JP3603550B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は画像処理装置に関し、特に原稿を光学的に走査し画像情報を読取り、入力された領域に従いその画像情報に編集または加工処理をすることができる画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
原稿を光学的に読取り画像信号として出力し、出力された画像信号を2値化されたデータに変換して取込み、取込まれた画像データを液晶などのディスプレイに表示し、ディスプレイを介して入力された領域に従いその画像データに編集または加工処理を行なっていく画像処理装置が各種提案されている。たとえば、矩形などの閉領域を入力することで領域指定を行ない、閉領域内にある文字の色付けを行なう装置や、閉領域内にある背景に色付けを行なう装置などである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来の技術ではユーザによる操作が煩雑であったり、領域の入力を間違えることが多く確実でスムーズな領域の指定が困難であるという問題がある。それは以下の理由による。
【0004】
まず、数多くの領域内の文字に対して色付けを行なう場合には、それぞれの領域を囲む操作を行なわなければならない。また、画像の輪郭部分を編集したい場合には、その輪郭部分を囲む操作が必要となる。
【0005】
この発明は上記問題を解決するためになされたものであり、数多くの文字や図形の色付けをする場合や、領域指定が複雑な場合でも確実でスムーズな領域の指定ができる画像処理装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためこの発明のある局面に従うと、画像処理装置は、画像処理の対象となる画像を表示する表示部と、表示された画像上の点を指定する指定部と、指定された点が、表示された画像の下地の部分に含まれるか、表示された画像の下地以外の部分に含まれるかを判定する判定手段と、判定手段により、指定された点が、表示された画像の下地の部分に含まれると判定されたときに、その部分が、表示された画像の下地以外の部分に囲まれる領域を画像処理の範囲として識別する第1の識別部と、判定手段により、指定された点が、表示された画像の下地以外の部分に含まれると判定されたときに、その部分が、表示された画像の下地部分に囲まれる領域を画像処理の範囲として識別する第2の識別部とを備える。
【0007】
この発明に従うと、指定された点が表示された画像の下地の部分に含まれるときに、その部分が表示された画像の下地以外の部分に囲まれる領域が画像処理の範囲として識別され、指定された点が表示された画像の下地以外の部分に含まれるときに、その部分が表示された画像の下地部分に囲まれる領域が画像処理の範囲として識別される。このような処理を行なうことで、数多くの領域を指定し、処理する場合や、指定する領域が複雑な場合でも確実でスムーズな領域指定ができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、この発明の好ましい実施の形態を図面を参照して詳しく説明する。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
【0009】
図1は、本発明の実施の形態の1つにおけるデジタルカラー複写機の斜視図である。
【0010】
図を参照して、カラー複写機100は、大量の原稿を取扱うための自動原稿送り装置(ADFともいう)200と、コピー用紙を仕分けるためのソータ400と、フィルム原稿から複写(コピー)を行なうためのフィルムプロジェクタ500と、本実施の形態におけるカラー複写機の特徴となるスクリーンエディター600と、パーソナルコンピュータやEWSなどを接続することによってカラープリンタとして本複写機を使用するためのプリンタコントローラ700とを備える。
【0011】
また、スクリーンエディター600には、原稿を読取って表示したり、ユーザへの操作の指示を行なうために各種操作メニューを表示するカラー液晶ディスプレイ(LCD)115が含まれる。
【0012】
さらに、このカラーLCD115の上には、ユーザにより指示された座標を検出するための透明タブレット(タッチパネル)が積層されており、ペン800によるユーザからの入力により、カラーLCD上の座標をダイレクトに装置に入力することが可能である。
【0013】
図2は、図1のカラー複写機の機構を説明するための断面図である。
図を参照して、複写機は大きくはイメージリーダ部30とプリンタ部20とから構成される。以下その各々について説明する。
【0014】
(1) イメージリーダ部30について
イメージリーダ部30は、原稿を積載するための原稿台31と、原稿の露光走査を行なうためのスキャナ32と、原稿からの反射光を検知するためのイメージセンサ(CCD)201と、イメージセンサからの信号を処理する画像信号処理部330と、画像信号処理部からの信号に基づいてプリンタ部へ制御信号を出力するプリントヘッド(PH)制御部335と、スキャナ32を駆動するためのパルスモータ35とを備える。
【0015】
原稿台31上に積載された原稿の画像はスキャナ32によって露光走査され、その画像の反射光はイメージセンサ201により光電変換される。光電変換された信号は画像信号処理部330において所定の処理が施され、レーザダイオード駆動用のデジタル画像データが生成される。生成されたデジタル画像データはプリントヘッド制御部335へ伝送される。
【0016】
(2) プリンタ部20について
プリンタ部20は大きくは作像部、現像ユニット部および用紙処理部から構成される。以下その内容を分説する。
【0017】
(a) 作像部について
作像部は、イメージリーダ部30より送られたデジタル画像データに基づいて駆動されるレーザ装置21と、静電潜像を書込むための感光体ドラム4と、トナーによる現像を行なう現像ユニット6と、用紙の表面に画像を転写する転写ドラム10と、感光体ドラムおよび転写ドラムを駆動するドラム駆動モータ22とを備える。
【0018】
入力されたデジタル画像データなどによりレーザ装置21は駆動される。レーザ装置21の駆動により感光体ドラム4の表面に静電潜像が形成される。静電潜像は現像ユニット6によりトナー現像され、転写ドラム10上に配置された印刷用の用紙の表面に転写される。
【0019】
なおこのとき感光体ドラム4および転写ドラム10はドラム駆動モータ22によって同期して駆動される。
【0020】
(b) 現像ユニット6について
現像ユニット6は、マゼンタトナーでの現像を行なうマゼンタ現像器6Mと、シアントナーでの現像を行なうシアン現像器6Cと、イエロートナーでの現像を行なうイエロー現像器6Yと、ブラックトナーでの現像を行なうブラック現像器6Kと、その各々の現像器の上部に設けられた、現像器の各々に対応する色のトナーを供給するための4つのトナーホッパーと、現像器ユニット6の上下方向の移動を行なうための現像ユニットモータ61とから構成される。
