JPH10508880A - 糖尿病用医薬組成物 - Google Patents

糖尿病用医薬組成物

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JPH10508880A JP9511037A JP51103797A JPH10508880A JP H10508880 A JPH10508880 A JP H10508880A JP 9511037 A JP9511037 A JP 9511037A JP 51103797 A JP51103797 A JP 51103797A JP H10508880 A JPH10508880 A JP H10508880A
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Abstract

(57)【要約】 本発明はヘラクレウム・ラナツム(Heracleum lanatum)及びポプルス(Populus)の一種から由来する抽出液を用いる糖尿病の治療のための方法及び組成物である。

Description

【発明の詳細な説明】 糖尿病用医薬組成物 発明の技術分野 本発明は、糖尿病治療のための組成物、その組成物の製造方法、および糖尿病 治療に適した活性成分を含有するキットに関する。 発明の背景 糖尿病は、多くの人(約5%)が罹るが、糖尿病の治療法はまだ不充分である 。I型糖尿病患者にとっては、インスリンが必須である。インスリンは典型的に は注射により投与され、バランスの取れた食事と運動とも組合あせる必要があり 、注意深く追跡する必要がある。II型糖尿病患者(すべての糖尿病症例の90% 以上)では、体重を減少させることが好ましいが、これは多くの場合達成するこ とが困難であり、錠剤(例えば、経口の血圧降下剤)やインスリンが必要になる ことがある。このような努力にもかかわらず、糖尿病の合併症(失明、腎不全、 神経障害、および動脈硬化)は、いまだに多くの人を苦しめている。 糖尿病治療の分野における過去40年の間に現れた唯一の新しいクラスの治 療薬は、α−グルコシダーゼインヒビターである。これは、食後のグルコースレ ベルに対して適度な作用を有するが、副作用として胃腸管障害や腹部膨満がある 。脂肪酸インヒビターのような他の薬剤は、現在試験中である。 発明の要約 本発明は、糖尿病の治療のための医薬組成物、およびその製造方法に関する。 ヘラクレウム・ラナツム(Heracleum lanatum)の植物性物質から得られる抽出 物およびドロノキ(Populus)属の種から得られる植物性物質抽出物は、糖尿病 の治療において医薬としての有効性を示すことが見いだされている。ヘラクレウ ム・ラナツム(Heracleum lanatum)は、セリ(Umbrelliae)科のハナウド(cow parsnip)としても知られている薬用植物である。ドロノキ(Populus)属は、ヤ ナギ(Salicaceae)科の仲間であり、世界中(多くは北半球の温帯または北極地 方)に存在する多くの木および低木を含む。好適な種であるポピュラス・トレ ムロイデス(Populus tremuloides)は、ハコヤナギ(quaking aspen)、ヤマナ ラシ(trembling aspen)、またはゴールデン・アスペン(goden aspen)として も知られている。 天然の物質(例えば、イチョウ(Ginko)、柿(Persimmon)および松Pine)) から作成される多くのタイプのお茶がある。しかし、ヘラクレウム・ラナツム( Heracleum lanatum)とドロノキ(Populus)の種から得られる植物性物質から医 薬組成物が提供されることは知られていない。この組合せは、薬草剤集や米国固 有の薬草の医薬品集には記載されていない。さらに、ヘラクレウム・ラナツム( Heracleum lanatum)は、薬草としても記載されていないが、ドロノキ(Populus )種の樹皮は、胃の不調の治療に有用であることが示唆されている。従って、こ の組合せによる抗糖尿病作用は、まったく予想外のことである。 発明の詳細な説明 本発明は、ヘラクレウム・ラナツム(Heracleum lanatum)とドロノキ(Populu s)の種から得られる抽出物を有するお茶を投与することからなる、糖尿病の治療 方法に関する。