JPH0596730A - インクジエツト記録ヘツド - Google Patents

インクジエツト記録ヘツド

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Publication number
JPH0596730A
JPH0596730A JP28574791A JP28574791A JPH0596730A JP H0596730 A JPH0596730 A JP H0596730A JP 28574791 A JP28574791 A JP 28574791A JP 28574791 A JP28574791 A JP 28574791A JP H0596730 A JPH0596730 A JP H0596730A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
nozzle
nozzles
recording head
flow path
Prior art date
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Pending
Application number
JP28574791A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Hiratsuka
昌史 平塚
Naoshi Kotake
直志 小竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP28574791A priority Critical patent/JPH0596730A/ja
Publication of JPH0596730A publication Critical patent/JPH0596730A/ja
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 余剰のインクがノズル面に残留することを防
止して、記録ヘッドの印字品質を向上させる。 【構成】 ノズル1に連通するインク流路3には、ヒー
ター5が設けられ、インク室7に連通されている。ノズ
ル1間にダミーノズル2を設け、インク流路4により、
ヒーター5よりもインク室7側のインク流路3に連通さ
れている。ヒーター5に印字信号を送り、インク滴が吐
出した後は、吐出によって失われたインクの補給が行な
われる。このとき、補給されるインクの流れにより、イ
ンク流路4内に負圧が生じ、ダミーノズル2からノズル
面に存在している余剰インクが吸引される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録装
置のインクジェット記録ヘッド、特に、ダミーノズルを
設けたインクジェット記録ヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式は、高速記録が
可能であり、記録の際に発生する騒音がほとんどなく、
普通紙に直接印字でき、定着処理等を必要としないた
め、装置の小型化が図れるという点で注目を集めてい
る。
【0003】従来のインクジェット記録ヘッドにおい
て、印字品質の保持および向上のために種々の手段が開
発されている。特開昭63−54250号公報に記載さ
れたものは、一列に並んだ複数のノズルと、該ノズルに
連通する複数の圧力室と、各ノズルに共通のインク室を
有するインクジェット記録ヘッドにおいて、最外側のノ
ズルの両外側で、各ノズルとほぼ同列の位置に、大気に
開口したダミーノズルを設け、これをインク室に連通さ
せる流路を設けることにより、記録ヘッド内の気泡の排
出性を高め、印字品質の向上を図るものである。
【0004】また、特開昭58−12770号公報に記
載されたインクジェット用ノズルヘッドは、隣接するノ
ズル開口間に、インクの広がりを防止するための凹部を
設けて、高解像度を得ようとするものである。また、特
開平2−274553号公報に記載されたインクジェッ
ト装置は、列方向にインクを噴出する複数のノズルを列
状に配列し、各ノズル間、ならびに、最上位および最下
位のノズルのそれぞれ外側に、めくら穴構造のダミーノ
ズルを設けることにより、ノズル面でのインク溜まりを
均一にするようにして、高画質化を図るものである。
【0005】しかしながら、特開昭58−12770号
公報に記載されているように、ノズル間に凹部を設ける
方式では、吐出ノズルの付近に、凹部の容量を越えるイ
ンクの付着があった場合には、期待する効果が得られる
かどうか疑問である。また、長時間放置した場合には、
インクが凹部に固着する可能性があり、その対策を施す
必要がある。また、特開平2−274553号公報に記
載されているノズル表面にインクを保持する凹部を設け
る方式では、均一なメニスカスを維持することが困難で
あると考えられる。さらに、特開昭58−12770号
公報に記載されたものと同様に、保持されたインクが、
長時間の放置により固着することが考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、余剰のインクがノズル面に
残留することを防止して、記録ヘッドの印字品質を向上
させることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、インクを吐出
するための複数のノズルと、該ノズルと連通するインク
流路と、インクを吐出するためのエネルギーを発生させ
るためのエネルギー発生手段と、前記インク流路に連通
するインク室を有するインクジェット記録ヘッドにおい
て、前記ノズル間にインクを吐出しないダミーノズルを
配置するとともに、前記ダミーノズルを前記インク流路
のインク室側に接続するインク流路を設けたことを特徴
とするものである。
【0008】
【作用】図2は、本発明によるインクジェット記録ヘッ
ドの1つのノズル分についての流路配置の一例を示した
ものである。図中、1はノズル、2はダミーノズル、
3,4はインク流路、5はエネルギー発生体、8はイン
ク滴である。インク流路3は、図示しないインク室に連
通されている。図2(A)は、印字動作前の状態を示す
ものであり、すべてのインク流路は、インクによって満
たされている。ここで、エネルギー発生体5に印字信号
を送り、インク滴8を吐出する。インク滴8を吐出した
後は、吐出によって失われたインクの補給が行なわれ
る。図2(B)に示すように、インクの補給は、主とし
て、インク流路3に連通するインク室側から行なわれる
から、補給されるインクの流れが、インク流路3に発生
する。この流れにより、ダミーノズル2と連通している
インク流路4内にも負圧が生じ、ダミーノズル2からノ