【0021】
(c) 用紙処理部について
用紙処理部は印刷のための用紙を収納する収納カセット42〜44と、用紙を一時的に収納する中間収納部50とから構成される。
【0022】
収納カセット42〜44のいずれかのカセットから引出された用紙、または中間収納部50から給紙された用紙は、搬送ローラ群により転写ドラム10に搬送され、転写ドラム10に巻付けられる。その後、その用紙には感光体ドラム4上のトナー像が順次(最大4色分)転写される。
【0023】
転写の行なわれた用紙は、その後転写ドラム10から分離され、定着装置48において画像定着が行なわれ、排紙トレー49において排紙される。
【0024】
なお用紙の搬送時にレジストタイミングを取るためのタイミングローラ対45と、搬送ベルト47とが装置には設けられている。
【0025】
なお上記搬送ローラ群および搬送ベルト47などの駆動はメインモータ41により行なわれる。
【0026】
さらに、転写ドラム10には、用紙先端をチャキングするための先端チャック爪と、用紙を転写ドラム10に静電吸着させるための吸着チャージ11と、用紙を押さえるための用紙押さえローラ12と、感光体ドラム上に顕像化されているトナー像を用紙上に吸引して転写させるための転写チャージ14と、トナー像の転写終了後(フルカラー現像の場合には4色分のトナー像の転写終了後)に、転写ドラムを除電して用紙を分離させるための除電チャージ16,17と、用紙を転写ドラムから剥離するための分離爪18とが配設されている。
【0027】
また中間収納部50へは、上記印刷工程を一旦終了した用紙が導入される。
印刷工程を一旦終了した用紙が排紙トレイ49に搬送されるか、中間収納部50へ搬送されるかは、定着処理を終えた紙の搬送経路内に配設された搬送経路切換部53の切換えにより選択される。
【0028】
中間収納部50へ向かう搬送路内には、さらに搬送経路切換部54が配置されている。搬送経路切換部54により、搬送されてきた用紙が反転装置51でスイッチバック搬送された後、中間収納部50に収納されるか、あるいは直接中間収納部50に収納されるかが選択される。
【0029】
この選択は中間収納部50から給紙された用紙が、転写ドラムに再び搬送されるときに、既に印字が行なわれた用紙面と同じ面に画像が転写されるか(このような転写を行なうモードを「画像重ね合せモード」という)、あるいは裏面に転写が行なわれるか(このモードを同様に「両面複写モード」という)を選択するために行なわれる。
【0030】
なお転写ドラムにはさらに転写ドラムの基準位置を検出するための基準位置センサ13と、基準位置センサを作動させるためのアクチュエータ板13aとが配設されている。
【0031】
これらのイメージリーダ部およびプリンタ部の動作については後述する。
図3は、図1の複写機のスクリーンエディターが備える画像処理のための電子回路のブロック図であり、図4は複写機の本体が備える画像処理回路のブロック図である。図3および4は、図中A、BおよびCの部分でそれぞれ接続される。
【0032】
図3を参照して、スクリーンエディターは以下のものを備える。
(a) 画像合成用2値化メモリ(618)
原稿情報の明度信号(Y)の2値化信号をストアするメモリである。白黒原稿の画像はこのメモリにストアされ、カラー原稿との合成(文字合成機能)時の文字情報として用いられる。
【0033】
(b) LCD表示用原稿/閉ループ・マーカー検出メモリ(620)
カラー原稿編集モード時に、原稿情報をLCD表示用にLCDCのカラーパレット入力データに変換し、100dpiに間引きしてストアするメモリである。すなわち、原稿画像の色数は、LCDに表示可能な色数に減色されて記憶される。
【0034】
白黒原稿編集モード時には、原稿内の白黒(閉ループ検出)情報1bit/カラー情報(R,G,B,C,M,Y)3bit/白黒階調(表示用)4bitの2値化信号を100dpiに間引きしてストアするメモリとなる。
【0035】
このメモリ内の原稿情報がCPUによりVRAMに転送され、表示される。
また、白黒原稿編集モード時には、このメモリ内の情報からCPUは原稿の閉ループ/マーカー点位置/マーカー閉ループを検出し、編集エリア指定情報を生成する。
【0036】
以上のように、このメモリは設定されているモードに応じて記憶の方法を変えることを特徴としている。
【0037】
(c) 編集エリア指定メモリ(626)
閉ループ・マーカー検出メモリ620およびエディターのタッチパネル614からの座標指定により、16種類の編集エリア信号がビットマップ情報としてCPUにより設定されるメモリである。このメモリ内の編集エリア情報により編集機能別エリア信号の出力の制御が行なわれる。
【0038】
(d) 模様付け(テクスチャ)メモリ(622)
原稿面に積載された模様付け原稿、または背景グラデーション処理データをストアするメモリである。背景グラデーション処理のデータは、CPUにより設定される。このメモリに格納されている画像データによりカラー原稿の模様付け処理、および白黒原稿の背景グラデーション処理が行なわれる。メモリサイズは、模様付け最大周期(主走査)=128dot、副走査=256dot、階調(明度)=256階調である。
【0039】
(e) パターン化メモリ(624)
パターン化処理するためのパターン形状の2値データをストアするメモリである。このメモリに格納されているパターン形状により白黒原稿のパターン化処理が行なわれる。このメモリのパターン形状2値データはCPUにより設定される。メモリサイズは、パターンサイズ(主走査)=128dot、副走査=256dot、パターン8種である。
【0040】
(f) 2値化処理部(628)
予備スキャン時に原稿入力データから明度信号(Y)の単純2値化出力を画像合成用2値化メモリ618に書込む。画像再生スキャン時に、原稿入力データから明度信号(Y)の単純2値化出力を文字領域判定データとして置換色データ生成部640に出力する。
【0041】
画像再生スキャン時に、原稿入力データから明度信号(Y)、彩度信号(C)の2値化出力を下地領域判定データとして置換色データ生成部640に出力する。
【0042】
(g) 縁取り判定部(630)
編集エリア信号から指定されたエリアの画像データの縁取り・中抜きエッジの判定を行ない、置換色データ生成部640に判定情報を出力する。縁取り判定として、下記の各機能についての所定の判定を行なう。
【0043】
縁取り機能;2値化した入力画像の縁取りエッジを検出し、エッジ判定情報を置換色データ生成部に出力する。
【0044】
中抜き機能;2値化した入力画像の中抜きエッジを検出し、エッジ判定情報を置換色データ生成部に出力する。
【0045】
(h) マーカー色判定・LCD表示用画像データコード化処理部(632)
