JPH10507349A - パッチド遺伝子及びそれらの使用 - Google Patents

パッチド遺伝子及びそれらの使用

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JPH10507349A JP8512723A JP51272396A JPH10507349A JP H10507349 A JPH10507349 A JP H10507349A JP 8512723 A JP8512723 A JP 8512723A JP 51272396 A JP51272396 A JP 51272396A JP H10507349 A JPH10507349 A JP H10507349A
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Abstract

(57)【要約】 マウス及びヒトパッチド遺伝子を包含する、無脊椎動物及び脊椎動物のパッチド遺伝子、並びに異なった種のものであり、又は同じ種類のものである関連する遺伝子の単離方法が提供される。パッチド遺伝子の発現を調節する能力の獲得は、胚成長の解明、パッチド遺伝子によるシグナルトランスダクションに関連する細胞調節、シグナルトランスダクションに対するアゴニスト及びアンタゴニストの同定、パッチドに対して結合するためのリガンドの同定、前記リガンドの単離、及びパッチド遺伝子の転写及び発現のレベルのアッセイを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】 パッチド遺伝子及びそれらの使用 技術分野 本発明の分野は、セグメント極性遺伝子及びそれらの使用に関する。 背景 セグメント極性遺伝子(Segment Polarity qene)は、体セグメントの構造のパ ターンを変える突然変異としてハエに発見された。遺伝子における突然変異は本 体セグメントの表面上での変更されたパターンの動物における進行を引き起こし 、この変更は先端から末端の軸にそってのパターンに影響を及ぼす。たとえば、 パッチド遺伝子における突然変異は、個々のセグメントの中心に通常の構造を伴 わないで個々の本体セグメントの発達を引き起こす。それらの代わりに、前方セ グメントに通常見出されるパターンの鏡像が存在する。従って、セグメントの中 央における細胞は誤った構造を作り、そして動物の全体的頭対尾極性に関して誤 った方向にそれらを向ける。このクラスにおいては、約16種の遺伝子が知られて いる。コードされたタンパク質は、キナーゼ、転写因子、細胞結合タンパク質、 ウィングレス(Wingless;WG)及びヘッジホッグ(hedgehog;HH)と呼ばれる2 種の分泌されるタンパク質、パッチドと呼ばれる単一のトランスメンブランタン パク質(PTC)、及びいづれの既知のタンパク質にも関係しないいくつかの新規タ ンパク質を包含する。それらのタンパク質のすべては、細胞の運命及び極性を決 定するためにそれらの隣りのものを細胞に知らせるシグナル経路において一緒に 作動すると思われる。 ショウジョウバエ及び他の無脊椎動物のセグメント極性タンパク質の多くは、 脊椎動物に密接に関連しており、すなわち包含されるその分子機構が極めて古い ことを意味する。ハエ遺伝子に関連する脊椎動物タンパク質の中には、脊椎動物 の脳の発達において作用するEn−1及び−2、並びに脳の発達にも関与するが、 しかしマウス乳癌の多くの場合において関係する腫瘍遺伝子として最初に見出さ れた WNT−1が存在する。ハエにおいては、パッチド(Patched)遺伝子は、胚に おいては複雑且つダイナミックなパターンでRNA に転写され、すなわち個々の体 セグメント原基において5種の横方向ストライプを含む。コードされたタンパク 質は、多くのトランスメンブランドメインを含むことが予測される。それはいづ れの他の既知のタンパク質に対しても有意な類似性を有さない。多数のトランス メンブランドメインを有する他のタンパク質は、種々の膜タンパク質、膜を通し てのチャネル及び膜を通しての輸送体を包含する。 ハエのヘッジホッグ(HH)タンパク質は、少なくとも3種の脊椎動物関連物、 すなわちソニックヘッジホッグ(Sonic hedgehog)(Shh);インデアンヘッジホッ グ(Indian hedgehog)及びデザートヘッジホッグ(Desert hedgehog)を有すること が示された。Shh は個々の成長する肢(limb)の後部の一群の細胞において発現 される。これは成長する肢に対しての極性を伝達するのに重要な役割を有するこ とが見出された細胞の全く同じ群である。シグナルは、後部指及び他の肢構造体 を形成するシグナルの後部源に近い細胞、及びより前部の構造体を形成するシグ ナル源からの追加の細胞により類別されると思われる。シグナル細胞、すなわち “分極活性化の領域(Zone of polarizing activity;ZPA)”として知られる肢芽 の領域の移植が、肢パターン化に対して劇的な効果を有することがこれまで 知られて来た。肢の前部への第2ZPA の移植は、前部の特徴を置換する後部の特 徴を有する肢(実質的には、母指ではなく小指)の成長を引き起こす。Shh は、 長く捜し求められて来たZPA シグナルであることが見出されている。Shh タンパ ク質(SHH)を生産する培養された細胞は、前部肢領域中に移植される場合、移植 されたZPA と同じ効果を有する。これは、Shh が明確に、後部肢の成長の決定的 な引き金であることを確立した。 ZPA における因子は、成長する脊髄を分極化するもう1つの重要な成長シグナ ルに関連していると時々思われて来た。脊索、すなわち初期脊椎動物の胚の背側 にそって走る中胚葉の杆状体が、背側−腹側軸にそって神経管を分極化するシグ ナル源である。シグナルは、脊索に最も近い神経管の部分の、底板(floor plate )、すなわち神経管の形態学的に区別される部分形成を引き起こす。底板は今度 は、細胞の運命をさらに決定するために神経管のより背側部にシグナルを送る。 ZPA は、神経管に隣接して移植される場合、脊索と同じシグナル効果を有するこ とが報告されており、これはZPA が脊索と同じシグナルを生成することを示唆す る。この観点から、Shh は脊索細胞及び底板細胞により生成されることが見出さ れた。マウスにおけるShh の例外的な発現の試験は、通常、底板遺伝子の例外的 な発現を開始せしめない細胞におけるそれらの発見を導く。従って、Shh は、脊 索から底板及び底板から神経管のより背部の部分の成分であると思われる。肢及 び神経管の他に、脊椎動物のヘッジホッグ遺伝子はまた、多くの他の組織、たと えば末梢神経系、脳、肺、肝臓、腎臓、歯の原基、生殖器、及び後腸及び前腸内 胚葉(但し、これらだけには限定されない)においても発現される。 PTC は、ハエにおける遺伝子実験に基づいてHHタンパク質のための受容体とし て提案されて来た。この関係のためのモデルは、PTC がそれ自体の転写及びウィングレスセグメント極性遺伝子の転写の両者を不活性 化するために、多分、知られていない経路を通して作用することである。このモ デルは、隣接する細胞から分泌されるHHタンパク質がPTC 受容体に結合し、それ を不活性化し、そしてそれにより、PTC がそれ自体の転写又はウィングレスの転 写を停止することを防ぐことを示す。多くの実験は、PTC とHHとの間の同等の出 来事を示した。 