本発明の好適な実施態様において、ドロノキ(Populus)の種は、 ポピュラス・トレムロイデス(Populus tremuloides)である。 本発明はまた、ヘラクレウム・ラナツム(Heracleum lanatum)細胞とドロノ キ(Populus)の種(好ましくは、ポピュラス・トレムロイデス(Populus tremu loides))の細胞の抽出物を含有する組成物に関する。 本発明はまた、ヘラクレウム・ラナツム(Heracleum lanatum)からの植物性 物質とドロノキ(Populus)の種の植物性物質を溶液(好ましくは、お茶のよう な加熱溶液)中で混合することからなる、糖尿病薬の製造方法に関する。 本発明はまた、ヘラクレウム・ラナツム(Heracleum lanatum)およびドロノ キ(Populus)の種から得られる乾燥物質を有するキットを包含し、以下の少な くとも1つを含有する:こし器など、薬草抽出物の量を測定するための測定手段 、水を量を測定するための測定手段、およびお茶をいれて飲むための茶碗または 容器。 本明細書において乾燥物質とは、典型的には新鮮な植物または植物の部分を採 集し、水が除去されるまで採集した物質を加熱した後に残存する物質を意味する 。 乾燥物質の主要成分は、典型的には細胞膜多糖やリグニン、および原形質成分( 例えば、タンパク質、脂質、アミノ酸、有機酸、および有機化合物のイオンとし て存在するが必須部分ではないいくつかの元素(例えば、特にカリウム))を含 むが、これらに限定されない。 本明細書において、ヘラクレウム・ラナツム(Heracleum lanatum)から得ら れる物質とは、その成長の任意の段階の植物の任意の部分から得られる植物性物 質を意味する。例としては、種子、樹皮、根、苗条、花および葉のような植物の 部分;植物由来のタンパク質;植物由来の炭水化物;および上記の任意の部分、 一部または抽出物、があるが、これらに限定されない。本発明の好適な実施態様 において、物質はヘラクレウム・ラナツム(Heracleum lanatum)植物の種子の 若芽、茎、または種子および/または茎から得られる抽出物から得られる乾燥物 質を意味する。本発明の最も好適な実施態様において、乾燥物質は成熟した若芽 または種子の莢から得られる。 本明細書において、ドロノキ(Populus)属の種から得られる物質は、前記で 定義したようにその成長の任意の段階の木の任意の部分から得られる物質を意味 する。ドロノキ(Populus)の種の例としては、ポプラス・アクミナータ(Populu s acuminata)、ポプラス・アルバ(Populus alba)、ポプラス・アングスチフォ リア(Populus angustifolia)、ポプラス・バルサミフェラ(Populusbalsamifer a)、ポプラス・デルトイズ(Populus deltoids)、ポプラス・グランジデンター タ(Populus grandidentata)、ポプラス・ヘテロフィラ(Populus heterophylla )、ポプラス・ニグラ(Populus nigra)、ポプラス・サルゲンチイ(Populus sa rgentii)、ポピュラス・トレムロイデス(Populus tremuloides)、およびポプ ラス・トリコカルパ(Populus tricocarpa)があるが、これらに限定されない。 本発明の好適な実施態様において、物質は前記で定義したように、乾燥物質で あり、葉または葉の抽出物から得られ、好ましくは若い木(約15年未満)から 得られる。本発明の最も好適な実施態様において、乾燥物質は、ポピュラス・ト レムロイデス(Populus tremuloides)の葉から得られる。 本発明において、組成物は、いくつかの型(ティーバッグ、バラの乾燥物質、 錠剤中、またはカプセル化)で提供されることは理解されるであろう。例えば、 組成物をお茶に調製することが好ましい場合は、組成物は、バラの乾燥物質の型 であるかまたはフィルターバッグ(例えば、ティーバッグ)に入れられる。組成 物を抽出物に調製することが好ましい場合は、組成物は、固体、わずかに粘性の 液体、シロップ、トニック、濃縮液体、または缶詰飲料の型でもよい。組成物は 、熱い型または冷たい型でもよい。