ズル面に存在している余剰インクが吸引される。この吸
引により、ノズル面は、常に余剰インクのない状態に保
たれ、印字品質の向上が期待できる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明のインクジェット記録ヘッド
の一実施例を説明するためのものであり、(A)図は流
路配置を示す平面図、(B)図はノズル面の正面図であ
る。図中、1はノズル、2はダミーノズル、3,4はイ
ンク流路、5はエネルギー発生体、6は隔壁、7はイン
ク室である。説明のために、ノズルの数を4とした。
(B)図に示すように、ノズル1は、インク滴を吐出す
るためのものであり、一列に配列されており、このノズ
ル1の間にダミーノズル2が設けられている。これらの
インク滴吐出のためのノズル1は、それぞれインク流路
3によりインク室7と連通している。インク流路3内に
は、エネルギー発生体5が設けられている。エネルギー
発生体5としては、発熱抵抗体や圧電素子などを用いる
ことができる。ダミーノズル2はインク流路3と独立し
たインク流路4により、インク流路3に連通されてい
る。インク流路3においてインク流路4が連通する位置
は、エネルギー発生体5よりもインク室7側である。こ
の実施例では、これらのインク流路3,4およびインク
室7は、隔壁6によって形成されている。
【0010】図2で説明したように、ノズル1からイン
ク滴を吐出した後のインク供給の際に、そのノズルのイ
ンク流路3に連通されたダミーノズル2が負圧となるか
ら、そのダミーノズル2の近傍の余剰インクが吸引さ
れ、ノズル面を清浄に保つことができる。
【0011】図3により、図1で説明した実施例のイン
クジェット記録ヘッドの製造工程の概略を説明する。
(A)図は、蓋材を接着する前の基板の一部の平面図で
あり、(B)図は蓋材を接着した状態のノズル面の一部
の正面図である。図中、図1と同様な部分には同じ符号
を付して説明を省略する。9は基板、10は蓋材であ
る。基板9上には、エネルギー発生体5としてのヒータ
ーと、それを駆動するためのロジック回路が形成され、
感光性の材料によりヒーターを除く部分が被覆されてい
るが、これらは図示されていない。この感光性の材料に
より被覆された基板9上に、感光性の材料により隔壁6
を形成する。感光性の材料は、例えば、感光性ポリイミ
ドなどを用いることができ、インク滴吐出のためのイン
ク流路3、ダミーノズル2のためのインク流路4、イン
ク室7を形成するようパターニングされ、隔壁6が形成
される。その後、蓋材10を張り合わせて、記録ヘッド
が作製される。
【0012】図4乃至図6は、本発明のインクジェット
記録ヘッドの他の実施例を製造工程とともに説明するた
めのものであり、図4はチャンネル基板の一部の平面
図、図5は感光性樹脂層の一部の平面図、図6はノズル
面の一部の正面図である。図中、図1と同様な部分には
同じ符号を付して説明を省略する。11はヒーター基
板、12は感光性樹脂層、13はチャンネル基板、14
はヒーター用の開口部、15は連通用の開口部である。
この実施例では、記録ヘッドは、2枚の部材を張り合わ
せることによって構成される。
【0013】図4にチャンネル基板を示す。(100)
結晶面を表面にもつシリコンウェハに、マスキングを施
し、水酸化カリウム水溶液を用いた異方性エッチングに
より、インク滴吐出のためのインク流路3、ダミーノズ
ル2のためのインク流路4、インク室7が形成され、チ
ャンネル基板が作製される。
【0014】ヒーター基板は、シリコンウェハ上にLS
Iプロセスによヒーターおよびその駆動のためのロジッ
ク回路を形成し、さらに、その上を感光性樹脂層12で
覆う。感光性樹脂層12には、図5に示すように、ヒー
ター用の開口部14と、連通用の開口部15が設けられ
る。ヒーター用の開口部14は、気泡の成長領域を制限
するためのものである。連通用の開口部15は、図5の
一部に点線で、インク流路3および4に相当する位置を
図示したが、これからわかるように、インク流路3およ
び4の端部近傍を含み、インク室7にかかるように形成
され、この開口部15により、インク流路3および4と
インク室7が連通される。
【0015】このようにして作製されたヒーター基板と
チャンネル基板の2枚のウェハを張り合わせ、図4に一
点鎖線16で図示した位置で切断することにより記録ヘ
ッドのチップが作製できる。ノズル面は、図6に示すよ
うに、インク吐出ノズル1の間に、より小さい断面積の
ダミーノズル2が形成されている。
【0016】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、インク滴吐出後のインク供給時に生じる負圧
を利用して、ノズル面に付着する余剰インクを吸引する
ことができるので、常に、ノズル面に余剰インクがない
状態を保つことができ、印字品質が向上したインクジェ
ット記録ヘッドを提供することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のインクジェット記録ヘッドの一実施
例の説明図である。
【図2】 本発明の作用の説明図である。
【図3】 図1の実施例の記録ヘッドの作製工程の説明
図である。
【図4】 本発明の他の実施例のチャンネル基板の平面
図である。
【図5】 図4の実施例の感光性樹脂層の平面図であ
る。
【図6】 図4の実施例のノズル面の正面図である。
【符号の説明】
1 ノズル、2 ダミーノズル、3,4 インク流路、
5 エネルギー発生体、6 隔壁、7 インク室、8
インク滴。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出するための複数のノズル
    と、該ノズルと連通するインク流路と、インクを吐出す
    るためのエネルギーを発生させるためのエネルギー発生
    手段と、前記インク流路に連通するインク室を有するイ
    ンクジェット記録ヘッドにおいて、前記ノズル間にイン
    クを吐出しないダミーノズルを配置するとともに、前記
    ダミーノズルを前記インク流路のインク室側に接続する
    インク流路を設けたことを特徴とするインクジェット記
    録ヘッド。
JP28574791A 1991-10-05 1991-10-05 インクジエツト記録ヘツド Pending JPH0596730A (ja)

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JP (1) JPH0596730A (ja)

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