JPH1051575A - ファクシミリ装置 - Google Patents
ファクシミリ装置Info
- Publication number
- JPH1051575A JPH1051575A JP8220720A JP22072096A JPH1051575A JP H1051575 A JPH1051575 A JP H1051575A JP 8220720 A JP8220720 A JP 8220720A JP 22072096 A JP22072096 A JP 22072096A JP H1051575 A JPH1051575 A JP H1051575A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- address
- information
- facsimile
- confidential
- address information
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Character Discrimination (AREA)
- Facsimiles In General (AREA)
- Facsimile Transmission Control (AREA)
- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 送信側の利用者が親展IDやLAN内宛先端
末番号を覚えておく必要がなく、且つ普及している標準
的ファクシミリ装置を使用して親展送信やLAN内端末
装置への送信ができるファクシミリ装置を提供する。 【解決手段】 ファクシミリ装置において、受信したカ
バーページ画情報または他の画情報内の所定箇所に付加
された英数字の宛名文字列を文字認識して上記宛名文字
列をコードデータ化する文字認識手段と、予め親展識別
番号と対応付けて宛名情報を記憶させておく宛名情報記
憶手段と、上記文字認識手段によりコードデータ化され
た宛名情報を上記宛名情報記憶手段に記憶された宛名情
報と照合する宛名照合手段と、上記宛名照合手段により
一致する宛名情報が抽出されたとき、上記宛名情報に対
応付けられた親展識別番号を上記宛名情報記憶手段より
取得し、上記親展識別番号に基づいた親展受信処理を行
う親展受信手段とを備えた。
末番号を覚えておく必要がなく、且つ普及している標準
的ファクシミリ装置を使用して親展送信やLAN内端末
装置への送信ができるファクシミリ装置を提供する。 【解決手段】 ファクシミリ装置において、受信したカ
バーページ画情報または他の画情報内の所定箇所に付加
された英数字の宛名文字列を文字認識して上記宛名文字
列をコードデータ化する文字認識手段と、予め親展識別
番号と対応付けて宛名情報を記憶させておく宛名情報記
憶手段と、上記文字認識手段によりコードデータ化され
た宛名情報を上記宛名情報記憶手段に記憶された宛名情
報と照合する宛名照合手段と、上記宛名照合手段により
一致する宛名情報が抽出されたとき、上記宛名情報に対
応付けられた親展識別番号を上記宛名情報記憶手段より
取得し、上記親展識別番号に基づいた親展受信処理を行
う親展受信手段とを備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は受信したカバーペー
ジなどに付加された文字認識可能な宛名情報によりコー
ドデータ化された宛名情報を取得できるファクシミリ装
置に関し、特に上記宛名情報を親展受信などに利用でき
るファクシミリ装置に関する。
ジなどに付加された文字認識可能な宛名情報によりコー
ドデータ化された宛名情報を取得できるファクシミリ装
置に関し、特に上記宛名情報を親展受信などに利用でき
るファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ファクシミリ装置を用いた送受
信に於ては、受信があると、受信画情報は直ちに記録紙
へ出力されるが、親展識別番号(以下、親展IDと称
す)を伴った親展受信の場合には直ちに記録紙に出力さ
れるのではなく、受信画情報は一旦画像蓄積手段に蓄積
され、親展受信が届いている旨の通知を受けた利用者が
親展IDを入力したときに初めて、親展IDに対応付け
られた受信画情報が記録紙へ出力されるように構成され
ている。しかし、このような親展受信を実現する為に
は、画情報送信側利用者が上記の親展IDを覚えていな
ければならないという問題があるし、最も普及している
標準ファクシミリ装置ではこのような利用方法を含んだ
送信ができないという問題もある。一方、近年はLAN
にも接続されたファクシミリ装置を介してLAN内の端
末装置へのファクシミリ送信を行うファクシミリシステ
ムが提供されている。しかし、このようなシステムでも
相手先ファクシミリ装置の他に宛先識別番号(端末番
号、端末装置アドレス)を指定せねばならないため、標
準ファクシミリ装置では送れないという問題がある。特
開平7-212395号公報に示されたファクシミリサーバは上
記のような問題を解決しようとするものであり、送信側
で送信しようとする画像中の特定の位置にLAN内の宛
先端末番号を記載しておき、その画情報を受信したファ
クシミリサーバで文字認識を行うことにより宛先端末番
号を取得するものである。しかし、この従来例に於て
も、親展受信の場合には宛先端末番号を覚えておく必要
があるという問題がある。
信に於ては、受信があると、受信画情報は直ちに記録紙
へ出力されるが、親展識別番号(以下、親展IDと称
す)を伴った親展受信の場合には直ちに記録紙に出力さ
れるのではなく、受信画情報は一旦画像蓄積手段に蓄積
され、親展受信が届いている旨の通知を受けた利用者が
親展IDを入力したときに初めて、親展IDに対応付け
られた受信画情報が記録紙へ出力されるように構成され
ている。しかし、このような親展受信を実現する為に
は、画情報送信側利用者が上記の親展IDを覚えていな
ければならないという問題があるし、最も普及している
標準ファクシミリ装置ではこのような利用方法を含んだ
送信ができないという問題もある。一方、近年はLAN
にも接続されたファクシミリ装置を介してLAN内の端
末装置へのファクシミリ送信を行うファクシミリシステ
ムが提供されている。しかし、このようなシステムでも
相手先ファクシミリ装置の他に宛先識別番号(端末番
号、端末装置アドレス)を指定せねばならないため、標
準ファクシミリ装置では送れないという問題がある。特
開平7-212395号公報に示されたファクシミリサーバは上
記のような問題を解決しようとするものであり、送信側
で送信しようとする画像中の特定の位置にLAN内の宛
先端末番号を記載しておき、その画情報を受信したファ
クシミリサーバで文字認識を行うことにより宛先端末番
号を取得するものである。しかし、この従来例に於て
も、親展受信の場合には宛先端末番号を覚えておく必要
