JPH11213152A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH11213152A
JPH11213152A JP948098A JP948098A JPH11213152A JP H11213152 A JPH11213152 A JP H11213152A JP 948098 A JP948098 A JP 948098A JP 948098 A JP948098 A JP 948098A JP H11213152 A JPH11213152 A JP H11213152A
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Haruko Kawakami
晴子 川上
Naoya Murakami
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Abstract

(57)【要約】 【課題】網点と文字又は罫線との分離度の高い領域識
別、細かい文字の識別、更には網点下地上に印字された
文字や罫線の識別を可能とし、網点部分のモアレを防止
しつつ文字又は罫線を高精度で出力する画像処理装置を
提供すること。 【解決手段】本発明は、入力系を介して入力された所定
の画像データについて、所定の特徴量を算出し、画素の
属性を識別する画像処理装置であり、第1及び第2の方
向の特徴量を算出する特徴量算出部2と、上記特徴量算
出部2により得られた第1及び第2の方向の特徴量を比
較し、この比較結果に基づいて注目画素の属性を判定す
る属性判定部7と有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば紙等の記録
媒体上に記録された文字等の情報を認識する為の画像処
理装置に係り、特に網点と文字又は罫線との分離識別を
可能とする画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機が一般に汎用されており、
例えば文字画像や階調画像の混在する原稿に対して、所
定の画像処理を施して出力する機会が増えている。これ
らの画像のうち、文字に対しては、階調数は少ないもの
の、より鮮明な画像を得るための処理を行うことが所望
され、階調画像に対しては、階調数が豊富でより滑らか
な画像を得るための処理を行うことが所望される。この
為、複写機において、入力された画像に対して、個々の
画素がどの画像に属するものであるかを識別する領域識
別の技術が必要不可欠なものになっている。
【0003】かかる点に鑑みて、例えば特公平4−53
05号公報では、所定の大きさを有する二次元ブロック
を作成し、注目画素と周辺画素との画素値を比較し、そ
れら差の大きさが所定の値よりも大きい場合にはエッジ
があるものと判定し、文字や罫線の成分として検出する
技術が開示されている。
【0004】一方、特公平5−50187号公報では、
所定の大きさを有する二次元ブロック内で隣接する画間
の差の絶対値を、主走査方向及び副走査方向に対して、
それぞれ求め、各積分値の和を所定の閾値と比較するこ
とで、画像の属性を識別する技術が開示されている。即
ち、この技術によれば、網点を構成している画素を選択
的に識別できることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
公平4−5305号公報により開示された技術では、階
調表現で入力装置の分解能よりも低い周波数成分で構成
された網点を用いている媒体の画像認識においては、当
該網点部分をも文字として識別してしまい、その結果、
当該部分に対しても文字と同様にエッジ強調処理を行う
為、画質劣化を引き起こすといった問題が生じていた。
【0006】さらに、上記特公平5−50187号公報
により開示された技術では、網点を構成している画素を
選択的に識別できるとあるが、文字と網点とを差別化す
ること、特に背景上に印字された文字をその背景から分
離し、後段の処理を異ならせるようにすることが困難で
あった。
【0007】このように、前述したような各種の従来技
術では、網点背景上に印字された文字画像や罫線、更に
は非常に細かい文字や解像度パターンを分離して識別す
ることについては、何ら開示されていなかった。
【0008】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、網点と文字又は罫線との
分離度の高い領域識別、細かい文字の識別、更には網点
下地上に印字された文字や罫線の識別を可能とし、網点
部分のモアレを防止しつつ文字又は罫線を高精度で出力
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様は、入力系を介して入力され
た、第1及び第2の方向を基準とする2次元の画像デー
タについて、所定の特徴量を算出し、画素の属性を識別
し、その識別結果に基づいて出力系より所定の処理が施
された画像データを出力する画像処理装置において、上
記画像データの第1の方向の特徴量と、当該第1の方向
とは異なる第2の方向の特徴量とをそれぞれ算出する特
徴量算出手段と、上記特徴量算出手段により得られた第
1及び第2の方向の特徴量を比較し、当該比較の結果に
基づいて所定の画素の属性を判定する属性識別手段とを
具備する。
【0010】第2の態様は、入力系を介して入力され
た、第1及び第2の方向を基準とする2次元の画像デー
タについて、所定の特徴量を算出し、画素の属性を識別
し、その識別結果に基づいて出力系より所定の処理が施
された画像データを出力する画像処理装置において、上
記画像データの第1の方向の特徴量と、当該第1の方向
とは異なる第2の方向の特徴量とをそれぞれ算出する第
1の特徴量算出手段と、上記画像データの上記第1及び
第2の方向とは異なる第3の方向の特徴量と、当該第1
乃至第3の方向とは異なる第4の方向の特徴量とをそれ
ぞれ算出する第2の特徴量算出手段と、上記第1の特徴
量算出手段により得られた第1及び第2の方向の特徴量
の第1の比較と、上記記第2の特徴量算出手段により得
られた第3及び第4の特徴量の第2の比較とを行い、当
該第1及び第2の比較の結果の少なくともいずれかに基
づいて所定の画素の属性を識別する属性識別手段とを具
備する。
【0011】第3の態様は、上記属性識別手段は、上記
第1の比較の結果に基づく注目画像の属性識別と、上記
第2の比較の結果に基づく注目画像の属性識別とでは、
その識別条件を切り替えることを特徴とする。
【0012】第4の態様は、上記第3の方向及び第4の
方向の少なくともいずれかは、上記第1の方向と第2の
方向の成す角を二等分する方向であることを特徴とす
る。第5の態様は、上記第1の方向及び第2の方向の一
方は、入力系及び出力系の少なくともいずれかの主走査
方向に相当し、他方は、入力系及び出力系の少なくとも
いずれかの副走査方向に相当することを特徴とする。
【0013】第6の態様は、入力系を介して入力された
画像データについて、所定の特徴量を算出し、画素の属
性を識別し、その識別結果に基づいて出力系より所定の
処理が施された画像データを出力する画像処理装置にお
いて、上記画像データの所定画素と当該所定画素の周辺
画素を含む所定領域を参照する領域参照手段と、上記画
像データの特徴量を求める方向に対して隣接する画素、
及び上記所定領域内において所定間隔離れて隣接する画
