JPH1052916A - 非放出オリフィスを具備するインクジェット印刷ヘッド・アセンブリ - Google Patents
非放出オリフィスを具備するインクジェット印刷ヘッド・アセンブリInfo
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- JPH1052916A JPH1052916A JP9160550A JP16055097A JPH1052916A JP H1052916 A JPH1052916 A JP H1052916A JP 9160550 A JP9160550 A JP 9160550A JP 16055097 A JP16055097 A JP 16055097A JP H1052916 A JPH1052916 A JP H1052916A
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- microns
- printhead assembly
- orifices
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Geometry (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ある分量のインクを印刷媒体上に噴出するイ
ンクジェット印刷ヘッド・アセンブリであり、インク放
出が為された後の各インク放出オリフィス内における整
定時間を減じて、より高速な印刷速度を可能とするイン
クジェット印刷ヘッド・アセンブリを提供する。 【解決手段】 印刷ヘッドは、基板及び該基板上に取付
けられた複数のヒータ要素を備える。その印刷ヘッドに
は、ノズル・プレートが取付けられている。ノズル・プ
レート及び／或いは基板は、インク送りチャネル及び複
数のインク室を含む。ノズル・プレートは、複数のイン
ク放出オリフィスと複数の非放出オリフィスとを含む。
各インク放出オリフィスは、前記インク室の内の対応す
る１つと関連されていると共に、前記ヒータ要素の内の
対応する１つに隣接するように位置決めされている。各
インク室は、第１流体ポートを介して前記インク送りチ
ャネルと流体に関して連通していると共に、第２流体ポ
ートを介して前記非放出オリフィスの内の対応する１つ
と流体に関して連通している。
ンクジェット印刷ヘッド・アセンブリであり、インク放
出が為された後の各インク放出オリフィス内における整
定時間を減じて、より高速な印刷速度を可能とするイン
クジェット印刷ヘッド・アセンブリを提供する。 【解決手段】 印刷ヘッドは、基板及び該基板上に取付
けられた複数のヒータ要素を備える。その印刷ヘッドに
は、ノズル・プレートが取付けられている。ノズル・プ
レート及び／或いは基板は、インク送りチャネル及び複
数のインク室を含む。ノズル・プレートは、複数のイン
ク放出オリフィスと複数の非放出オリフィスとを含む。
各インク放出オリフィスは、前記インク室の内の対応す
る１つと関連されていると共に、前記ヒータ要素の内の
対応する１つに隣接するように位置決めされている。各
インク室は、第１流体ポートを介して前記インク送りチ
ャネルと流体に関して連通していると共に、第２流体ポ
ートを介して前記非放出オリフィスの内の対応する１つ
と流体に関して連通している。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット・
プリンタ用のインクジェット印刷ヘッド・アセンブリに
関し、より詳細には、複数のインク放出オリフィス及び
複数の非放出オリフィスを具備したノズル・プレートを
含むインクジェット印刷ヘッド・アセンブリに関する。
プリンタ用のインクジェット印刷ヘッド・アセンブリに
関し、より詳細には、複数のインク放出オリフィス及び
複数の非放出オリフィスを具備したノズル・プレートを
含むインクジェット印刷ヘッド・アセンブリに関する。
【０００２】
【従来の技術】インクジェット・プリンタは、典型的に
は、印刷ヘッドと離間された状態で取付けられたノズル
・プレートを有するインクジェット印刷ヘッド・アセン
ブリを備える。ノズル・プレートは複数のインク放出オ
リフィスを有し、それらが印刷ヘッド上に取付けられた
複数のヒータ要素とそれぞれ関連されて配置されてい
る。特定のヒータ要素が起動又は加熱されると、それに
隣接して配置するインクが急激に膨張して気泡を形成す
る。インクはその気泡によってオリフィスを通って追い
出され、印刷媒体上に噴射される。
は、印刷ヘッドと離間された状態で取付けられたノズル
・プレートを有するインクジェット印刷ヘッド・アセン
ブリを備える。ノズル・プレートは複数のインク放出オ
リフィスを有し、それらが印刷ヘッド上に取付けられた
複数のヒータ要素とそれぞれ関連されて配置されてい
る。特定のヒータ要素が起動又は加熱されると、それに
隣接して配置するインクが急激に膨張して気泡を形成す
る。インクはその気泡によってオリフィスを通って追い
出され、印刷媒体上に噴射される。
【０００３】上述したような印刷ヘッド・アセンブリを
利用する際に時々生ずる問題は、「クロス-トーク（漏
話）」として一般に呼称されている。特に、ノズル・プ
レートは印刷ヘッドとは離間された状態で配置されてい
るので、各オリフィスが隣接するオリフィスに対して直
に流体に関して連通する状態又は直に流体連通する状態
で配置される。ノズル・プレートと印刷ヘッドとの間に
おけるインクの１つ或いはそれ以上のヒータ要素を起動
することによっての膨張は、最悪の場合、非加熱オリフ
ィスからのインク噴出を引き起こし得る。そうした「ク
ロス-トーク」は印刷済みテキスト上に重畳されるイン
ク小滴の無作為な振りまきを生ずる結果となり、それは
明らかに望ましくない。
利用する際に時々生ずる問題は、「クロス-トーク（漏
話）」として一般に呼称されている。特に、ノズル・プ
レートは印刷ヘッドとは離間された状態で配置されてい
るので、各オリフィスが隣接するオリフィスに対して直
に流体に関して連通する状態又は直に流体連通する状態
で配置される。ノズル・プレートと印刷ヘッドとの間に
おけるインクの１つ或いはそれ以上のヒータ要素を起動
することによっての膨張は、最悪の場合、非加熱オリフ
ィスからのインク噴出を引き起こし得る。そうした「ク
ロス-トーク」は印刷済みテキスト上に重畳されるイン
ク小滴の無作為な振りまきを生ずる結果となり、それは
