JPH10512788A - 乾燥粉末吸入器の供給システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 乾燥粉末吸入器用の薬剤貯蔵及び供給システム（２０）は、剪断層にシールされる膨張外殻（５４）を設けた搬送ディスク（４６）を備えている。膨張外殻（５４）の下方側でタブ（４８）が剪断層（５６）に接着されている。搬送ディスク（４６）は乾燥粉末吸入器（２０）内に配置される。アクチュエータ（８０）はタブ（４８）を押圧し、剪断層（５６）を剪断し、膨張部から乾燥粉末吸入器（２０）に粉末薬剤内容物を放出する。搬送ディスク（１３０）には、箔状蓋（１５０）によりシールされ、プレート（１３６）により覆われる脆性の膨張外殻（１３２）を備える破裂する膨張部（１３２）を設けている。アクチュエータ（１６０）はプレート（１３６）に対して移動し、プレート（１３６）を締め付けて膨張外殻（１３２）を破裂開封させる。その結果、薬剤粉末（６２）が乾燥粉末吸入器（２０）内に放出される。

Description

【発明の詳細な説明】 乾燥粉末吸入器の供給システム 発明の背景 発明の技術分野 本発明の技術分野は、粉末薬剤用の乾燥粉末貯蔵装置及びシステムである。 乾燥粉末混合物の形態の種々の薬剤は、口又は鼻を介して直接肺に吸入される 。この吸入による場合、消化器系を迂回して薬剤を摂取することができる。また 、この場合、例えば皮下注射等の他の薬剤供給技術を用いる必要がない。直接吸 入を行うと、ある場合には、同じ薬剤を経口摂取したときと同様の所望の効果を 、より少量の投薬量で達成することができる。他の場合には、直接吸入を行うこ とにより、好ましくない副作用を回避するのに役立つ。 粉末薬剤を直接吸入するために、種々の乾燥粉末吸入器が使用されている。こ れらの乾燥粉末吸入器では、一般に、患者が吸入を行うことにより、バルク・リ ザーバ、カプセル又は膨張パッケージから乾燥粉末を供給する。乾燥粉末を環境 からシールするには（凝固や汚染を低減するには）、膨張部のような個々独立し てシールされた容器が好ましい。しかしながら、種々の膨張部を有する乾燥粉末 貯蔵及び供給装置が使用されているにもかかわらず、種々の欠点が残されている 。例えば、膨張部は環境に対する良好なシール性を得るために十分な強度を有す る必要があると共に、患者が使用するときに確実に薬剤を放出できることが必要 である。また、より正確に１回分の投薬量を供給するためには、当然、膨張部な いし容器の材料が薬剤粉末と混合したり、薬剤粉末とともに流出することがない ように、薬剤粉末を膨張部から吸入装置へ放出しなければならない。ぜんそく薬 のような吸入薬剤は、非常に頻繁に使用されるため、薬剤の貯蔵及び供給のため の材料及び装置は、小型かつ低コストで容易に製造し、使用できる必要がある。 従って、本発明の目的は、吸入器と共に使用する改良された乾燥粉末の貯蔵及 び供給システムを提供することを課題としている。 発明の概要 乾燥粉末貯蔵及び供給装置は、周方向に間隔をあけて粉末薬剤を収容する金属 箔製の膨張部を備えることが好ましい。これらの膨張部は、下層金属箔剪断層上 に密着されることが好ましい。好適な実施例では、この剪断層は保持ディスク上 に固定される。保持ディスクから間隔をあけて設けた剪断タブを、各膨張部の下 方側で剪断層に固定することが好ましい。アクチュエータを剪断タブに押圧し、 膨張部から剪断層を剪断ないしは取り外し、膨張部内に収容された薬剤粉末を放 出する。 アクチュエータが係合すると膨張部が破裂開封して、膨張部内に収容された粉 末薬剤が放出されるように、脆性材料からなる膨張部のほぼ中央部に切込線を設 けることが好ましい。 図面の簡単な説明 本発明の目的及び特徴は、添付図面を参照した以下の詳細な説明により明らか にされる。しかしながら、図面は説明のみを目的とするものであり、本発明の範 囲を限定することを意図するものではない。 