本発明の例において、水性の抽出物は、液体 中の活性成分または乾燥物質を濃縮して、液体含有物を蒸発させて抽出調製物を 作成することにより、調製される。 本発明において、医薬組成物は、組成物の活性成分の有効量を送達するのに適 当な任意の手段により投与される。組成物の投与方法の例としては、溶液(例え ばお茶)の飲用または摂取;乾燥物質を破砕または粉砕した混合物(例えば、粉 末または顆粒)をカプセルに入れるか、またはペレット化して錠剤にしたものな ど;乾燥物質を破砕または粉砕した混合物を粉末として、直接経口または経鼻的 に摂取するか、または植物性物質の固体または液体抽出物の飲用または摂取;そ して、お茶または飲料などに復元した植物性物質の固体または液体抽出物の飲用 または摂取があるが、これらに限定されない。 本発明において、薬草剤は、前記で定義した乾燥物質を、「お茶」を産生する のに充分な時間、水の中でいれることにより産生してもよい。典型的には、いれ るのは20分程度であるが、本発明は、いれる時間により限定されない。 本発明において、薬草剤はまた、有機溶媒などで活性成分を抽出して産生して もよい。例えば、葉のような乾燥物質は破砕し、次にエタノール、クロロホルム 、ヘキサン、アセトンなど(しかし、これらに限定されない)のような有機溶媒 に浸漬する。次に抽出物から溶媒を除去し、活性成分を残して、これを錠剤、カ プセル、トニック、または前記のような他の型に入れることができる。 本発明の組成物は、他の多くの成分の1つまたはそれ以上を含有してもよい。 追加成分の例には、ビタミン(例えば、ビタミンA、CおよびK);着色剤;無 機物;甘味剤(例えば、グルコースまたはフラクトース、または人工甘味料); または香味剤(ハッカ、ジャスミン、ベリー抽出物、柑橘類抽出物、および他の 天然のまたは人工香味物質があるが、これらに限定されない)があるが、これら に限定されない。 本発明において、組成物は糖尿病の治療に有効であることがわかっている割合 、投与量、または時間で投与される。例えば、最初の1週間は一杯のお茶を4日 間連続で、次の週は再び4日間飲むことにより、組成物を投与することが有用で あることがわかっている。 本発明において、医薬組成物は、あらかじめ決められた量のヘラクレウム・ラ ナツム(Heracleum lanatum)植物性物質(好ましくは、種子の若芽および茎か ら得られる乾燥物質)を提供し;あらかじめ決められた量のドロノキ(Populus) の種の植物性物質(好ましくは、葉、最も好ましくはポピュラス・トレムロイデ ス(Populus tremuloides)種の葉から得られる乾燥物質)を提供し;そして、 植物性物質を混合する方法により、調製される。 次にこの混合物を、随時あらかじめ決められた時間(例えば、2〜4時間)、 約10℃〜約20℃で浸漬して、悪臭または不快な味(例えば、タンニンの存在 により引き起こされるもの)を除去または低下させることが好ましい。また、こ の工程は加圧下(例えば、加圧釜中)で行うことが好ましいこともある。 前記の随時の工程を行なったかまたは行わない混合物を次に、あらかじめ決め られた時間(例えば、典型的には2〜4時間)浸漬し、次に混合物を約130℃ 以下の温度で約5分〜約数時間加熱してもよい。この工程の別の例において、混 合物をあらかじめ決められた時間蒸気に曝露して、お茶または抽出物を産生して もよい。 加圧の条件(例えば、加熱の量、時間、または圧力)を変更すると、生成物に 影響を与えることは、当業者には理解できるであろう。例えば、混合物をより長 時間加熱すると、固体または半固体となり、混合物を加熱する時間がより短いと 、摂取可能なお茶になる。 実施例 例1 ハーブ治療薬は2種類のハーブを採りそれらを水に1〜2時間入れて「茶」を 生じさせることによって作られる。その茶を患者に最初の週は4日間連続して与 え、次の週も4日間与えた。 試験の第一相において9人の患者が参加した。数人にハーブ茶を与え、残りに プラセボとしての商用茶のブレンドを与えた。患者にはどの茶を与えられている かを教えなかった。十分な食事の履歴を与えた後、患者には試験に入る前の一週 間一日に4回血中グルコースをモニターし、通常の食事、活動および糖尿病療法 を維持するよう依頼した。次いで患者に付き添い、4日間茶を与えた。