明らかに望ましくない。
【０００４】クロス-トークを阻止又は抑制すべく使用
される１つの公知な解決法は、ノズル・プレートと印刷
ヘッドとの間に延在すると共に、複数のインク放出オリ
フィス間に配置された機械的な障壁を使用することを伴
う。こうした障壁は、ヒータ要素の起動に及んで生ずる
膨張状態の流体が隣接オリフィスへ移動することを防止
する。
される１つの公知な解決法は、ノズル・プレートと印刷
ヘッドとの間に延在すると共に、複数のインク放出オリ
フィス間に配置された機械的な障壁を使用することを伴
う。こうした障壁は、ヒータ要素の起動に及んで生ずる
膨張状態の流体が隣接オリフィスへ移動することを防止
する。
【０００５】クロス-トークを防止すべく使用される他
の公知の解決法は、ノズル・プレート内に形成された複
数の非放出スロットの使用を伴う。各非放出スロット
は、複数のインク放出オリフィスと関連された長尺状の
スロットの形態である。ノズル・プレートは印刷ヘッド
と離間された状態で単に配置され、障壁或いは他の流れ
阻止構造はノズル・プレートと印刷ヘッドとの間に何等
延在していない。各インク放出オリフィスは、それ故
に、隣接するインク放出オリフィスに対して直に流体連
通する状態である。長尺状のスロットは、ヒータ要素の
加熱に及んでのインクの膨張及び収縮を吸収することが
意図されており、流体の伝搬が隣接するインク放出オリ
フィスへ押し寄せることを防止し、そしてそれによっ
て、インク放出オリフィス間のクロス-トークを抑制又
は阻止している。
の公知の解決法は、ノズル・プレート内に形成された複
数の非放出スロットの使用を伴う。各非放出スロット
は、複数のインク放出オリフィスと関連された長尺状の
スロットの形態である。ノズル・プレートは印刷ヘッド
と離間された状態で単に配置され、障壁或いは他の流れ
阻止構造はノズル・プレートと印刷ヘッドとの間に何等
延在していない。各インク放出オリフィスは、それ故
に、隣接するインク放出オリフィスに対して直に流体連
通する状態である。長尺状のスロットは、ヒータ要素の
加熱に及んでのインクの膨張及び収縮を吸収することが
意図されており、流体の伝搬が隣接するインク放出オリ
フィスへ押し寄せることを防止し、そしてそれによっ
て、インク放出オリフィス間のクロス-トークを抑制又
は阻止している。
【０００６】前述したような従来の印刷ヘッド・アセン
ブリに関する他の問題としては、特定のヒータ要素の加
熱に及んで、その関連されたインク放出オリフィス内で
の流体ダイナミックス（力学）が、対応するヒータ要素
が再度加熱し得る前にある種の最少時間が経過しなけれ
ばならないとするようなものである。即ち、特定のヒー
タ要素が加熱されると、関連されるオリフィス内のイン
クはそこから印刷媒体上に噴射され、それによって、低
圧のボイド又は領域が残される。ノズル・プレートと印
刷ヘッドとの間のインク供給物は、その排気されたイン
ク放出オリフィスへ同オリフィスを満たすべく殺到す
る。その流入インクは一瞬はそのオリフィスに溢れ、次
いでオリフィスを充満するには僅かに不足するように引
き下がる。これは、落ち着くためにある種の時間が必要
な振動を引き起こす。従って、ヒータ要素が再度起動さ
れ得る前に、「整定時間」と呼称される期間が要求され
ている。
ブリに関する他の問題としては、特定のヒータ要素の加
熱に及んで、その関連されたインク放出オリフィス内で
の流体ダイナミックス（力学）が、対応するヒータ要素
が再度加熱し得る前にある種の最少時間が経過しなけれ
ばならないとするようなものである。即ち、特定のヒー
タ要素が加熱されると、関連されるオリフィス内のイン
クはそこから印刷媒体上に噴射され、それによって、低
圧のボイド又は領域が残される。ノズル・プレートと印
刷ヘッドとの間のインク供給物は、その排気されたイン
ク放出オリフィスへ同オリフィスを満たすべく殺到す
る。その流入インクは一瞬はそのオリフィスに溢れ、次
いでオリフィスを充満するには僅かに不足するように引
き下がる。これは、落ち着くためにある種の時間が必要
な振動を引き起こす。従って、ヒータ要素が再度起動さ
れ得る前に、「整定時間」と呼称される期間が要求され
ている。
【０００７】インク放出オリフィス間のクロス-トーク
を防止するために利用される上述した公知の構造は、特
定の加熱用ヒータ要素及び関連されたインク放出オリフ
ィスの整定時間を減ずるには効果的でない。そうした設
計は、ノズル・プレートに形成された隣接する複数のイ
ンク放出オリフィス間の流体伝搬を吸収することが単に
意図されているのみである。
を防止するために利用される上述した公知の構造は、特
定の加熱用ヒータ要素及び関連されたインク放出オリフ
ィスの整定時間を減ずるには効果的でない。そうした設
計は、ノズル・プレートに形成された隣接する複数のイ
ンク放出オリフィス間の流体伝搬を吸収することが単に
意図されているのみである。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】この技術分野で必要と
されることは、インク放出が為された後の各インク放出
オリフィス内における整定時間を減ずる印刷ヘッド・ア
センブリであり、それによってより高速な印刷速度を可
能とすることである。
されることは、インク放出が為された後の各インク放出
オリフィス内における整定時間を減ずる印刷ヘッド・ア
センブリであり、それによってより高速な印刷速度を可
能とすることである。
【０００９】本発明は、複数のインク放出オリフィスの
内の１つと、直に流体連通を為す状態でそれぞれ配置さ
れた複数の非放出オリフィスを具備したノズル・プレー
トを有する印刷ヘッド・アセンブリを提供することであ
る。
内の１つと、直に流体連通を為す状態でそれぞれ配置さ
れた複数の非放出オリフィスを具備したノズル・プレー
トを有する印刷ヘッド・アセンブリを提供することであ
る。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は、その一形態に
おいて、印刷媒体上にインク供給物を噴射するインクジ
ェット印刷ヘッド・アセンブリを含む。印刷ヘッドは、
基板と、該基板上に取付けられた複数のヒータ要素とを
備える。ノズル・プレートが前記印刷ヘッドに取付けら
れる。ノズル・プレート及び／或いは基板は、インク送
りチャネルと、複数のインク室とを含む。ノズル・プレ
ートは、複数のインク放出オリフィスと複数の非放出オ
