JP2001038917A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JP2001038917A
JP2001038917A JP21594299A JP21594299A JP2001038917A JP 2001038917 A JP2001038917 A JP 2001038917A JP 21594299 A JP21594299 A JP 21594299A JP 21594299 A JP21594299 A JP 21594299A JP 2001038917 A JP2001038917 A JP 2001038917A
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JP
Japan
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ink
print head
jet printer
ink jet
nozzle
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JP21594299A
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Inventor
Hiroyuki Takeyama
啓之 竹山
Satoshi Sakuraoka
聡 櫻岡
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ワイピング部材で払拭清掃しても異なる色のイ
ンクを吐出するノズル列間で混色が生じないインクジェ
ットプリンタを提供する。 【解決手段】印字ヘッド34のインク吐出面の4色のイ
ンクを吐出する4列のノズル列36を構成する多数の吐
出ノズル35の近傍部分にインク滴の接触角が90度よ
り大きくなる材料を用いて撥インク性領域37を形成
し、吐出ノズル近傍以外つまりノズル列36とノズル列
36との間にはインク滴の接触角が90度未満となる材
料を用いて親インク性領域38を形成する。撥インク性
領域37の付着インク35のポテンシャルエネルギーは
高く、親インク性領域38の付着インク35のポテンシ
ャルエネルギーは低くなるので、付着インク39は矢印
a、b、c、dで示すようにポテンシャルエネルギーの
低い親インク性領域38に集まろうとする。したがっ
て、単一のクリーニングブレード41によってワイピン
グを行っても、インクの混色を発生することなく、印字
ヘッド34の表面がクリーニングされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイピング部材で
払拭清掃したインク吐出面の混色を防止するインクジェ
ットプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、インクジェット方式のプリン
タが広く用いられている。このインクジェット方式によ
るプリンタには、気泡が発生する際の圧力でインクを飛
ばすサーマルジェット方式や、ピエゾ抵抗素子(圧電素
子)の変形によってインクを飛ばすピエゾ方式等があ
る。
【0003】これらは、印材たるインクを微細なインク
滴にして吐出ノズルから噴射させ、そのインク滴を紙、
布などの被記録材に吸収させて文字や画像等の記録(印
字、印刷)を行なうものであり、粉末状の印材であるト
ナーを用いる電子写真方式と比較した場合、印字エネル
ギが低くて済み、騒音の発生が少なく、特別な定着処理
を必要とせず、プリンタ本体の小型化も容易である。更
に、印字ドットを小さくできるので高画質であり、ま
た、印字に使用されるインクの量には例えば熱転写イン
クリボンのような無駄が無く、したがって、コストパフ
ォーマンスに優れているとされ、このため特にパーソナ
ル用プリンタとして広く用いられている印字方式であ
る。
【0004】また、このインクジェットプリンタは、イ
ンクの混合によって印字画像のフルカラー化が容易であ
るという利点も有している。通常、フルカラー印字にお
いては、減法混色の三原色であるイエロー(黄色)、マ
ゼンタ(赤色染料名)及びシアン(緑味のある青色)の
3色のインクを用い、ものによっては、文字や画像の黒
色部分に専用されるブラック(黒)を加えた4色のイン
クが用いられる。
【0005】図7は、そのような印字を行うシリアル式
のインクジェットプリンタの構成を模式的に示す斜視図
である。同図に示すインクジェットプリンタ1は、家庭
で個人的に使用される小型のプリンタであり、キャリッ