関連する文献 パッチドのみ又はヘッジホッグと共にその役割の記載が次のものに見出され得 る:Hooper and Scott,Cell 59,751-765(1989);Nakanoなど.,Nature,341 ,508-513(1989)(前記両者はまた、ショウジョウバエのパッチドのための配列 も記載する);Simcoxなど.,Development 107,715-722(1989);Hidalgo and Ingham,Development,110,291-301(1990);Phillipsなど.,Development,1 10,105-114(1990);Sampedro and Guerrero,Nature 353,187-190(1991) ;Inghamなど.,Nature 353,184-187(1991);及びTaylorなど.,Mechanism o f Development 42,89-96(1993)。ヘッジホッグの役割の論議は次のものに見出 される:Riddleなど.,Cell 75,1401-1416(1993);Echelard など.,Cell 75 ,1417-1430(1993);Krausa など.,Cell 75,1431-1444(1993);Tabata an d Kornberg,Cell 76,89-102(1994);Heemskerk & DiNardo,Cell 76,449-4 60(1994);Relinkなど.,Cell 76,761-775(1994);及びIngham,Current B iolog 4,347-350(1994)による短い書評文献。ショウジョウバエの5′非コード 領域についての配列は、Gen Bank、受理番号M28418、Hooper and Scott(1989 )、前記に報告されている。また、Forbes、など.,Development 1993 Supple ment 115-124も参照のこと。 発明の要約 パッチド遺伝子、特に哺乳類のパッチド遺伝子、たとえばマウス及びヒトパッ チド遺伝子、及び無脊椎動物のパッチド遺伝子及び配列を単離するための方法が 提供される。前記方法は、他の種、及びタンパク質の同じファミリーのメンバー からのパッチド遺伝子の同定を包含する。対象の遺伝子はパッチドタンパク質を 生成するための方法を提供し、ここで前記遺伝子及びタンパク質は研究、診断、 その単離及び精製のためへのヘッジホッグタンパク質の結合、遺伝子療法及び他 の利用のためのプローブとして使用され得る。 図面の簡単な説明 図1は、ショウジョウバエのパッチド遺伝子の開始コドンから上流の5′領域 の約10kbp の制限地図を有するグラフ、及びβ−ガラクトシダーゼに連結される 5′領域の切断された部分の構造体の棒グラフであり、ここで前記構造体は胚の 生成のためにハエ細胞系中に導入される。胚の初期及び後期成長の間、胚におけ るβ−gal の発現が右側の表に示される。+の数が多くなるほど、染色の強さが 増す。 特定の態様の記載 無脊椎動物及び脊椎動物、たとえば哺乳類からのパッチド(ptc)遺伝子ファミ リーのメンバー、並びにマウス及びヒトパッチド遺伝子の完全なcDNA配列を同定 するための方法が提供される。また、無脊椎動物のパッチド遺伝子についての配 列が提供される。パッチド遺伝子は、多数のトランスメンブラン配列を有するト ランスメンブ ランタンパク質をコードする。 マウス及びヒトパッチド遺伝子を同定する場合、既知のショウジョウバエptc 配列からのプライマーが進化系図を通して移動せしめるために使用された。関連 する無脊椎動物、たとえば蚊のゲノムDNA の部分を増幅するために適切な制限酵 素リンカーを有するショウジョウバエ配列からの2種のプライマーが使用される 。前記配列は、進化時間にわたって逸脱せず、そして低い変性のものである領域 から選択される。便利には、前記領域は、タンパク質の最初の親水性ループにお けるcDNAのコード領域の最初の1.5kb、通常、最初の1kb以内のN−末端近位配 列である。プライマーによるポリメラーゼ鎖反応(PCR)を用いる場合、蚊のゲノ ムDNA からのバンドが使用され得る。次に、そのバンドが増幅され、そしてプロ ーブとして使用され得る。進化系図の異なったブランチの生物、たとえばチョウ からのcDNAライブラリーをプローブするためにこのプローブを使用することがで きる。前記ライブラリーをスクリーニングし、そして前記プローブにハイブリダ イズする配列を同定することによって、チョウのパッチド遺伝子の一部が得られ る。次に、1又は複数のその得られるクローンは、完全なコード領域及び非コー ド5′−並びに3′−配列までの及びそれらを含む延長された配列を得るために 前記ライブラリーを再スクリーンするために使用され得る。適切な場合、その得 られるcDNAコード配列のすべて又は一部を配列決定することができる。 前配列の1つ又は両者から適切なプローブにより進化基準において高等な種の ゲノム又はcDNAライブラリーをスクリーンすることができる。遠い関係にある無 脊椎動物、たとえば昆虫のゲノムライブラリーをスクリーンすることが特に興味 の対象であり、ここで、前の2つの種、この場合、ショウジョウバエ及びチョウ から得られる 配列の組合せを用いることができる。適切な技法により、プローブに結合し、次 に個々のプローブとのそれぞれの交差ハイブリダイゼーションのためにスクリー ンされ得る特定のクローンを同定することができる。次に、その得られるフラグ メントが、たとえばサブクローニングにより増幅され得る。 4種の異なったパッチド遺伝子、現在例示される例においては、ショウジョウ バエ(ハエ)、蚊、チョウ及び昆虫のパッチド遺伝子のすべて又は一部を有する ことにより、保存された配列についてパッチド遺伝子を比較することができる。 パッチドを発現する適切な哺乳類肢又は他の細胞、たとえば脊索、神経管、腸、 肺芽又は他の組織、特に胎児組織からの細胞が、スクリーニングのために使用さ れ得る。他方、パッチドを生成する成熟組織もスクリーニングのために使用され 得る。4つの他の種から入手できるコンセンサス配列に基づけば、個々の部位で 少なくとも2つの配列が同じヌクレオチドを有し、そして個々の種がユニークな ヌクレオチドを有し、すなわちすべての4種のヌクレオチドに結合するイノシン が使用され得る部位が変化するプローブを開発することができる。 いづれかのPCR がプライマーを用いて使用され得、又は所望により、適切な源 からのゲノムライブラリーがプローブされ得る。PCR によれば、cDNAライブラリ ーを使用し、又は逆転写酵素−PCR(RT-PCR)を使用することができ、ここでmRNA は組織から入手できる。通常、胎児組織が使用される場合、特定の宿主に依存し て、第1又は第2トリメスター、好ましくは第1トリメスター又は第2トリメス ターの後半の半分からの組織を用いることができるであろう。組織の年齢及び源 は、そのサイズに基づいて組織を手術的に分離する可能性、組織の細胞における パッチドの発現のレベル、組織の入手可能性、パッチドを発現する細胞の数及び 同様のものに有意な程度依 存するであろう。入手できる組織の量は、有用に転写され、そして増幅されるべ き十分な量のmRNAを供給するために十分に多量であるべきである。マウス組織に 関しては、約10〜15dpc(受胎後の日数)からの肢が使用され得る。 プライマーにおいては、相補的結合配列は通常、少なくとも14個のヌクレオチ ド、好ましくは少なくとも約17個のヌクレオチド及び通常、約30個よりも多くな いヌクレオチドであろう。プライマーはまた、単離及びクローニングのための制 限酵素配列を含むことができる。RT-PCRにより、mRNAは既知手段により富化され 、逆転写され、続いて適切なプライマーにより増幅され得る。