リフィスとを含む。各インク放出オリフィスは、インク
室の各々とそれぞれ関連されると共に、ヒータ要素の各
々とそれぞれ隣接して位置決めされている。各インク室
は、第１流体ポートでインク送りチャネルに対して流体
連通状態にあり、且つ、第２流体ポートで非放出オリフ
ィスの各々に対して流体連通状態にある。
おいて、印刷媒体上にインク供給物を噴射するインクジ
ェット印刷ヘッド・アセンブリを含む。印刷ヘッドは、
基板と、該基板上に取付けられた複数のヒータ要素とを
備える。ノズル・プレートが前記印刷ヘッドに取付けら
れる。ノズル・プレート及び／或いは基板は、インク送
りチャネルと、複数のインク室とを含む。ノズル・プレ
ートは、複数のインク放出オリフィスと複数の非放出オ
リフィスとを含む。各インク放出オリフィスは、インク
室の各々とそれぞれ関連されると共に、ヒータ要素の各
々とそれぞれ隣接して位置決めされている。各インク室
は、第１流体ポートでインク送りチャネルに対して流体
連通状態にあり、且つ、第２流体ポートで非放出オリフ
ィスの各々に対して流体連通状態にある。
【００１１】本発明の長所は、ノズル・プレートにおけ
る各インク放出オリフィスに関連される整定時間が実質
的に減少され、それによって、より高速な印刷速度を可
能としていることである。
る各インク放出オリフィスに関連される整定時間が実質
的に減少され、それによって、より高速な印刷速度を可
能としていることである。
【００１２】本発明の上述した特徴及び長所や、その他
の特徴及び長所、そしてそれらを達成する方法等は、添
付図面を参照しての以下に記載する本発明の実施例を参
照することによって、より一層明かとなると共に、本発
明は一層理解されるであろう。
の特徴及び長所、そしてそれらを達成する方法等は、添
付図面を参照しての以下に記載する本発明の実施例を参
照することによって、より一層明かとなると共に、本発
明は一層理解されるであろう。
【００１３】
【発明の実施の形態】図面中、対応する参照符号は対応
する部品を示す。また、ここに例示するものは、本発明
の一形態としての一好適実施例であり、そうした例示は
如何なる態様においても本発明の権利範囲を限定すべく
意図されていない。
する部品を示す。また、ここに例示するものは、本発明
の一形態としての一好適実施例であり、そうした例示は
如何なる態様においても本発明の権利範囲を限定すべく
意図されていない。
【００１４】図面、特に図１には、ある分量のインクを
印刷媒体（不図示）の上に噴出又は噴射するための本発
明の一実施例に係るインクジェット印刷ヘッド・アセン
ブリ１０が示されている。インクジェット印刷ヘッド・
アセンブリ１０は公知の方法でインクジェット・カート
リッジ又はインクジェット・ペン（不図示）に取付けら
れ、印刷ヘッド１２及びノズル・プレート１４を一般に
は備える。
印刷媒体（不図示）の上に噴出又は噴射するための本発
明の一実施例に係るインクジェット印刷ヘッド・アセン
ブリ１０が示されている。インクジェット印刷ヘッド・
アセンブリ１０は公知の方法でインクジェット・カート
リッジ又はインクジェット・ペン（不図示）に取付けら
れ、印刷ヘッド１２及びノズル・プレート１４を一般に
は備える。
【００１５】印刷ヘッド１２（図１及び図３）は基板１
６と、その上に取付けられた複数のヒータ要素１８とを
備える。図示の実施例の場合、基板１６はシリコンのス
トリップの形態であるが、その他のタイプの材料が使用
可能である。更に、図示の実施例の場合、ヒータ要素１
８はハフニウム-ジボライド抵抗、或いはタンタル-アル
ミニウム抵抗の形態であるが、その他のタイプのヒータ
要素も同様に使用可能である。
６と、その上に取付けられた複数のヒータ要素１８とを
備える。図示の実施例の場合、基板１６はシリコンのス
トリップの形態であるが、その他のタイプの材料が使用
可能である。更に、図示の実施例の場合、ヒータ要素１
８はハフニウム-ジボライド抵抗、或いはタンタル-アル
ミニウム抵抗の形態であるが、その他のタイプのヒータ
要素も同様に使用可能である。
【００１６】ノズル・プレート１４（図１乃至図３）は
印刷ヘッド１２に接着剤等で取付けられている。ノズル
・プレート１４は複数のインク放出オリフィス２０と、
複数の非放出オリフィス２２とを備える。各インク放出
オリフィス２０は、（下述することになる）インク供給
源と流体連通する状態で配置されると共に、ヒータ要素
１８の対応する１つと隣接するように位置決めされてい
る。各非放出オリフィス２２は、（以下に説明すること
になるように）インク放出オリフィス２０の対応する１
とだけに直に流体連通する状態で配置されている。イン
ク放出オリフィス２０及び非放出オリフィス２２の各々
の寸法は（ノズル・プレート１４の他の構造的特徴と共
に）、そのノズル・プレート１４が使用される特定の用
途に依存する。例えば、インク放出オリフィス２０及び
非放出オリフィス２２の各々の寸法は、特別なプリンタ
適用例における解像度に依存して変動することになる。
ノズル・プレート１４の構造的特徴と対応して以下に詳
述する寸法は、６００ｄｐｉのプリンタ解像度に対応し
ているが、その他のプリンタ解像度でも可能である。図
示の実施例において、各インク放出オリフィス２０は約
１０ミクロン乃至６０ミクロンの間の直径、好ましくは
約２０ミクロン乃至約５０ミクロンの間の直径、或い
は、より好ましくは約２９ミクロンの直径を有する。更
には、図示の実施例において、非放出オリフィス２２は
約２０ミクロン乃至約８０ミクロンの間の直径、好まし
くは約３０ミクロン乃至約６０ミクロンの間の直径、或
いは、より好ましくは約３９ミクロンの直径を有する。
印刷ヘッド１２に接着剤等で取付けられている。ノズル
・プレート１４は複数のインク放出オリフィス２０と、
複数の非放出オリフィス２２とを備える。各インク放出
オリフィス２０は、（下述することになる）インク供給
源と流体連通する状態で配置されると共に、ヒータ要素
１８の対応する１つと隣接するように位置決めされてい
る。各非放出オリフィス２２は、（以下に説明すること
になるように）インク放出オリフィス２０の対応する１
とだけに直に流体連通する状態で配置されている。イン
ク放出オリフィス２０及び非放出オリフィス２２の各々
の寸法は（ノズル・プレート１４の他の構造的特徴と共
に）、そのノズル・プレート１４が使用される特定の用
