JPH10509375A - 液体、特に、飲料水をろ過する容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 開閉可能な蓋（８）を備え、ろ過される液体のためのコンテナー（５）と、フィルターシステムを新たなものにする必要性を示すように、蓋（８）によりコンテナー（５）にアクセスが行われた機会を検出してカウントするように蓋（８）に関連して設けられたカウント装置（１５）とを有する液体、特に、飲料水をろ過する容器。

Description

【発明の詳細な説明】 液体、特に、飲料水をろ過する容器 技術分野 本発明の主題は、主請求項の上位概念に係わる、液体、特に、飲料水をろ過す る容器 である。 交換可能なフイルター・カートリッジを有し、有効なろ過をする形式の容器が 知られている。このようなフイルター・カートリッジは、所定回数並びに／もし くは所定期間の後に、除去されそして交換される。 従来技術 従来技術に係われば、ろ過効力が無くなったときに、カートリッジを交換する ように使用者は覚えている。しかし、カートリッジを最後に交換した後に、使用 したろ過回数を覚えておくのは容易ではない。 本発明の目的は、有効なろ過回数が過ぎた場合にフイルター・カートリッジを 交換するために、フイルター・カートリッジの有効性を使用者がモニターするの が容易な構造並びに操作のろ過容器を提供することである。 発明の開示 この目的は、請求の範囲に関わって構成された容器により達成される。 図面の簡単な説明 本発明の特徴並びに効果は、以下の図面に示された、好ましいが限定されない 実施の形態の詳細な説明により明らかになるであろう。 図１は、一部を切欠して示す本発明に関わる容器の正面図である。 図２は、上記容器の上から見た、詳細な部分切欠平面図である。 図３は、同容器の上から見た、詳細な部分切欠斜視図である。 図４は、図３の上から見た、詳細な分解斜視図である。 図５は、部分的に示す、上記図面の第１の変形例の容器の縦断面図である。 図６は、図４のＶＩ−ＶＩ線に沿う断面図である。 図７は、上から見た図５並びに６の容器の部分断面平面図である。 図８は、部分的に示す、上記図面の第２の変形例の容器の縦断面図である。 図９は、図８のＩＸ−ＩＸ線に沿う断面図である。 図１０は、上から見た図８並びに９の容器の部分断面平面図である。 図１１は、部分的に示す、上記図面の第３の変形例の容器の縦断面図である。 図１２は、図１１のＸＩＩ−ＸＩＩ線に沿う断面図である。 図１３は、上から見た図１１並びに１２の容器の部分断面平面図である。 図１４は、部分的に示す、上記図面の第４の変形例の容器の縦断面図である。 図１５は、図１４のＸＶ−ＸＶ線に沿う断面図である。 図１６は、上から見た図１４並びに１５の容器の部分断面平面図である。 図１７，１８，１９は、本発明の容器の３つの別の変形例の部分断面側面図で ある。 本発明の実施の形態 図１ないし３において、本発明に関わる容器は符号１で示され、ハンドル３並 びにろ過された水を注ぐための注ぎ口４とを備えたジョッキ２と、このジョッキ ２内に収容され、口部７で結合した形状で支持された漏斗形状のコンテナー５と 、このコンテナー５を着脱可能に閉じるように位置された蓋８とを具備する。 前記コンテナー５は、例えば、所定のろ過サイクル数の後に交換され得るフイ ルター・カートリッジ１１のためのハウジング１０が基部内に配置される入れ物 ９を、既知の方法で、規定している。表示の例として、前記カートリッジ１１は 、３０回のろ過回数を果たすように設定されており、３０回の回数の後に交換さ れなければならないものであることを仮定する。 板状の捕獲突起１２が、注ぎ口４に面する側で、コンテナー５の入れ物９の壁 から径方向内方に突出している。 本発明に関われば、前記蓋８は、カートリッジ１１により果たされたろ過回数 をカウントする装置１５を備えている。この装置１５は、蓋８と一体的な突起１ ７を中心として回転可能であり、また、突起１７に挿入されたピン１９の頭部と 当接した螺旋ばね１８により蓋８の面する壁２１上に弾性的に付勢された表示デ ィスク１６を有する。 順次数が付された多数のセクターで目盛られたスケール２２が、壁２１と面す るディスク１６の面に印刷されている。スケール２２の各セクターに対して、デ ィスク１６の外エッジは、ほぼ垂直かディスクの回転軸を含む平面に位置された １つの面２４と、傾斜面のようにテーパが付けられた２つの側面２５ａ，２５ｂ とを備えた台形の歯部２３を有している。