JPH10507935A - 薬剤等の注射針 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 カートリッジ入の薬等のための中空の針アプリケータは、カートリッジの内容物搾出後に自動的に針を引込めるための手段を有している。その薬等用カートリッジ(125，225，325)は、中空のピストンアクチュエータ（145，345）の中に少なくとも部分的に収容可能であり、解放されると、バイアス（123，323）のもとで、カートリッジ(125，225，335)の内容物（131，331）排出ピストン手段(130，330)を動作するる為に最初にはたらくピストン棒（132，332）と共に又それ経由で、ピストンアクチュエータ中に引込む。ピストン棒（132，332）は、カートリッジ(125，225，335)の側壁より更に側方に張出し曲がることによって解放されるまで一時的にピストンアクチュエータ（145，345）の受け部（147，347）と駆動係合を形成する屈曲可能な腕（137，337）を有している。ピストン棒（132，332）はさらに、中空のピストンアクチュエータ（145，345）内へ伸びる案内部（138，338）を有している。案内部（138，338）およびピストンアクチュエータ（145，345）は一時的かけ金手段（138P，145G）と共にある。又、腕(137，337)と受け部（147，347）との間の駆動結合を解放するために始動環(160)がある。

Description

【発明の詳細な説明】名称 薬剤等の注射針 技術分野 本発明は、カートリッジ式の薬剤等を投与するのに適する注射針に関する。 ここで“薬剤等”という用語を使用するに当たり、解毒剤のような薬剤に対し ても本発明の適用を制限しようとするものではない。この発明は、一般に、有用 に注射し得るどのような物質にも適用可能であると思われるし、又、人体或いは 動物の身体の組織であろうがなかろうが適用可能なように思われる。 背景技術 エイズの拡散により多く強調される感染及び相互感染の危険は、自動吸引式で 一回のみ使用できる即ち故意に再使用できない注射針の必要性があることを意味 する。これは、多分、特に完全に一回分のみを供給するカートリッジ式の薬剤等 の場合である。実際、かかる適用に対しては多年に亘って多くの提案がなされて いるが、多くは実用的に疑わしいものであるか、或いは複雑で高価な構造のもの であるかの何れかである。我々は、針保持器に対し外部本体部分の一体的内部ラ ッチ釈放に際し、自動的針吸引装置を備えた、実際的で低価格の一回使用皮下注 射器及び身体流動サンプラーに対する基本的な提案（国際出願ＧＢ９２／００６ ５２）をなした。 我々は、更に、カートリッジの中味を放出して針を引っ込める前に自動的に針 を延ばす自己動力装置を備え且つ一時的に駆動ストロークの係止してカートリッ ジの係合により偏向を釈放する偏向可能なアングル式のピストンロッドアームを 備えた、自動的な針の引っ込みを可能とした予荷重式カートリッジ注射器に対す る提案（国際出願ＧＢ９３／０１００４）をなした。 発明の開示 本発明の目的は、予荷重式カートリッジ注射器の更なる有利な提案をなすこと である。特に、我々は、一つ又はそれ以上の確実性を達成又は改良し、及び／又 は操作の確実性と自動組立の容易性の増大を求めるものである。 注射器のための操作の確実性及び／又は信頼度の重要性は、自明であると思う 。然しながら、自動組立てを容易にすることは基本的に重要な事柄であり、そう で なければ、低価格で高い生産性という（商業的な成功のための本質的な命題は達 成され得ないであろう。 本発明の一つの観点によれば、カートリッジの中味の絞り出し後自動的に針を 引っ込めるための装置を有するカートリッジ式の薬剤等のための注射器を提供す るものである。この注射器においては、薬剤等のカートリッジ自体は、中空ピス トンアクチュエータ内に少なくとも部分的に収容されていて、カートリッジの中 味放出ピストンを操作するのに最初に役立つピストンロッドと共に又はピストン ロッドによって偏倚力により引っ込めるため釈放されるであろう。ピストンロッ ドは、カートリッジの側壁よりも更に側方に延びる偏向アームを有し、そしてそ のアームの偏向によって釈放されるまでピストンアクチュエータの受容用形成体 と一時的に係合し、ピストンロッドは更に常に中空のピストンアクチュエータ内 へ延びる案内形成体を有している。 少なくとも、特に実際に独占的必然的にではないが、放出及び引っ込み前に針 延長部を備えたより複雑な自己動力式注射器の組立てのために、案内形成体は中 空のピストンアクチュエータに対し一時的に係止する装置を更に有していること が好ましい。 この一時的係止を含む本発明は、先ず、少なくともピストンロッドとピストン アクチュエータとの関連において自動組立てを容易にするために、そして何れに しても下組立て時の更なる取り扱いの目的のために、役立つ。更に、後で明らか になるであろう如く、少なくとも設計の可能性及び／又は寸法的な詳細及び／又 は操作上の利点は十分にある。 好ましい偏向可能なアームは、代表的には、その端部に好都合に設けられた更 なる案内用の好ましくは係止用の形成体の後方にピストンロッドから外へ開いた 延長部として、カートリッジから外方へ離れて曲げられている。適当なピストン ロッド構造体は、その端部に有利には拡大部を有し且つ偏向可能なアームと管状 のピストンロッドの周り及び縦方向にその大きさを変える複数の案内体とを与え る分割形式のものと言われる、全体として管状の部材の如きものである。偏向可 能なアームには、更に、好ましくは、たわみのみに頼ると云うよりは寧ろレリー ズ目的のために蝶番式に曲がるように切り込みが付けられている。 更に各案内形成体に対する一時的な係止は、ビーズ又は弾丸体又は溝状の相互 に係合する外部装置及び中空ピストンアクチュエータの周方向に延びた溝又はビ ーズ状の内部装置によっている。