JPH10507961A - 紫外線吸収剤を高分子塗層内に添加する方法 - Google Patents

紫外線吸収剤を高分子塗層内に添加する方法

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JPH10507961A JP8511483A JP51148396A JPH10507961A JP H10507961 A JPH10507961 A JP H10507961A JP 8511483 A JP8511483 A JP 8511483A JP 51148396 A JP51148396 A JP 51148396A JP H10507961 A JPH10507961 A JP H10507961A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、紫外線吸収剤を含む組成物の塗膜を高分子材料上に設ける工程及び該紫外線吸収剤を含む塗膜を高温において該紫外線吸収剤を該材料内に拡散させるのに充分な時間加熱する工程を含む、紫外線吸収剤をペイントのような高分子材料内に付与する方法である。

Description

【発明の詳細な説明】 紫外線吸収剤を高分子塗層内に添加する方法 技術分野 本発明は、硬化したペイント塗料のような高分子材料塗層内に紫外線吸収剤を 付与する方法に関する。発明の背景 車体上の自動車ペイントが長期間にわたる耐候性を有するか否かは、大部分、 下層を紫外線から遮蔽するために透明塗膜に加えられる紫外線吸収剤の性能次第 である。このため、ベンゾトリアゾール類のような紫外線吸収剤が常套的に透明 塗膜組成物に添加されている。しかしながら、こうした紫外線吸収剤は時間の経 過とともに化学的に劣化したり透明塗膜外へ移行したりすることがある。この結 果、透明塗膜そのものと下層とは光劣化を被り(例えばペイントがその輝きを失 うといったように)特性が低下してしまう。 一般的には自動車ペイント表面を定期的に磨いてその輝きを取り戻し撥水性を 良くする。このような局所的処理の一例はハワードら(Howard et a l)の米国特許公報第5,288,314号に開示されており、染料、溶剤、紫 外線吸収剤及びこれら以外の多くの成分(シリコーンを含む)を含んでいる。ペ イントの輝きを取り戻すために自動車磨きを頻繁に繰り返さなければならないと いうことは、それが一時的で局所的な性格のものであることを示している。ペイ ントが実質的に劣化してしまっている場合など一定の状況では、自動車に新しく ペイントの塗膜を付与しても良い。紫外線吸収剤をペイントまたは透明塗膜内に 補給してペイントに持続的で有効な紫外線劣化に対する抵抗性を付与する手段が 使えるとすれば望ましいことであろう。本発明はそのような方法を提供するもの である。発明の開示 本発明は、 非反応性キャリヤー内に分散された紫外線吸収剤を含む組成物の塗膜を高分子 塗層上に設ける工程、及び 該塗膜を約50℃より高い温度において紫外線吸収剤を該高分子塗層内に拡散 させるのに充分な時間加熱する工程 を含む、紫外線吸収剤を高分子塗層内に付与する方法に向けられている。 上記組成物は例えば液体型でもワックス型でもよい。所望により、加熱の間に 高分子塗層を膨潤させることのできる実質的に非揮発性の溶剤を組成物に含ませ てもよい。図面の簡単な説明 第1図は、本発明に係る方法の一態様によって処理されたペイントに対する焼 付け時間の関数としてチヌビン(Tinuvin)384の吸光度を示したグラ フである。 第2図は、第1図の拡散したチヌビン384の熱安定性を時間に対して示した グラフである。好ましい態様の詳細な説明 本発明の方法は、高分子材料(例、ペイントのような熱硬化性材料)が製品に 適用され硬化された後に紫外線吸収剤をその中へ補給し戻すことを可能にする。 上に述べたように、ペイント使用の間、紫外線吸収剤は移行によってペイントか ら失われたり、環境の紫外線に暴露されて劣化しその効果を失ったりする可能性 がある。本発明に係る方法の特に望ましい用途のひとつは、紫外線吸収剤をペイ ント内に(すなわち、ペイントを自動車に適用し、硬化したペイント塗膜が環境 で紫外線に暴露された後)補給することである。