白黒原稿編集モード時において、予備スキャンが行なわれるときに、原稿入力データを白黒/カラー(R,G,B,C,Y,M)の7種に分離し、LCD表示用原稿/閉ループ・マーカー検出メモリ620に出力する。
【0046】
カラー原稿編集モード時において、予備スキャンが行なわれるときに原稿入力データをLCD表示用の色コードに変換し、LCD表示用原稿/閉ループ・マーカー検出メモリに出力する。
【0047】
LCD表示用原稿/閉ループ・マーカー検出メモリへのデータの書込は、副走査有効期間の4ラインおきに行なわれる。
【0048】
マーカー色判定・LCD表示は、Y,Cr,Cbをアドレス情報としてROMより検索する。マーカー色判定・LCD表示用画像データコード化用にROMテーブル(256K×8bit)を実装する。
【0049】
(i) 1/4間引き処理部(634)
予備スキャン時に原稿入力データを、主走査方向の4dotごとに単純間引きによる間引き処理を行ない、マーカー色判定・LCD表示用画像データコード化処理部632に出力する。
【0050】
(j) 模様付けデータ書込部(636)
予備スキャン時に、原稿入力データの一部分(128×256dot)の明度信号(Y)を模様付けメモリに書込む。
【0051】
(k) 色判別部(638)
編集エリア信号から指示されたエリアの画像データの色の判別を行ない、置換色データ生成部640に判別情報を出力する。色判別として、下記の各機能について所定の判定を行なう。
【0052】
カラーチェンジ機能;入力画像が指定された原稿色か否かを判別し、判別情報を置換色データ生成部に出力する。
【0053】
模様付け機能;入力画像が指定された原稿色か否かを判別し、判別情報を置換色データ生成部に出力する(指定色模様付け機能)。
【0054】
色判別部638は、色判別極座標変換用にROMテーブルを実装する。
(l) 置換色データ生成部(640)
編集エリア信号から指示されたエリアの画像データの色変換および縁取りの編集指示情報により置換した画像データを出力する。置換色データ処理は、下記の各機能について所定の変換を行なう。
【0055】
カラーチェンジ機能;指定された原稿色に対して、指定された置換色に変換する(カラー領域)。
【0056】
模様付け機能;指定された原稿色に対して、模様付けメモリデータに変換する(カラー領域)。
【0057】
背景色置換機能;白の領域を、指定された置換色およびパターンに変換する(モノクロ領域)。
【0058】
縁取り機能;エッジ部とエッジ内画像を別々の指定された置換色に変換する(モノクロ領域)。
【0059】
(m) エリア信号出力部(642)
編集エリアメモリ626から指示されたエリア信号を、複写機本体に対して編集用属性信号に変換し、縁取り判定処理部、色判別処理部、置換データ生成処理部に編集指示信号を出力する。複写機本体へ出力する属性信号は、モノカラー・モノクロ指示信号、ネガポジ判定指示信号、および画像置換/画像イレース/文字合成指示信号である。
【0060】
(n) VRAM(616)
LCD表示の表示画像データを格納する画像メモリである。このメモリの画像データはCPUにより書込まれる。このメモリ内の画像データは、LCDCによりLCDに表示される。
【0061】
(o) LCDC(612)
LCD表示(VGA:640×480/256色)制御およびVRAMの制御を行なう。VRAMに設定された画像データを読出しLCDに表示する。
【0062】
(p) CPU(602)
このCPUによりLCD表示制御および編集エリア情報の生成処理が行なわれる。
【0063】
(q) CPUコントローラ(610)
CPUの外部アクセスのアドレスデコードおよびバス制御を行なう。CPUへのタッチパネルI/Fの入出力制御を行なう。
【0064】
(r) プログラムROM(604)
CPUのプログラムを格納するROMである。
【0065】
(s) ワークRAM(606)
CPUのワーク/スタック用のRAMである。
【0066】
(t) バックアップSRAM(608)
バックアップパラメータを保存するための電池内蔵のSRAMである。パラメータの書込は、CPUにより行なわれる。
【0067】
(u) カラーLCD(115)
(v) タッチパネル(614)
図4を参照して、複写機本体は、イメージリーダ30と、イメージリーダから出力される信号の変換などの処理を行なう複写機処理部102と、複写機処理部102から出力される信号の処理を行なう画像処理部106と、画像処理部の出力信号をプリントするプリンタ107とを備える。
【0068】
イメージリーダ30は、Y、Cr、Cb各8bitの画像データを出力する。出力された画像データは、スクリーンエディターおよび複写機処理部102へ入力される。複写機処理部102は、イメージリーダ30からの画像データと、スクリーンエディターから出力されるY、Cr、Cb各8bitの画像データと、編集エリア信号とを入力し、加工された画像データを出力する。
【0069】
図5は、編集エリア指定メモリ626の具体的な構成を示すブロック図である。
【0070】
このメモリは、原稿内の白黒1bit/カラー(R,G,B,C,M,Y)3bitの2値化信号を100dotに間引きしてストアするメモリである。また、このメモリは閉ループ・マーカー検出メモリとしても機能する。また、タッチパネルから入力された指定座標による編集エリアをストアする。このメモリは16種類の編集エリア信号をビットマップ情報としてストアする。
【0071】
編集エリア指定メモリ626は、DRAM6262と、DRAMのコントローラ6261と、CPUデータゲート6263と、編集エリア信号出力部データゲート6264とから構成される。DRAMコントローラ6261は、CPUアドレスと、エリア信号出力部アドレスと、CPUリード/ライト信号と、エリア信号出力部からのデータとを入力する。また、CPUデータゲート6263はCPUとの間でデータのやり取りを行なう。編集エリア出力部データゲート6264は、エリア信号出力部642にデータを出力する。
【0072】
図6は、編集エリア指定メモリのプレーン構成を説明するための図である。
図を参照して、編集エリア指定メモリは、16プレーンにより構成される。1プレーンは2Mバイトの容量を有し、入力された画像データの編集位置を特定するために用いられる。編集エリア指定メモリの各プレーンの役割は、編集モードや編集機能ごとに変わる。
【0073】
図7は、各モードにおける、編集エリア指定メモリのメモリプレーンの割付けを説明するための図である。
【0074】
図を参照して、bit0〜bit15の各ビットのメモリプレーンに対する役割が、入力された原稿が白黒原稿であるときと、カラー原稿であるときと、白黒+カラー原稿であるときとに分けて説明されている。
【0075】
ここに、白黒原稿とは、色付けのされていない原稿と、色付けのされていない白黒の原稿に編集を行なうためにユーザがカラーマーカーによりエリアの指定をした原稿とを含む。カラー原稿とは、たとえば写真などの原稿である。白黒+カラー原稿とは、白黒とカラーとが混在する原稿である。