ジ2に印字を実行する印字ヘッド3とインクを収容して
いるインクカートリッジ4が取り付けられている。キャ
リッジ2は、一方ではガイドレール5により滑動自在に
支持され、他方では歯付き駆動ベルト6に固着してい
る。これにより、印字ヘッド3及びインクタンク4は、
図の両方向矢印Bで示す印字の主走査方向に往復駆動さ
れる。この印字ヘッド3と装置本体の不図示の制御装置
との間にフレキシブル通信ケーブル7が接続され、この
フレキシブル通信ケーブル7を介して制御装置から印字
データと制御信号が印字ヘッド3に送出される。
【0006】この印字ヘッド3に対向し、印字ヘッド3
の上記主走査方向に延在して、装置本体のフレーム8の
下端部にプラテン9が配設されている。このプラテン9
に接して用紙10が給紙ローラ対11(下のローラは用
紙10の陰になっていて図では見えない)と排紙ローラ
対12(下のローラは同様に陰になって見えない)によ
り図の矢印Cで示す印字副走査方向(図の斜め左下方
向)に間欠的に搬送される。この用紙10の間欠搬送の
停止期間中に、印字ヘッド3は、モータ13により歯付
き駆動ベルト6及びキャリッジ2を介して駆動されなが
ら、用紙10に近接した状態でインク滴を噴射して紙面
に印字する。この用紙10の間欠搬送と印字ヘッド3に
よる往復移動時の印字との繰り返しによって用紙10の
全面にフルカラーの印字を行う。そして、印字で消費さ
れたインクは、インクカートリッジ4から印字ヘッド3
に補給される。
【0007】図8(a),(b),(c) は、上記印字ヘッド3の
概略の製法と構成を示す図である。同図(a) に示すよう
に、印字ヘッド3は、シリコンウエハ14の上で、LS
I形成処理技術と薄膜形成処理技術とにより形成され、
完成後にシリコンウエハ14から個々に切り出されて採
取される。
【0008】同図(b) は、印字ヘッド3のインク吐出面
(図7の印字ヘッド3を同図の矢印A方向から見た面)
を示す図である。印字ヘッド3のインク吐出面には、夫
々イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及び
ブラック(Bk)の4種類のインクを吐出する4列のノ
ズル列15が形成されている。1列のノズル列15に
は、およそ64個、128個又は256個のノズル16
が、例えば300dpi(ドット/インチ)の密度(1
mm当り約12個)で縦1列に並んで配置されている。
図7のインクカートリッジ4には上記の各ノズル列15
に個々に対応するインク室が備えられ、それらのインク
室から各ノズル列15に対応する色のインクが供給され
る。
【0009】同図(c) は、同図(b) のD−D′断面拡大
矢視図である。同図(b),(c) に示すように、印字ヘッド
3は、チップ基板17上に、LSIからなる駆動回路1
8と薄膜からなる抵抗発熱部19が形成され、この抵抗
発熱部19と駆動回路18を結ぶ個別配線電極21と給
電用端子22からの共通配線となる共通電極23が形成
され、これらの上に隔壁24が積層されている。上記の
抵抗発熱部19と個別駆動電極21は、それぞれ後から
形成されるノズル列15のノズル16の数だけ配設され
る。
【0010】そして、後から形成されるノズル列15に
平行に延在されるインク溝25と、このインク溝25に
連通して下面に貫通するインク供給孔26が、チップ基
板17に穿設され、これらの上からオリフィス板27
が、熱と圧力を加えられて、下面の熱可塑性接着材28
により隔壁24上に接着されて積層されている。このオ
リフィス板27の積層により、隔壁24の厚さに対応す
る高さおよそ10μmのインク通路29が、抵抗発熱部
19とインク溝25間に形成される。この後、オリフィ
ス板27に、インクを吐出する上述のノズル16が形成
される。同図(a)に示すシリコンウエハ14の直径が例
えば6インチであるとすると、上述したような印字ヘッ
ド3を90個以上採取することができる。
【0011】前述の図7に示したインクカートリッジ4
の各インク室のインクは、印字ヘッド3との接合口を介
し、図8(c) に示すインク供給孔26、インク溝25、
及びインク通路29を介して抵抗発熱部19に供給され
る。抵抗発熱部19は駆動回路18により印字データに
応じて選択的に駆動され、瞬時に発熱して、膜沸騰現象
により、ノズル16からインク滴を吐出する。
【0012】図9は、ライン式のインクジェットプリン
タの印字ヘッドを模式的に示す図である。このライン式
のインクジェットプリンタの印字ヘッド30も、上述し
たシリアル式のインクジェットプリンタの印字ヘッド3