図面において、同様の要素には同様の符号を付している。 図１は、乾燥粉末吸入器の斜視図、 図１Ａは、図１の乾燥粉末吸入器の前進ノブの斜視図、 図１Ｂは、図１の乾燥粉末吸入器の平面図、 図１Ｃは、図１の乾燥粉末吸入器の部分断面概略図、 図２は、外側タブを備える薬剤の搬送ディスクの斜視図、 図３は、内側ディスクタブを備える他の搬送ディスクの斜視図、 図４は、搬送ディスク内に設けられたタブを備える搬送ディスクの他の実施例 であり、 図５は、図２の線５−５での部分拡大断面図、 図５Ａは、図５に図示する部分の平面図、 図５Ｂは、図５Ａの線５Ｂ−５Ｂでの拡大断面図、 図５Ｃは、図５Ｂに図示する部分の底面図、 図６は、膨張部を開封する直前の図５Ｂに図示する部分の側面図、 図７は、膨張部を剪断開封した直後の図５Ｂで図示する部分の側面図、 図８は、第１実施例の乾燥粉末吸入器内に取り付けられた図２の薬剤搬送ディ スクの断面図、 図９は、第２実施例の乾燥粉末吸入器内に取り付けられた図２の搬送ディスク の断面図、 図１０は、周囲に切込線を設けた破裂する膨張部を傾斜プレート上に備える他 の薬剤搬送ディスクの斜視図、 図１１は、径方向に切込線を設けた破裂する膨張部を平坦プレート上に備える 薬剤搬送ディスクの実施例の斜視図、 図１１Ａは、図１１の搬送ディスクの下方側斜視図、 図１２は、周囲に切込線を設けた破裂する膨張部を平坦プレート上に備える他 の搬送ディスクであり、 図１３は、図１０の線１３−１３での部分斜視図、 図１４は、開封直前の図１３の膨張部の側面図、 図１５は、開封直後の図１３の膨張部の側面図、 図１６は、直線帯状の搬送手段を示す斜視図である。 図面の詳細な説明 上記図面を詳細に説明すると、図１に示すように、乾燥粉末吸入器２０は、非 使用時にはキャップ２４により覆われるマウスピース２２を備えている。この乾 燥粉末吸入器２０の上端のノブ２６は、個々の１回の投薬量分の薬剤を前進させ て、マウスピース２２を介して供給するために使用される。図１、図１Ｂ及び図 １Ｃを参照すると、膨張部開封機構３８は、ロックアーム４０上のスプリング４ ４の上方を覆うように配置された中央ボタン２８を備えている。ロックアーム４ ０は、搬送ディスク３４上の内側タブ３２を押し上げて、膨張部３６を剪断し又 は引き裂いて開封するレバー端部４２を備えている。 搬送ディスク３４及び膨張部３６は、さらに、図２から図５により詳細に図示 されている。図２に示す搬送ディスク４６は、搬送ディスク６０上に支持され、 かつ、径方向に間隔をあけて膨張部３６から突出する外側タブ４８を備えている 。図３は、内側タブ３２を備える図１Ｃに図示された搬送ディスク３４をより詳 細 に示している。図４は、その輪郭内に含まれるタブを備える搬送ディスク５０の 実施例を示している。搬送ディスク５０を貫通する剪断ピン孔５２が設けられて おり、吸入装置のピンを剪断ピン孔５２に貫通させると搬送ディスク５０内の含 まれるタブを押圧、その結果膨張部３６が剪断開封される。搬送ディスク３４， ４６，５０は、割り出し／駆動切欠７２を備えている。 図５は、外側タブを備える搬送ディスクを示しており、剪断層５６を覆うよう に膨張外殻５４が設けられている。図５及び図５Ａにおいて５８で示すように、 膨張外殻５４の周囲を剪断層５６に熱封着することが好ましい。膨張外殻５４と 剪断層５６の間には、薬剤粉末６２が収容されている。膨張外殻５４の下方では 、剪断層５６の下側にタブ４８が設けられている。タブ４８は、ヒンジ線６８を 除く全周に設けられた隙間６４により搬送ディスク６０から分離されている（図 ７参照）。ヒンジ線６８は所望の箇所に設けることができる。搬送ディスク６０ の隙間６４の最も内側部分の、膨張外殻５４と剪断層５６の接続部分のすぐ内側 で、搬送ディスクに点部又は歯部を設けることにより、応力集中部７０を形成し てもよい。