途に依存する。例えば、インク放出オリフィス２０及び
非放出オリフィス２２の各々の寸法は、特別なプリンタ
適用例における解像度に依存して変動することになる。
ノズル・プレート１４の構造的特徴と対応して以下に詳
述する寸法は、６００ｄｐｉのプリンタ解像度に対応し
ているが、その他のプリンタ解像度でも可能である。図
示の実施例において、各インク放出オリフィス２０は約
１０ミクロン乃至６０ミクロンの間の直径、好ましくは
約２０ミクロン乃至約５０ミクロンの間の直径、或い
は、より好ましくは約２９ミクロンの直径を有する。更
には、図示の実施例において、非放出オリフィス２２は
約２０ミクロン乃至約８０ミクロンの間の直径、好まし
くは約３０ミクロン乃至約６０ミクロンの間の直径、或
いは、より好ましくは約３９ミクロンの直径を有する。
【００１７】ノズル・プレート１４は、主インク送りチ
ャネル２４及び複数の分岐インク送りチャネル２６によ
って画成されたインク送りチャネルを含むように構成さ
れている。各分岐インク送りチャネル２６はインク放出
オリフィス２０の対応する１つと流体連通する状態で配
置されている。即ち、分岐インク送りチャネル２６は主
インク送りチャネル２４とインク放出オリフィス２０と
の間に延在すると共に、主インク送りチャネル２４をイ
ンク放出オリフィス２０に流体に関して接続している。
図示の実施例において、主インク送りチャネル２４はイ
ンクジェット・カートリッジ内にあるインク供給源と流
体に関して接続しており、該インクジェット・カートリ
ッジにインクジェット印刷ヘッド・アセンブリ１０が取
付けられている。主インク送りチャネル２４及び分岐イ
ンク送りチャネル２６は、好ましくは、エキシマ・レー
ザによる光融蝕処理を用いて、ノズル・プレート１４内
に形成される。図示の実施例において、主インク送りチ
ャネル２４及び分岐インク送りチャネル２６はその深さ
として（即ち、図２の図面に直交して延在する深さ）、
好ましくは、約１０ミクロン乃至約５０ミクロンの間の
深さ、好ましくは約２０ミクロン乃至約３０ミクロンの
間の深さ、或いは、より好ましくは約２４ミクロンの深
さを有する。更に図示の実施例において、分岐インク送
りチャネル２６はその幅として（即ち、図３の図面に直
交して延在する幅）、好ましくは、約１０ミクロン乃至
約５０ミクロンの間の幅、或いは、より好ましくは約２
５ミクロンの幅を有すると共に、その長さとして（即
ち、該分岐インク送りチャネル２６を通る流れ方向に延
在する長さ）、約５ミクロン乃至約１００ミクロンの間
の幅、或いは、好ましくは約６０ミクロンの幅を有す
る。
ャネル２４及び複数の分岐インク送りチャネル２６によ
って画成されたインク送りチャネルを含むように構成さ
れている。各分岐インク送りチャネル２６はインク放出
オリフィス２０の対応する１つと流体連通する状態で配
置されている。即ち、分岐インク送りチャネル２６は主
インク送りチャネル２４とインク放出オリフィス２０と
の間に延在すると共に、主インク送りチャネル２４をイ
ンク放出オリフィス２０に流体に関して接続している。
図示の実施例において、主インク送りチャネル２４はイ
ンクジェット・カートリッジ内にあるインク供給源と流
体に関して接続しており、該インクジェット・カートリ
ッジにインクジェット印刷ヘッド・アセンブリ１０が取
付けられている。主インク送りチャネル２４及び分岐イ
ンク送りチャネル２６は、好ましくは、エキシマ・レー
ザによる光融蝕処理を用いて、ノズル・プレート１４内
に形成される。図示の実施例において、主インク送りチ
ャネル２４及び分岐インク送りチャネル２６はその深さ
として（即ち、図２の図面に直交して延在する深さ）、
好ましくは、約１０ミクロン乃至約５０ミクロンの間の
深さ、好ましくは約２０ミクロン乃至約３０ミクロンの
間の深さ、或いは、より好ましくは約２４ミクロンの深
さを有する。更に図示の実施例において、分岐インク送
りチャネル２６はその幅として（即ち、図３の図面に直
交して延在する幅）、好ましくは、約１０ミクロン乃至
約５０ミクロンの間の幅、或いは、より好ましくは約２
５ミクロンの幅を有すると共に、その長さとして（即
ち、該分岐インク送りチャネル２６を通る流れ方向に延
在する長さ）、約５ミクロン乃至約１００ミクロンの間
の幅、或いは、好ましくは約６０ミクロンの幅を有す
る。
【００１８】また、ノズル・プレート１４は、インク放
出オリフィス２０とそれぞれ関連されている複数のイン
ク室２８をも備える。各インク室２８は、第１流体ポー
ト３０で対応する分岐インク送りチャネル２６と流体連
通する状態で配置されると共に、第２流体ポート３２で
対応する非放出オリフィス２２と流体連通する状態で配
置されている。図示の実施例において、各インク室２８
の寸法は５１×５１平方ミクロンであり、約２４ミクロ
ンの深さを有する。
出オリフィス２０とそれぞれ関連されている複数のイン
ク室２８をも備える。各インク室２８は、第１流体ポー
ト３０で対応する分岐インク送りチャネル２６と流体連
通する状態で配置されると共に、第２流体ポート３２で
対応する非放出オリフィス２２と流体連通する状態で配
置されている。図示の実施例において、各インク室２８
の寸法は５１×５１平方ミクロンであり、約２４ミクロ
ンの深さを有する。
【００１９】各インク室２８は、ノズル・プレート１４
内に形成された対応するスロート３４を介して、関連さ
れた非放出オリフィス２２と流体的に接続されている。
こうして、各スロート３４は、インク放出オリフィス２
０を間接的に非放出オリフィス２２の対応する１つに接
続している。図示の実施例において、各スロート３４は
幅として（即ち、図３の図面に直交する方向における
幅）、約１０ミクロンの幅、長さとして（即ち、スロー
ト３４を介しての流れ方向における長さ）、約１０ミク
ロンの長さ、深さとして（即ち、図２の図面に直交する
方向における深さ）、約１０ミクロン乃至約５０ミクロ
ンの間の深さ、好ましくは約２０ミクロン乃至約３０ミ
クロンの間の深さ、或いは、より好ましくは約２４ミク
ロンの深さを有する。
内に形成された対応するスロート３４を介して、関連さ
れた非放出オリフィス２２と流体的に接続されている。
こうして、各スロート３４は、インク放出オリフィス２
０を間接的に非放出オリフィス２２の対応する１つに接
続している。図示の実施例において、各スロート３４は
幅として（即ち、図３の図面に直交する方向における
