JPH09247335A - ファクシミリ機能装置 - Google Patents

ファクシミリ機能装置

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Publication number
JPH09247335A
JPH09247335A JP8054738A JP5473896A JPH09247335A JP H09247335 A JPH09247335 A JP H09247335A JP 8054738 A JP8054738 A JP 8054738A JP 5473896 A JP5473896 A JP 5473896A JP H09247335 A JPH09247335 A JP H09247335A
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JP
Japan
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electronic mail
file
mail
facsimile function
facsimile
Prior art date
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Pending
Application number
JP8054738A
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English (en)
Inventor
Satoshi Hosoda
聡 細田
Yoshihiro Hobo
芳博 保母
Tomoyuki Yamazaki
智之 山崎
Masanori Fujii
正典 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インターネット経由で受信した電子メールを
G3データに変換して印字することができるファクシミ
リ機能装置を提供する。 【解決手段】 インターネット経由で電子メールを受信
したときには、ファイル変換部14とG3ファイル部3
とを接続し、電子メールデータをファイル変換部14に
てG3データに自動的に変換し、更にデータ伸長部4に
てデータ伸長し、プリント部5にてプリントアウトす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットを
利用した原稿の送受信が行えるファクシミリ機能装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットを利用した電子メ
ールによる情報の伝達が活用されるようになってきてい
る。インターネットを利用して電子メールを送信するに
は、パーソナルコンピュータ上でデータ(通信文)を作
成し、インターネットソフト(インターネット経由でフ
ァイルを送受信するアプリケーションソフト)により送
信を行い、また、電子メールを受信するには、インター
ネットソフトが起動中であれば、サーバに対して一定時
間毎にアクセスが行われてメールの有無がチェックさ
れ、メールが有れば、読み出しソフトを起動させること
により、メールを読むことができるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、既にプ
リントアウトされた紙原稿(以下、単に原稿という)を
前記インターネットを用いて相手先に送信する場合には
複雑な操作を行わなければならないという欠点がある。
以下に、原稿をインターネットを用いて送信する場合の
動作例を、パーソナルコンピュータを示したブロック図
10を参照しながら示す。
【0004】パーソナルコンピュータ51にスキャナ
52を接続する。 パーソナルコンピュータ51上でスキャナソフト(原
稿読取用のアプリケーションソフト)を立ち上げる。 スキャナソフトを起動する。この起動により、原稿5
3はスキャナ52で読み取られ、パーソナルコンピュー
タ51の中のファイル部54にイメージファイルとして
保存される。また、所定の操作を行うことによって、イ
メージ/電子メールファイル変換部55によりイメージ
ファイルは電子メールファイルとされてファイル部56
に格納される。 パーソナルコンピュータ51上でインターネットソフ
トを立ち上げる。 立ち上げの後、操作部60にてインターネットアドレ