かかる装置間の係合は符号し且つピストンアク チュエータの受容体にピストンロッドの偏向アームの所望の位置達成を助けるが 、少なくともアームの偏向を釈放した後の引っ込み駆動偏倚力を防止はしない。 実際上、協働する突起は、係止位置に対する偏向アームの係合に依存する。 アームと案内／係止体の両方にピストンロッドの本体から分離した延長部を付 与するため頭部拡大部を特に好ましいように分割するのは、本質的に、案内／係 止体の十分な内方への偏向が、ピストンロッドと薬剤等のカートリッジとのピス トンアクチュエータ内への円滑な引っ込みを容易にさせ得る、ということが分か るであろう。更に、引き込みは、所謂、ピストンアクチュエータのフイン状の形 成体に係合する案内／係止体によって、引っ込みの終りにおいて又は終りに向っ て作用する有利な把持用部材と容易に関連せしめられ得る。 本発明の他の観点によれば、カートリッジの中味の絞り出し後に針を自動的に 引っ込めるための装置を有するカートリッジ式薬剤用の注射器が提供される。こ の注射器においては、薬剤等のカートリッジそれ自体は、少なくとも部分的に注 射器内へそっくり収容され、そして、カートリッジの中味放出用ピストン体を操 作するため最初に役立つピストンロッドと共に該ピストンロッドの方向に引っ込 みのために、偏倚力により釈放される。ピストンロッドは、カートリッジの側壁 よりも更に側方に延び且つアームの偏向によって釈放されるまでピストンアクチ ュエータの受容体と一時的に駆動係合する偏向可能なアームを有しており、そこ で、トリガーリングは、偏向可能なアームに先ず係合してカートリッジの中味の 絞り出し後カートリッジとピストンロッドの引っ込みを開始させるのに役立つ。 この発明による上記トリガーリングは、使用者が適用した最後の釈放力では制 御できない、初期の針延長部を有する自力式注射器に対する、特別のしかし必然 的に独特ではない適用性を有している。アームを偏向させて引っ込みを生じさせ るためのカートリッジの端部の信頼性は無視されている。これは、カートリッジ とピストンロッドに対し最も実用的で望ましい材料であれば何でも利用でき容易 さを増大させる。そこには、カートリッジの材料、及び／又はその端部が作られ 、 仕上げられて著しく高い最終の釈放抵抗を生じ、ピストンロッド特にその意図す る偏向可能なアームにおいて好都合なある種のプラスチック材料中に混ぜられる 単純にカットされたガラスカートリッジチューブに対して起り得ることが分かっ ているような偶然な不調という重大な可能性はないであろう。実際上、トリガー リングは、所謂現代の形成技術及び慣習から生じる高精度の本質的な利点をも持 つようにナイロン又はポリプロピレンで成形された自己潤滑性のプラスチック材 料から作られ得る。 更に、後で明らかになるように、重要なその他の更なる利点は、特に、好まし くは、トリガーリングがカートリッジに対して滑合する場合、即ち、トリガーリ ングが、カートリッジが摺動的に通過するように注射器本体の外側部分に設置さ れる場合、かかるトリガーリングを使用する場合に有用である。 トリガーリングの好適な配置位置は、が外体（outer bldy）の減らす部分位置 である。その位置は、ピストンアクチュエータ（それと連携しているカートリッ ジの内容物を圧縮させる駆動スプリングと一緒に）を囲っている一つの部分と、 もう一つの部分との間にあり、そのもう一つの部分は、内容物が圧縮される前に は、カートリッジ（及びその初期位置にある針）と引っ込み用のスプリングが囲 まれている部分である。カートリッジから発射される投薬の信頼性を保証するた めに、即ちピストンロッドとピストンの正確なストロークが行われた後に、アー ムの屈折によってトリガーし引っ込ませるために、正しく生産されモールドされ ているトリガーリングを、同じく正しくモールドされた内側ストッパ即ち接触柵 に設置するようにすることが好ましい。 トリガーリングの都合のよい構成は、端部にフランジを有する管状にすること である。フランジ以外の相対的に径の小さい端部は、ピストンロッドの屈折可能 なアームにスムーズに係合し且つそれを操作し、且つピストンアクチュエータの 収容部（receiving formations）内へ進入するのに役立っている。更に、好まし くは、その端部の内径を、ピストンアクチュエータの内径とを一致させるか、僅 かに小さくするようにする。それによって、いかなる場合でも、収容部内に屈折 アームを収容させる力が保証される。 特に強化されたガイドを有するコンパクト注射器は、カートリッジのセンタリ ングが良好に得られる。このことは、更に、この注射器にとって、カートリッジ の内容物を放出する前に、カートリッジがトリガーリングの範囲を越えている位 置からトリガーリングの範囲内まで注射器の軸方向に動き、針を突き出させるの に有効である。 このようなトリガーリングは、押し込み法により外体（outer body）内に組み 付けることができるようになっている。又、その内部のスルーホールは、外体の 、カートリッジと復帰スプリングとを収容している内径よりも僅かに小さく、ま たその復帰スプリングの外径よりも僅かに小さくなっている。それによって、カ ートリッジが組み付けられる前に、復帰スプリングを、圧縮されていないか僅か に圧縮された状態で、その位置に保持させている。このような押し込み法は、又 、組み立てられたアクチュエータに衝撃抵抗力を与えるものとして役立っている 。更に、トリガーリングの内部にフィンを設けると、カートリッジをつかむのに 最適な能動的摩擦力を備えるようにすることができ、それによって、更に衝撃抵 抗力を有効なものにし、使用前における注射器を有効に保護することもできる。 