JPH10513521A - ロッドジョイント - Google Patents

ロッドジョイント

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JPH10513521A JP8524575A JP52457596A JPH10513521A JP H10513521 A JPH10513521 A JP H10513521A JP 8524575 A JP8524575 A JP 8524575A JP 52457596 A JP52457596 A JP 52457596A JP H10513521 A JPH10513521 A JP H10513521A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ガラスの壁又はガラスの屋根を支持するために構造体の構成要素として使用されるバーの節状接合装置(10)に関する。複数のバー(12〜22)はボルトで留められたカバーディスク接続システム(34、36、40)によって接合装置(10)で接合される。バー接合装置(10)は、バー(12〜22)の端部領域(28)が少なくとも一つの端面領域(30、32)で互いに当接し、固定した力で互いに加圧し合うことを特徴とする。接合装置(10)に位置するバーの端部領域(28)は二つのカバーディスク(34、36)間にボルト留め(40)される。

Description

【発明の詳細な説明】 ロッドジョイント 発明の分野 本発明は、支持構造体における構成要素としてのロッドジョイント(棒状継手 )に関する。支持構造体はガラスの壁又はガラスの屋根を支持する役目を果たす 。ガラスの壁又は屋根は、互いに間隔をおいて支持構造体上に固定される多くの 各板ガラスから成る。この種のガラスの壁又は屋根は建築要素の広い領域にガラ スをはめるために使用される。 従来技術 最初に述べられるタイプの公知のロッドジョイントは、直角又はスキュー角度 で互いに交差する二つのロッドの形態である。このような基本的な構造体に固定 される板ガラスは、適切な四辺形の形状(菱形、正方形又は矩形)を有する。平 坦な形状のガラスがはめられる支持構造体又は領域の場合、或いは一方向のみに 湾曲する支持構造体の場合は構造的な問題は発生せず、個々の板ガラスは適切な 角度で互いに当接し、空間上の単一の軸に対応して湾曲する支持構造体上に支持 及び固定され得る。 しかし、元来平坦な板ガラスパネルは、そのコーナーが四つ全てのジョイント に同時に位置しないため、空間上の二つの軸で湾曲するはめこみ面には問題があ る。湾曲が緩慢である場合、板ガラスを弾性変形する方法で取り付けようとする 試みが行われる。湾曲がより急峻である場合、適切に予め変形された板ガラス又 は切断ラインに沿って切断された板ガラスが使用され得る。 発明の概要 この従来技術に基づくと、本発明の目的は、空間内で任意に湾曲する広域支持 構造体に問題なくガラスをはめこむことが可能な方法を提供することである。 本発明は請求項1の特徴によって定められる。従来技術で公知のロッドジョイ ントに基づき、ねじによるタブ接続によって結合される複数のロッドの各々にお いて、本発明のロッドジョイントは、各端部領域で少なくとも一つの端面領域を 介し、ロッドが端部領域で互いに当接し、互いに非積極的に圧力を加え合い、端 部領域、即ち、二つのディスク間のロッドジョイントの領域において共にネジで 保持されるという点が異なる。この実施の形態では、押圧力は当接ロッド間の平 面接触によって伝達される。逆に、引っ張り力はねじで固定され当接領域を両側 でカバーするディスクを介して伝達される。曲げ力も伝達され得る。例えば、曲 げモーメントが分解された場合に起こる引っ張り力及び押圧力は、引っ張り力の 場合は一方又は他方のディスクによって、或いは押圧力の場合は複数の当接ロッ ドの端面領域によって上記に述べられたようにロッドジョイント内で伝達される 。 ジョイントで互いに当接するロッドの端部領域が端部に向かってテーパ付けら れた端面領域を有するように構成されると利点を有することが分かった。隣接す るロッドはこれらの端面領域によって互いに当接する。ジョイントの領域の構造 的な高さは結果として低く維持される。 一つのジョイントで合うロッドの数が少なくなると、支持構造体がスレンダー になることが分かった。四つのロッドを有するジョイントでは、ジョイント間の 板ガラスによってカバーされる領域は四辺形である。