これら歯部は、平坦なベースを備えた 凹所２６により夫々離間されている。 ディスク１６の２つの隣り合う歯部間の凹所２６の１つは、以下に説明される ように所定の回転が完了したときにディスク１６を停止させるように設けられた ブリッジ２７により、少なくとも部分的にブロックされる。図示の実施の形態で は、このブリッジ２７は、単に例示であり図面を明確にするために、仮想の角度 位置で示されており、実際には、用語“停止”が付されたセクターと直径上で対 向しているので図面では見ることのできない位置にある。 前記ディスク１６の反対の面は、グリップ２８（ディスク１６を手動で回転さ せる機能を果たす）と対照の表示矢印２９とが設けられている。 突起１７に加えて、蓋８の壁２１は、コンテナー５の外からスケール２２を見 ることができる蓋を通して延びた窓３０と、フイルター・カートリッジ１１が取 り替えられた後のディスク１６の最初の位置のための矢印２９に対応するように された指示矢印３１と、ディスク１６が反対方向に回転するのを阻止するための 一方向停止歯部３２と、夫々符号３３，３４で示された付属物とを有する。付属 物３３は、爪３６を付属物３４に弾性的に当接するように付勢するばね３５のた めの肩部として機能する。この爪３６は、突起１７に回動可能に支持され、カム 形状部３８と同様にディスクを進めるたの一方向停止歯部３７を支持している。 このカム形状部は、蓋８の各開成並びにこれに続く閉成に従って、爪３６の完全 な揺動を果たすように入れ物９の捕獲突起１２と共同できるラム、即ち、傾斜面 を有する。 一方向停止歯部３２と、ディスク１６のエッジに形成された１セットの歯部２ ３と、爪３６とは、蓋８の各開成とそれに続く閉成とで、ディスク１６の間欠的 な回転のための逃げラチェット機構を構成している。 ディスク１６が、自身の軸線を中心として回転するのに従って、ディスク１６ は、突起１７に弾性的に装着されているので、歯部３２と歯部３７との両方を通 過することができることが理解できるであろう。 上記容器は、以下のように動作する。最初に、ろ過される水が、蓋８が取外さ れた後に、コンテナー５に供給される。この蓋８が取外されたときに、爪は、ば ね３５の作用のもとで矢印Ａで示される方向に回動され、この爪に形成された停 止歯部３７は、側面２５ａ，２５ｂの傾斜面を摺動することにより予め係合され た歯部の隣の歯部を越える。 かくして、爪は、蓋８によるコンテナーの次の閉成時に、ディスク１６を前進 させるように準備される。これが生じた時に、コンテナーの捕獲突起１２と、爪 のカム形状部３８との間の係合により、爪は、矢印Ｂで示される方向に自身の軸 線を中心として回動されて、ディスクを１ステップだけ前進させる。 しかし、蓋８の３０回の開閉が完了すると、爪３６の一方向停止歯部３７は、 ２つの近接した歯部２３間のブリッジ形状のクロス片２７にもたらされる。この 結果、一方向停止歯部３２は、ディスクが後方に回転するのを確実に防止し、デ ィスク１６のさらなる回転は、カートリッジ１１が取り替えられるべきである警 告の表示を窓３０を介してディスプレイすることが可能なようにして、阻止され る。 本発明の容器の種々の変形例において、同様もしくは機能的に透過な部材は、 上記実施の形態と同じ参照符号により示されている。 図５ないし図７の容器は、ばね３５が爪３６に一体的に形成されている点で、 上記実施の形態とは異なる。カウント装置の他の部材並びに動作は、容器１のも のと同じである。 図８ないし図１０の容器は、表示ディスクの代わりに、ドラム形状のカウント 装置４０を有する点が、前記実施の形態の容器とは異なる。このカウント装置４ ０は、２つの肩部４１ａ，４１ｂ間で回転可能に支持され、逃げラチェット機構 ４２により、自身の軸線を中心として間欠的に回転される。この機構４２の爪４ ３は、蓋８にピン４８により支持され、ばね４９により弾性的に付勢されている 。 また、この爪４３は、夫々が各セットの爪部４６ａ，４６ｂに係合した２つのフ ック４５ａ，４５ｂを支持した弾性アーム部４４を有し、蓋のコンテナー５への 各開成並びにこれに続く閉成での捕獲突起１２との相互作用により、ピン４８を 中心として回動される。 図１１ないし図１３の容器において、爪３６は、回動可能よりもむしろ蓋８に 沿って長手方向に摺動可能になっている。カム形状部３８は、捕獲突起１２に形 成された対応する傾斜面５０と共同する傾斜面を有するような形状である。爪３ ６は、一側で、自由端にフック５２が形成された弾性アーム部５１を支持し、他 側で、一方向に表示ディスク１６の回転を規定するための捕獲形状部５３を有す る。 