このようにしてカートリッジをつかむのに必要な力の程度は、トリガーリングと 外体の内壁とのつかみ力よりも小さく、また圧縮されているときの復帰用スプリ ングの力よりも小さくなければならない。しかしながら、そのつかみ力は、復帰 用スプリングのレリーズの初期において、ピストンロッドとカートリッジの初期 の運動エネルギーを有効に減じることができるようにし、それによって、ピスト ンアクチュエータ内でのカートリッジの最終停止時における衝撃を減じるように するのが好ましい。又、このことのために、ピストンロッドとカートリッジの復 帰作動の最終段階で作用するつかみ用のフィンを、ピストンアクチュエータの内 部に設けるようにしても差し支えない。このような目的で、トリガーリング及び ／又はピストンアクチュエータに設けるフィンは、フレキシブルな性質のものが 好ましい。 本発明の上記した二つの態様は、本願出願人のＰＣＴ出願ＧＢ９３／０１００ ４に開示したものに追加的に適用することが可能である。そして、その特許明細 書に記載されている、手動で操作される復帰可能な針装置とそれを復帰状態にラ ッチするものに関し、又、自己発動式（self-powered）伸長・復帰注射器に関し 、 更には、それらの間に相当する装置に関しての、すべてのものに適用することが できる。 しかしながら、ここには、発明の態様として、特に経済的な構成のカートリッ ジ、即ちその一端に、固定された針を有する単純な形状の管からなるカートリッ ジが示されている。このことは、薬剤等を取り扱う装置として、即ち材質の許可 を得るのが特に厳しく且つ多くの時間を必要とする医療用装置にとって極めて興 味深いことである。このことによって、既に認可された材料、例えばガラス、ラ バー、ステンレス鋼、ある種のプラスチック材の使用が有用となり、本発明の提 案により更にそれが有用となる。 このような提案の一つはガラス、特に、内部に取り付けている短く細いガラス 管にステンレス綱の針を接着することによって、針の一端を固定するようにした ガラス管に関するものである。このような根本的に単純な構成は、薬剤等に関す る医療用のために認可された或いは認可されるべき成形可能なプラスチックの場 合と同等の適用を可能にする。勿論、プラスチックハブ（中央に差し込み穴を有 するもの）は、針のサヤを取り付ける場合のようにしてそれ自身を針に接着する ことができる。 栓（bung）を使用することも可能である。その場合の材料としては認可済みの ラバーがあり、それを管の一端に接着し、そこに穴あき針を取り付ける。特に好 適な栓の構成は、栓がその一端若しくはその一端の近傍位置に管の一端に係合す るフランジを有していて、主要部分は管の内部に突き出ているようにする。そし て、そのフランジを有する端部にはＴ型のキャビティを有するようにする。 そして、好ましくは、二つのヘッドを有する成形された針保持用のスリーブの 一方のヘッド端部が上記のフランジを有する端部内にあるようにし、他方のヘッ ドは針のサヤを付けるのに役立たせる。Ｔ型のキャビティは盲穴になっていて、 二つの先端を有する針の機内側によって貫通されるようになっている。 もう一つのカートリッジにおいては、管をエンドキャップで閉鎖している。こ のエンドキャップは、手動で動かされてカートリッジ復帰駆動手段をレリーズす るための捕獲手段に係合されている。エンドキャップは、更に弾性材料からなる 、管の栓に係合している。針は、各々の端部に向け、エンドキャップと栓を貫通 し ている。管は、更に、凸から凹になる内部シールを有していて、注射器の使用準 備状態において針の機内側端部が突き通されるようになっている。 図面の簡単な説明 以下、添付図面に基づいて、本発明の実施例を説明する。 図１乃至４は、各々制動、伸長、放出及び伸縮状態における自己伸縮自在な注 射器の長手方向断面概略図である； 図５乃至７は、好適なピストンロッドの端部詳細図及び他の二つの部分断面図 である； 図８は、好適な制動リングの詳細端部断面図； 図９及び９Ａは好適な薬液カートリッジの針担持端部の長手方向断面端部詳細 図である； 図１０，１１及び１２は、自動針収縮による手動操作注射器の長手方向断面概 略図である； 発明を実施するための最良の形態 図１乃至４において、自己作動注射器１１０は、一方が他方より大きい異なる 断面の部分１１１Ａ，Ｂを有する全体が管状の外部本体構成部分１１１を有して いる。小口径断面部分１１１Ａは、内部逃げみぞ切り部１１４で示されていて、 かつ中空針１２０を通すための符号１１５にオリフィスを有する一端部１１３Ａ から断面転移部１１７へ延びている。大口径断面部１１１Ｂは、他端部１１３Ｂ から肩部１１７へ延びていて、リブ及び溝形成体１１８Ｒ，Ｇによってスナップ 状にはめ込まれた端部キャップ１１９を有している。 小口径断面本体部分１１１Ａは、中空針１２０を担持している端部封入体１２ ３を有するカートリッジ１２５に作用する収縮バイアスばね１２３のための環状 座凹部１２１を設けている。図１に示されている針１２０は、環状壁１１４内で たわみ針封入外装１２８を保持するための結合ハブ１２７を介して螺旋状の収縮 ばね１２３と、収縮ばね座凹部１２１を結合しているオリフィス１１５と環状壁 １１４間の端部１１３Ａの部分１２９（図４）内で延びている。針外装１２８は （図４参照）、オリフィス１１５内に密封して定置するために先端形成体を有し ており、これはオリフィス１１５内及びその前後の保持形成体における分離隔壁 円板のような代替物に相当する利点がある。環状壁１１４はオリフィス１１５か らの内部傾斜を提供し、これは、図示の外装１２８と共同して、針１２０の確実 な中心設定効果を有しているので、細いたわみ針がオリフィス１１５の中心から それないようになっている。 カートリッジ１２５は、内容物（図１及び２の容積体１３１参照）を、図２及 び３に示すようにアユーディオン状の山形を呈する密封外装１２８の浸入後、針 １２０を介して放出し得るピストン１３０を有している。