(分子クローニン グのために使用される方法は、Molecular Cloning:A Laboratory Manual,Samb rook など.,eds.,Cold Spring Habor Laboratories,Cold Spring Habor,NY ,1988に見出され得る)。特に、プライマーは便利には、N−末端近位配列又は 他の保存された領域、たとえば少なくとも5個のアミノ酸が4個の配列のうち3 個の配列において8個のアミノ酸から保存されているそれらの配列からのもので ある。これは配列(配列番号11)IITPLDCFWEG、(配列番号12)LIVGG 及び(配 列番号13)PFFWEQY により例示される。予測される大きさの得られるPCR 生成物 がサブクローン化され、そして所望により配列決定され得る。 次に、クローン化されたPCR フラグメントは、パッチドを発現する哺乳類の組 織細胞のcDNAライブラリーをスクリーンするためのプローブとして使用され得、 ここでハイブリダイズするクローンが適切な緊縮条件下で単離され得る。再び、 cDNAライブラリーは、パッチドを発現する組織からのものであり、この組織は前 に記載された制限内からのものであろう。ハイブリダイズするクローンは、サブ クローン化され、そして再スクリーンされ得る。次に、ハイブリダ イズするサブクローンが単離され、そして配列決定され、又はRNA ブロット及び 現場ハイブリダイゼーションを用いることによって、完全な及び切断された胚に おいてさらに分析され得る。便利には、N−末端コード領域の約0.5 〜1kbp の フラグメントがノザンブロットのために使用され得る。 哺乳類遺伝子が配列決定され、そして上記のようにして、保存された領域が同 定され、そして他の種を調査するためにプライマーとして使用され得る。N末端 近位領域、C末端領域又は中間領域が配列のために使用され得、ここで最小の変 性、及びプローブ配列に対して所望するレベルの保存性を有する配列が選択され るであろう。 PTC をコードするDNA 配列は、cDNAもしくはゲノムDNA 又はそれらのフラグメ ント、特にゲノムDNA からの完全なエキソンであり、染色体から野生型配列を実 質的に有さない配列として単離され、50kbp のフラグメント又はそれよりも小さ なフラグメントであり得、プライマー、プローブ又は同様のものとして使用する ための制限部位又は他の同定DNA であり得る、単一のオリゴヌクレオチド、50pb までのオリゴヌクレオチド、又は核酸がクローニング又は発現ベクターの一部で あり得る50bp以上の核酸であり得る異種又は外来性DNA に連結され得、発現カセ ットの調節領域を含んで成り、又は同様のものであり得る。前記DNA は、単離さ れ、精製され、タンパク質及び他の核酸を実質的に有さず、溶液において存在し 、又は同様のものであり得る。 本発明の遺伝子は、パッチドタンパク質のすべて又は一部を生成するために使 用され得る。本発明の遺伝子又はそのフラグメント、一般的には少なくとも12bp 、通常少なくとも18bpのフラグメントが、染色体外維持のために適切なベクター 中に又は組込みのために宿主中に導入され得る。フラグメントは、5′及び/又 は3′末端で 天然の又は野生型の遺伝子に見出されないヌクレオチド又は配列に直接連結され 、又は核酸配列以外のラベルに連結され得る。発現に関しては、誘発性又は構成 的であり得る転写及び翻訳開始領域、転写開始領域の転写制御下でのコード領域 、及び転写及び翻訳停止領域を提供する発現カセットが使用され得る。発現宿主 において機能的である種々の転写開始領域が使用され得る。ペプチドは、発現の 目的に依存して、従来の手段に従って原核生物又は真核生物において発現され得 る。タンパク質の多量生成のためには、単細胞生物、又は高等生物、たとえば真 核生物、たとえば脊椎動物、特に哺乳類の細胞が、発現宿主、たとえばE.コリ (E.coli),B.サブチリス(B.subtilis),S.セレビシアエ(S.cerevisiae) 及び同様のものとして使用され得る。多くの状況においては、哺乳類宿主におい てパッチド遺伝子を発現することが所望され、これによりパッチド遺伝子が種々 の研究のために細胞膜に輸送されるであろう。タンパク質は、合計6個の細胞外 ループと共に合計6個のトランスメンブラン領域を提供する2つの部分を有する 。タンパク質の特徴は、トランスポータータンパク質に対して類似性を有する。 タンパク質は2つの保存されたグリコシル化シグナル3回対称軸を有する。 対象の核酸配列は、種々の目的のために変性され得、特にそれらは、核酸切断 剤、たとえばキレート化された金属イオン、たとえば鉄又はクロムに、遺伝子の 切断のために連結されることによって細胞内で使用され;アンチセンス配列とし て使用され得;又は同様のものとして使用され得る。変性は、硫黄又は窒素によ るリン酸エステルの酸素の置換、ホスホラミドによるリン酸の置換、等を包含す る。 発現宿主を用いることによる多量のタンパク質の利用性により、タンパク質が 従来の手段に従って単離され、そして精製され得る。 溶解物は発現宿主から調製され得、そして溶解物はHPLC、排除クロマトグラフィ ー、ゲル電気泳動、親和性クロマトグラフィー又は他の精製技法を用いて精製さ れ得る。精製されたタンパク質は一般的に少なくとも約80%の純度、好ましくは 少なくとも約90%の純度であり、そして 100%までの純度でもあり得る。純粋と は、他のタンパク質、及び細胞残骸を有さないことを意味する。 ポリペプチドは抗体の生成のために使用され得、ここで短いフラグメントが特 定のポリペプチドに対して特異的な抗体を供給し、そして大きなフラグメント又 は完全な遺伝子はポリペプチド又はタンパク質の表面上での抗体の生成を可能に し、ここでタンパク質はその天然の形態で存在できる。 抗体は従来の手段に従って、発現されたポリペプチド又はタンパク質は、単独 で免疫原として使用され、又は既知の免疫原性キャリヤー、たとえばKLH、pre-S HBsAg、他のウィルス性又は真核性タンパク質又は同様のものに接合され得る。 種々のアジュバンドが、適切な場合、一連の注射に使用され得る。モノクローナ ル抗体のためには、1又は複数回の追加免疫注射の後、脾臓が単離され、脾臓細 胞が不滅化され、そして次に高い親和性の抗体の結合のためにスクリーンされ得 る。次に、所望する抗体を生成する不滅化された細胞、たとえばハイブリドーマ が拡張され得る。さらなる説明のためには、Monoclonal Antibodies;A Laborat ory Manual,Harlow and Lane eds.,Cold Spring Harbor Laboratories,Cold Spring Harbor,New York,1988を参照のこと。所望により、H鎖及びL鎖をコ ードするmRNAが単離され、そしてE.コリにおけるクローニングにより変異誘発 され、そしてH鎖及びL鎖が抗体の親和性をさらに増強するために組合わされ得 る。抗体は、細胞の表面上でのPTC タンパク質の存在の検出のために診断アッセ イに使用され、又は結合 部位のために競争することによりPTC タンパク質リガンドによるシグナルのトラ ンスダクションを阻害するために使用され得る。 マウスのパッチド遺伝子(配列番号9)は、約 1,200個のアミノ酸にわたって ハエPTC(配列番号6)に対して約38%の同一性のアミノ酸を有するタンパク質 (配列番号10)をコードする。この保存の量は、C末端領域を除くタンパク質の 多くを通して分散される。マウスタンパク質はまた、ハエタンパク質に関する50 個のアミノ酸の挿入体を有する。ヒトパッチド遺伝子(配列番号18)は、マウス ptc(配列番号9)に対して約96%の同一性(98%の類似性)を有する約1450個 のアミノ酸(配列番号19)の読み取り枠を含む。