
スト、等の点でもガソリン車と同等以上であるという優
れた特性から、近年では確固たるシェアを確保するに至
っている。しかしながら、LPG車両には他の方式の車
両に比べて大きな欠点がある。
【0003】すなわち、燃料の補給に際しては、その都
度、LPGボンベの交換作業が必要である点であり、L
PGが充填されたボンベの重量は少なくても20Kg以
上はあり、作業の負担になっていた。特に、カウンタウ
ェイト型のフォークリフトにおいては、殆どの場合、そ
のレイアウトからウェイト上にボンベを搭載せざるを得
ず、搭載位置が高くなるばかりか、フォークリフトのウ
ェイトが邪魔になり、その交換作業は困難を極めてい
た。
【0004】そこで従来、図11に示す構成のボンベ交
換装置が提案されている。同図は後方からフォークリフ
トを見た図であり、フォークリフトの上部は省略してい
る。同図に示すように、フォークリフトのウェイト30
上には、その両側にリヤピラー31、32が立設されて
いる。また、リヤピラー31にはボンベブラケット33
が固設され、ボンベ34を載置したボンベサポート35
がこのボンベブラケット33に対して回動可能に取り付
けられている。すなわち、ボンベサポート35(ボンベ
34)はボンベブラケット33の支軸33’を中心に矢
印a方向に回動可能に取り付けられている。
【0005】通常、ボンベ34はボンベサポート35の
他端35’がリヤピラー32に設けられた保持部32’
に嵌入することによりウェイト30上に支持される。そ
して、ボンベ34を交換する際には、保持部32’の保
持を外し、支軸33’を中心にボンベサポート35を1
80度回転することで、ボンベ34(ボンベサポート3
5)を点線で示す位置に移動し、この位置でボンベ34
の交換作業を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のボンベ交換
装置では、ボンベサポート35は単に水平方向に180
度回転するだけであり、図11に点線で示すボンベ34
の位置は依然高い位置である。したがって、20Kg以
上もあるボンベ34の交換作業は依然として困難な作業
であった。
【0007】また、従来のボンベ交換装置では、同図に
点線で示す水平位置にボンベを移動するだけであり、ボ
ンベをボンベサポート35に乗せたまま、フォークリフ
トから離れた他の場所に移動することはできなかった。
【0008】尚、ボンベ34をウィンチ等を用い機械的
動力により交換する装置の提案もなされているが、動力
源の問題や、装置の大型化、コストアップ等の問題があ
る。本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、
簡単な構成の交換装置により、ボンベを低い位置で交換
できると共に、ボンベをボンベ保持部材に乗せたままで
交換場所まで運ぶことができるボンベ交換装置を提供す
ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は上
記課題を解決するため、車両の支柱に設けられる支持部
と、該支持部に支持され該支柱に対し回動自在な固定部
とを有する連結部材と、ボンベを支持し、前記固定部に
着脱可能に固定される係合部を有するボンベ保持部材
と、該ボンベ保持部材に延設し、該ボンベ保持部材から
外される際、端部に設けられたロールが接地し、前記ボ
ンベ保持部材と共に移動可能な延設部材と、を有するボ
ンベ交換装置を提供することで達成できる。
【0010】すなわち、ボンベを搭載するボンベ保定部
材は、支柱に対し回動自在な固定部とを有する連結部材
に固定され、この固定は固定部と係合部により着脱可能
に構成されている。また、ボンベ保持部材には延設部材
が取り付けられ、ボンベ保持部材を連結部材から取り外
すと延設部材の先端に設けられたロールを接地させなが
ら移動することができる。したがって、このように構成
することで、ボンベを交換場所まで直接運ぶことがで
き、ボンベの交換作業を容易にするものである。
【0011】また、請求項2記載の発明は上記請求項1
記載の発明をより具体化するものであり、例えば前記固
定部は第1保定部と第1ロック部とを有し、前記係合部
は第2保定部と第2ロック部とを有し、前記第1保定部
と第2保定部とが互いに保定された時に該第1ロック部
と該第2ロック部とが互いにロックされることにより、