ピストン１３０は、ピ ストン１３０の排出ストロークを行なう、即ち、容積体１３１を横切って通るに 十分な長さのピストンロッド１３２を有している。ピストンロッド１３２はピス トン１３０から拡大端部１３５（図５乃至７参照）まで延びており、後者は、カ ートリッジ１２５の外径より外側に延びている角度のついた湾曲可能アーム１３ ７と、図５及び７に関して記述する目的のための案内形成体１３８を提供してい る。このアーム１３７の好適な湾曲（図６参照）は、アーム１３７のたわみより もむしろ切欠き１３７Ｎとしての一方向の一体ヒンジの役目をする。 大口径断面本体部分１１１Ｂは、端部キャップ１１９とカートリッジピストン アクチュエータ１４５の外側肩部１４３間で作用する駆動ばね１４１を内蔵して おり、このアクチュエータは中空であって、角付湾曲アーム１３７が内側に十分 に締めつけられた時、このアームを受け入れることができるようになっている。 しかし、ピストンロッド担持器又はアクチュエータ１４５の開放端部１４６はア ーム１３７の端部を受け入れて係合する傾斜突出形成体１４７を有している。ピ ストン担持器又はアクチュエータ１４５の閉塞端部１４８（図２参照）は、端部 キャップ１１９の開口１５２を通って、端部キャップ１１９と連動する滑動部１ ５５においてキー孔溝１５３と係合・解放し得るヘッド１５１を形成している円 周長溝１４９を有する延長部を具備している。 大口径断面本体部分１１１Ｂには、定置部分としての端部フランジ１６３（図 ３）を有する制動リング１６０を定置させるための停止又は当接突出形成体１５ ９が延びている。フランジ１６３は、大口径断面本体部分１１１Ｂ内に締りばめ することが好ましい。端部フランジ１６３から、制動リング１６３は、以下で説 明するピストンアクチュエータの受け入れ突出形成体１４７に係合し得る自由縁 部１６７まで符号１６５において延びている。カートリッジ１２５は制動リング １６０を介して、好ましくは（図８参照）、制動リング１６０の内部フィン１６ ９との係合による摩擦の程度で、摺動することができる。好適なフィン１６９は 、その根元と自由端との間で角度をなしていずれかの側に曲がるか折れるように （図示せず）、湾曲性を有している。 外側本体構成部分１１１は一体で容易に射出成形することができる。 ピストンロッド１３２に戻って、全体が中空の管状構成体は、符号１３１にお ける保護用小径めくら端部から、ピストン１３０を介して、交互分割端部板とし ての湾曲アーム１３７及び案内／係止形成体１３８（図５乃至７参照）を提供す る拡大端部まで延びていることが好ましい。形成体１３８を表わす端部板は、符 号１３８Ａにおいて外側に延び、次いで１３８Ａにおいて軸に平行に戻って中空 ピストンアクチュエータ１４５の内部に滑合している。形成体１３８は、アーム １２７の端部が受け入れ突出形成体１４７に定置すると、ピストンアクチュエー タ１４５の内側溝１４５Ｇと、組立てのための一時的なはめ合せとして係合する ことができる外側仕切り１３８Ｐを有している。要求は少ないが、少なくともピ ストンロッド１３２の一体射出成形に関する手段は、（溝１４５Ｇの代りに）ピ ストンアクチュエータ１４５に対する内部ビート形成体であって、このビードと アーム１３７の後方で受け入れ突出部１４７にしっかりと係止する仕切り１３８ Ｐを有している。仕切り１３８Ｐは、ピストンアクチュエータ１４５の内部に、 図１乃至３のフィン１４５Ｆによって示したように後者の緩動把握形成体により 、簡単に滑合され得る。 供給状態において、図１を参照して、装置１１０は端部キャップ１１９をかぶ せたピストン担持器又はアクチュエータ１４５を有していて、駆動ばね１４１が 圧縮されるようになっている。収縮ばね１２１はその一部が延ばされて、少なく とも液圧係止を効果的に提供するカートリッジの液体内容物に対し、突出体１４ ７においてアーム１３７を定置させてしっかりと位置決めされたカートリッジ１ ２５を保持している。針１２０は、外装先端１２８Ｎで、好ましくはオリフィス １１５に固定して本体部分１１１Ａの内部に全体が引き込まれ、アーム１３７と アクチュエータ突出部１４７との係合によって設定され、カートリッジ１２５の 非圧縮性液体内容物が設けられ、外装１２８による針１２０の封入が制動リング １６０におけるカートリッジ１４５の摩擦嵌合にもかかわらず行われている。 活動部１５０を作動させることによって、ピストンロッドアクチュエータ１４ ５を解放すると、駆動ばね１４１がまず制動リング１６０を介してカートリッジ １２５を動かすので、外装１２８を介してオリフィス１１５の外へ針１２０を押 す。同時に収縮ばね１２３は外装１２８のひだ寄せと共に圧縮され、図２に示す ように、飛び出した針１２０を介してカートリッジ１２５の内容物の絞り出しが 始まる。図３は、最後にカートリッジ１２５の端部プラグと係合するピストン１ ３０により完了せしめられた排出絞り出しを示しており、制動リング１６０はア ーム１３７を湾曲して共に締めつけ、突出部１４７から解放している。 その後、ピストンロッドアクチュエータ１４５はピストンアクチュエータ突出 部１４７と係合している制動リング１６０によって捕らえられ；収縮ばね１２１ が延びてカートリッジ１２５を（針１２０とピストン１３０及びピストンロッド １３２とアーム１３７と共に）後方に駆動し、図４に示すように、小口径本体部 分１１１Ａ及びピストンロッド担持器又はアクチュエータ１４５に、又、大口径 本体部分１１１Ｂの前方部分に入れる。フィン１４５Ｆのような緩動把握手段は 、図４に示す位置、少なくともピストンアクチュエータ１４５の内側端部に達す る前にピストンロッド１３２を捕らえることができるとよい。好適なフィン１４ ５Ｆは湾曲性を有していて、その根元と自由端との間で角度をなしていずれかの 側に曲がるか折れるように（図示せず）なっている。 