があるという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来技
術においては、親展IDの通知のためには送信側利用者
が親展IDを覚えておかねばならないという問題や、普
及しているファクシミリ装置では親展IDを通知できな
いという問題があり、また、特開平7-212395号公報に示
された宛先端末番号の通知のためには送信側利用者がそ
れを覚えておかねばならないという問題がある。本発明
の課題は、上記のような従来技術の問題を解決し、送信
側の利用者が親展IDやLAN内宛先端末番号を覚えて
おく必要がなく、且つ普及している標準的ファクシミリ
装置を使用して送信できるファクシミリ装置を提供する
ことにある。
術においては、親展IDの通知のためには送信側利用者
が親展IDを覚えておかねばならないという問題や、普
及しているファクシミリ装置では親展IDを通知できな
いという問題があり、また、特開平7-212395号公報に示
された宛先端末番号の通知のためには送信側利用者がそ
れを覚えておかねばならないという問題がある。本発明
の課題は、上記のような従来技術の問題を解決し、送信
側の利用者が親展IDやLAN内宛先端末番号を覚えて
おく必要がなく、且つ普及している標準的ファクシミリ
装置を使用して送信できるファクシミリ装置を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明では、ファクシミリ伝送制御
手順によりファクシミリ受信を行うファクシミリ装置に
おいて、受信したカバーページ画情報または他の画情報
内の所定箇所に付加された英数字の宛名文字列を文字認
識して上記宛名文字列をコードデータ化する文字認識手
段と、予め親展識別番号と対応付けて宛名情報を記憶さ
せておく宛名情報記憶手段と、上記文字認識手段により
コードデータ化された宛名情報を上記宛名情報記憶手段
に記憶された宛名情報と照合する宛名照合手段と、上記
宛名照合手段により一致する宛名情報が抽出されたと
き、上記宛名情報に対応付けられた親展識別番号を上記
宛名情報記憶手段より取得し、上記親展識別番号に基づ
いた親展受信処理を行う親展受信手段とを備えた。ま
た、請求項2記載の発明では、上記において、受信した
画情報から英数字の宛名文字列を削除する認識用文字削
除手段を備えた。また、請求項3記載の発明では、上記
において、カバーページと共に受信したファクシミリ画
情報を識別情報と対応付けて蓄積しておく画情報蓄積手
段と、上記ファクシミリ画情報受信時に上記識別情報を
付加したカバーページを出力するカバーページ出力手段
とを備えた。
めに、請求項1記載の発明では、ファクシミリ伝送制御
手順によりファクシミリ受信を行うファクシミリ装置に
おいて、受信したカバーページ画情報または他の画情報
内の所定箇所に付加された英数字の宛名文字列を文字認
識して上記宛名文字列をコードデータ化する文字認識手
段と、予め親展識別番号と対応付けて宛名情報を記憶さ
せておく宛名情報記憶手段と、上記文字認識手段により
コードデータ化された宛名情報を上記宛名情報記憶手段
に記憶された宛名情報と照合する宛名照合手段と、上記
宛名照合手段により一致する宛名情報が抽出されたと
き、上記宛名情報に対応付けられた親展識別番号を上記
宛名情報記憶手段より取得し、上記親展識別番号に基づ
いた親展受信処理を行う親展受信手段とを備えた。ま
た、請求項2記載の発明では、上記において、受信した
画情報から英数字の宛名文字列を削除する認識用文字削
除手段を備えた。また、請求項3記載の発明では、上記
において、カバーページと共に受信したファクシミリ画
情報を識別情報と対応付けて蓄積しておく画情報蓄積手
段と、上記ファクシミリ画情報受信時に上記識別情報を
付加したカバーページを出力するカバーページ出力手段
とを備えた。
【0005】また、請求項4記載の発明では、ファクシ
ミリ伝送制御手順によりファクシミリ受信を行うファク
シミリ装置において、受信したカバーページ画情報また
は他の画情報内の所定箇所に付加された英数字の宛名文
字列を文字認識して上記宛名文字列をコードデータ化す
る文字認識手段と、LAN内の各端末装置と通信可能に
接続するためのLANインタフェース部と、予め端末装
置識別情報と対応付けて宛名情報を記憶させておく宛名
情報記憶手段と、上記文字認識手段によりコードデータ
化された宛名情報を上記宛名情報記憶手段に記憶された
宛名情報と照合する宛名照合手段と、上記宛名照合手段
により一致する宛名情報が抽出されたとき、上記宛名情
報に対応付けられた端末装置識別情報を上記宛名情報記
憶手段より取得し上記端末装置識別情報の端末装置へ受
信したファクシミリ画情報を配信する配信手段とを備え
た。また、請求項5記載の発明では、上記において、カ
バーページと共に、対応する端末装置識別情報の端末装
置へ配信する配信手段とを備えた。
ミリ伝送制御手順によりファクシミリ受信を行うファク
シミリ装置において、受信したカバーページ画情報また
は他の画情報内の所定箇所に付加された英数字の宛名文
字列を文字認識して上記宛名文字列をコードデータ化す
る文字認識手段と、LAN内の各端末装置と通信可能に
接続するためのLANインタフェース部と、予め端末装
置識別情報と対応付けて宛名情報を記憶させておく宛名
情報記憶手段と、上記文字認識手段によりコードデータ
化された宛名情報を上記宛名情報記憶手段に記憶された
宛名情報と照合する宛名照合手段と、上記宛名照合手段
により一致する宛名情報が抽出されたとき、上記宛名情
報に対応付けられた端末装置識別情報を上記宛名情報記
憶手段より取得し上記端末装置識別情報の端末装置へ受
信したファクシミリ画情報を配信する配信手段とを備え
た。また、請求項5記載の発明では、上記において、カ
バーページと共に、対応する端末装置識別情報の端末装
置へ配信する配信手段とを備えた。
【0006】
【作用】以上のように請求項1記載の発明では、パーソ
ナルコンピュータなどでカバーページを作成したりし
て、普及している標準的ファクシミリ装置を使用し親展
IDを指示せずに親展送信ができる。また、受信側では
誤りの少ない親展受信処理ができる。請求項2記載の発
明では、上記において、送信側でカバーページなどに余
計な文字を付加しても、受信側で出力されるカバーペー
ジなどにそのような文字が残ることがない。請求項3記
載の発明では、受信人は自分宛の受信文書が届いている
のを知ることができ、その文書を取り出すことができ
る。請求項4記載の発明では、パーソナルコンピュータ
などでカバーページを作成したりして、普及している標
準的ファクシミリ装置を使用し、LAN内宛先端末番号
を指示せずにLAN内端末装置へ確実に送信できる。請
求項5記載の発明では、受信人は自分宛の受信文書が届
いているのを知ることができ、その文書をファクシミリ
装置から直接取り出すことができる。
ナルコンピュータなどでカバーページを作成したりし
て、普及している標準的ファクシミリ装置を使用し親展
IDを指示せずに親展送信ができる。また、受信側では