素の少なくともいずれかを比較し、該比較結果に基づい
て、上記画像データの特徴量を算出する特徴量算出手段
と、上記特徴量に基づいて画素の属性を識別する属性識
別手段とを具備する。
【0014】第7の態様は、入力系を介して入力され
た、第1及び第2の方向を基準とする2次元の画像デー
タについて、所定の特徴量を算出し、画素の属性を識別
し、その識別結果に基づいて出力系より所定の処理が施
された画像データを出力する画像処理装置において、上
記画像データの所定画素と当該所定画素の周辺画素を含
む所定領域を参照する領域参照手段と、上記特徴量を求
める第1及び第2の方向において、隣接する画素及び上
記所定領域内で所定間隔離れて隣接する画素の少なくと
もいずれか一方の画素値の差の絶対値を、それぞれ求
め、該第1及び第2の方向において、所定条件を満たす
当該画素値の差の絶対値の和及び平均値の少なくともい
ずれか一方を、第1及び第2の特徴量としてそれぞれ算
出する特徴量算出手段と、上記第1及び第2の特徴量の
差の絶対値を求め、該値に基づいて所定の画素の属性を
識別する属性識別手段とを具備する。
【0015】第8の態様は、画像を予め属性の異なる領
域に分割する分割手段を更に有し、上記特徴量算出手段
は、上記分割手段により分割された領域単位で、隣接す
る画素及び上記所定領域内で所定間隔離れて隣接する画
素の少なくともいずれか一方の画素値の差の絶対値を求
める際に、対象となる画素の間隔を変更することを特徴
とする。
【0016】第9の態様は、入力系を介して入力され
た、第1及び第2の方向を基準とする2次元の画像デー
タについて、所定の特徴量を算出し、画素の属性を識別
し、その識別結果に基づいて出力系より所定の処理が施
された画像データを出力する画像処理装置において、上
記画像データの所定画素と当該所定画素の周辺画素を含
む所定領域を参照する領域参照手段と、所定のモードを
切り替えるモード切替手段と、上記特徴量を求める第1
及び第2の方向において、隣接する画素及び上記所定領
域内で所定間隔離れて隣接する画素の少なくともいずれ
か一方の画素値の差の絶対値を、それぞれ求め、該第1
及び第2の方向において、所定条件を満たす当該画素値
の差の絶対値の和及び平均値の少なくともいずれか一方
を、第1及び第2の特徴量としてそれぞれ算出する特徴
量算出手段と、上記第1及び第2の特徴量の差の絶対値
を求め、該値に基づいて所定の画素の属性を識別する属
性識別手段とを具備し、上記特徴量算出手段は、上記モ
ード切替手段に選択されたモードに基づいて、隣接する
画素及び上記所定領域内で所定間隔離れて隣接する画素
の少なくともいずれか一方の画素値の差の絶対値を求め
る際に、対象となる画素の間隔を変更することを特徴と
する。
【0017】第10の態様は、上記モード切替手段によ
って選択されるモードは、文字モード、高精彩モード、
通常モードを有する第1の組み合わせと、通常モード、
コピー出力対応モードを有する第2の組み合わせのいず
れか一方からなり、上記特徴量算出手段は、上記第1の
組み合わせにおいて通常モードが選択されたとき、及び
上記第2の組み合わせにおいてコピー出力対応モードが
選択されたときは、隣接する画素及び上記所定領域内で
所定間隔離れて隣接する画素の少なくともいずれか一方
の画素値の差の絶対値を求める際に、対象となる画素の
間隔を大きくすることを特徴とする。
【0018】第11の態様は、上記所定の方向の特徴量
を求めるとき、参照する注目画素及び周辺の画素を含む
参照領域内における画素の最大値及び最小値の少なくと
もいずれか一方の値を用いて、各画素の値を補正するこ
とを特徴とする。
【0019】第12の態様は、入力系を介して入力され
た、第1及び第2の方向を基準とする2次元の画像デー
タについて、所定の特徴量を算出し、画素の属性を識別
し、その識別結果に基づいて出力系より所定の処理が施
された画像データを出力する画像処理装置において、上
記画像データの第1の方向の特徴量と、当該第1の方向
とは異なる第2の方向の特徴量とをそれぞれ算出する特
徴量算出手段と、上記特徴量算出手段により得られた第
1及び第2の方向の特徴量を比較し、その比較結果に基
づいて所定の画素の属性を判定する属性判定手段と、上
記画像データにおいて、注目すべき画素の彩度及び輝度
に相当する値を算出する彩度/輝度算出手段とを具備
し、上記彩度/輝度算出手段によって算出された彩度と
輝度の少なくともいずれか一方に基づいて、上記属性判
定手段により、画素の属性を判定する条件を異ならせる
ことを特徴とする。
【0020】第13の態様は、上記属性判定手段を複数
有し、上記彩度/輝度算出手段によって算出された彩度
と輝度の少なくともいずれか一方に基づいて、上記複数
の属性判定手段にて得られる識別結果を切り替えて出力
することを特徴とする。第14の態様は、入力系を介し
て与えられたシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの
少なくともいずれかを含む組み合わせで与えられるイン
ク量に係る情報を含む、第1及び第2の方向を基準とす
る2次元の画像データについて、所定の特徴量を算出
し、画素の属性を識別する画像処理装置において、上記
画像データのうちの注目すべき所定画素が有彩色か無彩
色であるかを識別する識別手段と、上記画像データの第
1の方向の特徴量と、当該第1の方向とは異なる第2の
方向の特徴量とをそれぞれ算出する特徴量算出手段と、
上記特徴量算出手段により得られた第1及び第2の方向
の特徴量を比較し、その比較結果に基づいて所定の画素
の属性を判定する属性判定手段とを具備し、上記識別手
段により注目画素が有彩色であると判定された場合に
は、上記属性識別手段による属性の識別を、ブラックを
除くシアン、マゼンタ、イエローの各インク別に行うこ
とを特徴とする。
【0021】第15の態様は、入力系を介して入力され
た、第1及び第2の方向を基準とする2次元の画像デー
タについて、所定の特徴量を算出し、画素の属性を識別
し、その識別結果に基づいて出力系より所定の処理が施
された画像データを出力する画像処理装置において、上
記画像データの所定画素と当該所定画素の周辺画素を含
む所定領域を参照する領域参照手段と、上記画像データ
に対して拡大処理を指示する拡大指示手段と、上記特徴
量を求める第1及び第2の方向において、隣接する画素
及び上記所定領域内で所定間隔離れて隣接する画素の少
なくともいずれか一方の画素値の差の絶対値を、それぞ
れ求め、該第1及び第2の方向において、所定条件を満
たす当該画素値の差の絶対値の和及び平均値の少なくと
もいずれか一方を、第1及び第2の特徴量としてそれぞ
れ算出する特徴量算出手段と、上記第1及び第2の特徴
量の差の絶対値を求め、該値に基づいて所定の画素の属
性を識別する属性識別手段とを具備し、上記特徴量算出
手段は、上記拡大指示手段により画像データに対して拡
大処理が指定されている場合には、当該拡大の倍率に基
づいて、隣接する画素及び上記所定領域内で所定間隔離
れて隣接する画素の少なくともいずれか一方の画素値の
差の絶対値を求める際に、対象となる画素の間隔を変更
することを特徴とする。
【0022】第16の態様は、上記属性判定手段は、上
記拡大倍率が所定の値よりも大きく、画素の属性を判定
することが困難である場合には、画素の属性識別を中止
することを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を説明する。図1は本発明の第1の実施の形