ピストンロッドアーム１３７は、ピストンアクチュエータ１４５から解放され て、針の引き込みを行なうために、カートリッジ１２５の半径方向範囲外の位置 で制動リング１６０の端部と係合せしめられているので、（カートリッジ１２５ の端部のみに依存するのと比べて）解放の目的の手段を更に増大している。 ピストンロッド１４５における符号１３８によるピストンロッド端部の案内と 、制動リング１６０におけるカートリッジ１２５との実質的な軸方向範囲により 、注射器の部品の所要の動きの円滑性と信頼性に寄与する作動利点が生じる。手 段、好ましくは一体形成体が、収縮時におけるピストンロッド１３２のピストン アクチュエータ１４５への漸増把握特性と共に、不要のバウンシング効果の危険 性を 軽減している。カートリッジ１２５と制動リング１６０間の摩擦により供給時と 作動時における衝撃抵抗が助成されている。 ピストンロッド１３２とピストンアクチュエータ１４５とが組立てに大いに寄 与し、特に、自動組立てを容易にしている。外側本体部分１１１Ｂにおける制動 リング１６０の圧力ばめも、特にその内部径１６８（又は少なくともフィン手段 １６９に加えられるものとして）が収縮ばね１２３の外側より小さいために後者 を組立て段階で捕らえることができる場合、組立てを助成している。 図１乃至４に示されるものは、カートリッジ１２５用の、一端をプラグ１２６ によって閉じられた簡単なチューブに関するものである。プラグ１２６は、カー トリッジ構造が降下できるような均等な管状の性質のものであり、管状プラグ１ ２６の穴中の針を適当に接続するための物質である一方、他方ではカートリッジ のメインチューブの端部における管状プラグ１２６でもある。 メインチューブのガラス材とプラグ１２６用毛管チューブのガラス材は、医療 使用に既に運用許可されている材料の中で良い候補に挙げられる材料である。 しかしながら、代替の構造は、図９及び９Ａに示される。再び、簡略されたあ る長さのガラスのチューブが符号２２５で示されている。しかし、ここでは、チ ューブ２２５の端部と係合していて、且つ、少なくとも栓の表面の隣接フランジ 部に擦り付けられる専用の接着剤を用いる場所において容易に気密性を確保され ている、より好ましくはフランジ２２２で示されるゴム栓２２６によって閉じら れている。しかしながら、このように確保するより先に、栓２２６は、中空の針 ２２０用のホルダーとして働くように構成されるハブ２２４と嵌合されるであろ う。このような嵌合は、ハブ２２４の形，特にハブ２２４の端拡大部の形に適合 する形状を有している断面Ｔ字状の空洞部２２８を、特に栓２２６をメインチュ ーブ２２５内へおそらく確保された後、高い積極的捕獲適合が生じるように、栓 ２２６内に形成する方法によって容易になされる。ハブ２２４は、オートクレー ブ型プラスチック（例えばポリカーボネート或いはポリエチレン）製でも可能で ある。そして、針は、ハブ２２４を栓２２５に提供する前に繋がれても良い。針 は、勿論、メインチューブ２２５の内部と連通する栓の空洞部２２８から穴２２ ９を通って通過するように示されている。好ましくは、栓２２５は、空洞部２２ ８の下手に盲穴が形成されていて、且つ、穴２２９は、両端の尖った針２２０を 用いて貫通することによって形成される。ハブ２２４の他端の拡大部２３０は、 針鞘を確保するために働くであろう。 十分に自己付勢力を与えられた針が伸びたり引っ込ませたりする適用器が例示 されているとは言え、本発明はまた薬等の運搬手段である別の中空針にも適用可 能である。例えば、例示された手動的に作動させるタイプでは、駆動バネ１４１ を省くことができ、外部本体部１１１Ｂ上にフランジ部を指で掴む部分を設ける 方法によるより簡単な端部構造と、ピストン駆動部１４５のためのプランジャー 伸張部とを有するであろう。また、針を伸ばしたままにする手抜かりは、手動あ るいは自己付勢力を与えられたバージョンにとって、小さい方の本体部分１１１ Ａを短くすることと圧縮されたスプリングを引っ込ませる機能を据え付けること によって簡単に容易に成される。 図１０乃至１２は、手動的に作動される薬等用の適用器を示す。図１乃至４と 等価の部分は、２００番台の符号を有している。使用前、針３２０は、針引っ込 みバネ３２３を収容する３１１Ａで示される外部本体室から伸びていて、外部防 護鞘３２８と針をしまう閉鎖シール３７１を有している。 後退方向へ述べている３１１Ｂに示された主外部本体室３７５は、ホルダー或 いは針３２０用のハブとしても働いている端部キャップ３７６の外側リムで薬等 のカートリッジ３２５の係留用キャプチャーから傾斜歯３７６を開放するために 外側に曲がっているための調整を有している。これら掛け金を下ろす部材は、一 般的に我々のＰＣＴ出願ＧＢ９２／００６１２と我々のＰＣＴ出願ＧＢ９３／０ １００４の図１乃至４において示す通りである。開放する統合的にかたどられた 掛け金を下ろす部材３７５である。 手動中空ピストンアクチュエーター３４５は、符号３７７において、アーム３ ３７用受入れ形成体３４７を介して面取りリム３７８まで延びていて、傾斜歯３ ７６を開放するので、部材３７５を湾曲し、アクチュエーター移動及びカートリ ッジ排出のために針引き込みばね３２８を開放する。管状ピストンロッド３３２ は、中空アクチュエーター３４５内で、ピストンアクチュエーター３４５の仕切 り３３８Ｐと共同溝３４５Ｇと共に、案内形成体３３８を有している。 カートリッジ端部キャップ３７６は、引き込みばね３２３によって直接作用せ しめられ、外装３２８用前方延長部３８１と、後方延長部３８２を通り、二重端 部針３２０が通る弾性カートリッジ端部プラグ３２６に入る針３２０を有してい る。カートリッジ３２５は、後方が凸で内側が凹であり、薬液の射出の際、アク チュエーター３４５の最初の移動で針３２０によって孔が開けられる、任意の逆 内部封入体３８０を有している。 