誤りの少ない親展受信処理ができる。請求項2記載の発
明では、上記において、送信側でカバーページなどに余
計な文字を付加しても、受信側で出力されるカバーペー
ジなどにそのような文字が残ることがない。請求項3記
載の発明では、受信人は自分宛の受信文書が届いている
のを知ることができ、その文書を取り出すことができ
る。請求項4記載の発明では、パーソナルコンピュータ
などでカバーページを作成したりして、普及している標
準的ファクシミリ装置を使用し、LAN内宛先端末番号
を指示せずにLAN内端末装置へ確実に送信できる。請
求項5記載の発明では、受信人は自分宛の受信文書が届
いているのを知ることができ、その文書をファクシミリ
装置から直接取り出すことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態を詳細に説明する。図3は、本発明の第1
の形態例のファクシミリ装置(ファクシミリサーバ)1
を含むシステムの構成例を示すブロック図である。図示
したように、公衆回線網6に上記ファクシミリ装置1や
普及している標準的G3ファクシミリ装置7が接続さ
れ、ファクシミリ装置7にはパーソナルコンピュータ
(以下、パソコンと略す)3が接続されている。なお、
図3には、ファクシミリ装置1、ファクシミリ装置7、
パソコン3をそれぞれ一つだけ示しているが実際にはい
ずれも複数台が接続された構成である。このような構成
において、ファクシミリ装置1とファクシミリ装置7と
の間でファクシミリ送受信が行われるが、本発明の特徴
は標準的な普及ファクシミリ装置7から本発明のファク
シミリ装置1への送信にある。図1は本発明の第1の形
態例を示すファクシミリサーバ1の構成ブロック図であ
る。図示したように、この形態例のファクシミリサーバ
1は、G3伝送制御手順に従ったファクシミリ通信を実
行する制御手段、モデムおよび網制御装置などから構成
されたG3ファクシミリ制御部14、G4伝送制御手順に
従ったファクシミリ通信を実行する制御手段およびIS
DN網インタフェース部などから構成されたG4ファク
シミリ制御部15、ファクシミリサーバ全体を制御・管理
するシステム制御部16、画情報やシステム情報を記憶す
るシステム記憶部17、宛先端末番号などのデータ入力や
メッセージ表示などを行う操作部18、記録紙への画像出
力を行うプロッタ19、画像読み取りを行うスキャナ20、
受信したカバーページ画情報内の文字認識用宛名文字列
を認識する文字認識手段21、受信した画情報などを蓄積
する画像蓄積部22などを備えている。また、システム記
憶部17は、予め親展IDと対応付けて宛名情報を記憶し
ておく宛名情報記憶テーブル(宛名情報記憶手段)を有
する。システム制御部16は、文字認識手段21によりコー
ドデータに復元された宛名情報をシステム記憶部17内の
宛名情報記憶テーブル内の宛名情報と照合する宛名照合
手段、一致した宛名情報に対応付けられた親展IDに基
づいた親展受信処理を行う親展受信手段などを有する。
なお、上記宛名照合手段および親展受信手段はCPUお
よびプログラムを内蔵したROMなどから構成される。
の実施の形態を詳細に説明する。図3は、本発明の第1
の形態例のファクシミリ装置(ファクシミリサーバ)1
を含むシステムの構成例を示すブロック図である。図示
したように、公衆回線網6に上記ファクシミリ装置1や
普及している標準的G3ファクシミリ装置7が接続さ
れ、ファクシミリ装置7にはパーソナルコンピュータ
(以下、パソコンと略す)3が接続されている。なお、
図3には、ファクシミリ装置1、ファクシミリ装置7、
パソコン3をそれぞれ一つだけ示しているが実際にはい
ずれも複数台が接続された構成である。このような構成
において、ファクシミリ装置1とファクシミリ装置7と
の間でファクシミリ送受信が行われるが、本発明の特徴
は標準的な普及ファクシミリ装置7から本発明のファク
シミリ装置1への送信にある。図1は本発明の第1の形
態例を示すファクシミリサーバ1の構成ブロック図であ
る。図示したように、この形態例のファクシミリサーバ
1は、G3伝送制御手順に従ったファクシミリ通信を実
行する制御手段、モデムおよび網制御装置などから構成
されたG3ファクシミリ制御部14、G4伝送制御手順に
従ったファクシミリ通信を実行する制御手段およびIS
DN網インタフェース部などから構成されたG4ファク
シミリ制御部15、ファクシミリサーバ全体を制御・管理
するシステム制御部16、画情報やシステム情報を記憶す
るシステム記憶部17、宛先端末番号などのデータ入力や
メッセージ表示などを行う操作部18、記録紙への画像出
力を行うプロッタ19、画像読み取りを行うスキャナ20、
受信したカバーページ画情報内の文字認識用宛名文字列
を認識する文字認識手段21、受信した画情報などを蓄積
する画像蓄積部22などを備えている。また、システム記
憶部17は、予め親展IDと対応付けて宛名情報を記憶し
ておく宛名情報記憶テーブル(宛名情報記憶手段)を有
する。システム制御部16は、文字認識手段21によりコー
ドデータに復元された宛名情報をシステム記憶部17内の
宛名情報記憶テーブル内の宛名情報と照合する宛名照合
手段、一致した宛名情報に対応付けられた親展IDに基
づいた親展受信処理を行う親展受信手段などを有する。
なお、上記宛名照合手段および親展受信手段はCPUお
よびプログラムを内蔵したROMなどから構成される。
【0008】図2はこの形態例の動作フロー図である。
(a)図に発呼側(画情報送信側)、(b)図に着呼側
(画情報受信側)の動作フローを示している。以下、図
1および図2などにより、この形態例の動作を説明す
る。まず、画情報送信側のパソコン3において、カバー
ページを作成するための必要情報を入力する(S1)。
パソコン3では、さらに図5に示したように、カバーペ
ージの所要箇所、例えば下方に受信側での文字認識のた
めに英数字の宛名文字列(5F6CA429・・・)を
付加する(S2)。この英数字はカバーページ上方の宛
先フィールドに示された漢字表現の社名および氏名(鈴
木一郎)に対応した16進値である。漢字コードは16ビッ
トであるから、これを単純に16進英数字で表現して、1
文字の漢字を4文字の16進英数字で表現してもよいが、
この例では、登録漢字を255 個に制限し、特殊な8ビッ
トコードを割当てることにより、2文字の16進英数字に
変換している。なお、16進英数字にするのは、英字の種
類をA〜Fに制限して文字認識率を向上させるためであ
る。つまり、受信側で宛名情報を文字認識する際、漢字
認識を行おうとすれば誤認識が発生する確率が極端に大
になるので、英数字化して文字認識率を高めようという
わけである。カバーページが付加されない場合は利用者
が入力した宛名(例えば漢字)より上記のような英数字
の宛名文字列を生成し、例えば送信ページ第1ページの
所定位置に付加する。カバーページの場合であれ、送信