態に係る画像処理装置の構成を示す図である。この図1
に示されるように、画像信号の入力を受ける入力系1の
出力は、特徴量算出部2、処理部3,4、輝度/彩度算
出部5の入力に接続され、当該処理部3,4の出力は、
切替部8を介して出力系9の入力に接続されている。上
記特徴量算出部2、輝度/彩度算出部5の出力は、属性
識別部7を介して上記切替部8の入力に接続されてい
る。この他、制御部6の出力は、上記特徴量算出部2と
属性識別部7の入力にそれぞれ接続されている。尚、上
記処理部3としてはハイパスフィルタ、上記処理部4と
してはローパスフィルタを採用している。
【0024】このような構成において、画像信号d0は
入力系1を介して入力される。この信号d0は、シア
ン、マゼンタ、イエロー、ブラック(以下、C、M、
Y、Kと略記する)等の一般的なプロセスインクの面積
率等のインク量を示すもので、当該値が「0」の場合は
非印字、「1」の場合は100%印字を意味する。
【0025】つまり、この入力系1からは、単独若しく
は複数のインクの量を表わす信号値が画像信号d0とし
て供給されることになる。即ち、この画像信号d0は、
入力原稿が「モノクロ」ならばKのみ、入力原稿が「カ
ラー」ならばC、M、Y、Kの4色、又はC、M、Yの
3色のインクの選択を意味する。
【0026】この画像信号d0は、上記入力系1より、
後段の特徴量算出部2、処理部3,4及び輝度/彩度算
出部5へと出力される。また、制御部6は、ユーザのパ
ラメータセット等に基づいて、入力画像に対して所望の
画像を得るべく、特徴量算出部2、属性識別部7に対し
て画像モードを選択指示する。
【0027】上記特徴量算出部2では、入力された画素
の「文字らしさ」を求める為の特徴量の特定の方向への
偏りが上記インク別に算出される。上記処理部3,4で
は、画素の属性に基づいて、各々に適した画像処理が施
される。また、上記輝度/彩度算出部5では、後段の属
性識別部7において色文字と黒文字で異なる条件で識別
を行うべく、色文字と黒文字を差別化する為の彩度及び
輝度を示すパラメータが算出され、これが後段の属性識
別部7に出力される。
【0028】また、上記制御部6は、モード設定を指示
するための制御信号を、後段の特徴量算出部2及び属性
判定部5に供給する。すると、この与えられたモードに
基づいて、上記特徴量算出部2では特徴量の算出の条件
が切り換えられ、上記属性判定部5では属性の判定の条
件が切り換えられる。上記属性識別部7からの画素の属
性に係る信号が切替部8に供給されると、当該切替部8
は、その画素の属性に従って処理部3と処理部4とのい
ずれかに出力を切り換える。こうして、当該切替部8を
介して出力系9に最終的な画像信号が供給される。
【0029】ここで、図2には上記画像処理装置におけ
る特徴量算出部2、輝度/彩度算出部5を含む周辺回路
の具体的な構成例を示し説明する。図2に示されるよう
に、この周辺回路は、特徴量算出部21と平均化部2
2、彩度算出部23、輝度算出部24、及び各種の論理
回路が図示の如く接続されて構成されている。
【0030】このような構成において、データとして与
えられた色信号は、特徴量算出部21に入力され、当該
特徴量算出部21にて、主走査/副走査方向の特徴量Y
1〜C1及び、斜め方向の特徴量Y2〜C2がそれぞれ
求められる。そして、これらの特徴量は、後段の論理回
路にて、各々が所定の閾値(th)と比較され、当該閾
値よりも特徴量が大きい値を示す場合は、注目画素が各
色成分の文字画点の可能性があるものとして、文字判定
信号は1(ON)となる。
【0031】さらに、上記特徴量算出部21で処理され
る前の段階の色信号より注目画素の彩度と輝度に相当す
る値を、彩度算出部23、輝度算出部24にてそれぞれ
算出する。即ち、上記彩度算出部23では、(C+M+
Y)/3の演算がなされ、上記輝度算出部24では、
【0032】
【数1】 の演算がなされる。こうして、上記彩度算出部23で上
記演算の結果求められた彩度同等値が所定の閾値よりも
大きい場合は、注目画素は有彩色であるものとして、各
色成分の文字判定信号の「1」が有効になる。
【0033】一方、黒文字の判定は、この図2に示され
るように、色信号の特徴量を平均化した値を所定の閾値
と比較してもよいし、全ての色信号の特徴量を閾値と比
較して黒文字判定を行っても良い。
【0034】また、予め特徴量算出部21に入力する前
の色信号から黒成分信号を求めて、特徴量算出部21に
入力して黒文字判定信号を求めても良い。この黒文字判
定信号は、上記彩度算出部23から得られた彩度相当値
が上記閾値よりも小さく、且つ輝度相当値が所定の閾値
よりも大きい場合にのみ有効となる。
【0035】これらの出力は、後段の切替部8に供給さ
れて、処理部3と処理部4の出力のいずれかを選択的に
出力系9に供給する。以下、上記特徴量算出部2による
特徴量算出の手法を詳細に説明する。
【0036】図3は主走査方向及び副走査方向の特徴量
を求める為の注目画素、及びその周辺画素を含むサイズ
5×5のオペレータを示す図である。先ず、主走査方向
の特徴量算出の過程を説明する。
【0037】同図において、d(i,j)は、注目画素
の信号値を示すものである。ここで、入力された画像が
新聞等のように下地の濃度が比較的高い原稿や、鉛筆原
稿等のように画像自体の濃度が薄い原稿等、コントラス
トの低い画像については識別が困難になるおそれがあ
る。
【0038】このような場合、前処理としてオペレータ
内の最大値dmax 最小値dmin によりオペレータ内の信
号値d0を次式に従って補正するとよい。 d=(d0−dmin )/(dmax −dmin ) (1) 続いて、図3において横方向の矢印で示されていよう
に、1列につき4箇所(オペレータのサイズをn×nし
た場合の一般式では(n−1)箇所)の主走査方向の隣
接する画素間の差の絶対値を求める。これらの4つの主
走査方向の画素間の差の絶対値の中の最大値のみを抽出
する。
【0039】以上の操作を全ての列について行い、各列
毎の画素間の差の絶対値の最大値のみの和若しくは平均
値を求める。この和若しくは平均値を主走査方向の特徴
量αmainとすると、次式で示される。
【0040】
【数2】
【0041】ここで、iは注目画素の主走査方向のアド
レス、jは同画素の副走査方向のアドレスを示してお
り、d(i,j)は注目画素の信号値を示している。一
方、副走査方向の特徴量も同様にして以下のように求め
ることができる。
【0042】即ち、この副走査方向については、図3に
縦方向の矢印で示されるように、主走査方向で求めた画
素間の差の絶対値とは異なる方向に対して各桁について
画素間の差の絶対値を求め、各桁の中で差の絶対値の最
大値のみを選択し、各桁毎の画素間の差の絶対値の最大
値のみの和若しくは平均値を求め、副走査方向の特徴量
αsub とする。この特徴量αsub は次式で示される。
【0043】
【数3】
【0044】上記過程で求めた主走査方向の特徴量と副
走査方向の特徴量より、例えば次式により注目画素の文
字又は罫線らしさを表す値α0を求める。 α0=abs (αmin −αsub ) (4 ) この文字若しくは罫線らしさを示す値は、上記(4)式
のように差の絶対値を取るだけでなく、その比によって
示してもよい。
【0045】この場合、αmain≧αsub ならばαmain/
