JP2937523B2 - インクジェットヘッド - Google Patents

インクジェットヘッド

Info

Publication number
JP2937523B2
JP2937523B2 JP7421191A JP7421191A JP2937523B2 JP 2937523 B2 JP2937523 B2 JP 2937523B2 JP 7421191 A JP7421191 A JP 7421191A JP 7421191 A JP7421191 A JP 7421191A JP 2937523 B2 JP2937523 B2 JP 2937523B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
ink chamber
chamber
air
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7421191A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04286651A (ja
Inventor
昇 ▲高▼田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP7421191A priority Critical patent/JP2937523B2/ja
Publication of JPH04286651A publication Critical patent/JPH04286651A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2937523B2 publication Critical patent/JP2937523B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はドロップオンデマンド型
マルチノズルインクジェットヘッドの改良に係り、特
に、インクの噴射を行う複数のインク噴射ノズルと、当
該各インク噴射ノズルと連通し共通インク室からインク
の供給を受けるインク室と、各インク室と連通し、イン
ク供給源からインク供給路を介して供給されたインクを
インク室に供給する共通インク室と、インク室に圧力を
加える圧力発生手段とを有するインクジェットヘッドに
関するものである。この種のインクジェットヘッドにお
いては、ヘッド内部に空気が存在すると印字に悪影響を
及ぼすので、この問題の解決は重要な課題である。
【0002】
【従来の技術】従来のインクジェットヘッドを図4に示
す。図4(a)には第一の従来例に係るインクジェット
ヘッドを示す。当該インクジェットヘッドはノズル23
と該ノズル23に連通しインク供給路63からインクの
供給を受けるインク室33と該インク室33の一部に圧
力を発生させる圧電素子43とを備えている。印字に際
しては、圧電素子43を駆動してインク室33に圧力を
発生させ、これによりノズル23からインク粒子を噴射
させて印字媒体に対する印字を行う。また、図4(b)
には第二の従来例に係るインクジェットヘッドを示す。
当該インクジェットヘッドはノズル24と該ノズル24
に連通しインク供給路64からインクの供給を受けるイ
ンク室34と該インク室34の一部に圧力を発生させる
圧電素子(電気機械変換素子)44とを備えている。印
字は上述したと同様の手順で行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ヘッド内部
においては、空気は軽いため上方に動き易い。そのた
め、上述の従来のインクジェットヘッドでは、構造が複
雑で、上方に空気を排出する構造になっていないため、
ヘッド内部の空気を除いたり、インクをヘッドに充填す
ることが難しい。そのため、他の従来例として、図5に
示すように、各インク室35の上方に空気を排出するた
めの開放孔105が設けられているものがあった。しか
し、図5に示したヘッド構造では、インク充填性は高い
が、開放孔105より、無駄に排出させるインクが多く
実用上不都合を生じるという問題点を有していた。ここ
で、図5中符号25はノズルであり、符号45は圧電素
子であり、符号55は共通インク室である。さらに、上
述した各従来例にあっては、ノズルに連通するインク室
の形状を円錐または角錐状に加工してインクをノズルに
集中させるように加工していたが、インク室の内部形状
を錐状にしても実験によると、特にインクの圧力を集中
させてインクの噴射に際立った効果を奏するものではな
く、そうであるならばインク室の内部構造を複雑化する
ことによるデメリットよりも、内部構造を単純化させて
製造し易くした方がメリットは大きいことになる。
【0004】そこで、本発明はインクの充填、及びヘッ
ド内に進入した空気の除去、を容易に行えるようにする
とともに、容易に製造することのできるインクジェット
ヘッドを提供することを目的としたものであり、インク
室や共通インク室を段差のない一平面で形成し、空気の
浮力を利用して、インクを下から上に充填することによ
り目的の達成を図るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の技術的課題を解決
するため、本発明は図1に示すように、インクの噴射を
行う複数のインク噴射ノズル20と、当該各インク噴射
ノズル20と連通し共通インク室50からインクの供給
を受けるインク室30と、各インク室30と連通し、イ
ンク供給源からインク供給路60を介して供給されたイ
ンクをインク室30に供給する共通インク室50と、イ
ンク室30に対し圧力を加える圧力発生手段40とを有
するインクジェットヘッドにおいて、当該インクジェッ
トヘッドは表層板70、中層板80及び裏層板90を層
状に接合して形成されるとともに、複数のインク噴射ノ
ズル20は表層板70を貫いて設けられ、インク室30
及び共通インク室50は中層板80をくり抜くことによ
り、または中層板80で空間を仕切ることにより形成さ
れ、圧力発生手段40はインク室30に接する裏層板9
0に設けられたものである。
【0006】
【作用】続いて、本発明の動作について説明する。イン
ク供給路60より供給されたインクはインク室30を満
たし、噴射用ノズル20により排出される。その際、イ
ンク室30の空気はノズル20からインクとともに排出
される。インクの供給により、インクが下方から充填さ
れる。その際、本発明の共通インク室50及びインク室
30は前記中層板80をくり抜いてまたは、中層板80
により空間を仕切ることにより、形成されているため、
空気の流れる通路に流れを妨げる障害物が少ないため、
空気はスムーズに浮力により、上方に移動しながら、前
記ノズル20から排出され続け、インクの充填が終了す
ることになる。尚、インク室30に空気が残留しても、
脱泡したインクをインクジェットヘッドに供給すること
により、当該インクが残留空気と接することにより当該
空気はインクに溶け込み、消失することになる。また、
ノズル20等から空気が進入しても、インクジェットヘ
ッドの内部のインクの通路となる壁面はインクで濡れて
いるため、壁面の空気の付着力は弱く、インクをノズル