この応力集中部７０は、剪断層５６の剪断／引き裂き動作の開始を補 助する。 膨張外殻５４や剪断層５６は、例えばアルミニュウム箔のような金属からなる ことが好ましい。搬送ディスク６０とタブ４８は、樹脂を射出成形又はダイカス ト鋳造したものであることが好ましい。剪断層５６は接着剤４９により搬送ディ スク６０及びタブ４８に接着されており、図５Ｂ及び図５Ｃに示すように、隙間 ６４に架け渡されている。 図６及び図７は、乾燥粉末吸入器内での搬送ディスク６０の動作を示している 。図６に示すように、搬送ディスク６０は、隙間６４のすぐ内側の支持部８４上 に載置されている。膨張部３６は、ガイド壁８６の上方に位置している。図６及 び図７に示すように、アクチュエータ８０がタブ４８を押し上げると、タブ４８ はレバーとして機能し、剪断層５６（膨張部３６の底面を形成している。）を膨 張外殻５４から剪断して引き裂く。その結果、膨張部３６が開封する。膨張部３ ６内に収容された薬剤粉末６２は、膨張部３６及び搬送ディスク６０から乾燥粉 末 吸入器の滑降路へ自由落下する。タブ４８はヒンジ線６８まわりに回動する。そ のため剪断層を引き裂いて膨張部３６を開封しても、熱封着５８はそのまま保持 される。 図８を参照すると、乾燥粉末吸入器１００はハウジング１０２、マウスピース １０４及び混合チャンバ１０６内に設けられたインペラ１０８を備えている。バ ッテリ１１２より電力が供給されるモータ１１０がインペラ１０８を回転させる 。図６及び図７に示すように膨張部３６が剪断開封されると、ブリスト３６から 混合チャンバに落下した薬剤粉末６２が空気と混合され、患者により吸い出され て吸入される。図９は、中央にマウスピース１０４を備える乾燥粉末吸入器の他 の実施例を示している。 図１０から図１６は、引き裂きないしは剪断開封ではなく、破裂により開封す る膨張部を図示している。図１０に示すように、破裂膨張部型の搬送ディスク１ ３０は、複数の傾斜板１３６上に破裂する膨張部１３２を備えている。この傾斜 板１３６及び膨張部１３２は、周囲に切込線１３４を備えている。 図１２は、同様の実施例を示しているが、搬送ディスクに対して傾斜しておら ず、同一平面上にあるプレートに膨張部が設けられている。 図１１は、板１４０及び膨張部に径方向の切込線１４２を設けた、平坦なプレ ート１４４を備える他の実施例を示している。図１１Ａは、径方向に切り込んだ 平坦なプレート１４４上に設けた径方向に切込線を備える膨張部１４８を詳細に 示している。プレート１４４及び膨張部１４２の切込ないし弱化部は各膨張部１ ４２の中央に設けることが好ましい。 図１３に示すように、膨張部破裂型の搬送ディスク１３０は、その周囲の熱封 着５８により貯蔵蓋１５０に取り付けられた破砕容易な膨張外殻１３２を備えて いる。貯蔵蓋１５０は他面側でプレート１３６に接着されている。膨張外殻１３ ２は、その中央に切込線ないしは弱化点１３４を備えている。これに対応して、 プレート１３６は膨張外殻１３２上の切込線１３４に対向して設けれらた切込線 を備えている。膨張外殻１３２は、脆性を有する樹脂又は金属材料からなること が好ましい。板１３６は搬送ディスクの中央部を構成するため、射出成型又はダ イキャスト鋳造した硬質の樹脂からなることが好ましいが、貯蔵蓋１５０は、金 属（例えば、アルミニュウム箔）であることが好ましい。 使用時には、図１４及び図１５に示すように、角部１６６を有する幅広の刃形 状を有するプランジャないしはアクチュエータ１６０が、支持部１６４（乾燥粉 末吸入器の一部を構成する。）によりその側部が支持されたプレート１３６の切 込線１３４へ押し下げる。図１４に示すように、アクチュエータ１６０が膨張部 １３２に内に押し込まれると、膨張部１３２が砕け、ないしは破裂開封する。そ の結果、薬剤粉末６２が放出される。 図１６に示すように、図５及び図１３の膨張部は、ディスク形状ではなく、帯 形状であってもよい。 