前記ボンベ保持部材は連結部材に連結される構成であ
る。
【0012】このように構成することにより、第1ロッ
ク部と第2ロック部間のロックを外すことで簡単にボン
ベ保持部材を連結部材から取り外すことができる。すな
わち、ボンベ保持部材側の第2保定部は第1保定部上に
単に載っているだけであるので、上述のロックを外すだ
けで簡単にボンベ保持部材を連結部材から取り外すこと
ができる。
【0013】請求項3記載の発明は、前記第1保定部及
び第2保定部の構成を具体化するものであり、前記第1
保定部が、例えば水平に支持された保定ロッドを有し、
前記第2保定部が該保定ロッドの外形に合致し、下方に
開放された溝状の載置部から成り、該保定ロッド上に該
載置部を載置することで保定される構成である。
【0014】請求項4記載の発明は、前記第1ロック部
及び第2ロック部の構成を具体化するものであり、前記
第2ロック部は係合孔であり、前記第1ロック部は、先
端に回動可能な回転板を有し且つバネ付勢されたロック
ピンを有し、該回転板を嵌入位置に回動させた後、バネ
付勢力に抗して該ロックピン押圧し、該係合部に嵌入
後、該回転板を係止位置に回動させロックピンを開放す
ることで前記第1ロック部と第2ロック部とをロックす
る構成である。
【0015】尚、固定部と係合部の構成は上記構造に限
らず、例えば固定部と係合部をボルトやナットで構成し
てもよい。また、請求項5記載の発明は、前記延設部材
の構成をより具体的にする発明であり、例えば前記延設
部材は、ボンベ保持部材の裏側に収納する構成とするも
のである。
【0016】すなわち、ボンベ保持部材を連結部材から
取り外してボンベを移動する時は、ボンベ保持部材に対
して延設した状態で延設部材を使用し、ボンベ保持部材
がウェイト上に位置する時には延設部材をボンベ保持部
材の裏側に収納する構成とするものである。このように
構成することにより、延設部材を使用しない間、スペー
スを要しない箇所に延設部材を収納しておくことができ
る。
【0017】さらに、請求項6記載の発明は、前記ボン
ベ保持部材の裏側に収納され、一端を前記ボンベ保持部
材の裏側に回転可能に固設され、他端が前記車両に脱着
可能且つ回転可能に当接するダンパを有する構成であ
る。
【0018】このように構成することにより、ダンパの
他端部を車両に設けられた例えば溝に当接させ、ボンベ
が固定されたボンベ保持部材を上げ下ろしする際、緩衝
機能をもたせボンベ保持部材の上げ下ろしを容易に行う
ものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施形態の
ボンベ交換装置を適用したフォークリフトの全体図であ
る。ボンベ交換装置1はフォークリフト2の後部のウェ
イト3上に設けられ、リヤピラー4に取り付けられてい
る。このリヤピラー4は運転席5を覆うヘッドガード6
の後方の支柱を構成する。ボンベ交換装置1はリヤピラ
ー4に取り付けられた連結部材(後述する図2に示す)
とボンベ7を搭載するボンベサポート8で構成されてい
る。尚、ボンベ7に充填されるLPGはフォークリフト
2の移動や、フォーク9の駆動等の動力源であるエンジ
ンの燃料に使用する。
【0020】図2は上述のボンベ交換装置1を詳しく説
明する図であり、フォークリフト2を斜め後方から見た
図である。リヤピラー4はフォークリフト2の左右に設
けられ(以下、リヤピラー4a、4bで示す)、一方の
リヤピラー4aに連結部材の一部である支持部としての
ブラケット10が取り付けられ、他方のリヤピラー4b
に後述する先端保持部材13が設けられている。また、
ボンベ7はボンベ保持部材を構成するボンベサポート8
に搭載され、2本のベルト12a、12bによってボン
ベサポート8に固定されている。
【0021】また、上述のブラケット10はリヤピラー
4aに対して上下1対で構成され(ブラケット10a、
10bで構成され)、ブラケット10a、10bの取り
付けは、本実施形態例においてはリヤピラー4aに、例
えば溶接することで取り付けられている。
【0022】図3はこのブラケット10a、10bの取
り付け構造、及びボンベサポート8の取り付け構造を説
明する図である。上述のように、ブラケット10a、1
0bは所定の間隔を有し、共にリヤピラー4aに横設さ
れている。また、ブラケット10a、10b間には、パ
イプ11がボルト111を介してブラケット10a、1