に向かって流すことにより、空気を容易にノズル20か
ら排出することが出来る。
【0007】
【実施例】続いて、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図2に第一の実施例に係るインクジェットヘッ
ドを示す。本実施例に係るインクジェットヘッドは同図
に示すように、インクの噴射を行う複数のインク噴射ノ
ズル2と、その中心部で、各インク噴射ノズル2と連通
し、その下部で共通インク室5と連通し、当該共通イン
ク室5からインクの供給を受けるインク室3と、各イン
ク室3と連通し、図示しないインクカートリッジ等のイ
ンク供給源からインク供給路6を介して供給されたイン
クをインク室3に供給する共通インク室5と、インク室
3の一部に圧力を加える圧力発生手段40としての圧電
素子4とを有するものである。さらに、当該インクジェ
ットヘッドは表層板71、中層板81及び裏層板91を
層状に接合して形成されたものであり、複数のインク噴
射ノズル2は表層板71を貫いて設けられ、インク室3
及び共通インク室5は中層板81をくり抜いて、または
中層板81により空間を仕切ることにより形成され、前
記圧力発生手段(圧電素子)4は前記インク室3に接す
る裏層板91に設けられたものである。また、当該圧電
素子4はインク室に圧力を加えるためのものであって、
インク室の外壁上に搭載されている。この圧電素子は板
状のもので、インク室もこれに沿った形状をなしてい
る。
【0008】続いて、本実施例の動作を説明する。イン
クカートリッジの加圧(ノズルからの吸引)等により、
前記インク供給路6を介して供給されたインクは共通イ
ンク室5を充填し、さらに、上方に向かって流れ、前記
インク室3を充填することになる。当該インク室3を満
たしたインクは圧電素子4により圧力が加えられ、前記
ノズル2から排出される。インクの供給とともに、イン
クジェットヘッドに注入された空気は、本実施例に係る
共通インク室5及びインク室3は中層板81をくり抜い
て形成されているため、凹凸が小さいため浮力により、
スムーズに上方に移動し、ノズル2により排出されるこ
とになる。また、インク室3に空気が残った場合であっ
ても、インクカセットより供給されたインクは、脱泡さ
れており、空気を溶け込ませることができるので、当該
インクが供給されることにより、インク室3内の空気は
少量のため、当該インクに溶け込み消失する。印字はイ
ンク室3内の空気が完全に除去され、該インク室3がイ
ンクで完全に満たされた状態で開始される。その後、ノ
ズル2から空気が吸い込まれても、インクの通路の壁面
はインクで濡れており、空気に対する壁面の付着力は弱
く、空気はインクの流れに乗ってノズル2より排出され
ることになる。このように、本例の構造では、インクジ
ェットヘッドへのインクの充填が容易かつ確実に行うと
ともに、ヘッド内に侵入した気泡を容易に除去するがで
きる。
【0009】続いて、図3に第二の実施例を示す。本例
は同図に示すように、第一の実施例と異なり、インク噴
射ノズル21がインク室3の上部(上端部)で連通する
ように設けられたものである。即ち、空気の除去の為に
設けられた他の従来例で示した開口孔105の位置にノ
ズル21が設けられたものであり、いわばノズルと開口
孔とが兼ねられることになり、これにより、空気が前記
インク室3の上部に残留して蓄積される事態を解消し、
残留空気を完全に当該ノズル21から除去することがで
きることになる。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インクジェットヘッドを表層板、中層板及び裏層板を接
合することにより形成し、かつ、インク室及び共通イン
ク室を中層板をくり抜くことにより、または中層板によ
り空間を仕切ることにより形成した。そのため、インク
ジェットヘッドの部品点数の削減、加工し易さ等により
製造の手間を省き作業性を高めるとともに、インクジェ
ットヘッドに対するインクの充填を容易かつ確実に行
い、しかも、侵入した気泡を容易に除去することができ
る印字品質の高いインクジェットヘッドを提供すること
ができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理断面図
【図2】第一の実施例に係るインクジェットヘッドを示
す図
【図3】第二の実施例に係るインクジェットヘッドを示
す図
【図4】従来例に係るインクジェットヘッドを示す図
【図5】他の従来例に係るインクジェットヘッドを示す
【符号の説明】
20,2 噴射用ノズル 30,3 インク室 40,4 圧力発生手段(圧電素子、電気機械変換素
子) 50,5 共通インク室 60,6 インク供給路 70,71 表層板 80,81 中層板 90,91 裏層板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクの噴射を行う複数のインク噴射ノ
    ズル(20)と、当該各インク噴射ノズル(20)と連
    通し共通インク室(50)からインクの供給を受けるイ
    ンク室(30)と、各インク室(30)と連通し、イン
    ク供給源からインク供給路(60)を介して供給された
    インクをインク室(30)に供給する共通インク室(5
    0)と、インク室(30)に対し圧力を加える圧力発生
    手段(40)とを有するインクジェットヘッドにおい
    て、 当該インクジェットヘッドは表層板(70)、中層板
    (80)及び裏層板(90)を層状に接合して形成され
    るとともに、 複数のインク噴射ノズル(20)は、表層板(70)の
    うちインク室に接する部分であって共通インク室(5
    0)から遠い端部に接する表層板(70)を貫いて設け
    られ、 インク室(30)及び該インク室の下方に形成された
    通インク室(50)は中層板(80)をくり抜くことに
    より、または中層板(80)で空間を仕切ることにより
    形成され、 圧力発生手段(40)はインク室(30)に接する裏層
    板(90)に設けられ、インクが上方に向かって流れる
    ようにしたことを特徴とするインクジェットヘッド。
JP7421191A 1991-03-15 1991-03-15 インクジェットヘッド Expired - Lifetime JP2937523B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7421191A JP2937523B2 (ja) 1991-03-15 1991-03-15 インクジェットヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7421191A JP2937523B2 (ja) 1991-03-15 1991-03-15 インクジェットヘッド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04286651A JPH04286651A (ja) 1992-10-12
JP2937523B2 true JP2937523B2 (ja) 1999-08-23

