JPH1051618A - 画像編集装置 - Google Patents

画像編集装置

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JPH1051618A
JPH1051618A JP8199137A JP19913796A JPH1051618A JP H1051618 A JPH1051618 A JP H1051618A JP 8199137 A JP8199137 A JP 8199137A JP 19913796 A JP19913796 A JP 19913796A JP H1051618 A JPH1051618 A JP H1051618A
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JP
Japan
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data
color
pattern
image
memory
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JP8199137A
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English (en)
Inventor
Toshihisa Motosugi
敏久 本杉
Hiroyuki Deyama
弘幸 出山
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/387Composing, repositioning or otherwise geometrically modifying originals
    • H04N1/3872Repositioning or masking
    • H04N1/3873Repositioning or masking defined only by a limited number of coordinate points or parameters, e.g. corners, centre; for trimming
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/387Composing, repositioning or otherwise geometrically modifying originals

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿から模様を的確に登録することのできる
画像編集装置を提供する。 【解決手段】 読取られた原稿の画像データは液晶ディ
スプレイに表示される。ユーザはその中の点Cを指定す
ることにより、その点を中心とした模様の取込範囲P2
を指定する。さらに、その模様が縦横に連続して表示さ
れた場合にも模様がきれいにつながるようにユーザはカ
ーソルS,Eを用いて模様の表示に使用されるパターン
の大きさと範囲とを指定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像編集装置に
関し、特に読取られた原稿を表示し、ユーザがその表示
された内容を編集することのできる画像編集装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、原稿画像をイメージリーダで
読込み、その画像の背景に模様(パターン)付けを行な
った後にコピー出力する複写機が知られている。
【0003】また、このような模様付けを行なうための
模様を、ユーザの操作により装置に登録させる技術が提
案されている。このような技術において、ユーザは装置
に別途設けられたタブレットを用い、模様の読取を行な
う原稿の中の、登録を行なう模様が描かれた部分を指定
する。その原稿はイメージリーダにより読取られる。こ
れにより、指定される部分の模様が装置に登録される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うな従来の技術には以下の第1および第2の問題点があ
った。
【0005】(1) 第1の問題点 従来の技術では、ユーザが登録しようとする模様と、実
際に登録される模様とが異なってしまう場合があった。
これは、タブレットで指定する範囲と実際の原稿の範囲
とが異なってしまうために生ずるものである。これによ
り、模様の登録ミスが生じても、模様が登録されコピー
出力されるまで、ユーザは登録ミスを知ることができな
い。
【0006】(2) 第2の問題点 図55を参照して、たとえば斜線により構成される模様
の登録を行ないたいときに、ユーザはタブレットにより
“A”の領域を指定する。この領域が模様を構成する1
単位として装置には登録される。
【0007】この登録された模様が実際に背景として用
いられるときには、登録された模様は、縦横に並べら
れ、繰返しパターンとして使用される。
【0008】しかしながら、図55の範囲“A”の模様
を繰返しパターンとして用いても、図56に示されるよ
うに、模様の単位と単位との間で不連続が生じ、元の模
様のイメージとは全く異なる模様がコピー出力されてし
まう。
【0009】そこで、この発明は上記問題点を解決する
ためになされたもので、第1にユーザが登録を行ないた
い模様を的確に指定できる画像編集装置を提供すること
を目的とする。
【0010】第2に、元の模様のイメージ通りに模様を
再現することができる画像編集装置を提供するを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明のある局面に従うと、画像編集装置は、原
稿を読取ることにより画像データを取得する取得回路
と、取得された画像データを表示する表示回路と、表示
された画像データの一部分を指定する指定回路と、指定
された一部分の画像データを画像編集において用いられ
る模様データとして登録する登録回路とを備える。
【0012】さらに好ましくは、指定回路は一部分の大
きさを任意に設定可能な設定回路を含む。
【0013】さらに好ましくは、画像編集装置は指定さ
れる一部分の画像データを、少なくとも2つ以上並べて
表示する第1の表示回路をさらに備える。
【0014】さらに好ましくは、画像編集装置は指定さ
れる一部分の画像データを拡大して表示する第2の表示
回路をさらに備える。
【0015】これらの発明に従うと、取得された画像デ
ータが表示され、表示された画像データの一部分をユー
ザからの入力により指定することができる。指定された
一部分の画像データは、画像編集において用いられる模
様データとして登録される。したがって、ユーザは登録
を行ないたい模様データを的確に指定することができ
る。
【0016】さらに、指定する画像データの一部分の大
きさをユーザは設定することができるため、元の模様の
イメージ通りに模様を再現することのできる画像編集装
置を提供することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、この発明の好ましい実施の
形態を図面を参照して詳しく説明する。図中、同一符号
は同一または相当部分を示す。
【0018】図1は、本発明の実施の形態の1つにおけ
るデジタルカラー複写機の斜視図である。
【0019】図を参照して、カラー複写機100は、大
量の原稿を取扱うための自動原稿送り装置(ADFとも
いう)200と、コピー用紙を仕分けるためのソータ4
00と、フィルム原稿から複写(コピー)を行なうため
のフィルムプロジェクタ500と、本実施の形態におけ
るカラー複写機の特徴となるスクリーンエディター60
0と、パーソナルコンピュータやEWSなどを接続する
ことによってカラープリンタとして本複写機を使用する
ためのプリンタコントローラ700とを備える。
【0020】また、スクリーンエディター600には、
原稿を読取って表示したり、ユーザへの操作の指示を行
なうために各種操作メニューを表示するカラー液晶ディ
スプレイ(LCD)115が含まれる。
【0021】さらに、このカラーLCD115の上に
は、ユーザにより指示された座標を検出するための透明
タブレット(タッチパネル)が積層されており、ペン8
00によるユーザからの入力により、カラーLCD上の
座標をダイレクトに装置に入力することが可能である。
【0022】図2は、図1のカラー複写機の機構を説明
するための断面図である。図を参照して、複写機は大き
くはイメージリーダ部30とプリンタ部20とから構成
される。以下その各々について説明する。
【0023】(1) イメージリーダ部30について イメージリーダ部30は、原稿を積載するための原稿台
31と、原稿の露光走査を行なうためのスキャナ32
と、原稿からの反射光を検知するためのイメージセンサ
(CCD)201と、イメージセンサからの信号を処理
する画像信号処理部330と、画像信号処理部からの信
号に基づいてプリンタ部へ制御信号を出力するプリント
ヘッド(PH)制御部335と、スキャナ32を駆動す
るためのパルスモータ35とを備える。
【0024】原稿台31上に積載された原稿の画像はス
キャナ32によって露光走査され、その画像の反射光は
イメージセンサ201により光電変換される。光電変換
された信号は画像信号処理部330において所定の処理
が施され、レーザダイオード駆動用のデジタル画像デー
タが生成される。生成されたデジタル画像データはプリ
ントヘッド制御部335へ伝送される。
【0025】(2) プリンタ部20について プリンタ部20は大きくは作像部、現像ユニット部およ
び用紙処理部から構成される。以下その内容を分説す
る。
【0026】(a) 作像部について 作像部は、イメージリーダ部30より送られたデジタル
画像データに基づいて駆動されるレーザ装置21と、静
電潜像を書込むための感光体ドラム4と、トナーによる
現像を行なう現像ユニット6と、用紙の表面に画像を転
写する転写ドラム10と、感光体ドラムおよび転写ドラ
ムを駆動するドラム駆動モータ22とを備える。
【0027】入力されたデジタル画像データなどにより
レーザ装置21は駆動される。レーザ装置21の駆動に
より感光体ドラム4の表面に静電潜像が形成される。静
電潜像は現像ユニット6によりトナー現像され、転写ド
ラム10上に配置された印刷用の用紙の表面に転写され
る。
【0028】なおこのとき感光体ドラム4および転写ド
ラム10はドラム駆動モータ22によって同期して駆動
される。
【0029】(b) 現像ユニット6について 現像ユニット6は、マゼンタトナーでの現像を行なうマ
ゼンタ現像器6Mと、シアントナーでの現像を行なうシ
アン現像器6Cと、イエロートナーでの現像を行なうイ
エロー現像器6Yと、ブラックトナーでの現像を行なう
ブラック現像器6Kと、その各々の現像器の上部に設け