0bに対して回動自在に取り付けられている。このパイ
プ11には上端部に第1保定部の一部としての保定板1
4が取り付けられ、下端部に第1ロック部の一部として
のロック板15が取り付けられている。この保定板14
及びロック板15のパイプ11への取り付けは、例えば
溶接によって行われる。また、保定板14の他端には保
定部の一部としての保定ロッド14’が取り付けられて
いる。すなわち、パイプ11、保定板14、ロック板1
5、及び保定ロッド14’は一体となって固定部を構成
し、支持部としてのブラケット10a、10b間に図2
の矢印c方向へ回転可能に取り付けられる。
【0023】一方、ボンベサポート8の先端には該ボン
ベサポート8と共にボンベ保持部材を構成する係合部と
してのサポートブラケット16が取り付けられている。
このサポートブラケット16は、ボンベサポート8の筺
体枠8’を支える環部16a、及び第2保定部としての
載置部16b、第2ロック部としての係合孔16cで構
成されている。環部16aはボンベサポート8の筺体枠
8’を貫設し、環部16aに対してボンベサポート8が
矢印d方向に回動できるように構成されている。また、
載置部16bは上述の保定板14の先端に取り付けられ
た保定ロッド14’上に保定され、載置部16bの形状
は下方に開放され、保定ロッド14’の外周曲面に対応
した曲面で構成されている。また、係合部16に設けら
れた係合孔16cは、ロック板15に設けられた後述す
るロック部材によりロックされる。
【0024】図4は第1のロック部の構成を説明する図
であり、図3の矢印e方向から第1ロック部材を見た図
である。第1ロック部材18は、補助部材19によりロ
ック板15に取り付けられている。すなわち、補助部材
19に形成された孔19’とロック板15に形成された
孔15’間にロックピン20を貫入した構造である。
【0025】図5はこの取り付け構造をより具体的に説
明する図であり、ロック部材18は、例えばL字形の補
助部材19に形成された孔19’にロックピン20を貫
入し、ロックピン20の先端には支軸ピン21を中心に
回転可能な回転板22が取り付けられている。また、ロ
ックピン20には圧縮バネ23、平ワッシャー24が貫
入し、ロックピン20の周面に形成された溝に嵌入する
Eリング25によって、上記圧縮バネ23と平ワッシャ
ー24は保持されている。すなわち、ロック板15の起
立部の内面とEリング25間には常時、この間を広げる
方向の付勢力が加わっている。
【0026】一方、ボンベサポート8の裏側には延設部
材としての延設ロッドが収納されている。図6はその状
態を示す図である。延設ロッド27は、その一端がボン
ベサポート8の裏側に設けられたロッド支持部8aに回
動自在に取り付けられている。また、延設ロッド27
は、通常ボンベサポート8の裏側に設けられたロッドホ
ルダー8bに保持され、使用に際してはホールドを解除
した後矢印方向に展開し、ボンベサポート8と略同一線
上にくるようにする。したがって、延設ロッド27を矢
印方向に展開した状態では、ボンベサポート8に延設ロ
ッド27が延長された状態となる。また、延設ロッド2
7の他端にはロールとしてのタイヤ28が取り付けら
れ、ボンベ7を載せてボンベサポート8を移動する際、
このタイヤ28が地面を転がる。
【0027】尚、延設ロッド27をボンベサポート8と
略同一線上にする時、その位置は単に延設ロッド27が
当接して位置規制されるようにしても良いし、或いは何
らかのホールド機構を設けて、位置を固定できるように
しても良い。
【0028】一方、図2の説明に戻って、ボンベサポー
ト8の他端部8cは鍵形に形成され、この他端部8cが
リヤピラー4bに設けられた先端保持部材13に勘合す
る構造である。具体的には、ボンベサポート8をボルト
111を中心に水平回動させて先端保持部材13を構成
する2枚の保持板13a、13b間に他端部8cを勘入
した後、ボンベサポート8を、例えばバネ付きピン(図
示せず)等によりロックして保持する。
【0029】次に、上述のボンベ交換装置1によるボン
ベの交換処理を説明する。先ず、図2に示すようにウェ
イト3上に水平に載置されたボンベ7内のLPGは、フ
ォークリフト2の駆動によって徐々に消費される。尚、
この時延設ロッド27は、図6に示すようにボンベサポ
ート8の下面に収納されている。その後、ボンベ7内の