幅）、約１０ミクロンの幅、長さとして（即ち、スロー
ト３４を介しての流れ方向における長さ）、約１０ミク
ロンの長さ、深さとして（即ち、図２の図面に直交する
方向における深さ）、約１０ミクロン乃至約５０ミクロ
ンの間の深さ、好ましくは約２０ミクロン乃至約３０ミ
クロンの間の深さ、或いは、より好ましくは約２４ミク
ロンの深さを有する。
【００２０】使用中、インクはインクジェット・カート
リッジから主インク送りチャネル２４へ流れ込む。更に
インクは分岐インク送りチャネル２６を通って流れる。
議論を簡単にするため、ただ１つの分岐インク送りチャ
ネル２６、インク放出オリフィス２０、並びに関連され
た非放出オリフィス２２を通る動作について議論するこ
とにする。即ち、インクは分岐インクチャネル２６か
ら、関連されたインク放出オリフィス２０に隣接して配
置されたインク室２８へ流れ込む。更に、インクはイン
ク室２８から、スロート３４を介して、非放出オリフィ
ス２２へ流れ込む。不動作である定常状態中、インクは
特別な所定レベルでインク放出オリフィス２０及び非放
出オリフィス２２の内部に配置されている。ヒータ要素
１８の加熱に及んで、それに隣接して配置されたインク
は急激に膨張し、インク放出オリフィス２０から噴出又
は噴射する。これによって、インク室２８及びインク放
出オリフィス２０の内部は低圧の領域と為される。この
低圧によって、分岐チャネル２６及びスロート３４の双
方を通ってインクがインク室２８へ吸引させられる又は
引き込まれる。第１流体ポート３０及び第２流体ポート
３２を介してのインク室２８へのインクのこの同時流動
又は同時流入は、インク室２８及びインク放出オリフィ
ス２０を所望量或いは所望体積まで急激に充満する。更
には、非放出オリフィス２２から低圧が生じているイン
ク室２８及びインク放出オリフィス２０へ、その低圧が
故にインクが吸引されながら、非放出オリフィス２２内
の毛管力が、インク室２８及びインク放出オリフィス２
０内の低圧によって生ずる力と対抗する又はその力を相
殺する役割を果たす。付加的には、非放出オリフィス２
２及び分岐インク送りチャネル２６からインク室２８へ
の同時流動又は同時流入は、インク室２８内において、
流体混合と、相互に対向する方向の流動又は流入を生ず
ることになる。こうして、本発明によって提供される整
定時間の低減は、多分、インク室２８内への同時インク
流動又はインク流入、インク室２８内の低圧又は真空圧
と対抗する非放出オリフィス２２内の毛管力、並びに、
インク室２８内におけるインクの混合の結果であるらし
い。
リッジから主インク送りチャネル２４へ流れ込む。更に
インクは分岐インク送りチャネル２６を通って流れる。
議論を簡単にするため、ただ１つの分岐インク送りチャ
ネル２６、インク放出オリフィス２０、並びに関連され
た非放出オリフィス２２を通る動作について議論するこ
とにする。即ち、インクは分岐インクチャネル２６か
ら、関連されたインク放出オリフィス２０に隣接して配
置されたインク室２８へ流れ込む。更に、インクはイン
ク室２８から、スロート３４を介して、非放出オリフィ
ス２２へ流れ込む。不動作である定常状態中、インクは
特別な所定レベルでインク放出オリフィス２０及び非放
出オリフィス２２の内部に配置されている。ヒータ要素
１８の加熱に及んで、それに隣接して配置されたインク
は急激に膨張し、インク放出オリフィス２０から噴出又
は噴射する。これによって、インク室２８及びインク放
出オリフィス２０の内部は低圧の領域と為される。この
低圧によって、分岐チャネル２６及びスロート３４の双
方を通ってインクがインク室２８へ吸引させられる又は
引き込まれる。第１流体ポート３０及び第２流体ポート
３２を介してのインク室２８へのインクのこの同時流動
又は同時流入は、インク室２８及びインク放出オリフィ
ス２０を所望量或いは所望体積まで急激に充満する。更
には、非放出オリフィス２２から低圧が生じているイン
ク室２８及びインク放出オリフィス２０へ、その低圧が
故にインクが吸引されながら、非放出オリフィス２２内
の毛管力が、インク室２８及びインク放出オリフィス２
０内の低圧によって生ずる力と対抗する又はその力を相
殺する役割を果たす。付加的には、非放出オリフィス２
２及び分岐インク送りチャネル２６からインク室２８へ
の同時流動又は同時流入は、インク室２８内において、
流体混合と、相互に対向する方向の流動又は流入を生ず
ることになる。こうして、本発明によって提供される整
定時間の低減は、多分、インク室２８内への同時インク
流動又はインク流入、インク室２８内の低圧又は真空圧
と対抗する非放出オリフィス２２内の毛管力、並びに、
インク室２８内におけるインクの混合の結果であるらし
い。
【００２１】次に図４には、従来のインクジェット印刷
ヘッド・アセンブリと比較した場合の、本発明に係るイ
ンクジェット印刷ヘッド・アセンブリ１０の整定時間に
おける改善がグラフで示されている。曲線３６は、本発
明に係る印刷ヘッド・アセンブリ１０のインク放出オリ
フィス内又はノズル内におけるインク量或いはインク体
積を示し、曲線３８は従来の印刷ヘッド・アセンブリの
インク放出オリフィス又はノズル内におけるインク量或
いはインク体積を示す。水平軸は、特定ヒータ要素が加
熱された後の時間をマイクロ秒で表わしている。垂直軸
は、インク放出オリフィス内又はノズル内のインク量或
いはインク体積を表わしている。ノズル量或いはノズル
体積は標準化されて、その値１．０がインク放出オリフ
ィス内又はノズル内のインクの特定所望レベルを表わ
す。
ヘッド・アセンブリと比較した場合の、本発明に係るイ
ンクジェット印刷ヘッド・アセンブリ１０の整定時間に
おける改善がグラフで示されている。曲線３６は、本発
明に係る印刷ヘッド・アセンブリ１０のインク放出オリ
フィス内又はノズル内におけるインク量或いはインク体
積を示し、曲線３８は従来の印刷ヘッド・アセンブリの
インク放出オリフィス又はノズル内におけるインク量或
いはインク体積を示す。水平軸は、特定ヒータ要素が加
熱された後の時間をマイクロ秒で表わしている。垂直軸
は、インク放出オリフィス内又はノズル内のインク量或
いはインク体積を表わしている。ノズル量或いはノズル
体積は標準化されて、その値１．０がインク放出オリフ
ィス内又はノズル内のインクの特定所望レベルを表わ
す。
【００２２】先ず曲線３８を参照すれば、ヒータ要素が
加熱された後のインク量は、過剰充満状態４０で示され