【0076】
図を参照して、読取られた原稿が白黒原稿である場合には、bit0は、イレースエリアコードとして用いられる。ここでイレースエリアコードとは、このコードにより指定される領域の画像を消去するためのコードである。
【0077】
bit1〜15は、第1から第15の文字/下地加工エリアコードとして用いられる。すなわち各ビットにより指定される領域においてそれぞれに対応した編集処理が実行される。
【0078】
入力された画像がカラー原稿であるときには、bit0はイレースエリアコードとして用いられる。bit1はネガ/ポジ反転エリアコードとして用いられる。bit2は模様付けを行なうエリアのコードとして用いられる。
【0079】
bit3〜5は第1から第3のモノクロエリアを割当てるための第1〜3モノクロエリアコードとして用いられる。
【0080】
bit6〜9は第1から第4のカラーチェンジエリアを割当てるための第1〜4カラーチェンジエリアコードとして用いられる。
【0081】
bit10〜15は第1から第6の文字/下地加工エリアを割当てるための、第1〜6文字/下地加工エリアコードとして用いられる。
【0082】
読取られた原稿が白黒+カラー原稿であるときには、bit0および1は画像合成指示エリアとして用いられる。bit0および1により示される数字が“0”であるときには透かし合成が行なわれ、“1”であるときには嵌め込み・文字合成が行なわれ、“2”であるときには画像イレースが行なわれ、“3”であるときには、画像合成は行なわれない。
【0083】
bit2〜15は、第1から第14の嵌め込み合成・文字合成、白黒原稿内編集用、窓指定エリアを割当てるためのエリアコードとして用いられる。
【0084】
このようにして、入力された画像データに応じて編集エリア指定メモリは異なった方法で使用されることとなる。
【0085】
ここに、編集エリア指定メモリに記録されるデータを例示して説明する。
図8(A)を参照して、イメージリーダにより読取られる白黒原稿の一部に赤マーカー(R)で囲まれた領域、緑マーカー(G)で囲まれた領域および青マーカー(B)で囲まれた領域が存在する場合の処理について以下に説明する。
【0086】
この原稿は、イメージリーダ30により読取られ、2値化処理部628において2値化された後、閉ループ/マーカー検出/LCD表示用原稿メモリ620に格納される。
【0087】
このときメモリ620内では、図8(B)に示されるように、ブラックのデータを記録する面201においては、原稿の白黒部分のみのデータが格納される。
【0088】
これに対してレッド、グリーンおよびブルーの各々のマーカ色コードを記録する面においては、符号202〜204に示されるように、原稿に付されたマーカーの色に対応した部分の画像のみが記録される。
【0089】
これらメモリ620に格納された原稿画像は、CPU602を介してVRAM616に転送され、これによりカラーLCD115に出力されることになる。
【0090】
このとき、装置使用者における設定やあるいは装置による自動設定によって、読取られた原稿をそのまま表示するか、あるいはマーカーにより画像処理が行なわれた後の画像を表示するかのいずれかが選択される。
【0091】
より詳しくは図9(A)を参照して、マーカーにより記入された図形をそのまま表示するモードが選択されている場合には、画面205に示されるように読取られた原稿画像と同じ画像がVRAMに記録され、カラーLCD115上には表示される。
【0092】
これに対して、マーカーによる画像処理の効果を表示するモード(画像処理が行なわれた後の画像を表示するモード)が選択されている場合にあっては、画面207に示されるようにマーカーの色およびその位置をもとに、画像処理が行なわれた後の画像が表示されることになる。なおここでは、赤のマーカーで囲まれた領域においては、ハッチングが行なわれ、緑で囲まれた領域においては色付けが行なわれ、青で囲まれた領域においては囲まれた領域内にある図形の縮小が行なわれている。
【0093】
また、画面205に示される画面が表示されている状態で、タッチパネル614を介してユーザはさらに表示されている画面に対してマーカーによる記入を行なうことが可能である。たとえば図9(A)の画面205に示されている状態から、ユーザはタッチパネル614を介して、画面206に示されるように新たに領域(1)および(2)を追加することが可能である。
【0094】
すなわちカラーLCD115を介してユーザは画像処理が行なわれる前の状態、および画像処理が行なわれた後の状態を知ることができ、さらには画像処理のためのマーカーによる記入をタッチパネル614から行なうことが可能となり、装置は使い勝手のよいものとなる。
【0095】
編集エリア指定メモリ626では、白黒原稿の編集に該当するデータが各々のビットに記録される。すなわちユーザのマーカーによる記入やタッチパネルからの入力により設定された、編集領域を示す図形がbit 〜15の領域に格納される。
【0096】
たとえば図9(A)の符号206に示されるような編集領域が設定されている場合を想定する。このとき、図9(B)を参照してエリア指定メモリ626のbit1には白黒原稿に記入された赤マーカー(R)で囲まれた領域がその領域の内部を塗り潰した状態で格納される。なお、塗り潰された位置には“1”のデータが記録され、それ以外の部分には“0”のデータが記録される。
【0097】
同様にエリア指定メモリ626内のbit2およびbit3には、それぞれ緑(G)で囲まれた領域、および青(B)で囲まれた領域がその内部を塗り潰された状態で格納される。
【0098】
また、エリア指定メモリのbit4には、タッチパネルより入力された(1)の部分の領域が内部を塗り潰された状態で格納され、bit5にはタッチパネルより入力された(2)の領域が内部を塗り潰された状態で格納される。
【0099】
エリア信号出力部642はこれらのメモリに格納された、内部が塗り潰された領域を認識することにより、これらの塗り潰された領域を画像処理の対象の領域と識別し、複写機処理部102に対して編集エリア信号を出力する。
【0100】
図10は、閉ループ・マーカー検出メモリ/LCD表示用原稿メモリ620の具体的構成を示すブロック図である。
【0101】
図を参照して、このメモリは原稿情報を100dpiに間引きした後の閉ループ・マーカー判定データ/LCD表示用の色コード化データをストアするメモリである。このメモリ内の原稿情報がCPUによりVRAMに転送され、これによりLCDに表示される。また、白黒原稿モードのときには、閉ループ・マーカーの検出がCPUにより行なわれる。このメモリは、CPUとマーカー判別処理部、LCD表示用色コード化処理部とによりアクセス可能である。
【0102】