しかしながら、本明細書の開示 を考慮すれば明らかになるとおり、本方法はそのように限定されるものではない 。ペイントのみならず、他の熱硬化性や熱可塑性の高分子材料であって当該材料 内に紫外線吸収剤が補給されたり初めて添加されたりすれば有益であるはずのも のも本発明の方法に供することができる。本方法が有益なペイント塗膜は、本明 細書の開示を考慮すれば当業者には直ちに明らかであり、自動車塗装において下 塗や透明塗膜として使用されるものをも含むものである。このような自動車用ペ イントとしては、アクリル/メラミン、アクリル/ウレタン、ポリエステル/ウ レタン及びエポキシ/酸系のペイントがある。本発明において使用するために入 手 可能なプラスチックにはポリプロピレンやポリエチレンのようなプラスチックが あるが、これらに限定されるものではない。本発明の方法が有益なプラスチック としては、屋外用家具、ボート及びビニル羽目の製造に用いられるプラスチック がある。 補給組成物は、最低限、紫外線吸収剤と非反応性(すなわち、該紫外線吸収剤 または該高分子に対して実質的に非反応性の)キャリヤーを含む。このキャリヤ ーは、液体、ワックスまたはその他の低融点(すなわち、約50℃より低い融点 を有する)固体であってもよいが、本発明の方法の実施中にキャリヤーと高分子 材料塗層(例、ペイント層)との間の密接な接触を最適に確保することから液体 であることが好ましい。かかるキャリヤーは、それが本発明の方法の実施中に高 分子材料表面を濡らすものであれば本発明の方法にとって臨界的ではない。有用 なキャリヤーとしては、キシレン、ヘキサデカン、エチレン・グリコール、石油 ゼリー及びカルナバ蝋のような自動車用ペイント・ワックスの如きワックスがあ るが、これらに限定されるものではない。 組成物に含まれる紫外線吸収剤は、その多くが当業界で広く知られている紫外 線吸収剤または紫外線吸収剤混合物でよい。このような原材料としては、ベンゾ トリアゾール類(例、チバ・ガイギー(CIBA GEIGY)社の商標である チヌビン(Tinuvin)1130、チヌビンP及びチヌビン384、このう ちチヌビン384が最も好ましい)、オルト−ヒドロキシベンゾフェノン類、ト リフェニルトリアジン類及びオキサニリド類がある。このような原材料中特に好 ましいのはベンゾトリアゾール類である。組成物を調製するためには紫外線吸収 剤を組成物の他の原材料と何らかの手段で混合するが、混合物も加工手段も本発 明にとっては臨界的ではない。 一般的に紫外線吸収剤は組成物の全体積を基準として組成物の少なくとも10 体積%を占めるが、組成物のほとんど実質的に全部を占めていてもよい。好まし くは紫外線吸収剤は組成物の約10体積%以上約30体積%以下を占める。 組成物と高分子材料塗層とを本方法の高温に供する際に、上記以外の原材料、 例えば、高分子材料塗層(例、ペイント)の少なくとも表面部分を若干膨潤させ ることのできる実質的に非揮発性の溶剤(そのような溶剤の一つはグリセリンで ある)を組成物中に任意に含めることが有用であることもわかっている。組成物 中に含ませてもよい更に他の原材料としては、例えば、光劣化その他の要因でペ イント内部から発生するフリー・ラジカルを掃除することによりペイントのよう な高分子材料の寿命を延ばすヒンダード・アミン(hindered amin e)光安定剤がある。このような組成物中のヒンダード・アミン光安定剤もまた 高分子塗層中へ拡散される。 本方法によれば、本発明の方法によって処理されるべき高分子塗層に紫外線吸 収剤を含んだ組成物の塗膜が設けられる。このように設けられる塗膜用組成物の 最適な選択される厚みは組成物中の紫外線吸収剤の濃度を含むいくつかの要因に 左右されるとはいえ、塗膜用組成物の厚みは好ましくは約0.5ミル(mil) 以上約2ミル以下であるのが一般的であり、本明細書の開示を考慮した当業者の 常識の範囲である。組成物の塗膜を設ける方法は組成物の(それが液体であるか ワックスであるかといった)特性に依存する部分もあり、本発明にとって臨界的 ではない。