られた、現像器の各々に対応する色のトナーを供給する
ための4つのトナーホッパーと、現像器ユニット6の上
下方向の移動を行なうための現像ユニットモータ61と
から構成される。
【0030】(c) 用紙処理部について 用紙処理部は印刷のための用紙を収納する収納カセット
42〜44と、用紙を一時的に収納する中間収納部50
とから構成される。
【0031】収納カセット42〜44のいずれかのカセ
ットから引出された用紙、または中間収納部50から給
紙された用紙は、搬送ローラ群により転写ドラム10に
搬送され、転写ドラム10に巻付けられる。その後、そ
の用紙には感光体ドラム4上のトナー像が順次(最大4
色分)転写される。
【0032】転写の行なわれた用紙は、その後転写ドラ
ム10から分離され、定着装置48において画像定着が
行なわれ、排紙トレー49において排紙される。
【0033】なお用紙の搬送時にレジストタイミングを
取るためのタイミングローラ対45と、搬送ベルト47
とが装置には設けられている。
【0034】なお上記搬送ローラ群および搬送ベルト4
7などの駆動はメインモータ41により行なわれる。
【0035】さらに、転写ドラム10には、用紙先端を
チャキングするための先端チャック爪と、用紙を転写ド
ラム10に静電吸着させるための吸着チャージ11と、
用紙を押さえるための用紙押さえローラ12と、感光体
ドラム上に顕像化されているトナー像を用紙上に吸引し
て転写させるための転写チャージ14と、トナー像の転
写終了後(フルカラー現像の場合には4色分のトナー像
の転写終了後)に、転写ドラムを除電して用紙を分離さ
せるための除電チャージ16,17と、用紙を転写ドラ
ムから剥離するための分離爪18とが配設されている。
【0036】また中間収納部50へは、上記印刷工程を
一旦終了した用紙が導入される。印刷工程を一旦終了し
た用紙が排紙トレイ49に搬送されるか、中間収納部5
0へ搬送されるかは、定着処理を終えた紙の搬送経路内
に配設された搬送経路切換部53の切換えにより選択さ
れる。
【0037】中間収納部50へ向かう搬送路内には、さ
らに搬送経路切換部54が配置されている。搬送経路切
換部54により、搬送されてきた用紙が反転装置51で
スイッチバック搬送された後、中間収納部50に収納さ
れるか、あるいは直接中間収納部50に収納されるかが
選択される。
【0038】この選択は中間収納部50から給紙された
用紙が、転写ドラムに再び搬送されるときに、既に印字
が行なわれた用紙面と同じ面に画像が転写されるか(こ
のような転写を行なうモードを「画像重ね合せモード」
という)、あるいは裏面に転写が行なわれるか(このモ
ードを同様に「両面複写モード」という)を選択するた
めに行なわれる。
【0039】なお転写ドラムにはさらに転写ドラムの基
準位置を検出するための基準位置センサ13と、基準位
置センサを作動させるためのアクチュエータ板13aと
が配設されている。
【0040】これらのイメージリーダ部およびプリンタ
部の動作については後述する。図3は、図1の複写機の
スクリーンエディターが備える画像処理のための電子回
路のブロック図であり、図4は複写機の本体が備える画
像処理回路のブロック図である。図3および4は、図中
A、BおよびCの部分でそれぞれ接続される。
【0041】図3を参照して、スクリーンエディターは
以下のものを備える。 (a) 画像合成用2値化メモリ(618) 原稿情報の明度信号(Y)の2値化信号をストアするメ
モリである。白黒原稿の画像はこのメモリにストアさ
れ、カラー原稿との合成(文字合成機能)時の文字情報
として用いられる。
【0042】(b) LCD表示用原稿/閉ループ・マ
ーカー検出メモリ(620) カラー原稿編集モード時に、原稿情報をLCD表示用に
LCDCのカラーパレット入力データに変換し、100
dpiに間引きしてストアするメモリである。すなわ
ち、原稿画像の色数は、LCDに表示可能な色数に減色
されて記憶される。
【0043】白黒原稿編集モード時には、原稿内の白黒
(閉ループ検出)情報1bit/カラー情報(R,G,
B,C,M,Y)3bit/白黒階調(表示用)4bi
tの2値化信号を100dpiに間引きしてストアする
メモリとなる。
【0044】このメモリ内の原稿情報がCPUによりV
RAMに転送され、表示される。また、白黒原稿編集モ
ード時には、このメモリ内の情報からCPUは原稿の閉
ループ/マーカー点位置/マーカー閉ループを検出し、
編集エリア指定情報を生成する。
【0045】以上のように、このメモリは設定されてい
るモードに応じて記憶の方法を変えることを特徴として
いる。
【0046】(c) 編集エリア指定メモリ(626) 閉ループ・マーカー検出メモリ620およびエディター
のタッチパネル614からの座標指定により、16種類
の編集エリア信号がビットマップ情報としてCPUによ
り設定されるメモリである。このメモリ内の編集エリア
情報により編集機能別エリア信号の出力の制御が行なわ
れる。
【0047】(d) 模様付け(テクスチャ)メモリ
(622) 原稿面に積載された模様付け原稿、または背景グラデー
ション処理データをストアするメモリである。背景グラ
デーション処理のデータは、CPUにより設定される。
このメモリに格納されている画像データによりカラー原
稿の模様付け処理、および白黒原稿の背景グラデーショ
ン処理が行なわれる。メモリサイズは、模様付け最大周
期(主走査)=128dot、副走査=256dot、
階調(明度)=256階調である。
【0048】(e) パターン化メモリ(624) パターン化処理するためのパターン形状の2値データを
ストアするメモリである。このメモリに格納されている
パターン形状により白黒原稿のパターン化処理が行なわ
れる。このメモリのパターン形状2値データはCPUに
より設定される。メモリサイズは、パターンサイズ(主
走査)=128dot、副走査=256dot、パター
ン8種である。
【0049】(f) 2値化処理部(628) 予備スキャン時に原稿入力データから明度信号(Y)の
単純2値化出力を画像合成用2値化メモリ618に書込
む。画像再生スキャン時に、原稿入力データから明度信
号(Y)の単純2値化出力を文字領域判定データとして
置換色データ生成部640に出力する。
【0050】画像再生スキャン時に、原稿入力データか
ら明度信号(Y)、彩度信号(C)の2値化出力を下地
領域判定データとして置換色データ生成部640に出力
する。
【0051】(g) 縁取り判定部(630) 編集エリア信号から指定されたエリアの画像データの縁
取り・中抜きエッジの判定を行ない、置換色データ生成
部640に判定情報を出力する。縁取り判定として、下
記の各機能についての所定の判定を行なう。
【0052】縁取り機能;2値化した入力画像の縁取り
エッジを検出し、エッジ判定情報を置換色データ生成部
に出力する。
【0053】中抜き機能;2値化した入力画像の中抜き
エッジを検出し、エッジ判定情報を置換色データ生成部
に出力する。
【0054】(h) マーカー色判定・LCD表示用画
像データコード化処理部(632) 白黒原稿編集モード時において、予備スキャンが行なわ
れるときに、原稿入力データを白黒/カラー(R,G,
B,C,Y,M)の7種に分離し、LCD表示用原稿/
閉ループ・マーカー検出メモリ620に出力する。
【0055】カラー原稿編集モード時において、予備ス
キャンが行なわれるときに原稿入力データをLCD表示
用の色コードに変換し、LCD表示用原稿/閉ループ・
マーカー検出メモリに出力する。
【0056】LCD表示用原稿/閉ループ・マーカー検
出メモリへのデータの書込は、副走査有効期間の4ライ
ンおきに行なわれる。
【0057】マーカー色判定・LCD表示は、Y,C
r,Cbをアドレス情報としてROMより検索する。マ
ーカー色判定・LCD表示用画像データコード化用にR
OMテーブル(256K×8bit)を実装する。
【0058】(i) 1/4間引き処理部(634) 予備スキャン時に原稿入力データを、主走査方向の4d
otごとに単純間引きによる間引き処理を行ない、マー
カー色判定・LCD表示用画像データコード化処理部6
32に出力する。
【0059】(j) 模様付けデータ書込部(636) 予備スキャン時に、原稿入力データの一部分(128×
256dot)の明度信号(Y)を模様付けメモリに書
込む。
【0060】(k) 色判別部(638) 編集エリア信号から指示されたエリアの画像データの色
の判別を行ない、置換色データ生成部640に判別情報
を出力する。色判別として、下記の各機能について所定
の判定を行なう。
【0061】カラーチェンジ機能;入力画像が指定され
た原稿色か否かを判別し、判別情報を置換色データ生成
部に出力する。
【0062】模様付け機能;入力画像が指定された原稿
色か否かを判別し、判別情報を置換色データ生成部に出
力する(指定色模様付け機能)。
【0063】色判別部638は、色判別極座標変換用に
ROMテーブルを実装する。 (l) 置換色データ生成部(640) 編集エリア信号から指示されたエリアの画像データの色
変換および縁取りの編集指示情報により置換した画像デ
ータを出力する。置換色データ処理は、下記の各機能に
ついて所定の変換を行なう。
【0064】カラーチェンジ機能;指定された原稿色に
対して、指定された置換色に変換する(カラー領域)。
【0065】模様付け機能;指定された原稿色に対し
て、模様付けメモリデータに変換する(カラー領域)。
【0066】背景色置換機能;白の領域を、指定された
置換色およびパターンに変換する(モノクロ領域)。
【0067】縁取り機能;エッジ部とエッジ内画像を別
々の指定された置換色に変換する(モノクロ領域)。
【0068】(m) エリア信号出力部(642) 編集エリアメモリ626から指示されたエリア信号を、
複写機本体に対して編集用属性信号に変換し、縁取り判
定処理部、色判別処理部、置換データ生成処理部に編集
指示信号を出力する。複写機本体へ出力する属性信号
は、モノカラー・モノクロ指示信号、ネガポジ判定指示
信号、および画像置換/画像イレース/文字合成指示信
号である。
【0069】(n) VRAM(616) LCD表示の表示画像データを格納する画像メモリであ
る。このメモリの画像データはCPUにより書込まれ
る。このメモリ内の画像データは、LCDCによりLC
Dに表示される。
【0070】(o) LCDC(612) LCD表示(VGA:640×480/256色)制御
およびVRAMの制御を行なう。VRAMに設定された
画像データを読出しLCDに表示する。
【0071】(p) CPU(602) このCPUによりLCD表示制御および編集エリア情報
の生成処理が行なわれる。
【0072】(q) CPUコントローラ(610) CPUの外部アクセスのアドレスデコードおよびバス制
御を行なう。CPUへのタッチパネルI/Fの入出力制
御を行なう。
