JPH10507166A - シクロプロパンカルボン酸及びその誘導体の製造方法 - Google Patents

シクロプロパンカルボン酸及びその誘導体の製造方法

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JPH10507166A JP8511840A JP51184096A JPH10507166A JP H10507166 A JPH10507166 A JP H10507166A JP 8511840 A JP8511840 A JP 8511840A JP 51184096 A JP51184096 A JP 51184096A JP H10507166 A JPH10507166 A JP H10507166A
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Abstract

(57)【要約】 酸化剤として分子状酸素を使用する、シクロプロパンカルボキシアルデヒドの非接触酸化によるシクロプロパンカルボン酸の製造方法が開示される。また、シクロプロパンカルボン酸からのアミド、エステル及び酸クロリドの製造方法も開示される。

Description

【発明の詳細な説明】 シクロプロパンカルボン酸及びその誘導体の製造方法 本発明は、シクロプロパンカルボキシアルデヒドの非接触酸化によるシクロプ ロパンカルボン酸の製造方法に関する。本発明はまた、シクロプロパンカルボン 酸のエステル及びアミド及び酸クロリドの製造方法に関する。 シクロプロパンカルボン酸及びその誘導体、特にシクロプロピルアミンは、薬 物及び殺虫剤の合成において有用である。例えば、欧州特許公開EP第237,955 A2 号、EP第273,862 A2号及びEP第430,847 A1号を参照されたい。(1)4−クロロ ブチロニトリルを得るためのシアン化金属と1−ブロモ−3−クロロプロパンと の反応、(2)シクロプロパンニトリルを得るための4−クロロブチロニトリル の環化及び(3)シクロプロパンカルボン酸を得るためのシクロプロパンニトリ ルの加水分解からなる3段階方法によるシクロプロパンカルボン酸の合成は、日 本特許公開第04077453号、Org.Synthesis,Coll.第1巻、156頁(1941年)及 びOrg.Synthesis,Coll.第3巻、221頁(1955年)に開示されている。この方 法では、極めて毒性のシアン化金属を取り扱うこと及び生成物の単離に於ける長 い抽出を必要とする。研究室規模でのシクロプロパンカルボン酸の追加の合成方 法は、J.Tu et al.,Youji Huaxue 12 巻、48〜50頁(1992年);J.Yang et a l.,Huaxue Shijie 31巻、356〜358 頁(1990年);M.A.Cohen et al.,Tetra hedron Letter 31 巻、7223〜7226頁(1990年);C.W.Jefford et al.,J.Ch em.Soc.Chem.Commun.,634〜635 頁(1988年);S.C.Bunce et al.Org.P rep.Proced.Int.,6巻、193〜196 頁(1974年);G.M.Lamp an et al.,J.Chem.Eng.Data.14 巻、 396〜397 頁(1969年)に記載されて いる。研究室で使用するためには便利であるが、これらの引用論文の方法は、低 収率及び/又は高価な試薬の使用のために大規模の商業的用途には適していない 。 米国特許第3,711,549 号には、(1)塩化亜鉛の存在下に 120℃及び20.7バー ルで、γ−ブチロラクトンを開裂することによってγ−ブチロラクトンを4−ク ロロ酪酸に転化する工程、(2)4−クロロ酪酸をメタノールと反応させる工程 並びに(3)4−クロロ酪酸メチルを環化させる工程によるシクロプロパンカル ボン酸メチルの製造が開示されている。