と同様の製法で形成されるが、上述のシリアル式の印字
ヘッド3とは異なり、このライン式の印字ヘッド30
は、用紙幅方向に対応させて長尺に形成され、プリンタ
本体に固定して配設される。用紙は、同図の矢印Eで示
す印字ヘッド30の短手方向、つまり印字副走査方向に
搬送される。この印字ヘッド30も、フルカラーの印字
を行うカラー印字ヘッドであり、吐出ノズル31が印字
主走査方向に直線的に並ぶノズル列32a、32b、3
2c及び32dからイエロー、マゼンタ、シアン、及び
ブラックのインク滴を夫々吐出するように構成されてい
る。
【0013】一般に、このようなシリアル式やライン式
等のインクジェットプリンタは、上述した通りインクに
圧力を与えてインク滴を形成すると共に、そのインク滴
を吐出ノズルから外部に飛翔させて記録紙に着弾させ、
これにより印字画像を記録紙上に形成するのであるが、
このように、インク滴を形成する時に発生するインクミ
スト、記録紙にインク滴が着弾するときの跳ね返り等、
印字ヘッドの表面に印字には不要なインクが付着して印
字ヘッドの表面を汚染する。このように付着したインク
を放置しておくと、インク滴の吐出に不具合を生じ、高
品位な印字画像を形成することができなくなる。そのた
め、通常、インクジェットプリンタは、ブレード状のワ
イピング部材を備え、このワイピング部材で印字ヘッド
の表面を払拭・清掃(クリーニング)している。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に一つの印字ヘッドで複数色のインク滴を吐出する印字
ヘッドのクリーニングでは、印字ヘッドの同一インク吐
出面内に複数色分のノズル列を有するため、一つのワイ
ピング部材でクリーニング動作を行うと、ノズル列間で
インクの混色が発生する。
【0015】この問題に対処するため、複数色分の各ノ
ズル列に対応する専用のワイピング部材を装備したり、
或は混色したインクを吐出ノズルから排除するために、
パージ又は回復吐出と呼ばれる印字には無関係なインク
の吐出を行って、混色したインクを正常なインク共々印
字ヘッドより外部へと廃棄する方法を用いている。
【0016】しかしながら、上記の複数色に対応するノ
ズル列の夫々に専用のワイピング部材を装備する方法
は、ワイピング部材の数が増え、クリーニング装置を構
成する部品点数が増えて構造が複雑になり製品コストが
上昇するという問題ばかりでなく、複数色分のノズル列
の配列に設計上の制約を受ける等の不便も発生する。
【0017】また、混色したインクをパージ動作によっ
て印字ヘッド外へ廃棄する方法は、吐出ノズル内のイン
クの混色が無くなるまで、正常なインクを大量に廃棄し
なければならないため、インクの無駄が多くなるという
問題を有していた。
【0018】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
ワイピング部材で払拭清掃しても異なる色のインクを吐
出するノズル列間で混色が生じないインクジェットプリ
ンタを提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明に係わる
インクジェットプリンタの構成を述べる。本発明のイン
クジェットプリンタは、吐出ノズルから記録媒体へイン
クを吐出して記録を行うインクジェットプリンタであっ
て、複数の上記吐出ノズルを第1の方向に配列してなる
ノズル列が上記第1の方向とは異なる第2の方向へ平行
に複数列配設されたインク吐出面を備え、該インク吐出
面の前記ノズル列間に両隣のノズル列近傍領域に比べて
インクに対する表面エネルギーが急激に変化するエネル
ギー段差領域が形成された印字ヘッドと、上記インク吐
出面に対し上記第1の方向に相対移動しつつ払拭清掃す
るワイピング部材と、を有して構成される。
【0020】そして、例えば請求項2記載のように、上
記ノズル列の近傍領域を撥インク性領域に形成し、上記
エネルギー段差領域を親インク性領域に形成することが
好ましく、上記段差領域には、例えば請求項3記載のよ
うに、更に複数条の溝を形成することが好ましい。
【0021】また、例えば請求項4記載のように、上記
インク吐出面を撥インク性領域に形成し、上記エネルギ
ー段差領域として複数の溝を形成してもよい。また、上
記ワイピング部材は、例えば請求項5記載のように、多
孔質材のインク吸収体に多孔質材のブレード板を植設し
てなるように構成し、例えば請求項6記載のように、上
記インク吸収体の多孔質材の孔の密度は、上記ブレード