コード及び非コード配列を含む ヒトパッチド遺伝子(配列番号18)は、マウスパッチド遺伝子(配列番号9)に 対して約89%の同一性を有する。 チョウPTC 相同体(配列番号4)は、1,300個のアミノ酸の長さであり、そし て全体的に、ハエPTC(配列番号6)に対して50%のアミノ酸同一性を有する。 逸脱したC末端を除いて、この相同性はそのコード配列を通して均等に広げられ る。昆虫パッチド遺伝子からの 267bpのエキソンは、それぞれハエ及びチョウの その対応する領域に対して44%及び51%の同一性を有することが見出された89個 のアミノ酸のタンパク質フラグメントをコードする。 マウスptc メッセージは約8kbの長さであり、そしてそのメッセージは7dpc ほどの初期で低レベルで存在し、11及び15dpc でそのレベルは高まる。ノザンブ ロットは、17dpc でメッセージの量の明確な低下を示す。成人においては、PTC RNA は、脳及び肺において高い量で存在し、そして腎臓及び肝臓においては中ぐ らいの量で存在する。弱いシグナルが心臓、脾臓、骨格筋及び乳頭に検出される 。 マウス胚においては、ptc mRNAは、現場ハイブリダイゼーションを用いる場合 、7dpc で存在する。ptc は8.5dpcの胚の神経軸にそって高レベルで存在する。 11.5dpc までに、ptc は成長する肺芽及び腸において検出され得、これはそのノ ザンプロフィールと一致する。さらに、その遺伝子は、中枢神経系の脳室領域及 び前脳において高レベルで存在する。ptc はまた、11.5及び13.5dpc の肢芽の軟 骨膜濃縮軟骨において、及び体節の腹側部分、すなわち、それぞれの硬節であり 、そして結局、背柱において骨を形成する領域において強く転写される。PTC は 、内胚葉、中胚葉及び外胚葉起原の広範囲の組織に存在し、軟骨の濃縮、肢のパ ターン化、肺組織の分化及びニューロンの生成を包含する胚の成長の多くの観点 において基本的な役割を示す。 パッチド核酸は、注目の種々の哺乳類源、特に霊長類、より特定にはヒト、又 は家畜、たとえばウサギ、ゲッ歯類、ブタ、ウシ、ネコ、イヌ、羊、ウマ、等か ら遺伝子を単離するために使用され得る。プローブ、特にDNA 配列、すなわちパ ッチド遺伝子のラベルされたプローブを用いることによって、mRNA又はゲノムDN A を単離することができ、次にそれらは、特に遺伝子疾患、たとえば二分脊椎、 肢欠損、肺欠損、歯の成長、肺及び腎臓の成長、末梢神経系の成長、及びパッチ ド遺伝子が調節において関与する他の部位に関する問題に関係する突然変異を同 定するために使用され得る。対象のプローブはまた、発現及び精子生成のレベル との関係を決定するために精巣に関連する細胞の発現のレベルを同定するために も使用され得る。 遺伝子又はそのフラグメントは、転写開始領域、特にパッチドの転写を調節す るエンハンサーを含んで成る5′非コード領域を同定するためのプローブとして 使用され得る。特に、その5′コード領 域を含んで成るプローブによりゲノムライブラリーをプローブすることによって 、5′非コード領域を含んで成るフラグメントを得ることができる。必要なら、 エンハンサーの少なくとも機能的部分を有することを確かめるために追加の5′ 配列の獲得に前記フラグメントを使用することができる。エンサーは5′コード 領域に最とも近く、一部が転写された配列に及びプロモーター配列から下流に存 在することが見出される。転写開始領域は、多くの目的のために、すなわち、胚 の成長の研究のために、胚の成長の間又はその後、パッチドタンパク質又は他の 興味あるタンパク質の調節された発現を提供するために、及び遺伝子療法に使用 され得る。 その遺伝子はまた、胚幹細胞又は成熟細胞中への正常な遺伝子のトランスフェ クションにより遺伝子療法のためにも使用され得る。広範囲の種類のウィルスベ クターが、細胞のゲノム中への遺伝子のトランスフェクション及び安定した組込 みのために使用され得る。他方、適切な宿主細胞中への遺伝子の導入のために、 マイクロインジェクション、融合又は同様の方法が使用され得る。たとえば、Dh awanなど.,Science 254,1509-1512(1991)及びSmith など.,Molecular and Ce llular Biology(1990)3268-3271を参照のこと。 多量のPTC タンパク質の生成を提供することによって、PTC タンパク質に結合 するリガンドを同定するためにそのタンパク質を用いることができる。特に、細 胞においてタンパク質を生成することができ、そしてPTC タンパク質のためのリ ガンドを単離するためにカラムにおいてポリソームを用いることができる。タン パク質と適切な脂質界面活性剤、たとえばリン脂質、コレステロール、等とを組 合すことによってリポソーム中にPTC タンパク質を組込み、そして水性媒体中に おいてPTC タンパク質及び界面活性剤の混合物を音波処理することができる。1 又は複数の確立されたリガンド、たとえ ばヘッジホッグにより、リガンドの結合を阻害するアンタゴニストについてスク リーンするためにPTC タンパク質を用いることができる。この場合、正常又は異 常な細胞においてPTC タンパク質によるシグナルのトランスダクションを阻止す ることができる薬物が同定され得る。 PTC タンパク質、特にその結合フラグメント、タンパク質をコードする遺伝子 又はそのフラグメント、特に少なくとも約18個のヌクレオチド、時おり少なくと も約30個のヌクレオチド及び完全な遺伝子までのフラグメント、より特定には、 親水性ループに関連する配列が、広範囲の種類のアッセイに使用され得る。それ らの状況においては、特定の分子が通常、ラベルとして作用するもう1つの分子 に連結され、ここで前記ラベルが検出可能なシグナルを直接的に又は間接的に提 供する。種々のラベルは、放射性同位体、螢光体、化学螢光体、酵素、特定の結 合分子、粒子、たとえば磁気粒子及び同様のものを包含する。特定の結合分子は 、対、たとえばビオチン及びストレプタビジン、ジゴキシン及びアンチジゴキシ ン、等を包含する。特定の結合メンバーのためには、相補的なメンバーが、既知 の方法に従って、検出を提供する分子により通常ラベルされる。パッチド遺伝子 又はPTC タンパク質に結合する分子の存在を検出するために、パッチド遺伝子に 結合する分子を単離するために、タンパク質又はメッセージのいづれかとしてパ ッチドの量を測定するために、アゴニストもしくはアンタゴニストとして作用す ることができる分子を同定するために、又は同様のことのためにアッセイを使用 することができる。 種々の型式がアッセイに使用され得る。たとえば、哺乳類又は無脊椎動物細胞 が企画され得、ここで前記細胞は、アゴニストが細胞の膜においてPTC に結合す る場合に応答する。発現カセットが細胞 中に導入され得、ここでパッチドの転写開始領域がマーカー遺伝子、たとえばβ −ガラクトシダーゼに連結され、このためには、青色の色素を形成する基質が利 用できる。PTC シグナル化に応答する 1.5kbのフラグメントが同定されており、 そして胚の成長の間、異種遺伝子の発現を調節することが示されている。アゴニ ストがPTC タンパク質に結合する場合、細胞は青色に変化するであろう。アゴニ ストと対象の化合物との間の競争を用いることによって、青色形成の不在はアン タゴニストの存在を示すであろう。それらのアッセイは文献において良く知られ ている。細胞の代わりに、膜環境におけるタンパク質を用いることができ、そし て化合物の結合親和性を決定することができる。PTC は、使用されるPTC ために 表面及びラベルされたリガンドに結合され得る。多くのラベルが前で示された。 