この環化条件が変わると、酪酸単位の共 役重合になるか又は閉環してγ−ブチロラクトンを再形成するので、この環化反 応には酸を予めエステル化しておくことが必要である。米国特許第3,711,549 号 の方法では、気相状態で高い温度及び圧力で、腐食性が強くて危険な塩化水素を 取り扱うことが必要である。この方法にはまた、4−クロロ酪酸エステルを閉環 してシクロプロパンカルボン酸エステルを生成するために必要な新鮮なナトリウ ムメトキシドの製造の際に、ナトリウム金属を使用することが含まれる。米国特 許第3,711,549 号に記載されている方法の上記の必要条件は、装置設計及び材料 取り扱いに於ける安全性に関して深刻な問題点を示す。 米国特許第4,590,292 号には、4工程方法を経てγ−ブチロラクトンからシク ロプロパンカルボキシアミドに至る経路が記載されている。γ−ブチロラクトン は硫酸水溶液の存在下で塩化水素ガスにより開裂して、4−クロロ酪酸を生成し 、これはクロロ酪酸エステルに転化される。クロロ酪酸エステルは、相関移動触 媒の存在下で水酸化ナトリウムによって環化されて、シクロプロパンカルボン酸 エステルを生成する。このエステルは、触媒としてのナトリウムア ルコキシドの存在下でアンモニアで処理されて、シクロプロパンカルボキシアミ ドを形成する。米国特許第3,711,549 号の方法と同様に、この方法では高い温度 及び圧力で塩化水素ガスを取り扱うことが必要である。シクロプロパンカルボン 酸エステルを生成するための4−クロロ酪酸エステルの閉環を容易にするために 、4−クロロ酪酸のエステル化の際に第二級又は第三級アルコールを使用するこ とが必須である。他の方法でエステルを加水分解すると、低収率に至る主な競合 反応になる(米国特許第3,711,549 号)。ヒンダードアルコールを使用するエス テル化は、完結にまで反応を駆動する際に困難を示すことが知られている。長い 反応時間及び水の連続除去(有機溶媒との共沸混合物)が必要であり、これは製 造に於ける高いコストに至る。この方法の環化工程では、相関移動触媒作用環化 (phase transfer catalyzed cyclization)を行うためにジクロロメタンのよう な塩素化溶媒の取り扱いが必要である。米国特許第4,590,292 号の方法のアミド 化工程に於いて、有効な反応速度のために典型的に20モルパーセントより多いナ トリウムアルコキシドが必要である。その結果、反応混合物からの生成物の単離 が困難であり、例示の実施例に基づいて、生成物は普通メタノールの溶液として 得られる。純粋な生成物を単離する場合に、46%より低い収率が報告されている 。より高い収率を得るために、母液を再循環すること及びアミド化を繰り返すこ とが必要である。大量の触媒(ナトリウムエチレングリコキシド)が必要である ので、触媒の製造はこの方法の追加の工程を構成する。米国特許第4,590,292 号 に開示されている方法は、安全性及び経済性に関して問題をもたらすことが明ら かである。 米国特許第5,068,428 号(欧州特許EP第 365,970号明細書と同等)には、ナト リウムイソブトキシド/イソブタノールの存在下でシ クロプロパンカルボン酸イソブチルのアミド化によるシクロプロパンカルボキシ アミドの製造方法が開示されている。反応混合物からの生成物の単離は、普通に 得られる湿った塩含有生成物で平凡ではない。この方法は米国特許第4,590,292 号に記載されているものと同様の制限を有している。 本発明は、2,3−ジヒドロフランの熱異性化又は転位により得ることができ るシクロプロパンカルボキシアルデヒドの非接触酸化によるシクロプロパンカル ボン酸の製造に関する。