ページの第1ページの場合であれ、英数字の宛名文字列
の付加位置は予め受信側との間で一定の範囲位置に取り
決められている。なお、図5に示したカバーページはパ
ソコン3内で画情報化される。
(a)図に発呼側(画情報送信側)、(b)図に着呼側
(画情報受信側)の動作フローを示している。以下、図
1および図2などにより、この形態例の動作を説明す
る。まず、画情報送信側のパソコン3において、カバー
ページを作成するための必要情報を入力する(S1)。
パソコン3では、さらに図5に示したように、カバーペ
ージの所要箇所、例えば下方に受信側での文字認識のた
めに英数字の宛名文字列(5F6CA429・・・)を
付加する(S2)。この英数字はカバーページ上方の宛
先フィールドに示された漢字表現の社名および氏名(鈴
木一郎)に対応した16進値である。漢字コードは16ビッ
トであるから、これを単純に16進英数字で表現して、1
文字の漢字を4文字の16進英数字で表現してもよいが、
この例では、登録漢字を255 個に制限し、特殊な8ビッ
トコードを割当てることにより、2文字の16進英数字に
変換している。なお、16進英数字にするのは、英字の種
類をA〜Fに制限して文字認識率を向上させるためであ
る。つまり、受信側で宛名情報を文字認識する際、漢字
認識を行おうとすれば誤認識が発生する確率が極端に大
になるので、英数字化して文字認識率を高めようという
わけである。カバーページが付加されない場合は利用者
が入力した宛名(例えば漢字)より上記のような英数字
の宛名文字列を生成し、例えば送信ページ第1ページの
所定位置に付加する。カバーページの場合であれ、送信
ページの第1ページの場合であれ、英数字の宛名文字列
の付加位置は予め受信側との間で一定の範囲位置に取り
決められている。なお、図5に示したカバーページはパ
ソコン3内で画情報化される。
【0009】パソコン3とファクシミリ装置7は伝送路
などで接続されており、カバーページの作成が終了する
と、パソコン3からファクシミリ装置7へ相手先電話番
号(ファクシミリ番号)などを送ってファクシミリ送信
を依頼する。そうすると、ファクシミリ装置7は指示さ
れた相手先への発信(発呼)を行い(S3)、接続され
れば(S4でYes)、フェーズBの交信を行い(S
5)、パソコン3から伝送路を介して送られてきた、英
数字の宛名文字列が付加されたカバーページ画情報をフ
ァクシミリ装置7内で符号化して送信する(S6)。さ
らに、同様にしてパソコン3から送られてきた送信画情
報を符号化して送信する(S7)。なお、上記におい
て、カバーページ画情報などを伝送路を介してファクシ
ミリ装置7へ送信する代りに、パソコン3にプロッタを
備え、そのプロッタにより記録紙へ出力し、出力された
カバーページと送信原稿とをファクシミリ装置7のスキ
ャナで読み取り、一般的な方法で送信するようにしても
よい。
などで接続されており、カバーページの作成が終了する
と、パソコン3からファクシミリ装置7へ相手先電話番
号(ファクシミリ番号)などを送ってファクシミリ送信
を依頼する。そうすると、ファクシミリ装置7は指示さ
れた相手先への発信(発呼)を行い(S3)、接続され
れば(S4でYes)、フェーズBの交信を行い(S
5)、パソコン3から伝送路を介して送られてきた、英
数字の宛名文字列が付加されたカバーページ画情報をフ
ァクシミリ装置7内で符号化して送信する(S6)。さ
らに、同様にしてパソコン3から送られてきた送信画情
報を符号化して送信する(S7)。なお、上記におい
て、カバーページ画情報などを伝送路を介してファクシ
ミリ装置7へ送信する代りに、パソコン3にプロッタを
備え、そのプロッタにより記録紙へ出力し、出力された
カバーページと送信原稿とをファクシミリ装置7のスキ
ャナで読み取り、一般的な方法で送信するようにしても
よい。
【0010】また、ステップS4においては、接続の監
視が行われ(S4→S8→S4)、所定時間が経過して
も接続されなければ(S4でNo,S8でYes)、回
線を切断し(S9)、再発信するならば(S10でYe
s)ステップS3からくり返し、再発信しないならば
(S10でNo)通信失敗の通知あるいは記録などを行っ
て(S11)終了する。ファクシミリ装置1による受信時
(受信側)においては、着信があり、フェーズBの交信
を実行し(S12)、続いてフェーズCに入ると、受信し
た画情報を順次、画像蓄積部22に蓄積する(S13)。そ
して、受信が正常終了すると(S14)、システム制御部
16は第1ページ(これはカバーページかもしれない)の
所定位置の画情報を文字認識手段21に渡す。これによ
り、文字認識手段21は渡された画情報を対象にして文字
列の認識を行い、その結果をシステム制御部内の宛名照
合手段に渡す(S15)。
視が行われ(S4→S8→S4)、所定時間が経過して
も接続されなければ(S4でNo,S8でYes)、回
線を切断し(S9)、再発信するならば(S10でYe
s)ステップS3からくり返し、再発信しないならば
(S10でNo)通信失敗の通知あるいは記録などを行っ
て(S11)終了する。ファクシミリ装置1による受信時
(受信側)においては、着信があり、フェーズBの交信
を実行し(S12)、続いてフェーズCに入ると、受信し
た画情報を順次、画像蓄積部22に蓄積する(S13)。そ
して、受信が正常終了すると(S14)、システム制御部
16は第1ページ(これはカバーページかもしれない)の
所定位置の画情報を文字認識手段21に渡す。これによ
り、文字認識手段21は渡された画情報を対象にして文字
列の認識を行い、その結果をシステム制御部内の宛名照
合手段に渡す(S15)。
【0011】宛名照合手段は、認識結果情報として複数
の英数字からなる文字列を取得したならば、予め親展I
Dと対応付けて宛名情報が記憶されている宛名情報記憶
テーブルを参照し、文字認識手段21から取得した文字列
に一致する宛名情報が宛名情報記憶テーブル内に登録
(記憶)されているか否かを判定する(S16)。図6
(a)に、宛名情報記憶テーブルの例を示す。図示した
ように、この例では、宛名情報を漢字コード列データで
示しているが、このフィールドに直接英数字データを記
憶させてもよい。なお、図6(a)のようなテーブルの
場合は、文字認識手段21で認識されたコードデータを図
6(b)のように、漢字コードに変換する必要がある。
この変換は、例えば256 種の英数字コードデータと256
種のかなおよび漢字などを対応付けた変換テーブルを備
えることにより実現できる(漢字1文字を4文字の英数
字で表現する場合は変換テーブル不要)。判定の結果、
一致する宛名情報があったならば(S16でYes)、シ
ステム制御部内の親展受信手段は親展受信であると判断
し、一致した宛名情報に対応付けられた親展IDを取得
すると共に、受信した画情報を親展IDに対応付けて画
像蓄積部22に蓄積する(S17)。そして、親展受信が届
いている旨のメッセージを操作部18に表示し、それに応