図を参照して、メモリ620は、DRAM6201と、DRAMのコントローラ6202と、CPUデータゲート6203と、色コードライト/リードデータゲート6204とから構成される。
【0103】
DRAMコントローラ6202は、CPUアドレスと、閉ループ・マーカー/LCD表示用原稿アドレスと、CPUライト/リード信号と、LCD表示用色コード化処理部ライト信号とを入力する。
【0104】
CPUデータゲート6203は、CPUとの間でデータをやり取りする。色コードWRデータゲート6204は、LCD表示用色コード化処理部のデータを入力する。
【0105】
図11は、閉ループ・マーカー検出/LCD表示用原稿メモリのプレーン構成を説明するための図である。
【0106】
図を参照して、プレーンは8枚の層により構成されている。
また、これらのプレーンの役割は、設定されたモードにより異なる。図11は、入力された原稿画像が白黒原稿画像である場合のプレーン構成を示している。図を参照して、4プレーンは、LCDに白黒原稿画像を表示するための白黒の階調データとして用いられ、他の4プレーンは、閉ループおよびマーカーを検出するためのメモリとして用いられる。
【0107】
これに対して、カラー原稿、白黒+カラー原稿が読取原稿とされた場合には、すべてのプレーンがLCDに表示を行なうためのデータを記録するプレーンとなる。
【0108】
図12は、読取が行なわれた原稿の種類に応じて、メモリプレーンの役割が異なる状態を説明するための図である。
【0109】
図を参照して、上述のように、白黒原稿が入力された場合には、bit4〜7のメモリプレーンが白黒原稿の表示用階調データとして用いられ、bit1〜3は、マーカー色を示すコードとして用いられる。bit1〜3により示される数が“0”であるときにはマーカーが付されていない領域を示し、“1”であれば赤、“2”であれば緑、“3”であれば青、“4”であればシアン、“5”であればマゼンタ、“6”であればイエローのマーカー色であることを示している。
【0110】
bit0で示されるフレームは白黒の2値化データであり、白黒原稿の中に設けられた閉ループを検出するために用いられる。ここで閉ループとは、原稿内に黒の線で書かれた閉じた領域を示す。この閉じた領域内をユーザがマーカーやタッチパネルにより指定することにより、その領域内に着色を施したり、その領域内をハッチングしたりすることが可能となる。
【0111】
また、読取られた原稿の画像をそのまま閉ループを識別するためのデータとして用いると、CCDの特性などにより、閉ループを構成する線が途切れてしまい、うまく閉ループを認識できないことがある。このため、bit0のプレーンのデータとしては、閉ループを構成する線をクロージング処理したデータが記録される。クロージング処理については、後述する。
【0112】
一方、入力された原稿がカラー原稿または白黒+カラー原稿であるときには、メモリプレーンのbit0〜7のすべてにはLCDに表示を行なうためのデータが記録される。つまり、1ドットが8ビットのデータでLCDには表示されることとなる。入力されたカラー原稿の色調は、このLCD表示用コードで表現できる色調に落とされてメモリに記録されることになる。
【0113】
このように、入力された原稿の内容に応じてメモリの役割を切換える処理は、ハードウェアにより行なってもよいが、図13により示されるフローにより行なってもよい。
【0114】
図13を参照して、白黒原稿を処理するモードが選択されているときには(S1でYES)、白黒原稿用にメモリプレーンが割当てられる(S2)。一方、設定されているモードが、カラー原稿モードか、白黒+カラー原稿モードであるときには(S3でYES)、カラー用のメモリプレーンが割当てられる(S4)。
【0115】
図14は、2値化処理部628の具体的な構成を示すブロック図である。
このブロックは、原稿情報の明度信号(Y)、彩度(C)と、しきい値パラメータにより2値化した2値化原稿画像を生成する処理を行なう。そしてその2値化された原稿は、3×3dotのクロージング処理が行なわれ、2値化メモリにストアされる。
【0116】
図を参照して、このブロックは、しきい値パラメータを出力するしきい値パラメータ出力部6281と、入力された原稿画像の2値化処理を行なう2値化処理部6282と、2値化処理の制御を行なう制御部6283と、クロージングを行なうために2値化された原稿画像の太め処理を行なう太め処理部6284と、太められた原稿画像の細め処理を行なう細め処理部6287と、太め処理に用いられるFIFOメモリ6285と、細め処理に用いられるFIFOメモリ6286とから構成される。
【0117】
2値化処理部6283は、原稿情報の明度信号(Y)と彩度(C)とを入力する。しきい値パラメータ出力部6281は、CPUアドレスと、CPUからのデータと、CPUからのライトクロックとを入力する。
【0118】
2値化処理制御部6283は、2値化指示信号と、2値化データ書込指示信号と、副走査有効領域と、主走査有効領域と、主走査同期信号と、ドットクロックとを入力する。
【0119】
細め処理部6287は、クロージングが行なわれた2値化データと、下地判定データとを出力する。太め処理部6284は、閉ループ検出用2値化データを出力する。
【0120】
2値化処理制御部6283は、2値化メモリに対してクロック信号、ライト信号およびアドレスクリア信号を出力する。
【0121】
次に、図15を参照して、クロージング処理について説明する。
クロージング処理は、注目画素(図中ハッチングで示される画素)の周りの3×3の画素のうち1つでも黒画素が存在すれば、注目画素を黒画素として処理(太め処理)し、その後に3×3の画素のうち1つでも白画素が存在すれば、注目画素を白画素とする処理(細め処理)である。
【0122】
これにより、閉ループの輪郭を構成する線の途切れがなくなり、閉ループ内の着色を行なうときなどに、閉ループの輪郭を正確に判定することが可能となる。
【0123】
図16は、LCD表示用色コード化/マーカー色判定処理部632の具体的構成を示すブロック図である。
【0124】
この処理部は、カラー原稿編集モード時には、カラー原稿の入力画像データからLCD表示用の色コードへの変換を行なう。
【0125】
また、白黒原稿編集モード時には、原稿入力データから間引きされたデータをカラー(R,G,B,C,Y,M)の6種のカラーデータに分離する処理を行なう。
【0126】
また、黒のデータは3×3dotのクロージング処理がされた後のデータを使用する。
【0127】
この処理部により、原稿情報に副走査方向の1/4の間引きを行なうため、原稿画像は、4ラインごとにLCD表示用原稿メモリ/閉ループ・マーカー検出メモリにストアされる。
【0128】