例えば、米国特許第4,275,238 号には、2,3−ジヒド ロフランを 480℃でカラムに通過させて、90%純度で 6.2〜6.7 %のクロトンア ルデヒドを含有するシクロプロパンカルボキシアルデヒドを得ることが記載され ている。同様の方法は、Wilson,J.Amer.Chem.Soc.69巻、3002頁(1947年) に記載されている。2,3−ジヒドロフランは、米国特許第3,932,468 号、同第 3,996,248 号及び同第5,082,956 号に記載されているように、3,4−エポキシ −1−ブテンの異性化によって製造することができる2,5−ジヒドロフランの 異性化により、米国特許第5,254,701 号に記載されている方法により得ることが できる。米国特許第4,897,498 号及び同第4,950,773 号には、ブタジエンの選択 的モノエポキシ化による3,4−エポキシ−1−ブテンの製造が記載されている 。 本発明の方法は、シクロプロパンカルボキシアルデヒドを分子状酸素と高温で 接触させることによるシクロプロパンカルボン酸の製造からなる。本発明者らは 、運転コストを減少させ、カルボン酸生成物の単離及び方法の運転のために必要 な装置の両方を大きく単純化させる新規な酸化方法が、触媒及び溶媒の不存在下 で受容できる速度で進行することを見出した。シクロプロパンカルボン酸へのシ クロプロパンカルボキシアルデヒドの酸化の速度は、主として全て の触媒作用ではなくて酸素質量移動に依存性であることを見出した。カルボン酸 へのアルデヒドの酸化は遊離基プロセスである[例えば、Riley et al.,J.Org .Chem.52巻、287頁(1987年)参照]ので、シクロプロパン環の部分的又は完 全分解がこの酸化方法の潜在的な問題点であった。この酸化方法によってもたら される他の利点は、それが2,3−ジヒドロフランから得られるシクロプロパン カルボキシアルデヒドの不可避の不純物であるクロトンアルデヒドの分解を起こ すことである。シクロプロパンカルボン酸及びクロトン酸の沸点はそれぞれ 182 〜184 ℃及び 180〜181 ℃であるので、シクロプロパンカルボン酸へのシクロプ ロパンカルボキシアルデヒドの酸化の際の、クロトン酸へのクロトンアルデヒド 不純物の転化は、非常に困難な精製問題を示す。 本発明の酸化方法の運転で使用することができる高温は、10〜200 ℃の範囲内 であるが、50〜100 ℃の範囲内の温度が好ましい。0.5〜50絶対バールのプロセ ス圧を使用することができ、1〜10絶対バールの圧力が好ましい。 本発明の方法で使用される分子状酸素は、実質的に純粋な酸素、空気、酸素富 化空気又は1種もしくはそれ以上の不活性ガスで希釈された酸素として与えるこ とができる。通常、分子状酸素の源は空気である。本プロセスの運転に於いて、 空気又は他の酸素含有ガスは、十分に攪拌しながら、シクロプロパンカルボキシ アルデヒドの完全な又は実質的に完全な転化になる速度で、2〜12時間液体シク ロプロパンカルボキシアルデヒドに供給される。撹拌は、機械式撹拌機により又 はカラム状酸化容器内に空気を散布することにより与えることができる。本発明 の方法の第二段階は、運転の回分式、半連続式又は連続式様式で行うことができ る。 本発明の酸化方法は、非接触式であり、触媒の不存在下に良好な 速度及び選択率で進行し、従って、好ましくは添加した酸化触媒の不存在下で行 われる。しかしながら、この方法に於いて触媒を使用することは可能である。こ のような触媒の例には、遷移金属並びに酢酸コバルト、酢酸クロム、白金及びク ロムアセタートヒドロキシドのようなその化合物並びに酢酸ナトリウム及びシク ロプロパンカルボン酸ナトリウムのようなアルカリ金属カルボン酸塩が含まれる 。この方法の成功した運転のために必須ではないが、不活性有機溶媒も使用する ことができる。