ス(電子メールアドレスを入力する。なお、既に相手先
のインターネットアドレスを登録している場合、所定の
キーを押すと相手先記憶部61からインターネットアド
レスが読み出される。 前記の格納された電子メールファイルを指定する。こ
の指定が行われると、この電子メールファイルにヘッダ
ー情報として前記の電子メールアドレス等が付加され、
LANインターフェース57及びLAN58を介してサ
ーバ59に送られ、サーバ59に記憶される。サーバ5
9に記憶された電子メールファイルは、このサーバ59
上の送信手順にしたがいインターネットを介して相手先
に送られる。
【0005】また、前記インターネットを用いて原稿デ
ータを受信し印字する場合にも、複雑な操作が必要にな
る。以下に、原稿をインターネットにて受信する場合の
動作例を示す。
【0006】パーソナルコンピュータ51にプリンタ
(図示せず)を接続する。 パーソナルコンピュータ51上でインターネットソフ
トを立ち上げる。 立ち上げたインターネットソフトにおいて、相手先の
インターネットアドレスを入力し、データ受信要求を行
う。このような受信形態は、インターネットを利用して
情報を提供する業者にアクセスして必要な情報を送って
もらいこれを印字するような場合に行われる。 送信されてくるデータを受信し、表示部62上にデー
タ(通信文)を表示する。 受信したデータ(通信文)をプリンタに出力する。こ
れにより、原稿が得られる。
【0007】このように、上記従来の技術では、インタ
ーネットを用いる原稿の送信および受信が共に複雑な操
作で行われることになる。
【0008】一方、従来より、公衆回線を用いて相手先
に原稿を送信するシステムとして、図11に示すような
ファクシミリ装置71が知られている。このファクシミ
リ装置71は、相手先のファクシミリ番号が入力される
操作部72、相手先のファクシミリ番号を記憶する相手
先記憶部73、原稿を読み取る読取部74、原稿データ
を圧縮する圧縮部75、圧縮データを蓄積する蓄積G3
ファイル部76、FAXモデム77、NCU(網制御ユ
ニット)78、圧縮データを伸長する伸長部79、伸長
された原稿データを印字するプリント部80、及び所定
の表示を行う表示部81を備えて構成されている。
【0009】そして、このように公衆回線を用いるシス
テム(ファクシミリ装置)と、前述したインターネット
を用いるシステム(パーソナルコンピュータ)とが存在
していることから、原稿を公衆回線(ファクシミリ装
置)で送るか或いはインターネット(パーソナルコンピ
ュータ)で送るかによって機器を選択しなければならな
いという煩わしさがあった。
【0010】本発明は、上記の事情に鑑み、インターネ
ットとこれ以外の公衆回線等とのいずれかによって原稿
の受信を行うことが可能であるとともに、インターネッ
トによる電子メールの印字処理等が効率的に行えるファ
クシミリ機能装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のファクシミリ機
能装置は、電子メールをコンピュータ装置を介して或い
は自らインターネット経由で受信し、コンピュータ装置
によって或いは自ら前記電子メールを画像データに変換
し、この画像データを印字部に供給して印字するように
構成されていることを特徴とする。これにより、受信し
た電子メールを印字させるために使用者が一々印字操作
を行う必要がなくなり、使い勝手がよくなる。
【0012】また、本発明のファクシミリ機能装置は、
受信した電子メールの全てを印字するのか一部の電子メ
ールだけを印字するのかを設定する手段を備えていても
よい。これにより、使用者が印字を必要とする電子メー
ルだけを印字させるといったことが可能となる。
【0013】また、本発明のファクシミリ機能装置は、
通信ネットワークに接続されるとともに、受信した電子
メールを通信ネットワークに接続された印字装置を持つ
任意の機器に転送するように構成されていてもよい。こ
れにより、自身が印字せずに例えば、他の部署に配置さ
れているプリンター等に印字させることができる。
【0014】また、本発明のファクシミリ機能装置は、
電子メールに添付されているファイルを展開して印字す
るようになっていてもよい。これにより、電子メール本
文だけでなく添付ファイルも印字できる。
【0015】また、本発明のファクシミリ機能装置は、