る、所望インク量の約１．４倍に達している。これは、
ヒータ要素の加熱後、１００マイクロ秒乃至２００マイ
クロ秒の間に生じている。その後、ノズル内のインク量
は沈下して又は治って、符号４２で示されるように、過
少充満状態が存在する。この過少充満状態４２は、２０
０マイクロ秒乃至３００マイクロ秒の間に生じている。
こうして、所望インク量１．０の上方及び下方の双方に
おける曲線の振幅を観察することによって、ヒータ要素
の加熱に及んで、実質的な振動が生じていることは明ら
かである。曲線３８に対応するインクジェット印刷ヘッ
ド・アセンブリの整定時間は、従って、約３００マイク
ロ秒を上回る。
加熱された後のインク量は、過剰充満状態４０で示され
る、所望インク量の約１．４倍に達している。これは、
ヒータ要素の加熱後、１００マイクロ秒乃至２００マイ
クロ秒の間に生じている。その後、ノズル内のインク量
は沈下して又は治って、符号４２で示されるように、過
少充満状態が存在する。この過少充満状態４２は、２０
０マイクロ秒乃至３００マイクロ秒の間に生じている。
こうして、所望インク量１．０の上方及び下方の双方に
おける曲線の振幅を観察することによって、ヒータ要素
の加熱に及んで、実質的な振動が生じていることは明ら
かである。曲線３８に対応するインクジェット印刷ヘッ
ド・アセンブリの整定時間は、従って、約３００マイク
ロ秒を上回る。
【００２３】曲線３６は、図１乃至図３に示される印刷
ヘッド・アセンブリ１０等の、本発明に係るインクジェ
ット印刷ヘッド・アセンブリを利用しての著しく改善さ
れた整定時間を示している。ノズル内のインク量は、従
来の印刷ヘッド・アセンブリよりも急速に１．０の標準
化量に到達し、符号４４で示されるように、過剰充満状
態が生じた際に標準化量の上方への振幅が著しく低減さ
れている。同様に、引き続いて生ずる過少充満状態が相
当早い時点で発生しており、従来の印刷ヘッド・アセン
ブリと比べると、符号４６で示されるように著しく低減
された負の振幅となっている。こうして、曲線３６の整
定時間は約１５０マイクロ秒である（或いは、曲線３８
の整定時間より約１５０マイクロ秒少ない）。
ヘッド・アセンブリ１０等の、本発明に係るインクジェ
ット印刷ヘッド・アセンブリを利用しての著しく改善さ
れた整定時間を示している。ノズル内のインク量は、従
来の印刷ヘッド・アセンブリよりも急速に１．０の標準
化量に到達し、符号４４で示されるように、過剰充満状
態が生じた際に標準化量の上方への振幅が著しく低減さ
れている。同様に、引き続いて生ずる過少充満状態が相
当早い時点で発生しており、従来の印刷ヘッド・アセン
ブリと比べると、符号４６で示されるように著しく低減
された負の振幅となっている。こうして、曲線３６の整
定時間は約１５０マイクロ秒である（或いは、曲線３８
の整定時間より約１５０マイクロ秒少ない）。
【００２４】次に図５では、本発明の他の実施例に係る
ノズル・プレート５０が示されている。このノズル・プ
レート５０は、図２のノズル・プレート１４に示された
それぞれの命名要素と同様に、主インク送りチャネル５
２、複数の分岐インク送りチャネル５４、複数のインク
室５６、並びに、複数のインク放出オリフィス５８を備
える。しかしながら、図２に示されたノズル・プレート
１４の実施例と対照的に、ここでのノズル・プレート５
０は、複数の（即ち、２つの）インク放出オリフィス５
８に対して直に流体に関して連通するように配置された
１つの非放出オリフィス６０を含む。より詳細には、非
放出オリフィス６０は、複数のスロート６２を介して、
これら２つのインク放出オリフィス５８と直に流体に関
して接続されている。
ノズル・プレート５０が示されている。このノズル・プ
レート５０は、図２のノズル・プレート１４に示された
それぞれの命名要素と同様に、主インク送りチャネル５
２、複数の分岐インク送りチャネル５４、複数のインク
室５６、並びに、複数のインク放出オリフィス５８を備
える。しかしながら、図２に示されたノズル・プレート
１４の実施例と対照的に、ここでのノズル・プレート５
０は、複数の（即ち、２つの）インク放出オリフィス５
８に対して直に流体に関して連通するように配置された
１つの非放出オリフィス６０を含む。より詳細には、非
放出オリフィス６０は、複数のスロート６２を介して、
これら２つのインク放出オリフィス５８と直に流体に関
して接続されている。
【００２５】添付図面に示された本発明の各種実施例に
おいて、印刷ヘッド及び／或いはノズル・プレートの基
板は、インク送りチャネル、複数のインク室、並びに複
数のスロートを画成するように構成されている。しかし
ながら、インク送りチャネル、複数のインク室、並びに
複数のスロートの全て、これらの任意の組合わせ、或い
はこれらの内の１つを、ノズル・プレートと基板とは別
個であると共にそれらの間に介在する障壁層に画成させ
ることも可能であることも理解されたい。そうした障壁
層は、本発明の範囲内であることが意図されており、そ
して、ノズル・プレート及び／或いは基板の延長線上の
単なる一部材であると見ることもできる。
おいて、印刷ヘッド及び／或いはノズル・プレートの基
板は、インク送りチャネル、複数のインク室、並びに複
数のスロートを画成するように構成されている。しかし
ながら、インク送りチャネル、複数のインク室、並びに
複数のスロートの全て、これらの任意の組合わせ、或い
はこれらの内の１つを、ノズル・プレートと基板とは別
個であると共にそれらの間に介在する障壁層に画成させ
ることも可能であることも理解されたい。そうした障壁
層は、本発明の範囲内であることが意図されており、そ
して、ノズル・プレート及び／或いは基板の延長線上の
単なる一部材であると見ることもできる。
【００２６】この発明はその好ましい設計例を有すると
して説明されている、本発明はここでの開示の精神及び
範囲の内で更なる変更が可能である。よってこの出願
は、任意の変更、用途、或いはその一般原則を用いての
本発明の応用の全てを包含することが意図されている。
更に、この出願は、本発明に関係する技術及び特許請求
の範囲の制限内に入る技術において公知或いは慣行慣習
の内に入るような、本発明からの逸脱類を包含すること
も意図されている。
して説明されている、本発明はここでの開示の精神及び
範囲の内で更なる変更が可能である。よってこの出願
は、任意の変更、用途、或いはその一般原則を用いての