このような触媒の例には、シクロヘキサン、ヘプタン、トリエン 、キシレン及び混合キシレン異性体のような脂肪族及び芳香族炭化水素;テトラ ヒドロフランのようなエーテル;メタノール及びエタノールのようなアルコール ;又は酸化生成物が含まれる。本発明の好ましい態様は、 (1)シクロプロパンカルボキシアルデヒド99.5〜70重量パーセントとクロトン アルデヒド 0.5〜30重量パーセントとの混合物を分子状酸素と、50〜100 ℃の温 度及び1〜10絶対バールの圧力で接触させる工程、並びに (2)クロトン酸を含有しないシクロプロパンカルボン酸を回収する工程 を含んでなる、シクロプロパンカルボン酸の製造方法からなる。前記のように、 クロトンアルデヒドは2,3−ジヒドロフランから得られるシクロプロパンカル ボキシアルデヒドの不可避の不純物である。本発明の酸化方法はクロトンアルデ ヒド及び/又はクロトン酸の分解を起こし、それでシクロプロパンカルボン酸の 精製は大きく単純化される。本発明のこの態様に於いて、シクロプロパンカルボ キシアルデヒド/クロトンアルデヒド混合物はより典型的にシクロプロパンカル ボキシアルデヒド99〜85重量パーセント及びクロトンアルデヒド1〜15重量パー セントからなる。 この酸化方法から得られるシクロプロパンカルボン酸は、エステル、酸クロリ ド及びアミドのような種々の誘導体に転化することができる。シクロプロパンカ ルボン酸エステル、例えば、構造式: (式中、Rは下記のように定義される) を有する化合物は、シクロプロパンカルボン酸を種々のヒドロキシ化合物と、20 〜200 ℃、好ましくは60〜150 ℃の温度で、酸性エステル化触媒の存在下に反応 させることによって製造される。典型的なヒドロキシ化合物の例には、炭素数30 以下、好ましくは12以下の脂肪族、脂環式及び非芳香族複素環アルコール;フェ ノール、ナフトールなどのような4〜14個の環炭素原子を含有する芳香族、炭素 環及び複素環ヒドロキシ化合物が含まれる。ヒドロキシ化合物反応剤の例には、 構造式R−OH[式中、Rは(i)炭素数30以下の直鎖若しくは分枝鎖アルキル、 アルケニル若しくはアルキニル基、(ii)炭素数3〜7のシクロアルキル若しく はシクロアルケニル基;(iii)1個又はそれ以上の置換基を有していてもよい 炭素環芳香族若しくは複素環芳香族基又は(iv)1個又はそれ以上のヘテロ原子 を含有する5−若しくは6−員の非芳香族複素環基である]を有する化合物が含 まれる。本発明の実施で使用するために意図される代表的化合物には、メタノー ル、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、2−ブタノー ル、イソブタノール、t−ブタノール、フェノール及びベンジルアルコールが含 まれる。炭素数8以下の第一級及び第二級アルカノールが好ましいヒドロキシ化 合 物反応剤を構成する。 このアルコールは一般的に、転化するシクロプロパンカルボン酸の1当量当た り1〜200 当量、好ましくは5〜20当量の量で使用される。この転換のために触 媒として使用することができる酸は、(1)硫酸、塩酸及びリン酸のような無機 酸;(2)トリフルオロ酢酸、p−トルエンスルホン酸、メチルスルホン酸及び シクロプロパンカルボン酸自体のような有機酸である。スルホン化ポリスチレン 樹脂、例えば、アンバーリスト(Amberlyst)XN−1010及びアンバーリスト−15 樹脂ビーズ並びにスルホン化ポリフルオロカーボン樹脂、例えば、ナフィオン( Nafion)−H樹脂のような不溶性酸性イオン交換樹脂を使用することが、この反 応のために特に有用である。これらの固体酸性樹脂は、生成物混合物から濾過に よって容易に分離され、回収した樹脂は再使用することができる。この方法は回 分式、半連続式又は連続式で運転することができる。例えば、半連続式又は連続 式運転に於いて、シクロプロパンカルボン酸及びアルコールを固体酸樹脂の充填 カラムに供給することができる。