この実施例は、滅菌包装にて主に健康管理専門職用に提供されるが、自動的に 針を引込め効果的な安全カプセル化を行うことにより内容物を患者に投与した後 の針刺しの危険を回避した、低価格の充填済注射器 300を示している。カートリ ッジはゴム包部を有したケイ酸ホウ素ガラス管製でも、適切な薬品適合性をもつ と承認されている他の物質製でもよい。使用するには、単に注射器 300 を包装 から取り出し、ピストンアクチュエータ 345 を初回適度に手動押下することに より隔離シール 380 を逆向きにして針 320 で貫通させ、好ましくは便利なスナ ップイン取付式の終端包部 371 を備えた針の鞘 328 を外し、ピストン起動プラ ンジャー 345 を二度目に手動押下して必要な服用量を調節し、次にこの服用量 を投与するため通常どおり患者に注射する。 使用者による針の選択ができるよう改変することも可能で、例えばカートリッ ジの端部キャップ 372 に開口を設け、選択した針を受け入れるよう、例えばい かなる適切な針ホルダー又はハブに対しても押しつけ取付けができるよう形成す ることも考えられる。 産業上の利用可能性 充填と組立ては単純なので、高速オートメーションに適するという利点を持つ 。針アセンブリは、針 320をカートリッジ端部キャップ 372に低硬化樹脂固定し 、カートリッジの端部栓 326をキャップ 372の上に、針包部 371を好ましくは硬 い針鞘 328の中にそれぞれスナップ取付けし、さらに針鞘 328をカートリッジ端 部キャップ 372の上にスナップ取付けすることにより、容易にできあがる。この 針アセンブリは、カートリッジ 320 のガラス管の中に接着された低硬化樹脂に 容易に固着することができる。このガラス管には、好ましくは透明な注射器の外 筒部 311B から視認できる計量目盛りを刻んでもよい。もし必要であれば選択自 由 な隔離シール 380をその後で取付け、この空のカートリッジ 320を滅菌する。滅 菌カートリッジ 320を充填してピストン 320で封した後、充填したカートリッジ に必要な最終滅菌を行う。注射器本体に関しては、引込みバネ 323を最初に取付 け、次に充填したカートリッジ 320を、一体的かけ金部材／歯 375/376を越すよ うに、即ち引込みバネ 323を圧縮するように、押込んで収める。ピストン棒 332 は、もしピップ／溝 338P/345Gが備わっているならば、ピストンアクチュエータ 345の端部に嵌入され、できたアセンブリは、カートリッジピストン 330の中に ピストン棒 332が自動位置決めされた状態で注射器本体に容易に嵌入される。装 置全体はそれからラベル付され、典型的には適切な袋または箱に包装される。 カートリッジの端冠部３７６は、収縮スプリング３２３によって直接作用せし められ、針３２０は、鞘３２８に向いた前方の延長部３８１と弾性体よりなるカ ートリッジの端栓３２６にまで及ぶ後方の延長部３８２を超えており、針３２０ の両端部もそこを貫いている。カートリッジ３２５には、内側に反転自在の封水 部３８０が備えられており、封水部３８０は、薬剤等を注入準備する際のアクチ ュエータ３４５の初期動作において、その後方が凸状で針の刺さっていない状態 から針３２０が突き刺さって凹状になるようになっている。 本実施例は、主として医療の専門家によって使用される殺菌消毒された容器に 供給すべき低価格で事前に薬剤等が充填された注射器３００を示している。しか し、針を自動的に引っ込めて効果的且つ安全にカプセルに入れるために、患者に 内容物を注射した後に針が刺さる危険を防止する手段が備わっている。カートリ ッジは、ホウケイ酸塩製のガラス管にゴムの閉鎖部を付けたものでよく、或いは 、薬剤の融和性の承認を有する或いは得られる他の物質でできていてもよい。使 用方法は、単に注射器３００をその包装から取り出し、ピストンアクチュエータ ３４５を手で最初に押下することによって、針３２０が隔離封水部３８０に突き 刺して隔離封水部３８０を反転させ、末端部をなす閉鎖部３７１がピッタリとは め込まれた状態で針鞘３２８を除去するようにする。ピストンアクチュエータプ ランジャー３４５を手で２度目に押下することによって、所望の服用量にし、そ れから、その量を投与すべく患者に普通に針を差し込む。 本実施例によれば、使用者は針を選択することができる。即ち、カートリッジ の端冠部３７２には開口部が設けられ、協働して針を選択するように形成されて おり、あらゆる針の入れ物即ちさしこみ孔として針を押圧して適合するようにな っている。 産業上の利用可能性 内容物の充填や部品の組み立て作業が簡単化でき、作業の高速自動化に適して いる。針の組み立て部品は、カートリッジの端冠部３７２の内部に針３２０を少 量の硬化樹脂で固定し、端冠部３７２上に位置するカートリッジの端栓３２６と 剛体性の針鞘３２８の内部にある針栓３７１にパチンと閉めてはめ込み、カート リッジの端冠部３７２に針鞘３２８をパチンと閉めてはめ込むことによって直ち に組み立てられる。 この針の組み立て体は、カートリッジ３２０のガラス管内に接合された光の硬 化樹脂からなり、好ましくは透明な注射器の外側本体部３１１Ｂを通して、目に 見える印つけられた服用量の目盛りを有している。変形自在の隔離封水部３８０ は必要に応じて調整され、中空のカートリッジ３２０は殺菌消毒される。無菌の カートリッジ３２０の内部へ薬を充填し、ピストン３３０で塞いだ後に、必要に 応じて充填されたカートリッジの末端部の殺菌消毒がなされる。最初に注射器本 体へ、収縮スプリング３２３をはめ込み、続いて、充填されたカートリッジ３２ ０を閂部３７５／閂歯３７６全体を通り越して押圧し、かくして収縮スプリング ３２３を圧縮する。点状部３３８Ｐと溝３４５Ｇとが備えられている場合、ピス トンロッド３３２はピストンアクチュエータ３４５にピタッと嵌まり込み、その 結果、カートリッジのピストン３３０のピストンロッド３３２の自動的な位置決 めにより、組み立て体は即座に注射器本体に固定される。全体はそれからラベル を貼って典型的には適当な袋や箱の中に包装され得る。