電子メールに添付されているファイルの拡張子を変更す
る変更手段を備えていてもよい。これにより、受信した
ファイルの拡張子が自機に対応しないものであっても当
該ファイルを自動的に展開して印字することが可能とな
る。
【0016】また、本発明のファクシミリ機能装置は、
電子メールを受領したことを示す受領確認通知を電子メ
ールの送信側に送信するようになっていてもよい。これ
により、これにより、送信側では相手に電子メールが届
いたか否かの確認が行えることになる。
【0017】また、本発明のファクシミリ機能装置は、
電子メールの印字が正常に行われなかったことを示す受
領確認通知を電子メールの送信側に送信するようになっ
ていてもよい。これにより、送信側では相手が電子メー
ルを正常に印字できたかの確認が行えることになる。
【0018】また、本発明のファクシミリ機能装置は、
ファイルの展開が正常に行われなかったことを示す受領
確認通知を電子メールの送信側に送信するようになって
いてもよい。これにより、送信側では相手がファイルを
正常に展開できたのかの確認が行えることになる。
【0019】
【発明の実施の形態】この発明のファクシミリ機能装置
としては、ファクシミリ機能装置がパーソナルコンピュ
ータのインターネット通信機能を利用する分離型の形態
と、ファクシミリ機能装置にインターネット通信機能を
組み込んだ一体型の形態とがある。以下、一体型の形態
と分離型の形態について説明する。
【0020】(一体型の形態)図1は、一体型のファク
シミリ機能装置の概略構成を示したブロック図である。
このファクシミリ機能装置は、通常のファクシミリ装置
部分を構成する原稿読取部1、読み取った原稿データを
圧縮(MH,MR,MMR等の方式によりG3データを
生成)するデータ圧縮部2、G3データをファイル化し
て蓄積するG3ファイル部3、G3データを伸長するデ
ータ伸長部4、伸長された原稿データを印字するプリン
ト部5、送受信データの変復調を行うFAXモデム6、
公衆回線に接続されたNCU(網制御ユニット)7、所
定の内容を表示する表示部8、ユーザーにより操作され
る操作部9、及び相手先記憶部10を備えている。
【0021】そして、インターネットによる通信を可能
にすべく、当該ファクシミリ機能装置をLAN11に接
続するためのLANインターフェース12、電子メール
データ(電子メールファイル)を保持する電子メールフ
ァイル部13、前述のG3データのファイル(以下、G
3ファイルという)と電子メールファイルとの相互変換
を行うファイル変換部14、G3ファイル部3を前記F
AXモデム6に接続するかファイル変換部14に接続す
るかを切り換える切換部15、及び切換部15の切換操
作を制御する切換制御部16を備えている。
【0022】ここで、電子メールのメッセージ構造は、
通信文であるボディ部と相手先や発信元を示すヘッダ部
とからなる。従って、電子メール送信に際しては、ボデ
ィ部には前記電子メールファイルを組み込み、ヘッダ部
には自己の電子メールアドレスや相手先の電子メールア
ドレスを自動的に組み込むようにしてある。
【0023】切換制御部16は、送信処理に際しては、
前記の操作部9或いは相手先記憶部10からの相手先情
報に基づき、入力された相手先が電子メールアドレスか
ファクシミリ番号かを判断し、相手先が電子メールアド
レスであると判断したとき、G3データを電子メールデ
ータに変換すべく、前記切換部15においてG3ファイ
ル部3とファイル変換部14とを接続させる一方、相手
先がファクシミリ番号であると判断したとき、G3ファ
イルのファクシミリ送信を行うべく、前記切換部15に
おいてG3ファイル部3とFAXモデム部6とを接続さ
せるようになっている。
【0024】また、切換制御部16は、受信待機状態に
おいては、切換部15においてG3ファイル部3とFA
Xモデム部6とを接続させるようにしているが、相手先
を受信側から指定して受信を行う受信処理においては、
以下のように動作するようになっている。即ち、入力さ
れた相手先が電子メールアドレスかファクシミリ番号か
を判断し、相手先が電子メールアドレスであると判断さ
れたときには、受信した電子メールデータを画像データ
に変換すべく、前記切換部15においてG3ファイル部
3とファイル変換部14とを接続させる一方、相手先が
ファクシミリ番号であると判断したとき、ポーリング受
信を行うべく、前記切換部15においてG3ファイル部