本発明の応用の全てを包含することが意図されている。
更に、この出願は、本発明に関係する技術及び特許請求
の範囲の制限内に入る技術において公知或いは慣行慣習
の内に入るような、本発明からの逸脱類を包含すること
も意図されている。
【図１】図１は、本発明の実施例に係るインクジェット
印刷ヘッド・アセンブリの一部破断斜視図である。
印刷ヘッド・アセンブリの一部破断斜視図である。
【図２】図２は、図１の印刷ヘッド・アセンブリに示さ
れたノズル・プレートの一部破断拡大平面図である。
れたノズル・プレートの一部破断拡大平面図である。
【図３】図３は、図１における３−３線に沿って切取っ
た場合の断面図である。
た場合の断面図である。
【図４】従来のインクジェット印刷ヘッドと比較した、
本発明の実施例に係るインクジェット印刷ヘッド・アセ
ンブリの整定時間のグラフを示す。
本発明の実施例に係るインクジェット印刷ヘッド・アセ
ンブリの整定時間のグラフを示す。
【図５】本発明の他の実施例に係るノズル・プレートの
一部破断拡大平面図である。
一部破断拡大平面図である。
【符号の説明】 １０ インクジェット印刷ヘッド・アセンブリ １２ 印刷ヘッド １４，５０ ノズル・プレート １６ 基板 １８ ヒータ要素 ２０，５８ インク放出オリフィス ２２，６０ 非放出オリフィス ２４，５２ 主インク送りチャネル ２６，５４ 分岐インク送りチャネル ２８，５６ インク室 ３０ 第１流体ポート ３２ 第２流体ポート ３４，６２ スロート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アショク・マーシー アメリカ合衆国 40515 ケンタッキー、 レキシントン、ウッドフィールド・サーク ル 2376 (72)発明者 ジェイムス・ハロルド・パワーズ アメリカ合衆国 40514 ケンタッキー、 レキシントン、レマ・ウェイ 4772
Claims (28)
- 【請求項１】 ある分量のインクを印刷媒体上に噴出す
るインクジェット印刷ヘッド・アセンブリであって、 基板及び該基板上に取付けられた複数のヒータ要素を含
む印刷ヘッドと、 複数のインク放出オリフィス及び複数の非放出オリフィ
スを有して、前記印刷ヘッドに取付けられたノズル・プ
レートであり、前記インク放出オリフィスの各々が、イ
ンク供給源と流体に関して連通するように配置され且つ
前記ヒータ要素の内の対応する１つと隣接して位置決め
され、前記非放出オリフィスの各々が、前記インク放出
オリフィスの内の対応する１つとだけに直に流体に関し
て連通するように配置されていることから成るノズル・
プレートと、を備えるインクジェット印刷ヘッド・アセ
ンブリ。 - 【請求項２】 前記インク放出オリフィスの各々が、約
２０ミクロン乃至約３０ミクロンの間の直径を有し、前
記非放出オリフィスが、約３０ミクロン乃至約４０ミク
ロンの間の直径を有する、請求項１に記載のインクジェ
ット印刷ヘッド・アセンブリ。 - 【請求項３】 前記ノズル・プレート及び前記基板の内
の少なくとも一方が、複数のスロートを少なくとも部分
的に画成しており、該スロートの各々が、前記インク放
出オリフィスの内の１つを前記非放出オリフィスの内の
対応する１つと流体的に連通している、請求項１に記載
のインクジェット印刷ヘッド・アセンブリ。 - 【請求項４】 前記ノズル・プレートが前記複数のスロ
ートを含む、請求項３に記載のインクジェット印刷ヘッ
ド・アセンブリ。 - 【請求項５】 前記スロートの各々が、約１０ミクロン
の幅を有する、請求項３に記載のインクジェット印刷ヘ
ッド・アセンブリ。 - 【請求項６】 前記スロートの各々が、約１０ミクロン
の長さを有する、請求項５に記載のインクジェット印刷
ヘッド・アセンブリ。 - 【請求項７】 前記スロートの各々が、約１０ミクロン
乃至約５０ミクロンの間の選択された深さを有する、請
求項３に記載のインクジェット印刷ヘッド・アセンブ
リ。 - 【請求項８】 前記スロートの各々が、約２０ミクロン
乃至約３０ミクロン間の選択された深さを有する、請求
項７に記載のインクジェット印刷ヘッド・アセンブリ。 - 【請求項９】 前記ノズル・プレート及び前記基板の内
の少なくとも一方が、インク送りチャネルを少なくとも
部分的に少なくとも部分的に画成しており、前記インク
放出オリフィスの各々が該インク送りチャネルと流体に
関して連通するように配置されている、請求項１に記載
のインクジェット印刷ヘッド・アセンブリ。 - 【請求項１０】 前記ノズル・プレートが前記インク送
りチャネルを含む、請求項９に記載のインクジェット印
刷ヘッド・アセンブリ。 - 【請求項１１】 前記インク送りチャネルが、主インク
送りチャネル及び複数の分岐インク送りチャネルを含
み、前記分岐インク送りチャネルの各々が、前記インク
放出オリフィスの内の対応する１つと流体に関して連通
するように配置されている、請求項９に記載のインクジ
ェット印刷ヘッド・アセンブリ。 - 【請求項１２】 前記インク送りチャネルが、約１０ミ
クロン乃至約５０ミクロンの間の選択された深さを有す
る、請求項９に記載のインクジェット印刷ヘッド・アセ
ンブリ。 - 【請求項１３】 前記インク送りチャネルが、約２０ミ
クロン乃至約３０ミクロンの間の選択された深さを有す
る、請求項１２に記載のインクジェット印刷ヘッド・ア
センブリ。 - 【請求項１４】 ある分量のインクを印刷媒体上に噴出
するインクジェット印刷ヘッド・アセンブリであって、 基板及び該基板上に取付けられた複数のヒータ要素を含
む印刷ヘッドと、 前記印刷ヘッドに取付けられたノズル・プレートであ
り、当該ノズル・プレート及び前記基板の内の少なくと
も一方が、インク送りチャネル及び複数のインク室を含
み、当該ノズル・プレートが、複数のインク放出オリフ
ィス及び複数の非放出オリフィスを含み、前記インク放
出オリフィスの各々が、前記インク室の内の対応する１
つと関連されると共に、前記ヒータ要素の内の対応する
１つに隣接するように位置決めされており、前記インク
室の各々が、前記インク送りチャネルと第１流体ポート
を介して流体に関して連通されると共に、前記非放出オ
リフィスの内の対応する１つと第２流体ポート介して流
体に関して連通されている、ことから成るノズル・プレ
ートと、を備えるインクジェット印刷ヘッド・アセンブ
リ。 - 【請求項１５】 前記インク送りチャネルが、主インク