【0073】(r) プログラムROM(604) CPUのプログラムを格納するROMである。
【0074】(s) ワークRAM(606) CPUのワーク/スタック用のRAMである。
【0075】(t) バックアップSRAM(608) バックアップパラメータを保存するための電池内蔵のS
RAMである。パラメータの書込は、CPUにより行な
われる。
【0076】(u) カラーLCD(115) (v) タッチパネル(614) (w) 模様付けデータレジスタ(613) 模様が書かれた原稿の中の、ユーザが指定した位置など
を登録するレジスタである。
【0077】図4を参照して、複写機本体は、イメージ
リーダ30と、イメージリーダから出力される信号の変
換などの処理を行なう複写機処理部102と、複写機処
理部102から出力される信号の処理を行なう画像処理
部106と、画像処理部の出力信号をプリントするプリ
ンタ107とを備える。
【0078】イメージリーダ30は、Y、Cr、Cb各
8bitの画像データを出力する。出力された画像デー
タは、スクリーンエディターおよび複写機処理部102
へ入力される。複写機処理部102は、イメージリーダ
30からの画像データと、スクリーンエディターから出
力されるY、Cr、Cb各8bitの画像データと、編
集エリア信号とを入力し、加工された画像データを出力
する。
【0079】図5は、編集エリア指定メモリ626の具
体的な構成を示すブロック図である。
【0080】このメモリは、原稿内の白黒1bit/カ
ラー(R,G,B,C,M,Y)3bitの2値化信号
を100dpiに間引きしてストアするメモリからの信
号、閉ループ・マーカー検出メモリからの編集エリア、
タッチパネルから入力された指定座標による編集エリア
をストアする。このメモリは16種類の編集エリア信号
をビットマップ情報としてストアする。
【0081】編集エリア指定メモリ626は、DRAM
6262と、DRAMのコントローラ6261と、CP
Uデータゲート6263と、編集エリア信号出力部デー
タゲート6264とから構成される。DRAMコントロ
ーラ6261は、CPUアドレスと、エリア信号出力部
アドレスと、CPUリード/ライト信号と、エリア信号
出力部からのデータとを入力する。また、CPUデータ
ゲート6263はCPUとの間でデータのやり取りを行
なう。編集エリア出力部データゲート6264は、エリ
ア信号出力部642にデータを出力する。
【0082】図6は、編集エリア指定メモリのプレーン
構成を説明するための図である。図を参照して、編集エ
リア指定メモリは、16プレーンにより構成される。1
プレーンは2Mバイトの容量を有し、入力された画像デ
ータの編集位置を特定するために用いられる。編集エリ
ア指定メモリの各プレーンの役割は、編集モードや編集
機能ごとに変わる。
【0083】図7は、各モードにおける、編集エリア指
定メモリのメモリプレーンの割付けを説明するための図
である。
【0084】図を参照して、bit0〜bit15の各
ビットのメモリプレーンに対する役割が、入力された原
稿が白黒原稿であるときと、カラー原稿であるときと、
白黒+カラー原稿であるときとに分けて説明されてい
る。
【0085】ここに、白黒原稿とは、色付けのされてい
ない原稿と、色付けのされていない白黒の原稿に編集を
行なうためにユーザがカラーマーカーによりエリアの指
定をした原稿とを含む。カラー原稿とは、たとえば写真
などの原稿である。白黒+カラー原稿とは、白黒とカラ
ーとが混在する原稿である。
【0086】図を参照して、読取られた原稿が白黒原稿
である場合には、bit0は、イレースエリアコードと
して用いられる。ここでイレースエリアコードとは、こ
のコードにより指定される領域の画像を消去するための
コードである。
【0087】bit1〜15は、第1から第15の文字
/下地加工エリアコードとして用いられる。すなわち各
ビットにより指定される領域においてそれぞれに対応し
た編集処理が実行される。
【0088】入力された画像がカラー原稿であるときに
は、bit0はイレースエリアコードとして用いられ
る。bit1はネガ/ポジ反転エリアコードとして用い
られる。bit2は模様付けを行なうエリアのコードと
して用いられる。
【0089】bit3〜5は第1から第3のモノクロエ
リアを割当てるための第1〜3モノクロエリアコードと
して用いられる。
【0090】bit6〜9は第1から第4のカラーチェ
ンジエリアを割当てるための第1〜4カラーチェンジエ
リアコードとして用いられる。
【0091】bit10〜15は第1から第6の文字/
下地加工エリアを割当てるための、第1〜6文字/下地
加工エリアコードとして用いられる。
【0092】読取られた原稿が白黒+カラー原稿である
ときには、bit0および1は画像合成指示エリアとし
て用いられる。bit0および1により示される数字が
“0”であるときには透かし合成が行なわれ、“1”で
あるときには嵌め込み・文字合成が行なわれ、“2”で
あるときには画像イレースが行なわれ、“3”であると
きには、画像合成は行なわれない。
【0093】bit2〜15は、第1から第14の嵌め
込み合成・文字合成、白黒原稿内編集用、窓指定エリア
を割当てるためのエリアコードとして用いられる。
【0094】このようにして、入力された画像データに
応じて編集エリア指定メモリは異なった方法で使用され
ることとなる。
【0095】ここに、編集エリア指定メモリに記録され
るデータを例示して説明する。図8(A)を参照して、
イメージリーダにより読取られる白黒原稿の一部に赤マ
ーカー(R)で囲まれた領域、緑マーカー(G)で囲ま
れた領域および青マーカー(B)で囲まれた領域が存在
する場合の処理について以下に説明する。
【0096】この原稿は、イメージリーダ30により読
取られ、2値化処理部628において2値化された後、
閉ループ/マーカー検出/LCD表示用原稿メモリ62
0に格納される。
【0097】このときメモリ620内では、図8(B)
に示されるように、ブラックのデータを記録する面20
1においては、原稿の白黒部分のみのデータが格納され
る。
【0098】これに対してレッド、グリーンおよびブル
ーの各々のマーカー色コードを記録する面においては、
符号202〜204に示されるように、原稿に付された
マーカーの色に対応した部分の画像のみが記録される。
【0099】これらメモリ620に格納された原稿画像
は、CPU602を介してVRAM616に転送され、
これによりカラーLCD115に出力されることにな
る。
【0100】このとき、装置使用者における設定やある
いは装置による自動設定によって、読取られた原稿をそ
のまま表示するか、あるいはマーカーにより画像処理が
行なわれた後の画像を表示するかのいずれかが選択され
る。
【0101】より詳しくは図9(A)を参照して、マー
カーにより記入された図形をそのまま表示するモードが
選択されている場合には、画面205に示されるように
読取られた原稿画像と同じ画像がVRAMに記録され、
カラーLCD115上には表示される。
【0102】これに対して、マーカーによる画像処理の
効果を表示するモード(画像処理が行なわれた後の画像
を表示するモード)が選択されている場合にあっては、
画面207に示されるようにマーカーの色およびその位
置をもとに、画像処理が行なわれた後の画像が表示され
ることになる。なおここでは、赤のマーカーで囲まれた
領域においては、ハッチングが行なわれ、緑で囲まれた
領域においては色付けが行なわれ、青で囲まれた領域に
おいては囲まれた領域内にある図形の縮小が行なわれて
いる。
【0103】また、画面205に示される画面が表示さ
れている状態で、タッチパネル614を介してユーザは
さらに表示されている画面に対してマーカーによる記入
を行なうことが可能である。たとえば図9(A)の画面
205に示されている状態から、ユーザはタッチパネル
614を介して、画面206に示されるように新たに領
域(1)および(2)を追加することが可能である。
【0104】すなわちカラーLCD115を介してユー
ザは画像処理が行なわれる前の状態、および画像処理が
行なわれた後の状態を知ることができ、さらには画像処
理のためのマーカーによる記入をタッチパネル614か
ら行なうことが可能となり、装置は使い勝手のよいもの
となる。
【0105】編集エリア指定メモリ626では、白黒原
稿の編集に該当するデータが各々のビットに記録され
る。すなわちユーザのマーカーによる記入やタッチパネ
ルからの入力により設定された、編集領域を示す図形が
bit1〜15の領域に格納される。
【0106】たとえば図9(A)の符号206に示され
るような編集領域が設定されている場合を想定する。こ
のとき、図9(B)を参照してエリア指定メモリ626
のbit1には白黒原稿に記入された赤マーカー(R)
で囲まれた領域がその領域の内部を塗り潰した状態で格
納される。なお、塗り潰された位置には“1”のデータ
が記録され、それ以外の部分には“0”のデータが記録
される。
【0107】同様にエリア指定メモリ626内のbit
2およびbit3には、それぞれ緑(G)で囲まれた領
域、および青(B)で囲まれた領域がその内部を塗り潰
された状態で格納される。
【0108】また、エリア指定メモリのbit4には、
タッチパネルより入力された(1)の部分の領域が内部
を塗り潰された状態で格納され、bit5にはタッチパ
ネルより入力された(2)の領域が内部を塗り潰された
状態で格納される。
【0109】エリア信号出力部642はこれらのメモリ
に格納された、内部が塗り潰された領域を認識すること
により、これらの塗り潰された領域を画像処理の対象の
領域と識別し、複写機処理部102に対して編集エリア
信号を出力する。
【0110】図10は、閉ループ・マーカー検出メモリ
/LCD表示用原稿メモリ620の具体的構成を示すブ
ロック図である。
【0111】図を参照して、このメモリは原稿情報を1
00dpiに間引きした後の閉ループ・マーカー判定デ
ータ/LCD表示用の色コード化データをストアするメ
モリである。このメモリ内の原稿情報がCPUによりV
RAMに転送され、これによりLCDに表示される。ま
た、白黒原稿モードのときには、閉ループ・マーカーの
検出がCPUにより行なわれる。このメモリは、CPU
とマーカー判別処理部、LCD表示用色コード化処理部
とによりアクセス可能である。
【0112】図を参照して、メモリ620は、DRAM
6201と、DRAMのコントローラ6202と、CP
Uデータゲート6203と、色コードライト/リードデ
ータゲート6204とから構成される。
【0113】DRAMコントローラ6202は、CPU
アドレスと、閉ループ・マーカー/LCD表示用原稿ア
ドレスと、CPUライト/リード信号と、LCD表示用
色コード化処理部ライト信号とを入力する。