ジョイントの領域のロッド は異なる傾斜で合うため、板ガラスは平坦であり得る。 脚立型の構造体は、ロッドジョイントが三角形領域を囲むように構成される。 三角形のアウトラインの板ガラスはガラスパネルに使用されることができる。各 場合において、支持構造体の一つのロッドは板ガラスの各自由端下に存在する。 このようにして任意に湾曲する支持構造体が形成され、ガラスがはめこまれる。 与えられる要求に応じて、隣接するバーの角度は0°以上180°以下の範囲が 好ましい。このような構造において、伝達された負荷は接続する種々の他のロッ ドに伝達される。 支持構造体を構造的に高くしすぎないようにするために、一方又は両方のディ スクをロッドの端部領域に多少さらもみするのがよいことが分かった。結果とし て、これらのディスクに延出するねじの頭部はロッド及びロッドジョイントをカ バーする板ガラスに衝突しない。 ロッドの端部領域は任意の角度でジョイントで合うことができる。支持構造体 のジョイントは互いに構造的に同一に構成されているわけではない。したがって 、ジョイントに存在する要素の構成の製造関連要求は非常に厳密である。これら の要求はコンピュータサポート構造を使用することによってのみ実質的に実行可 能に満たされる。コンピュータの基本的なライングリッドを正確に且つ単純にロ ッドジョイントのグリッドに変換することを可能にするために、個々のロッドの 上面の中央にライングリッドを配置するのがよいことが分かった。これらのグリ ッドライン又はシステムラインは各ジョイントの一点で当接する。この理論的ノ ードポイントから、ジョイントは”上から下へ”構成される。静的な要求を適切 に満たすために、ロッド間に所定の間隔が常に存在するようにディスクはロッド の端部に十分にさらもみされる。ディスクは各ジョイントにおいて同じ厚み及び デザインを有するため、全てのジョイントのベースに対して適切なコンピュータ プレコンディション(computer preconditions)が形成される。 この種の支持構造体のガラスパネルは、単一の板ガラス又は複数の板ガラスか ら成る単一又は断熱ガラスを含む。板ガラスは非透明プレートとも交換可能であ る。外側から追加的に作用するカバープレートが上部ディスク上で加圧されるガ ラスパネルは、構造的に単純で技術的に十分に満足のいく構成であることが分か った。板ガラスのエッジはジョイントの領域の二つのディスク間でプレスばめさ れる。 ディスクの一方はジョイントの構造体に存在するカバーディスクである。他方 のディスクはガラスパネルの外側に追加的に存在する。この追加のディスクは構 造的に単純な方法でねじ接続によって外側ディスクに固定される。 本発明のさらなる利点及び実施の形態を請求の範囲に述べられる特徴及び以下 の例示的な実施の形態の両方から学ぶことができる。 図面の簡単な説明 本発明は図面に示される例示的な実施の形態によって以下に更に詳細に述べら れる。 図1は、本発明のロッドジョイントの平面図である。 図2は、図1のロッドジョイントの部分断側面図である。 図3は、ガラスパネルが設けられたロッドジョイントの部分断側面図である。 実施の形態 図1に示されるロッドジョイント10において、本実施の形態では、六つのロ ッド12、14、16、18、20、22が互いに当接する。 ロッドは支持構造体の一部である。ジョイントは、ジョイントを接続するロッ ドが三角形領域を形造るように、支持構造体の内側にある。これらの面は四辺形 であってもよく、例えば台形でもあり得る。 本実施の形態では、各ロッド12〜18は矩形輪郭を含み、幅13が40mm であり、高さ15が60mmである。二つの側面24、26は、適用されるロッ ドの各端部領域28で鋭角で互いに収束する。結果として、各ロッド12〜22 は鋭角で収束する二つの斜めの端面部領域30、32を有する。隣接するロッド 、例えばロッド18及び16は、隣接する端面領域30、32が互いに平面で位 置する。これは、一つのロッドジョイントの様々なロッドの全てのロッド及び全 ての端面領域に当てはまる。このように、押圧力は端面領域30、32を介した 接触によってロッドジョイント10の隣接するロッドに伝達されることかできる 。 ロッド12〜22の端部領域28は、ロッドジョイント10の内側に、他のロ ッド領域に対して高さが低い部分17を有し、その高さはこの実施の形態では4 0mmである。あるカバーディスク34及び36はそれぞれ上下からこのように 形成された高さの低い二つの領域19、21に入り込む。