LPGが空になると、先端保持部材13設けられたロッ
クを外し、例えば鍵状の他端部8cを握持し、ボンベサ
ポート8を矢印c方向に引く。この操作により、ボンベ
サポート8はボルト111を中心に矢印c方向に回動す
る。
【0030】図7はボンベサポート8の回動動作によ
り、ボンベサポート8をフォークリフト2の横に移動し
た上、ボンベサポート8の下面に収納されていた延設ロ
ッド27を矢印方向に展開した状態を示す。但し、同図
ではボンベ7を点線で示す。
【0031】次に、延設ロッド27を展開した状態で該
延設ロッド27の先端のタイヤ28を接地する。この
時、ボンベサポート8とリヤピラー4aは連結部材を介
して接続されているため、ボンベサポート8及び延設ロ
ッド27は環部16aに貫入する筺体枠8’を中心に回
動し、図7に示す状態にタイヤ28が接地する。尚、こ
の移動はボンベサポート8を手で支えるだけで、ボンベ
等の自重によって同図の位置まで行われる。尚、前記筐
体枠8’と環部16aとの間に例えばピン等を用いたス
トッパ機構を設けてやっても良い。これによれば、図7
のようなボンベサポート8をフォークリフト2の横に移
動するまではストッパ機構を作動させておき、図8のよ
うなタイヤ28を設置させる際にはストッパ機構を解除
してボンベ等の自重で降ろせば良いので、図7の状態に
移動させる時に作業者が支える必要がなくなり、作業者
の負担を低減することができる。
【0032】次に、この状態でロック部材のノブ26を
押し、ロック板15とボンベサポート8とのロックを外
す。すなわち、ノブ26を押すことにより係合部16の
表面に当接していたロックピン20先端の回転板22が
該表面より離間し、例えばこの状態で回転板22を水平
にし、ノブ26を離すことにより回転板22(ロックピ
ン20)は係合孔16cから外れる。
【0033】この状態は、ボンベサポート8を保定ロッ
ド14’が支える状態である。すなわち、保定部16b
が載置ロッド14’に載っている状態である。しかも、
ボンベサポート8上には不図示のボンベ7が固定された
状態であり、作業者は載置ロッド14’から保定部16
bを外し、ボンベサポート8の適当な位置を持つことに
より自由な場所にボンベ7を運ぶことができる。延設ロ
ッド27の先端にはタイヤ28が取り付けられており、
ボンベサポート8を握持しつつタイヤ28を接地させな
がら任意のボンベボンベ交換場所まで容易に運ぶことが
できる。
【0034】すなわち、ボンベ交換場所においてボンベ
7に掛け渡されたベルト12a、12bを外し、ボンベ
7をボンベサポート8から降ろし、直ちにボンベを収納
することができる。
【0035】一方、新たなボンベ7をフォークリフト2
に設置する場合にも、単体のボンベサポート8にLPG
を充填したボンベ7を取り付け、ボンベサポート8を握
持してフォークリフト2の場所まで移動し、載置ロッド
14’に保定部16bを載せる。そして、再度ロック部
材のノブ26を押し、ロック板15にボンベサポート8
をロックする。すなわち、回転板22を水平にした後、
ノブ26を押すことによりロックピン20先端を係合孔
16cに嵌入し、回転板22を垂直にし、ノブ26を離
すことにより回転板22(ロックピン20)は係合孔1
6cにロックする。
【0036】その後、前述の図7の位置から図7の位置
までボンベサポート8を持ち上げ、延設ロッド27をボ
ンベサポート8の裏側に収納する。この際、前述したス
トッパ機構を有していれば作動させる。有していなけれ
ば作業者が手で支持する。そして、最後に例えば、他端
部8cを持って上述の矢印c方向とは逆方向にボンベサ
ポート8を回動し、ボンベ27をウェイト6上の図2に
示す位置まで移動し、先端保持部材13に他端部8cを
嵌入しロックすることで所定位置へのセットが完了す
る。
【0037】以上のように、本業施形態の例によれば、
従来例のように高い位置でボンベの交換を行う場合に比
べ、極めて簡単にボンベ7の交換を行うことができ、し
かもボンベの収納場所まで運よことができるので、極め
て有用なボンベ交換装置である。
【0038】次に、本発明の他の実施形態の例を説明す
る。本実施形態の例はボンベサポート8の上げ下ろしを
容易にする目的であり、前述の実施形態のボンベサポー
ト8にダンパを取り付けた構成である。
【0039】図9はダンパの取り付け構造を説明する図