Family

ID=13540633

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7421191A Expired - Lifetime JP2937523B2 (ja) 1991-03-15 1991-03-15 インクジェットヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2937523B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4808454B2 (ja) * 2005-09-07 2011-11-02 株式会社アルバック 印刷ヘッド及び印刷装置
JP5307858B2 (ja) * 2011-07-22 2013-10-02 株式会社アルバック 印刷ヘッド及び印刷装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04286651A (ja) 1992-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20020069172A (ko) 잉크 제트 헤드, 그 제조 방법 및 잉크 제트 기록 장치
JP4593063B2 (ja) インクジェット式記録装置
JP2001179973A (ja) インクジェット式記録ヘッド
JPH11348306A (ja) インクジェット記録装置
JP2004122463A (ja) インクジェット記録ヘッド
JP4586363B2 (ja) 液体噴射装置
JP2011025657A (ja) インクジェットヘッド及びインクジェットヘッドの製造方法
JPH11348305A (ja) インクジェット記録装置
JPH07314670A (ja) インクジェットヘッド
JP2937523B2 (ja) インクジェットヘッド
JPH09136415A (ja) インクジェットプリントヘッド、インクジェットプリンタおよびインクジェットプリントヘッドのメンテナンス方法
JP2005125653A (ja) インクジェットヘッド、インクジェット記録装置、インクジェットヘッド洗浄装置及び洗浄方法
JP2009262463A (ja) 液体噴射ヘッド、および、これを備えた液体噴射装置
US8113633B2 (en) Liquid ejecting head and liquid ejecting apparatus having same
JPH07195686A (ja) インクジェットプリントヘッド
JP2006130682A (ja) 液体吐出ヘッドおよび記録装置
JP2001328281A (ja) 記録ヘッドユニット、及び、記録ヘッドユニットの回復機構
JP2011031605A (ja) インクジェットヘッド及びインクジェットヘッドの製造方法
JP2006168249A (ja) インクジェットヘッド及びインクジェットヘッドの制御方法並びにインクジェットヘッドの洗浄方法
JPH10119280A (ja) 液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置
JP7006380B2 (ja) 液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット、液体を吐出する装置、及び基板部材の製造方法
JPH10315458A (ja) プリンタヘッド
JP2006272746A (ja) 液体噴射ヘッド
JP2008246676A (ja) 液体噴射ヘッド
JPS63199650A (ja) インクジエツトヘツド

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990511

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080611

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080611

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090611

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090611

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100611

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100611

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110611

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110611

Year of fee payment: 12