図を参照して、処理部632は、入力された画像データから、LCD表示用データコード化/マーカー色判定を行なう判定部6323と、その制御を行なうLCD表示用データコード化/マーカー色判定処理制御部6326と、出力ディレー同期制御部6324と、マーカー色/LCD表示用データを出力するビット0セレクタ6325と、閉ループ・マーカーLCD表示原稿メモリ書込制御部6327と、LCD表示用データコード化/マーカー色判定のためのROMテーブル6321と、出力ディレーFIFOメモリ6322とを備える。
【0129】
以下に、マーカー色判定方法と原稿色色コード化方法との概要について説明する。
【0130】
マーカー色の判定は、1/4間引きされたV,Cr,Cbの入力画像データをROMアドレスとしてROMテーブルを参照することにより実行される。白黒2値化データは、2値化処理部から出力される表示用2値化データを1/4間引きして、マーカー色判定データに同期して出力される。
【0131】
原稿色色コード化は、1/4間引きされたY,Cr,Cbの入力画像データをROMアドレスとしてROMテーブルを参照することによりを行なわれる。
【0132】
次に、図1の複写機の具体的な操作手順について説明する。
図17は、複写機の操作手順を説明するためのフローチャートである。
【0133】
図を参照して、表示される編集メニューの中から操作者は所望のメニューを選択する(S10)。選択されたメニューの内容に従って、原稿の読取が行なわれ、スクリーンエディターにその内容が表示される(S11)。表示された原稿内容を見て、操作者は編集の内容をスクリーンエディターを介して設定する(S12)。次に、用紙サイズ、倍率、コピー枚数などのコピーモードが設定される(S13)。その後、編集処理したコピーが出力される(S14)。
【0134】
図18は編集メニューの具体例を示す図である。図18に示される内容がLCDに表示される。
【0135】
メニューは、5つの目的別編集メニューと、1つの登録メニューとから構成される。
【0136】
色付け編集とは、白黒原稿を対象とし、文字や背景の色付けを行なうものである。
【0137】
マーカー編集とは、マーカーペンでエリア指定された白黒原稿を対象とし、そのエリア内の色付けなどを行なうものである。
【0138】
カラー編集とは、カラー原稿を対象とし、色変換やモノカラー・カラーフィルタなど、色の編集処理を行なうものである。カラー原稿内の白黒部に対しては色付けを行なうこともできる。
【0139】
トリミング編集とは、カラー、または白黒原稿を対象とし、原稿の一部分をトリミングするものである。
【0140】
合成編集とは、白黒原稿の中にカラー原稿を嵌め込む合成処理である。白黒原稿に対しては色付けを行なうことも可能である。
【0141】
登録とは、後述するカラーパレットの登録やパターンの登録などを行なうものである。
【0142】
ユーザーはタッチパネルを介してこれらの中から所定のものを選択することができる。選択が行なわれると、図19に示されるようにそれぞれの内容に応じた画面が表示されることとなる。
【0143】
色付け編集が選択されたときの画面を図20に示す。ユーザは表示されるメッセージに従って、色付けする白黒原稿をセットして、読込キー(画面右下)を押下する。すると、白黒原稿の読込が行なわれ、LCDにその原稿画像が表示される。この状態で、図21に示されるようにタッチパネルを介して表示された原稿画像に色付けを行なうことにより、プリンタから色付けされたコピーを出力することができる。
【0144】
色付けには、図22に示されるようなエリア指定ツールが用いられる。エリア指定ツールは、指定したエリアを選択するエリア選択ボタンと、原稿全体を対象エリアとする全体ボタンと、矩形のエリア指定を行なうボックスボタンと、丸み矩形のエリア指定を行なうRボックスボタンと、自由形のエリア指定を行なうトレースボタンと、閉ループでのエリア指定を行なう閉ループボタンと、直線を描画する直線ボタンと、自由形を描画する自由形ボタンとから構成される。
【0145】
ここに、ボックスボタンとは、ペンのドラッグ操作での開始点と終了点の2点で指定される矩形を色付けの対象エリアとするためのボタンである。
【0146】
Rボックスとは、ペンのドラッグ操作での開始点と終了点の2点で指定される丸み矩形を対象エリアとするためのボタンである。丸み矩形の形状を図23に示す。
【0147】
トレースボタンとは、ペンドラッグ操作で指定される開始点と終了点を閉じた自由形エリアを対象エリアとするボタンである。トレースのエリア指定は、図24(A)に示されるように基本的な処理として、トレース線で囲まれたエリアを抽出し、それを対象エリアとする。また、(B)のようにエリアが交差する場合には、交差するトレース線の各々のエリアを抽出し、それを対象エリアとする。図24において、ハッチングされた領域が処理の対象エリアとなる。
【0148】
閉ループボタンとは、ペンオンされた位置(指定された点)の周りの閉じられたエリアを対象エリアとするボタンである。閉ループのエリア処理は図25に示されるように行なわれる。
【0149】
すなわち、基本的な処理として指定された点が含まれる部分が画像の下地領域または下地以外の領域で囲まれるエリアを抽出し、そのエリアを閉ループエリアとする(A)。また、閉ループ内に閉ループがあるときには、外側の枠で囲まれたエリアを抽出し、そのエリアを閉ループエリアとする(B)。中に存在する閉ループのエリアは認識しない。これにより、アルファベットBなどの中に存在する閉ループは識別されない。
【0150】
また、閉ループで囲まれた部分の外が指定されたときには、閉ループエリアとは認識しない(C)。
【0151】
図26は、マーカー編集モードが指定されたときの画面を示す図である。
図を参照して、図26に示される表示内容に従って、操作者はマーカー加工した白黒原稿をIRにセットして、読込キーを押下すると、マーカー原稿の読取が行なわれる。読取られたマーカー原稿は、図27に示されるようにLCD上に表示される。マーカーによる指定は、マーカーにより編集を行ないたいエリアを囲んで指定する方法(囲み枠指定)と、原稿の閉ループ内にマーカーで点を打つことによりその閉ループ内を指定する方法(点指定)とがある。
【0152】
また、LCDに表示された原稿にさらにマーカーエリアを指定することも可能であり、その場合に図28に示されるマーカーエリア指定ツールが用いられる。
【0153】
マーカーエリア指定ツールは、イエロー、マゼンタ、シアン、グリーン、レッツドおよびブルーの各色からなっており、それぞれの色ごとに囲み枠指定と、点指定とができるようになっている。
【0154】
図29は、カラー編集モードが指定されたときの画面を示す図である。画面に表示されるメッセージに従って、操作者は加工するカラー原稿またはカラー+白黒混在原稿をIRにセットして、読込キーを押下する。それにより、カラー原稿の読取が行なわれ、図30に示されるようにLCD上にカラー原稿が表示される。このカラー原稿に対して、ユーザは色の変換などの指定をタッチパネルを介して行なうことができる。
【0155】
図18において登録モードが選択された場合には、図31に示される画面がLCDに表示される。