板の多孔質材の孔の密度よりも密であるように構成する
ことが好ましい。
【0022】また、上記複数列のノズル列は、例えば請
求項7記載のように、夫々異なる色のインクを吐出する
ように構成してもよい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1(a) は、第1の実施の形
態におけるフルカラーインクジェットプリンタの印字ヘ
ッドの表面を模式的に示す図であり、同図(b) は、その
F−F′断面矢視図、同図(c) は、その表面のポテンシ
ャルエネルギーの状態を示す図である。同図(a),(b) に
示す印字ヘッド34の表面(インク吐出面)には、多数
の吐出ノズル35が一列に並んだノズル列36が4列形
成されている。これら4列のノズル列36は、夫々イエ
ローインク(Y)、マゼンタインク(M)、シアンイン
ク(C)、及びブラックインク(Bk)を吐出するよう
に構成されている。
【0024】インク吐出面には、各ノズル列36(吐出
ノズル35でもある)に対応させて撥インク性領域37
が夫々形成されており、ノズル列36とノズル列36と
の間には親インク性領域38が形成されている。
【0025】上記一方の撥インク性領域37は、各吐出
ノズルの周囲近傍を各ノズル列毎に連ねた領域の表面
に、インク材に対し撥インク性を有する材料、例えばP
TFE(ポリテトラフルオロエチレン)などのフッ素系化
合物でインク滴の接触角が90度より大きくなる材料を
コーティグして形成される。これにより、この部分に付
着するインクの表面張力によるポテンシャルエネルギー
は比較的高くなる。
【0026】一方、親インク性領域38は、上記撥イン
ク性領域37間の領域表面に、インク材に対し親インク
性を示す材料、例えばポリイミドやポリエチレンテレフ
タレートなどインク滴の接触角が90度未満となる材料
を用いてコーティングして形成される。これにより、こ
の部分に付着するインクの表面張力によるポテンシャル
エネルギー(表面エネルギー)は比較的低くなる。
【0027】このようにノズル列間にインクに対する表
面エネルギーが両隣のノズル列近傍領域よりも格段に低
いエネルギー段差領域が形成された印字ヘッド34を用
いて通常の印字を行うと、前述したように、インク滴形
成時に発生するインクミストや、記録紙へのインク滴着
弾時に発生するインクの跳ね返りで、印字ヘッド34の
表面には無用なインク39が付着するが、この付着イン
ク39は、同図(b) の矢印a、b、c、dで示すよう
に、親インク性領域38に集まろうとする。
【0028】すなわち、同図(c) に示すように、撥イン
ク性領域37における付着インク35のポテンシャルエ
ネルギーは比較的高く、これに比べて親インク性領域3
8の付着インク35のポテンシャルエネルギーは低いか
ら、付着インク39は撥インク性領域37にとどまるよ
りもより安定なポテンシャルエネルギーレベルの親イン
ク性領域38に移動しようとする。
【0029】図2(a),(b),(c) は、上記の状態における
印字ヘッド34の表面に対するワイピング部材のクリー
ニングブレードによるワイピングの動作を示す動作状態
図である。同図(a) に示すように、後述するワイピング
部材のクリーニングブレード41を、印字ヘッド34の
表面に当接させ、図の矢印eで示すノズル列36に沿う
方向に移動させる。又はワイピング部材のクリーニング
ブレード41に対し印字ヘッド34の方を移動させても
よい。
【0030】そうすると、同図(b),(c) に示すように、
親インク性領域38には主に両隣のノズル列から吐出さ
れた異なる色のインクが付着しているが、これら異なる
色のインクが混じった混合インク39は、撥インク性領
域37内に深く進入すること無くクリーニングブレード
41によって掻き集められて除去される。したがって、
親インク性領域38に付着した混合インク39は撥イン
ク性領域37内の中央部に在る吐出ノズル35に入るこ
とがない。これにより、単一のクリーニングブレード4
1によってワイピングを行っても、インクの混色を発生
させることなく、印字ヘッド34の表面がクリーニング
される。
【0031】図3は、上記のワイピング部材の構成を示
す側断面図である。同図に示すように、ワイピング部材
40は、箱型の支持部材42の内部に多孔質材のインク
吸収体43を収容し、このインク吸収体43に、これも
多孔質材の上述したクリーニングブレード41の短手方
向の一端を植設し、その他端を外部に突出させて成る。
この外部に突出した端部を印字ヘッド34の表面に押圧