じて親展IDが入力されたとき、入力された親展IDが
受信画情報に対応付けられた親展IDと一致するなら
ば、上記受信画情報を画像蓄積部22から読み出し、プロ
ッタ19により記録紙へ出力する。
の英数字からなる文字列を取得したならば、予め親展I
Dと対応付けて宛名情報が記憶されている宛名情報記憶
テーブルを参照し、文字認識手段21から取得した文字列
に一致する宛名情報が宛名情報記憶テーブル内に登録
(記憶)されているか否かを判定する(S16)。図6
(a)に、宛名情報記憶テーブルの例を示す。図示した
ように、この例では、宛名情報を漢字コード列データで
示しているが、このフィールドに直接英数字データを記
憶させてもよい。なお、図6(a)のようなテーブルの
場合は、文字認識手段21で認識されたコードデータを図
6(b)のように、漢字コードに変換する必要がある。
この変換は、例えば256 種の英数字コードデータと256
種のかなおよび漢字などを対応付けた変換テーブルを備
えることにより実現できる(漢字1文字を4文字の英数
字で表現する場合は変換テーブル不要)。判定の結果、
一致する宛名情報があったならば(S16でYes)、シ
ステム制御部内の親展受信手段は親展受信であると判断
し、一致した宛名情報に対応付けられた親展IDを取得
すると共に、受信した画情報を親展IDに対応付けて画
像蓄積部22に蓄積する(S17)。そして、親展受信が届
いている旨のメッセージを操作部18に表示し、それに応
じて親展IDが入力されたとき、入力された親展IDが
受信画情報に対応付けられた親展IDと一致するなら
ば、上記受信画情報を画像蓄積部22から読み出し、プロ
ッタ19により記録紙へ出力する。
【0012】それに対して、一致する宛名情報が宛名情
報記憶テーブルにない場合、または文字認識手段21によ
り複数の文字からなる文字列が認識されなかった場合は
(S16でNo)直ちにこの動作フローを抜け、一般的な
受信処理、例えば記録紙への出力を行う。こうして、こ
の形態例によれば、送信側の利用者は親展IDを知らな
くても宛名がわかっていれば親展送信をできるし、且つ
送信側のファクシミリ装置は標準のG3ファクシミリ装
置でよい。さらに、制限された英字と数字だけによる宛
名情報を自動記載するので、利用者にわずらわしさがな
く、受信側における宛名情報の文字認識率も向上する。
報記憶テーブルにない場合、または文字認識手段21によ
り複数の文字からなる文字列が認識されなかった場合は
(S16でNo)直ちにこの動作フローを抜け、一般的な
受信処理、例えば記録紙への出力を行う。こうして、こ
の形態例によれば、送信側の利用者は親展IDを知らな
くても宛名がわかっていれば親展送信をできるし、且つ
送信側のファクシミリ装置は標準のG3ファクシミリ装
置でよい。さらに、制限された英字と数字だけによる宛
名情報を自動記載するので、利用者にわずらわしさがな
く、受信側における宛名情報の文字認識率も向上する。
【0013】なお、ファクシミリ装置1内のシステム制
御部16に、CPUおよびプログラムを内蔵したROMな
どから構成される認識用文字削除手段を備えることによ
り、出力されるカバーページや第1ページの画情報か
ら、付加された英数字の宛名文字列を削除することがで
きる。この削除作業はカバーページの宛名文字列取得
(S15)の直後に、宛名文字列が付加されていた所定の
領域に「0」を書くことによって実現される。従って、
送信側でカバーページなどに余計な文字を付加しても、
受信側で出力されるカバーページなどにそのような文字
が付いているということがなくなる。
御部16に、CPUおよびプログラムを内蔵したROMな
どから構成される認識用文字削除手段を備えることによ
り、出力されるカバーページや第1ページの画情報か
ら、付加された英数字の宛名文字列を削除することがで
きる。この削除作業はカバーページの宛名文字列取得
(S15)の直後に、宛名文字列が付加されていた所定の
領域に「0」を書くことによって実現される。従って、
送信側でカバーページなどに余計な文字を付加しても、
受信側で出力されるカバーページなどにそのような文字
が付いているということがなくなる。
【0014】図7は、第2の形態例の動作フロー図であ
る。この形態例の画像蓄積手段は、図1に示した画像蓄
積部22と、システム制御部16内のCPUおよびプログラ
ムを内蔵したROMとから構成され、受信したファクシ
ミリ画情報を識別情報(例えばファイル番号)と対応付
けて画像蓄積部22に蓄積する。また、システム制御部16
はファクシミリ受信時に上記識別情報を付加したカバー
ページを記録紙へ出力させる出力手段を有する。なお、
上記出力手段は、CPUおよびプログラムを内蔵したR
OMから構成される。以下、図7などにより、この形態
例の動作を説明する。図7は、図2に示したステップS
15の動作から示しており、この後、前記のようにカバー
ページの画情報から英数字の宛名文字列を削除する処理
を行い(S21)、親展受信(宛名情報が一致する)と判
定されたならば(S22でYes)、蓄積した画情報のフ
ァイル番号(識別情報)をオペレーティングシステム
(OS)から取得する(S23)。そして、出力手段は、
カバーページの所定位置に取得したファイル番号を付加
する(S24)。図8に、識別情報としてのファイル番号
Mを付加したカバーページを示す。このようなカバーペ
ージが出力手段により記録紙へ出力される(S25)。そ
れに対して、親展受信でなければ(S22でNo)、ファ
イル番号を付加することなくカバーページを直ちに記録
紙へ出力し、この動作フローを抜けた後、受信画情報も
出力する。この形態例によれば、宛先の利用者はファイ
ル番号の付いたカバーページを見ることにより親展受信
があることがわかり、且つファイル番号により受信画情
報を引き出せる。
る。この形態例の画像蓄積手段は、図1に示した画像蓄
積部22と、システム制御部16内のCPUおよびプログラ
ムを内蔵したROMとから構成され、受信したファクシ
ミリ画情報を識別情報(例えばファイル番号)と対応付
けて画像蓄積部22に蓄積する。また、システム制御部16
はファクシミリ受信時に上記識別情報を付加したカバー
ページを記録紙へ出力させる出力手段を有する。なお、
上記出力手段は、CPUおよびプログラムを内蔵したR
OMから構成される。以下、図7などにより、この形態
例の動作を説明する。図7は、図2に示したステップS
15の動作から示しており、この後、前記のようにカバー
ページの画情報から英数字の宛名文字列を削除する処理
を行い(S21)、親展受信(宛名情報が一致する)と判
定されたならば(S22でYes)、蓄積した画情報のフ
ァイル番号(識別情報)をオペレーティングシステム
(OS)から取得する(S23)。そして、出力手段は、
カバーページの所定位置に取得したファイル番号を付加
する(S24)。図8に、識別情報としてのファイル番号
Mを付加したカバーページを示す。このようなカバーペ