【0156】
登録メニューとして4つの登録が可能となっている。カラーパレット編集は、標準カラーパレットの色登録、および登録色の色読込登録を行なうものである。パターン編集とは、背景の色付け時のパターン編集を行なうものである。テクスチャ登録は模様付け時のテクスチャパターンの読込登録を行なうものである。マーカー編集設定とはマーカー編集の標準(デフォルト)編集モードを設定するものである。図32に示されるように、各々のボタンを操作者が押下することによってそれぞれの内容に応じた画面が表示され、登録が行なわれる。
【0157】
図33は本実施の形態におけるデジタルカラー複写機の操作画面を表示する処理を示すフローチャートである。図34、35および36は、図33に続くフローチャートである。
【0158】
図を参照して、装置が起動されるとステップS100において、図18に示される編集メニュー画面が表示される。ステップS101においてユーザが所定のモードを選択すると、そのモードに応じた分岐が行なわれる。
【0159】
「登録」が選択されたときには、ステップS102において図31に示される登録メニューが表示され、図32に示されるようにユーザの選択に応じて各種設定画面が表示され、登録が行なわれることとなる。ステップS103においてキー入力があったか否かが判定され、YESであればステップS100からの処理を再度実行する。
【0160】
一方、「色付け編集」が選択されたときには、ステップS201(図35)で図20に示される画面が表示され、色付けを行なう原稿の読取が開始される。ステップS202で原稿の読取が完了したか否か判定され、YESであればステップS203で図21に示される編集画面が表示されユーザによる編集処理が行なわれる。このとき、ユーザにより図22に示される閉ループボタンによる閉領域の編集が選択されているかが判定される。YESであれば、図36のステップS204においてペンオンされた位置(指定された点)が原稿の下地の部分であるかが判定される。YESであれば、ステップS205において指定された点が含まれる下地部分が、表示された画像の下地以外の部分に囲まれる領域を画像処理の対象である閉ループとして識別し、処理する。その後、図35のステップS208においてプリントキーがオンされたか否かが判定され、YESであれば、ステップS209においてプリント処理が実行される。ステップS210でプリント処理が終了したか否かが判定され、YESであれば、ステップS100からの処理を繰返し実行する。
【0161】
一方、ステップS204でNOであれば、ペンオンされた位置が原稿画像の下地以外の部分に含まれることを示すため、ステップS206でペンオンされた位置を含む部分が、表示された画像の下地部分に囲まれる領域を画像処理の対象である閉ループ領域と識別し、処理する。その後、ステップS208からの処理を行なう。
【0162】
一方、ステップS203でNOであれば、閉ループボタンによる画像処理以外の処理を行なうことを示すため、ステップS207でそれぞれに対応した画像編集処理を実行する。その後、ステップS208からの処理を行なう。
【0163】
モード選択画面において、「マーカー編集」が選択されたときには、ステップS110において図26に示される画面が表示され、マーカー加工された白黒原稿の読取が行なわれる。ステップS111において原稿の読取が完了したか否かが判定され、YESであれば、ステップS112において図27に示される編集画面が表示されユーザからの編集処理が行なわれる。ステップS113で編集処理後にプリントキーがオンされたか否かが判定され、YESであれば、ステップS114においてプリント処理が実行される。ステップS115においてプリント処理が終了したか否かが判定され、YESであればステップS100からの処理を繰返し実行する。
【0164】
編集メニューにおいて、「カラー編集」が選択されたときには、ステップS116において図29に示される画面が表示され、カラー原稿の読取が行なわれる。ステップS117で原稿の読取が完了したか否かが判定され、YESであれば、ステップS118において図30に示される編集画面が表示され、ユーザからの入力に応じた編集処理が実行される。ステップS119で編集処理後にプリントキーがオンされたか否かが判定され、YESであれば、ステップS120においてプリント処理が実行される。ステップS121においてプリント処理が終了したか否かが判定され、YESであればステップS100からの処理を繰返し実行する。
【0165】
編集メニューにおいて、「トリミング」が選択されたときには、ステップS122においてトリミング用原稿の読取が行なわれる。ステップS123で原稿の読取が完了したか否かが判定され、YESであれば、ステップS124においてユーザからの入力に応じたトリミング処理が実行される。
【0166】
ステップS125においてプリントキーがオンされたか否かが判定され、YESであれば、ステップS126においてプリント処理が実行される。ステップS127においてプリント処理が終了したか否かが判定され、YESであればステップS100からの処理が繰返し行なわれる。
【0167】
編集メニューにおいて、「合成」が選択されたときには、ステップS128において合成用の原稿の読取が行なわれる。ステップS129において原稿の読取が完了したか否かが判定され、YESであれば、ステップS130においてユーザからの入力に応じた合成処理が行なわれる。
【0168】
ステップS131においてプリントキーがオンされたか否かが判定され、YESであれば、ステップS132においてプリント処理が実行される。ステップS133においてプリント処理が終了したか否かが判定され、YESであればステップS100からの処理が繰返し行なわれる。
【0169】
次に、図35および図36のフローチャートで実行される具体的な処理について説明する。
【0170】
図37は、ユーザにより閉ループボタンが選択され、そのときにペンオンされた位置(指定された点)が画像の下地部分(白色部分)に含まれていた場合を説明するための図である。この場合には、原稿の下地部分が指定されているため、ステップS204でYESと判定され、ステップS205で下地部分が下地以外の部分(ここでは画像中の黒色で描かれた部分)に囲まれる範囲を画像処理の対象である閉ループ領域と認識して、その部分に色付けを行なう。これにより、図38に示されるように閉ループ内にユーザが指定した色が付されることとなる。
【0171】
一方、閉ループボタンが選択された後に、ペンオンされた位置が図39に示されるように原稿の下地部分以外の部分(ここでは黒色で描かれた図形)である場合には、その部分が原稿の下地部分で囲まれる領域を画像処理の対象である閉ループ領域とする(S204でNO、およびS206)。
【0172】
これにより、閉ループ領域内に図40に示されるようにパターンを付与したり、その部分の色付けを行なったりすることができる。