αsub 、αmain<αsub ならばαsub /αmainを文字若
しくは罫線らしさを表す値α0とする。この文字若しく
は罫線らしさを表わす値α0が大きければ大きい程、注
目画素が文字又は罫線の一部である可能性が高い。
【0046】ここで、上記操作により求められた文字若
しくは罫線らしさを表わす値α0から、主走査方向及び
副走査方向に並ぶ線とやや斜めの角度をもつ線の一部を
検出することは可能であるが、主走査方向と副走査方向
を2等分する45度の傾き或いはそれに近い角度をもつ
線の一部の検出は困難である。
【0047】以下、図4には前述した図3のオペレータ
では検出が困難な斜め線の検出を行う為に補助的に用い
るオペレータを示し説明する。この画素値を参照する画
素d(i+k′,j+l′)のアドレス成分k′,l′
は、角度の傾きをθ、2方向にずらすずれ量をk,lと
すると、次式(5)により示される。
【0048】 k’=k・cosθ+l・cos(θ−π/2) l’=k・sinθ+l・sin(π/2−θ) (5) 図4に示されるように、斜め方向に参照領域をとるオペ
レータは、同じ画素数だけ取ろうとすると、主走査方向
及び副走査方向に沿ったオペレータに比してより多くの
列或いは桁に跨ってしまう為、より多くのバッファ量を
必要とする。従って、図4に示されるように、主走査及
び副走査方向用オペレータに比して参照する画素数の少
ないオペレータを使用する。
【0049】このような手法をとることで、厳密には識
別精度が低くはなるものの、主走査方向及び副走査方向
の特徴量から特に漢字等は大部分の文字及び罫線の構成
画素を抽出できること、斜め方向に対する人間の目の分
解能が低いこと等から特に問題とはならないといえる。
【0050】尚、特徴量の算出方法は、主走査方向及び
副走査方向の特徴量の算出方法に準じて、図4に示され
た矢印の方向で画素間の差の絶対値を取り、それぞれの
方向において(ここでは、2箇所)、最大値を選択し、
他方向に対して和もしくは平均値αmain+45 及びαsub+
45を求め、両者の差の絶対値α45もしくはαmax /α
min の比を求める。
【0051】以上のようにして、全ての方向の文字若し
くは罫線の構成画素を網羅する特徴量の算出を行うこと
となる。次に図5には上記手法により特徴量を求めた画
素の値の一例を示し説明する。
【0052】図5(a)は入力信号を示しており、図5
(b)は主走査方向又は副走査方向の成分を先に図3に
示したオペレータを用いて検出した結果を示しており、
図5(c)は斜め方向(45度前後)の成分を先に図4
に示したオペレータを用いて検出した結果を示してい
る。そして、図5(b),(c)において、特徴量を示
したブロックのうち、波線で示している画素が文字若し
くは罫線の一部として認識された画素に相当している。
【0053】ここで、一般に入力原稿がカラー原稿であ
る場合、同じ文字でも色文字(又は罫線)と黒文字とで
は識別の方法及びその条件を異ならせた方が好ましい。
特に色文字を処理する場合には、インク別に各インク量
を基に特徴量を算出した上で識別を行い、インク別に処
理を切り替える方が都合がよいことが多い。
【0054】一方、黒文字は、輝度に相当する信号値
(例えばC,M,Yの平均値、当該平均値に更にKを加
算したもの)を特徴量として用いるか、若しくは色イン
クの各色についての特徴量の平均値を用いるとよい。
【0055】また、最近では、原稿がコピー出力である
場合、階調表現は一般の印刷物の網点ではなく、万線パ
ターンであることが多い。このような原稿が入力される
と、階調表現の為のパターンまでが文字又は罫線の一部
として識別され、画質劣化をもたらすおそれがある。
【0056】このような事態を防止するためには、特徴
量を求める前段で、画像信号に対して平滑化フィルタを
かける方法が一般的であるが、本発明では、以下のよう
な方法により誤識別を防止することとしている。
【0057】即ち、本発明の第1の実施の形態において
は、制御手段より設定できるモードとして「文字モー
ド」又は「高精彩モード」と「通常モード」を併せ持つ
か、「通常モード」と「コピー出力対応モード」を併せ
持つ。前者のモードの組み合わせの場合は通常モードの
選択されたときのみ画素間の差の絶対値を求める画素の
間隔を広くする。
【0058】以下、図6には第1の実施の形態によりモ
ード別の差の絶対値をとるための画素間隔の一例を示し
説明する。図6に示されるように、この実施の形態で
は、文字モードを選択したときの特徴量の算出には画素
間隔モードを適用し、通常モードには画素間隔モード
を適用する。また、後者の組み合わせの場合は通常モ
ードに対して画素間隔モードを適用し、コピー出力対
応モードには画素間隔モードを適用する。
【0059】以上のような処理を行えば、特徴量算出の
前に平滑化フィルタをかけなくとも原稿がコピー出力で
ある場合にも誤識別を防止することが可能となる。とこ
ろで、識別及び識別結果に従って切り替えた画像処理を
行った後に拡大処理を行う場合には問題がないが、画像
入力の際の読み取り分解能を高くして拡大処理を行う場
合には、上記万線パターンを誤って文字又は罫線の一部
として誤識別してしまうおそれがある。かかる問題は、
拡大率に従って比較する画素の間隔を大きくすれば解決
される。
【0060】即ち、例えば通常の画素間隔が「3」であ
り、拡大率が141%の場合は画素間隔を4.23、つ
まり「4」にすればよいことになる。但し、画素の間隔
は、注目画素周辺の参照領域の大きさを超えることはで
きないので、修正後の画素間隔が参照領域よりも大きい
場合は、特徴量を例えばBAT法等に切り替えて行うと
よい。このBAT法は、参照領域の画素の最大値と最小
値の差を求める手法である。また、更に拡大率が高く、
識別能力が著しく劣化する恐れがある場合は、識別を行
わないように設定すればよい。
【0061】このような操作により求めた特徴量は、上
記属性識別部7に入力される。そして、当該属性識別部
7では、特徴量が所定の閾値よりも大きい値を示す画素
のみが文字又は罫線に属する画素として判定され、後段
の切替部8に供給される識別信号は1(ON)となり、
それ以外の画素は0(OFF)となる。
【0062】上記所定の閾値は対象画素が黒文字である
とき、色文字であればインク毎に、更に制御部6より与
えられたモード等に基づいて異なる値に切り替わる。ま
た、主走査方向又は副走査方向の特徴量に対する閾値α
0と、斜め方向の特徴量に対する閾値α45も異ならせ
ることが必要であり、オペレータの画素数が少ない斜め
方向α45に対する閾値を小さくする方が都合がよい。
【0063】以上説明したように、第1の実施の形態で
は、注目画素周辺のエッジの方向性の偏りを数値的に求
めることで、前述した従来の方法に比して、網点と文字
又は罫線との分離度の高い領域識別、従来の識別方法で
は困難であった細かい文字の識別が可能となる。
【0064】また、この識別を利用することで、従来技
術では識別が困難であった網点下地上に印字された文字
や罫線の識別も高精度で検出することが可能になり、網
点部分のモアレを防止しながら文字又は罫線は鮮明に出
力できるような処理を行うことをも可能にする。さら
に、注目画像の彩度及び輝度に相当する値により識別の
条件を異ならせることで、黒文字だけでなく、より識別
のしにくい色文字も高い精度で識別することが可能にな
る。