【手続補正書】 【提出日】１９９７年６月６日 【補正内容】 請求の範囲 １． カートリッジ内容物を絞り出した後自動的に針を引き込めるための手段と 、ピストンロッド（１３２，３３２）とを備え、該ピストンロッド（１３２，３ ３２）により排出される所定の薬液等のカートリッジを収容するようになってい る、カートリッジに入れられた薬液用の中空針注射器（１００，３００）におい て、前記カートリッジ（１２５，３２５）は、中空のピストンアクチュエーター （１４５，３４５）内に少なくともその一部が収容可能であり且つカートリッジ （１２５，３５２）の内容物排出ピストン手段（１３０，３３０）を作動させる ために最初に作用するピストンロッド（１３２，３３２）と共にこのピストンロ ッドを介してバイアス（１２３，３２３）の下で解放されて引き込まれ、ピスト ンロッド（１３２，３３２）は、前記カートリッジ（１２５，３２５）の側壁よ り更に側方に且つ前記カートリッジ内への前記ピストンロッドの排出のための進 入の終端に至った時アーム（１３７，３３７）の湾曲によって解放されるまでピ ストンアクチュエーター（１４５，３４５）の受け入れ形成体（１４７，３４７ ）と一時的に駆動係合するように延びた湾曲可能のアーム（１３７，３３７）を 有し、前記ピストンロッド（１３２，３３２）は、一時的に協働するラッチ手段 （１３８Ｐ，１４５Ｇ）及び前記ピストンアクチュエーター（１４５）と共に該 ピストンアクチュエーター（１４５，３４５）内へ延びている案内形成体（１３ ８，３３８）を更に有している、中空針注射器。 ２． 前記案内形成体（１３８，３３８）は、中空のピストンアクチュエーター （１４５，３４５）の入口端またはその近傍でピストンロッド（１３２，３３２ ）に設けられている、請求項１に記載の中空針注射器。 ３． 前記湾曲可能のアーム（１３７，３３７）は、案内形成体（１３８，３３ ８）の背後にピストンロッド（１３２，３３２）から広がる突出体としてカート リッジ（１２５，３２５）から外方へ離れるように角度が付けられている、請求 項１又は２に記載の中空針注射器。 ４． ピストンロッド（１３２，３３２）は、中空のピストンアクチュエーター （１４５，３４５）に嵌合するように拡大された端部を持つ略管状の部材（図５ ）から成り、その拡大端部は湾曲可能のアーム（１３７，３３７）ができるよう に分割されていて、複数の案内形成体（１３８，３３８）はその大きさが管状の ピストンロッド（１３２，３３２）の周りに且つその長さ方向に交互になってい る、前記請求項の何れかに記載の中空針注射器。 ５． 前記湾曲可能のアーム（１３７，３３７）には切り込み（３７９）が設け られていて、単に屈曲するようになっているだけではなくて釈放の目的で蝶番式 に曲がるようになっている、前記請求項の何れかに記載の中空針注射器。 ６． 前記案内形成体（１３８）の一時的に協働するラッチ手段（１３８Ｐ，１ ４５Ｇ）と、中空のピストンアクチュエーター（１４５）を更に含んでいる、前 記請求項の何れかに記載の中空針注射器。 ７． 案内形成体（１３８）のための一時的に協働するラッチ手段（１３８Ｐ， １４５Ｇ）は、ピストンアクチュエーター（１４５）の受け入れ形成体において ピストンロッド（１３２）の湾曲可能のアーム（１３７）の駆動係合と同時に中 空ピストンアクチュエーター（１４５）の内部手段（１４５Ｇ）と相互に係合す る外部手段（１３８Ｐ）を含んでいる、請求項６に記載の中空針注射器。 ８． 前記中空ピストンアクチュエーター（１４５）は、その端部近傍に内部把 持手段（１４５Ｆ）を有していて、案内形成体（１３８）に係合することによる 引っ込みの終わり又は終わりに向って作動するようになっている、前記請求項の 何れかに記載の中空針注射器。 ９． カートリッジ内容物を絞り出した後自動的に針を引き込めるための手段と 、ピストンロッド（１３２，３３２）とを備え、該ピストンロッド（１３２，３ ３２）により排出される所定の薬液等のカートリッジ（１２５，３２５）を収容 するようになっている、カートリッジに入れられた薬液用の中空針注射器（１０ ０，３００）において、その薬液カートリッジ（１２５）は中空ピストンアクチ ュエーター（１４５）内に少なくともその一部が収容可能であり、カートリッジ （１２）の内容物排出ピストン手段（１３０）を作動するために最初に作用する ピストンロッド（１３２）は湾曲可能アーム（１３７）を有し、このアームがカ ートリッジ（１２５）の側壁より更に側方に延びていて、アーム（１３７）の湾 曲によって解放されるまでピストンアクチュエーター（１４５）の受け入れ形成 体（１４７）と一時的に駆動係合し、制動リング（１６０）は、湾曲可能アーム との最初の係合で、カートリッジ内容物（１３１）を絞り出した後カートリッジ （１２５）とピストンロッド（１３２）の引き込みを開始するのに役立つように なっている、中空針注射器。 10． 前記制動リング（１６０）は成形された自己潤滑性プラスチック材料から 成っている、中空針注射器。 11． 前記制動リング（１６０）は、カートリッジ（１２５）に摺動可能に嵌合 せしめられており、且つ少なくともピストンアクチュエーターを収容する後方室 （１１１Ｂ）と少なくとも針引き込みスプリング（１２３）を収容する縮小した 断面を有する前方室（１１１Ａ）との間の断面縮小部をカートリッジ（１２５） が摺動通過する注射器の外側本体部分（１１１）内に配置されている、請求項９ 又は１０に記載の中空針注射器。 12． 