本発明の方法によれば、組成物塗膜は次に約60℃より高い温度にお いて組成物中に含まれる紫外線吸収剤を高分子塗層(例、ペイント)内に拡散さ せるのに充分な時間加熱される。本明細書の開示を考慮すれば明らかになるとお り、高分子材料塗層(少なくとも塗布された紫外線吸収剤組成物の塗膜付近の高 分子材料塗層の表面部分)も高温に加熱されるのであるが、このような高温は紫 外線吸収剤が高分子材料内に拡散するのを助けるよう作用する。本発明を(好ま しくは紫外線吸収剤の高分子材料内への最適拡散効果を得つつ)実施するために は、高分子材料のガラス転移点(Tg)より高い温度で加熱しなければならない と信じられている。本発明の方法によれば、組成物中の紫外線吸収剤は高分子塗 層内に拡散し、塗層上に表面塗膜として存在するだけではない。摩耗試験によれ ば、相当な量の紫外線吸収剤が塗層内に、一般に約1ミル(mil)の深さまで 、移行したことが判明した。組成物を加熱する時間は、組成物の特性(例、それ が液体かワックスか、それが膨潤性溶剤も含んでいるかどうか)や加熱温度に依 存する。膨潤性溶剤を使用する場合には、高分子材料と組成物の加熱温度を膨潤 性溶剤を使用しない場合よりも低くすることが可能である。ペイント塗膜に対す る最適拡散を得るためには、加熱温度を約80℃より高い温度とし、その温度を 少 なくとも約30分間維持することが好ましい。加熱時間は、本発明を実施しつつ 、一時間またはそれ以上に延長することができる。組成物を基準とする本方法の 特定の態様の最適なパラメータ、加熱の温度及び時間、塗層材料の種類及び高分 子材料中の紫外線吸収剤の所望量は本明細書の開示を参照して日常業務的に決定 できるはずである。 紫外線吸収剤の高分子材料塗層内への拡散後、残存組成物材料は塗層上に残し たままでもよく洗浄により除去してもよい。所望により、本発明の方法を同時に または後刻に繰り返すこともできるはずである。実施例 アクリル/メラミン・ペイント塗膜上に液体型のチヌビン384(キャリヤー はキシレンで組成物の約5%を占める)を塗布し、室温で20分間放置し、次い で90℃で加熱した。紫外線を分光計からペイントへ作用させて求めたところ、 加熱の最初の2時間においてはペイントの紫外線吸収剤の吸光度は340nmに おいて2.0に達した。340nmにおいて紫外線吸光度が2.0であるという ことは、下ペイント層が340nmにおける紫外線の99%から遮蔽されている ということである。この吸光度を加熱(焼付け)時間の関数として第1図に示す 。焼付け時間は、曲線の下から順に0分間、10分間、20分間、150分間で ある。 上記の内部拡散したチヌビン384の熱安定性は、第2図に示すとおり、非常 に優れていた。上は上記方法による紫外線吸収剤の拡散直後の曲線、下は6日間 の熱処理後の曲線である。すなわち、6日間90℃の熱処理後でも紫外吸収スペ クトルは本発明拡散方法直後に測定した紫外吸収スペクトルと基本的に変化して いない。このことは内部拡散した紫外線吸収剤種がペイント中に残存していたこ とを示しており望ましい。 本明細書の開示を考慮すれば、当業者には本発明の数多くの修正が明白であろ う。本発明の真の範囲に入るこのような修正をすべて添付の請求の範囲の要件の 中に含めるというのが出願人の意図するところである。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1996年11月20日 【補正内容】 本発明は、硬化した自動車ペイント塗膜内に紫外線吸収剤を付与する方法に関 する。 車体上の自動車ペイントが長期間にわたる耐候性を有するか否かは、大部分、 下層を紫外線から遮蔽するために透明塗膜に加えられる紫外線吸収剤の性能次第 である。このため、ベンゾトリアゾール類のような紫外線吸収剤が常套的に透明 塗膜組成物に添加されている。しかしながら、こうした紫外線吸収剤は時間の経 過とともに化学的に劣化したり透明塗膜外へ移行したりすることがある。この結 果、透明塗膜そのものと下層とは光劣化を被り(例えばペイントがその輝きを失 うといったように)特性が低下してしまう。 一般的には自動車ペイント表面を定期的に磨いてその輝きを取り戻し撥水性を 良くする。