してワイピングを行うように構成されている。
【0032】上記のインク吸収体43の多孔質材の孔の
密度は、クリーニングブレード41の多孔質材の孔の密
度よりも密であることが好ましく、そうすることによ
り、クリーニングブレード41により図2(b),(c) に示
すように印字ヘッド34の表面から掻き取られた図1
(b) に示す付着インク39は、図3の3本の矢印で示す
ように、多孔質材の孔の密度がより密で毛管吸引力がよ
り強いインク吸収体43の方へ速やかに移動する。
【0033】特にライン式プリンタの印字ヘッドのよう
に、吐出ノズルの総数が多いと、印字ヘッドの付着イン
クの総量も増加する。通常のクリーニングブレードで単
にワイピングしただけでは掻き取られて集まる付着イン
クの量が増えて、ポテンシャルエネルギーの低い親イン
ク性領域から溢れ、ポテンシャルエネルギーの高い撥イ
ンク性領域に移る虞があるが、本例のように、クリーニ
ングブレード41を多孔質材にし、これを更により毛管
現象の強い多孔質材のインク吸収体43に植設して用い
ることにより、インク回収体43が回収インクで飽和す
るまで、クリーニングブレード41によって付着インク
39を吸収しながらワイピングを行うことができ、付着
インクが大量であっても、インクの混色を発生させるこ
と無くクリーニングブレード41によるワイピングを行
うことができる。
【0034】図4は、上記第1の実施の形態における印
字ヘッド表面の変形例を示す図である。同図に示す印字
ヘッド34′は、吐出ノズル35のノズル列36近傍領
域に、上記同様に撥インク性領域37を形成しており、
このノズル列36とノズル列36の間には段差が形成さ
れてオリフィス板44の表面が露出している。
【0035】これは予め印字ヘッド34′の表面つまり
オリフィス板44の全面を撥インク性材料でコーティン
グした後、この撥インク性領域全面にAlやCuなどの
金属薄膜を形成し、この金属薄膜上にフォトレジストを
塗布し、フォトリソグラフィ技術により、フォトレジス
トをパターニングし、そしてパターニングされたフォト
レジストをマスクとして、RIE(リアクティブイオン
エッチング)などの異方性エッチングを行うことにより
金属薄膜をパターニングし、パターニングされた金属薄
膜をマスクとして、ECR(電子サイクロトロン共鳴)
などを利用したドライエッチングなどにより撥インク性
領域の吐出ノズル近傍以外の部分を選択的にエッチング
してオリフィス板44の表面を露出させたものである。
【0036】オリフィス板44を例えばポリイミド樹脂
フィルムで構成すると、ポリイミドは親水性つまり親イ
ンク性部材であるので、上記のようにノズル列36とノ
ズル列36の間に露出するオリフィス板44の表面が親
インク性領域38′を形成する。これにより、図1(a),
(b) に示した印字ヘッド34と同様の表面構成となっ
て、この場合も単一のクリーニングブレード41によっ
て、インクの混色を起こすことなく印字ヘッド34′の
表面をワイピングすることができる。
【0037】また、ポリイミド樹脂フィルムの露出した
表面をアッシング処理を施して粗面化することにより、
親インク性が一層増して、吐出ノズル近傍のインクの混
色を一層良く防止することができる。
【0038】図5(a),(b) は第1の実施の形態における
印字ヘッド表面の更なる変形例を示す図であり、(c) は
その表面のポテンシャルエネルギーの状態を示す図であ
る。同図(a),(b) に示す印字ヘッド45は、図1(a),
(b) に示した印字ヘッド34の表面の親インク性領域3
8に、複数の溝46をノズル列に沿って平行に形成して
いる。
【0039】このように溝46を形成したことにより、
親インク性領域38の表面積が増え、表面積が増えた分
だけ、同図(c) に示すように、親インク性領域38のポ
テンシャルエネルギーが更に低下する。同図(c) には、
溝46が無い状態すなわち図1(a),(b) の印字ヘッド3
4の親インク性領域38のポテンシャルエネルギーの状
態を破線47で示し、この図5(a),(b) の印字ヘッド4
5の溝46を設けた状態の親インク性領域38のポテン
シャルエネルギーの状態を実線48で示している。
【0040】このように、溝46を設けることにより、
溝46が無い状態の場合よりも更に付着インク39のポ
テンシャルエネルギーは低くなり、同図(b) の矢印f、
g、h、iに示すように、より親インク性領域38に付
着インク39が集まるようになる。したがって、この場
合も、図3に示した単一のクリーニングブレード41に