【0114】CPUデータゲート6203は、CPUと
の間でデータをやり取りする。色コードWRデータゲー
ト6204は、LCD表示用色コード化処理部のデータ
を入力する。
【0115】図11は、閉ループ・マーカー検出/LC
D表示用原稿メモリのプレーン構成を説明するための図
である。
【0116】図を参照して、プレーンは8枚の層により
構成されている。また、これらのプレーンの役割は、設
定されたモードにより異なる。図11は、入力された原
稿画像が白黒原稿画像である場合のプレーン構成を示し
ている。図を参照して、4プレーンは、LCDに白黒原
稿画像を表示するための白黒の階調データとして用いら
れ、他の4プレーンは、閉ループおよびマーカーを検出
するためのメモリとして用いられる。
【0117】これに対して、カラー原稿、白黒+カラー
原稿が読取原稿とされた場合には、すべてのプレーンが
LCDに表示を行なうためのデータを記録するプレーン
となる。
【0118】図12は、読取が行なわれた原稿の種類に
応じて、メモリプレーンの役割が異なる状態を説明する
ための図である。
【0119】図を参照して、上述のように、白黒原稿が
入力された場合には、bit4〜7のメモリプレーンが
白黒原稿の表示用階調データとして用いられ、bit1
〜3は、マーカー色を示すコードとして用いられる。b
it1〜3により示される数が“0”であるときにはマ
ーカーが付されていない領域を示し、“1”であれば
赤、“2”であれば緑、“3”であれば青、“4”であ
ればシアン、“5”であればマゼンタ、“6”であれば
イエローのマーカー色であることを示している。
【0120】bit0で示されるフレームは白黒の2値
化データであり、白黒原稿の中に設けられた閉ループを
検出するために用いられる。ここで閉ループとは、原稿
内に黒の線で書かれた閉じた領域を示す。この閉じた領
域内をユーザがマーカーやタッチパネルにより指定する
ことにより、その領域内に着色を施したり、その領域内
をハッチングしたりすることが可能となる。
【0121】また、読取られた原稿の画像をそのまま閉
ループを識別するためのデータとして用いると、CCD
の特性などにより、閉ループを構成する線が途切れてし
まい、うまく閉ループを認識できないことがある。この
ため、bit0のプレーンのデータとしては、閉ループ
を構成する線をクロージング処理したデータが記録され
る。クロージング処理については、後述する。
【0122】一方、入力された原稿がカラー原稿または
白黒+カラー原稿であるときには、メモリプレーンのb
it0〜7のすべてにはLCDに表示を行なうためのデ
ータが記録される。つまり、1ドットが8ビットのデー
タでLCDには表示されることとなる。入力されたカラ
ー原稿の色調は、このLCD表示用コードで表現できる
色調に落とされてメモリに記録されることになる。
【0123】このように、入力された原稿の内容に応じ
てメモリの役割を切換える処理は、ハードウェアにより
行なってもよいが、図13により示されるフローにより
行なってもよい。
【0124】図13を参照して、白黒原稿を処理するモ
ードが選択されているときには(S1でYES)、白黒
原稿用にメモリプレーンが割当てられる(S2)。一
方、設定されているモードが、カラー原稿モードか、白
黒+カラー原稿モードであるときには(S3でYE
S)、カラー用のメモリプレーンが割当てられる(S
4)。
【0125】図14は、2値化処理部628の具体的な
構成を示すブロック図である。このブロックは、原稿情
報の明度信号(Y)、彩度(C)と、しきい値パラメー
タにより2値化した2値化原稿画像を生成する処理を行
なう。そしてその2値化された原稿は、3×3dotの
クロージング処理が行なわれ、2値化メモリにストアさ
れる。
【0126】図を参照して、このブロックは、しきい値
パラメータを出力するしきい値パラメータ出力部628
1と、入力された原稿画像の2値化処理を行なう2値化
処理部6282と、2値化処理の制御を行なう制御部6
283と、クロージングを行なうために2値化された原
稿画像の太め処理を行なう太め処理部6284と、太め
られた原稿画像の細め処理を行なう細め処理部6287
と、太め処理に用いられるFIFOメモリ6285と、
細め処理に用いられるFIFOメモリ6286とから構
成される。
【0127】2値化処理部6282は、原稿情報の明度
信号(Y)と彩度(C)とを入力する。しきい値パラメ
ータ出力部6281は、CPUアドレスと、CPUから
のデータと、CPUからのライトクロックとを入力す
る。
【0128】2値化処理制御部6283は、2値化指示
信号と、2値化データ書込指示信号と、副走査有効領域
と、主走査有効領域と、主走査同期信号と、ドットクロ
ックとを入力する。
【0129】細め処理部6287は、クロージングが行
なわれた2値化データと、下地判定データとを出力す
る。太め処理部6284は、閉ループ検出用2値化デー
タを出力する。
【0130】2値化処理制御部6283は、2値化メモ
リに対してクロック信号、ライト信号およびアドレスク
リア信号を出力する。
【0131】次に、図15を参照して、クロージング処
理について説明する。クロージング処理は、注目画素
(図中ハッチングで示される画素)の周りの3×3の画
素のうち1つでも黒画素が存在すれば、注目画素を黒画
素として処理(太め処理)し、その後に3×3の画素の
うち1つでも白画素が存在すれば、注目画素を白画素と
する処理(細め処理)である。
【0132】これにより、閉ループの輪郭を構成する線
の途切れがなくなり、閉ループ内の着色を行なうときな
どに、閉ループの輪郭を正確に判定することが可能とな
る。
【0133】図16は、LCD表示用色コード化/マー
カー色判定処理部632の具体的構成を示すブロック図
である。
【0134】この処理部は、カラー原稿編集モード時に
は、カラー原稿の入力画像データからLCD表示用の色
コードへの変換を行なう。
【0135】また、白黒原稿編集モード時には、原稿入
力データから間引きされたデータをカラー(R,G,
B,C,Y,M)の6種のカラーデータに分離する処理
を行なう。
【0136】また、黒のデータは3×3dotのクロー
ジング処理がされた後のデータを使用する。
【0137】この処理部により、原稿情報に副走査方向
の1/4の間引きを行なうため、原稿画像は、4ライン
ごとにLCD表示用原稿メモリ/閉ループ・マーカー検
出メモリにストアされる。
【0138】図を参照して、処理部632は、入力され
た画像データから、LCD表示用データコード化/マー
カー色判定を行なう判定部6323と、その制御を行な
うLCD表示用データコード化/マーカー色判定処理制
御部6326と、出力ディレー同期制御部6324と、
マーカー色/LCD表示用データを出力するビット0セ
レクタ6325と、閉ループ・マーカーLCD表示原稿
メモリ書込制御部6327と、LCD表示用データコー
ド化/マーカー色判定のためのROMテーブル6321
と、出力ディレーFIFOメモリ6322とを備える。
【0139】以下に、マーカー色判定方法と原稿色色コ
ード化方法との概要について説明する。
【0140】マーカー色の判定は、1/4間引きされた
V,Cr,Cbの入力画像データをROMアドレスとし
てROMテーブルを参照することにより実行される。白
黒2値化データは、2値化処理部から出力される表示用
2値化データを1/4間引きして、マーカー色判定デー
タに同期して出力される。
【0141】原稿色色コード化は、1/4間引きされた
Y,Cr,Cbの入力画像データをROMアドレスとし
てROMテーブルを参照することによりを行なわれる。
【0142】図17は、模様付けメモリ622の具体的
な構成を示すブロック図である。このメモリは、原稿ガ
ラスに積載された模様付け原稿(登録を行なう模様が記
載された原稿)、または背景グラデーションのパラメー
タデータをストアするメモリである。このメモリに格納
されているデータにより、カラー原稿の模様付け処理、
および背景グラデーションを書込む処理が行なわれる。
模様付けのパターンの最大周期は主走査128dot、
副走査256dot、階調256階調である。このメモ
リは、CPUと模様付けデータ書込部と、置換色データ
生成部とによりアクセス可能である。
【0143】模様付け(テクスチャー)メモリ622
は、SRAM6221と、CPUアドレスゲート622
2と、模様付けリード/ライトアドレスゲート6223
と、CPUコントローラに含まれる模様付けメモリアー
ビタ6224と、CPUデータゲート6225と、模様
付けライトデータゲート6226と、模様付けリードデ
ータゲート6227とから構成される。
【0144】CPUアドレスゲート6222は、CPU
アドレスを入力する。模様付けR/Wアドレスゲート6
223は、模様付けデータR/Wアドレスを入力する。
模様付けメモリアービタ6224は、CPUからのライ
ト/リード信号と、模様付けデータライト信号と、模様
付けデータリード信号とを入力する。
【0145】また、CPUデータゲート6225は、C
PUとの間でデータの交換を行なう。模様付けライトデ
ータゲート6226は、入力画像のYデータを入力す
る。模様付けリードデータゲート6227は、模様付け
データを出力する。
【0146】図18は、模様付けデータ書込部636の
具体的な構成を示すブロック図である。
【0147】模様付けデータ書込部636は、模様付け
原稿の予備スキャン時に、原稿入力データの一部分(1
28×256dotの部分であって、ユーザにより指定
される位置)の明度信号(Y)を模様付けメモリへ書込
むための制御を行なう。
【0148】模様付けデータ書込部636は、模様付け
データゲート6361と、模様付けデータ書込制御部6
362と、模様付けデータ読出制御部6363とから構
成される。模様付けデータゲート6361は、入力され
た明度信号(Y)のデータを入力とし、模様のYデータ
を出力する。
【0149】模様付けデータ書込制御部6362は、原
稿のXアドレスと、原稿のYアドレスと、模様付けデー
タ書込指示信号と、主走査有効領域と、ドットクロック
とを入力する。また、模様付けデータ書込制御部636
2は、模様データメモリのアドレスと、模様データライ
ト信号とを出力する。
【0150】模様付けデータ読出制御部6363は、模
様付けX加算信号と、模様付けY加算信号と、読出開始
XYアドレスと、読出終了XYアドレスと、模様付けデ
ータリード信号と、模様付けデータアドレスクリア信号
と、主走査同期信号とを入力する。また、模様付けデー
タ読出制御部6363は、模様データリード信号を出力
する。
【0151】次に、模様付けデータ書込アドレスの生成
方法を説明する。模様付けデータのアドレスは、原稿の
取込指定位置からX方向7bitと、Y方向8bitと
により、15bitのX,Yアドレスとして生成され