3とFAXモデム部6とを接続させるようになってい
る。
【0025】勿論、上記のインターネットを用いる送受
信においてはインターネットソフト(インターネット経
由でファイルを送受信するアプリケーションソフト)が
自動的に立ち上げられ、当該ソフトに従って処理がなさ
れ、公衆回線を用いる送受信においては本来的なファク
シミリ機能に従って処理がなされることになる。なお、
ファクシミリ機能による処理では、相手先との回線接続
ができない場合にリトライ等の処理が行われたり、複数
回のリトライでも送信できなかった旨や内容をキャンセ
ルした旨の表示等が行われることになる。
【0026】入力された相手先が電子メールアドレスか
ファクシミリ番号かの判断は、例えば、以下のようにし
て行うことができる。インターネットのメールアドレス
は、英文字や「@」や「.」等で構成され、ファクシミ
リ番号は、一般に数字により構成される。従って、これ
らアドレスや番号を構成する文字が英文字か数字かの判
断で即座に判別を行うことができる。なお、ファクシミ
リ番号はゼロ発信のためのポーズ時間を示す英文字
“P”といった記号或いはハイフンやスペースが付加さ
れる場合などがあるが、このような事を考慮してファク
シミリ番号か否かを判断し、ファクシミリ番号として判
別されなかった場合には電子メールアドレスであると判
別するようにしてもよいものである。また、電子メール
アドレスの区点を表示する「@」と「.」が無い場合、
その位置や数が不適当な場合に電子メールアドレスが適
切でないと判断することが可能であり、このような場合
に、表示部3においてエラー表示を行うようにすること
ができる。
【0027】また、ファクシミリ通信のみを考慮してい
る通常のファクシミリ装置では、操作部にはテンキー等
のキー群のみが設けられていて英文字キーは設けられて
いない。この発明のファクシミリ機能装置では、英文字
などを入力するための手段を設けることになる。
【0028】次に、動作を説明する。送信処理におい
て、相手先がインターネット経由による相手先であると
判断されたとき、前記切換部15においてG3ファイル
部3とファイル変換部14とが接続され、G3データは
電子メールデータに変換され、電子メールファイルが作
成される。この電子メールファイルには、ヘッダ情報が
付加され、LANインターフェース12及びLAN11
を介してサーバ20に送られ、このサーバ20にてイン
ターネットを介して相手先に送られる。
【0029】また、受信処理において、インターネット
経由で電子メールを受信したときには、ファイル変換部
14とG3ファイル部3とが接続され、電子メールデー
タはファイル変換部14にてG3データに自動的に変換
され、更にデータ伸長部4にてデータ伸長され、プリン
ト部5にてプリントアウトされる。また、相手先を受信
側から指定して受信を行う受信処理において、入力され
た相手先がインターネット経由による相手先であると判
断されたとき、前記切換部15においてG3ファイル部
3とファイル変換部14とが接続され、受信された電子
メールデータはG3データに自動的に変換され、更にデ
ータ伸長され、プリント部5にてプリントアウトされ
る。
【0030】従って、相手先がインターネット経由で接
続される装置であっても、通常のファクシミリ装置を使
うときの操作、すなわち、当該ファクシミリ機能装置の
読取部1に原稿をセットし、操作部9にて相手先を入力
し、スタートキー(図示せず)を押すという操作を行う
だけで送信することができ、また、受信についても使用
者を煩わせるといったことがなくなる。更に、原稿をど
の機器で送るかといった選択の煩わしさも解消されるこ
とになる。
【0031】なお、図2に示すように、公衆回線を介し
てインターネットに接続すべく電子メールファイル部1
3にデータモデム30を接続し、このデータモデム30
をNCU7に接続した構成としてもよいものである。即
ち、一般に個人がインターネットを利用する場合、公衆
回線を通じてネットワークサービスプロバイダーに接続
し、このプロバイダーによってインターネットに接続さ
れる形態となるので、このような形態に対応させる。
【0032】また、コンピュータ装置自体がファクシミ
リ機能装置として構成されるようになっていてもよく、
この場合には、コンピュータ装置にファクシミリ通信ソ
フトやインターネット通信ソフトが組み込まれるととも