【0065】次に本発明の第2の実施の形態を説明す
る。前述した第1の実施の形態では、モードによる属性
判定の切り替えを採用した実施の形態について示した
が、図7に示されるように、予め大きな領域で文字の存
在の有無、対象領域が一様な階調画像か疑似階調方式に
よる階調画像の領域か等といった領域全体を判定した上
で、上記領域の判定結果に従って領域毎に特徴量算出部
2及び属性識別部7に与えるパラメータを切り替えるこ
ともできる。
【0066】図7に示されるように、この第2の実施の
形態は、上記第1の実施の形態と略同じ構成であるが、
第1の実施の形態における制御部6の代わりに領域識別
部10を用いる点に特徴を有している。この領域識別部
10は、この実施の形態では、入力された注目画素が文
字画像に属するものであるか、階調画像若しくは下地画
像に属するのかを識別するものである。
【0067】即ち、上記領域識別部は、例えば入力され
た画像を特徴量算出用のオペレータよりも大きいサイズ
のブロック単位で、例えばヒストグラムなどを作成し
て、その領域が文字を含んだものであるか否かを判定す
る。
【0068】ここで、図8には上記ヒストグラムの一例
を示し説明する。例えば、対象ブロックが文字画像を含
む画像の一部ならば、図8(a)に示されるように双峰
性又は複数のピークを有するような分布を示し、通常の
階調画像ならば、図8(b)に示されるようにガウス分
布に近い分布を示す。上記領域識別部10は、かかる特
性によって領域判定を行う。
【0069】仮に、対象ブロックが一様下地で文字等で
ある場合は、特徴量算出の画素間の差を求める画素の間
隔を1画素に設定し、階調画像である場合、特に複写機
の出力や疑似階調画像である場合は画素の間隔を3画素
に設定する等、パラメータを切り替えることとなる。さ
らに、各々の特徴量算出の条件に合致するように属性判
定の為に用いる閾値を切り替える。
【0070】以上説明したように、第2の実施の形態に
よれば、予め大きな領域の属性を判定した上で、画素毎
に識別を行うことにより、全体を同一条件で画素毎に識
別を行うよりも、より精密に識別を行うことが可能にな
る。
【0071】最後に、図9には本発明の画像処理装置を
適用した画像形成装置の構成を示し説明する。尚、ここ
では、デジタル複写機を例に挙げて説明する。この図9
において、本デジタル複写機101は、スキャナ102
及びプリンタ(レーザエンジン)103を備えており、
その上部の所定位置には、自動原稿送り装置(ADF)
104が装着されている。
【0072】上記自動原稿送り装置104は、筐体とし
てのカバー本体121の後端縁部が、装置本体の上面後
端縁部に不図示のヒンジ装置を介して開閉自在に取付け
られており、必要に応じて自動原稿送り装置104全体
を回動変位させて原稿台105上を開放し得るような構
成となっている。
【0073】上記カバー本体121の上面やや右方向部
位には、複数枚の原稿を一括保持し得る原稿給紙台12
2が設けられている。さらに、装置の一端側には、原稿
を順次一枚ずつ取出し原稿台105の一端側(図中左端
側)に供給する給送手段123が配設されている。この
給送手段123には、原稿を取出すためのピックアップ
ローラ127と、原稿をピックアップローラ127に押
付けるウエイト板128、原稿給紙台122への原稿の
セット状態を検知する原稿検知センサとしてのエンプテ
ィセンサ129等が配設されている。
【0074】さらに、ピックアップローラ127の原稿
取出し方向には、給紙ローラ132が配置されており、
確実に原稿が一枚ずつ給送されるようになっている。ま
た、原稿台105の上面には、これを覆う原稿搬送ベル
ト137が張設されている。この原稿搬送ベルト137
は、一対のベルトローラ140、該ベルトローラ140
に掛渡された外表面が白色の幅広無端ベルトからなり、
不図示のベルト駆動機構によって正逆両方向に走行し得
るような構成となっている。
【0075】また、原稿搬送ベルト137の内局部の裏
面側には、ベルト面を原稿台105上に押さえ付けるた
めの複数のベルト押えローラ141…、及び自動原稿送
り装置の開閉状態を検知する不図示のセットスイッチが
設けられている。そして、上記給送手段123によって
給送された原稿を、原稿台105の一端側(左端側)か
ら他端側(右端側)に搬送する。
【0076】装置の右側部位には排紙手段138が設け
られており、排紙手段138は、搬送ローラ144と、
この搬送ローラ144に原稿を押付けるピンチローラ1
45と、排紙方向に送られる原稿の後端を検出する原稿
検出手段としての排紙センサ146等が設けられてい
る。さらに、原稿排出路の下流側には、排紙ローラ14
8が配設されている。また、原稿排出路には、原稿を表
裏返にして原稿台105に導くためにゲート149が設
けられ、原稿を両面複写可能としている。
【0077】読取手段としてのスキャナ102は、光源
としての露光ランプ106、ミラー115を設置した第
1キャリッジ107、光路を折曲げるミラー108a,
108bを設置した第2キャリッジ109、レンズ11
0、反射光を受光するCCDセンサ111、これらを各
部の位置を変更する不図示の駆動系、及びCCDセンサ
111の出力、つまり画像データ(情報)をアナログデ
ータからデジタルデータに変換する不図示のA/D変換
部により構成されている。
【0078】上記第1、第2キャリッジ107,109
は、互いに不図示のタイミングベルトで結ばれており、
第2キャリッジ109は、第1キャリッジ107の1/
2の速さで同じ方向に移動するようになっている。これ
により、レンズ110までの光路長が一定になるように
走査できるようになっている。上記レンズ110は、焦
点距離固定で、変借時に光軸方向へ移動されるようにな
っている。
【0079】CCDセンサ111は、原稿の1画素がC
CDセンサ111の1つの素子に対応している。このC
CDセンサ111の出力は、後段のA/D変換部へ出力
されるようになっている。また、第1、第2キャリッジ
107,109、ミラー112a,112bの移動は、
それぞれ不図示のステッピングモータにより行われるよ
うになっている。さらに、上記第1、第2キャリッジ1
07,109は、上記ステッピングモータの回転軸に連
結された不図示のドライブプーリとアイドルプーリ間に
掛渡された不図示のタイミングベルトの動作に応じて移
動されるようになっている。上記レンズ110は、対応
する不図示のステッピングモータにより不図示のスパイ
ラルシャフトが回転し、このスパイラルの動きによって
光軸方向へ移動されるようになっている。
【0080】符号160はレーザダイオードで、このレ
ーザダイオード160に対応してコリメートレンズ16
2、ポリゴンミラー(多面反射鏡)164、レンズ16
6、反射鏡168,170、レンズ172が配置されて
おり、露光装置152からレーザ光を感光体ドラム15
0に照射するようになっている。
【0081】画像形成手段としてのプリンタ103は、
例えばレーザ光学系と転写紙に画像形成が可能な電子写
真方式を組み合せている。即ち、プリンタ103は、装
置内の略中央部に回転自在に軸支された像担持体として
の感光体ドラム150を有しており、この感光体ドラム
150の周囲には、露光装置152、現像装置154、
転写チャージャ155、剥離チャージャ156、クリー
ニング前除電チャージャ157、クリーナ158、除電