る。すなわち、 模様付けメモリアドレス(A14−0)=(YA7−
0,XA6−0) により、模様付けメモリのアドレスは生成される。
【0152】次に、模様付けメモリ書込許可のタイミン
グについて説明する。模様付けデータのメモリへの書込
は、模様付けデータ書込指示信号と、有効領域信号と
が、アクティブな期間で行なわれる。また、データの書
込はドットクロックに同期して行なわれる。
【0153】図19は、模様付けメモリ読出アドレス生
成回路の構成を示すブロック図である。
【0154】図を参照して、回路は12bit加算回路
6501と、12bitレジスタ6502と、7bit
カウンタ6503と、比較回路6504と、12bit
加算回路6505と、12bitレジスタ6506と、
8bitカウンタ6507と、比較回路6508とによ
り構成される。
【0155】12bit加算回路6501は、X方向の
加算値を入力する。12bitレジスタ6502は、X
レジスタクリア信号と、Xクロック信号とを入力する。
7bitカウンタ6503は、Xクロックと、X方向開
始位置と、Xカウントロード信号とを入力する。比較器
6504は、7bitカウンタ6503のカウント出力
と、X方向終了位置とを比較する。7bitカウンタ6
503は、X方向のアドレスを出力する。
【0156】Y方向についても、12bit加算回路6
505と、12bitレジスタ6506と、8bitカ
ウンタ6507と、比較回路6508とが同様の動作を
行ない、Y方向のアドレスを出力する。
【0157】模様付けメモリの読出アドレスは、白黒原
稿モード/カラー原稿モードで下記のように生成され
る。
【0158】白黒原稿モードにおいては背景グラデーシ
ョン処理が行なわれ、カラー原稿モードにおいては模様
付けが行なわれる。
【0159】XA12−0を、原稿Xアドレスの下位1
2bitとし、YA12−0を原稿Yアドレスの下位1
2bitとし、xを原稿/囲みのX方向dot数とし
(ただしx≧128)、yを原稿/囲みのY方向dot
数とし(ただしy≧256)、tを繰返し周期(=25
6,512,1024,2048)とすると、全面/原
稿囲みアドレスとして、 X方向アドレス=(128/x)×(XA12−0)の
下位7ビット Y方向アドレス=(256/y)×(YA12−0)の
下位8ビット が用いられる。
【0160】また、繰返しのためのアドレスとして、 X方向アドレス=(128/t)×(XA12−0)の
下位7ビット Y方向アドレス=(256/t)×(YA12−0)の
下位8ビット が用いられる。
【0161】図20は、背景のグラデーションデータの
生成回路を示すブロック図である。図を参照して、背景
グラデーションデータ生成回路は、X×Y乗算器660
1〜6606と、(A+B)/256の計算を行なう計
算機6607〜6609と、インバータI1〜I3とか
ら構成される。模様付けメモリデータは、乗算器660
1,6603,6605に入力される。また、模様付け
メモリのデータは、インバータI1〜I3を介して、乗
算器6602,6604,6606に入力される。
【0162】グラデーションVaデータは、乗算器66
01に入力される。グラデーションVbデータは、乗算
器6602に入力される。グラデーションCraデータ
は、乗算器6603に入力される。グラデーションCr
bデータは、乗算器6604に入力される。グラデーシ
ョンCbaデータは、乗算器6605に入力される。グ
ラデーションCbbデータは、乗算器6606に入力さ
れる。
【0163】計算機6607は、乗算器6601,66
02のそれぞれの出力をA,Bとし、計算を行ない、グ
ラデーションYデータを出力する。
【0164】計算器6608は、乗算器6603,66
04のそれぞれの出力をA,Bとし、計算結果をグラデ
ーションCrデータとして出力する。
【0165】計算器6609は、乗算器6605,66
06のそれぞれの出力をA,Bとし、計算結果をグラデ
ーションCbデータとして出力する。
【0166】次に、図1の複写機の具体的な操作手順に
ついて説明する。図21は、複写機の操作手順を説明す
るためのフローチャートである。
【0167】図を参照して、表示される編集メニューの
中から操作者は所望のメニューを選択する(S10)。
選択されたメニューの内容に従って、原稿の読取が行な
われ、スクリーンエディターにその内容が表示される
(S11)。表示された原稿内容を見て、操作者は編集
の内容をスクリーンエディターを介して設定する(S1
2)。次に、用紙サイズ、倍率、コピー枚数などのコピ
ーモードが設定される(S13)。その後、編集処理し
たコピーが出力される(S14)。
【0168】図22は編集メニューの具体例を示す図で
ある。図22に示される内容がLCDに表示される。
【0169】メニューは、5つの目的別編集メニュー
と、1つの登録メニューとから構成される。
【0170】色付け編集とは、白黒原稿を対象とし、文
字や背景の色付けを行なうものである。
【0171】マーカー編集とは、マーカーペンでエリア
指定された白黒原稿を対象とし、そのエリア内の色付け
などを行なうものである。
【0172】カラー編集とは、カラー原稿を対象とし、
色変換やモノカラー・カラーフィルタなど、色の編集処
理を行なうものである。カラー原稿内の白黒部に対して
は色付けを行なうこともできる。
【0173】トリミング編集とは、カラー、または白黒
原稿を対象とし、原稿の一部分をトリミングするもので
ある。
【0174】合成編集とは、白黒原稿の中にカラー原稿
を嵌め込む合成処理である。白黒原稿に対しては色付け
を行なうことも可能である。
【0175】登録とは、後述するカラーパレットの登録
やパターンの登録などを行なうものである。
【0176】ユーザーはタッチパネルを介してこれらの
中から所定のものを選択することができる。選択が行な
われると、図23に示されるようにそれぞれの内容に応
じた画面が表示されることとなる。
【0177】色付け編集が選択されたときの画面を図2
4に示す。ユーザは表示されるメッセージに従って、色
付けする白黒原稿をセットして、読込キー(画面右下)
を押下する。すると、白黒原稿の読込が行なわれ、LC
Dにその原稿画像が表示される。この状態で、図25に
示されるようにタッチパネルを介して表示された原稿画
像に色付けを行なうことにより、プリンタから色付けさ
れたコピーを出力することができる。
【0178】色付けには、図26に示されるようなエリ
ア指定ツールが用いられる。エリア指定ツールは、指定
したエリアを選択するエリア選択ボタンと、原稿全体を
対象エリアとする全体ボタンと、矩形のエリア指定を行
なうボックスボタンと、丸み矩形のエリア指定を行なう
Rボックスボタンと、自由形のエリア指定を行なうトレ
ースボタンと、閉ループでのエリア指定を行なう閉ルー
プボタンと、直線を描画する直線ボタンと、自由形を描
画する自由形ボタンとから構成される。
【0179】ここに、ボックスボタンとは、ペンのドラ
ッグ操作での開始点と終了点の2点で指定される矩形を
色付けの対象エリアとするためのボタンである。
【0180】Rボックスとは、ペンのドラッグ操作での
開始点と終了点の2点で指定される丸み矩形を対象エリ
アとするためのボタンである。丸み矩形の形状を図27
に示す。
【0181】トレースボタンとは、ペンドラッグ操作で
指定される開始点と終了点を閉じた自由形エリアを対象
エリアとするボタンである。トレースのエリア指定は、
図28(A)に示されるように基本的な処理として、ト
レース線で囲まれたエリアを抽出し、それを対象エリア
とする。また、(B)のようにエリアが交差する場合に
は、交差するトレース線の各々のエリアを抽出し、それ
を対象エリアとする。図28において、ハッチングされ
た領域が処理の対象エリアとなる。
【0182】閉ループボタンとは、ペンオンされた位置
の周りの黒枠で閉じられたエリアを対象エリアとするボ
タンである。閉ループのエリア処理は図29に示される
ように行なわれる。
【0183】すなわち、基本的な処理として黒枠で囲ま
れたエリアを抽出し、そのエリアを閉ループエリアとす
る(A)。また、閉ループ内に閉ループがあるときに
は、外側の黒枠で囲まれたエリアを抽出し、そのエリア
を閉ループエリアとする(B)。中に存在する閉ループ
のエリアは認識しない。これにより、アルファベットB
などの中に存在する閉ループは識別されない。
【0184】また、閉ループで囲まれた部分の外が指定
されたときには、閉ループエリアとは認識しない
(C)。
【0185】図30は、マーカー編集モードが指定され
たときの画面を示す図である。図を参照して、図30に
示される表示内容に従って、操作者はマーカー加工した
白黒原稿をIRにセットして、読込キーを押下すると、
マーカー原稿の読取が行なわれる。読取られたマーカー
原稿は、図31に示されるようにLCD上に表示され
る。マーカーによる指定は、マーカーにより編集を行な
いたいエリアを囲んで指定する方法(囲み枠指定)と、
原稿の閉ループ内にマーカーで点を打つことによりその
閉ループ内を指定する方法(点指定)とがある。
【0186】また、LCDに表示された原稿にさらにマ
ーカーエリアを指定することも可能であり、その場合に
図32に示されるマーカーエリア指定ツールが用いられ
る。
【0187】マーカーエリア指定ツールは、イエロー、
マゼンタ、シアン、グリーン、レッツドおよびブルーの
各色からなっており、それぞれの色ごとに囲み枠指定
と、点指定とができるようになっている。
【0188】図33は、カラー編集モードが指定された
ときの画面を示す図である。画面に表示されるメッセー
ジに従って、操作者は加工するカラー原稿またはカラー
+白黒混在原稿をIRにセットして、読込キーを押下す
る。それにより、カラー原稿の読取が行なわれ、図34
に示されるようにLCD上にカラー原稿が表示される。
このカラー原稿に対して、ユーザは色の変換などの指定
をタッチパネルを介して行なうことができる。
【0189】図22において登録モードが選択された場
合には、図35に示される画面がLCDに表示される。
【0190】登録メニューとして4つの登録が可能とな
っている。カラーパレット編集は、標準カラーパレット
の色登録、および登録色の色読込登録を行なうものであ
る。パターン編集とは、背景の色付け時のパターン編集
を行なうものである。テクスチャ登録は模様付け時のテ
クスチャパターンの読込登録を行なうものである。マー
カー編集設定とはマーカー編集の標準(デフォルト)編
集モードを設定するものである。図36に示されるよう
に、各々のボタンを操作者が押下することによってそれ
ぞれの内容に応じた画面が表示され、登録が行なわれ
る。
【0191】図37は、図35の状態から「テクスチャ
ー登録」をユーザが選択したときのLCDの表示画面を
示す図である。図のように、テクスチャー登録ツールが
表示されている。