低血中グ ルコース値となったら、糖尿病治療薬投与量を低減した。次の週、患者にはさら に4日間茶を与え、次の2週間及び4週間にわたって患者をフォローした。食餌 療法を体重、糖尿病治療及び通常の健康状態とともに再び記録した。何らの悪影 響も見られなかった。結果を表に示す。表1は茶を飲んだ患者の、表2はプラセ ボ患者のデータである。 胃腸、DMは糖尿病蜜剤、post brkは朝食後、URTIは上部気管支感 染症、4Uは4単位を表す。 まとめ 茶を飲んだ5人の患者のうち4人には、以前のハーブ治療薬の摂取に比べて、 より低い血中グルコース濃度、より低減した投与量又はその両方を維持したこと により明らかなように、グルコース制御の改善が見られた。5番目の患者はイン シュリンを3分の1を越える量だけ減じたので、グルコース制御の改善を遮蔽し た。5人の患者のうちの4人にも糖尿病治療薬の投与量を減じた。プラセボを投 与した患者は、4人のうちの2人にはグルコース制御の改善が見られたが、糖尿 病治療薬の低減はなかった。ハーブ茶を与えた5人の患者のうちの3人は、フォ ローアップの4週間後も改善を維持したが、対照患者では1人だけがグルコース 制御が改善しただけだった。 例2 最初の試験の望ましい結果に続いて、そして患者がハーブ茶またはプラセボを 与えられているかどうかについて何らかの考えを持った可能性による最初の試験 結果の不正確さの可能性を減少させるために、第2の試験を計画した。この試験 の期間中は、患者同志の接触は最少に保ち、いずれの茶を飲んでいるかについて 知られないようにした。この研究用に11人の患者を集めた。プラセボとして、 市販の茶のブレンド品を再び用いた。患者は情報会に出席し、次いで4日間、プ ラセボ茶またはハーブ茶のいずれかを与えられた。次の週に、患者は更に4日間 、茶を与えられた。試験前に1週間にわたって1日、4回、患者のグルコースを モニターし、この研究期間中は継続し、そして更に研究後も4週間継続した。一 般的な健康状態、糖尿治療、および平均血糖値としてのHbAlcを評価した。 結果は、以下の表3及び4に、ハーブ茶を与えられた患者及びプラセボを与えら れた患者についてそれぞれ示した。まとめ 試験期間の終りには、ハーブ茶を与えられた7人の患者のうち4人の患者はグ ルコースレベルが改善し、糖尿病治療薬投与が減少し、4人のいずれもが糖尿病 治療薬投与の上昇はなかった。平均血糖値であるHbAlcも4人の患者では改 善した。プラセボ処置群では5人のうち3人の患者ではいくらか改善され糖尿病 治療薬投与が減少したが、そのうちの1人は糖尿病治療薬投与が上昇した。追跡 調査では、ハーブ茶を与えられた7人の患者のうち5人は血糖状態が改善され、 他方、プラセボを与えられた5人の患者のうちの1人のみが改善され続けた。こ の段階での結果は、ハーブ茶を与えられた期間中はあまり望ましくなかったが、 改善の継続が顕著であり、更なる試験の必要性が保証された。 例3 抗糖尿病ハーブエキスの調製 1.使用する2成分はヘラクレウム・ラナツム(ハナウド)(Heracleum lanat um)の乾燥したシードトップと茎およびポプラス・トレムロイデス(Populus trem uloides)の乾燥葉である。 2.この乾燥2成分は1:1の割合で混合するが、3:1〜1:3の混合物も 有効であると信じられる。 3.このエキスを調製するために、最小10グラムの1:1ハーブ混合物を約 1リットルの水にて約20分間ボイルする。インスリン非依存型糖尿病患者とイ ンスリン依存型糖尿病の治療に生成した茶を使用する(後者の場合、インスリン の要求は減少するが、排除はされない)。10グラムを最小量として示されるが 、通常は20グラムを使用しかつ臨床的研究に用いた。20グラム以上の量を使 用すると、一層効力のあるエキスとなる。 4.投与量のスケジュールはいろいろである。4〜8オンスの茶を4日間2回 (4日で分ける)1日1回の消費は、少なくとも1ヶ月(研究で実証した)およ び一般には6ヶ月間糖尿病のコントロールを改善するのに有効であることが分か った。乾燥基準の茶4〜8オンスを2週間投与するのも有効であることも分かっ た。この結果、1〜6週間で糖尿病のコントロールを改善することが分かった。 使用投与量で毎日投与すれば、非常に有効であると考えられるが、もっと低量で も許容できよう。 