に、画像読取部としてスキャナが、プリント部としてプ
リンターがそれぞれ接続されることになる。
【0033】(分離型の形態)図3は、ファクシミリ機
能装置100とコンピュータ装置101との組み合わせ
によって構成される分離型タイプの概略構成を示したブ
ロック図である。図3に示すように、ファクシミリ機能
装置100は、コンピュータ装置101を介して電子メ
ールを受信するものであって、コンピュータ装置101
のファイル変換部14にて前記の受信した電子メールを
変換して得られたG3データを取得し、プリント部5を
用いて印字を行う。具体的には、この構成のファクシミ
リ機能装置100は、上記のコンピュータ装置101に
通信インターフェイスRS−232cなどで接続される
とともに、ファクシミリモデム規格であるEIA規格の
CLASS1やCLASS2などによってG3データを
コンピュータ装置101から転送してもらうようになっ
ている。
【0034】図4は、ファクシミリ機能装置100とコ
ンピュータ装置101との間での電子メール受信時にお
ける前記CLASS1による交信内容およびコンピュー
タ装置101における処理内容を示している。コンピュ
ータ装置101には、ファクシミリ用ソフト(PC−F
AX)と電子メール用ソフト(Mail)と、これら両
ソフトを結ぶソフト(Linker)とが備えられてい
る。
【0035】コンピュータ装置101に電子メールが着
信すると、電子メール用ソフト(Mail)が着信を検
出し、検出した旨をLinkerに伝える。Linke
rは、発信元名および受信メールファイル名を電子メー
ル用ソフト(Mail)から取得する。受信メールファ
イル名は、電子メール用ソフト(Mail)において作
成したファイルをLinkerが取得できるように電子
メール用ソフト(Mail)が設定したファイル名であ
る。また、電子メールのモード検出と電子メール宛て先
検出がなされる。なお、上記モードとして、例えば、直
ちに印字する旨の指令等を含めることができる。そし
て、受信した電子メールを印字するかどうかを判断する
が、この判断処理については後述する。
【0036】印字を行う場合には、AT拡張コマンドに
よってコンピュータ装置101はファクシミリ機能装置
100に対してRS−232cを用いて自局ファクシミ
リ番号を要求し、ファクシミリ機能装置100はコンピ
ュータ101に自局ファクシミリ番号を与える。ここ
で、自局ファクシミリ番号を取得するのは、ファクシミ
リ用ソフト(PC−FAX)は、指定されたファクシミ
リ番号の相手先にファクシミリ機能装置100を介して
ファクシミリ送信するためのソフトであるので、単にフ
ァクシミリ番号を与えたのではそのファクシミリ番号の
相手にファクシミリ機能装置100がファクシミリ送信
を行ってしまう。ファクシミリ機能装置100に印字さ
せるために、自局ファクシミリ番号が与えられた場合に
は自信のプリント部5にて印字するというように設定し
ておくことで、前記電子メールをファクシミリ機能装置
100にて印字させることができる。
【0037】自局ファクシミリ番号を入手したら、宛て
先を自局ファクシミリ番号とし、また、送信ファイル名
を設定し、ファクシミリ用ソフト(PC−FAX)を起
動させる。ファクシミリ用ソフト(PC−FAX)が起
動されると、コマンド(Command)と応答(Re
spons)のやり取りの後、前記電子メールデータを
G3データに変換してファクシミリ機能装置100に与
える。そして、ファクシミリ機能装置100が前記G3
データに基づいて印字を行う。
【0038】図5は、分離型の他の構成のファクシミリ
機能装置及びコンピュータ装置の概略構成を示したブロ
ック図である。図5のファクシミリ機能装置110は、
受信した電子メールデータを、データモデム30、切換
部15、及びRS−232cを介してATコマンドによ
ってコンピュータ装置111に与え、コンピュータ装置
111は、電子メールを電子メールファイル部13に保
持しファイル変換部14に与えることによってG3デー
タを生成し、このG3データをGlass1などによっ
てファクシミリ機能装置110に与える。ファクシミリ
機能装置110はG3データを切換部15を介してG3
ファイル部3に蓄え、プリント部5にて印字を行う。
【0039】図6は、分離型の他の構成のファクシミリ