候補体化合物が、PCT 結合表面に適切な緩衝媒体におけるラベルされたリガンド と共に添加される。結合が生じたことを確かめるためにインキュベーションの後 、その表面は洗浄され、アッセイ媒体のいづれかの非特異的に結合された成分、 特に非特異的に結合されたラベルされたリガンドが除去され、そしてその表面に 結合されるいづれかのラベルが決定され得る。ラベルが酵素である場合、検出可 能な生成物を生成する基質が使用され得る。ラベルが検出され、そして測定され 得る。基準を用いることによって、候補体化合物の結合親和性が決定され得る。 遺伝子及びタンパク質の利用性は、胎児の成長の研究及びパッチド及び他の分 子がそのような成長において演じる役割の研究を可能にする。その配列が培養に おける細胞に導入され得る、パッチド遺伝子のアンチセンス配列、又は細胞中に 導入されるパッチド遺伝子のアンチセンスの転写を提供するベクターを用いるこ とによって、PTC タンパク質が細胞の成長において演じる役割を研究することが できる。リガンドのために正常な細胞PTC タンパク質と競争することができる、 可溶形でのPTC タンパク質又はそのフラグメントを提供することによって、宿主 の細胞成長に対する、PTC タンパク質のためのリガンドの濃度の変化の効果を見 出すために、細胞PTC タンパク質へのリガンドの結合を阻害することができる。 PTC に対する抗体はまた、PTC が細胞表面上に暴露されるので、機能を阻止する ためにも使用され得る。 対象の遺伝子はまた、胚成長及びPTC タンパク質がそのような成長において演 じる役割を研究するために役だつことができるトランスジェニック実験用動物を 調製するためにも使用され得る。構成的であるか又は誘発性であり得る異なった 転写開始領域を用いて、PTC タンパク質の発現における変動を提供することによ って、PTC タンパク質レベルにおける差異の効果を決定することができる。他方 、単一の機能的なパッチド遺伝子のみを有し、又は機能的なパッチド遺伝子を欠 いている宿主を生成するために、胚幹細胞におけるPTC タンパク質をノックアウ トするDNA を用いることができる。相同組換えを用いることによって、選択的に 調節される、たとえば胎児の成長に対して発現されるが、しかし成人においては 発現されないパッチド遺伝子を導入することができる。通常、又は成長の異常な 時点で発現されない、細胞又は組織におけるパッチド遺伝子の発現をまた提供す ることができる。ヒト疾病を模倣するために一定の組織における誤った発現又は 発現の失敗を提供することができる。従って、脊髄の成長における二分脊椎又は 異常な運動ニューロン分化のマウスモデルが利用できる。さらに、通常、生成さ れない、細胞におけるPTC タンパク質の発現を提供することによって、PTC タン パク質へのリガンドの結合に基づいて細胞の挙動性の変化を誘発することができ る。 研究の範囲は、癌処置の開発を包含することができる。その転写がPTC により ハエにおいて調節されるウィングレス遺伝子は、哺乳類腫瘍遺伝子、すなわちマ ウス乳癌の多くの場合においてキー因子である Wnt−1に密接に関係している。 分泌されたシグナル化タンパク質である他のWnt ファミリーのメンバーは、成長 の多くの観点において包含される。ハエにおいては、哺乳類における増殖及び成 長に対して影響を及ぼすことが知られている、シグナル化タンパク質の TGF−β ファミリーのメンバーであるシグナル因子デカペンタプレジック(decapentapleg ic)がまた、PTC により制御される。TGF−β及びWnt ファミリーの両者のメンバ ーはパッチドによるオーバーラップに接近する場所でマウスにおいて発現される ので、通常の調節が癌の処置において機会を提供する。また、修復及び再生に関 しては、PTC タンパク質を製造する増殖コンピテント細胞は、ptc 遺伝子及びそ の正常な転写開始領域又は変性された転写開始領域により損傷を受けた組織の細 胞をトランスフェクトすることによって再生され得る損傷を受けた組織の再生及 び治癒を促進することができる。たとえば、PTC は、そのタンパク質が初期成長 段階の間、存在し、又は発現される、はぐき又は他の組織の細胞を構築すること によって新しい歯の増殖を刺激するために有用である。 ノザンブロット分析は、ptc が成人の肺組織に高レベルで存在することを示す ので、ptc 発現又はその天然のリガンドへの結合の調節は、癌性の肺細胞の増殖 を阻害するために作用する。PTC をコードする遺伝子の利用性及びその遺伝子の 発現は、アゴニスト及びアンタゴニストの開発を可能にする。さらに、PTC は成 長における初期でのニューロンの分化する能力に対して重要である。遺伝子の利 用性は、分裂及び/又は分化の胎児のプログラムを刺激する、宿主の疾患組織中 へのPTC の導入を可能にする。これは、PTC 活性を調 節するリガンドを提供する他の遺伝子と一緒に、又は天然のリガンド以外のアゴ ニストを提供することによって行なわれ得る。 種々の種からの種々のptc 遺伝子のためのコード領域の利用性は、ptc 遺伝子 の調節に関連して遺伝子の調節を可能にするptc 遺伝子又は他の遺伝子の転写及 び後一転写調節を提供するために、ptc 遺伝子に関連するプロモーター及びエン ハンサーを含んで成る5′非コード領域の単離を可能にする。ptc 遺伝子は自動 調節されるので、ptc 遺伝子の活性化は、ptc 遺伝子の転写開始領域の転写制御 下での遺伝子の転写の活性化をもたらすであろう。その転写開始領域は、いづれ かの宿主種からでも得られることができ、そしてそのような開始領域が外来性宿 主において所望する程度、機能的である異種宿主種中に導入され得る。たとえば 、開始コドンから上流の約 1.5kbから約10kbまで、好ましくは約5kbまでのフラ グメントが、PTC タンパク質、特にショウジョウバエの5′−非コード領域によ り調節される転写開始を提供するために使用され得る(Gen Bank受理番号M28418 )。 次の例は例示的であって、本発明を制限するものではない。 実験 方法及び材料 I.蚊(アノペレス ガムビアエ)(Anopheles gambiae)ゲノムDNA に対するPCR PCR プライマーは、進化時間にわたって逸脱する傾向がなく、そして低い縮重 のものであるハエPTC のアミノ酸範囲に基づいた。2種のそのようなプライマー P2R1(配列番号14):GGACGAATTCAARGTNCAYCARYTNTGG、及びP4R1(配列番号15)GGACGAATTC CYTCCCARAARCANTC(下線の配列はEcoRIリンカーである)は、PCR を 用いて蚊のゲノムDNA からの適切に分類されたバンドを増幅した。プログラム条 件は次の通りであった: 94℃,4分;72℃でのTaq の添加; 〔49℃,30秒;72℃,90秒;94℃,15秒〕3回 〔94℃,15秒;50℃,30秒;72℃,90秒〕35回 72℃,10分;4℃での維持。 このバンドを、pBluescriptIIのEcoRV部位中にサブクローン化し、そしてUSB Sequenceキットを用いて配列決定した。 II.蚊PCR 生成物によるハエcDNAライブラリーのスクリーン プローブとして蚊のPCR 生成物(配列番号7)を用いて、3日の胚のPrecis c oenia λgt 10 cDNAライブラリー(Sean Carrollにより豊富に提供された)をス クリーニングした。フィルターを65℃で一晩、5×SSC、10%の硫酸デキストラ ン、5×Denhardt's,200μg/mlの音波処理されたサケ精子DNA 及び 0.5%のS DS を含む溶液においてハイブリダイズせめした。