ージが出力手段により記録紙へ出力される(S25)。そ
れに対して、親展受信でなければ(S22でNo)、ファ
イル番号を付加することなくカバーページを直ちに記録
紙へ出力し、この動作フローを抜けた後、受信画情報も
出力する。この形態例によれば、宛先の利用者はファイ
ル番号の付いたカバーページを見ることにより親展受信
があることがわかり、且つファイル番号により受信画情
報を引き出せる。
【0015】図9は本発明の第3の形態例を示すファク
シミリ装置の構成ブロック図である。この形態例のファ
クシミリ装置1aは、図1に示した第1の形態例のファ
クシミリ装置1にLANインタフェース部13が加わった
ハードウェア構成であり、図10に示すように、公衆回線
網6に接続されたG3ファクシミリ装置7,8、ISD
N網9に接続されたG4ファクシミリ装置10, 11など
と、LAN2内の端末装置3a間の通信を中継するファ
クシミリサーバとして動作する。なお、LAN2にはフ
ァイルサーバ4やメールサーバ5なども接続されてい
る。また、この形態例のシステム記憶部17内には、LA
N内の各端末装置3aの識別情報と対応付けて宛名情報
を記憶する宛名情報テーブル(宛名情報記憶手段)を有
し、上記宛名情報テーブル、CPUおよびプログラムを
内蔵したROMなどにより宛名情報記憶手段を構成す
る。また、システム制御部16は第1の形態例と同様に宛
名照合手段を有し、さらに受信した画情報をLAN内の
端末装置へ配信する配信手段を有する。
シミリ装置の構成ブロック図である。この形態例のファ
クシミリ装置1aは、図1に示した第1の形態例のファ
クシミリ装置1にLANインタフェース部13が加わった
ハードウェア構成であり、図10に示すように、公衆回線
網6に接続されたG3ファクシミリ装置7,8、ISD
N網9に接続されたG4ファクシミリ装置10, 11など
と、LAN2内の端末装置3a間の通信を中継するファ
クシミリサーバとして動作する。なお、LAN2にはフ
ァイルサーバ4やメールサーバ5なども接続されてい
る。また、この形態例のシステム記憶部17内には、LA
N内の各端末装置3aの識別情報と対応付けて宛名情報
を記憶する宛名情報テーブル(宛名情報記憶手段)を有
し、上記宛名情報テーブル、CPUおよびプログラムを
内蔵したROMなどにより宛名情報記憶手段を構成す
る。また、システム制御部16は第1の形態例と同様に宛
名照合手段を有し、さらに受信した画情報をLAN内の
端末装置へ配信する配信手段を有する。
【0016】図11に、この形態例の動作フローを示す。
図11のステップS31〜S34は図2に示したステップS12
〜S15と同じであるので説明を省略し、ステップS35以
下を説明する。なお、この動作フローの形態例では、カ
バーページに記載された発信元および標題についても、
宛名と同様に文字認識のための英数字の文字列を付加し
ている。そのため、文字認識された英数字の宛名、発信
元、標題のコードデータを取得すると(S34)、システ
ム制御部16は、それらを分別してシステム記憶部17の所
定領域に記憶する(S35)。また、宛名照合手段は、取
得した宛名情報と一致する宛名(氏名)情報が宛名情報
テーブル内にあるか否か照合する(S36)(S16と同
様)。そして、一致する宛名情報があると(S36でYe
s)それに対応付けられた端末装置(クライアント)名
を宛名情報テーブルから取得すると共に、受信したカバ
ーページ情報に基づいてLAN伝送制御手順のメール形
式に従ったメールを作成する(S37)。続いて、配信手
段は作成したメールに受信した画情報(本文)を添付し
(S38)、メールサーバ5内の取得した端末装置名のメ
ールポストへ転送(配信)する(S39)。あるいは、宛
名情報テーブルから宛名(氏名)に対応付けられたLA
Nアドレスを取得して、そのLANアドレスの端末装置
へ、受信画情報が添付されたメールを直接配信する。そ
れに対して、ステップS36において一致する宛名情報が
なかったならば、この動作フローを抜け、受信した画情
報をこのファクシミリ装置1aのプロッタ19により記録
紙へ出力する。
図11のステップS31〜S34は図2に示したステップS12
〜S15と同じであるので説明を省略し、ステップS35以
下を説明する。なお、この動作フローの形態例では、カ
バーページに記載された発信元および標題についても、
宛名と同様に文字認識のための英数字の文字列を付加し
ている。そのため、文字認識された英数字の宛名、発信
元、標題のコードデータを取得すると(S34)、システ
ム制御部16は、それらを分別してシステム記憶部17の所
定領域に記憶する(S35)。また、宛名照合手段は、取
得した宛名情報と一致する宛名(氏名)情報が宛名情報
テーブル内にあるか否か照合する(S36)(S16と同
様)。そして、一致する宛名情報があると(S36でYe
s)それに対応付けられた端末装置(クライアント)名
を宛名情報テーブルから取得すると共に、受信したカバ
ーページ情報に基づいてLAN伝送制御手順のメール形
式に従ったメールを作成する(S37)。続いて、配信手
段は作成したメールに受信した画情報(本文)を添付し
(S38)、メールサーバ5内の取得した端末装置名のメ
ールポストへ転送(配信)する(S39)。あるいは、宛
名情報テーブルから宛名(氏名)に対応付けられたLA
Nアドレスを取得して、そのLANアドレスの端末装置
へ、受信画情報が添付されたメールを直接配信する。そ
れに対して、ステップS36において一致する宛名情報が
なかったならば、この動作フローを抜け、受信した画情
報をこのファクシミリ装置1aのプロッタ19により記録
紙へ出力する。
【0017】この形態例によれば、送信側の利用者はL
AN内の宛先端末装置のLANアドレスなどを知らなく
ても宛名さえわかっていれば上記端末装置へファクシミ
リ文書を送信でき、且つ標準的なG3ファクシミリ装置
を使用して送信でき、しかも宛名の誤認識も少なくな
る。つまり、パーソナルコンピュータなどでカバーペー
ジを作成したりして、普及している標準的ファクシミリ
装置を使用し、LAN内宛先端末番号を指示せずにLA
N内端末装置へ送信できるので、送信側の利用者はLA
N内宛先端末番号を覚えておく必要がなく、且つLAN
内端末装置への送信を行える環境が広がる。また、上記
において、配信されるカバーページに識別情報を付加す
る識別情報付加手段をシステム制御部16内に設け、該識
別情報付加手段により、ファイル番号などの識別情報を
カバーページに付加して配信する構成も可能である。こ
のように構成した形態例では、識別情報に従って、利用
者は直接ファクシミリ装置1aから受信画情報を引き出
せるので、メールサーバ5の負担およびLANのトラフ
ィックを少なくすることができる。
AN内の宛先端末装置のLANアドレスなどを知らなく
ても宛名さえわかっていれば上記端末装置へファクシミ
リ文書を送信でき、且つ標準的なG3ファクシミリ装置
を使用して送信でき、しかも宛名の誤認識も少なくな