機能装置の概略構成及びコンピュータ装置を示したブロ
ック図である。図6のファクシミリ機能装置120は、
受信した電子メールを、電話機用モジュラージャックを
介してコンピュータ装置121のデータモデム30に与
える。電子メールはデータモデム30を介して電子メー
ルファイル部13に蓄えられ、ファイル変換部14にて
G3データに変換される。そして、このG3データがR
S−232cを介してClass1などによってファク
シミリ機能装置120に与えられ、プリント部5によっ
て印字される。
【0040】図7は、上記の分離型と一体型を区別せず
に印字条件設定やファイル展開機能に着目して示したこ
の発明のファクシミリ機能装置の概略ブロック図であ
る。この図において、図1等と同一の機能を有する機能
部分には同一の符号を付記して説明を省略している。フ
ァクシミリ制御部31は、ファクシミリ全体制御を行う
とともに図1等における切換制御部16等として機能す
る。なお、ファイル変換部14は、電子メールファイル
とG3ファイルの相互変換に加えて添付ファイルを展開
してG3データに変換する機能、及び電子メールに添付
されているファイルの拡張子を変更する変更機能も備え
る。
【0041】ファクシミリ制御部31には、第1印字条
件記憶部32と第2印字条件記憶部33と各種設定条件
記憶部34が接続されている。
【0042】第1印字条件記憶部32は、どの電子メー
ルを自動的に印字させるかといった内容を記憶する部分
であり、例えば、 全ての電子メールを印字する 特定の電子メールを印字する(例えば、電子メールの
題目が特定の題目であるような場合や緊急を意味するよ
うな文言が含まれている場合等) 特定の相手先から送られてきた電子メールを印字する の3つの内容が設定されるようになっている。
【0043】第2印字条件記憶部33には、自身(ファ
クシミリ機能装置100)で印字すのかそれとも他の機
器で印字するのか、及び他の機器で印字する場合にどの
機器に印字を行わせるかといった内容が記憶される。な
お、他の機器としては、LAN11に接続された機器が
挙げられる。
【0044】各種設定条件記憶部34には、後述する拡
張子の変更を行うか否かの内容、及び、受領確認通知を
発行するか及びどのような条件で受領確認通知を発行す
るかといった内容が記憶される。なお、受領確認通知
は、この実施の形態ではエラー発生の場合には常に発行
するようにしている。また、受領確認通知の内容として
は、電子メールを受領したことを示すもの、電子メール
の印字が正常に行われなかったことを示すもの、ファイ
ルの展開が正常に行われなかったことを示すものがあ
り、それぞれの内容のテキストファイルが所定の記憶部
に記憶されていて、受領確認通知の際に適宜の内容のテ
キストファイルが選択されて電子メールで送信されるこ
とになる。
【0045】図8及び図9は、この発明のファクシミリ
機能装置における受信時の処理内容を示したフローチャ
ートである。まず、電子メールを着信したか否かを判断
する(ステップ1)。この判断は、例えば数分間隔で電
子メールが着いているか否かをサーバ20に確認するこ
とで行える。電子メールが着信したなら、印字条件を判
断する(ステップ2)。印字条件の判断は、前記第1印
字条件記憶部32の記憶内容を読み出すことにより行え
る。設定条件が全ての電子メールを印字するのであれ
ば、全ての電子メールをサーバからダウンロードし(ス
テップ3)、設定条件が特定の電子メールを印字する
のであれば、特定の電子メールだけをサーバからダウン
ロードし(ステップ4)、設定条件が特定の相手先か
ら送られてきた電子メールを印字するのであれば、特定
の相手先から送られてきた電子メールだけをサーバから
ダウンロードする(ステップ5)。
【0046】次ぎに、電子メールに添付ファイルが存在
しているかどうかを判断する(ステップ6)。添付ファ
イルが有れば、そのファイルの拡張子による展開が可能
かどうかを判断する(ステップ7)。その拡張子による
展開が可能であれば添付ファイルを展開する(ステップ
12)。一方、その拡張子による展開ができないのであ
れば、拡張子の変更を行うように設定されているかどう
かを判断する(ステップ8)。この判断は、各種設定条
件記憶部34に記憶された設定条件により行うことがで
きる。拡張子の変更を行う設定であった場合(設定条件
aの場合)、拡張子を変更し(ステップ9)、ファイル