ランプ159、及び帯電チャージャ161が順に配置さ
れている。
【0082】感光体ドラム150は、帯電チャージャ1
61によって一様に帯電されるようになっていると共
に、スキャナ102からレーザ光を出力して前記感光体
ドラム150上に原稿の画像を結像し、静電潜像が形成
されるようになっている。そして、前記感光体ドラム1
50上に形成された静電潜像は、現像装置154により
現像され、後述する給紙手段としての給紙カセット13
0から給紙ローラ120、アライニンクローラ125を
介して送紙されるコピー用紙(被画像形成媒体)P上に
現像画像を転写チャージャ155により転写される。
【0083】この転写チャージャ155による転写後の
コピー用紙Pは、剥離チャージャ156のACコロナ放
電により剥離されて、搬送ベルトを介して定着器171
に搬送され、この定着器171によって現像画像が溶融
定着されたコピー用紙Pは、排紙ローラ対173により
排紙トレイ174aを有するユニット174に排出され
る。ユニット174は、排紙ローラ対173から排出さ
れるコピー用紙Pをフェイスダウンするローラ対174
bを有し、更にユニット174の上部にステープルソー
トモードの際に1部毎にステープルするステープラ17
4cを有している。一方、上記コピー用紙Pへの現像画
像の転写・剥離後の感光体ドラム150上に残留した現
像剤は、クリーニング前除電チャージャ157で予め除
雪された後、クリーナ158により清掃され、除電ラン
プ159により感光体ドラム150上の電位が一定のレ
ベル以下にされ、次のコピー動作を可能にしている。
【0084】尚、コピー用紙Pの両面に印刷する両面コ
ピーの場合には、前述した定着器171によって現像画
像が溶融定着されたコピー用紙Pは搬送路175aを介
して搬送された後、トレイ175bに蓄積される。この
トレイ175bに蓄積された片面印刷済みの用紙Pは、
搬送路175cを介して前述した転写チャージャ155
に搬送され、印刷されていない他方の面に現像画像が転
写される。
【0085】また、トレイ175bの下部には、光反射
型の紙センサ175dが設けられ、トレイ175b上に
スタックされる用紙の有無が検知される。また、搬送路
175a、トレイ175b、搬送路175c、及び紙セ
ンサ175dとから自動両面反転機構としての目動両面
装置(ADD)175が構成されている。
【0086】また、図中の符号130は、前記装置本体
1のフロント側より着脱自在に上下複数段に装着された
給細手段としての給紙カセットである。この給紙カセッ
ト130は、コピー用紙Pが収納された筐体であるカセ
ットケース131からなり、このカセットケース131
の取出し端部は、用紙取出し方向に向け傾斜させてなる
構成を有する。そして、前記給紙カセット130のカセ
ットケース131内に収納されたコピー用紙Pは、ピッ
クアップローラ181にて最上層からピックアップされ
て取り出されるようになっている。
【0087】このピックアップローラ181にて取り出
されて前記カセットケース131の取出し端部側に送り
込まれたコピー用紙Pは、前記カセットケース131の
取出し端部の内側上方に設置された給紙ローラ184と
分離ローラ(又は分離パッド)185とからなる用紙分
離部にて一枚ずつ分離されて、プリンタ103に向け搬
送されるようになっているものである。
【0088】また、装置本体の右サイド側には、着脱自
在に装着された給紙カセット143と大容量給紙装置
(LCF)147とが設けられている。給紙カセット1
43に収納されたコピー用紙Pは、ピックアップローラ
143aにて最上層からピックアップされて取り出され
るようになっている。このピックアップローラ143a
にて取り出されて給紙カセット143の取出し端部側に
送り込まれたコピー用紙Pは、給紙カセット143の取
出し端部の内側上方に設置された給紙ローラ143bと
分離ローラ143cとからなる用紙分離部にて一枚ずつ
分離されて、プリンタ103に向け搬送されるようにな
っている。
【0089】LCF147に収納されたコピー用紙P
は、ピックアップローラ147aにて最上層からピック
アップされて取り出されるようになっている。このピッ
クアップローラ147aにて取り出されてLCF147
の取出し端部側に送り込まれたコピー用紙Pは、LCF
147の取出し端部の内側上方に設置された給紙ローラ
147bと分離ローラ147cとからなる用紙分離部に
て一枚ずつ分離されて、プリンタ103に向け搬送され
るようになっている。
【0090】次に図10はファクシミリ機能、プリンタ
機能を備えたデジタル複写機101の制御系の全体構成
を示す概略ブロック図である。尚、このデジタル複写機
101の制御系には本発明の画像処理装置が内在してい
る。
【0091】図10に示されるように、本装置はコント
ロールパネル部401、スキャナ部402、メインコン
トロ一ラ部403、プリンタエンジン部404で構成さ
れている。コントロールパネル部401は、コントロー
ルパネルを制御するコントロールパネルCPU408、
RAM409、ROM410、コントロールパネル41
1で構成され、コントロールパネルCPU408により
制御されている。
【0092】スキャナ部402は、スキャナ部402を
御御するスキャナCPU412、アナログ画像データを
読み込むCCD413、A/D変換を行うA/D変換回
路414、シェーディング補正を行うSHD回路41
5、タイミングを合わせるラインメモリ416、ROM
417、RAM418、メカニックコントローラ41
9、ADF420、座標入力装置のエディタ421で構
成されている。
【0093】上記メインコントローラ部403は、メイ
ンコントローラ部を制御するメインCPU422、制御
用のプログラムやデータが収納され、プログラムにより
その内容を書き換えることが可能であるROM423、
オプション機器を制御するためのプログラムやデータが
収納され、プログラムによりその内容を書き換えること
が可能であるオプションROM423a、プログラムを
実行する上で必要となるRAM424、表示印刷用のフ
ォントデータが収納されているプリンタFONTROM
425、ディスプレイROM426、スキャナ部402
で読み取ったデータをどのようい送るか、或いはプリン
タエンジン部404に対してデータをどのように送るか
の切り替え及びバッファリングを行うデータ切り替え/
データバッファメモリ回路427、圧縮及び伸張等の画
像編集を行う画像処理部428、外部インタフェイス4
42を介して外部のパーソナルコンピュータ(PC)等
より受け取った印字データを画像データに展開するプリ
ンタコントローラ439、画像データをぺ一ジ単位で管
理するぺ一シメモリ440で構成されている。上記メイ
ンCPU422は、上記の制御の他、各部CPUの制御
を行っている。
【0094】上記プリンタエンジン部404には、LC
F(ラージキャパシティフィーダ)432、レーザ変調
回路433、レーザドライブ回路434、レーザ43
5、ROM436、RAM437、多段給紙トレイ43
8等が設げられている。
【0095】尚、上記プリンタコントローラ439、ぺ
一シメモリボード440はオプション装置であり、その
機能を利用する際は制御プログラムの記憶されているR
OM423とオプション機器を制御するプログラムオプ
ションROM423aが必要となる。また、FAXボー
ド441は、スキャナ部402で読み込まれた画像デー