これらの二つのカバー ディスク36は保持され、ねじが切られたボルト40によって当接ロッドの各端 部領域28で螺合する。ねじ切りボルトは予め応力が加えられていてもよい。ボ ルト40の頭部42は上部カバーディスク34にさらもみされて配置される。ボ ルト40は下部カバーディスク36から下方へ突出する。ナットは、示されるよ うに、雄ねじ44に螺合される。このナット46はカバーディスク36に対して ワッシャ48を介して固定される。雄ねじ部44は、この雄ねじ部44が下部カ バーディスク36内で終り、端面領域30、32の領域に到達しないように、こ のねじ切りボルト40に存在する。カバーディスク34、36は二つの高さ減少 領域19、21に正確に嵌め合わされるため、押圧力はこれら二つの領域に伝達 されることができる。押圧力の伝達に関しては、弱化していないロッド断面に相 当する断面を、各ロッドの弱化した端部領域28においても利用することができ る。さらもみの配置によって、ロッドの上部カバーディスク34、特にカバーデ ィスク34内のねじ頭部44及びジョイント10の領域内のロッドの上部側面は すべて高さが同じであることができる。 上部カバーディスク34には雌ねじ52を有する中心ボア50がある。ねじ7 8は、以下に詳細に述べられるように、この雌ねじ52に上から螺合し得る。 ガラスパネル56は図1及び2に示されるロッドジョイント10上に位置する 。本実施の形態では、このガラスパネルは断熱ガラスパネル56を含み、この断 熱ガラスパネルは、通常の方法により下部板ガラス58及びこの下部ガラスから 離間する上部板ガラス60から成る。このガラスパネル56はシーリング異形材 (profile)62、64上に位置する。これらのシーリング異形材62、64はロ ッド12〜22の上側面をカバーし、下方に突出するタブ66、68はロッドの 二つの上部長手方向エッジに到達する。 シーリング異形材62、64はその中心に上方に突出するストラット70を有 する。このストラット70はガラスパネル56の端面又は側面を介して上方に突 出する。シーリング組成物72はストラット70上に着座し、上部板ガラス60 の平面における上部板ガラス60同士間の水密接続を形成する。 ジョイント10を含む各ジョイントの領域において、ガラスパネル56及び上 部板ガラス60はシリコーンディスク74によってカバーされる。外側ディスク 76はこのディスク74上に位置する。ディスク74、76は中心リセスを有し 、ねじ78はこのリセスを介して外側から延出し、このねじは上部カバーディス ク34の中心雌ねじ52に螺合する。 ねじ78はロッドジョイント10で合うロッドの端部領域28に接触しない。 このねじ78は、例えばカップナット80によって外側からカバーされる。外側 ディスク78を取り囲むシーリング組成物82は、外側ディスク78とジョイン ト10の領域のガラスパネル56の上部板ガラス60との間の水密接続を形成す る。ロッドジョイントを空間上で異なる傾斜で位置合わせする場合、隣接するロ ッドジョイント10同士間のロッドはねじられて取り付けられなければならない 。 ロッドジョイント10のこの構造によって、引っ張り力、押圧力及び力のモー メントのかなりの量の伝達が可能になる。ガラスパネル56は力を必要とせずに ロッドジョイント上に位置する。同時に、構造の防水性も確保される。使用され るロッドの強度の約60%であるロッドジョイントの曲げ強さは非常に高い。結 果として、幅40mmのロッドが初めて使用可能となる。したがって支持構造体 は非常にスレンダーな外観となる。 ガラスパネル56の個々の板ガラスのアウトラインが三角形であるために、ガ ラスの任意に湾曲する領域が形成され得る。ガラスパネルの種々の板ガラスは平 坦である。一つのロッドジョイントで合うロッドの空間内での種々の位置合わせ のために、各ロッドの端面領域30、32はロッドの上部又は底部に対して必ず しも直角に方向付けられる必要はない。一般的に、各ロッドは角度的な位置合わ せが隣接するロッドの対応する端面領域と異なる端面領域30、32を有する。