過剰のアルコール及びエステル生成物の回収及 び単離は蒸留によって行うことができる。 このエステル化反応は任意に、水と共沸混合物(一定沸点混合物)を形成する 有機溶媒の存在下で実施することができ、そうしてエステル化工程の間の共沸蒸 留によって副生物の水の除去を容易にする。このような溶媒の例には、ベンゼン 、トルエン、キシレン及び混合キシレン異性体のような芳香族炭化水素が含まれ る。 シクロプロパンカルボニルクロリドは、シクロプロパンカルボン酸を塩素化試 薬と10〜120 ℃の温度で接触させることによって製造することができる。塩素化 試薬の例には、塩化チオニル(J.Chem. Soc.Perkin I,146 〜147 頁、1976年 に記載されている方法を参 照されたい)、テトラクロロエチレンカルボナート(欧州特許EP第 315,517号明 細書)、五塩化リン、三塩化リン、塩化オキサリル又はホスゲンが含まれる。塩 素化剤のシクロプロパンカルボン酸に対するモル比は通常、少なくとも1:1で あり、好ましくは1.1:1〜1.2:1である。シクロプロパンカルボン酸と塩素化 剤との反応は通常、溶媒又は触媒の何れかの不存在下で行われる。この塩素化で は好ましくは50〜100 ℃の温度で塩化チオニルを使用する。反応が完結すると( ガスの発生が停止したとき)、少なくとも98%の純度を有するシクロプロパンカ ルボニルクロリドを、蒸留により90〜96%の範囲内の収率で回収することができ る。 シクロプロパンカルボキシアミドは、シクロプロパンカルボン酸をアンモニア と20〜400 ℃、好ましくは 180〜260 ℃の温度で、1〜345 絶対バールの範囲内 の圧力で接触させることによって得ることができる。使用される圧力は通常、使 用する反応器のサイズに依存し、好ましくは10〜100 絶対バールの範囲内である 。満足できる収率は通常1〜10時間の反応時間を使用して得られる。この反応で 使用されるアンモニアの量は、シクロプロパンカルボン酸の1モル当たり1〜50 モル、好ましくは3〜6モルの範囲内である。反応回分は、100〜150 ℃で窒素 で反応器を換気して過剰のアンモニアと共に水を除去することによって進行する 。室温に冷却した後、生成物を固体として得、これをヘプタンで洗浄し、濾過に より捕集して、99%純度のシクロプロパンカルボキシアミドを得る。このような 方法によって典型的に、96%より高いシクロプロパンカルボン酸の転化率で約90 %のシクロプロパンカルボキシアミドの単離収率を得る。 シクロプロパンカルボン酸とアンモニアとの反応は好ましくは溶媒及び触媒の 不存在下に行われる。触媒及び溶媒を除外することに よって、コスト利点が与えられるのみならず、薬物及び農薬で使用するために適 した純粋なシクロプロパンカルボキシアミドを与えるための生成物の単離が単純 化される。しかしながら、このアミド化反応は任意に、不活性有機溶媒の存在下 で行うことができる。このような溶媒の例には、シクロヘキサン、ヘプタン、ト ルエン、キシレン及び混合キシレン異性体のような脂肪族及び芳香族炭化水素; テトラヒドロフランのようなエーテル;メタノール及びエタノールのようなアル コールが含まれる。 シクロプロパンカルボキシアミドの特に有用な製造方法は、 (1)シクロプロパンカルボン酸をアンモニアと 200〜260 ℃、好ましくは 230 〜240 ℃の温度及び10〜100 絶対バールの圧力で、触媒及び溶媒の両方の不存在 下に反応器内で接触させて、シクロプロパンカルボキシアミドの溶融物を形成す る工程、 (2)シクロプロパンカルボキシアミドの融点( 120〜122 ℃)より高い温度、 好ましくは 130〜150 ℃で反応器を排気して、圧力を大気圧まで低下させ、過剰 のアンモニア及び反応の水をシクロプロパンカルボキシアミドから除去する工程 、並びに (3)反応器から、水及びアンモニアを本質的に含有しない、例えば、それぞれ を 0.5重量パーセントより少なく含有するシクロプロパンカルボキシアミドを得 る工程 を含んでなる。 