JPH03195780A - ガードワックス - Google Patents

ガードワックス

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Publication number
JPH03195780A
JPH03195780A JP1337755A JP33775589A JPH03195780A JP H03195780 A JPH03195780 A JP H03195780A JP 1337755 A JP1337755 A JP 1337755A JP 33775589 A JP33775589 A JP 33775589A JP H03195780 A JPH03195780 A JP H03195780A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guard
coating film
wax
guard wax
pigment powder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1337755A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Aizawa
誠 相澤
Takakazu Yamane
貴和 山根
Yoshio Tanimoto
谷本 義雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP1337755A priority Critical patent/JPH03195780A/ja
Publication of JPH03195780A publication Critical patent/JPH03195780A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ガードワックスの改良に関する。
(従来の技術) 一般に、工場で生産される自動車等車両は、例えば顧客
に納車されるまでの間、工場内の完成車プール場にプー
ルされる場合がある。この場合、そのボディには、雨や
空気中の鉄粉等から塗膜を保護するために、例えば特開
平1−153765号公報に開示されているように、セ
ルロース繊維体、バインダ、水、アルコールおよび撥水
剤等を所定の割合で混合してなるガードワックスが塗布
される。そして、この種のガードワックスには、通常、
例えばポリエチレン系のワックス基材中に微量の酸化防
止剤や紫外線吸収剤等が添加され、塗布形成されたガー
ドワックス被膜は、10μm前後の薄い有機被膜である
程度酸性の液に対しガード性を有するようになされてい
る。
(発明が解決しようとする課題) ところが、上記の従来のガードワックスでは、酸性液に
対するガード性が十分に確保されているとはいい難く、
このため、完成車プール場にプールされている自動車等
車両のボディに塗布されたガードワックスの膜を酸性雨
が浸透して上記ボディの塗膜を加水分解し、その結果、
該塗膜が変色したり、クラックが生じたり、あるいはシ
ミ、水斑状のフクレが生ずるという問題があった。そし
て、この塗膜浸食の原因を調べたところ、酸性雨等の酸
性液による塗膜浸食の被害は、塗膜の温度上昇に関係す
ることが明らかとなった。そのテスト結果を第1図に示
す酸性液による塗膜のシミ発生状況のデータに基づいて
説明するに、塗膜のシミ発生は、塗膜の温度と酸性液(
塗膜上の水滴)のPH値とによって変わり、酸性濃度が
高ければ(Pl(lが小さければ)塗膜温度が低くても
シミが発生し易くなる一方、酸性濃度が低ければ(PH
値が大きければ)塗膜温度が高いにもかがゎらずシミが
発生し難いというものであった。また、このテストデー
タにより、PH値が同じ場合には塗膜温度が低いほど塗
膜浸食の被害が少ないことも判った。なお、第1図にお
いて中間領域とは、シミが発生したりしなかったりする
領域である。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目
的とするところは、ガードワックス基材中に塗膜の温度
上昇を抑制し得る適切な物質を添加することにより、耐
酸性に優れたガードワックスを提供せんとすることにあ
る。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本発明の解決手段は、ガー
ドワックス基材中に熱反射性粉状体を0゜5〜10.0
重量%添加して構成したものである。
(作用) 上記の構成により、本発明では、ガードワックス基材中
に熱反射性粉状体が065〜10.0重量%添加されて
いることから、太陽光等から発せられる赤外線は、上記
熱反射性粉状体によって反射されて塗膜に達せず、よっ
て該塗膜の温度上昇が抑制され、酸性雨等の酸性液によ
る塗膜浸食が確実に防止されることとなる。
(実施例) 以下、本発明の詳細な説明する。
本発明の実施例に係るガードワックスは、ガードワック
ス基材中に熱反射性粉状体が0. 5〜10.0重量%
添加されてなるものである。
上記ガードワックス基材としては、例えば下記の表1に
示す成分組成よりなるもの(NPガードコート3N−I
S)が用いられる。
表1 記の表2に示すアルミ顔料粉や、粒子径5〜140μm
1粒子厚0.1〜1μmの雲母を二酸化チタンで被覆し
たマイカ顔料粉等が用いられる。
〜10.0重量%に設定したのは、0.5重量%未満で
は熱反射性の効果が少なくなる一方、10゜0重量%を
越えると熱反射性の効果が飽和するからであり、その添
加量は、保護対象としての塗膜の色によって適宜設定す
ればよい。因みに、アルミ顔料粉の場合には、塗膜の色
が白系では0.5重量%、黒糸では10f!rirk%
の添加量にすることが好ましい。また、マイカ顔料粉の
場合には、塗膜の色が白系では5重量%、黒糸では10
tIf量%の添加量にすることが好ましい。なお、アル
ミ顔料粉の白糸における添加量(0,5重量%)が、マ
イカ顔料粉の白系における添加量(5重量%)よりも少
ないのは、アルミ顔料粉の方がマイカ顔料粉よりも隠蔽