このような局所的処理の一例はハワードら(Howard et a l)の米国特許公報第5,288,314号に開示されており、染料、溶剤、紫 外線吸収剤及びこれら以外の多くの成分(シリコーンを含む)を含んでいる。ペ イントの輝きを取り戻すために頻繁に自動車磨きを繰り返さなければならないと いうことは、それが一時的で局所的な性格のものであることを示している。ペイ ントが実質的に劣化してしまっている場合など一定の状況では、自動車に新しく ペイントの塗膜を付与しても良い。 熱可塑性高分子製品の製造過程で紫外線吸収剤を含む組成物を高分子表面に塗 布し、紫外線吸収剤を高分子内に拡散させるべく加熱することによって、製品の 表層内に紫外線吸収剤を導入するという提案が数多くなされている。すなわち、 FR−A−1209311においてはこの手法がポリエチレン・テレフタレート 製品に適用され、WO83/03906やEP−A−0322556においては ポリカーボネート類の製品に適用されている。先行技術において処理されるべく 提案されているこれら及びその他の熱可塑性高分子は非架橋のものであるが、今 や驚くべきことにこの手法が硬化した自動車ペイント塗膜内に紫外線吸収剤を付 与するために成功裡に使用できることが見いだされたのである。 本発明によれば、非反応性キャリヤー内に分散された紫外線吸収剤を含む組成 物の塗膜を高分子塗層上に設ける工程及び該塗膜を約60℃より高い温度におい て紫外線吸収剤を該高分子塗層内に拡散させるのに充分な時間加熱する工程を含 む高分子塗層の処理の方法が硬化した自動車ペイント塗膜に適用される。 本発明の方法は、熱硬化性ペイント材料を製品に適用し硬化した後に紫外線吸 収剤を熱硬化したペイント材料中に補給し戻すことを可能にする。上に述べたよ うに、ペイント使用の間、紫外線吸収剤は移行によってペイントから失われたり 、環境の紫外線に暴露されて劣化しその効果を失ったりする可能性がある。本発 明に係る方法の特に望ましい用途のひとつは、紫外線吸収剤をペイント内に(す なわち、ペイントを自動車に適用し、硬化したペイント塗膜が環境で紫外線に暴 露された後)補給することである。しかしながら、本明細書の開示を考慮すれば 明らかになるとおり、本方法はそのように限定されるものではない。紫外線吸収 剤を初めて添加することが有益であるはずのペイント塗膜を本発明の方法に供す ることも可能である。本方法が有益なペイント塗膜は、本明細書の開示を考慮す れば当業者には直ちに明らかであり、自動車塗装において下塗や透明塗膜として 使用されるものをも含むものである。このような自動車用ペイントとしては、ア クリル/メラミン、アクリル/ウレタン、ポリエステル/ウレタン及びエポキシ /酸系のペイントがある。 本発明を実施例によって図面を参照しながら更に詳しく説明する。ここで、 第1図は、本発明に係る方法の一態様によって処理されたペイントに対する焼 付け時間の関数としてチヌビン(Tinuvin)384の吸光度を示したグラ フである。 第2図は、第1図の拡散したチヌビン384の熱安定性を時間に対して示した グラフである。 上記組成物は例えば液体型でもワックス型でもよい。所望により、加熱の間に 高分子塗層を膨潤させることのできる実質的に非揮発性の溶剤を組成物に含ませ てもよい。補給組成物は、最低限、紫外線吸収剤と非反応性(すなわち、該紫外 線吸収剤または該高分子に対して実質的に非反応性の)キャリヤーを含む。この キャリヤーは、液体、ワックスまたはその他の低融点(すなわち、約50℃より 低い融点を有する)固体であってもよいが、本発明の方法の実施中にキャリヤー と高分子材料塗層(すなわち、ペイント層)との間の密接な接触を最適に確保す ることから液体であることが好ましい。かかるキャリヤーは、それが本発明の方 法の実施中にペイント表面を濡らすものであれば本発明の方法にとって臨界的で はない。有用なキャリヤーとしては、キシレン、ヘキサデカン、エチレン・グリ コール、石油ゼリー及びカルナバ蝋のような自動車用ペイント・ワックスの如き ワックスがあるが、これらに限定されるものではない。 組成物に含まれる紫外線吸収剤は、その多くが当業界で広く知られている紫外 線吸収剤または紫外線吸収剤混合物でよい。