【0192】テクスチャー登録ツールは、図38に示さ
れるようにテクスチャーパレットと、テクスチャーパタ
ーンの繰返し表示部と、拡大率表示部と、拡大率設定ア
ップダウンキーと、テクスチャーパターンの拡大表示部
と、OKボタンと、キャンセルボタンと、初期設定ボタ
ンとを備える。
【0193】テクスチャーパレットは、変更するテクス
チャーを選択するためのパレットである。テクスチャー
パターンの繰返し表示部は、テクスチャーパターンを繰
返し表示する部分である。ユーザはこの表示部を見るこ
とにより、テクスチャーの仕上がりを確認することがで
きる。
【0194】拡大率設定アップダウンキーは、ユーザが
テクスチャーパターンの拡大率(コピー出力時の倍率)
を設定するためのキーである。拡大率表示部は、テクス
チャーパターンの拡大率を表示する。
【0195】テクスチャーパターンの拡大表示部は、テ
クスチャーパターンの拡大表示を行なう部分であり、こ
の表示部内にカーソルがあり、これを動かすことにより
テクスチャーパターンの出力の開始位置および終了位置
を設定することができる。
【0196】OKボタンは、現在設定されているパター
ンをテクスチャーパターンに登録するためのボタンであ
る。
【0197】キャンセルボタンは、設定を中断し、現在
テクスチャーパレットに登録されているパターンに戻す
ためのボタンである。初期設定ボタンは、すべてのテク
スチャーパレットの設定を初期化するためのボタンであ
る。初期設定ボタンをユーザが押下することにより、工
場出荷時の設定にテクスチャーパレットは戻される。
【0198】テクスチャー登録ツールの操作手順は以下
のとおりである。図37のテクスチャー登録ツールの右
側の欄に記載されているように、ユーザはまずテクスチ
ャーパレット内から新規登録(更新)するテクスチャー
を選択し(1)、原稿台上に登録するテクスチャーパタ
ーンが記載された原稿をセットする。
【0199】以上の準備ができたら、ユーザはプリント
キーを押下する(2)。これにより、登録するテクスチ
ャーパターンが記載された原稿画像の読取動作が行なわ
れる。次に、LCD画面には、図39に示される読取原
稿ウィンドウが表示される。このウィンドウは読込んだ
原稿を表示する原稿表示部と、ユーザからの位置指定を
完了するOKボタンと、設定を中断し、再度原稿読取か
ら動作を行なうためのキャンセルボタンとから構成され
る。
【0200】表示された読取原稿ウィンドウの原稿表示
部から、ユーザは登録するテクスチャーパターンの中心
位置を指定する(3)。指定された中心位置には、+記
号が描画される。
【0201】ユーザが、指定を行なった後に、OKボタ
ンを押下すると、指定された位置のテクスチャーパター
ンが再度読込まれ、その読込まれたパターンはテクスチ
ャー登録ツールの拡大表示部と繰返し表示部とに表示さ
れる。
【0202】テクスチャーパターンの拡大表示部には、
読込まれたパターンが拡大表示される。また、テクスチ
ャーパターンの繰返し表示部には読込まれたテクスチャ
ーパターンを縦横に並べた繰返しパターンが表示され
る。
【0203】拡大表示部の表示により、ユーザはパター
ンをわかりやすく見ることができる。また、繰返し表示
部により実際にパターンが繰返して表示されたときのイ
メージをユーザは知ることができる。
【0204】なお、繰返しパターンとして、テクスチャ
ーパターンを縦横に並べることとしたが、2個以上のパ
ターンを縦または横に並べるのであれば、どのような並
べ方をしてもよい。
【0205】さらに、ユーザの選択により、拡大表示部
には、図44に示されるように、開始位置指定カーソル
Sと、終了位置指定カーソルEとが表示される。ユーザ
は、カーソルSとEとを任意に移動させることにより、
繰返して表示されるパターンの範囲と大きさとを指定す
ることができる。
【0206】また、カーソルSとEとにより指定される
範囲の繰返しパターンは、随時繰返しパターン表示部に
表示されるため、ユーザは出力される繰返しパターンが
所望のイメージとなるように、カーソルを操作すること
ができる。
【0207】なお、カーソルSおよびEを用いないとき
には、パターンの開始位置は拡大表示部の左上隅S0と
なり、パターンの終了位置は右下隅のE0となる。
【0208】開始位置指定カーソルSと、終了位置指定
カーソルEとの操作が終了し、OKボタンが押下される
と、読込まれたテクスチャーパターンがテクスチャーパ
レット内に登録される。また、カーソルの位置も登録さ
れる。
【0209】登録されたテクスチャーパレット内のテク
スチャーパターンは、他の原稿の編集時にユーザが任意
に使用することができる。
【0210】図40は、グラデーションツールを説明す
るための図である。図を参照して、グラデーションツー
ルは、色選択1ボタンと、色選択2ボタンと、グラデー
ションパターンと、カラーパレットと、OKボタンと、
キャンセルボタンとを含む。
【0211】色選択1ボタンは、グラデーションの第1
色を選択するためのボタンである。このボタンが押下さ
れると、カラーパレットでグラデーションの第1色の選
択が行なわれる。
【0212】色選択2ボタンは、グラデーションの第2
色を選択するためのボタンである。このボタンが押下さ
れると、カラーパレットでグラデーションの第2色目の
選択を行なうことができる。
【0213】グラデーションパターンは、10種類のパ
ターンを有する。ユーザは、この中から所望のパターン
を選択することができる。色選択1、2ボタンによる色
の設定状態により、グラデーションパターン内の色表示
を変化させることができる。
【0214】カラーパレットは、標準色53色の中から
グラデーションの第1色、第2色を選択するためのパレ
ットである。右下に表示されている(>)ボタンを押下
することにより、拡張パレットが表示される。
【0215】また、OKボタンは、設定を完了するため
のボタンであり、キャンセルボタンは設定を中断するた
めのボタンである。
【0216】このようなグラデーションツールは、図2
5および31の編集画面において呼出すことができる。
設定により、白黒原稿の背景としてグラデーションパタ
ーンを書込むことが可能となる。
【0217】図41は、テクスチャーツールを説明する
ための図である。図を参照して、テクスチャーツール
は、テクスチャーパターン選択ボタンと、カラーパレッ
トと、テクスチャーパターンプレビュー画面と、OKボ
タンと、キャンセルボタンとを含む。
【0218】テクスチャーパターン選択ボタンは、アッ
プキーとダウンキーとを含む。このアップキーおよびダ
ウンキーにより10種類のテクスチャーパターンの中か
らユーザは所望のパターンを選択することができる。
【0219】カラーパレットは、標準色53色の中から
模様の色を選択するためのパレットである。右下の
(>)ボタンを押下すると、拡張パレットが表示され
る。
【0220】テクスチャーパターンプレビュー画面は、
選択されたテクスチャーパターンをプレビューするため
の画面である。
【0221】OKボタンは設定を完了するためのボタン
であり、キャンセルボタンは設定を中断するためのボタ
ンである。
【0222】このテクスチャーツールは、図25または
図31の画面に表示される色付けツール(画面左端の中
央部に表示されているツール)のテクスチャーキーをオ
ンすることにより表示される。テクスチャーキーとは、
色付けツールの最も下に表示されている2つのキーのう
ちの右側のキーである。テクスチャーツールにより、登
録されたテクスチャーは出力される。
【0223】次に、テクスチャー登録時における信号の
流れについて説明する。図3を参照して、ディスプレイ
エディタ上でモードメニュー選択時に、所望のタッチパ
ネルのボタンを押下することで、タッチパネル614か
ら押された部分のタッチパネル上の座標、およびコマン
ド信号がCPUコントローラ610を介して、プログラ
ムROM604と、ワークRAM606と、バックアッ
プSRAM608と、CPU602とに送られる。これ
により、プログラムROMと、ワークRAMと、バック
アップSRAMとからCPU602を介してデータ信号
がLCDコントローラ612に送られ、カラーLCD1
15の表示内容は制御される。
【0224】テクスチャー登録時にユーザがテクスチャ
ーパレットからテクスチャーの変更を行ないたいものを
選択し、原稿読込スタートボタンをタッチパネル614
を介して押下すると、コマンド信号がCPUコントロー
ラ610を介してCPU602に送られる。また、コマ
ンド信号はシリアルポートを介して、複写機本体の処理
部102に送られる。これにより予備スキャンが行なわ
れ、テクスチャーが記載された原稿の読込が行なわれ
る。
【0225】読取が行なわれた画像データは、1/4間
引き処理部634、LCD表示用色コード化・マーカー
色判定処理部632と、閉ループ/マーカー検出/LC
D表示原稿メモリ620とに送られ処理される。また、
CPU602とLCDコントローラ612とを介して、
VRAM616に画像データは格納される。これによ
り、LCDコントローラによって、LCD115上の表
示内容を制御することにより、読取の行なわれた原稿全
体が表示される。
【0226】読込まれた原稿はカラーLCD115上に
表示される。ユーザはタッチパネル614を介して登録
を行ないたいパターンの中央位置を点で指定する。その
点の座標およびコマンド信号は、CPUコントローラ6
10に送られる。座標データ信号は、模様付けデータレ
ジスタ613(模様付けデータ取込位置レジスタともい
う)に送られる。また、コマンド信号はCPU602を
介して複写機処理部102に送られ、再度必要なエリア
の予備スキャンが行なわれる。
【0227】模様付けデータレジスタ613から模様付
けデータ書込部636に座標データ信号が送られ、ま
た、複写機処理部102からは画像データ信号が模様付
けデータ書込部636に送られる。模様付けデータ書込
部636は、模様付けメモリ622に画像データの記憶
および登録を行なう。また、その画像データは、CPU
602を介してLCDコントローラ612に送られ、V
RAM616に格納される。VRAM616に格納され
た画像データはLCDコントローラ612により読出さ
れ、LCD115に表示される。また、このとき同時に
パターン画像の拡大、および繰返し画像が表示される。
【0228】テクスチャー登録パターンのカーソルでの
開始位置および終了位置の設定においても、上記と同様
な信号の流れが行なわれる。
【0229】テクスチャーパターンの出力においては、
パターン設定においてタッチパネル614からのコマン
ド信号がCPUコントローラ610を介してCPU60
2に送られる。この後コマンド信号はシリアルポートを
介して複写機処理部102に送られ、これによりテクス
チャーパターンの出力動作が行なわれる。また、CPU