前記表示ディスク１６は、蓋８の面２１と面する上面にノコギリ刃形状の複数 の歯部５４を有する。 図１４ないし図１６の実施の形態は、この実施の形態においては、捕獲形状部 ５３の代わりに分離フック６０が使用されている点が上記実施の形態と本質的に 異なる。この分離フック６０は、これのアーム６１が蓋８の横壁６２を捕獲でき るように、蓋８に制限された回動が可能なように装着されている。 本発明の容器のさらなる実施の形態が、図１７ないし図１９に示されている。 これら全ての実施の形態は、容器の蓋８と関連して設けられたカウント装置１５ が電気的なカウント手段を共通して持っている。このカウント手段は、フイルタ ー・カートリッジ１１が交換されるべきであることを、信号、例えば、音もしく は視覚で、使用者に自動的に警報するために、容器の開閉数を記憶することがで きる。 また、蓋８の開閉数には関係なく、カートリッジ１１を、例えば、古くなった ために、破棄するべきであることを警報するために、カウント装置に適当なタイ マーが付加され得る。 図１７に示す実施の形態において、窓３０を通して見ることができるディスプ レイ７１で読み取られ得るカウントは、蓋８に固定された電気的なカウント装置 １５に装着された押しボタン７０を作動する捕獲突起１２により作動される。 図１８に示す実施の形態において、電気的なカウント装置１５は、レバー８０ により作動される。このレバーの前部８１は、蓋８の閉成のときに、装置１５の 上壁を通して見ることのできるディスプレイ７１のナンバリングを回転させる、 押しボタン７０を作動する。 本発明の装置のさらなる変形において、ディスプレイ７１（図１９）は、入れ 物９に装着された磁石９１により駆動される磁石片９０により作動される。 自然に、磁石片９０への磁石９１の吸引もしくは反発作用は、区別なく与えら れ得る。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，Ｕ Ｇ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，Ｂ Ｙ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ， ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，Ｍ Ｄ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ， ＴＭ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ 【要約の続き】

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．ろ過される液体のためのコンテナー（５）と、このコンテナーへのアクセ スのための開成可能な蓋（８）とを具備する液体、特に、飲料水をろ過する容器 において、蓋（８）によりコンテナー（５）にアクセスが行われた機会を検出し てカウントするように、コンテナー（５）並びに／もしくは蓋（８）に関連して 設けられたカウント装置（１５）をさらに具備することを特徴とする容器。 ２．前記カウント装置（１５）は、蓋（８）もしくはコンテナー（５）に装着 され、ディスプレイ（１６）と動作的に関連したラチエット機構（１６，３６） を有し、このラチエット機構は、コンテナー（５）もしくは蓋（８）に設けられ た形状部（３８）と共同して、蓋（８）の開閉ごとに間欠的にディスプレイ（１ ６）を前進させる、動作捕獲突起（１２）を有する請求項１の容器。 ３．前記ラッチ機構は、逃げ形式である請求項２の容器。 ４．前記ラッチ機構とラチエット機構（１６，３６）とは、蓋（８）に装着さ れ、また、前記動作捕獲突起（１２）は、蓋（８）の開閉の間に前記形状部（３ ８）と相互作用する位置で前記コンテナーに形成されている。請求項３の容器。 ５．前記ラチエット機構は、歯部を備えたディスク形状部材（１６）と、この ディスク形状部材（１６）の歯部（２３）を作動する爪（３６）とを有し、これ らは、互いに同軸的に蓋（８）上で係合され得る請求項３の容器。 ６．前記カウント装置（１５）は、電気的もしくは電気／機械的に作動され、 蓋（８）の各開成並びに／もしくは閉成ごとにパルスを発生するパルス発生器（ １２，７０；８１，７０；９０，９１）と、この発生器により発生されるパルス をカウントするカウンター（１５）と、カウントされたパルスを表示するための ディスプレイ（７１）とを有する請求項１の容器。