タを電話回線443を介して、FAXデータとして外部
へ送信したり、電話回線443より入ってきたFAXデ
ータを画像データに変換し、プリンタエンジン部404
で印刷を行う。
【0096】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
網点と文字又は罫線との分離度の高い領域識別、細かい
文字の識別、更には網点下地上に印字された文字や罫線
の識別を可能とし、網点部分のモアレを防止しつつ文字
又は罫線を高精度で出力する画像処理装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る画像処理装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態の画像処理装置における特徴
量算出部2、輝度/彩度算出部5を含む周辺回路の詳細
な構成を示す図である。
【図3】第1の実施の形態における特徴量算出部2によ
る主走査・副走査方向の特徴量算出の手法に係る参照領
域を示す図である。
【図4】第1の実施の形態における特徴量算出部2によ
る斜め方向の特徴量算出の手法に係る参照領域を示す図
である。
【図5】第1の実施の形態に係る入力画像の信号値と対
応する特徴量を示す図である。
【図6】第1の実施の形態に係る特徴量算出を説明する
ための図である。
【図7】第2の実施の形態に係る画像処理装置の構成を
示すブロック図である。
【図8】第2の実施の形態に係る領域判定のために求め
る信号値の分布を示すヒストグラムを示す図である。
【図9】本発明を適用した画像形成装置の構成を示す図
である。
【図10】ファクシミリ機能、プリンタ機能を備えたデ
ジタル複写機101の制御系の全体構成を示す概略ブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 入力系 2 特徴量算出部 3 処理部 4 処理部 5 輝度/彩度算出部 6 制御部 7 属性識別部 8 切替部 9 出力系 10 領域識別部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力系を介して入力された、第1及び第
    2の方向を基準とする2次元の画像データについて、所
    定の特徴量を算出し、画素の属性を識別し、その識別結
    果に基づいて出力系より所定の処理が施された画像デー
    タを出力する画像処理装置において、 上記画像データの第1の方向の特徴量と、当該第1の方
    向とは異なる第2の方向の特徴量とをそれぞれ算出する
    特徴量算出手段と、 上記特徴量算出手段により得られた第1及び第2の方向
    の特徴量を比較し、当該比較の結果に基づいて所定の画
    素の属性を判定する属性識別手段と、を具備することを
    特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 入力系を介して入力された、少なくとも
    第1及び第2の方向を基準とする2次元の画像データに
    ついて、所定の特徴量を算出し、画素の属性を識別し、
    その識別結果に基づいて出力系より所定の処理が施され
    た画像データを出力する画像処理装置において、 上記画像データの第1の方向の特徴量と、当該第1の方
    向とは異なる第2の方向の特徴量とをそれぞれ算出する
    第1の特徴量算出手段と、 上記画像データの上記第1及び第2の方向とは異なる第
    3の方向の特徴量と、当該第1乃至第3の方向とは異な
    る第4の方向の特徴量とをそれぞれ算出する第2の特徴
    量算出手段と、 上記第1の特徴量算出手段により得られた第1及び第2
    の方向の特徴量の第1の比較と、上記記第2の特徴量算
    出手段により得られた第3及び第4の特徴量の第2の比
    較とを行い、当該第1及び第2の比較の結果の少なくと
    もいずれかに基づいて所定の画素の属性を識別する属性
    識別手段と、を具備することを特徴とする画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 上記属性識別手段は、上記第1の比較の
    結果に基づく注目画像の属性識別と、上記第2の比較の
    結果に基づく注目画像の属性識別とでは、その識別条件
    を切り替えることを特徴とする請求項2に記載の画像処
    理装置。
  4. 【請求項4】 上記第3の方向及び第4の方向の少なく
    ともいずれかは、上記第1の方向と第2の方向の成す角
    を二等分する方向であることを特徴とする請求項2に記
    載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 上記第1の方向及び第2の方向の一方
    は、入力系及び出力系の少なくともいずれかの主走査方
    向に相当し、他方は、入力系及び出力系の少なくともい
    ずれかの副走査方向に相当することを特徴とする請求項
    1又は2の少なくともいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 入力系を介して入力された画像データに
    ついて、所定の特徴量を算出し、画素の属性を識別し、
    その識別結果に基づいて出力系より所定の処理が施され
    た画像データを出力する画像処理装置において、 上記画像データの所定画素と当該所定画素の周辺画素を
    含む所定領域を参照する領域参照手段と、 上記画像データの特徴量を求める方向に対して隣接する
    画素、及び上記所定領域内において所定間隔離れて隣接
    する画素の少なくともいずれかを比較し、該比較結果に
    基づいて、上記画像データの特徴量を算出する特徴量算
    出手段と、 上記特徴量に基づいて画素の属性を識別する属性識別手
    段と、を具備することを特徴とする画像処理装置。
  7. 【請求項7】 入力系を介して入力された、第1及び第
    2の方向を基準とする2次元の画像データについて、所
    定の特徴量を算出し、画素の属性を識別し、その識別結
    果に基づいて出力系より所定の処理が施された画像デー
    タを出力する画像処理装置において、 上記画像データの所定画素と当該所定画素の周辺画素を
    含む所定領域を参照する領域参照手段と、 上記特徴量を求める第1及び第2の方向において、隣接
    する画素及び上記所定領域内で所定間隔離れて隣接する
    画素の少なくともいずれか一方の画素値の差の絶対値
    を、それぞれ求め、該第1及び第2の方向において、所
    定条件を満たす当該画素値の差の絶対値の和及び平均値
    の少なくともいずれか一方を、第1及び第2の特徴量と
    してそれぞれ算出する特徴量算出手段と、 上記第1及び第2の特徴量の差の絶対値を求め、該値に
    基づいて所定の画素の属性を識別する属性識別手段と、
    を具備することを特徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】 画像を予め属性の異なる領域に分割する
    分割手段を更に有し、上記特徴量算出手段は、上記分割
    手段により分割された領域単位で、隣接する画素及び上
    記所定領域内で所定間隔離れて隣接する画素の少なくと
    もいずれか一方の画素値の差の絶対値を求める際に、対