5.上記した投与量および投与スケジュールにもかかわらず、最終臨床効果は 期間とエキス効果の組合せであり、活性が増大するにつれて、期間は減少するこ とができ、逆の場合も同じである。 例4 混合ハーブの調製 最初の実験では、9.8グラムのハーブ混合物を沸騰水500ml中で20分 間抽出した。溶液を濾過し、凍結乾燥して、2.14グラムの固体エキスを得た 。この固体エキス(体重kg当たり1グラム)をグルコース(体重kg当たり1 .5グラム)と共に、断食17時間後7周令の雄ウイスターラットに腹腔管によ り同時に供した。採血し、グルコースと遊離脂肪酸(FFA)濃度を分析した。 この結果、ハーブ混合物はグルコースのピーク濃度を下げたが、対照と比較して そ の後のグルコースを増大させた。これらの性質は抗糖尿病治療には望ましい。理 論的には、食後の高グルコースレベルは回避され、かつ食事に応答して更に負荷 した血糖が得られるからである。したがって、後者の場合、リバウンドした低血 糖症の機会が少なくなる。 2番目の同一の実験では、各種多くのハーブエキスを使用して同一の結果が得 られた。したがって、ハーブ混合物の効果は一致しかつ再現可能である。 例4で得たエキスの効果を各種酵素について試験した。これらの実験では、特 定の基質の分解をハーブ混合物の存在、それぞれの酵素を特異的に阻害すること が知られている基質の存在またはコントロールした粉末の存在で試験した。50 %の酵素活性を阻害するのに必要なハーブの濃度は表5の中央欄に示す。このデ ータの示すことは、ハーブ混合物によりアルドースリダクターゼ活性の有意な阻 害が幾分あることである。この知見により、アルドースリダクターゼは神経病の ようなある種の合併症に一部起因ことを示している。ハーブエキスの作用機構は アカーボース(acarbose)(これは工業的に開発されている最新の抗糖尿病製品 である)のものとは異なる。 実施例5.インビトロ毒性試験 第3シリーズの試験はインビトロの毒性を見るものであった。表6に示された 結果から、ハーブ抽出物は、これらのセルに対し服用量に依存する有意の毒性を 有さず、ヒトの消費における相対的な安全性が確認された。 実施例6.ハーブ混合抽出物のプラスマグルコース及び遊離脂肪酸に対する効 カナダハーブ混合抽出物の調製 沸騰水500ml中の実施例4(カナダハーブ混合抽出物)の9.8gのハー ブ混合物 ↓20分間抽出 濾過 ↓ 1/3に濃縮 ↓ 冷凍乾燥(フリーズドライ) ↓ 2.14gのカナダハーブ混合抽出物 実験A インビボ実験 グルコース負荷ラットにおけるプラスマグルコース及びFFA(遊離脂肪酸) 濃度に対するハーブ混合抽出物の効果 雄のウィスター(Wistar)ラット(7週齢)に17時間のあいだ餌を与 えず、その後、ストマックチューブによってハーブ混合抽出物(1g/kg)及 びグルコース(1.5g/kg)を同時に与えた。尾部の静脈から血液を採り、 グルコースおよびFFAの濃度を酵素的に測定した。 それぞれの点は平均値±S.E.(標準誤差)を示す *:非対のt−テストによる(unpaired t−test)コントロー ルと比較してP<0.05:P<0.01 実験B グルコース負荷ラットにおけるプラスマグルコース及びFFA(遊離脂肪酸) 濃度に対するハーブ混合抽出物の効果 雄のウィスター(Wistar)ラット(7週齢)に17時間のあいだ餌を与 えず、その後、ストマックチューブによってハーブ混合抽出物(1g/kg)及 びグルコース(1.5g/kg)を同時に与えた。尾部の静脈から血液を採り、 グルコースおよびFFAの濃度を酵素的に測定した。 それぞれの点は平均値±S.E.(標準誤差)を示す *:非対のt−テストによる(unpaired t−test)コントロー ルと比較してP<0.05:P<0.01 特に好ましい実施態様に関して記載してきたが、本願発明は、これらの実施態 様に限定されるものではない。当業者によってなされ、特に前記した教示に基づ き当業者によってなされる、変更例、実施例、修正例は、さらに本願発明に含ま れるであろう。