る。つまり、パーソナルコンピュータなどでカバーペー
ジを作成したりして、普及している標準的ファクシミリ
装置を使用し、LAN内宛先端末番号を指示せずにLA
N内端末装置へ送信できるので、送信側の利用者はLA
N内宛先端末番号を覚えておく必要がなく、且つLAN
内端末装置への送信を行える環境が広がる。また、上記
において、配信されるカバーページに識別情報を付加す
る識別情報付加手段をシステム制御部16内に設け、該識
別情報付加手段により、ファイル番号などの識別情報を
カバーページに付加して配信する構成も可能である。こ
のように構成した形態例では、識別情報に従って、利用
者は直接ファクシミリ装置1aから受信画情報を引き出
せるので、メールサーバ5の負担およびLANのトラフ
ィックを少なくすることができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
請求項1記載の発明では、パーソナルコンピュータなど
でカバーページを作成したりして、普及している標準的
ファクシミリ装置を使用し親展IDを指示せずに親展送
信ができるので、送信側の利用者は相手の親展IDを覚
えておく必要がなく、且つ親展送信を行える環境が広が
る。また、受信側では誤りの少ない親展受信処理ができ
るので、機密保持の向上が図れる。請求項2記載の発明
では、上記において、送信側でカバーページなどに余計
な文字を付加しても、受信側で出力されるカバーページ
などにそのような文字が付いているということもない。
請求項3記載の発明では、受信人は自分宛の受信文書が
届いているのを知ることができ、その文書を取り出すこ
とができる。請求項4記載の発明では、パーソナルコン
ピュータなどでカバーページを作成したりして、普及し
ている標準的ファクシミリ装置を使用し、LAN内宛先
端末番号を指示せずにLAN内端末装置へ送信できるの
で、送信側の利用者はLAN内宛先端末番号を覚えてお
く必要がなく、且つLAN内端末装置への送信を行える
環境が広がる。請求項5記載の発明では、上記におい
て、受信人は自分宛の受信文書が届いていることを知る
ことができ、その文書をファクシミリ装置から直接取り
出すことができるので、メールサーバの負担およびLA
Nのトラフィックを軽減できる。
請求項1記載の発明では、パーソナルコンピュータなど
でカバーページを作成したりして、普及している標準的
ファクシミリ装置を使用し親展IDを指示せずに親展送
信ができるので、送信側の利用者は相手の親展IDを覚
えておく必要がなく、且つ親展送信を行える環境が広が
る。また、受信側では誤りの少ない親展受信処理ができ
るので、機密保持の向上が図れる。請求項2記載の発明
では、上記において、送信側でカバーページなどに余計
な文字を付加しても、受信側で出力されるカバーページ
などにそのような文字が付いているということもない。
請求項3記載の発明では、受信人は自分宛の受信文書が
届いているのを知ることができ、その文書を取り出すこ
とができる。請求項4記載の発明では、パーソナルコン
ピュータなどでカバーページを作成したりして、普及し
ている標準的ファクシミリ装置を使用し、LAN内宛先
端末番号を指示せずにLAN内端末装置へ送信できるの
で、送信側の利用者はLAN内宛先端末番号を覚えてお
く必要がなく、且つLAN内端末装置への送信を行える
環境が広がる。請求項5記載の発明では、上記におい
て、受信人は自分宛の受信文書が届いていることを知る
ことができ、その文書をファクシミリ装置から直接取り
出すことができるので、メールサーバの負担およびLA
Nのトラフィックを軽減できる。
【図1】本発明の第1の形態例を示すファクシミリ装置
の構成ブロック図である。
の構成ブロック図である。
【図2】(a)及び(b)は本発明の第1の形態例を示
すファクシミリ装置の動作フロー図である。
すファクシミリ装置の動作フロー図である。
【図3】本発明の第1の形態例のファクシミリ装置を含
むシステム構成図である。
むシステム構成図である。
【図4】本発明の第1の形態例のファクシミリ装置に係
る説明図である。
る説明図である。
【図5】本発明の第1の形態例のファクシミリ装置に係
る他の説明図である。
る他の説明図である。
【図6】(a)及び(b)は本発明の第1の形態例のフ
ァクシミリ装置要部のデータ構成図および説明図であ
る。
ァクシミリ装置要部のデータ構成図および説明図であ
る。
【図7】本発明の第2の形態例のファクシミリ装置要部
の動作フロー図である。
の動作フロー図である。
【図8】本発明の第2の形態例のファクシミリ装置要部
の説明図である。
の説明図である。
【図9】本発明の第3の形態例のファクシミリ装置の構
成ブロック図である。
成ブロック図である。
【図10】本発明の第3の形態例のファクシミリ装置を含
むシステム構成図である。
むシステム構成図である。
【図11】本発明の第3の形態例を示すファクシミリ装置
の動作フロー図である。
の動作フロー図である。
【図12】本発明の第3の形態例を示すファクシミリ装置
要部のデータ構成図である。
要部のデータ構成図である。
1 ファクシミリ装置、3 パーソナルコンピュータ、
7 ファクシミリ装置、13 LANインタフェース部、
16 システム制御部、17 システム記憶部、19プロッ
タ、21 文字認識手段、22 画像蓄積部
7 ファクシミリ装置、13 LANインタフェース部、
16 システム制御部、17 システム記憶部、19プロッ
タ、21 文字認識手段、22 画像蓄積部
Claims (5)
- 【請求項1】 ファクシミリ伝送制御手順によりファク
シミリ受信を行うファクシミリ装置において、 受信したカバーページ画情報または他の画情報内の所定
箇所に付加された英数字の宛名文字列を文字認識して上
記宛名文字列をコードデータ化する文字認識手段と、 予め親展識別番号と対応付けて宛名情報を記憶させてお
く宛名情報記憶手段と、 上記文字認識手段によりコードデータ化された宛名情報
を上記宛名情報記憶手段に記憶された宛名情報と照合す
る宛名照合手段と、 上記宛名照合手段により一致する宛名情報が抽出された
とき上記宛名情報に対応付けられた親展識別番号を上記
宛名情報記憶手段より取得し、上記親展識別番号に基づ
いた親展受信処理を行う親展受信手段と、を備えたこと
を特徴とするファクシミリ装置。 - 【請求項2】 請求項1のファクシミリ装置において、
受信した画情報から英数字の宛名文字列を削除する認識
用文字削除手段を備えたことを特徴とするファクシミリ
装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2のファクシミリ
装置において、カバーページと共に受信したファクシミ
リ画情報を識別情報と対応付けて蓄積しておく画情報蓄
積手段と、上記ファクシミリ画情報受信時に上記識別情
報を付加したカバーページを出力するカバーページ出力
手段とを備えたことを特徴とするファクシミリ装置。 - 【請求項4】 ファクシミリ伝送制御手順によりファク