フィルターを、0.1×SSC、0.1 %のSDS において室温で数回、洗浄し、非特異的なハイブリダイゼーションを除 去した。始めにスクリーニングされた 100,000個のプラークのうち、2つのオー バーラップするクローン、すなわちL1及びL2を単離し、これらはチョウのPT C のN末端に対応した。プローブとしてL2を用いて、ライブラリーフィルター を再スクリーニングし、そしてptc コード配列の残りを包含する3種の追加のク ローン(L5,L7,L8)を単離した。チョウのptc(配列番号3)の完全な 長さの配列を、ABI 自動配列決定により決定した。 III.蚊のPCR 生成物及びチョウのクローンからの 900bpのフラグメントによる トリボリウム(Tribolium)(甲虫)ゲノムライブラリーのスクリーン トリボリウム カステネウム(Tribolium casteneum)からのλge m 11ゲノムライブラリー(Rob Demellからの贈与物)を、蚊のPCR (配列番号7 )生成物及びL2のBst XI/EcoRIフラグメントの混合物によりプローブした。 フィルターを55℃で一晩ハイブリダイズし、そして上記のようにして洗浄した。 スクリーンされた75,000個のプラークのうち、14個のクローンを同定し、そして 蚊/及びチョウのプローブにより交差ハイブリダイズされる、T8(配列番号1 )の SacIフラグメントをpBluescript 中にサブクローン化した。 IV.4種の昆虫相同体に保存される領域に由来する縮重プライマーを用いてのマ ウスcDNAに対するPCR 2種の縮重PCR プライマーP4REV:(配列番号16):GGACGAATTCYTNGANTGYTTYT GGGA 及びP22:(配列番号17):CATACCAGCCAAGCTTGTCNGGCCARTGCAT を、ハエ( ドロソフィラ メラノガスター(Drosophila melanogaster)(配列番号6)、蚊(ア ノペレス ガムビアエ)(配列番号8)、チョウ(トリボリウム カステネウム)(配 列番号2)及び甲虫(トリボリウム カステネウム)(配列番号2)からのPTC アミ ノ酸配列の比較に基づいて企画した。すべての4種のヌクレオチドと塩基対を形 成することができる1つはイノシンを表わす。P22を用いて、37℃で90分間、12 .5dpc のマウス肢芽(David Kingsleyからの贈与物)からのRNA を逆転写せしめ た。次に、P4REV(配列番号17)及びP22(配列番号18)を用いてのPCR を、次 の条件下でその得られるcDNA1μlに対して実施した: 94℃,4分;72℃でのTaq の添加; 〔94℃,15秒;50℃,30秒;72℃,90秒〕35回、 72℃,10分;4℃での維持。 予測される大きさのPCR 生成物をTAベクター(Inritrogen)中にサブクローン 化し、そしてSequenase Version 2.0 DNA Sequencing Kit(U.S.B.)により配列決 定した。 クローン化されたマウスPCR フラグメントをプローブとして用いて、マウス 8 .5dpc λgt 10 cDNAライブラリー(Brigid Huganからの贈与物)の 300,000個の プラークを65℃で上記のようにしてスクリーンし、そして2×SSC、0.1%SDS に おいて室温で洗浄した。7個のクローンを単離し、そして3種(M2,M4,及 びM8)を pBluescriptII中にサブクローン化した。このライブラリーの 200,0 00個のプラークを、まず、6個のクローン(M9〜M16)を同定するためにM2 からの 1.1kbのEcoRIフラグメントを用いて、そして、第2に、5個のクローン (M17〜M21)を単離するためにほとんどのN末端配列(M2からのXRoIフラグ メント)及びほとんどのC末端配列(M9からのBamHI/BglIIフラグメント) を含む混合されたプローブを用いて再スクリーンした。M9,M10,M14及びM 17〜21を、pBluescriptII(Stratagene)のEcoRI部位中にサブクローン化した 。 V.完全な及び断片化されたマウス胚におけるRNA ブロット及び現場ハイブリダ イゼーション ノザン: マウス胚のノザンブロット及び成人の複数組織のノザンブロット(Clontechか ら得られた)を、マウスptc のN末端コード領域からの 900bpのEcoRIフラグメ ントによりプローブした。ハイブリダイゼーションを、5×SSPE、10×Denhardt 's、100μg/mlの音波処理されたサケ精子DNA 及び2%SDS の溶液において65 ℃で実施した。2×SSC、0.05%SDS により室温で数回洗浄した後、そのブロッ トを50℃で 0.1×SSC、0.1%SDS により高い緊縮性で洗浄した。 断片の現場ハイブリダイゼーション: 7.75,8.5,11.5及び13.5dpc のマウス胚をPBS において切開し、Tissue-Tek 媒体において−80℃で凍結せしめた。12〜16μmの凍 結断片を切断し、Vecta Band(Vector Laboratories)被覆のスライド上に集め、 そして室温で30〜60分間乾燥せめした。PBS 中、4%パラホルムアルデヒドにお ける10分間の固定の後、スライドをPBS において3分間、3度洗浄し、トリエタ ノールアミン中、0.25%の無水酢酸において10分間アセチル化し、そしてPBS に おいて5分間、3回以上洗浄した。プレハイブリダイゼーション(50%ホルムア ミド、5×SSC、250μg/mlの酵母tRNA、500μg/mlの音波処理されたサケ精 子DNA 及び5×Denhardt's)を、50%ホルムアミド/5×SSC 湿潤化チャンバー において室温で6時間実施した。ptc のN末端からの1kbから成るプローブを、 プレハイブリダイゼーションのために使用される同じ溶液中に 200〜1000ng/ml の濃度で添加し、そして次に、80℃で5分間、変性した。約75μlのプローブを 個々のスライドに添加し、そしてパラフィンにより被覆した。スライドを前で使 用された同じ湿潤化チャンバーにおいて65℃で一晩インキュベートした。次の日 、プローブを、5×SSC(65℃で5分)、0.2×SSC(65℃で1時間)及び 0.2×SSC( 室温で10分)において連続的に洗浄した。緩衝液B1(0.1Mのマレイン酸、0.15 MのNaCl、pH7.5)において5分間放置した後、スライドを緩衝液B1におけ1d .ブロッキング試薬(Boerhinger-Mannheim)において室温で1時間ブロックし、 そして次に、1:5000の希釈度で、DIG-AP接合抗体(Boerhinger-Mannheim)を含 む緩衝液B1において4時間インキュベートした。過剰の抗体を、緩衝液B1に おける2回の15分間の洗浄、続く緩衝液B3(100mMのトリス、100mMのNaCl、5m MのMgCl2、pH9.5)における5分間の洗浄の間に除去した。抗体を、アルカリホス ファターゼ基質(100mlの緩衝液B3における、DMF 中、75mg/mlのX−ホスフェ ート 350μl、70%DMF 中、50mg/mlのNBT 450μl)を添加し、そして暗室にお いて一晩、反応を進行せしめ ることによって検出した。10mMのトリス、1mMのEDTA(pH8.0)における短いすす ぎの後、スライドをAquamount(Lerner Laboratories)により積層した。 VI.ショウジョウバエの5′−転写開始領域β−gal 構造体 ptc 発現パターンのcis 調節を研究するためにLacZレポーター遺伝子にショウ ジョウバエからのptc プロモータの異なった領域を連結する一連の構造体を企画 した。