この方法によって、シクロプロパンカルボキシアミドの精製が単純化され、シ クロプロパンカルボキシアミドが可溶性である水の存在のための収率に於ける潜 在的な損失が避けられる。 本発明により提供される方法を、下記の例によって更に示す。ガスクロマトグ ラフィー(GC)分析は、30メートルのDB−Wax 毛管カラム及び30メートルのDB− 17毛管カラムを有するヒューレットパッ カード(Hewlett−Packard)5890 シリーズIIガスクロマトグラフィーで行った。 得られた生成物の同定は、Aldrich Chemical Companyから購入した基準試料と比 較する、核磁気分析法及びガスクロマトグラフィー−質量分析法により確認した 。例1 シクロプロパンカルボキシアルデヒド(105 g、95%純度、4〜4.5 %のクロ トンアルデヒドを含有)を、機械式撹拌機及び容器の底にガス入口を取り付けた スチームジャケット付き容器に入れ、次いでスチーム(95〜100 ℃)で加熱する 。撹拌しながら 400mL/分の速度で約8時間空気を導入し、その後ガスクロマト グラフィーにより示されるようにシクロプロパンカルボキシアルデヒドの消費が 完結する。減圧下で粗製生成物を蒸留することにより、シクロプロパンカルボン 酸(113 g、98%純度)が90%収率で得られる。例2〜7 56gのシクロプロパンカルボキシアルデヒドを使用した例4以外は、45gのシ クロプロパンカルボキシアルデヒドを使用し、空気流速及び反応温度を変えて、 例1に記載した手順を繰り返す。下記の物質を例4,6及び7で使用する。 例4−シクロプロパンカルボン酸ナトリウム2.16g 例6−炭素上白金 0.5g 例7−酢酸第一コバルト22.5mg及びクロム(III)アセタートヒドロキシド22.5m g 得られた結果を表Iに示す。表Iに於いて、流速は空気をガス飽和器に供給する mL/分での速度であり、反応温度は僅かに発熱の酸化が行われる℃での温度であ り、そして完結時間は全てのシクロプロパンカルボキシアルデヒドを消費するた めに要した時間での期間で ある。得られたシクロプロパンカルボン酸の純度は98%以上であった。 例8 凝縮器、磁気撹拌棒及び温度計を取り付けた10mLの三ツ口フラスコに、シクロ プロパンカルボン酸(1g)、メタノール(5mL)及び濃硫酸1滴を入れる。こ の混合物を3時間還流させる(約70℃)。GC分析により、シクロプロパンカルボ ン酸の完全な消費及び定量的収率のシクロプロパンカルボン酸メチルが得られる ことが示される。例9 凝縮器、磁気撹拌棒及び温度計を取り付けた10mLの三ツ口フラスコに、シクロ プロパンカルボン酸(8.6 g)、エタノール(23mL)及び濃硫酸2滴を入れる。 この混合物を16時間還流させる(約85℃)。GC分析により、シクロプロパンカル ボン酸の98%が消費されたこと及び98%収率のシクロプロパンカルボン酸エチル が得られることが示される。例10〜13 これらの例に於いて、アンバーリスト(Amberlyst)−15及びナフィオン(Nafio n)−H酸性イオン交換樹脂を、シクロプロパンカル ボン酸メチル及びエチルを製造するためのメタノール及びエタノールによるシク ロプロパンカルボン酸のエステル化用の触媒として評価する。各例に於いて、イ オン交換樹脂2g、シクロプロパンカルボン酸20g及びメタノール又はエタノー ル 100mLを還流下に20時間以内の反応時間加熱する。シクロプロパンカルボン酸 の消費を、GC分析によって2時間毎にモニターする。シクロプロパンカルボン酸 に加えて、例10〜13のそれぞれで使用した物質は次の通りである。 