以上のように、特定の実施例を参照して本発明を詳細な説明したが、当業者は 本発明の精神及び範囲から離れることなく、種々の変更を行うことができる。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】１９９６年１１月２０日 【補正内容】 請求の範囲 １．搬送手段と、 該搬送手段に設けられた膨張外殻と、 該膨張外殻の周囲に取り付けられた剪断層と、 上記搬送手段に回動可能に取り付けられ、かつ、上記剪断層に取り付けられる タブと を備える乾燥粉末吸入器のための粉末貯蔵及び供給システム。 ２．上記搬送手段はディスクである請求項１に記載のシステム。 ３．複数の膨張外殻を備え、上記搬送手段は帯である請求項１に記載のシステ ム。 ４．上記剪断層は単一層の金属箔を備える請求項１に記載のシステム。 ５．上記膨張外殻は、単一層の金属箔を備える請求項１に記載のシステム。 ６．上記膨張外殻は上記搬送手段から突出する請求項１に記載のシステム。 ７．隙間を設け、該隙間は、隙間に架け渡したヒンジ線を除いて搬送ディスク タブから上記タブの全周を分離する請求項１に記載の粉末薬剤貯蔵及び供給シス テム。 ８．ディスクに設けた中央開口と、 該中央開口から径方向に突出する複数の剪断タブと、 上記剪断層を覆い、かつ、剪断層に取り付けられた膨張層とを備え、 各剪断タブは、隙間により上記搬送ディスクから間隔をあけて設けられた周縁 部を備えると共に、その側部に沿ったヒンジ線で上記搬送ディスクに対して回動 可能に取り付けられ、 上記膨張層は、複数の膨張外殻を備え、上記剪断層と上記膨張外殻の間に粉末 を収容する空間を形成し、ほぼ各剪断タブ上に一つの膨張部を備える請求項２に 記載の粉末薬剤貯蔵及び供給システム。 ９．上記剪断タブの周縁部の上記ヒンジ線と反対側に応力集中部を設けた請求 項８に記載の粉末薬剤貯蔵及び供給システム。 １０．各膨張外殻の周囲に設けた熱封着部により上記膨張層を上記剪断層に取 り付けている請求項８に記載の粉末薬剤貯蔵及び供給システム。 １１．搬送ディスクと、 該搬送ディスクに径方向に互いに分離して設けた複数の独立したプレートと、 各プレート毎に一つづつ取り付けた複数の脆性を有する膨張外殻と、 各膨張部の中央に設けた切込線と、 上記膨張外殻内に収容された１回の投薬量分の粉末薬剤と を備える乾燥粉末吸入器において使用される粉末薬剤貯蔵及び供給システム。 １２．上記切込線は、上記搬送ディスクの周囲に対してほぼ平行に延在する請 求項１１に記載の粉末薬剤貯蔵及び供給システム。 １３．上記プレートは上記ディスクと同一平面上にある請求項１１に記載の粉 末薬剤貯蔵及び供給システム。 １４．上記プレートに上記膨張外殻の切込線と対向する切込線を備える請求項 １１に記載の粉末薬剤貯蔵及び供給システム。 １５．上記プレートに固定される貯蔵蓋と、該貯蔵蓋に上記膨張外殻を接続す る熱封着部を備える請求項１１に記載の粉末薬剤貯蔵及び供給システム。 １６．ハウジングと、該ハウジング内に収容されたタブを備える搬送ディスク 及びアクチュエータとを備え、搬送ディスクは剪断層を備え１回分の投薬量の薬 剤を収容する膨張部を備えている吸入器を用意し、 ハウジング上の搬送ディスクを、ハウジング内のアクチュエータと直列に配置 される位置に前進させ、 搬送ディスク上のタブに係合し、該タブを転置するように上記アクチュエータ を移動させ、 上記アクチュエータにより上記タブを回動させて、搬送ディスクの膨張部内に １回の投薬量分の薬剤をシールする剪断層を剪断し、 １回の投薬量分の薬剤を膨張部から吸入器のハウジングに落下させる、 １回の投薬量分の薬剤を供給する方法。