シミリ受信を行うファクシミリ装置において、 受信したカバーページ画情報または他の画情報内の所定
箇所に付加された英数字の宛名文字列を文字認識して上
記宛名文字列をコードデータ化する文字認識手段と、 LAN内の各端末装置と通信可能に接続するためのLA
Nインタフェース部と、 予め端末装置識別情報と対応付けて宛名情報を記憶させ
ておく宛名情報記憶手段と、 上記文字認識手段によりコードデータ化された宛名情報
を上記宛名情報記憶手段に記憶された宛名情報と照合す
る宛名照合手段と、 上記宛名照合手段により一致する宛名情報が抽出された
とき、上記宛名情報に対応付けられた端末装置識別情報
を上記宛名情報記憶手段より取得し上記端末装置識別情
報の端末装置へ受信したファクシミリ画情報を配信する
配信手段と、を備えたことを特徴とするファクシミリ装
置。 - 【請求項5】 請求項4のファクシミリ装置において、
カバーページと共に、対応する端末装置識別情報の端末
装置へ配信する配信手段とを備えたことを特徴とするフ
ァクシミリ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8220720A JPH1051575A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | ファクシミリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8220720A JPH1051575A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | ファクシミリ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1051575A true JPH1051575A (ja) | 1998-02-20 |
Family
ID=16755468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8220720A Pending JPH1051575A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | ファクシミリ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1051575A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11306120A (ja) * | 1998-04-20 | 1999-11-05 | Ricoh Co Ltd | インターネットファクシミリ装置 |
JP2009119671A (ja) * | 2007-11-13 | 2009-06-04 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム |
-
1996
- 1996-08-02 JP JP8220720A patent/JPH1051575A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11306120A (ja) * | 1998-04-20 | 1999-11-05 | Ricoh Co Ltd | インターネットファクシミリ装置 |
JP2009119671A (ja) * | 2007-11-13 | 2009-06-04 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2941056B2 (ja) | ファクシミリのルーティング方法 | |
US6185604B1 (en) | Communication device having the capability of performing information exchange between a facsimile medium and an electronic information medium such as an e-mail medium | |
US5473691A (en) | System and method for computer data transmission | |
US7212302B2 (en) | Internet facsimile apparatus and E-mail communication method | |
US6707580B1 (en) | Facsimile to E-mail communication system with local interface | |
US7051076B2 (en) | Automatically creating mailing address directory in an image communication apparatus | |
JP3343088B2 (ja) | ネットワークファクシミリ装置および中継先選択方法 | |
JPH09252393A (ja) | ファクシミリ機能装置 | |
JPH09247335A (ja) | ファクシミリ機能装置 | |
JPH1051575A (ja) | ファクシミリ装置 | |
JPH10327288A (ja) | 電子メール機能付通信端末装置 | |
WO1997023990A1 (en) | Network facsimile communication method and apparatus | |
JPH10133967A (ja) | 画像通信システム並びにこれに用いられるファクシミリ装置及びコンピュータ装置 | |
JP2001257712A (ja) | 電子メールシステム及びファックス装置や電話機による電子メールの送受信方法 | |
US7234162B2 (en) | Communication apparatus and communication method | |
JP3610586B2 (ja) | メールボックス機能付きファクシミリ装置 | |
JPH09247336A (ja) | ファクシミリ機能装置 | |
JPH1028132A (ja) | 通信端末装置 | |
JP2000349950A (ja) | ファクシミリ装置およびその制御方法 | |
JPH08186598A (ja) | ファクシミリ通信システム | |
JPH1169071A (ja) | 電子メール機能付通信端末装置 | |
JP2000032034A (ja) | 電子メール受信機能付通信端末装置及びプログラム記録媒体 | |
JPH1146278A (ja) | 電子メール機能付通信端末装置及びこの装置によって読み取り可能な記録媒体 | |
JPH1032600A (ja) | 通信端末装置 | |
JPH1175044A (ja) | 画像中継伝送方法、音声中継伝送方法、画像中継伝送装置及び音声中継伝送装置 |