の展開が行えるか否かを判断し(ステップ10)、ファ
イルの展開が行える場合にはステップ12に進んでファ
イルを展開する。一方、ステップ10において展開が行
えないと判断された場合、及びステップ8において拡張
子の変更を行わない設定であった場合(設定条件bの場
合)は、展開できなかった旨等のメッセージを添付して
受領確認通知を作成して電子メールの送信元に返送する
(ステップ11)。
【0047】前記のステップ6で添付ファイルが無いと
判断された場合、及びステップ12で添付ファイルが展
開された後には、受領確認通知を発行するか否かを判断
する(ステップ13)。この判断は各種設定条件記憶部
34に記憶された設定条件により行うことができる。受
領確認通知を発行する場合には、これを印字後に発行す
るのか否かを判断する(ステップ14)。この判断も各
種設定条件記憶部34に記憶された設定条件により行う
ことができる。印字前に発行する場合は、全ての受信内
容を添付して受領確認通知を発行するのかどうかを判断
する(ステップ15)。この判断も各種設定条件記憶部
34に記憶された設定条件により行うことができる。ス
テップ15においてYESとされれば全ての受信内容を
添付して受領確認通知を発行し(ステップ16)、NO
とされれば受信内容の一部(例えば、通信時間やタイト
ル等)のみを添付して受領確認通知を発行する(ステッ
プ17)。
【0048】そして、上記ステップ16,17を経た
後、又はステップ13でNOとされた場合は、ステップ
18に進み、印字する機器が何であるかの判断を行う
(ステップ18)。この判断は第2印字条件記憶部33
に記憶された設定条件(設定1:本機で印字、設定2:
LAN上の指定されたプリンタで印字)により行うこと
ができる。そして、設定1の場合には、本機で印字を行
い(ステップ19)、設定2の場合には、LAN上の指
定されたプリンタで印字する。そして、正常に印字され
たか否か、即ち、ジャム等がなかった否かを判断し(ス
テップ21)、YESであれば終了する一方、NOであ
れば正常に印字できなかった等のメッセージを添付して
受領確認通知を発行する(ステップ22)。
【0049】また、ステップ14において、印字後に受
領確認通知を発行するとされた場合は、前記ステップ1
8乃至ステップ22と同様のステップ23乃至27を経
るが、ステップ26において正常に印字されたと判断さ
れた後に、全ての受信内容を添付して受領確認通知を発
行するか否かを判断し(ステップ28)、YESとされ
れば全ての受信内容を添付して受領確認通知を発行し
(ステップ29)、NOとされれば受信内容の一部のみ
を添付して受領確認通知を発行する(ステップ30)。
【0050】なお、ステップ13において受領確認通知
を発行する設定になっている場合でも、受信した電子メ
ールが受領確認通知である場合には受領確認通知は発行
しない。受信した電子メールが受領確認通知であか否か
は、例えば、受領確認通知に何らかの記号を付記してお
き、この記号によって受領確認通知か否かの判断が行え
るようにしておけばよい。
【0051】また、ステップ21,26において正常に
印字された場合には、電子メールファイル部に保持され
ている受信した電子メールの内容を自動的に消去するよ
うにしてもよいものである。
【0052】また、上記ステップ20又はステップ25
では、LAN上の指定されたプリンタで印字するように
したが、このような処理におけるG3データ配信の仕組
みとしては、例えば、DTMF(デュアル・トーン・
マルチフリケンシ)、T.30サブアドレス、CS
I(コーラー・サブアドレスID)、およびDID
(ダイレクト・イン・ダイヤル)等がある。上記のと
はファクシミリ番号のほかに、送信者側で受信者を指
定する番号を入力する方式であり、このような番号の検
出は、図4における電子メール宛先検出で行うことがで
きる。また、はG3データのヘッダーとして付く文字
列を認識して配信する方式であり、は受信者に応じて
ファクシミリ番号を使い分ける方式である。勿論、相手
先による指定に関係なくファクシミリ機能装置100が
LANに接続された任意のプリンタを指定して印字させ
ることもできる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インターネットとこれ以外の公衆回線等とのいずれかに
よって原稿の送受信を行うことが可能であるとともに、