例10−アンバーリスト−15樹脂及びメタノール 例11−ナフィオン−H樹脂及びメタノール 例12−アンバーリスト−15樹脂及びエタノール 例13−ナフィオン−H樹脂及びエタノール 得られた結果を表IIに示す。表IIに於いて、全反応時間は、反応混合物をGC分析 用にサンプリングした反応時間の時間であり、完結パーセントは各分析の時点で 消費されたシクロプロパンカルボン酸のモルパーセントである。 例14 凝縮器及び添加漏斗を取り付けた50mLフラスコに、シクロプロパンカルボン酸 (8.6 g、95%分析物)を入れる。これに、撹拌しながら添加漏斗から塩化チオ ニル(13.1g)を滴下により添加する。添加が完了した後、反応混合物を80℃で 30分間加熱し、その期間の後ガスの放出が停止する。混合物を減圧下で分別して 、無色油としてシクロプロパンカルボニルクロリド(9.4 g、90%収率、GCによ る98%純度)を得る。例15 凝縮器及び添加漏斗を取り付けた 500mLフラスコに、シクロプロパンカルボン 酸(131.6 g、95%分析物)を入れる。これに、撹拌しながら添加漏斗から塩化 チオニル(218.9 g)を滴下により添加する。1.5 時間かけて添加を完了した後 、反応混合物を80℃で30分間加熱する(ガスの放出が停止した)。混合物を減圧 下で分別して、無色油としてシクロプロパンカルボニルクロリド(164.2 g、96 %収率、GCによる98%純度)を得る。例16 300mL のオートクレーブにシクロプロパンカルボン酸(86g、95%分析物)及 びアンモニア(100mL)を入れ、密封し、240 ℃に加熱する。オートクレーブの内 容物を、240 ℃及び42〜45絶対バールで2時間維持する。反応混合物を 150℃に 冷却し、オートクレーブを排気し、大気圧で窒素をオートクレーブを通して循環 させる。反応混合物を室温にまで冷却させ、シクロプロパンカルボキシアミド生 成物を固体として捕集する。GC分析によりシクロプロパンカルボン酸の96%消費 が示された。この生成物をヘプタンで洗浄し、吸引濾過して、90%単離収率で99 %の純度を有するシクロプロパンカルボキシアミド(融点 120〜122 ℃)73gを 得る。例17 300mLのオートクレーブにシクロプロパンカルボン酸(129 g、98%分析物) 及びアンモニア(100mL)を入れ、密封し、240 ℃に加熱する。オートクレーブの 内容物を、240 ℃及び41〜44絶対バールで2時間撹拌しながら加熱する。反応混 合物を150℃に冷却し、オートクレーブを排気し、大気圧で窒素をオートクレー ブを通して循環させる。反応混合物を室温にまで冷却させ、シクロプロパンカル ボキシアミド生成物(119 g、95%収率、GCによる93%純度)を固体として捕集 する。GC分析によりシクロプロパンカルボン酸の94%消費が示された。この生成 物をヘプタンで洗浄し、吸引濾過して、99%の純度を有するシクロプロパンカル ボキシアミドを得る。 本発明をその好ましい態様を特に参照して詳細に記載したが、変形及び修正が 本発明の精神及び範囲内で実施することができることを理解されたい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07C 231/02 C07C 231/02 233/58 233/58 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.シクロプロパンカルボキシアルデヒドを分子状酸素と10〜200 ℃の温度で 接触させることを含んでなるシクロプロパンカルボン酸の製造方法。 2.50〜100 ℃の温度で製造方法を実施し、分子状酸素を実質的に純粋な酸素 、空気又は酸素富化空気として与える請求の範囲第1項に記載の方法。 3.