コントローラ610から、模様付けメモリ622および
置換色データ生成部640にコマンド信号が送られる。
これにより、模様付けメモリ622から、模様読出デー
タ信号が置換色データ生成部640に送られる。色デー
タ信号は複写機処理部102に送られ、画像処理が行な
われ、実際にテクスチャーパターンの出力が行なわれ
る。
【0230】次にテクスチャー登録における点指定によ
るパターン登録についてさらに詳しく説明する。
【0231】図42を参照して、原稿の予備スキャンを
行ない読取原稿の画像P1がLCD上に表示される。そ
の表示上で、ユーザによる点指定が行なわれる。点指定
により入力された画像がC(X0,Y0)であるとする
と、この座標データに基づいて模様付けデータ取込位置
レジスタで取込位置P2が設定される。登録されるテク
スチャーパターンはX方向7bit、Y方向8bitの
アドレスにより生成されるので、エディタ上で指定され
た点Cによるアドレスから、X、Y方向ともに4bit
分減算した位置であるD(X,Y)が模様付けデータ取
込位置レジスタに記憶される。
【0232】図43は、模様付けデータ取込位置レジス
タの構成を示す図である。図を参照して、レジスタはX
座標を記憶するレジスタとY座標を記憶するレジスタと
に分けられる。それぞれのレジスタは、bit0〜bi
t15の16ビットから構成される。bit0〜bit
12が座標の記憶のために用いられ、bit13〜bi
t15は用いられない。X座標を記憶するレジスタに
は、0から4832までのいずれかの座標データが記憶
され、Y座標を記憶するレジスタには0から6912ま
でのいずれかのデータが記憶される。
【0233】レジスタにデータが記憶されると、再度原
稿上の取込位置P2が予備スキャンにより読込まれる。
模様付けデータ書込部により、レジスタの示す位置から
X方向に7bit、Y方向に8bitのアドレスが生成
される。これにより、模様付けメモリへ模様データの書
込が行なわれる。
【0234】上記動作により、点指定によってテクスチ
ャーパターンの所望の位置がメモリに登録される。
【0235】書込が行なわれた横方向7bit、縦方向
8bitの画像データは、拡大表示部に図44に示され
るように表示される。拡大表示部に表示される開始位置
指定カーソルSと、終了位置指定カーソルEとによって
構成されるパターン開始終了位置指定枠(点線で示され
る枠)内のパターンが繰返し図形として装置に登録され
ることとなる。カーソルSの座標により、模様付けデー
タ読出開始位置レジスタにパターンデータの読出開始位
置が記憶される。
【0236】図45は、模様付けデータ読出開始位置レ
ジスタの構成を示す図である。図を参照して、レジスタ
は、0から15の16ビットにより構成される。bit
0〜7はX方向の開始位置を記憶する。bit8〜15
はY方向の開始位置を記憶する。X方向の開始位置とし
て0〜127のいずれかの値が記録され、Y方向の開始
位置として0〜255のいずれかの値が記録される。
【0237】同様に、カーソルEの示す読出終了位置
は、図46に示される模様付けデータ読出終了位置レジ
スタに記録される。模様付けデータ読出終了位置レジス
タも、実質的には図45に示される開始位置レジスタと
同様の構成である。
【0238】このようなレジスタにより、繰返して出力
を行なう範囲を設定することができる。繰返しパターン
画像を形成するときには、図47に示されるように、パ
ターンは、縦横方向に連続する繰返しパターンとして用
いられる。X,Yのそれぞれの開始位置から、数値をイ
ンクリメントすることによりそれぞれのアドレスを生成
し、X,Yそれぞれの終了位置まで達した時点でそれぞ
れの値をクリアする。その時点から同様のことを繰返し
て、それぞれX,Y方向のアドレスを生成していく。こ
れにより読出されたアドレスをもとに繰返しパターンが
形成される。
【0239】繰返しパターンを形成するときには、図4
8に示される模様付けデータX,Y加算値レジスタが用
いられる。模様付けデータX,Y加算値レジスタは、C
PUにより模様付けのデータの画像編集時の読出アドレ
スの加算値の設定を行なう。
【0240】模様付けデータX,Y加算値レジスタのデ
ータは、模様付け領域のX,Y範囲の値から以下の式で
求めた値が設定される。
【0241】X加算値=(128×4096/x)−1 Y加算値=(256×4096/y)−1 ただし、x:模様付け領域のX方向の範囲、または模様
付け繰返し周期 y:模様付け領域のY方向の範囲、または模様付け繰返
し周期 次に、この実施の形態における複写機の奏する効果につ
いて説明する。
【0242】図49は、取込を行なうパターンと、装置
に登録される範囲とを説明するための図である。また、
図49は図55に対応する。
【0243】図49を参照して、斜線により構成される
パターンの登録を行なうときに、読取られた原稿はLC
Dに表示される。ユーザは、まず取込を行ないたいパタ
ーンの中心位置Cをタッチパネルにより指定する。する
と、横7bit、縦8bitの範囲により構成されるエ
リアP2がテクスチャーパターンの拡大表示部に表示さ
れる。同時に、テクスチャーパターンの繰返し表示部に
は繰返しパターンが表示される。ここで、エリアP2が
選択されている場合にあっては、繰返しパターン表示部
には図56と同様に、元の模様のイメージとは異なるイ
メージのパターンが出力される。このパターンを参照し
ながら、ユーザはカーソルS,Eにより繰返しパターン
の単位を限定していく。カーソルS,Eの位置が変わる
ごとに、繰返しパターン表示部にはそのカーソルで示さ
れる範囲のパターンを繰返した図形が表示される。
【0244】ユーザが所望とするイメージが繰返しパタ
ーン表示部に表示されたときに、ユーザはOKキーを押
下する。
【0245】これにより、たとえば、図49のカーソル
S,Eで囲まれるエリアP3のパターンが装置に登録さ
れると、そのパターンを用いて形成される繰返しパター
ンは、図50のように登録されるパターンとイメージの
異ならないパターンとなる。
【0246】このように、本実施の形態における複写機
では、ユーザはまず第1にLCDに表示される内容を確
認しながら登録を行なうパターンの位置を指定すること
ができるので、ユーザの所望とする範囲を的確に装置に
登録させることができる。第2に、登録を行なうエリア
の大きさをカーソルにより変化させることができるた
め、ユーザの所望とするパターンを装置に登録させるこ
とができる。これにより、登録時と、使用時とでイメー
ジ的に異なることのないパターンをユーザは使用するこ
とができる。
【0247】次に図51から図54を参照して、図1の
複写機の行なう処理の概要を説明する。なお、図51か
ら図54のフローチャートは、図中A,B,C,Dの位
置によりそれぞれつながっている。
【0248】図を参照して、装置が起動されると、ステ
ップS100において、図22に示されるメニュー画面
が表示される。ステップS101においてユーザがタッ
チパネルの所望の位置を押下することにより、モードに
応じた分岐が行なわれる。
【0249】図22の「登録」が選択されたときには、
ステップS102において図35に示される登録メニュ
ーが表示される。ステップS103において登録モード
(カラーパレット編集、パターン編集、テクスチャー編
集、またはマーカー編集設定のいずれか)の選択が行な
われ、ステップS104でボタンが押下されたか否か判
定される。
【0250】選択された登録モードに応じて、分岐が行
なわれ、テクスチャー登録が選択された場合(S10
5)には、ステップS106で、図37に示されるテク
スチャー登録ツールが表示される。テクスチャーパレッ
トの中から所望のパターンをユーザは選択する(S10
6)。次にスタートキーが押下されることによりステッ
プS107で模様が記載された原稿の読込が行なわれ
る。ステップS108で読込が完了したか否か判定さ
れ、YESであれば、ステップS109で図39に示さ
れる読取原稿ウィンドウに読取られた原稿の全体が表示
される。
【0251】ステップS110でユーザは登録を行ない
たい模様の中心位置を指定し、OKボタンが押下された
のであれば(S111でYES)、ステップS112で
指定された領域の原稿の読込が再び行なわれる。
【0252】ステップS113で読込が完了したか否か
が判定され、YESであればステップS114で図37
または38に示されるテクスチャーパターンの拡大表示
部にテクスチャーパターンの拡大図形が表示され、繰返
し表示部に繰返しパターンが表示される。
【0253】ステップS115でユーザはカーソルS,
Eを用いてパターンの開始位置と終了位置とを指定す
る。ステップS116でOKボタンが押下されたか否か
判定され、YESであれば、ステップS117でそのテ
クスチャーの登録が行なわれる。
【0254】なお、ステップS104において押下され
たボタンが「カラーパレット編集」、「パターン編
集」、または「マーカー編集設定」であるならば、ステ
ップS120、S130、またはS140においてそれ
ぞれの登録処理が実行される。
【0255】ステップS101において選択されたモー
ドが色付けモードであった場合には、ステップS200
において図24に示される画面が表示され、読込キーが
押下されることにより色付け対象となる原稿の読取が行
なわれる。
【0256】ステップS201で原稿の読取が完了した
か否か判定され、YESであればステップS202で図
25に示される編集画面が表示された後、色付けツール
内のテクスチャーキー(図25の色付けツールの最も下
に位置する2つのキーのうち右側のキー)が押下された
か否か判定される。
【0257】ステップS202でYESであれば、ステ
ップS203でLCDに図41に示されるテクスチャー
ツールが表示される。
【0258】ステップS204でテクスチャーパターン
選択ボタンが押下されたか否か判定され、YESであれ
ばテクスチャーパターンプレビューに表示されるパター
ンが変更される。
【0259】ステップS206においてカラーパレット
色変更が行なわれた否か判定され、YESであればステ
ップS208で模様の色の変更が行なわれる。
【0260】また、プリントキーがオンされたのであれ
ば、ステップS209においてテクスチャーパターンが
出力される。
【0261】また、ステップS202においてNOであ
れば、ステップS220でエリア指定などのその他の編
集処理が行なわれる。ステップS221でプリントキー
がオンされたか否か判定され、YESであればステップ
S222でプリント処理が実行される。
【0262】ステップS223でプリントが終了したか
否か判定され、YESであればステップS100からの
処理が繰返し行なわれる。
【0263】また、ステップS101において選択され
たモードがマーカー編集モードであったときには、ステ