よって、インクの混色を起こすことなく印字ヘッド45
の表面をワイピングすることができる。
【0041】図6(a) は、第2の実施の形態におけるフ
ルカラーインクジェットプリンタの印字ヘッドの表面を
模式的に示す図であり、同図(b) は、そのH−H′断面
矢視図、同図(c) はその表面のポテンシャルエネルギー
の状態を示す図である。同図(a),(b) に示す印字ヘッド
50は、オリフィス板51のインク吐出面全面を撥イン
ク性領域52に形成したのち、吐出ノズル35の近傍以
外の部分、すなわちノズル列36とノズル列36の間に
複数の溝53をノズル列に沿って平行に形成する。
【0042】これにより、ノズル列36とノズル列36
の間の撥インク性領域52の面積が増加し、その増加し
た分だけ、同図(c) に示すように、撥インク性による付
着インクのポテンシャルエネルギーが高くなる。したが
って、印字ヘッド50の吐出ノズル35周辺近傍の表面
に付着するインク39は、ノズル列間に形成されたポテ
ンシャルエネルギーの高い部分で隣接するノズル列への
移動を抑止され、各色毎の吐出ノズル35周辺近傍にと
どまって、隣接する他のインク色の吐出ノズル35周辺
に移ることがない。これにより、この場合も、図3に示
した只一つの構成のクリーニングブレード41によっ
て、インクの混色を起こすことなく印字ヘッド50の表
面をワイピングすることができる。
【0043】尚、第2の実施形態の変形例として、印字
ヘッド50のインク吐出面全面を親インク性領域に形成
し、ノズル列間に複数の溝を上記第2の実施形態と同様
に形成してもよい。この場合、溝を形成することによ
り、ノズル列間に表面エネルギーの小さい領域(エネル
ギー段差領域)が形成され、図1(c)と同様な表面エネ
ルギーの分布構成が得られる。従って、本変形例によっ
ても、第1の実施形態と同様に、インク吐出面に付着し
たインクは表面エネルギーの小さいノズル列間の溝形成
領域に移動し易くなっており、一方のノズル列周辺に付
着したインクがワイピングの際に溝形成領域を越えて隣
のノズル列に進入する不具合が防止され、混色を引き起
こすことなくインク吐出面をワイピング清掃できる。
【0044】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、複数色のインク滴を吐出する複数列のノズル孔を
有する印字ヘッド表面を吐出ノズル近傍を撥インク性領
域とし、その他の部分を親インク性領域として構成する
ことにより、只一つの構成からなるクリーニングブレー
ドでワイピング動作を行っても、吐出ノズル部分にイン
クの混色が発生しないので、ワイピング部材の簡素化に
よる装置本体の小型化と価格低減に貢献する。
【0045】また、吐出ノズル近傍以外の部分の親イン
ク性領域に溝形成処理や粗面化処理をしたことにより、
撥インク性領域に比較して付着インクのポテンシャルエ
ネルギーが、より一層低くなるため、只一つの構成のク
リーニングブレードでワイピングを行うときの吐出ノズ
ル近傍のインクの混色を抑える効力が一層良く発揮され
て便利である。
【0046】また、印字ヘッドの表面の吐出ノズル近傍
以外の部分をより強い撥インク性領域として構成するの
で、吐出ノズル近傍の付着インクが他の部分に移ること
が無く、これにより、吐出ノズル近傍のインクの混色を
防止することができると共にワイピングで掻き取られた
インクを回収し再利用することが可能になって経済的で
ある。
【0047】また、クリーニングブレードを多孔質材料
にしたことにより、印字ヘッドの付着インクを回収しな
がらのワイピングが容易となり、印字ヘッド表面の付着
インクが大量であっても、吐出ノズル近傍にインクの混
色を引き起こすこと無く只一つの構成のクリーニングブ
レードでワイピングを行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は第1の実施の形態におけるフルカラーイ
ンクジェットプリンタの印字ヘッドの表面を模式的に示
す図、(b) はそのF−F′断面矢視図、(c) はその表面
のポテンシャルエネルギーの状態を示す図である。
【図2】(a),(b),(c) は第1の実施の形態におけるフル
カラーインクジェットプリンタの印字ヘッドの表面に対
するワイピング部材のクリーニングブレードによるワイ
ピングの動作を示す動作状態図である。
【図3】第1の実施の形態におけるフルカラーインクジ
ェットプリンタのワイピング部材の構成を示す側断面図
である。
【図4】第1の実施の形態における印字ヘッド表面の変
形例を示す図である。