インターネットによる電子メールの印字処理等が効率的
に行え、使い勝手が良好になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ機能装置の一例を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明のファクシミリ機能装置の他の例を示す
ブロック図である。
【図3】本発明のファクシミリ機能装置の他の例を示す
ブロック図である。
【図4】図3のファクシミリ機能装置の電子メール受信
時の処理内容を示す説明図である。
【図5】本発明のファクシミリ機能装置の他の例を示す
ブロック図である。
【図6】本発明のファクシミリ機能装置の他の例を示す
ブロック図である。
【図7】本発明の印字条件設定やファイル展開機能に着
目して示したファクシミリ機能装置の概略ブロック図で
ある。
【図8】本発明のファクシミリ機能装置における電子メ
ール受信時の処理内容を示したフローチャートである。
【図9】図8の続きの処理内容を示したフローチャート
である。
【図10】従来のインターネットによる原稿送受信を行
うための装置を示すブロック図である。
【図11】一般的なファクシミリ装置を示したブロック
図である。
【符号の説明】
1 読取部 2 データ圧縮部 3 G3ファイル部 4 データ伸長部 5 プリント部 6 FAXモデム部 7 NCU 9 操作部 10 相手先記憶部 11 LAN 12 LANインターフェース 13 電子メールファイル部 14 ファイル変換部 15 切換部 16 切換制御部 20 サーバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 正典 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子メールをコンピュータ装置を介して
    或いは自らインターネット経由で受信し、コンピュータ
    装置によって或いは自ら前記電子メールを画像データに
    変換し、この画像データを印字部に供給して印字するよ
    うに構成されていることを特徴とするファクシミリ機能
    装置。
  2. 【請求項2】 受信した電子メールの全てを印字するの
    か一部の電子メールだけを印字するのかを設定する手段
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載のファク
    シミリ機能装置。
  3. 【請求項3】 通信ネットワークに接続されるととも
    に、受信した電子メールを通信ネットワークに接続され
    た印字装置を持つ任意の機器に転送するように構成され
    ていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の
    ファクシミリ機能装置。
  4. 【請求項4】 電子メールに添付されているファイルを
    展開して印字するようになっていることを特徴とする請
    求項1乃至請求項3のいずれかに記載のファクシミリ機
    能装置。
  5. 【請求項5】 電子メールに添付されているファイルの
    拡張子を変更する変更手段を備えていることを特徴とす
    る請求項4に記載のファクシミリ機能装置。
  6. 【請求項6】 電子メールを受領したことを示す受領確
    認通知を電子メールの送信側に送信することを特徴とす
    る請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のファクシミ
    リ機能装置。
  7. 【請求項7】 電子メールの印字が正常に行われなかっ
    たことを示す受領確認通知を電子メールの送信側に送信
    することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか
    に記載のファクシミリ機能装置。
  8. 【請求項8】 ファイルの展開が正常に行われなかった
    ことを示す受領確認通知を電子メールの送信側に送信す
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに
    記載のファクシミリ機能装置。
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