図1を参照のこと。その3′−末端でmRNAの5′−非コード領域を含んで 成る10.8kbのBamHI/BspM1 フラグメントを得、そして図1に示されるように制 限酵素消化により切断した。それらの発現カセットをP−要素ベクター(Thummel など.,Gene 74,445-456(1988))を用いてショウジョウバエ系中に導入し、こ れを胚中に注入し、胚を生成するために成長せしめられ得るハエを供給した。( この方法の記載のためには、Spradling and Rubin,Science(1982)218,341-3 47を参照のこと。)ベクターは、黄色の眼を提供するための白色遺伝子、組込み を提供するためのP−要素の部分が導入されているpUC8バックグラウンドを使用 し、そして構造体はLacZ遺伝子からの上流のポリリンカー中に挿入された。得ら れる胚を、HRP に接合されるLacZタンパク質に対する抗体を用いて染色し、そし て胚をOPD 色素と共に成長せしめ、LacZ遺伝子の発現を同定した。その染色パタ ーンは図1に記載されており、これは胚の初期及び後期成長の間に染色が存在し たかどうかを示す。 VII.マウスptc 遺伝子の単離 ハエPTC の相同体(配列番号6)を、3種の昆虫、すなわち蚊、チョウ及び甲 虫から、PCR 又は低い緊縮性のライブラリースクリーンのいづれかを用いて単離 した。低い突然変異性および縮重性のPTC の6個のアミノ酸範囲に対するPCR プ ライマーを企画した。1つ のプライマー対、すなわちP2及びP4は、タンパク質の最初の親水性ループに 対応する蚊のゲノムDNA からのptc の相同フラグメントを増幅した。345bpのPCR 生成物(配列番号7)をサブクローン化し、そして配列決定し、そしてハエPTC に一直線に並べられる場合、67%のアミノ酸同一性を示した。 クローン化された蚊のフラグメントを用いて、チョウのλGT 10 cDNAライブラ リーをスクリーンした。スクリーンされた 100,000個のプラークのうち、5個の オーバーラップするクローンを単離し、そしてそれを用いて、完全な長さのコー ド配列を得た。チョウのPTC 相同体(配列番号4)は、1,311個のアミノ酸の長 さであり、そして全体的に、ハエPTC に対して50%のアミノ酸同一性(72%の類 似性)を有する。逸脱するC−末端を除いて、この相同体はコード配列を通して 均等に拡張される。蚊のPCR クローン(配列番号7)及びチョウのcDNAの対応す るフラグメントを用いて、甲虫のλgem 11ゲノムライブラリーをスクリーニング した。スクリーニングされたプラークのうち、14個のクローンを同定した。元の プローブによりハイブリダイズされる1つのクローン(TS)のフラグメントを、 サブクローン化し、そして配列決定した。この3kbの断片は89個のアミノ酸エク ソン(配列番号2)を含み、これはそれぞれハエ及びチョウのPTC のそれらの対 応する領域に対して44%及び51%の同一性を有する。 PTC の最初の親水性ループにおける一列の4種の昆虫相同体を用いて、2種の PCR プライマーを、同一であり、そして低い緊縮性のものである5及び6個のア ミノ酸範囲に対して企画した。それらのプライマーを、胚の肢RNA に対するRT-P CRを用いてマウス相同体を単離するために使用した。適切にサイズ分類されたバ ンドを増幅し、そしてクローニング及び配列決定に基づいて、ハエPTC に対して 65%の同一性を有するタンパク質をコードすることが見出された。クローン化さ れたPCR 生成物及び続く、マウスptc cDNAフラグメントを用いて、マウス胚λcD NAライブラリーをスクリーンした。約 300,000個のプラークから、17個のクロー ンを同定し、そしてそれらのうち7個のクローンは、ほとんどのタンパク質コー ド配列(配列番号9)を含んで成るオーバーラッピングcDNAを形成する。 VIIa.マウスPTC RNA の成長及び組織分布 胚及び成人の両者のノザンブロットにおいて、ptc プローブは単一の8kbメッ セージを検出する。さらなる暴露はいづれの追加のマイナーなバンドを示さない 。成長的には、ptc mRNAは7dpc ほどの初期において低レベルで存在し、そして 11及び15dpc までにひじょうに豊富になる。遺伝子は17dpc でまだ存在するけれ ども、ノザンブロットは、この段階でメッセージの量の明白な低下を示す。成人 においては、ptc RNA は、脳及び肺において高い量で存在し、そして腎臓及び肝 臓においては中ぐらいの量で存在する。弱いシグナルが、心臓、脾臓、骨格筋、 及び精巣において検出される。 VIIb.完全な及び断片の胚におけるマウスPTC の現場ハイブリダイゼーション ノザン分析は、ptc mRNAが7dpc で存在するが、ところが7.75dpc の胚からの 断片においては検出できるシグナルは存在しないことを示す。この矛盾は、低レ ベルの転写により説明される。対照的に、ptc は8.5dpcの胚の神経軸にそって高 レベルで存在する。11.5dpc までに、ptc は成長する肺芽及び腸において検出さ れ、これはその成人のノザンプロフィールと一致する。さらに、その遺伝子は中 枢神経系の脳室領域及び前脳領域においては高レベルで存在する。ptc はまた、 11.5及び13.5dpc の肢芽の濃縮軟骨において、及び体節の腹側の部分(この領域 は、予期される硬節であり、そして結局 、背柱において骨を形成する)において強く転写される。ptc は、胚の成長にお いてその基本的な役割を支持する内胚葉、中胚葉及び外胚葉起原の広範囲の組織 に存在する。 VIII.ヒトptc 遺伝子の単離 ヒトptc(hptc)を単離するために、ヒト肺cDNAライブラリー(HL3022a,Clonet ech)からの2×105個のプラークを、1kbp のマウスptc フラグメント、すなわ ちM2−2によりスクリーンした。フィルターを一晩、減じられた緊縮性下でハ イブリダイズせしめた(60℃、5×SSC、10%硫酸デキストラン、5×Denhardt's 、0.2mg/mlの音波処理されたサケ精子DNA 及び 0.5%のSDS)。2種の陽性のプ ラーク(H1及びH2)を単離し、その挿入体をpBluescript 中にクローン化し 、そして配列決定に基づけば、両者はマウスptc 相同体に対して高い類似性の配 列を含んだ。5′末端を単離するために、追加の6×105個のプラークを、M2 −3 EcoRI及びM2−3XhoI(マウスptc の5′未翻訳配列を含む)プロー ブにより全く同一にスクリーンした。10個のプラークを精製し、そしてそれらの うち、6個の挿入体をpBluescript 中にサブクローン化した。完全なコード配列 を得るために、H2を完全に、そしてH14,H20及びH21を部分的に配列決定し た。5.1kbpのヒトptc 配列(配列番号18)は、マウスptc に対して96%の同一性 及び98%の類似性を有する、1447個のアミノ酸の読み取り枠(配列番号19)を含 む。ヒトptc(配列番号18)の5′及び3′未翻訳配列はまた、保存された調節 配列を示すマウスptc(配列番号9)に対して高い類似性を有する。 IX.マウス、ヒト、ハエ及びチョウの配列の比較 推定されるマウスPTC タンパク質配列(配列番号10)は、約 1,200個のアミノ 酸にわたってハエPTC に対して約38%の同一性のアミ ノ酸を有する。この保存の量は、C−末端領域を除くタンパク質の多くを通して 分散される。マウスタンパク質はまた、ハエタンパク質に関しての50個のアミノ 酸挿入体を有する。ハエ及びマウス間でのPTC の配列保存性及びヘッジホッグの 機能的保存に基づけば、ptc はそれらの2種の生物において同様に機能すること が結論づけられる。