【0173】
また、たとえば図41に示されるように黒色で描かれた輪郭部分を指定すると、その輪郭部分が下地部分に囲まれる領域を閉ループ領域とすることができる。これにより図42に示されるように、その閉ループ領域内のすべての画像に対して、色付け(たとえば赤色)を行なったり、図43に示されるように閉ループ領域内の図形にパターン付けを行なうことができる。
【0174】
また、従来の技術においては、図37に示されるような下地部分に含まれる点が指定された場合には、輪郭の内側のみを画像処理の対象とすることができるだけであり、輪郭部分そのものを画像処理の対象とすることはできなかった。本実施の形態においては、図37における輪郭部分(原稿の下地以外の部分)をまず指定することで、輪郭部分を画像処理の対象とすることができる。その後、図37に示されるように輪郭の内側の原稿の下地部分を選択することにより、輪郭の内側部分を画像処理の対象とすることができ、輪郭部分およびその内側部分のいずれをも画像処理の対象とすることができる。
【0175】
以上のように、本実施の形態における複写機によると、まず第1に編集の結果をコピー出力前にLCD上で操作者は確認することができるため、ミスコピーを少なくすることができ、これにより装置の使い勝手を向上させることができる。
【0176】
第2に、閉ループの検出のためにクロージング処理されたデータを用いることができ、閉ループの検出の精度が向上する。また、LCDの表示のためにはクロージング処理を行なわない読取られたままの画像を表示することができ、操作者にとって見やすい画像をLCD上に表示することができる。
【0177】
第3に、読取モード(白黒原稿/カラー原稿)に応じて、LCD表示用メモリのメモリプレーンの使用方法を変えるため、読取られる画像に応じて最も好ましい画質で読取られた原稿を表示することができる。
【0178】
第4に、表示された原稿の下地(白色)部分の上が指定されたときには、その部分が下地以外の部分で囲まれた領域を画像処理の対象とし、文字や図形などの下地以外(白色以外)の部分が指定されたときには、その部分が原稿の下地で囲まれる領域を画像処理の対象とすることができる。これにより、数多くの文字や図形などに対し色付けをする場合や、領域の指定が複雑な場合においても、確実でスムーズな領域の指定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1つにおける複写機の斜視図である。
【図2】図1の複写機の正面断面図である。
【図3】図1の複写機が有するスクリーンエディターのブロック図である。
【図4】図1の複写機本体のブロック図である。
【図5】編集エリア指定メモリ626の構成を示すブロック図である。
【図6】編集エリア指定メモリのメモリ構成を説明するための図である。
【図7】編集エリア指定メモリのメモリプレーンの使用方法を説明するための図である。
【図8】読取られる原稿とメモリに格納されるデータとの関係を説明するための図である。
【図9】エリア指定メモリに記録されるデータと、LCDに表示される画面との関係を説明するための図である。
【図10】閉ループ/マーカー検出/LCD表示原稿メモリ620の構成を示すブロック図である。
【図11】白黒原稿モード時におけるメモリ620の構成を説明するための図である。
【図12】メモリ620の入力原稿に応じたメモリプレーンの構成を説明するための図である。
【図13】メモリプレーンの割当処理を示すフローチャートである。
【図14】2値化処理部628の構成を示すブロック図である。
【図15】クロージング処理を説明するための図である。
【図16】LCD表示用色コード化・マーカー色判定処理部632の構成を示すブロック図である。
【図17】図1の複写機の操作手順を示すフローチャートである。
【図18】編集メニューの具体例を示す図である。
【図19】編集メニューの各々のボタンを操作者が押下した状態を説明するための図である。
【図20】色付けモードが選択されたときの画面を示す図である。
【図21】白黒原稿の色付け処理をする画面を説明するための図である。
【図22】エリア指定ツールを示す図である。
【図23】Rボックスの形状を示す図である。
【図24】トレースボタンによる処理を説明するための図である。
【図25】閉ループボタンによる処理を説明するための図である。
【図26】マーカー編集モードにおける画面を説明するための図である。
【図27】マーカー編集の画面を説明するための図である。
【図28】マーカーエリア指定ツールを示す図である。
【図29】カラー編集モードが選択されたときの画面を示す図である。
【図30】カラー原稿が読取られた後の状態を示す図である。
【図31】登録処理が選択されたときの画面を示す図である。
【図32】図31の状態から操作者がタッチパネルを押下した状態を説明するための図である。
【図33】図1の複写機の操作画面の表示ルーチンを示すフローチャートである。
【図34】図33に続くフローチャートである。
【図35】図33に続くフローチャートである。
【図36】図35に続くフローチャートである。
【図37】画像の下地部分が指定された状態を説明するための図である。
【図38】図37の指定によって画像処理される領域を説明するための図である。
【図39】画像の下地以外の部分が指定された状態を説明するための図である。
【図40】図39の指定により画像処理の対象となる領域を示した図である。
【図41】画像の輪郭部分が指定された状態を説明するための図である。
【図42】図41の指定により色付けの対象となる領域を示した図である。
【図43】図41の指定によりパターン付けの対象となる領域を示した図である。
【符号の説明】
115 カラー液晶ディスプレイ
614 タッチパネル
618 2値化メモリ
620 閉ループ/マーカー検出/LCD表示原稿メモリ
628 2値化処理部
630 縁取り判別処理部
632 LCD表示用色コード化/マーカー色判定処理部

Claims (1)

  1. 画像処理の対象となる画像を表示する表示手段と、
    前記表示された画像上の点を指定する指定手段と、
    前記指定された点が、前記表示された画像の下地の部分に含まれるか、前記表示された画像の下地以外の部分に含まれるかを判定する判定手段と、
    前記判定手段により、前記指定された点が、前記表示された画像の下地の部分に含まれると判定されたときに、その部分が前記表示された画像の下地以外の部分に囲まれる領域を画像処理の範囲として識別する第1の識別手段と、
    前記判定手段により、前記指定された点が、前記表示された画像の下地以外の部分に含まれると判定されたときに、その部分が前記表示された画像の下地部分に囲まれる領域を画像処理の範囲として識別する第2の識別手段とを備えた、画像処理装置。
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