送りチャネル及び複数の分岐インク送りチャネルを含
み、前記分岐インク送りチャネルの各々が、前記インク
室の内の対応する１つと直に流体に関して連通するよう
に配置されている、請求項１４に記載のインクジェット
印刷ヘッド・アセンブリ。 - 【請求項１６】 前記インク放出オリフィスが、約２０
ミクロン乃至約３０ミクロンの間の直径を有し、前記非
放出オリフィスが、約３０ミクロン乃至約４０ミクロン
の間の直径を有する、請求項１４に記載のインクジェッ
ト印刷ヘッド・アセンブリ。 - 【請求項１７】 前記ノズル・プレート及び前記基板の
内の少なくとも一方が、複数のスロートを含み、該スロ
ートの各々が、前記非放出オリフィスの内の１つと、前
記第２流体ポートの内の対応する１つとの間に延在して
いる、請求項１４に記載のインクジェット印刷ヘッド・
アセンブリ。 - 【請求項１８】 前記ノズル・プレートが前記複数のス
ロートを含む、請求項１７に記載のインクジェット印刷
ヘッド・アセンブリ。 - 【請求項１９】 前記スロートの各々が、約１０ミクロ
ンの幅を有する、請求項１７に記載のインクジェット印
刷ヘッド・アセンブリ。 - 【請求項２０】 前記スロートの各々が、約１０ミクロ
ンの長さを有する、請求項１９に記載のインクジェット
印刷ヘッド・アセンブリ。 - 【請求項２１】 前記スロートの各々が、約１０ミクロ
ン乃至約５０ミクロンの間の選択された深さを有する、
請求項１７に記載のインクジェット印刷ヘッド・アセン
ブリ。 - 【請求項２２】 前記スロートの各々が、約２０ミクロ
ン乃至約３０ミクロンの間の選択された深さを有する、
請求項２１に記載のインクジェット印刷ヘッド・アセン
ブリ。 - 【請求項２３】 前記ノズル・プレートが、前記インク
送りチャネル及び前記複数のインク室を含む、請求項１
４に記載のインクジェット印刷ヘッド・アセンブリ。 - 【請求項２４】 前記インク送りチャネル及び前記複数
のインク室が、約１０ミクロン乃至約５０ミクロンの間
の選択された深さを有する、請求項２３に記載のインク
ジェット印刷ヘッド・アセンブリ。 - 【請求項２５】 前記インク送りチャネル及び前記複数
のインク室が、約２０ミクロン乃至約３０ミクロンの間
の選択された深さを有する、請求項２４に記載のインク
ジェット印刷ヘッド・アセンブリ。 - 【請求項２６】 ある分量のインクを印刷媒体上に噴出
するインクジェット印刷ヘッド・アセンブリであって、 基板及び該基板上に取付けられた複数のヒータ要素を含
む印刷ヘッドと、 前記印刷ヘッドに取付けられたノズル・プレートであ
り、当該ノズル・プレート及び前記基板の内の少なくと
も一方が、インク送りチャネル、複数のインク室、並び
に、複数のスロートを少なくとも部分的に画成している
ことから成るノズル・プレートと、を備え、 前記ノズル・プレートが、複数のインク放出オリフィス
及び複数の非放出オリフィスを含み、前記インク放出オ
リフィスの各々が、前記インク室の内の対応する１つと
関連されていると共に、前記ヒータ要素の内の対応する
１つと隣接するように位置決めされており、前記インク
室の各々が、前記インク送りチャネルと第１流体ポート
を介して流体に関して連通されていると共に、前記非放
出オリフィスの内の対応する１つと第２流体ポートを介
して流体に関して連通されており、前記スロートの各々
が、前記非放出オリフィスの１つを前記インク放出オリ
フィスの少なくとも１つと直に流体的に接続しているこ
とから成るインクジェット印刷ヘッド・アセンブリ。 - 【請求項２７】 前記スロートの各々が、前記非放出オ
リフィスの１つを前記インク放出オリフィスの内の対応
する１つと流体的に接続している、請求項２６に記載の
インクジェット印刷ヘッド・アセンブリ。 - 【請求項２８】 前記スロートの各々が、前記非放出オ
リフィスの１つを前記インク放出オリフィスの内の複数
のものと流体的に接続している、請求項２６に記載のイ
ンクジェット印刷ヘッド・アセンブリ。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US08/659,103 | 1996-06-03 | ||
| US08/659,103 US5940096A (en) | 1996-06-03 | 1996-06-03 | Ink jet printhead assembly with non-emitting orifices |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1052916A true JPH1052916A (ja) | 1998-02-24 |
Family
ID=24644040
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9160550A Pending JPH1052916A (ja) | 1996-06-03 | 1997-06-03 | 非放出オリフィスを具備するインクジェット印刷ヘッド・アセンブリ |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5940096A (ja) |
| EP (1) | EP0811497B1 (ja) |
| JP (1) | JPH1052916A (ja) |
| AU (1) | AU723857B2 (ja) |
| DE (1) | DE69708973T2 (ja) |
Families Citing this family (23)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7195339B2 (en) | 1997-07-15 | 2007-03-27 | Silverbrook Research Pty Ltd | Ink jet nozzle assembly with a thermal bend actuator |
| US6648453B2 (en) | 1997-07-15 | 2003-11-18 | Silverbrook Research Pty Ltd | Ink jet printhead chip with predetermined micro-electromechanical systems height |
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