ップS300において図30に示される画面が表示さ
れ、その表示内容に従って原稿読取が行なわれる。ステ
ップS301において原稿の読取が完了したか否かが判
定され、YESであれば、ステップS302において図
31に示される画面が表示され、その色付けツール内の
テクスチャーキーがオンされたか否か判定される。
【0264】ステップS302でYESであれば、ステ
ップS303で図41に示されるテクスチャーツールが
表示される。ステップS304において、テクスチャー
パターン選択ボタンがオンされたか否か判定され、YE
SであればステップS305でテクスチャーパターンが
変更されてテクスチャーパターンプレビュー画面に表示
される。
【0265】ステップS306においてカラーパレット
の色が変更されたか否か判定され、YESであればステ
ップS307で模様の色の変更が行なわれる。
【0266】プリントキーがオンされたのであれば、ス
テップS308でテクスチャーパターンが出力され、ス
テップS100からの処理が繰返し行なわれる。
【0267】一方、ステップS302でNOであれば、
ステップS320で編集領域の追加などその他の編集処
理が行なわれる。ステップS321においてプリントキ
ーがオンされたか否か判定され、YESであればステッ
プS322でプリント処理が実行される。ステップS3
23でプリント処理が終了したか否か判定され、YES
であればステップS100からの処理が繰返し行なわれ
る。
【0268】ステップS101での選択がカラー編集モ
ードであったときには、ステップS400で図33に示
される画面が表示され、その内容に従ってカラー原稿の
読取が行なわれる。ステップS401で原稿の読取が完
了したか否か判定され、YESであればステップS40
2でカラー原稿の編集画面が図34に示されるように表
示され、編集処理が実行される。
【0269】ステップS403でプリントキーがオンさ
れたか否か判定され、YESであればステップS404
でプリント処理が実行される。ステップS405でプリ
ント処理が終了したか否か判定され、YESであればス
テップS100からの処理が繰返し行なわれる。
【0270】ステップS101での選択がトリミングで
あれば、ステップS500においてトリミング用原稿の
読取が行なわれ、ステップS501で読取が完了したか
否か判定される。ステップS501でYESであれば、
ステップS502においてユーザからの入力に基づいて
トリミング処理が実行される。
【0271】ステップS503でプリントキーがオンさ
れたか否か判定され、YESであればステップS504
でプリント処理が実行される。ステップS505でプリ
ント処理が終了したか否か判定され、YESであればス
テップS100からの処理が実行される。
【0272】また、ステップS101への選択が合成で
あったときには、ステップS506において合成用の原
稿の読取が行なわれ、その読取が完了したか否かがステ
ップS507で判定される。ステップS507でYES
であれば、ステップS508で合成処理が実行される。
ステップS509でプリントキーがオンされたか否か判
定され、YESであればステップS510でプリント処
理が実行される。
【0273】ステップS511でプリント処理が終了し
たか否か判定され、YESであればステップS100か
らの処理が実行される。
【0274】以上のように、本実施の形態における複写
機によると、まず第1に編集の結果をコピー出力前にL
CD上で操作者は確認することができるため、ミスコピ
ーを少なくすることができ、これにより装置の使い勝手
を向上させることができる。
【0275】第2に、閉ループの検出のためにクロージ
ング処理されたデータを用いることができ、閉ループの
検出の精度が向上する。また、LCDの表示のためには
クロージング処理を行なわない読取られたままの画像を
表示することができ、操作者にとって見やすい画像をL
CD上に表示することができる。
【0276】第3に、読取モード(白黒原稿/カラー原
稿)に応じて、LCD表示用メモリのメモリプレーンの
使用方法を変えるため、読取られる画像に応じて最も好
ましい画質で読取られた原稿を表示することができる。
【0277】第4に、ユーザは表示されたパターンを確
認しながら、所望の位置のパターンを装置に登録させる
ことができるため、ユーザが希望する位置を的確に装置
に登録させることができる。
【0278】第5に、登録させるパターンの大きさを変
化させることができるため、登録されるパターンを並べ
て表示させたときでも、ユーザの所望とするパターンを
得ることができる。また、読取が行なわれた模様と同様
のイメージを持つ模様を確実に再現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1つにおける複写機の斜
視図である。
【図2】図1の複写機の正面断面図である。
【図3】図1の複写機が有するスクリーンエディターの
ブロック図である。
【図4】図1の複写機本体のブロック図である。
【図5】編集エリア指定メモリ626の構成を示すブロ
ック図である。
【図6】編集エリア指定メモリのメモリ構成を説明する
ための図である。
【図7】編集エリア指定メモリのメモリプレーンの使用
方法を説明するための図である。
【図8】読取られる原稿とメモリに格納されるデータと
の関係を説明するための図である。
【図9】エリア指定メモリに記録されるデータと、LC
Dに表示される画面との関係を説明するための図であ
る。
【図10】閉ループ/マーカー検出/LCD表示原稿メ
モリ620の構成を示すブロック図である。
【図11】白黒原稿モード時におけるメモリ620の構
成を説明するための図である。
【図12】メモリ620の入力原稿に応じたメモリプレ
ーンの構成を説明するための図である。
【図13】メモリプレーンの割当処理を示すフローチャ
ートである。
【図14】2値化処理部628の構成を示すブロック図
である。
【図15】クロージング処理を説明するための図であ
る。
【図16】LCD表示用色コード化・マーカー色判定処
理部632の構成を示すブロック図である。
【図17】模様付けメモリ622の構成を示すブロック
図である。
【図18】模様付けデータ書込部636の構成を示すブ
ロック図である。
【図19】模様付けメモリ読出アドレス生成回路の構成
を示すブロック図である。
【図20】グラデーションデータ生成回路の構成を示す
ブロック図である。
【図21】図1の複写機の操作手順を示すフローチャー
トである。
【図22】編集メニューの具体例を示す図である。
【図23】編集メニューの各々のボタンを操作者が押下
した状態を説明するための図である。
【図24】色付けモードが選択されたときの画面を示す
図である。
【図25】白黒原稿の色付け処理をする画面を説明する
ための図である。
【図26】エリア指定ツールを示す図である。
【図27】Rボックスの形状を示す図である。
【図28】トレースボタンによる処理を説明するための
図である。
【図29】閉ループボタンによる処理を説明するための
図である。
【図30】マーカー編集モードにおける画面を説明する
ための図である。
【図31】マーカー編集の画面を説明するための図であ
る。
【図32】マーカーエリア指定ツールを示す図である。
【図33】カラー編集モードが選択されたときの画面を
示す図である。
【図34】カラー原稿が読取られた後の状態を示す図で
ある。
【図35】登録処理が選択されたときの画面を示す図で
ある。
【図36】図35の状態から操作者がタッチパネルを押
下した状態を説明するための図である。
【図37】図35の状態からテクスチャー登録が選択さ
れた状態を示す図である。
【図38】テクスチャー登録ツールの構成を説明するた
めの図である。
【図39】原稿読取ウィンドウの構成を説明するための
図である。
【図40】グラデーションツールを説明するための図で
ある。
【図41】テクスチャーツールの構成を説明するための
図である。
【図42】読取原稿と、その原稿中の指定される点との
関係を説明するための図である。
【図43】模様付けデータ取込位置レジスタの構成を示
す図である。
【図44】拡大表示部に表示されるカーソルを説明する
ための図である。
【図45】模様付けデータ読出開始位置レジスタの構成
を示す図である。
【図46】模様付けデータ読出終了位置レジスタの構成
を示す図である。
【図47】テクスチャーパターンの出力処理を説明する
ための図である。
【図48】模様付けデータX,Y加算値レジスタの構成
を示す図である。
【図49】図1の複写機の有する利点を説明するための
第1の図である。
【図50】図1の複写機の有する利点を説明するための
第2の図である。
【図51】図1の複写機の行なう処理を説明するための
フローチャートである。
【図52】図51に続くフローチャートである。
【図53】図51に続くフローチャートである。
【図54】図53に続くフローチャートである。
【図55】従来技術の問題点を説明するための第1の図
である。
【図56】従来技術の問題点を説明するための第2の図
である。
【符号の説明】
115 カラー液晶ディスプレイ 613 模様付けデータレジスタ 614 タッチパネル 618 2値化メモリ 620 閉ループ/マーカー検出/LCD表示原稿メモ
リ 622 模様付けメモリ 628 2値化処理部 630 縁取り判別処理部 632 LCD表示用色コード化/マーカー色判定処理
部 636 模様付けデータ書込部 P1 読取原稿 P2 登録範囲 S 開始位置指定カーソル E 終了位置指定カーソル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を読取ることにより、画像データを
    取得する取得手段と、 前記取得された画像データを表示する表示手段と、 前記表示された画像データの一部分を、指定する指定手
    段と、 前記指定された一部分の画像データを、画像編集におい
    て用いられる模様データとして登録する登録手段とを備
    えた、画像編集装置。
  2. 【請求項2】 前記指定手段は、前記一部分の大きさを
    任意に設定可能な設定手段を含む、請求項1に記載の画
    像編集装置。
  3. 【請求項3】 前記指定される一部分の画像データを、
    少なくとも2つ以上並べて表示する第1の表示手段をさ
    らに備えた、請求項1または2に記載の画像編集装置。
  4. 【請求項4】 前記指定される一部分の画像データを、
    拡大して表示する第2の表示手段をさらに備えた、請求
    項1から3のいずれかに記載の画像編集装置。
JP8199137A 1996-07-29 1996-07-29 画像編集装置 Pending JPH1051618A (ja)

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