力が強いからである。
次に、本実施例に係るガードワックスの耐酸性雨性テス
トを比較例Iおよび比較例■と共に行った結果を説明す
る。そのテストの要領は、まず、本実施例に係るガード
ワックスとして、表1に示す成分組成からなるガードワ
ックス基材に表2に示すアルミ顔料粉を10重量%添加
したものを、比較例Iに係るガードワックスとして、表
1に示す成分組成からなるものをそれぞれ用意する。
次いで、本実施例および比較例Iのガードワックスを黒
色メラミンアルキッド樹脂塗料からなる塗M!(焼付条
件140℃X25分)が形成されたテストパネルに膜厚
5〜10μmの範囲内でそれぞれ塗布する。一方、比較
例■としてガードワックスを塗布しないテストパネル、
つまり上記黒色メラミンアルキッド樹脂塗料からなる塗
膜が形成されただけのテストパネルを用意する。
その後、上記三者のテストパネルにPH2およびPH3
の酸性液を0.2m1滴下した後、赤外線ランプを照射
距離40cm、照射時間2時間の条件下で照射し、その
ときの各テストパネルの塗膜の表面温度と塗膜汚染の有
無を調べた。
その結果、本実施例のガードワックスを塗布したテスト
パネルでは、塗膜の表面温度が38℃でかつ塗膜には汚
染が見られなかった。しかし、比較例Iのガードワック
スを塗布したテストパネルでは、塗膜の表面温度が69
℃にまで上昇しかつ塗膜が汚染していた。また、比較例
■のガードワックスを塗布しないテストパネルでは、さ
らに塗膜の表面温度が80℃にまで上昇しかつ塗膜が汚
染していた。このことは、ガードワックス基材中に添加
されたアルミ顔料粉が赤外線を反射し、該赤外線が塗膜
に達するのを制止していることを物語るものである。し
たがって、赤外線照射による温度上昇度合の低い本実施
例のガードワックスを用いれば、酸性雨等の酸性液によ
る塗膜浸食を確実に防止することができる。なお、参考
として、このときの各テストパネルの塗膜の表面温度と
PH値との関係を、本実施例のものをO印で、比較例I
のものをΔ印で、比較例■のものをX印でそれぞれ第1
図に記入する。そして、PH2〜4の領域は、市場で塗
膜にシミが発生する領域であり、本実施例のガードワッ
クスは市場においても効果があると判断できるものであ
る。
なお、上記実施例では、熱反射性粉状体としてアルミ顔
料粉を用いた場合を示したが、マイカ顔料粉を用いても
同様の作用効果を奏することができるものであり、さら
には、熱反射性を有する粉状体であればアルミ顔料粉や
マイカ顔料粉量外のものであってもかまわない。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、ガードワックス
基材中に熱反射性粉状体を0.5〜10゜0重量%添加
したので、太陽光等から発せられる赤外線を上記熱反射
性粉状体によって反射して塗膜に達するのを制止し、こ
れにより該塗膜の温度上昇を抑制し、酸性雨等の酸性液
による塗膜浸食を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は酸性液による塗膜のシミ発生状況のデータを示
す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ガードワックス基材中に熱反射性粉状体が0.5
    〜10.0重量%添加されていることを特徴とするガー
    ドワックス。
JP1337755A 1989-12-25 1989-12-25 ガードワックス Pending JPH03195780A (ja)

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JP1337755A JPH03195780A (ja) 1989-12-25 1989-12-25 ガードワックス

Applications Claiming Priority (1)

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JP1337755A JPH03195780A (ja) 1989-12-25 1989-12-25 ガードワックス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03195780A true JPH03195780A (ja) 1991-08-27

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ID=18311654

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JP1337755A Pending JPH03195780A (ja) 1989-12-25 1989-12-25 ガードワックス

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JP (1) JPH03195780A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5487914A (en) * 1994-10-03 1996-01-30 Ford Motor Company Method of adding UV light absorbers into polymeric substrates
GB2403724A (en) * 2003-07-11 2005-01-12 Qinetiq Ltd Thermal infrared reflective coatings

Cited By (4)

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US7455904B2 (en) 2003-07-11 2008-11-25 Qinetiq Limited Thermal infrared reflective pigments for coatings
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