したがって、下記のクレームは、クレームによって定義された本 願発明の精神と範囲に含まれる、すべての変更例、実施例、修正例およびそれら の均等物をカバーすべく意図されたものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,H U,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD, MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,P T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ヘラクレウム・ラナツム(Heracleum lanatum)から得られる植物性物質 とドロノキ(Populus)の種から得られる植物性物質の有効量を投与することか らなる、糖尿病の治療方法。 2.ドロノキ(Populus)の種の有効量の投与は、ポピュラス・トレムロイデ ス(Populus tremuloides)を投与することからなる、請求の範囲第1項記載の 方法。 3.有効量の投与は、ヘラクレウム・ラナツム(Heracleum lanatum)から得 られる植物性物質とドロノキ(Populus)の種から得られる植物性物質の、有効 量を含有する溶液を投与することからなる、請求の範囲第1項記載の方法。 4.溶液の投与は、加熱した溶液を投与することからなる、請求の範囲第3項 記載の方法。 5.ヘラクレウム・ラナツム(Heracleum lanatum)から得られる植物性物質 とドロノキ(Populus)の種から得られる植物性物質からなる、医薬組成物。 6.ドロノキ(Populus)の種はポピュラス・トレムロイデス(Populus tremu loides)である、請求の範囲第5項記載の組成物。 7.ヘラクレウム・ラナツム(Heracleum lanatum)は、種子の若芽と茎を含 有する、請求の範囲第5項記載の組成物。 8.ドロノキ(Populus)の種は葉を含有する、請求の範囲第5項記載の組成 物。 9.ヘラクレウム・ラナツム(Heracleum lanatum)とドロノキ(Populus)の 種の比率は、約3:1〜約1:3である、請求の範囲第5項記載の組成物。 10.比率は1:1である、請求の範囲第9項記載の組成物。 11.あらかじめ決められた量のヘラクレウム・ラナツム(Heracleum lanatu m)と、あらかじめ決められた量のドロノキ(Populus)の種を溶液中で混合して 、そして溶液を加熱することからなる、糖尿病薬の製造方法。 12.ヘラクレウム・ラナツム(Heracleum lanatum)から得られる植物性物 質とドロノキ(Populus)の種から得られる植物性物質の有効量を投与すること からなる、グルコースのインビボの量の調節方法。 13.溶液の投与は、冷たい溶液を投与することからなる、請求の範囲第3項 記載の方法。 14.植物性物質の有効量の投与は、溶液、シロップ、トニック、乾燥物質、 粉末、顆粒、または乾燥物質、粉末、もしくは顆粒を含有する錠剤もしくはカプ セルを投与することからなる、請求の範囲第12項記載の方法。 15.組成物は、溶液、シロップ、トニック、乾燥物質、粉末、または顆粒か らなる、請求の範囲第5項記載の方法。 16.植物性物質の有効量の投与は、アルドース還元酵素、マルターゼ、スク ラーゼ、α−アミラーゼ、α−グルコシダーゼ、プロリルエンドペプチダーゼ、 およびチロシナーゼよりなる群から選択される酵素を阻害することをさらに含む 、請求の範囲第12項記載の方法。
JP9511037A 1995-09-06 1996-09-04 糖尿病用医薬組成物 Pending JPH10508880A (ja)

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US08/524,432 US5741491A (en) 1995-09-06 1995-09-06 Medicinal composition for diabetes
US08/524,432 1995-09-06
PCT/IB1996/001023 WO1997009057A1 (en) 1995-09-06 1996-09-04 Medicinal composition for diabetes

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