【図5】(a),(b) は第1の実施の形態における印字ヘッ
ド表面の他の変形例を示す図、(c) はその表面のポテン
シャルエネルギーの状態を示す図である。
【図6】(a) は第2の実施の形態におけるフルカラーイ
ンクジェットプリンタの印字ヘッドの表面を模式的に示
す図、(b) はそのH−H′断面矢視図、(c) はその表面
のポテンシャルエネルギーの状態を示す図である。
【図7】従来のシリアル式のインクジェットプリンタの
構成を模式的に示す斜視図である。
【図8】(a),(b),(c) は従来の印字ヘッドの概略の製法
と構成を示す図である。
【図9】従来のライン式のインクジェットプリンタの印
字ヘッドを模式的に示す図である。
【符号の説明】
1 シリアル式インクジェットプリンタ 2 キャリッジ 3 シリアル式の印字ヘッド 4 インクカートリッジ 5 ガイドレール 6 歯付き駆動ベルト 7 フレキシブル通信ケーブル 8 本体フレーム 9 プラテン 10 用紙 11 給紙ローラ対 12 排紙ローラ対 13 モータ 14 シリコンウエハ 15 ノズル列 16 ノズル 17 チップ基板 18 駆動回路 19 抵抗発熱部 20 用紙 21 個別配線電極 22 接地用端子 23 共通電極 24 隔壁 25 インク溝 26 インク供給孔 27 オリフィス板 28 熱可塑性接着材 29 インク通路 30 ライン式の印字ヘッド 31 吐出ノズル 32a、32b、32c、32d ノズル列 34、34′ 印字ヘッド 35 吐出ノズル 36 ノズル列 37 撥インク性領域 38、38′ 親インク性領域 39 付着インク 40 ワイピング部材 41 クリーニングブレード 42 支持部材 43 インク吸収体 44 オリフィス板 45 印字ヘッド 46 溝 47、48 親インク性領域のポテンシャルエネルギー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA11 EA12 EA16 EA23 EA24 FA13 HA20 HA24 JB04 JB08 JB09 JC11 JC25 2C057 AF91 AG04 AG07 AG14 AN05 AP13 AP32 AP57 AP59 AP60 AQ03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吐出ノズルから記録媒体へインクを吐出
    して記録を行うインクジェットプリンタであって、 複数の前記吐出ノズルを第1の方向に配列してなるノズ
    ル列が前記第1の方向とは異なる第2の方向へ平行に複
    数列配設されたインク吐出面を備え、該インク吐出面の
    前記ノズル列間に両隣のノズル列近傍領域に比べてイン
    クに対する表面エネルギーが急激に変化するエネルギー
    段差領域が形成された印字ヘッドと、 前記インク吐出面に対し前記第1の方向に相対移動しつ
    つ払拭清掃するワイピング部材と、 を有することを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記ノズル列の近傍領域を撥インク性領
    域に形成し、前記エネルギー段差領域を親インク性領域
    に形成したことを特徴とする請求項1記載のインクジェ
    ットプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記エネルギー段差領域に複数条の溝を
    形成したことを特徴とする請求項2記載のインクジェッ
    トプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記インク吐出面を撥インク性領域に形
    成し、前記エネルギー段差領域として複数の溝を形成し
    たことを特徴とする請求項1記載のインクジェットプリ
    ンタ。
  5. 【請求項5】 前記ワイピング部材は、多孔質材のイン
    ク吸収体に多孔質材のブレード板を植設してなることを
    特徴とする請求項1記載のインクジェットプリンタ。
  6. 【請求項6】 前記インク吸収体の多孔質材の孔の密度
    は、前記ブレード板の多孔質材の孔の密度よりも密であ
    ることを特徴とする請求項5記載のインクジェットプリ
    ンタ。
  7. 【請求項7】 前記複数列のノズル列は、夫々異なる色
    のインクを吐出することを特徴とする請求項1記載のイ
    ンクジェットプリンタ。
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