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年5月12日 【補正内容】 請求の範囲 1) ガラスの壁又はガラスの屋根の構成要素としてのロッドジョイント(10 )であって、 ねじによるタブ接続(34、36、40)によってジョイント(10)に接合 される複数のロッド(12〜22)の各々において、 端部領域(28)で少なくとも一つの端面領域(30、32)を介し、ロッド (12〜22)は互いに当接し、互いに非積極的に加圧し合い、 ジョイント(10)に配置されるロッドの端部領域(28)は高さ(15)を 有し、この高さはロッドの残りの領域よりも低く、端部領域はねじ(40)によ って二つのカバーディスク(34、36)の間に保持され、 わずかの定められた間隔(17)がカバーディスク(34、36)間に存在し 、 この定められた間隔(17)が高さ減少領域(19、21)の高さ減少量だけ この方向のロッドの高さ(15)よりも低く、 カバーディスク(34、36)が使用されて高さ減少領域(19、21)内で 作用する押圧力を伝達するように、カバーディスク(34、36)はロッド(1 2〜22)にさらもみされて配置されることを特徴とする、ロッドジョイント。 2) 端部領域(28)における隣接するロッド(16、18)はテーパ付き端 面領域(30、32)を有し、前記隣接するロッドはこのテーパ付き端面領域で 平面で互いに当接し、互いに押圧力を加え合う、請求項1に記載のロッドジョイ ント。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U G),UA(AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM ),AL,AM,AU,BB,BG,BR,CA,CN ,CZ,DE,EE,FI,GE,HU,IS,JP, KP,KR,LK,LR,LT,LV,MD,MG,M K,MN,MX,NO,NZ,PL,RO,SG,SI ,SK,TR,TT,UA,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1) ガラスの壁又はガラスの屋根を支持する支持構造体の構成要素としてのロ ッドジョイント(10)であって、 ねじによるタブ接続(34、36、40)によってジョイント(10)に接合 される複数のロッド(12〜22)の各々において、 端部領域(28)で少なくとも一つの端面領域(30、32)を介し、ロッド (12〜22)は互いに当接し、互いに非積極的に加圧し合い、 ジョイント(10)に配置されるロッドの端部領域(28)は二つのカバーデ ィスク(34、36)の間に保持され、ねじで留められることを特徴とする、 ロッドジョイント。 2) 端部領域(28)における隣接するロッド(16、18)はテーパ付き端 面領域(30、32)を有し、前記隣接するロッドはこのテーパ付き端面領域で 平面で互いに当接し、互いに押圧力を加え合う、請求項1に記載のロッドジョイ ント。 3) わずかの定められた間隔(17)がカバーディスク(34、36)間に存 在し、 この定められた間隔(17)が高さ減少領域(19、21)の高さ減少量だけ この方向のロッドの高さ(15)よりも低く、 カバーディスク(34、36)が使用されて高さ減少領域(19、21)内で 作用する押圧力を伝達するように、カバーディスク(34、36)はロッド(1 2〜22)にさらもみされて配置される、上記の請求項のうちの一つに記載のロ ッドジョイント。 4) 二つのカバーディスク(34、36)及びロッドの介在端部領域(28) を通過するねじ接続(40)はガラスパネル(56)に対向する側にあり、ガラ スパネル(56)に隣接するこのカバーディスク(34)にさらもみされる、上 記の請求項のうちの一つに記載のロッドジョイント。 5) ガラスパネル(56)は複数の板ガラス(58、60)が接合した断熱板 ガラスである、上記の請求項のうちの一つに記載のロッドジョイント。 6) ガラスパネル(56)が隣接するカバーディスク(34)と追加の外側デ ィスク(76)との間に傾斜を付けて固定され、 外側ディスク(76)がガラスパネル(56)に隣接するカバーディスク(3 4)に螺合され、 シーリング異形材(62、64)がガラスパネル(56)の隣接する自由端間 に存在し、 このシーリング異形材(62、64)がガラスパネル(56)とロッドとの間 にも存在することを特徴とする、 上記の請求項のうちの一つに記載のロッドジョイント。 7) 最大幅40mm及び最大高さ60mmの中実ロッドが存在する、上記の請 求項のうちの一つに記載のロッドジョイント。
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