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＡＵ，ＢＧ，ＢＲ，Ｂ Ｙ，ＣＡ，ＣＮ，ＣＺ，ＦＩ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＰ，ＫＲ ，ＫＺ，ＭＮ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＲＯ，ＲＵ， ＳＧ，ＳＫ，ＵＡ，ＶＮ (72)発明者 キャメロン，アラン アメリカ合衆国90402カリフォルニア州 サンタ・モニカ、エントラダ・ドライブ 272番 (72)発明者 ティツラー，デイビッド アメリカ合衆国91320カリフォルニア州 ニューベリー・パーク、アベニダ・ロマ・ ポータル753番 (72)発明者 ポーチェ，レナード アメリカ合衆国93063カリフォルニア州 シミ・バレー、アダム・ロード4756番

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．搬送手段と、 該搬送手段に設けられた膨張外殻と、 該膨張外殻の周囲に取り付けられた剪断層と、 該剪断層に取り付けられたタブと を備える乾燥粉末吸入のための粉末貯蔵及び供給システム。 ２．上記搬送手段はディスクである請求項１に記載のシステム。 ３．上記搬送手段は帯である請求項１に記載のシステム。 ４．上記剪断層は金属箔を備える請求項１に記載のシステム。 ５．上記膨張外殻は金属箔を備える請求項１に記載のシステム。 ６．上記剪断層は、上記搬送手段及び上記タブに取り付けられている請求項１ に記載のシステム。 ７．上記膨張外殻は、上記搬送手段から突出する請求項１に記載のシステム。 ８．搬送ディスクと、 タブと、 上記搬送ディスクに取り付けられ、搬送ディスクをタブに連結する剪断層と、 タブにより上記剪断層に取り付けられた膨張部と を備える乾燥粉末貯蔵及び供給システム。 ９．上記搬送ディスクと上記タブを分離する隙間を備える請求項８に記載のシ ステム。 １０．搬送手段と、 該搬送手段上のプレートと、 その周囲が上記プレートに取り付けられた膨張外殻と、 膨張外殻の中央に設けられた切込線と、 上記膨張外殻内に収容された１回の投薬量分の薬剤と を備える吸入器用の乾燥粉末供給システム。 １１．膨張外殻は脆性材料からなる請求項１０に記載のシステム。 １２．中央開口を備える円形の搬送ディスクと、 上記中央開口から径方向に突出する複数の剪断タブと、 上記搬送ディスクを覆い、搬送ディスクに取り付けられ、かつ、搬送ディスク を剪断タブに接続する剪断層と、 上記剪断層を覆いかつ、剪断層に取り付けられた膨張層とを備え、 各剪断タブは、隙間により上記搬送ディスクから間隔をあけて設けられた周縁 部を備えると共に、その側部に沿ったヒンジ線で上記搬送ディスクに対して回動 可能に取り付けられ、 上記膨張層は、複数の膨張外殻を備え、上記剪断層と上記膨張外殻の間に粉末 を収容する空間を形成し、各剪断タブが一つの膨張部を備える粉末薬剤貯蔵及び 供給システム。 １３．上記剪断タブの周縁部の上記ヒンジ線と反対側に応力集中部を設けた請 求項１２に記載の粉末薬剤貯蔵及び供給システム。 １４．ほぼ各膨張外殻の周囲に設けた熱封着部により上記膨張層を上記剪断層 に取り付けている請求項１２に記載の粉末薬剤貯蔵及び供給システム。 １５．上記搬送手段は、中央開口と、該中央開口から径方向外向きに延在する 切込線とを備える請求項１０に記載の粉末薬剤貯蔵及び供給システム １６．上記搬送手段は、ディスクと、該ディスクの周囲に対してほぼ平行に延 在する切込線とを備える請求１０に記載の粉末薬剤貯蔵及び供給システム。 １７．上記搬送手段は帯を備える請求項１０に記載の粉末薬剤貯蔵及び供給シ ステム。 １８．上記プレートは上記ディスクと同一平面上にある請求項１０に記載の粉 末薬剤貯蔵及び供給システム。 １９．上記プレートに上記膨張外殻の切込線と対向する切込線を備える請求項 １０に記載の粉末薬剤貯蔵及び供給システム。 ２０．上記プレートに固定される貯蔵蓋と、該貯蔵蓋に上記膨張外殻を接続す る熱封着部を備える請求項１０に記載の粉末薬剤貯蔵及び供給システム。