前記制動リング（１６０）は、当接突出形成体（１５９）上に着座する管 状の端部フランジ（１６３）と他方の相対的に縮小した端部（１６７）とを有し 、両者はピストンロッド（１３２）の湾曲可能アーム（１３７）の円滑な係合と 操作に役立つと共にピストンアクチュエーター（１４５）の受け入れ形成体（１ ４７）内への進入に役立ち、針（１２０）はカートリッジ内容物（１３１）の絞 り出し前は伸ばされており、カートリッジ（１２５）は最初に制動リング（１６ ０）を越えて延びている位置から制動リング（１６０）の軸範囲内にある位置ま で動かされるようになっている請求項９，１０又は１１に記載の中空針注射器。 13． 前記制動リング（１６０）は、外側本体部分（１１１）と干渉するように 嵌合していて、カートリッジ（１２５）をある程度確実に把持するために内部フ ィン（１６９）を有しており、この把持力は、制動リング（１６０）と外側本体 部分（１１１Ｂ）の内壁との間の把持力よりも小さく且つ圧縮された引き込みス プリング（１２３）により作用せしめられる力よりも小さいが、針（１２０）の 引き込みスプリング（１２３）が釈放された時に発生するピストンロッド（１３ ２）とカートリッジ（１２５）の最初の運動エネルギーを減らすのに十分に寄与 するようになっている、請求項９乃至１２の何れかに記載の中空針注射器。 14． 一端に固定の針保持用閉鎖体（１２６，２２６，３２６／３７６）を有す る一定断面の単純な長さのチューブ（１２５，２２５，３２５）を含み、該チュ ーブ（１２５，２２５，３２５）と前記閉鎖体（１２６，２２６，３２６／３７ ６）は何れも関係した医学的使用認可条件に合致した材料のものである、請求項 １に記載の注射器用薬液カートリッジ。 15． 前記チューブ（１２５）は、中にステンレス鋼製の針（１２０）が固着さ れた長さの短いガラス毛細管（１２６）を嵌挿することにより針端が閉鎖された ガラスである、請求項１４に記載の注射器用薬液カートリッジ。 16． 針端を閉鎖する閉鎖体はチューブ（２２５）の一端部内に固着されていて 、その中に捕捉保持された中空針ホルダー（２２４）を担持するエラストマー材 料から成る栓（２２６）であり、該栓（２２６）は端部にフランジ（２２２）が 設けられていてチューブ（２２５）の端部全体をチューブ（２２５）内へ伸びた 主体部分と係合させ、且つ断面Ｔ形の空洞部（２２８）を有していて、そのフラ ンジ形端部内にはホルダースリーブ（２２４）の一方の頭部端が収納され、ホル ダースリーブ（２２４）の他方の頭端部は針の鞘として役立てられている、請求 項１４に記載の注射器用薬液カートリッジ。 17． 前記の断面Ｔ形の空洞部（２２８）は両端が尖った前記針（２２０）の挿 入端により刺し通されるまでは孔無しである、請求項１６に記載の注射器用薬液 カートリッジ。 18． 前記閉鎖体（３２６／３７６）は端部キャップ（３７５）に作用するカー トリッジ引き込み駆動手段（３２３）を釈放するため動かされる捕捉部材（３７ ５／３７６）により係合せしめられるべきチューブ（３５２）に被嵌された端部 キャップ（３７６）であり、前記端部キャップ（３７５）はエラストマー材料か ら成るチューブ栓（３２６）に係合し、前記針（３２０）は各端部が尖っていて 端部キャップ（３７６）と栓（３２６）に挿通されており、前記チューブ（３２ ５）は更に注射器を使用状態にするとき針（３２０）の挿入端が刺し通されるよ うに凸から凹へ移行する内部封入体（３８０）を持っている、請求項１４に記載 の注射器用薬液カートリッジ。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ)， ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，Ｃ Ｈ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ， ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，Ｍ Ｎ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＴ， ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ 【要約の続き】 7，347）との間の駆動結合を解放するために始動環(16 0)がある。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． カートリッジ内容物を絞り出した後、自動的に針を引き込めるための手段 を有するカートリッジ入薬液用中空針注射器（１００，３００）において、その 薬液カートリッジ（１２５，３２５）は中空ピストンアクチュエータ（１４５， ３４５）内に少なくともその一部が収容可能であり、カートリッジ（１２５，３ ２５）の内容物排出ピストン手段（１３０，３３０）を作動するために最初に作 用するピストンロッド（１３２，３３２）と共に、及びこのピストンロッドを介 して、バイアス（１２３，３２３）下で解放されて引き込み、ピストンロッド（ １３２，３３２）は湾曲可能アーム（１３７，３３７）を有し、このアームがカ ートリッジ（１２５，３２５）の側壁より更に側方に延びていて、アーム（１３ ７，３３７）の湾曲によって解放されるまでピストンアクチュエータ（１４５， ３４５）の受け入れ形成体（１４７，３４７）と一時的に駆動係合し、ピストン ロッド（１３２，３３２）は中空ピストンアクチュエータ（１４５，３４５）に 延びている案内形成体（１３８，３３８）を更に有している、中空針注射器。 ２． 一端に固定の針保持用閉鎖体（１２６，２２６，３２６／３７６）を有す る一定断面の単純な長さの管（１２５，２２５，３２５）を含み、該管（１２５ ，２２５，３２５）と前記閉鎖体（１２６，２２６，３２６／３７６）は何れも 関係した医学的な使用認可条件に合致した材料のものである、請求の範囲１に記 載の注射器用薬剤カートリッジ。