    象となる画素の間隔を変更することを特徴とする請求項
    7に記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 入力系を介して入力された、第1及び第
    2の方向を基準とする2次元の画像データについて、所
    定の特徴量を算出し、画素の属性を識別し、その識別結
    果に基づいて出力系より所定の処理が施された画像デー
    タを出力する画像処理装置において、 上記画像データの所定画素と当該所定画素の周辺画素を
    含む所定領域を参照する領域参照手段と、 所定のモードを切り替えるモード切替手段と、 上記特徴量を求める第1及び第2の方向において、隣接
    する画素及び上記所定領域内で所定間隔離れて隣接する
    画素の少なくともいずれか一方の画素値の差の絶対値
    を、それぞれ求め、該第1及び第2の方向において、所
    定条件を満たす当該画素値の差の絶対値の和及び平均値
    の少なくともいずれか一方を、第1及び第2の特徴量と
    してそれぞれ算出する特徴量算出手段と、 上記第1及び第2の特徴量の差の絶対値を求め、該値に
    基づいて所定の画素の属性を識別する属性識別手段と、
    を具備し、上記特徴量算出手段は、上記モード切替手段
    に選択されたモードに基づいて、隣接する画素及び上記
    所定領域内で所定間隔離れて隣接する画素の少なくとも
    いずれか一方の画素値の差の絶対値を求める際に、対象
    となる画素の間隔を変更することを特徴とする画像処理
    装置。
  10. 【請求項10】 上記モード切替手段によって選択され
    るモードは、文字モード、高精彩モード、通常モードを
    有する第1の組み合わせと、通常モード、コピー出力対
    応モードを有する第2の組み合わせのいずれか一方から
    なり、 上記特徴量算出手段は、上記第1の組み合わせにおいて
    通常モードが選択されたとき、及び上記第2の組み合わ
    せにおいてコピー出力対応モードが選択されたときは、
    隣接する画素及び上記所定領域内で所定間隔離れて隣接
    する画素の少なくともいずれか一方の画素値の差の絶対
    値を求める際に、対象となる画素の間隔を大きくするこ
    とを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 上記所定の方向の特徴量を求めると
    き、参照する注目画素及び周辺の画素を含む参照領域内
    における画素の最大値及び最小値の少なくともいずれか
    一方の値を用いて、各画素の値を補正することを特徴と
    する請求項1、2、6、7、9の少なくともいずれかに
    記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 入力系を介して入力された、第1及び
    第2の方向を基準とする2次元の画像データについて、
    所定の特徴量を算出し、画素の属性を識別し、その識別
    結果に基づいて出力系より所定の処理が施された画像デ
    ータを出力する画像処理装置において、 上記画像データの第1の方向の特徴量と、当該第1の方
    向とは異なる第2の方向の特徴量とをそれぞれ算出する
    特徴量算出手段と、 上記特徴量算出手段により得られた第1及び第2の方向
    の特徴量を比較し、その比較結果に基づいて所定の画素
    の属性を判定する属性判定手段と、 上記画像データにおいて、注目すべき画素の彩度及び輝
    度に相当する値を算出する彩度/輝度算出手段と、を具
    備し、上記彩度/輝度算出手段によって算出された彩度
    と輝度の少なくともいずれか一方に基づいて、上記属性
    判定手段により、画素の属性を判定する条件を異ならせ
    ることを特徴とする画像処理装置。
  13. 【請求項13】 上記属性判定手段を複数有し、上記彩
    度/輝度算出手段によって算出された彩度と輝度の少な
    くともいずれか一方に基づいて、上記複数の属性判定手
    段にて得られる識別結果を切り替えて出力することを特
    徴とする請求項12に記載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 入力系を介して与えられたシアン、マ
    ゼンタ、イエロー、ブラックの少なくともいずれかを含
    む組み合わせで与えられるインク量に係る情報を含む、
    第1及び第2の方向を基準とする2次元の画像データに
    ついて、所定の特徴量を算出し、画素の属性を識別する
    画像処理装置において、 上記画像データのうちの注目すべき所定画素が有彩色か
    無彩色であるかを識別する識別手段と、 上記画像データの第1の方向の特徴量と、当該第1の方
    向とは異なる第2の方向の特徴量とをそれぞれ算出する
    特徴量算出手段と、 上記特徴量算出手段により得られた第1及び第2の方向
    の特徴量を比較し、その比較結果に基づいて所定の画素
    の属性を判定する属性判定手段と、を具備し、上記識別
    手段により注目画素が有彩色であると判定された場合に
    は、上記属性識別手段による属性の識別を、ブラックを
    除くシアン、マゼンタ、イエローの各インク別に行うこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  15. 【請求項15】 入力系を介して入力された、第1及び
    第2の方向を基準とする2次元の画像データについて、
    所定の特徴量を算出し、画素の属性を識別し、その識別
    結果に基づいて出力系より所定の処理が施された画像デ
    ータを出力する画像処理装置において、 上記画像データの所定画素と当該所定画素の周辺画素を
    含む所定領域を参照する領域参照手段と、 上記画像データに対して拡大処理を指示する拡大指示手
    段と、 上記特徴量を求める第1及び第2の方向において、隣接
    する画素及び上記所定領域内で所定間隔離れて隣接する
    画素の少なくともいずれか一方の画素値の差の絶対値
    を、それぞれ求め、該第1及び第2の方向において、所
    定条件を満たす当該画素値の差の絶対値の和及び平均値
    の少なくともいずれか一方を、第1及び第2の特徴量と
    してそれぞれ算出する特徴量算出手段と、 上記第1及び第2の特徴量の差の絶対値を求め、該値に
    基づいて所定の画素の属性を識別する属性識別手段と、
    を具備し、上記特徴量算出手段は、上記拡大指示手段に
    より画像データに対して拡大処理が指定されている場合
    には、当該拡大の倍率に基づいて、隣接する画素及び上
    記所定領域内で所定間隔離れて隣接する画素の少なくと
    もいずれか一方の画素値の差の絶対値を求める際に、対
    象となる画素の間隔を変更することを特徴とする画像処
    理装置。
  16. 【請求項16】 上記属性判定手段は、上記拡大倍率が
    所定の値よりも大きく、画素の属性を判定することが困
    難である場合には、画素の属性識別を中止することを特
    徴とする請求項15に記載の画像処理装置。
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