マウス(mptc)(配列番号10)、ヒト(hptc)(配列番号19)、チョ ウ(bptc)(配列番号4)及びショウジョウバエ(ptc)(配列番号6)のアミノ酸配列 の比較が、表1に示される。 マウスライブラリーから回収される10個の他のクローンの同一性は決定されな い。それらのcDNAはマウスptc 配列と交差ハイブリダイズするが、しかしそれら の制限地図に関しては異なっている。それらの遺伝子は、パッチドタンパク質に 関連する種類のタンパク質をコードする。コード及び非コード配列を包含する一 列のヒト及びマウスヌクレオチド配列は、89%の同一性を示す。 本発明によれば、多くの目的のために作用できるパッチドタンパ ク質の高レベルの生成を可能にする、マウス及びヒト遺伝子を包含する哺乳類の パッチド遺伝子が提供される。このパッチドタンパク質は、アゴニスト及びアン タゴニストについてのスクリーニングに、そのリガンド、特にヘッジホッグ、よ り特定にはソニック ヘッジホッグ(Sonic hedgehog)の単離のために、及びmR NA ptcの転写についてのアッセイのために使用され得る。前記タンパク質又はそ のフラグメントは、タンパク質に対して特異的な抗体又はタンパク質の特定のエ ピトープを生成するために使用され得る。さらに、その遺伝子は、胎児組織をス クリーニングすることにより胚の成長を研究し、モデルとして作用するトランス ジェニック動物を調製し、そして同様のものを研究するために使用され得る。 本明細書に引用されるすべての出版物及び特許出願は、引用により本明細書中 に組込まれている。 前述の発明は、より明確に理解するために例示的且つ例的にいくらか詳細に記 載して来たけれども、本発明の範囲内で一定の変更及び修飾を行なうことができ ることは、当業者に明らかであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C12P 21/02 G01N 33/15 Z 21/08 33/566 G01N 33/15 C07K 14/435 33/566 C12N 15/00 C // C07K 14/435 5/00 B (C12P 21/08 C12R 1:91) (72)発明者 グッドリッチ,リサ ブイ. アメリカ合衆国,カリフォルニア 94303, パロ アルト,ニューウエル ロード 66 (72)発明者 ジョンソン,ロナルド エル. アメリカ合衆国,カリフォルニア 94061, レッドウッド シティ,ハドソン ストリ ート 1528,アパートメント 7

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ショウジョウバエのパッチド遺伝子以外のパッチド遺伝子をコードする染 色体に存在する以外のDNA 配列、又はショウジョウバエのパッチド遺伝子の配列 とは異なる少なくとも約12bpのそのフラグメント。 2.前記パッチド遺伝子が哺乳類遺伝子である請求の範囲第1項記載のDNA 配 列。 3.ヒト、マウス、蚊、チョウ又は甲虫のパッチド遺伝子のための請求の範囲 第1項記載のDNA 配列。 4.前記DNA 配列がヒト配列である請求の範囲第3項記載のDNA 配列。 5.前記DNA 配列がマウス配列である請求の範囲第4項記載のDNA 配列。 6.前記DNA 配列が少なくとも約18bpのフラグメントである請求の範囲第1項 記載のDNA 配列。 7.制限酵素認識配列を含んで成るDNA 配列に連結される請求の範囲第1項記 載のDNA 配列。 8.発現宿主において機能的な転写開始領域、前記転写開始領域の転写調節下 での請求の範囲第1項記載のDNA 配列、及び前記発現宿主において機能的な転写 終結領域を含んで成る発現カセット。 9.前記転写開始領域が請求の範囲第1項記載のDNA 配列に対して異種である 請求の範囲第8項記載の発現カセット。 10.前記転写開始領域が請求の範囲第1項記載のDNA 配列に対して同種であり 、そしてエンハンサー領域を含む請求の範囲第8項記載の発現カセット。 11.染色体外要素の一部としての請求の範囲第1項記載の発現カ セット又は宿主細胞及び前記宿主細胞の細胞性子孫中への前記発現カセットの導 入の結果として前記宿主細胞のゲノム中に組込まれる前記発現カセットを含んで 成る細胞。 12.前記宿主細胞の細胞膜にパッチドタンパク質をさらに含んで成る請求の範 囲第11項記載の細胞。 13.前記パッチドタンパク質がマウスのパッチドタンパク質である請求の範囲 第11項記載の細胞。 14.前記パッチド遺伝子がヒトのパッチド遺伝子である請求の範囲第11項記載 の細胞。 15.前記転写開始領域が、異種遺伝子に連結されるプロモーター及びエンハン サーを含んで成るショウジョウバエのパッチド遺伝子転写開始領域である請求の 範囲第11項記載の細胞。 16.プロモーター及びエンハンサーを含んで成るパッチドタンパク質の転写を 調節する5′非コード領域から成る、発現宿主において機能的な転写開始領域、 マーカー遺伝子、及び転写終結領域を、染色体外要素の一部として、又は前記宿 主及びその細胞性子孫中への前記発現カセットの導入の結果として宿主細胞のゲ ノム中に組込まれるものとして含んで成る発現カセットを含んで成る細胞。 17.前記転写開始領域がショウジョウバエの領域である請求の範囲第16項記載 の細胞。 18.胚にパッチドタンパク質を用いて胚の成長を追跡するための方法であって 、 パッチドタンパク質の転写を調節する5′非−コード領域から成る、成長する ことができる胚縮主細胞において機能的な転写開始領域、マーカー遺伝子、及び 転写終結領域を含んで成る発現カセットを胎児中に組込み; 前記胚の宿主細胞を増殖し、それにより増殖及び分化が生じ;そ して 前記マーカー遺伝子の発現によりパッチドタンパク質の発現を含んで成る細胞 の位置を決定することを含んで成る方法。 19.請求の範囲第11項記載の細胞を増殖し、それによりパッチドタンパク質を 発現し;そして 他のタンパク質を含まない前記パッチドタンパク質を単離することを含んで成 る、パッチドタンパク質を生成するための方法。 20.パッチドタンパク質に対する結合親和性のための候補体化合物をスクリー ンするための方法であって、 前記候補体タンパク質と、脊椎動物又は無脊椎動物の細胞の膜における前記パ ッチドタンパク質、及び前記細胞において機能的な転写開始領域、前記転写開始 領域の転写調節下で完全なコード配列を含んで成る請求の範囲第1項記載のDNA 配列、及び前記細胞において機能的な転写終結領域を含んで成る発現カセットを 含んで成る前記脊椎動物又は無脊椎動物細胞とを組合し、前記パッチドタンパク 質を前記細胞において発現し;そして 前記パッチドタンパク質への前記候補体化合物の結合性についてアッセイする ことを含んで成る方法。 21.パッチドタンパク質によりアゴニスト活性のための候補体化合物をスクリ ーンするための方法であって、 前記候補体タンパク質と、脊椎動物又は無脊椎動物の細胞の膜における前記パ ッチドタンパク質、及びパッチドタンパク質の転写を調節する5′非−コード領 域から成る、発現宿主において機能的な転写開始領域、マーカー遺伝子、及び転 写終結領域を、染色体外要素の一部として又は宿主細胞のゲノム中に組込まれる ものとして含んで成る発現カセットを含んで成る前記脊椎動物又は無脊椎動物細 胞とを組合し;そして 前記マーカー遺伝子の発現についてアッセイすることを含んで成る方法。 22.ショウジョウバエのパッチドタンパク質以外のパッチドタンパク質に特異 的に結合するモノクローナル抗体。
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