である。同図において、ダンパ29はボンベサポート8
の裏側に収納され、一端をボンベサポート8の裏側に固
設されたダンパ支持部材8dに回動自在に取り付けられ
ている。また、ダンパ29を使用しない時には、ボンベ
サポート8の裏側に設けられたダンパホルダー8eに保
持されている。また、ダンパ29の先端には球状の当接
部29′が形成されている。尚、本実施形態の例に記載
しない他の構成は、前述の実施形態の例と同じ構成であ
る。
【0040】この構成のタンパ29の使用は、前述の図
7に示す状態でボンベサポート8を下ろし、延設ロッド
27の先端のタイヤ28を接地する時と、新たなボンベ
を載せてボンベサポート8を持ち上げる場合である.し
たがって、ボンベサポート8を図7に示す状態にした
後、ダンパ29をダンパホルダー8eから外し、図10
に示すように、例えぼウェイト3に形成される溝3′に
当接部29′を嵌着する。尚この際、当接部29’は溝
3’に対して脱着可能且つ回動可能である。このように
してセットされたダンパ29は、例えばボンベサポート
8を下ろす際緩衝材として働き、作業者はボンベサポー
ト8を手で支えるだけで簡単にボンベサポート8を図8
に示す位置まで移動できる。
【0041】一方、新たなボンベを載せてボンベサポー
ト8を持ち上げる時にも、ダンパ29の働きにより、重
いボンベ(例えば40Kg)の載ったボンベサポート8を
簡単に持ち上げることができる。
【0042】尚上記溝3’は必ずしもウェイト3に設け
る必要はなく、例えば機台本体或いはピラーであっても
良い。また、当接部29’を当接させる車両側の部位は
必ずしも溝である必要はなく、回動可能且つ脱着可能に
固定できれば他のいかなる構造であっても良い。例え
ば、脱着可能なシャフトを有するブラケット等を設ける
構成などが挙げられる。
【0043】ダンパ29を設けるこの実施形態例の場
合、前述したストッパ機構を設けておくことがより望ま
しい。すなわち、図7の状態への移動まではストッパ機
構を作動させておき、図10のようにボンベサポート8
を降ろす(上げる)際には解除する。こうすることで、
ダンパ29をダンパホルダー8eから外し、溝3’に当
接部29’を嵌着する間にボンベサポート8を手で支持
しておく必要がなくなり作業者の負担を低減できる。
【0044】尚、上述の2つの実施形態の例ではリヤビ
ラー4a、4bは運転席5を覆うヘッドガード6の支柱
を使用したが、専用の支柱をウェイト3上に立設しても
よい。
【0045】また、固定部と係合部の構成は上述のよう
な、回転ピン22や圧縮バネ23等を使用する楕成に限
らず、例えばボルトやナットを用いた構成としてもよ
い。更に、ボンベ支持部材は実施例のボンベサポート8
のような環状の構造に限定はされず、例えば板状の上面
にボンベ外周に対応した窪みを設けたもの等、ボンベが
搭載できる他のいかなる構造であっても良い。
【0046】更に、支持部は本実施例におけるブラケッ
トのようにピラーに溶接してある必要はなく、例えばボ
ルト締めされたものであっても良い。更に上下一対であ
る必要は無く、固定部が水平回動自在に保持できる他の
いかなる構造であっても良い。
【0047】更に、固定部は実施例には限定はされず、
サポートブラケットを脱着可能に載置し、且つ解除可能
にロックできれば、他のいかなる構造であっても良い。
例えば、板材をコ字状に曲げ加工したもの等が考えられ
る。
【0048】更に、第1保定部と第2保定部、及び第1
ロック部と第2ロック部は、実施形態例に限定されず、
ボンベ支持部材が脱着可能且つ解除可能にロックできれ
ば他のいかなる構造であっても良い。また、両保定部に
ついては、例えば保定ロッドを係合部側に、載置部を保
定板側にそれぞれ入れ替えて設けることが挙げられる。
但し、この場合、載置部の開放部は上向きに設け、この
上に保定ロッドを載置する。両ロック部においては、例
えばボルトを用いたものが挙げられる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明はボンベ交
換の際、ボンベ支持部材をキャリアとして用い、ボンベ
ごと直接収納場所まで運べるので、ボンベの交換作業が
容易になると共に、極めて効率よいボンベの交換作業を
行うことができる。
【0050】また、簡単な構成のボンベ交換装置により
ボンベの運搬まで行うことができ、運搬設備の削減を行
うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態によるボンベ交換装置を適用したフ
ォークリフトの全体図である。
【図2】一本実施形態によるボンベ交換装置を詳しく説
明する図であり、フォークリフトを斜め後方から見た図
である。
【図3】ブラケットの取り付け構造、及びボンベサポー
トの取り付け構造を説明する図である。
【図4】ロック部の構成を説明する図であり、図3の矢
印e方向からロック部材を見た図である。
【図5】ロック部材の取り付け構造をより具体的に説明
する図である。
【図6】ボンベサポートの裏側に収納される延設ロッド
の状態を示す図である。
【図7】ボンベサポートの回動動作により、ボンベサポ
ートがフォークリフトの横に移動した状態を示す図であ
る。
【図8】タイヤが接地した状態を示す図である。
【図9】ダンパの取り付け構造を説明する図である。
【図10】ウェイトに形成される溝にダンパの当接部を
当てた状態を説明する図である。
【図11】従来のボンベ交換装置を説明する図である。
【符号の説明】
1 ボンベ交換装置 2 フォークリフト 3 ウェイト 3’ 溝 4、4a、4b リヤピラー 5 運転席 6 ヘッドガード 7 ボンベ 8 ボンベサポート 8a ロッド支持部材 8b ロッドホルダー 8c 先端部 8d ダンパ支持部材 8e ダンパホルダー 8’ 筺体枠 9 フォーク 10、10a、10b ブラケット 11 パイプ 111 ボルト 12 ベルト 13 先端保持部材 13a、13b 保持板 14 保定板 14’ 保定ロッド 15 ロック板 15’ 孔 16 係合部 16a 環部 16b 載置部 16c 係合孔 18 ロック部材 19 補助部材 19’ 孔 20 ロックピン 21 支軸ピン 22 回転板 23 圧縮バネ 24 平ワッシャー 25 Eリング 27 延設ロッド 28 タイヤ 29 ダンパ 29’ 当接部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の支柱に設けられる支持部と、該支
    持部に支持され該支柱に対し回動自在な固定部とを有す
    る連結部材と、 ボンベを支持し、前記固定部に着脱可能に固定される係
    合部を有するボンベ保持部材と、 該ボンベ保持部材に延設し、該ボンベ保持部材から外さ
    れる際、端部に設けられたロールが接地し、前記ボンベ
    保持部材と共に移動可能な延設部材と、 を有することを特徴とするボンベ交換装置。
  2. 【請求項2】 前記固定部は第1保定部と第1ロック部
    とを有し、前記係合部は第2保定部と第2ロック部とを
    有し、前記第1保定部と第2保定部とが互いに保定され
    た時に該第1ロック部と該第2ロック部とが互いにロッ
    クされることにより、前記ボンベ保持部材は連結部材に
    連結されることを特徴とする請求項1記載のボンベ交換
    装置。
  3. 【請求項3】 前記第1保定部は、水平に支持された保
    定ロッドを有し、前記第2保定部は該保定ロッドの外形
    に合致し、下方に開放された溝状の載置部から成り、該
    保定ロッド上に該載置部を載置することで保定される請
    求項2記載のボンベ交換装置。
  4. 【請求項4】 前記第2ロック部は係合孔であり、前記
    第1ロック部は、先端に回動可能な回転板を有し且つバ
    ネ付勢されたロックピンを有し、該回転板を嵌入位置に
    回動させた後、バネ付勢力に抗して該ロックピン押圧
    し、該係合孔に嵌入後、該回転板を係止位置に回動させ
    ロックピンを開放することで前記第1ロック部と第2ロ
    ック部とをロックすることを特徴とする請求項2或いは
    請求項3記載のボンベ交換装置。
  5. 【請求項5】 前記延設部材は、前記ボンベ保持部材の
    裏側に収納可能であることを特徴とする請求項1記載の
    ボンベ交換装置。
  6. 【請求項6】 前記ボンベ保持部材の裏側に収納され、
    一端を前記ボンベ保持部材の裏側に回転可能に固設さ
    れ、他端が前記車両に脱着可能且つ回転可能に当接する
    ダンパを有することを特徴とする請求項1記載のボンベ
    交換装置。
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