分子状酸素を実質的に純粋な酸素、空気又は酸素富化空気として与え、方 法を50〜100 ℃の温度及び1〜10絶対バールの圧力下に、酸化触媒の不存在下で 製造方法を実施する請求の範囲第1項に記載の方法。 4.(1)シクロプロパンカルボキシアルデヒド99.5〜70重量パーセントとク ロトンアルデヒド 0.5〜30重量パーセントとの混合物を分子状酸素と、50〜100 ℃の温度及び1〜10絶対バールの圧力で接触させる工程、並びに (2)クロトン酸を含有しないシクロプロパンカルボン酸を回収する工程 を含んでなる、シクロプロパンカルボン酸の製造方法。 5.(1)シクロプロパンカルボキシアルデヒド99〜85重量パーセントとクロ トンアルデヒド1〜15重量パーセントとの混合物を、実質的に純粋な酸素、空気 又は酸素富化空気として与えられる分子状酸素と、50〜100 ℃の温度及び1〜10 絶対バールの圧力下に接触させる工程、並びに (2)クロトン酸を含有しないシクロプロパンカルボン酸を回収する工程 を含んでなる、シクロプロパンカルボン酸の製造のための請求の範 囲第4項に記載の方法。 6.第二工程に於いて、酸性触媒の存在下でシクロプロパンカルボン酸を構造 式R−OHを有するヒドロキシ化合物と反応させて、構造式: [式中、Rは、(i)炭素数30以下の直鎖若しくは分枝鎖アルキル、アルケニル 若しくはアルキニル基、(ii)炭素数3〜7のシクロアルキル若しくはシクロア ルケニル基;(iii)1個又はそれ以上の置換基を有していてもよい炭素環芳香族 若しくは複素環芳香族基又は(iv)1個又はそれ以上のヘテロ原子を含有する5 −若しくは6−員の非芳香族複素環基である] を有するシクロプロパンカルボン酸エステルを製造する、請求の範囲第1項に記 載の方法。 7.第二工程に於いて、60〜150 ℃の温度で、酸性触媒の存在下に、シクロプ ロパンカルボン酸を炭素数8以下の第一級又は第二級アルカノールと反応させて 、シクロプロパンカルボン酸アルキルを製造する請求の範囲第3項に記載の方法 。 8.第二工程に於いて、10〜120 ℃の温度で、シクロプロパンカルボン酸を塩 化チオニル、テトラクロロエチレンカルボナート、五塩化リン、三塩化リン及び ホスゲンから選択された塩素化剤と反応させて、シクロプロパンカルボニルクロ リドを製造する請求の範囲第1項に記載の方法。 9.第二工程に於いて、50〜100 ℃の温度で、シクロプロパンカ ルボン酸を塩化チオニルと反応させて、シクロプロパンカルボニルクロリドを製 造する請求の範囲第3項に記載の方法。 10.第二工程に於いて、20〜400 ℃の温度及び1〜345 絶対バールの圧力で、 シクロプロパンカルボン酸をアンモニアと反応させて、シクロプロパンカルボキ シアミドを製造する請求の範囲第1項に記載の方法。 11.第二工程に於いて、180〜260 ℃の温度及び10〜100 絶対バールの圧力下 に、シクロプロパンカルボン酸をアンモニアと反応させて、シクロプロパンカル ボキシアミドを製造する請求の範囲第3項に記載の方法。 12.(1)シクロプロパンカルボン酸をアンモニアと、200〜260 ℃の温度及 び10〜100 絶対バールの圧力で、触媒及び溶媒の両方の不存在下に反応器内で接 触させて、シクロプロパンカルボキシアミドの溶融物を形成する工程、 (2)シクロプロパンカルボキシアミドの融点より高い温度で反応器を排気して 、圧力を大気圧まで低下させ、過剰のアンモニア及び反応の水をシクロプロパン カルボキシアミドから除去する工程、並びに (3)反応器から、水及びアンモニアを実質的に含有しないシクロプロパンカル ボキシアミドを得る工程 を含んでなる、シクロプロパンカルボキシアミドの製造方法。 13.工程(1)を 230〜240 ℃で行い、工程(2)を 130〜150 ℃で行う請求 の範囲第12項に記載の方法。
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