このような原材料としては、ベンゾ トリアゾール類(例、チバ・ガイギー(CIBA GEIGY)社の商標である チヌビン(Tinuvin)1130、チヌビンP及びチヌビン384、このう ちチヌビン384が最も好ましい)、オルト−ヒドロキシベンゾフェノン類、ト リフェニルトリアジン類及びオキサニリド類がある。このような原材料中特に好 ましいのはベンゾトリアゾール類である。組成物を調製するためには紫外線吸収 剤を組成物の他の原材料と何らかの手段で混合するが、混合物も加工手段も本発 明にとっては臨界的ではない。 一般的に紫外線吸収剤は組成物の全体積を基準として組成物の少なくとも10 体積%を占めるが、組成物のほとんど実質的に全部を占めていてもよい。好まし くは紫外線吸収剤は組成物の約10体積%以上約30体積%以下を占める。 組成物と高分子材料塗層とを本発明の方法の高温に供する際に、上記以外の原 材料、例えば、高分子材料塗層(すなわち、ペイント)の少なくとも表面部分を 若干膨潤させることのできる実質的に非揮発性の溶剤(そのような溶剤の一つは グリセリンである)を組成物中に任意に含めることが有用であることもわかって いる。組成物中に含ませてもよい更に他の原材料としては、例えば、光劣化その 他の要因でペイント内部から発生するフリー・ラジカルを掃除することによりペ イントのような高分子材料の寿命を延ばすヒンダード・アミン(hindere d amine)光安定剤がある。このような組成物中のヒンダード・アミン光 安定剤もまたペイント塗層中へ拡散される。 処理されるべきペイント塗層に紫外線吸収剤を含んだ組成物の塗膜を設ける。 このように設けられる塗膜用組成物の最適な選択される厚みは組成物中の紫外線 吸収剤の濃度を含むいくつかの要因に左右されるとはいえ、塗膜用組成物の厚み は好ましくは約12μm以上約50μm以下(約0.5ミル(mil)以上約2 ミル以下)であるのが一般的であり、本明細書の開示を考慮した当業者の常識の 範囲である。組成物の塗膜を設ける方法は組成物の(それが液体であるかワック スであるかといった)特性に依存する部分もあり、本発明にとって臨界的ではな い。組成物塗膜は次に約60℃より高い温度において組成物中に含まれる紫外線 吸収剤を高分子塗層(すなわち、ペイント)内に拡散させるのに充分な時間加熱 される。ペイント塗層(少なくとも塗布された紫外線吸収剤組成物の塗膜付近の 該塗層の表面部分)も高温に加熱されるのであるが、このような高温は紫外線吸 収剤がペイント内に拡散するのを助けるよう作用する。 本発明を(好ましくは紫外線吸収剤のペイント内への最適拡散効果を得つつ) 実施するためには、ペイントのガラス転移点(Tg)より高い温度で加熱しなけ ればならないと信じられている。組成物中の紫外線吸収剤はペイント塗層内に拡 散し、塗層上に表面塗膜として存在するだけではない。摩耗試験によれば、相当 な量の紫外線吸収剤が塗層内に、一般に約25μm(約1ミル(mil))の深 さまで、移行したことが判明した。組成物を加熱する時間は、組成物の特性(例 、それが液体かワックスか、それが膨潤性溶剤も含んでいるかどうか)や加熱温 度に依存する。膨潤性溶剤を使用する場合には、ペイント材料と組成物の加熱温 度を膨潤性溶剤を使用しない場合よりも低くすることが可能である。 ペイント塗膜に対する最適拡散を得るためには、加熱温度を約80℃より高い 温度とし、その温度を少なくとも約30分間維持することが好ましい。加熱時間 は、一時間またはそれ以上に延長することができる。組成物を基準とする本方法 の特定の態様の最適なパラメータ、加熱の温度及び時間、塗層材料の種類及びペ イント中の紫外線吸収剤の所望量は本明細書の開示を参照して日常業務的に決定 できるはずである。 紫外線吸収剤のペイント塗層内への拡散後、残存組成物材料は塗層上に残した ままでもよく洗浄により除去してもよい。所望により、本発明の方法を同時にま たは後刻に繰り返すこともできるはずである。実施例 アクリル/メラミン・ペイント塗膜上に液体型のチヌビン384(キャリヤー はキシレンで組成物の約5%を占める)を塗布し、室温で20分間放置し、次い で90℃で加熱した。紫外線を分光計からペイントへ作用させて求めたところ、 加熱の最初の2時間においてはペイントの紫外線吸収剤の(未補正)吸光度は3 40nmにおいて2.0に達した。340nmにおいて(未補正)紫外線吸光度 が2.0であるということは、下ペイント層が340nmにおける紫外線の99 %から遮蔽されているということである。この(未補正)吸光度を加熱(焼付け )時間の関数として第1図に示す。焼付け時間は、曲線の下から順に0分間、1 0分間、20分間、150分間である。 上記の内部拡散したチヌビン384の熱安定性は、第2図に示すとおり、非常 に優れていた。上は上記方法による紫外線吸収剤の拡散直後の曲線、下は6日間 の熱処理後の曲線である。すなわち、6日間90℃の熱処理後でも紫外吸収スペ クトルは本発明拡散方法直後に測定した紫外吸収スペクトルと基本的に変化して いない。このことは内部拡散した紫外線吸収剤種がペイント中に残存していたこ とを示しており望ましい。 請求の範囲 1.非反応性キャリヤー内に分散された紫外線吸収剤を含む組成物の塗膜を高 分子塗層上に設ける工程及び該塗膜を約60℃より高い温度において該紫外線吸 収剤を該高分子塗層内に拡散させるのに充分な時間加熱する工程を含む高分子塗 層の処理の方法において、該高分子塗層が硬化した自動車ペイント塗膜であるこ とを特徴とする方法。 2.該高分子塗層が、硬化した自動車ペイント塗膜であって環境で紫外線に暴 露された後のものである、該塗膜内に紫外線吸収剤を補給するための請求項1の 方法。 3.加熱工程の後にペイント上に存在するキャリヤーを除去する工程を更に含 む、請求項1又は2に記載の方法。 4.紫外線吸収剤が、ベンゾトリアゾール類、オルト−ヒドロキシベンゾフェ ノン類、トリフェニルトリアジン類及びオキサニリド類からなる群より選択され る、請求項1ないし3のいずれかに記載の方法。 5.組成物が、加熱工程の間にペイントを膨潤させることのできる実質的に非 揮発性の溶剤を更に含む、請求項1ないし4のいずれかに記載の方法。 6.組成物中に存在する紫外線吸収剤の量が少なくとも約10体積%である、 請求項1ないし5のいずれかに記載の方法。 7.キャリヤーが、液体、ワックスまたはその他の約50℃より低い融点を有 する低融点固体より選択される、請求項1ないし6のいずれかに記載の方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.非反応性キャリヤー内に分散された紫外線吸収剤を含む組成物の塗膜を高 分子塗層上に設ける工程、及び 該塗膜を約60℃より高い温度において該紫外線吸収剤を該高分子塗層内に拡 散させるのに充分な時間加熱する工程 を含む、紫外線吸収剤を高分子塗層内に付与する方法。 2.加熱工程の後に塗層上に存在するキャリヤーを除去する工程を更に含む、 請求項1の方法。 3.紫外線吸収剤が、ベンゾトリアゾール類、オルト−ヒドロキシベンゾフェ ノン類、トリフェニルトリアジン類及びオキサニリド類からなる群より選択され る、請求項1の方法。 4.組成物が、加熱工程の間に高分子塗層を膨潤させることのできる実質的に 非揮発性の溶剤を更に含む、請求項1の方法。 5.組成物中に存在する紫外線吸収剤の量が、組成物の全重量を基準として少 なくとも約10体積%である、請求項1の方法。 6.約60℃より高い温度が少なくとも60℃である、請求項1の方法。 7.キャリヤーが液体、ワックス及び低融点固体より選択される、請求項1の 方法。 8.高分子塗層がペイント類及びプラスチックより選択される、請求項1の方 法。 9.非反応性キャリヤー内に分散された紫外線吸収剤を含む組成物の塗膜をペ イント上に設ける工程、及び 該塗膜を約60℃より高い温度において該紫外線吸収剤を該ペイント内に拡散 させるのに充分な時間加熱する工程 を含む、紫外線吸収剤を自動車ペイント内に付与する方法。 10.紫外線吸収剤が、ベンゾトリアゾール類、オルト−ヒドロキシベンゾフェ ノン類、トリフェニルトリアジン類及びオキサニリド類からなる群より選択され る、請求項9の方法。
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